ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

木村拓哉

「HERO(2014)」1 ☆☆☆

初HERO、やだ面白いw


前作観てなくて思い入れも無いし、13年も前のドラマの続編ってねえ。と、ななめに観始めたら案外引き込まれました。前作から出ているらしい脇が若干ウザイですが、知り合いなのねー程度でスルーできる程度。ファンだった人は嬉しいだろうな(^^)

ヒロインが若い北川景子に交代なので、前作でのラブをどうするかと思ったらちゃんと交際して別れたことに言及ですよ。そんなものでしょ、と言われたら確かにそうですねえ(結婚してたっていいのにとも思いますがねえ)


事件は、居酒屋での軽い喧嘩……かーらーのー時効間際の宝石強盗事件!

時価13億円の宝石、大事件でしたから指紋が一致したならとにかく起訴しろと迫る周囲ですが、転任したての久利生(木村拓哉)だけは大元の居酒屋事件にこだわるのでした。

ベタです。

こっちを追ってたら大事件も解決だよね☆とドラマ視聴者は慣れていますが、なにしろあと3日。作中人物は焦って担当を変えたりするんです。

ベタです。


でも、何故かどのベテランも起訴に至らない。

それって起訴が後から『間違ってたゴメーン☆』では済まない程、相手の人生を変えてしまうから。絶対に無実の人を起訴してはならない…と語る久利生の言葉に自らの至らなさを恥じる新米事務官(北川景子)なのでした。

ベタですが、正義なので良い事です。うんうん。


そうそう、スーツが当然の職場でジーパンの久利生。

型破りな主人公が異能を発揮、というこれもベタの典型です。いい年でアウトロー気取りもないよねぇと生暖かい気持ちにもなりますが、群像劇で『目立つ』という利点確かにありますねw


そんなベタに継ぐベタの王道の中、検察局を囲む取材陣にいつもつかまるのは小日向さん

「足が遅いー」

というネタを繰り返し入れておきながら、あと時効まで5分無いよ!というギリギリに起訴状を裁判所まで走って届ける役を何故かその遅い小日向さんに任せるという暴挙で盛り上げる丁寧なウケ狙いw

どうせ間に合うに決まってますけどーw

実際のとこ、本当にあんな状況で足さえ速ければ間に合ったのにという20秒遅れだったりしたら門前払いですか?こっそり受け付けてあげるんじゃないのかなあ。


というわけで来週もみます。

いわゆるキムタクドラマな感がなかったのは、久利生が『イケメン』でなく『変人』な役どころだったからかも。50才でも60才でも別にいけますよね。カッコつけ無くていいじゃない、きちんと大人な久利生をみせて欲しいです。 


「宮本武蔵」 ☆☆

見てしまいました、2夜連続放送スペシャルドラマを。


なんたって主人が宮本武蔵好き。

「バガボンド」も途中までの私に、こいつはこういう奴でこうなるんだよなーと解説してくれてご満悦、配役に文句は全くないようでしたが……。

いくらなんでもキムタク武蔵にサンタマリア竹蔵、セクシー小次郎はまとめて老け過ぎじゃありませんか??

いや、若かったとしても木村さんには武蔵の泥臭さがないというか。何十人もうっかり皆殺しにしそうな莫迦さがないというか。むしろ、神出鬼没の不思議キャラになっていた佐々木小次郎の方が似合いそうでした。

「武士の1分」は良かったし、時代劇の大見得切る感じは向いていると思うのになあ。


道場の偉いさんだった松田翔太は、関西弁あれでいいんですか?何か変な感じ。


そして女性陣が不思議に大根……orz'

私は真木よう子は大好きです。夏帆だって大好きなんですよ。むしろ番宣で彼女たちが出てるとしって、主人と一緒に見ようかと思ったぐらいに。なのに。演出にああ言えと指導されてなのか、時代劇には時代劇の作法がやはり厳然とあるのか、お通や朱美が出てくる度に残念さがつのりました。

あ、高岡早紀のお甲さんは別です。色っぽかったーw

そうそう中谷美紀の女郎は、似合いすぎるが故に別ドラマ「仁」を思い出してしまうので、やっぱりダメじゃないかとw


と、あれこれ思いながらも、吉岡一門皆殺しのあたりは殺陣も頑張ってるねと楽しく見ていたのですがね。

さぞ盛り上がるだろうと待っていた巌流島は驚きのあっという間でした。え?3夜目もあるの?ってな具合です。

待ちかねたぞ、とか、鞘を捨てるとは小次郎敗れたり!とかさ、むしろ1話冒頭からそこを見せて引きつけて、ラストでもう一回やりますよぐらいの名場面じゃないんですか?


旦那はといえば、その頃にはリモコンを握りしめて完全に沈没。
私もうっかり寝ていて巌流島を見逃したんだわ、きっと…… 

「安堂ロイド」最終回 ☆☆

そして、イケテナイ沫嶋黎士が戻って来たのでした。


溜まっていた8、9話録画分を跳ばして最終回だけ見てしまいましたw こういう見届け型は多いのでは。
 

アンドロイド同士の闘いでもなにげに血まみれになる演出に、日曜のお茶の間にこれはないだろう~と思ったり。まずはロイドが戻って来たところで、イヤイヤこれで喜んじゃダメでしょうよとツッコんでみたり。

でももちろん、ロイドは未来の技術で再生させた肉体だけを運んで、黎士の頭脳&記憶と交代するのでした~、はいハッピーエンド~


……なの?


