ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

木村文乃

「スカイキャッスル」〜最終回☆☆☆

 嫌ミス。でも衣装は楽しかったなあ〜

 セレブの集うゲーテッドコミュニティ、スカイキャッスル。まあ実質、帝都医院の医師家族御用達⁇ 帝都医大がその附属高校から持ち上がりな以上、子弟が附属高校に落ちたら引っ越すしかない歪な町ですよねえ。

 で、我が子の受験に血道をあげるヒロイン浅見紗英(松下奈緒)たち専業主婦たちの右往左往を、小説家な後妻南沢泉(木村文乃)が距離を置いて見つめるのかと思いきや……。わざわざ「小説にしたい」と公言して冴島香織(戸田菜穂)自死事件を嗅ぎ回る!のみならず。
やめてあげて、と友人ならまあ当然言うだろう非難に興奮してぺろっと口にするのが
「施設育ちのあなたなら」
って、それ紗英がひた隠しにしてたのに!わざとですらなくご近所集会の最中にバラすのかい!

 ちなみに自死事件の方も、どうやら原因は息子遥人(大西利空)の帝都医大付属高合格辞退と家出で、元家政婦は遥人(15)の子を出産…とスキャンダラスでしたが。

 それをそそのかしたか、少なくとも黙認した受験コーディネータ九条(小雪)を責めて一度は決別した紗英が、そのバラされのせいで愛娘瑠璃(新井美羽)の信用をなくして、瑠璃が九条に依存していってしまうの皮肉〜
 瑠璃と成績を争う母子家庭の未久(田牧そら)が母を亡くした後も、瑠璃のためになると九条のすすめで部屋を提供したら、実は夫(田辺誠一)の婚外子だったりしてもう本当に紗英さん踏んだり蹴ったり! 父に殴られて勉強を強制されていた遥人くんに比べ、競う気満々の瑠璃を支えていた紗英でしたのに。

 もうこれは最後は家を出て、ひとりで人生やり直すしかないのではと思ってみてたのに驚いたのは未久ちゃん転落死からの怒涛の巻き返しでした。
というか旦那!
元カノ(映美くらら)からの電話は「金か?」とけんもほろろに切り捨ててたくせに、もう1人娘がいたー!なのに死なせたー!となった途端に医者を辞めるほどの後悔って何ですの? 有力者の息子の治療を優先して娘の同級生を死なせた。それだけなら軽い自己弁護で割り切れてたのに。原作韓国との家族観の違いでしょうか。理解できない。

 とはいえ、その死をきっかけに九条も実行犯秘書(前原滉)も逮捕。
自らも親のエゴで受験勉強しかない時期を耐え、合格辞退で恨みを晴らした九条が、似た境遇の子供達を焚き付けていた、と明らかになり納得するところはありますが。結果中卒無職で子持ちになった遥人には刃物向けられるほど恨まれてて。今までにも勢いで辞退して後悔してる子いたのでは。
あと、未久の母も紗英本人も憧れたベストセラー絵本「スカイキャッスル」はなんだったのか。名前がこの街と同じなだけ?

 で、姉妹を1人亡くした浅見家はスカイキャッスルを出て浅見実家で暮らすんですって! 九条を追い詰める過程で、瑠璃と紗英の絆が再生したのは良かったですが。紗英の経歴偽装をボロクソ罵倒してた義母と同居はさー大丈夫?

 日本のドラマに翻案するなら、もっとよそ者東を主人公に描いた方が良かったんじゃないのかな。だって小説のネタをゲットした挙句、何も失ってないの泉だけだよね〜

 衣装やジュエリーブランドは公式やまとめサイトの紹介で楽しんでいましたが、警備員には高価すぎると騒いだ腕時計が本当に賄賂だったので詳しいと倍楽しめそう。中学生がパパや彼氏にもらってたお時計も、下世話にお値段知りたかったです笑
 

「スカイキャッスル 上流階級の妻たち」1☆☆☆

 医者もの?お受験?セレブママの揉め事?あ、人死ぬの?
「あなたが変われば世界が変わる」
と「マル秘の密子さん」でも聞いたフレーズがありつつもなんのジャンルかわからないまま、終盤まで特に事件も起きないのに目が離せずに見てしまいましたよ。韓国ドラマのリメイクなのかー、なんか納得。

 超難関、帝都医大附属高校!
名門帝都医大への唯一の入口ともあって、帝都病院の医師たちも我が子の合格を願い金を惜しまず、母親たちは少しでも合格につながる情報を求めてコネづくりに駆け回る所存!
 そんな中、冴島香織(戸田菜穂)の息子遥人(大西利空)が見事合格。ここだけの話2000万円で合格を請け負う凄腕コーディネータをつけたと聞いた後輩ママたちは、有料オークション?に駆けつけ……それとおぼしきコーディネータ九条(小雪)を勝ち取ったのは自身も高学歴な浅見紗英(松下奈緒)! 
しかし、エジプトをお祝い旅行中のはずの香織が緊急帰国した夜に謎の転落死。精神科の薬袋に旅行中の日付があったのを見てしまった紗英は、そもそもエジプト旅行を疑う。
香織の葬式後、冴島父子が逃げるように転居した家に越してきたのは塾に行かずに好成績な南沢青葉(坂元愛登)の一家。その庭で拾われたタブレットには、遥人の日記が。曰く、殴る父、見て見ぬふりの母、高成績が取れないなら死ねといわれるが、死ぬべきは両親だ……⁇

