ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

木村拓哉

「華麗なる一族」7 ☆

 ついに出生の秘密がっっ
…って、鉄平のはともかく、元カノが祖父の子(つまり妹)って話は必要だったんでしょうか。
今でも好き、な彼女には大きな衝撃でも、視聴者にとっては
『別れてて正解だったねー』な感じ(そもそもお付き合い前に止めなきゃ女将 ^^;;;)
それともこの先、彼女も高須あいこの閨閥設計図に組み込まれていく??まさかねー。

 優秀な兄を羨んだ銀平、父に愛される弟を羨んだ鉄平。
兄弟の図式に「カリフォルニア物語」を思い出しちゃった(^^;;;)
こうやって腹を割って話せたのも、もうすぐ完成する高炉に銀平が、兄の勝利を見たからだったわけですが…爆発ですよー。あー。
 まず単純に勿体ない。
 爆発なんかあったら、それまで出来上がってた部分だって基礎から直さなきゃ使えないんじゃない??
 そして死者ですよー。あー。
 余計なこと言ってる間に逃げないからゲンさん(><)
手は打ってある……というわけで、仕組まれた事故だったんでしょうか??

 でも事故前から、既に『倒産後』の相談がされていた阪神特殊金属。
鉄平の誇る優秀な技術も、現場との結束も、まったく関係無しに会議室と料亭で陰謀が進行していく様子が面白くて困ります。
 鉄平みてるとジャマをしてやりたくなる…。清廉潔白な主人公に対して、なんでしょうこの気持ち(^^;;;)

 来週からは裁判。え?誰をどう訴えるの??

*今週の銭高さん*
最後の最後で、声しか出なかった

「華麗なる一族」6 ☆☆

 鉄平、人命救助再び。
(ライフセーバーの資格でも取ればいいよね)
せっかく誠心誠意、仕事に精を出す鉄平だというのに、その仕事への情熱で人を惹きつける描写をせず、爆発や水難事故に頼ってしまうのって脚本家の怠慢ですよね。

 結果人足が集まる、という展開に気張った音楽流せばそりゃー盛り上がりますが、なんか誤魔化されている気分。

 一方の北大路パパ、ますます悪役然としてきた眼力にくらくらです。
そうですかっ三雲頭取が鉄平を誉めたのがそんなにオオゴトでしたかっ世界をゆがめて息子を陥れたくなるほど!!
 …そして、そんな男に部下はついてこない、貴方の負けだと言い放つ弟も。
「それでは突貫工事が」
と口にする銭高さんも。
 鉄平を助けようとする人達はどうして、誰も彼も逆の事態を招いていくんでしょう。

 まぁ普通、息子を誉められて逆上する父はそういないからでしょうけど。

 関係ないけど、「銭高」と呼び捨てにされるとどうしても、「銭形」に聞こえますっ
「ルパァァァン待てー」のあの人に。

 新妻に妊娠を告げられて、「堕ろせ」と応える銀平。
彼の諦めと捻れ具合は本当にお父さん譲りですね(^^;;;)

映画「武士の一分」☆☆☆

 主人公(木村拓哉)が失明。

 冒頭で早速起きる、記事やCMで嫌でも目に入ってくるその設定が観客にとって唯一の『事件』かもしれません。
その後は、あーあーあーと、当事者にはともかく観てるこっちにはものすごく予測的中な展開で進んでいくわけですが、だからといって飽きる訳でもなく、何やら美男美女と移ろう日本の四季を愛でている間に過ぎていくという。
 静かな映画でした。

 妻(檀れい)の不貞。
とはいっても、強姦でしょ。ほとんど不可抗力。それでも、事実と分かるや否や離縁を言い渡し、妻も即座に去っていく。
辛くても哀しくてもそこには武士という生き方に誇りを持つ者の美しさがありましたねー。最初噂を耳にしたときには、即座に、断固として否定する程の愛と信頼がありながら、ですよ(丁度、ドラマであたふたと見苦しい「今週、妻が離婚します」を観ているところだけに、潔さの際だつこと)
 そして、妻の為の敵討ち。

