ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

本木雅弘

「麒麟が来る」~17、18 ☆☆☆

 お、叔父上~!!!!
宴会芸は披露損orz お家のため土地のため、とにかく気を遣って生きてきた光安どの(西村まさ彦)でしたのに。斉藤家親子断裂となれば、きっぱり道三(本木雅弘)のために出陣するのですね。それも甥とは別行動。普段から道三にはたてついてばかりの、それに息子高政(伊藤英明)と親しいはずの十兵衛(長谷川博己)に選択の自由を残しておいてくれる。そんな時まで気遣いの人でしたよ。 そしていよいよ城を捨てようという時には十兵衛を上座に据えて「家督を譲るのが夢だった」と。なんて欲のない、叔父上~(嫁とったら譲るんじゃなかったんですか…… 十兵衛がすぐ使いっ走りで家を空けるから延びてましたか)

 今年の大河、前代未聞の撮り直しで放送開始が遅れたかと思ったら、今度は未曾有の緊急事態宣言で撮影中止。生活もバタバタする中で、家族のマスク縫いながらも毎週楽しみに見てはおりましたがなかなか文章をまとめられず。
 尾張では信長(染谷将太)がやたら魅力的&不安定で目が離せませんでした。将来十兵衛がこれに振り回される布石と分かってはいても、信長を主人公で見たいと思ってしまいましたよ。帰蝶(川口春奈)もそんな旦那を操縦すべく大嘘を吐き、金で兵集めと大活躍ですよね。一方の十兵衛の嫁熙子(木村文乃)だって何かしそうに登場したのに……嫁いできたらすっかり姑(石川さゆり)とセットで家で待つだけの人になってしまって……残念な限りです。

 そんな信長を道三がすっかり気に入り、そのことが高政との溝を益々深めていく皮肉。
 そういえば主君道三に「どちらかと言えば嫌いです」と面前で言い放った十兵衛。気が利かないにもほどがありましたがw 「我が父は土岐頼芸」と標榜しだした息子の嘘を嘆く道三としては、なるほどそのバカ正直故に十兵衛を重用したなら筋が通っておりましたw そして十兵衛も、ケチだが決して嘘はつかない道三を、好きではなくとも主君としては尊敬していた由。返す刀で土岐頼芸は「人として尊敬できたことがない」とバッサリw 
「敵は……高政殿!」
(って皆が皆、いつか言う「本能寺にあり」を思いましたよね)
と家督を握る高政に楯ついて、籠城をするつもりでいたのに光安どのには逃げろと言われる。
「私も後を追うから」
いや来ませんよね、叔父上orz

<18話>
 そして城は落ち(叔父上~!)、帰蝶の手配で一行は越前へ(市場にカニw)
朝倉義景(ユースケサンタマリア)がくれるという金を断って、廃屋に落ち着きます。父の形見の数珠が生活費に化けるところを良妻が、「質屋というところを見てみたい☆」とお使いに同行し、こっそり自分の帯を代わりにして数珠を守るという機転をみせますよ。熙子の出番という意味でも良かった良かった。その前に、お駒(門脇麦)の命の恩人が十兵衛父だと母にも認められてめでたしめでたし。

 しかしなにより強烈だったのは、信長の涙でしょう……。
見舞いに来た弟信勝と、互いに相手が憎かったのだと心情を吐露し合う。分かりあい歩み寄ったかに見えたのに、結局は信勝死亡。兄信長への見舞いの水が、やはり毒でしたよね……。
「おまえが飲め」
と詰め寄る信長の鬼の形相orz そこはほら、器の方に仕込むぐらいの知恵もないのに暗殺など企んでは駄目でしたのよ。←道三か(^^;;;;)

 そりゃ十兵衛も光安の死に心を痛め、亡父が望んだ麒麟=太平の世を想い、戦いを厭うと口に出す大事な場面がありましたがね。やはり陰が薄いです。
さあ、次回の十兵衛は義景のために使いっ走りかな?