 え、遥人が何かした?九条がそれを予見したかどうかは業務外?青葉くんをめぐる恋の鞘当てもあって、このままではまた事件が起きそう〜
 てかそもそもスカイキャッスルが、高級住宅街の名称なんですね。庭付きの。タワマン系かと思いましてよ。

 セレブでございます〜というママ友グループに1人異色な夏目美咲(高橋メアリージェン) その夫も周囲がイケメン医師ばかりな中、本多力でいっそ応援したくなるわ笑 夏目家息子が勉強嫌いでも、くったくなく親に口答え出来てるのがいいよね。一方の九条コーディネータを競り負けた二階堂杏子(比嘉愛未)は旦那(鈴木浩介)に罵倒され、子供も教育虐待レベルに管理されてるのツライし、この流れでは杏子の身が危ない?ちなみに香織夫橋本じゅん、紗英夫田辺誠一。
 グループママが専業主婦勢揃いな中、南沢泉(木村文乃)は作家でママ友お誘いガン無視なのも皮肉です。旦那(大谷亮平)も出身医大が帝都病院ではない異色の実力派。南沢家が普通で、他が狂ってるって基準になるのかな…。冒頭で田舎を泣きながら走ってた子は誰?さてはて。

 あ、九条の秘書に前原滉!

「PICU 小児集中治療室」2〜4☆☆

 何この主人公、応援しづらい、怖い。

 留守番中に幼い姉弟で火傷。
子供さんが痛がってるだけでもツラいし、弟の重傷に責任を感じる姉だなんてそれだけで泣けますが、なんと姉も軽症とはいえ気道熱傷で声帯が傷つき歌えるようには多分ならない。それを隠す、と親を交えた会議で決めたのに、主人公シコッちゃん(吉沢亮)ったらぺろっと告げちゃう。
「理解してくれました」
じゃねえよ!自分が嘘つくの辛いからって!まだ傷も癒えない小学生低学年に「本当のことを教えて」と言われただけで、大好きな合唱は2度とできないと答えるのが正義なの?
 上司植野(安田顕)がちゃんと怒り、お母さん(紺野まひる)にぶっ飛ばされ、少女もストレスで急変となって流石に志子田も反省した様でしたが……。

 他エピソード見ると本当には分かってなさそうで嫌なんですよお。
「お母さんも医療チームの一員だ」
と言われてハッとしてましたが、そうでなくたって昨日今日会ったばかりのお前より、母親の意見の方が重いと思えないって、親をバカにしすぎ。

 4話、新生児が危篤だと母親にオニ電!
いや望んで産んでてもまだよろよろしてる時期、まして里子に出すと決めてる未婚女子大生だよ?来ないって言ってんじゃん、そんな遺伝上の親呼びたいなら、逃げた父親呼ぼう?
 そこに志子田と母(大竹しのぶ)、臨月の女友達(生田絵梨花)、我が子の死因を知りたくて訴訟する先輩医師綿貫(木村文乃)などを絡めるから、母はみんな我が子が大好き!って描き方ですけど……んなわけない。そもそも赤ちゃん大好きな私だって、それとキャリア中断して産むのは話が別。差し支える時期や相手に逃げられての出産で縁を切ろうとしてるなら、会いたくない、会わない方がいいと思って何が悪いのか。ここは、虐待母でも絡めて、志子田の母性信仰をガツンと砕いて欲しかったですよ。
 なのに、木村文乃の説得で女子大生母来ちゃうんだもんなあ〜。いろんな親がいるんだよ(by植野)  、母来ないまま赤ちゃんの容体持ち直してもいいじゃんよ〜。

  交通事故児の肺を全摘か?問題もまた、様々な選択肢と優先事項を考える局面。
温存して難しい術後管理で死なせるよりは、全摘してでも生きてる方がいい。それだって立派な判断なのに、しぶとく他科に頭を下げた『志子田の頑張り』でスタッフが集まって温存できました〜なんだもんなあ。
熱意は大事よ、若さゆえの無鉄砲も分かりますよ。でも、いつでもそれが通ると思うなよ?(元気になってほしいよ?でも願って人手を増やしてもやっぱり、ダメな時はダメなのが命なのでは)

 さてそこに、網走に赴任してた同期悠太(高杉真宙)が意識不明で運ばれてきて5話に続く!このところ少しおかしかった彼に、何があったのか?
 志子田の挫折はこっちで描くのかな?