 外聞が悪いから隠すとか、自分に都合がいいから黙っているといった見栄や意地ではなくて、自分で決めたことを守り通すために、全てを黙っているんです。
武士だから、と表現されていますけど…人としてかくありたい、夫にもこうあって欲しいと思いました。

 そして私がこっそり戻って来たときには…と思うと、果たして煮物の味で分かってもらえるかどうかは分かりませんが(^^;;;)

 脇では桃井かおりのおばさんと、下働きのおじさん(笹野高史)が出色。開けっぴろげで庭の一部のような日本家屋も、登場人物の1人の様でした。

「華麗なる一族」大川スキャンダル→憤死 ☆☆☆

 ガツッ
力強く妻を抱き寄せる鉄平。痛そう…本来萌えまくりシチェーションなのに、首根っこ捕まえてあれは激しすぎませんか(^^;;;)

 さておき、北大路パパの眼力に毎回くらくらです。
それと予告の繋ぎ方のあざといこと。なんだ跳弾しただけじゃないですか。予告だと撃ち抜いた様に見えますよ。

 鉄平の義父、大川の汚職疑惑が大々的に報道されて、総理まで狙っていた人が汚辱にまみれたまま憤死。ああ。
 それがまた全部、パパのせいと知って激怒する「正しい」鉄平クンなわけですが…。

 その前に一枚、『大川健康不安』という重大なカードを切ったのは自分じゃないですか。パパだって、それを知らなかったら悪役にならずに済んだのにっ
 だいたい裏金も、冤罪でなく本当にもらってるんだし(^^;;;)
もうすっかり主人公よりもパパを応援してしまってます。(本来、原作主人公はパパなんですって?なるほどです。)

 加えて、謎の女高須あいこ。
毎度毎度、妻の座を狙うでもなく万俵家の為万俵家の為って、いったいこの女何者?という視聴者の疑問にやっと説明が。弟は普通の人ねー。
(愛人を恥じてない、といいつつも妻妾同衾を口止めはする点はまぁ彼女も根は普通の人なのかしら)

 来週は、念願の高炉建設が反古に??
悲劇のヒロイン調に試練が襲いかかる主人公。元カノの出生の秘密話は、まさか本当に『兄妹なのよっ』ガーンってことになるのでしょうか??

「華麗なる一族」3 ☆☆☆

 嗚呼、過労死(><)

 忠誠心を数字に換えて部下を殺してしまう君主。そんな仕事が赦されてしまう時代だったんだよなー。支店長可哀想(田圃で死なれた地主さんも夢見悪いよね。何億か預金しちゃうよね)
 じーっとそんな父をみつめ、諦観に達する次男も可哀想でしたわ。
父は越えられない。…だったら家出るとか他の職選ぶとかするんだよ普通は。

 そんな銀行の騒ぎをヨソに、長男は青春(^^;;;)
 昔自分の住んだアパートで元カノと再会。すわ濡れ場か??と身構えたら逆に、窓からエールもらっちゃう爽やかさにびっくり。すみません、汚れた大人で。
金策だって、「自分の力で」集めるってあんた! 義父の紹介状もらうぐらい最初っからしたってバチはあたらないと思うのにまぁ。
 今までパイロットとかレーサーとか弁護士…じゃないな法律のなんかとか。資格をもって個人で実績を示す職業でみることの多かった木村クン、会社員としてだと生きるのが下手に見えて可哀想です。
 でも、鉄平の苦労と夢は、日本の将来のため!
そのスケールの大きさがひと味違うところなのかな。

 山で猟しながらの「ていこくせいてつ云々」の長セリフでは、本当にタ行やラ行がたどたどしくて、こりゃ真似したくもなるよなと笑っちゃったりしながらもドラママジック。だんだん鉄平が好きになってきました。
 応援したいという義父の気持ちが分かる。

 でもその義父さん倒れちゃうんだよねぇ?
高炉建設と銀行再編成の明日はどっちだ??