「麒麟がくる」~7 ☆☆☆

 尾張と美濃の和平交渉で、帰蝶(川口春奈)のいわば人質のような婚姻が決まる…。
このご時世、女に否も応もないでしょうに、拗ねる帰蝶のご機嫌を皆で伺い十兵衛(長谷川博己)に説得しろだのするなだのと言いに来る不思議。気性穏やかならぬので、出奔や出家、自害でもしかねないと思われているのでしょうか。あの斎藤道三の娘ですからねえ(沢尻エリカだったら尚更そう見えたかな)実際の帰蝶の願いは「旅がしてみたい」と、姫である身の不自由を承知しているのに。幼馴染の十兵衛は自由に諸国漫遊し、女の駒(門脇麦)だって十兵衛と一緒に京からまた来ている横で、ですよ。

 せめて、信長という男をその目で見てきてくれと頼まれた十兵衛が美濃に忍び込み、菊丸(岡村隆史)と再会しw   信長(染谷将太)だったらこの浜に毎日来るよ、とレアキャラのはずが情報さえ掴めば実に簡単に会えちゃうんだよというRPGみたいな調子で、キタキタキター! 朝日を背に、ドラマチックな逆光でついに信長がご登場で気分が盛り上がりました。それに何しろ、一緒に見てる旦那から「誰?」と聞かれても、さすがに信長なら名前だけで説明要らなくて楽チン!
 ちょうど「信長協奏曲」を最新刊まで読み直してたところw 大河とは世界観違いすぎるとはいえ、確定した不幸に向けて複雑な思いを抱きながら見守るしかないのは歴史物の常というか。信長が出てこその本能寺ですからね。さていつ頃十兵衛は明智光秀になるのでしょう。

 久々ご登場、今週の光安(西村まさ彦)どのは出番多くてホクホクでした~
 まずは十兵衛の母牧(石川さゆり)と囲碁。亡夫=兄に仕込まれた義姉に負ける光安殿(^^;;;) くつろいだ笑顔が素敵でしたよねー。普段着は登城の時より明るいお色目で蘇芳はほぼオレンジ、小袖なんて茶色地にキュートな白水玉○(この衣装、「黒子の美学 衣装デザイナー黒澤和子の仕事」にて「着心地が、居心地がいい」と応えてらした時と同じですね!) 立膝だった牧、この時代のご婦人の正式な座り方があれなんだとか。確かに、畳のない板敷で正座は痛すぎw 着物の合わせもそれ向けにゆったり仕立てられていたんでしょうね。

 そして十兵衛と揃って道三(本木雅弘)に呼び出され「ハイは一回!」ってw  そのさんざ言い聞かせても聞きやしない甥っ子が
「帰れ!」と主君に怒鳴られて
「帰ります!」と本当に帰ってしまいw
刃物投げつけて怒る道三の前で亀のように小さくなっているのもご愛嬌でしたが、「連れもどせ!」と無茶を言われての顔w フォローご苦労様です(^^;;;;)

 さて「鶴を見にきた」と、十兵衛宅に寄り道の帰蝶どの。
難しい話になる前にと、母にサクッと叔父上塾に送り込まれてきた十兵衛に、鶴なんて口実だとまず初手の初手から説明しなくてはいけない光安ですよ。十兵衛、バカじゃないけどそういう裏は読めないからねえ…。牧でも心得る政治の是非がわかっていない。女相手はもっとダメダメで、寒いから、と他意なく駒を同衾に誘い込みorz  旅をする夢が叶ったら共はお前だという帰蝶の、告白ギリギリな言葉もスルーですよ。えーっと見た目長谷川博己ですがまだ設定上は10代でしたっけ、ぴーぴー泣いてた思い出話されるほど年下でまだかなり若いんでしょうか、でも戦には出て密偵もするのに(^^;;;;)
 そうそう光安の前に饅頭が山盛りでした、案外甘党? 十兵衛にもすすめてくれてましたね。 籠のメジロちゃんにエサやりは食べてもらえずw

 豊かな海が欲しい!と語る道三。埼玉出身なのでうなづきまくりです。

「麒麟がくる」2 ☆☆☆

 びっくりしたー!びっくりしたー!
侍大将の首級をあげる!二つ取ったら借金チャラ!と逸る十兵衛が、敵兵を組み伏せてみると…叔父上光安?? えええええorz
でもお顔に古傷が?んん?
 混乱したまま見ていけば『叔父上に似ていた』のですね。止めを刺す手が思わず止まるほど(そっくりどころか、中の人同じですから演出も人が悪い) 腕もたち押せ押せ思考で殺してきた若侍十兵衛が、敵もやはり人なのだと改めて突きつけられて、武士の誉れの虚しさを悟ってしまうこの体験。序盤にして、既に後々を思わされて辛いです。