 目覚めた子が、意識不明の間も他の患児のおしゃべりや約束が聞こえてたエピソードは好きです。いいところも多いドラマなのに、主人公が好きになれなくて辛い…

「PICU  小児集中治療室」1☆☆☆☆

 あああぁぁ…子供が死ぬ……orz
しかも手を尽くした末ですらなく、遠方の医療につながるまでに手遅れになって。辛すぎる。
それが広大な北海道の現状?今も??ジャンルとしてはドクターヘリや万能救急車出動もの系かもですが、第1話での無力感半端ないです。

 1人亡くなると開かれるケース会議。
どの時点で、どうすれば助けられたのか。淡々と詰められていく現実は厳しくて、新設PICU(小児専門集中治療室)メンバーに出来たことはほとんど無い!! かろうじて言える仮定が
 もしも、ヘリがあれば。
 もしも、ここにPICUがあることが周知され、せめて4時間早く移送されていれば。

 だから道知事(菊地凛子)が動き、だからPICU科長(安田顕)は最初に軽症と誤診した老医師(イッセー尾形)を訪ねて丁寧に励ますんです。
「怒りにきたと思った」
と、同行した新米医師(吉沢亮) 。 土下座で迎えた老医師も叱責覚悟、下手したら廃業もよぎったでしょうけれど、そんなことよりすぐPICUに繋いでくれる方がどれだけましか。

そうそう、新米志子田くんは初めて目の前で患児を亡くして涙にくれて
「どうして平気なんですか?」
と定番の台詞でベテラン勢を責めるましたが。平気なわけがない、泣いて生き返るなら泣いている。次の患者こそ救える様の、ケース会議ですよね。

 これまで各地でPICUを開設し、軌道に乗せてきたという植野科長。改善した土地があるんだー!良かったー!

 さてその、現時点では戦力にならない新米志子田が主人公です。
冒頭ではまだ医学生。旅行先で、体調を崩し病院に向かう有名子役の星野沙羅(諏訪結衣)とすれ違います。何科に行くかも、医師になる意味も定まらない坊ちゃんが、その子の急死報道に衝撃を受けたんだろうことは想像で補って、3年後PICU配属からの本編を見ていた訳ですが。
当時、北海道の小児救急の問題を道知事にお手紙していたのかー!(そんな内容にしてはレターセットが可愛いw)   変わった苗字で、関係者各位分かって配属してたのかー!

 と、皆の熱い思いと問題点を把握させて次週に続きます。

 PICU他メンバーに、救命救急医(木村文乃)と看護師(高梨臨)    その他、患児が来るとわらわら集まる、麻酔医(甲本雅裕)救命救急医(中尾明慶)小児外科科長(正名僕蔵)小児科科長(松尾諭)のデキる感が楽しいです。 デキる結果が『治療不能』なの悲しい……

 設定には興味津々。でもまた絶対、患者は子供でしょう??重体の!!つ、辛い〜
医療訴訟にも触れる様です。ああ〜

「#家族募集します」1 ☆☆☆

 タイトル分かりやすい!そのまんまです。

 絵本会社の営業赤城俊平(重岡大毅)は、シングルファーザー。絵本作家だった愛妻(山本美月)が、取材先の外国で事故死してしまってまだたった3ヶ月。ママを待つ幼い息子陽に、もう帰ってこないと言えずにいます。
そこにシェアハウスのチラシを渡してきた馴れ馴れしい男が、まさかの同級生!
自分が住むお好み焼き屋の2階に、困っている人がガヤガヤ集まって暮らしたらいいじゃん。家族みたいじゃん。と、思いつきでぐいぐい来る蒼介(仲野太賀)を断りつつも、いざシングルマザー桃田礼(木村文乃)が子供預けていったとなると子連れで駆けつけちゃったりと何かと巻き込まれ。
 ついにはやっと、弱音を吐いて涙を見せて。
そっか、こうやってみっともないところも見せられるのが家族だよね…。と、背負うものが少しでも軽くなったのならそれはいいことですけどもね。
いやいやいやシェアハウスって、そんな簡単なものじゃないぞ?認可条件だの防火管理士講習だの、あるはずー! まして託児もって。

 困ったシングルファーザーがヘルプを求む。のではなくて、独身男が思いつきで「家族募集!」とやらかすとは、ありそうな話かも。2話予告で早速、SNSを見てきた勝手な親子に振り回されていて逆にホッとしました。そう、まともな利用者ばかりとは限らないんだから。

 出来るだけ他人に頼りたくない、と頑張る俊平や礼は頑なな人たちとして描かれていますが、大事な我が子を誰にでも預けられるもんじゃありませんよね。預け先の事故や犯罪って、よくあるのに。
最初にまず、資格を持ったスタッフや認可の有無を確認してこりゃダメだとなる礼の姿勢は当たり前。それでも結局頼まざるを得ない事態があるから困るんですよー!
 一方で、夫婦揃っていれば家庭内で育児完結できるなら、保育園は不要なわけで。保育園に預けた上に送迎は祖父母。それどころか自社の社員に託児もしちゃうちゃっかり経営者の話だっていくらでも聞きますぞw  死別の俊平はともかく、おそらく離婚な礼さんは自ら選択したシングルなだけに無理をしちゃっているんでしょうねえ(しかし、保護者に『だから子持ちは』って言われたくない教師の礼さん、保護者にだってシングルマザー他理解ある人は いると思うんだけどな)
 保育園といえば、てっきり子供同士は顔みしりかと思ったら桃田家は利用していないの? シングルマザーなら優先度も高いし利用料ほぼ無料なのに。他の保育園なのかな。
 親の問題に焦点を当てるためか、子供たちは大人しい聞き分けのいい良いこです。実際にはもっと暴れたり壊したり暴言にどハマりしていたり喧嘩したり、人見知りしなけりゃしないで遊べと強要してきたりと面倒くさいぞー?? 親には可愛い天使でもね。

 作中の、俊平妻作絵本が素敵です。これのために作成したんでしょうか?