<今週の銭高さん>
 中折れ帽〜キャ〜!!
言ったら「サザエさん」の波平さんもこんなスタイル。当時の正統派会社員スタイルですよね。金策につきそって出番が多くて幸せでした。「私が説得して見せます」って言ってくれてるのに、鉄平くんたら。

「華麗なる一族」2 ☆☆(☆)

 尻上がりにキましたね。やはり北大路パワーでしょうか。

「父上は僕がお嫌いなんですか?」
だからっそんなこと尋ねたくなる様な人に直球でそれ聞いちゃダメだからっ!!
こういう、相手役としての木村くんは充分頑張っていると思うのですが冒頭工場での演説や、妹との食事ではなんかもうコントかも。ナレーションも相変わらず語りすぎです。

 語りすぎったら弟銀平くんもで、お母さんが愛人との3Pでショック受けて自殺未遂って、聞かなくていい人の耳にまで入るところでべらべらと。 ちゅーか部分的には、もっと早く知らせろよとも思ったし。
思春期の子供もいてそんな家族って何かしら。本当に嫌。

 …それなのに、変態オヤジなのに。
万俵大介さんが口を開くと、何故か苦しんで傷ついてるじゃないですか。オマエは俺の子じゃないだろうってスパッと言うわけでなく。それに気付かずに、甘えるかの様に思うまま振る舞う長男の方がよほど非道い奴に見えるんですよ。
 融資も、減額がなんだ、まず礼を言えないのかって言われたら確かにそうだしねー。
(そういう意味では木村くん、はまり役なのか?あの何才になっても若造のままの甘えた感じ)

 ここでね、何度も出てくる肖像画がもちょっと重厚ならホントに印象違うのにー。(なんでも、当時ああいう画風の有名画家がいたそうですが、見栄えとしてはウソでいいから重苦しい絵が欲しいところです)
 そうそう、何度も出てくる祖父の生足。
風呂場で手込めにされた模様ですが、ここまでキムタクそっくりを強調してたら彼が演じるしかないじゃありませんかお祖父ちゃん。でもあの後ろ姿は… いや、どうでもいいんですけど(^^;;;)

 元カノが離れたのも、やはり愛人タカスなんとかの差し金。
それもこれもで、来週も大騒ぎな模様。エンディング始まった時には、めっちゃ来週みたい度がアップしていたのですが…予告、見せ過ぎです。

<今週の銭高さん>
 勝手に高炉建設を公表した鉄平におかんむりです。うふふ。
居並ぶ作業服集団の中で1人頑なに黒コート。ホワイトカラーですのね。鉄平の車を出迎えて、ドアを開けるところのしなやかな動きにも大喜びです。スーツ姿素敵。
 物語的に見所の減る特殊製鉄場面での、目の保養です。

「華麗なる一族」1 ☆

 華麗なるカレーパン!放映日にスーパーで山積みになっていて、つい買っちゃいました。結構おいしかったですよ。

 ……正直、ドラマよりカレーパンの方が評価出来るような。(^^;;;)

 やたら音楽が壮大で、凄いもの見てる感はあるのですが1時間半もかけたわりに中身ないですよね。
便利なナレーションはなんでも解説しすぎだし!(主人公の苦悩は、表情や背中で見せてよね) それでいて、溶鉱炉で起きた爆発が、未曾有の事故なのか日常茶飯事なのかがさっぱり分からない(大したことないなら長々ひっぱるなよ)

 まぁ主人公鉄平(キムタク)が、お仕事頑張ってるのは分かった。
でもパートのおばちゃん(50代)の間では『あの時代なら七三分け』という意見が圧倒的です(^^;;;)だよねー。40年も前のサラリーマン見てる気分にはならないもの風貌と言い喋り方といい。それとも、神戸の富豪の坊ちゃんはあれでいいのでしょうか。