 声を合わせて攻め合う両軍、エイトウエイ等の掛け声や鳴り続ける太鼓が運動会の様。殺しあいながらどこかのどかです。その中で「侍大将~」と言い続けている十兵衛の武具が赤い双籠手(もろごて)青い錣(しころ)とこれまた美しくて、今までにない戦闘場面でした。

 戦乱の京都を焼け出され、城で小見の方を診る穏やかなお仕事にきたはずの医者東庵と手伝い駒が、戦の真っ只中に連れてこられて手当てに駆り出されていて不憫w

 1話でもケチと評されていた親方様。帰るなり「半額返せ」ですからね…。いやどうよそれ。戦さ場でもあちこち愚痴られていて、人望なくて笑えるほどです。しかし、能がないとは誰も言わない。「籠城」と宣言し、味方すら騙しておいて討って出ての勝利。更には、裏で織田と手を組んでいた土岐を毒殺。娘婿なのに、唄いながら平然と(予告でなんて、暗殺の指摘に心外ぶってましたよw)有能ですがサイコパス。 
主君を敬愛できない上に、武士道にまで疑念が湧いた十兵衛の、明日はどっちだ?

 今回の光安様は、似た人との二役は勿論見せ場でしたが、冒頭の天守閣の下で立ち話の場面も好きですねえ。建物に対して背が高すぎて、鴨居や梁に頭をぶつけそうな明智家二人(^^)  十兵衛の普段着は色が派手なだけですが(染めはむしろ黒に近いほど高価だとか)、光安殿の装束はいかにも高額。この立ち話の時もキラキラしています(^^)  戦で傷を負われたそうで、お大事に…。

「麒麟がくる」1 ☆☆

 衣装が美しい~。そして空撮の発達か。上下に奥行きのある撮影が多かったような。

 新緑豊かな田園風景に散らばるパステルカラーな若侍たち。これから野盗が来て殺し合いになるとは思えない風景ですよ。

農民も色鮮やか。この美濃の村が豊かなことを示すのかとも思いましたが。その後、主人公十兵衛(後の明智光秀:長谷川博己)が堺にて鉄砲を買い求め、京にて名医を探し、と漫遊する間にも、とにかく市井の人の衣装が色とりどりに模様も大胆で美しい。戦国時代というと、奥方の豪華な打掛以外の衣装は小汚いか、とにかく暗い色なイメージでしたけども。そうですね、街中にもこんなお洒落があったのかもしれませんねえ。

 とにかく目立つな、と言うばかりの叔父明智光安(西村まさ彦)にも、商人出でケチくさいお館さま斎藤道三(本木雅弘)にも文句はあれど、だから従わないというわけにもいかないだろう!と酔ってくだを巻く十兵衛。今日会ったばかりの、光秀の懐の金を知って目を輝かせる男松永(吉田鋼太郎)の前で酔いつぶれちゃダメよ~とハラハラ。翌朝目覚めれば、案の定懐の財布がないじゃないですか、ああ~。 と、思ったらちゃんと代わりに鉄砲が置かれておりましたよ。案外律儀な松永w   そうだ鉄砲屋の主人宗次郎がいい声だと思ったら大塚明夫でした~。

 そして京でも戦とつけ火。
名医かもしれない東庵(堺正章)の助手駒(門脇麦)は、自分も幼い頃大火で両親を亡くし「大きな手」に助けられたと語ります。その「大きな手」の人が、いつか戦争のない世の中になる、麒麟がくる、と教えてくれたと。タイトルテーマが語られる盛り上がり場かと思いきや、なんとそれを聞いた十兵衛は
「麒麟は来ない」

と言うんですよ。おお。そんな簡単に胸打たれ、麒麟の国を目指すんじゃなかったんだ。でも心に残る言葉になるのかな。美丈夫十兵衛、これから紆余曲折ありますよねえ。楽しみです。

 そして光安メモ。愛でていた鳥はメジロですね(^^) 背筋の伸びた細長い家系で素敵です。 

「今夜ひとりのベッドで」7 ☆

 ユウを囲んで争う3人の男。 はぁ?

 虚々実々のだましあいが楽しかったのに、たった一枚の紙切れで離婚成立した途端、本当に途端の翌日翌々日にはぐちゃぐちゃですよ。
 明之と梓の関係は、むしろ遅かったぐらいだからいいけどさー(相変わらず『未遂』なのは酷だよね・笑)

 言い寄る親友、迫る元旦那弟、あんた達オオカミだよーっ
元旦那の不貞も含め。私がユウならもう男性不信で北に向かって旅立ってしまいそうです。

 もちろんちょっとは羨ましいけど・・・・・もうちょっと時間をあけてから口説いて欲しいでしょ?