 仲野太賀の新型コロナ感染報道もあり。撮影ストップしているのでは。その辺も何か影響あるのか見守りつつ 

「麒麟が来る」~17、18 ☆☆☆

 お、叔父上~!!!!
宴会芸は披露損orz お家のため土地のため、とにかく気を遣って生きてきた光安どの(西村まさ彦)でしたのに。斉藤家親子断裂となれば、きっぱり道三(本木雅弘)のために出陣するのですね。それも甥とは別行動。普段から道三にはたてついてばかりの、それに息子高政(伊藤英明)と親しいはずの十兵衛(長谷川博己)に選択の自由を残しておいてくれる。そんな時まで気遣いの人でしたよ。 そしていよいよ城を捨てようという時には十兵衛を上座に据えて「家督を譲るのが夢だった」と。なんて欲のない、叔父上~(嫁とったら譲るんじゃなかったんですか…… 十兵衛がすぐ使いっ走りで家を空けるから延びてましたか)

 今年の大河、前代未聞の撮り直しで放送開始が遅れたかと思ったら、今度は未曾有の緊急事態宣言で撮影中止。生活もバタバタする中で、家族のマスク縫いながらも毎週楽しみに見てはおりましたがなかなか文章をまとめられず。
 尾張では信長(染谷将太)がやたら魅力的&不安定で目が離せませんでした。将来十兵衛がこれに振り回される布石と分かってはいても、信長を主人公で見たいと思ってしまいましたよ。帰蝶(川口春奈)もそんな旦那を操縦すべく大嘘を吐き、金で兵集めと大活躍ですよね。一方の十兵衛の嫁熙子(木村文乃)だって何かしそうに登場したのに……嫁いできたらすっかり姑(石川さゆり)とセットで家で待つだけの人になってしまって……残念な限りです。

 そんな信長を道三がすっかり気に入り、そのことが高政との溝を益々深めていく皮肉。
 そういえば主君道三に「どちらかと言えば嫌いです」と面前で言い放った十兵衛。気が利かないにもほどがありましたがw 「我が父は土岐頼芸」と標榜しだした息子の嘘を嘆く道三としては、なるほどそのバカ正直故に十兵衛を重用したなら筋が通っておりましたw そして十兵衛も、ケチだが決して嘘はつかない道三を、好きではなくとも主君としては尊敬していた由。返す刀で土岐頼芸は「人として尊敬できたことがない」とバッサリw 
「敵は……高政殿!」
(って皆が皆、いつか言う「本能寺にあり」を思いましたよね)
と家督を握る高政に楯ついて、籠城をするつもりでいたのに光安どのには逃げろと言われる。
「私も後を追うから」
いや来ませんよね、叔父上orz

<18話>
 そして城は落ち(叔父上~!)、帰蝶の手配で一行は越前へ(市場にカニw)
朝倉義景(ユースケサンタマリア)がくれるという金を断って、廃屋に落ち着きます。父の形見の数珠が生活費に化けるところを良妻が、「質屋というところを見てみたい☆」とお使いに同行し、こっそり自分の帯を代わりにして数珠を守るという機転をみせますよ。熙子の出番という意味でも良かった良かった。その前に、お駒(門脇麦)の命の恩人が十兵衛父だと母にも認められてめでたしめでたし。

 しかしなにより強烈だったのは、信長の涙でしょう……。
見舞いに来た弟信勝と、互いに相手が憎かったのだと心情を吐露し合う。分かりあい歩み寄ったかに見えたのに、結局は信勝死亡。兄信長への見舞いの水が、やはり毒でしたよね……。
「おまえが飲め」
と詰め寄る信長の鬼の形相orz そこはほら、器の方に仕込むぐらいの知恵もないのに暗殺など企んでは駄目でしたのよ。←道三か(^^;;;;)

 そりゃ十兵衛も光安の死に心を痛め、亡父が望んだ麒麟=太平の世を想い、戦いを厭うと口に出す大事な場面がありましたがね。やはり陰が薄いです。
さあ、次回の十兵衛は義景のために使いっ走りかな?

「99.9 刑事専門弁護士(2)」最終回 ☆☆☆

週刊バイブス来たーw 表紙は「ドラゴン急流」!消防士は武井壮!
その他、滑舌を疑われるこそ泥役に三四郎小宮には笑うしかないし、今まで佐田が漁夫の利で『依頼者から別の契約とった~』と喜んでた件を週刊誌につつかれるのも愉快でしたね。最終回らしく、前シリーズヒロインがちょこっと登場。そしてラストで差し出された現ヒロイン舞子の手を
「ごめんなさい」
と、とらない深山。ってことは、続編3作目あったとしてもヒロイン交代なのかな?