 そして鉄平の父親が現役(^^;;;)なのと、祖父似と評判の鉄平が爺ちゃん子どころか、祖父と母の不義による「爺さんの子」なのも分かった。だったら鉄平ももっとお盛んでも…じゃなくって。
 鍵になる祖父の肖像画が安っぽいんですよ。何度も映るんだからもっと重厚に、年齢を重ねたらこんな風って貫禄つけて描けなかったのかなぁ。

 まぁこの先の、金融再編成による激動や、高炉建設がどうなるかとか、鉄平と一族の決裂とか、見所はたくさんありそうなので次も見ますけどね。
「白い巨塔」のワクワク感を思うと、この構成はちょっとのっぺりしすぎなのでは。

 ところで銭高常務!そう西村さんは完璧でしたね♪
こういう脇から支える実務派な部下はぴったりじゃないですか。無茶いう坊ちゃん上司の代わりに先方に侘びをいれたりして。でも、坊ちゃんは非常識な決断をするんですよ!
ああ、苦労してますね。
鉄平につきそう役どころ、次回から会社の場面が増えたら出番多いかしら、その辺楽しみです(^^)

「西遊記」1 ×

 なんじゃこりゃ。
天下の西遊記、フツーに作れば面白い素材をよくもまぁつまんなく出来たモノでびっくり。

 キムタク様から始めたのはオトナの事情としても。
お師匠さんの『手が温か』くて『ナマカ(=仲間)』だって言ってくれた。こんなイイ場面をどうして、セリフだけでネタばらししちゃうんでしょう。後から回想でなぞられてもなー。
 子供狙いならそれらしく、キャラ紹介やら出会いからすればいいのに。「如意棒は普段耳にしまってる」みたいな悟空マメ知識はもう知ってることになってるんですね??
 でもアレレ、 石猿のくせに人間に頭殴られて気絶っすか?
『実家』から『牛魔王邸』までキント雲で・・・アレ?さっき呼びに来た沙悟浄と猪八戒はどう来たわけ?? 

 牛魔王より、三蔵法師の師匠の方が悪に見えるのもなんだかなぁ。
叫びっぱなしの慎吾ちゃんが我慢ならない。・・・嗚呼、完全に年寄りの繰り言ですね。だって結構楽しみにしてたんだもん。配役には文句ないのになぁ。
  これなら、「けんかがすっき♪」なアニメ西遊記の再放送でもしてて欲しいです。

「エンジン」最終回 ×

 ええ?? これで終わり?ホントに? つ、つまんなーいっ

 別に負けてもいいし、最後ラリードライバーでもいいし、風の丘ホームの復活だってどっちでもいいんだけど、全てにおいて見せ方がなにか間違ってる気がしたっ!!スゴイした!!

 突然次郎と先生のラブを描いて、子供達の前でハグだチューだしておいて、その後の2人はほったらかしってナンだ??(てっきり、ラリーのコパイが先生かと)

 ホームでの話し合いの成果は??
そこに居ない子供の解説を延々されたところで、相手に伝わるわけもなく、画面のこっちも食傷気味。

 閉園の日に、最後だからと皆で食事する、それは納得だしお約束の挨拶の譲り合いも楽しくていい感じだった・・・・なのに、そこにかぶせて延々と、1年8ヶ月後のそれぞれの身の振り方解説。またかーい。

 人数多いんだから。バスの場面でだって、文句つける顔笑顔哀しい顔、一人一人いちいち映して時間とるのにイライラしてんのに解説でまた一人一人って、やめてよー。

 壊れたマシンを押してゴールする次郎。
それだけで抱きついて
「貴方は勝ちました」
と言ってやれるほど感動するには、もう一周ぐらいしてくれなくちゃかも(某バイクレース漫画で、あったよなー。リレー形式だからってボロボロで押して返ってくるのが!!!)