「今夜ひとりのベッドで」5,6  ☆☆☆☆

 えーっ離婚届にサイン?こんな簡単に??

 このドラマのドキドキ、ずっと不倫・恋愛ものらしからぬ何かに似てると思っていたら、そうそう「相棒」を見ている時に似てるんですよっ
 釣り堀、携帯電話の偽名。アリバイに偽装工作じゃないですか!
 ただの資料だった離婚届が、つきつけられる凶器(?)になった瞬間にはゾクゾクしましたさ!

「裸足」も、捨てられる明之母子を活写するキーワードとして何度も使われながらも実は、
『梓はいつも裸足』
なことをこっそりと視聴者に印象づけておいて地震。 割れたガラスに囲まれて裸足の人が待っているならそりゃ、行っちゃまずくても行きますがな(なんか「ダイ・ハード」思い出した・笑)
 秘密と裏切りの絡め方が、上手い上手い。

 病院でのすれ違い、立ち聞きもハラハラドキドキ。
これの脚本書いている人には、是非犯罪モノを書いてもらいたいです!!怪盗ルパンみたいな話でもいいなぁ。主演の怪盗もっくんで♪

 ・・・と、そんな見方をしていたもので、離婚からはのらりくらり逃げて続くんだとばっかり思っておりました。なのにあっさりサインしましたね。

 辛いときに頼るのが家族、と信じたユウ。
死んでいくときは独りがいいかもと思った明之。
 そりゃ確かにすれ違ってはいるけれど、別れるほどなの?憎みあっているワケじゃない。いっそ愛し合って思いやりあっているうちに深くなっている傷なのに。

 友人代表、蔵之介くんの参戦をジャマしたリョウ。
最後ユウとリョウがくっつくなんてことはアリなんでしょうか(^^;;;) エンディングの曲「ジョバイロ」はスペイン語の Jo bairo. 私は踊る。 軽やかにステップ踏んで一夜の夢にはならないんでしょうか。(ほら離婚届、書いたって提出しなかったらそれまでだし)

 ・・・・仕事の相談に乗っているユウが
「会った時点でもう裏切ってる」というのをリョウが聞きとがめ、梓と明之の話にしてしまった場面も好きです。聞き流せばそれで済んだのに・・・・・オマエがすべてややこしくしてるんだよ!!

「今夜ひとりのベッドで」4 ☆☆☆

 もつれ具合が大変に楽しい♪
写真にしろ、すき焼きにしろ、三谷作品の行ったり来たりに似ているよね。
 また、メインの人物それぞれが見ていて楽しいので今のところ物語の着地点は気にせずにただ楽しんでいます。すべての元凶、悪党な了がもう、カッコイイんだ!
 こいつとさえ関わらなかったら、明之もユウも穏やかに暮らしたんだろうに。

 結婚式から逃げる、恋人に捨てられる、波瀾万丈度から考えたらいわゆるドラマな人生送ってるのって、了の方だよね(笑)

 だって、主人公の不倫っていったて、既成事実はまだキスとハグだけじゃん(^^;;;)
 うっかりキスされ、うっかり抱きしめ、そこをうっかり写真に撮られ・・・・と進展はしてるけど、一番の問題は
「ウソをついた」
こと。それだけといえばそれだけ。

 でも同時に奥さんも、それだけ のウソがあるらしいのが深いー。
 たかが妻のマフラーを弟が持っていたってだけで、渡すときににんまり微笑んだだけで、猛烈に心配になるのは、自分もやましいからだよねー。

 梓のガラスをアキが装丁した本。
2人の名前が並んで書かれた見返し。発行(誕生)を祝って、出来を誇って、こんな絆って、まるで2人の子供みたい。
どんなにサヨナラって口にしたって、あの絆があるかぎりきっとまた会ってしまうよね2人は。
 対する奥さんユウは、不妊治療してたけど授かってないという設定が哀しいなぁ。夫婦の絆ってそれだけじゃないだろうに!