ってわけで最終回の事件は再審請求。
『母親殺し』と放火で死刑宣告を受けた父(小林隆)の、無実を信じる息子(中島裕翔)が依頼人。深山はもちろん、舞子も家族の絆が熱い息子さんに共感し説明も早々に離席、捜査に着手!もう、どうせ止めたって無駄と悟ってきた佐田の「椅子を直して行けと、あれほど」って愚痴に、いいトリオでほのぼのしますよね。
そして、例によってのしつこい再現で『きっちり5リットル残して灯油を撒く』違和感や、監視カメラの時計のずれを発見。再審請求をかけるのですが剣もほろろ。その間に、班目法律事務所が依頼人を喰い物に儲けてる的な暴露記事を書かれ、依頼をやめられてしまい……。
でも、もちろん調査をやめない深山たちは、更なる矛盾を次々に発見。火元のはずの雑誌&新聞紙だけでなく、厨房の天かすも燃えた? 怪しい男(小宮)の言葉は「燃えてしまえ」か、「燃えてしまう」だったのか? 復元された携帯撮影映像は?

で、無事再依頼され真犯人をつきとめ、再審で無罪になってめでたしですよ。
敵役だった裁判長川上(鶴瓶)は、別に共感や改心したわけでもなく都合のいいように深山たちを利用した的な描き方。確かに最初は無理難題で再審棄却したわけですが……とりあえず、冤罪に公の謝罪ももらえたので良しとするしか。
本当に必要なのは、この先冤罪を生まないためのチェック機構や注意喚起なのに、深山たちがなんど0.01パーセントをひっくり返そうとも、警察や検察の構造改革意識改革にさっぱりつながらないところが続編がいくらでも続けられそうな所以で歯がゆいですね。

続きがあったらまた見ます。でもプロレスネタはお腹いっぱいなのと、青唐辛子味の飴ちゃん包装紙に ”aotougARASHI” はやり過ぎかなw

(そして天かす発火、毎年何十件も起きているらしいので当事者の蕎麦屋うどん屋はちゃんと気をつけて、積まずに冷まさねば)


「99.9 刑事専門弁護士(2)」2~6 ☆☆

見れば楽しいのですが、一話完結なこともあり忙しいと結構放置かも。

第2シーズン2話にして、前作からひっぱった深山の父の冤罪が晴れ、6話で舞子が弟の殺人容疑を晴らします。第3シーズンをもしを作るなら、誰かまた身内がどうにかならなくちゃです。

5話の婦女暴行事件は、JKが証言を二転三転、ついには日が違うと言い出しすところまで実在するクソ事件と同じとは盛り上がりましたよね。もう検察も裁判官も、やる気がないの真逆。不良を犯人に仕立てる気満々なんだもん世も末です。そいつらをギャフンと言わせ主人公を助け、かつ別件の殺人犯を見つけてちょっとすっきり。 3話はロック歌手の殺害容疑を、目撃証言の穴から覆し(モアイ像の写真立てw)4話では被疑者自殺で不起訴の事件を、特許絡みの殺人と看破。

そんな数々の事件の調査から、今までとは違う物差しを育てていった舞子。現役裁判官だった当時には、弟の窃盗&逮捕を知らされて、弟の言葉よりも揃えられた証拠を信じて即示談を勧めてしまった。それがどれだけ弟を傷つけ、周囲の評価を歪めたのかを思い知り、今度こそ弟を信じ『証拠』を疑って、深山と共に真実に至るのです。良かった良かった。
毎度の寒いギャグも健在なら、プロレスネタもきっちり、料理に独自調味料ね、はいはい。監視カメラ映像のためには明石が寝土下座w

しかしやっぱり、深山が勝ちすぎるんです。

2話の深山父事件だって、新証拠が今更出てきたのがきっかけではありましたけど。結局のところ、当時の杜撰捜査が明るみに出ただけで、深山ならもっと早く気づけたでしょうに、という気持ちにしかなりませんでしたよ……。更に容疑者は死んでるとかさ。
すっきりしなーい!
主人公が活躍すればするほど、タイトルが嘘になるってどういうことw もう「モブサイコ100」みたいに、毎度パーセンテージ表示したらいいと思うよ。99パーまであと何勝!ってw

「99.9 刑事専門弁護士(2)」1 ☆☆☆

「深山、と書いてミヤマです!」
そっか、裁判官界隈で『ふかやまって奴がめんどくさい』と噂になってるんですねw 我らが深山くん(松本潤)が、笑顔で耳いじりながらめんどくさく帰ってきました!(前作の記事は↓『刑事専門弁護士』のタグからどうぞ)

今回も殺人事件の弁護依頼で、終始無罪を訴える父の、無実を娘(谷村美月)は信じてる。でも付き添ってきた元弁護士の尾崎舞子(木村文乃)は、友人に聞こえないところでこっそりと
『このままでは無期懲役。罪を認めさせ情状酌量で20年を狙ってくれ』
と、もちかけるのです。いやいや『ふかやま』さんがそんなお仕事するわけないですから!

班目(岸部一徳)法律事務所の愉快な面々。深山の上司が居つかないと佐田(香川照之)が戻されて、ゴールデンコンビの復活です。榮倉奈々が抜けた穴の、プロレス好きは馬場園ちゃんがw 同僚弁護士としては(今回だけの契約で)舞子が埋めて、パラリーガル明石(片桐仁)は相変わらずパラのままスマホカバーがまたグレードアップしてましたよ(片桐仁の個展記事はこちら) 

現場と同じ間取り家具配置で、 再現ビデオ撮影スタート!