 最終回、終わりよければ全てよかろうと待ちかまえていてこれですから。ガックリ。
マッチが出てただけじゃ嬉しくないっ

「エンジン」9 ☆

 あの子ってあんな、嘘つきキャラだっけ?
堺雅人の衣装、ピンクのシャツに若草色ネクタイに目が釘付け。

後はもう、最終回にむけてまっしぐらな内容だったので得に感想はありません。

「あんたに一番観て欲しい」
というのも唐突で、ええ?って思ってしまいました。

 爽やかなラストに期待してます。

「エンジン」8 ☆☆

 風の丘ホーム、涙の解散・・・・かと思ったら、子供達泣きません。

 ずっと泣き虫だった小雪先生も、
「一番泣きたいのは子供達なのに」と過去の自分を反省。別れじゃなくて出発なんだから・・・と涙を封印して笑ってお別れです。

 でもね。それで本当にいいの?・・・とばかりに、次郎が泣きましたよ!

「子供なんだから泣けっそんなに早く大人になるな」
いやもう、次郎にしか言えない台詞です。イイ奴だなぁ。

 小雪や堺雅人じゃ引き出せないモノを次郎なら子供達から解き放てるんですねぇ。だって先生じゃないから。

 全体を見ると、ホーム存続に手を尽くしたとは全く思えないし、監督との会食は夕飯にしてもらえば充分間にあったし、穴だらけなんですけど、まぁいいです。
 次郎の涙にはカタルシスがありました。

 直球で皮肉いいまくって去った堺雅人も良かったなぁ。
 終盤、
「大事なことには最後に気付く」
という小雪のセリフ。最終回で恋に気付くような伏線でしょうか??地味だけど、ひっかかるセリフだったので深読みです。

「エンジン」7 ☆☆

 クビだクビ、次郎のヤツ!

 傷害事件を起こした子供が、次郎1人で来て欲しいと願う。それは、分かります。彼は説教しないだろうから。

 その後逃げるのを追いかけ、父親と話したいと言われれば一緒に待ち、相手にされなくて泣く姿を黙ってみていてやる。その過程で相手の心を捕らえていく様子は小気味よくて、こちらもどんどん次郎のペースに載せられていきます!
 格好悪いけどカッコイイよね!

 ・・・でもコイツ、無断欠勤だよ?
それもコンビニのバイトじゃないよ、苦労して得たレーサーの座への足がかりなのに、行ってないんだよ? 台無しじゃん。
 言い訳しない潔さ、もあるとは思います。
思いますがやはり、必要な物をもったまま出勤してこないヤツと仕事をしたくないです。それも紙一枚だよ?ファックスしろよー。

 これが初めてなら、次郎本人は気付かなくても『コドモの方が大事』になってきた証と思っておきますが・・・・前ッからなんだもーん。

「言って下さいよ!怒った私がバカみたいじゃないですか!」
と小雪が言うように、普段から言葉足りないヤツだけどね。

 これで、例の元カノが次郎遅刻の事情を知って見直すようなベタな展開がなかっただけマシなんでしょうか。

 閉園の話は唐突。
子供の行く先もそうだけど、小雪や堺雅人も高嶋礼子も失職しちゃうのに。
いきりたつ次郎ですが、キミが役に立てるのはテストドライバーになって2千万円もらってくることぐらいでしょう?でも今更無理な話だよね。

 最後、次郎が園長になって終わったらどうしよう。

「エンジン」6 ☆

 今は結婚したくない。ナルホド。
でも、=別れる 必要はないじゃない?じっくり10年おつきあい続けたらいいのに。

 重すぎる気持ちに引く、という展開は分かりますが、それなら彼に他の女がいる描写は余計だと思うし。彼女もそこは目撃してないんだから、本気の恋を過去形で語るまでが早すぎ。
(実は、私とツレがつきあい始めたのも18才と21才。なんだか大昔を思い出しちゃって・・・なんてノロケ話はさておき)

『みっともなくても初志貫徹』
例によって、子供の騒動と絡めて次郎の問題解決です。テストドライバーじゃなく、レースに出るドライバーで居たいんですって。 それをアリエナイ前例ガナイと強調されるほど、ああラストでは夢かなうんだなーと納得。