 気にしない、といいつつやっぱり考えたこの先の騒動は・・・・ユウを好きな蔵之介さまも巻き込んで、もう離婚よーってなったときにユウの妊娠が分かるんじゃないでしょうか。
 だからってどう終わるんだろう。

 アメリカのドラマみたいに、だらだらドタバタ永遠に続いて欲しいタイプの話かも。

「今夜ひとりのベッドで」1 ☆☆

 いいなーあれ。抱きしめられながら眠るの。

 装丁デザイナーのもっくんと、旅行会社ツアコン?瀬戸朝香。結婚して7年の2人がいかにラブラブか、幸せかを丹念に描く導入部。そろそろ子供も欲しいんだって。
 夜は、2人でただダブルベッドに眠るだけじゃなく寄り添って抱かれて腕枕なんですよ。実際に毎晩あれじゃ寝苦しいかもしれないけどさ、慈しみあう優しさに惹かれるなぁ。

 ところが。

 参列したの結婚式で、花婿の異母弟(要潤)が遁走。
不仲とはいえ兄として弟のしでかした不始末の穴埋めにと、花嫁のやけ酒につきあううちに・・・・・。

 ここで、元花嫁からアプローチは分かる!
大好きだった男にちょっと似た、妻を大切にしている男。ちょっかい出したいよね。
 もっくんの方もさ。携帯を返しにいくぐらいのことをわざわざ妻に内緒にしたからには、ちょーっと期待もあったんでしょう。それでも、いきなりのキスを避けられなかった理由が、割れたグラスを両手に持っていたから・・・・なのも間抜けな絵面でちょっと笑ったわ。

 さーて不倫が始まったよー。
 前置きが長かったけど、やっと本筋が見えてきたホッとしたわ。
と、気を抜いたところで隠し球っ。元花嫁ともっくんがキスしてるその時。妻が会っていた相手は・・・・逃げた花婿だよ! 結婚式で初めて紹介されたハズの、義弟だよ!! 何?知り合い??

 なにげに、夫婦の親友@佐々木蔵之介が瀬戸朝香を見送る視線もあぶない。
ひとつ狂った歯車が、幸せな夫婦の生活のすべてを変えていくのでしょうか?

 私としては、大奥よりもこっちの続きが気になるのですが ツレにはこのドラマ不評。何がしたいのか分からないって。 いい男みながらキャーってしたいに決まってるじゃないの!

「87%」最終回 ☆☆☆☆

 寅ちゃん名演説!!
 そういえば院長は、晶子の契約時説明ミスの時から「ついていいウソがある」と言っていた気がします。ここに繋がるんですね??

 記者会見から唐突に『2年後』に跳んで、更に唐突に記者会見に戻る構成に驚いたのですが、処分が”2年間の業務停止”に落ち着いたことで納得でした。
 こういうと失礼かもしれませんが奥さんの場合・・・・手順を間違えたわけでも内緒で新薬を使ったわけでもなく・・・・・じゃあ新薬を使わなかったら助かったかというのも微妙な訳で。
 ずっと「謎」だった事件の真相としてよりも、「妻が」「妻は」「妻と」と繰り返す黒木先生にとって奥さんはまだ亡くなったその人1人なんだなという絆を思い知らされた会見でした。

 そして2年後。
 書店で再会した剣崎が、なにやら恋愛ハウツー本なんか抱えてて失笑っ でもちゃんと、病気や身体のことについて興味をもったという会話があったり。
 医者として復帰した黒木との「約束通り生きていました」、という会話があったり。
 そうそう、中学生になるソウ太が「知ってたけど黙ってた」としっかり者のところを見せたり!(背は伸びてないけどねー笑) まだ黒木家に出入りしてたり!!

 変にメロドラマでなく、幸せで堅実な日常が続いていく予感で地味に締めくくる、このドラマらしい素敵な最終回だったと思います。
 晶子の生保レディ姿や剣崎との再会なんて、エンディングのタイトルバックで台詞無しに見せても良かったかもしれない要素ですが、晶子に「今が幸せ」ときっちり語らせてくれてスッとしましたー。
 ホントは、鈍い黒木先生とどうなるのか、この先が興味津々なんですが・・・その辺は勝手に思い描くことにしましょう。

 最後の回想で、1人その後が分かっていない人を思いだして哀しくなりました。末期癌だった、お金を山分けしたお父さん。赤ちゃんの顔を見るまで生きていられたのかなぁ。これも、そういうことにしておきましょう。

 とにかく、市の広報の乳ガン検診に申し込みましたよ。癌は他人事じゃない、でも不幸でもない、のかもしれません。
 素敵なドラマでした。

「87%」9 ☆☆☆☆

 ファミレスで泣き崩れる女達。怖い。・・・でも、もらい泣き。
晶子っていい友達持ってるよね。人間として暖かい。
「恥ずかしいなら一緒に泣いてやる、ふえぇぇん」
ときた杉田かおるには、もらい泣きしながらも笑ってしまった。泣いたり笑ったりで、見てても忙しいぞこのドラマは!