くだらないとフテてた舞子ですが、始まってしまえば熱演w 頑張って起訴状通りに持ち込もうとするのですが、一撃で脳挫傷、死亡の重傷を負った人がそんなに頑張って動けるかなと言われると、確かに。

続く調査は、容疑者の横で従業員がかけていた電話の録音。その数分後に容疑者が撮った、別の従業員の写真。
どれも警察に提出され、時刻確認もされた、舞子にとっては容疑者が真犯人な確たる証拠です。なにしろ、容疑者が主張する時間とは1時間のずれがある。ここ、いいですね。前作と違ってちゃんと警察が捜査してます。証拠があります!
でも深山のしつこい検証にかかれば、雑音が気になり撮影角度(=撮影者の身長)が気になり、写り込んでいる人がいて……。おまけに、映ってた従業員が可愛いからとその娘のインスタをしつこいほど観るパラリーガル、キモいだけじゃなくちゃんと役に立ってて感激でした。

結果、ちゃんと証拠のある無理ない起訴を、地道な実証からひっくり返しましたよ!
やったー、この世界の警察もやれば出来るじゃないですか。これは続くシリーズに期待が高まりますね。

そして、深山の父の事件にも進展が。
『犯人のものを持ってたなんて』
と、遺族に呼びつけられ突き返されてきた根付は見覚えのないもの。現場に居た、別の人物の遺留品では?


「神の舌を持つ男」1 ☆

人間、自分の口の味はしないものです。てことは『キスしても成分がわからない女』って口中雑菌構成が自分と全く一緒、つまり幼児期に密着して育った血縁てことじゃないのかと。

てなわけで、主人公朝永蘭丸(向井理)は口に入ったもの成分がすべて即分かる、タイトル通り<神の舌を持つ男>+伝説の三助へいすけ(火野正平)の孫息子。  女性湯治客に湯をかけ背を流し肩を揉む……と、陶酔のうえ悶絶というエロ狙ったんだかなんだかな設定は盛り込みすぎじゃないですかねえ。
ともあれ、遅い初恋相手の芸者を追って、温泉場を巡る旅をしている蘭丸。行く先々で事件に巻き込まれ、ペロペロと成分を当てながら事件を解いていくのでしょう。

今回も口に入った湯しぶきに 
ペロ「次亜塩素酸ナトリウムだ」
は水道水ですからまだしも、殺人現場の畳舐めたらシアン化合物の味がするってヒジョーに危険w 落ちてる欠片もパク、毒殺の証拠物件でした。 なんでも口に入れちゃだめーw (そもそも、味と物質名を結ぶ同定ができるとは天性の才だけでなく、それだけの数の試料を舐めたことがあるってこと。大学院で何をしてきたのかw)
ついでに眼鏡で温泉に入るのはフレームが痛みますよね。温泉用眼鏡『湯~名人』かけてくださいw

事件は、温泉のくみ上げポンプ故障をついずるずると1年放置、水道水沸かして温泉の素入れてた宿が、ばれそうになって調査の役人殺しちゃいましたーだそうです。
そんな量の温泉の素、遠くに行って買い出しか通販か、どんだけの量と金額ですか! 浴衣姿の死体を、洋服に着替えさせてボートに乗せて流す手間も謎w 微物指紋絶対残るでしょ、突然死で救急車呼んだ方がマシなレベルです。 てか、被害者が寝て吐いて死んだ布団に次の宿泊客をそのまま寝かせたデリカシーのなさがもう、旅館業止めて欲しいですよねえ、
でもそのツッコミどころ満載な2時間ドラマ風味が、愛しくもあり
(ちなみに他所のホタルを放すのも、反対。交雑すると点滅間隔が狂って繁殖に支障をきたします)

旅の仲間に、木村文乃と佐藤二朗。どっちもうるさいだけで話に役にたっていなさすぎて凄いです。いっそ蘭丸に惚れてるのは宮沢なんとか治(佐藤二朗)で、ツッコミ役が木村文乃だったほうが楽しめたかもしれません。あ、想像したら本当に楽しそうw うさんくさいガチホモ古物商の佐藤二朗w



「精霊の守り人」1 ☆☆☆

ナイス異世界、衣装美術に気合入ってますね。

川に落ちた王子チャグムを救った、通りすがりの用心棒バルサ(綾瀬はるか) 
なぜか感謝どころか幽閉され、母である第二王妃の依頼で王子を連れて逃げる羽目に。王子の周りで起きる超常現象……少年は何に取り憑かれているのか?