 そんなことより、国生さゆりママと娘の対決がみものです。
ママの様にはならない、ママは今までの男誰も本当には愛していなかったんだ・・・云々。青いよねぇ。でも、そうやって未来に夢見てる子供の間が幸せなんだよねぇ。
「振られたくせに」
と言い放って出ていく国生ママの胸中や如何に。

 ラストは、そのふられた娘の為にホームの男の子が暴力沙汰です。

 これが、もっとじっくりおつきあいの様子とか、それを横目でみてる男の子の様子とか積み重ねてきた上でだったらかなり盛り上がったかと思います。
 でも実際には、結婚宣言かなり唐突(先週、ホームを追い出された時に「彼の家に行く」って言ってたっけ?それぐらいだよね)
もったいない。

「エンジン」5 ☆☆

 美しい兄妹愛!!(涙涙)

 ・・・もちろん、互いに秘密を抱き合うことが正しいのかどうか。あの真面目な兄ちゃんは、自分の努力が全て無駄だったと知ったらグレてしまいそう(^^;;;) おまけに、両親のこともせっかく言おうと決心したんだから、皆ちゃんと聞け!と思うのですが・・・。
 互いを大切に思う気持ちは美しいので良いです。

 そんなわけで、
「両親は事故死でなく、父が母を殺して服役中(妹には内緒)」
   「実はレーサーじゃなくてメカニック」
「ニュースで事件のこと知ってる(でもお兄ちゃんには内緒)」
   「カレーの隠し味は***」
秘密の深刻度違いすぎ(^^;;;)

 とにかく、真実を突きつけることが「正義」じゃない。
 そこに持っていくのに、くれない会(「白い巨塔」)みたいなPTAババア出して、次郎にも見栄はらせて、随分大がかりでした。

 特に、次郎がメカニックのことを言い出せないのは、らしくないんですけどねー。
でも、「カッコワルイ」状況を、いさぎよい謝罪で「カッコ良く」盛り上げてしまうのはキムタクの独擅場。メカニックとしても優秀ってことになっちゃったし!
 持ち味をフル活用でした。

 調理師:高嶋礼子もかっこよかった♪
 ただ、
「貴方達が罪を犯したら、お子さんも同じように追われる」
って至極まっとうな説得ですが、同時にああいう人達は
『自分は絶対にそんなことしない』と思ってる気がします。

 それに、直接の引き金になったバカ息子達はそのまんまだよね。そこはイヤ。

「エンジン」3,4 ☆

 前回は「逃げるな」今回は「行動しろ」??

 子供の問題と次郎の問題が直接リンクするのは面白いのですが、ビミョーに間違っている気がしないでもないです。

 だって前回、遅刻だよ??
あのデブちゃんの逃避につきあって、来ない父親に無理矢理会わせるために・・・遅刻だよ??
 それって勝負以前じゃない!

 それよりも闘う背中を見せて欲しかった。
送らなきゃっていう小雪先生を後目にレースに連れて来ちゃって、準備だの集中だの全力で立ち向かうところを見て『僕もう逃げない!』ってなる方が爽快では。いっそ負けたっていいよね。

 それなのに、自分の頼んだ勝負に遅刻する様なヤツがまたチャンスもらって、下準備ゼロで相手に勝っちゃうだなんてー。どんだけ甘いんだよー。

 今回の子供だって
「僕は可哀想じゃない」
はいいんだけどさ、養子縁組を断るようなことか? 時間をかけて慣れていけばいいだけじゃない。
 あそこは逆に、
「そんなにイヤなら断ろう」と言っていた大人を後目に、隠れ場所から出ていって、養父母の手をとってみる方向だっていいじゃない。次郎はやりたくないメカニックしてみるんだぞ?

 文句全開ですみませんねぇ。
あの「白い巨塔」の脚本家さんだって聞いたから、もっと面白いものが見られると思ってたの。

 まー、謎の食堂美人が”子供を手放してしまった側”だと分かったり、堺雅人先生は「プロとして」次郎とはっきり対立してみたり。その辺はつまらないわけじゃないです。
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