 で、泣いてた理由が失恋なわけですが。
当の相手の黒木先生に、打ち明ける前からもう諦めてる。若くて可愛くて”健康な”院長の娘相手に、いい大人が張り合えないって。
妙な分別働かせずに、ここは言うだけ言う方が・・・と外野は思いますけどね、自分から引いてしまう晶子の気持ちも痛いほど分かって切ないです。
 ここで、だからってケンケンをキープにしない誠実さも好きだなぁ。

 そうそう剣崎さん。あれだけの騒ぎがあって葬儀もあって、でもちゃんと忘れられてなくて(当たり前か!)ホッとしました。素敵なレストランでそわそわ待ってたのに、速攻でお断りされて・・・ちょっとデート気分の食事ぐらい、してあげないのね(^^;;;)
「好きな人がいるんです」
と断っておいて、なおかつ乳ガンのことまで告げて。
「何故私にそこまで」と気にするケンケンの言う通り、何もプライベートな病名は言わなくてもですが。隠さずに胸を張って患者として生きていきたい、という必死な想いの伝わってくる場面でした。

 抗ガン剤治療に続く放射線治療も辛いし、会計は無駄に待たせるし、バッテンは描かれちゃうし。
でも胸をはって、ソウ太君が大人になるまで頑張って生きるんだ!
「早く大人になって欲しいな」
は泣けました・・・・・。
 市から届いた広報の、「乳ガン検診」に早速申し込みをしましたよ。3年ぶり。

 黒木妻死亡にまつわる秘密が、ついに明らかになる来週。先生は遠くに行ってしまうのかなぁ。
次はもう最終回。早いなぁ。

「87%」8 ☆☆☆☆

 ああ。ケンケン(渡辺いっけい)に謝れ、柏原弟!!

 だって・・・だってせっかくのプロポーズですよ?
 職場で部下に惚れながら、周囲に気取られもせず、かといって助けるところは助けてきたわけじゃないですか、ケンケン! しかも、晶子の退職に際して「結婚でもされたらどうですか」と言ってみたのが、イヤミでもセクハラでもなく、相手に自分を想定しての限りなく本音だったなんてーっ けなげー!!
 時間をおいてから訊ねてくるところも好感度高です!!

 なのに!!!

 話を前に戻して。
職探しを続けるもなかなか上手く行かない晶子。切ないです。

 でも、黒木義母にかかったら晶子さんは家政婦さん(笑)

 ソウ太くんを自分の孫と思いこんで、じゃあ実の母の晶子のことはどうなってるかと思ったら・・・担任の先生から、家政婦さんにチェンジ!休日にお弁当作ってついてきても無理のない設定です(^^;;;)
 でも、息子連れて行かれたうえに仕事いいつけられちゃ、晶子にはたまったものじゃないです。いっそ本当に雇ってください。息子は相変わらずあれを、晶子ママと黒木先生が結婚しそうだから・・・・だと思っているんでしょうか?4年生じゃまだそんなものかなぁ。

 その、息子不在の間に起こるさまざまな出来事が上手い上手い!

 黒木家の食卓で
「ここで食べる食事は 味なんてしない」
という黒木先生(彼もちゃんと気まずかったんだー。)

 で、家に戻れば前述のプロポーズ。

 そこに杉田かおる達あらわれて盛り上がってたのに、かおりちゃんの死を知らせてくる柏原先生からの電話。
 これはどうかと思うよね!自分も平静を保つのがやっとな中、葬儀の連絡をして『きちんとした』つもりなんだろうけど、看護婦に知らせるのと、同じ患者の晶子に知らせるのって意味が違うじゃないですか!!

 そしてそれ以上に!
 晶子の「今日の出来事」ランキング中の「プロポーズ」が、香織ちゃん訃報のせいでトップから一気に転落。代わりにランクインするのが、駆けつけてくれる黒木先生でしょう???
 それも全部あんたの電話のせいですって。
ケンケンに謝れ、柏原弟!!