色黒の綾瀬はるかが新鮮ですw
この世界で色白でツルピカ綺麗なのは貴族ってことですね。王宮の場面では韓国ドラマを見ているような気持ちになりつつも、森を駆け抜けての戦いや市場など、どの場面も原作の雰囲気を大事に再現しているのではないでしょうか。殺陣が見応えありました。

配役がいいですよね。幼いバルサを連れて逃げる吉川晃司、あの銀髪がもう反則w 星読博士シュガの林遣都もイメージそのまんまかも。藤原竜也が「神」=国王なのも大笑いw 腹黒い現人神、似合うw 第二王妃の木村文乃も美しかったですねえ。
しかし呪術師のおばばトロガイは誰だったのかなと調べてびっくり高島礼子w 美人女優に何をさせるんですか何をw

王宮育ちから追われる身になり、下々の暮らしや口の利き方を学ぶ羽目になるチャグム王子。
世話になる『頼まれ屋』の寝ぐらを、牢屋と勘違い。そりゃ狭いし汚いしw 一人まっしろなほっぺたで、むすっとしてて可愛くないぞ。でもきれいな娘さんに「ちっともきれいじゃない、汚い」と言ってしまったことを、去り際にはちゃんと訂正し…まあ謝ってはいませんがw 身なりは汚くとも美醜はまた別と分かった、それも成長。
旅の終わりには、どんなにたくましく立派になることでしょうね。この先の物語の展開と合わせて実に楽しみです。

原作を知らない旦那は途中で沈没。わかりにくいかなあ、確かにバルサの子供時代を挟み込むより、今どんな暮らしをしている人なのかをまず、下々の暮らしと共に見せてくれればよかったかもしれませんねえ。
でも原作大好きな私としましては、重たい本をワクワクと読んだあの頃のように、ドラマでも楽しめそうで嬉しいです。


「サイレーン」~最終回 ☆☆☆

整形手術に夢を見すぎw 
さすがに途中で疑った「男なのでは?」はなかったですがw それでも手術で「別人』にはなれても、特定の『橘カラ』や『猪熊夕貴』に成り代わるのはほぼ無理でしょうに(マイケルジャクソンになりたい、マドンナになりたいって、大金かけてこの程度かって例がいくつもあるはずw) 
ドラマ中でも元同級生が「顔はカラだけど…」と元々の十和田幸を思わせると言っていた様に、一瞬の顔芸でなく入れ替わるなら、肩幅や手足の長さの比率など全体のプロポーション、笑い方喋り方などの動きも重要ですよねえ。 それがさらに猪熊と入れ替わるって、無理無理と半笑いで見ていたらなんですか養女つながりって!双子って! 後ろから間違えて呼び止めるような体型が似てる伏線もゼロだったでしょー木村文乃と菜々緒じゃ! 元々は同じ顔同じ体型だった、と言われても。やっちゃった整形をなかったことにして戻せないから失敗した人が泣いてるんでしょうに(あ、でも2話あたりの感想で書いた『このドラマの鑑識は無能』は撤回できますね!現場のDNAは猪熊のものとして処理されてたってことで!……過去の事件の分はどうなってるんだかw)
あと、本家橘カラの遺体の埋め方浅すぎw 犬に掘り返されるw

と文句はいいつつ楽しめました。殺す気満々、松坂桃李の悪い顔なんて主人公ばかりしてたら滅多にお目にかかれませんよね。菜々緒や木村文乃のアクションもなかなか頑張ってたし。…と、3人がそれぞれ目立ってしまったせいで焦点がぼけたドラマではありましたが、何より実生活に何一つかすらないところが見やすかったんです。完全アウェイでお気楽な娯楽。
また最後にカラ、もとい幸を死なせなかったのもよかったですよね。海や火事で生死未確認で終わらせたり、洗脳や催眠の影響を示唆してダークに終わらせたりせず本人はきっちり逮捕されて監獄にいるって珍しいのでは。
そして、身内の犯罪に厳しいらしい警察組織。8人殺しの血縁者では、被害者とはいえ猪熊は一生飼い殺しなんでしょうねえ。里見もですよねえ。最初っから里見の推理と勘が正しくて、しっかり耳を傾けていたら死人が半分で済んだなんて表に出すより、チビデカ君のお手柄にしておいたほうがましってもんでしょう~、なんてね。

合間に挟まる、ドラマキャラが演じるCMウザかったです。特に馴れ初めを延々と語る版orz  交際をごまかしてる版は別に普通なのにね。←これが最終回だけ、ドラマ後の二人だったりしたら見たいかなあ。

「サイレーン」2~4 ☆☆

この世界の警察に、鑑識はいないのか無能か。
髪の毛だの皮膚片だの、あれだけ格闘してたら残るでしょうにね。それがカラだとはわからないまでも、すべての事件に関係する『誰か』がいるとわからないのか、機捜ごときには情報こないのかw 

それでもカラを怪しむ里見(松坂桃李)
カラつながりで整形外科医(要潤)を疑い、会員制売春クラブで勝手に潜入捜査w 金持ちっぽい身なりにしようと、チビデカ先輩からいい時計を借りるのですが、なんとそのお高い時計には盗聴器が!(って、ムーブメント台無しじゃないんですか?なんて捨て身な嫌がらせ)
 ダブルでオーダーしちゃった里見くん……二人は無理でも、一人とは……したの?マジで?

と、売春組織の密偵で笑わせw 少女売春にまたもや殺人、ますます怪しくなって参りました。生き残った犠牲者が危ないぞ!