 そうだ忘れてた、週刊誌記者。
よくある医療モノのように独自でかぎつけたわけじゃなく、宇月医院の娘が黒木先生を心配するあまりにキャンキャンしたせいで・・・・という経緯が、皮肉で面白いなぁと思いました。
 まったく、あんな話どこそこ大声でするもんじゃないよね。

「87%」7 ☆☆☆☆

 そんなコトもしてるんだ、ワコール!!

 普通にオーダーメイドを注文するワコールサロンには行ってみたことあります。きれいなお姉さんがいい匂いの中優しく説明してくれるんです。
 それがそのまんま画面の中で、でも特殊なものを紹介してくれるので呆然と見ていました。なるほど・・・ビーズ入り。パッド入り。そうなってるんだ。
 ていうかあの娘、『そうなってるもの』が必要な状況なんだ??全摘出?

 晶子自身の買い物で行くのでなく、あくまで「頼まれモノ」なところが憎いです。
「いえいえ、私は・・・」
といいながら、だんだん姿勢が前のめりになってく晶子。ついでに自分のぶんも買ってきたとかいってるし(笑)。 恋する女の子にはちゃんと可愛い勝負下着が手に入って、良かったよ!!
(この娘の御両親は来ないの?? でも母親には頼みにくいか ^^;;;)

 先週から引っぱった『飛び降り』が実はベッドからぴょ〜ん程度だっただなんて、普通だったら許されないところですが、もうすぐそんなことも出来なくなる・・・と言われるともう降参です。
 そしてまた黒木先生の静かな説得がいいの。

 その黒木先生、参観日でいきなり授業に口出し。
 それも、円周率3,14がおよそ3になっちゃう小学校教育相手にどうでもいいようなコトを・・・・・。
 おまけに心を病んだままの黒木義母まで加わって、まったく滅茶苦茶な状況なんですがそこで語られる黒木先生のクソ真面目さ、誠心誠意のあり方、それを受けて晶子が気付く信頼のあり方にはまったく納得させられました。

 困った人だけど、そんな黒木先生だからこそ信頼を寄せるんですよね。

 だからこそ、後のデートでの台詞
「ガンになるのは普通のこと」
を、慰めでなく普段から考えてたと言われて納得なんですよね。

 いわゆるスーパードクターとはほど遠い黒木先生で自分でも「人間としてどうかと思う」などと言ってますが(^^;;;) その弱さが心地よい人物造形にとても惹かれます。

 車椅子でのデート中、カツラをとった少女。転院していきました。冗談めかして言っていたように、20才にはなれないのかな・・・。
「普通に恋して、普通におばちゃんになって」
死にたかったなんてささやかな望み。何も努力せずに全て叶えてしまった自分がとても幸運だったのかと改めて涙が出るのでした。

 リストラされた晶子・・・いっそワコールは雇ってくれないのかしら。

「87%」6  ☆☆☆

 はらはらと涙をこぼすモッくん・・・・・可憐だ。

 また、思わず頬に延びた晶子の手をはらうでもなく、
「どうして貴女の手が僕の頬に」
って訊ねる天然ボケぶりがたまりません。

 手術はやっと行われ、無事終了したようです。
途中黒木先生が泣いちゃったせいで、長くかかったらしいのですが・・・奥さんを亡くしてから4年、封じ込めていたものが溢れてきたのでしょうか。

「事故」とか「改良」とかいう言葉から、奥さんの死の謎がまた少しずつ見えてきます。
そして黒木邸。
ソウ太を孫扱い=黒木先生が晶子にその気? ・・・じゃなくて。
 ネジのいかれちゃった黒木義母の中では、ソウ太くんは本当に亡き娘さんが産むかも知れなかったお孫さんになっちゃってたのね。

 手術は済んだけど、これから長い長い闘いが始まった・・・とマラソンに例えて話す晶子。なのに今医者を止めるだなんて、黒木先生無責任!!でもそういう目の前で泣いてるし(^^;;;)

 来週は、あの謎の女子高生の正体がわかる模様です。
末期癌なのかなぁ。哀しいなぁ。

「87%」3,4,5 ☆☆☆

 手術してから・・・とか思ってたら、うっかり3回も過ぎちゃったぞ!!
その間、中尊寺えつこが発病からわずか半年で亡くなったり、悲劇のサーファーの闘病ドキュメント見ちゃったり。心配です、早く手術して。