そもそもカラが男かと匂わせるセリフもありw
そっかー、だから出たDNAが男で、容疑者が女って線が出なかったんだねーってのはさておき。
若さも美しさも整形の賜物=本当は結構な年齢で、どんな顔だったやらってことですよねー! 演じる菜々緒のおばあさまがこれ見て泣いちゃったそうで、ご自慢の美貌の孫娘を不憫に想うお気持ちお察しします(^^;;;) でも役者としてはやり甲斐ありそうです。他にできそうな人いませんよね。 
どの事件も視聴者には犯人が丸わかりでカラですから。見続ける興味はもうカラの正体しかないぐらい。松坂桃李よりすっかりカラ主役です。

ターゲットにされているとも知らず、カラとの親密さを増す猪熊。正義感溢れる猪熊を真似て、共犯だった整形外科医を罰してみるものの……面白くもなんともないとやはり正義には馴染めないカラ。でしょうねえ。
かかりつけ医を殺し、カルテを燃やしちゃって、この先のメンテナンスはどうするつもりなんでしょうw 遺体はどこに担いでいったのやら。一緒にいろんなことしていたようで、それは明るみに出るのか?
とりあえずは寄生先のおじさんが殺されそうです。さてまた、現場にはカラの香水の香りがするのでしょうかw 
あんな目立つ女が出入りしてたら近所で噂になってそうですが、さて。

「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」1 ☆

警察が無能すぎw

連続殺人犯……を、まんまと殺す真の殺人鬼。身の回りでどんどんと人が死んでいくのに疑われず、むしろその捜査を足がかりに女刑事と知り合い、取り入っていく謎の女。怖いよー。
そんなとんでもない整形悪女カラを菜々緒は好演していると思います。思いますが、いろいろ都合が良すぎますよねえ。
一番呆れるのが、憧れの捜査一課がダメダメなこと。
今は機動捜査隊にいる主人公カップル(松坂桃李、木村文乃)はどちらかが捜査一課に見事引き抜かれたら結婚しようねーとか言ってイチャついてますが、当の捜一ときたら型通りの決めつけ捜査で、連続殺人を見逃すわ、犯人の性別も間違えるわ。本のうけうりでペーペーが指摘できるようなことはちゃんと出来ててくれないと、犯人の価値も下がるじゃないですかw 
挙句、カラが「犯人はきっと女」と口にした程度でありがたがられ、女刑事との心の距離が近づく始末。この作中に「相棒」杉下右京がいれば、口に靴下が片方詰まった遺体なんて格好のおもちゃだし、運転手が殺害されたタクシーのダッシュボードは当然開けて靴下をみつけただろうし(カラが持ち去ったとしても鑑識さんが繊維を見つけるはず)、後部座席に本=客が居た、と立ち去った客が殺害犯候補でしょうよ。そして、美熟女の殺害犯が女の可能性だって考慮してたでしょうよ。
 

そんなわけで、やっと見ました初回スペシャル。だから初回を2時間にするのやめてってばw  
通報と同時に現場に駆けつけ、捜査方針に口はだせない機動捜査隊。連ドラで舞台になるのは珍しいですが、沢口靖子主演の2時間ドラマ「特別機動捜査隊」シリーズを西村雅彦目当てに見てましたから!知ってる知ってる、とちょっと嬉しいですねw 
大杉漣と木村文乃の父娘コメディも、犯罪捜査の息抜きにはいいかなあ……。さて2話をどうしましょうか、悩ましいです。
(余談、「セイレーン」だと思ってましたよ、悪女だしw) 

「銭の戦争」~最終回 ☆☆☆

川に向かって投げないんだ。不思議。

そういえば顧客データも池じゃなく茂みに向かって投げて拾われてましたが。原作通りなのだとしたら、韓国には『水に流す(=清める)』という考え方がないのかしらん。父親が自死に使ったカードの破片を投げ捨てた場面のことです。血もこびりついたままずっと(裸で!)持ってたことにもびっくりしたけど、その辺に投げちゃってもっとびっくり。危険物……! (池や川にもゴミ捨てちゃダメですけどね)

川に流さないなら、手向けた花に添えて置いて欲しかったかな。


そんなわけで、後半の主役は隠し部屋の20億円どーん。

それを探したり盗んだり戻したり脱税金として発見させたり。ハラハラドキドキで飽きずに見ていられました。
特に、恋愛ドラマ家庭ドラマからリタイアしまくりの主人が最後まで楽しめたのがこれ。非日常で誰も責められてる気にならないところがいいのかも……借金がなければw 

牢屋でもかっこいい赤松や、最後見事にグループ総裁としてデビューした元カノちゃんや悪役おばあちゃん、娘を助けに駆けつけた未央パパもキャラ立っていて良かったです。

その分、主役の富生と未央が地味でしたけどw だからこそ負けそうで応援したくなるのかな。

(富生母と弟は…いなくても良かったかもなあ)


ただ、雑に便利に使われている未央のお友達は心配。当初の美容院のサクラぐらいならまだしも、最後は20億円の運び屋ですよ!ヤクザがちゃんと調べて未央をさらってくれたからいいようなものの。何がどうなって、何も知らず富生に恩義もないお友達が代わりになっちゃったり現場を押さえられてボッコボコにされる可能性だってあったはずでしょう~w このポジションは、富生に恩ある人にしておいて欲しかったかな

 

まあとにかく、鬼になりきれなかったことで法的には逆に救われた富生。


最後に未央を抱きしめて風にさらわれたように消え、どこかで金の匂いを嗅ぎながら…のエンドってちょっとイヤンw 赤松2世じゃんw

いつか、未央の足元にコロコロっと500円が転がってきて…ってな風に再会してくれるといいな。

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