 でも、先立つものは要るし、病院にも麻酔医は要るし、あれもこれもしなくちゃだし、手術はやはり不安だし。
 そうか、温泉で傷は目立つよね・・・・見られる方が特に気になるでしょう。

 そんな色々を、真剣に、でも時に楽しく描いてくれて本当に安心して見ていられます。
入院準備に息子の食事をタッパーに詰めて、土曜日の夕飯・・・なんてシールを貼りながら、お母さん嬉しそうなんだもん。子供がいて良かった、と思う瞬間瞬間なのでしょうか。

 ガン保険の規約説明を忘れたくだり。
本人が咎められるのは当然ですが、きっと息子も責められて、バレエの発表会に来るなだの、学校で虐められるだの、いろいろありそう……なんて思っていたら大ハズレ。ちゃんとそこは分けた大人な対応でした。
 ソウ太にと、突然の引越を告げる女の子からの電話。翌日の出発もちゃんと母子で見送れたましたよー!

 ・・・それだけに、「ウソをついてました」なんてこと、せめて奥さんには聞かせないであげてと思いましたよー。言った本人はスッとするかもしれないけど、言われた方はまたムカムカしちゃうじゃないっ。 どうせ旦那が「分かってました」即答なら、やはりこの告白は奥さんとお嬢さんが出発してから2人の間でだけにしてほしかったです。

 でもその後、一度は断った200万円を『カッコ悪く』頭下げて念書書いてもらい受け・・・・て、まさか山分けに行くとは思いませんでした!!

 何かしたい。
 全額渡せたら『カッコイイ』んだけどそれも出来ない。
5年生存率7%。でも、ゼロからそこまで上がった数字。そんな旦那さんに勇気をもらったという主人公。
「拾ったんです」と繰り返しながら半分を旦那さんの手に握らせるくだりは本当に涙が出ました。

 そうそう、黒木先生変な人。
新幹線の駅までわざわざ送迎にって。ずっと見ていれば『そんなに手術が大事なんだー』と思うわけですが、普通そりゃ間違えるって。惚れてるのかと!
「母さんに本気なんだな」って確認に行くソウ太君(笑)
先生の返事がトンチンカンなのに、分からないのはまだまだ若いぞ。

 さて、次回はいよいよ手術でしょうか。あの女子高生、何??まだまだ謎が多いです。

「87% 私の5年生存率」2 ☆☆☆

「死ぬのなら他の理由でしてください」って、黒木先生!!

 夜半に訪れて、手紙を置いて去る男。
「電話をくれていた」と聞いて、追いかけるヒロイン。
 雨の中走り寄るヒロインに、ジャケットを脱いで羽織らせる男。
 そんな2人を、赤い傘の若い女が見ている・・・・

これだけ書いたらモロ恋愛ドラマで、ヒロインの息子じゃないけど「・・・青春?」(笑)
ところがどっこい、「乳ガンで死んで欲しくないだけ」だという黒木先生ったら冒頭のスゴイ台詞ですよ。

 子供のクラス名簿を使った保険勧誘、自分がされたらと思うとイヤンな感じですけど、子供のためにも背に腹は替えられず稼がねば!というヒロインの気迫がビンビンきます。
 合コンでも、「子供好きの新パパをゲットだぜ!」という熱い気迫がビンビンと。
 でも、上手くいかないんだよなぁ。
 男は変なヤツだったし、契約は・・・・・「契約後3ヶ月間は無効」という妙な文言がクローズアップ。
 おそらく駆け込み契約を阻むための規定でしょうから・・・・ガン特約をつけていなかった自分の後悔を強調してるのかとも思ったのですが・・・・まさか、あの家の父親が3ヶ月以内にガンになりますか??(涙)

 黒木側の謎(医療ミス?)や、事情(精神病んでるらしい義母)もだんだん明らかになってきて、ミステリーあり、保険の内幕あり、患者の混乱と受容あり、興味が途切れません。
 病院の経営と出前のラーメンを絡めて話すところ(しかも、喧嘩腰で中座)なんていっそ笑えて、深刻一色じゃなくて助かります。
 エンディングのテロップのバックでも、物語が進行している張りつめた感じも好き。一時間が短いわ。
最新コメント



   
   

ドラマのあらすじはこちらでね


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

インパルス関連本

「蟻地獄」文庫

ちなみにじゃすみん「蟻地獄」評はこちら

「月の炎」絶賛発売中!

ちなみにじゃすみん「月の炎」評はこちら

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