殺し合いの修羅場を共にくぐり抜けた麻陽とロイド。

始めは黎士と同じ顔なのに「違う」人物を拒否していた麻陽が、かなり唐突にロイドと名付けて親しみ出したのも、視聴者は置いてきぼりでも、その共通体験が強烈だったせいだと脳内補完してました。

そこにさー。

何も知らない黎士がのほほんと戻ってきても、ダメじゃない?


ラストは、挙動不審ないつもの黎士と麻陽が抱き合って終わりでしたけども。

あそこで何か黎士にも、ロイドと重なる様な変化を見たかったです。未来から戦うドラえもんを派遣しただけじゃなくてさ、何があったのか全て、ロイドを通して知っていて欲しいというか。


感極まって涙ぐむ麻陽に

「安堂麻陽が泣く事は、禁じられている!」

なんて、噛みながら言ってみるの、どうでしょうw


結局は壮大な実験作でしたかね。

SFは深夜でしろとは最初から言われていましたが、深夜ならもっとBL向けにロイドと男性陣が絡んだことでしょうw

アニメ系の専門家が一枚噛んだ分、ナースロボットとか男目線が激しいんですよね。そして若い女優たちのたどたどしい専門用語を聞くにつけ、声優さんの達者さを実感。

「1999年の夏休み」みたいに、声だけ声優で吹き替えるという手法もありますよーん。
もしくは日曜朝の特撮での、主役は若いけど敵方が演技派でしっかりしている系のノウハウはもっと活かせなかったのでしょうか。

そしてやはり、人造人間は若い役者さんがよかったなあ……

「安堂ロイド」5 ☆☆

うわー、感情プログラムインストール!


……それはちょっと違うと思うの。

記憶初期化を拒むところから何か違うとも思うの。


あっさり初期化に同意しておきながら、「何か」が暴走して初期化を阻むとか。

まっさらに初期化された筈なのに、麻陽との思い出だけには反応してみたり。そんな不思議で説明不可能な愛の力にキュンとくるのであって、感情のプログラムがあるから感情が生まれましたよーじゃ当たり前過ぎですってば。

ロイドの講義は堂々と立派で(総理大臣演説を思い出したわー)、クライアントからの発注授業だったというんだから、クライアント=黎士としか思えないじゃないですか。
でも、1話での沫嶋兄妹しか楽しんでいないモソモソ講義を思い出すと、黎士案なら上手すぎるかも……ミスリードかしらんw 


そしてサプリの力演は、中の人が頑張れば頑張る程いたたまれない仕上がりでした…もっと上手い人いなかったのかー

アイザックアシモフ刑事の娘が、小松左京子で大笑い。無理矢理すぎるでしょうw 

「安堂ロイド」3、4 ☆☆

「沫嶋黎士は生きている」

あれ?今までずっと「死んだの?」という問いには「殺された」と返していたので、復活もありえる状態でどこかで停止しているのかと予想していたのですが生きてるんだそうなんだ。


衣朔刑事は、麻陽の同僚の父でしたよ。おいおいおい。

同じく同僚の桐谷くんがハッキングで黎士の謎に迫りましたよ。警察セキュリティお粗末だわあ。


「ターミネーター」的未来で兵士として戦うRなんとかの記憶をちょいちょい挟み、その時の仲間が刺客としてやってくるわ、血まみれで結婚指輪出してくるわ、例によってあざと過ぎてまあ恥ずかしいのですが見始めてしまえば楽しいです。でも、視聴率が悪いのは納得かなー。


そうだついに「ロイド」と命名されてました。

で、私が安堂だから……と姓が安堂名はロイドって麻陽のペットかw ニセ黎士が自ら名乗るのでなく、麻陽が名付けることで彼女はロイドを受け入れたわけだし、ロイドはそれに安らぎを覚えて感謝しているし。

互いに情が湧きそうな、というこれまた定番のターニングポイントで恥ずかしいです。

「安堂ロイド」2 ☆☆☆

『君が死ぬ事は禁じられている!』


厨2丸出しな台詞なれど、やっぱりカッコいい~(><)

なんか慣れてきましたw でも「悲しみのプログラムがインストールされた」等の女性キャラ「サプリ」の台詞には寒気がするのだわ。この厨2耐性の境目がどの辺にあるのかが、このドラマに耐えられるかどうかの決め手なのかも。って、なぜ我慢が前提だw


アンドロイドは消えられるのに、何故か刑事に目撃を許し『死亡した筈の沫嶋教授が生存!』と世間に騒がれてしまう今回。身内に会わなければいけない場面をどう乗り越えるのか。

『嘘をつく機能は搭載されていない!』

ので、麻陽が次々と嘘を重ねて乗り切っていくのですが。その様子をギャグにしなかったこと、ペアのマグカップを偽物には使われないように片付けるところなど麻陽まわりの演出は受入れ易いです。

が、しかし。 


充電中/睡眠を装い中、のキムタクロイドを見ながらとてもとても残念だったのは老いていること。

部品も無い旧型とはいえ、なんで人造人間が中年やねん。

こういうことはお肌が奇麗な20代、せめて30代前半までに済ませておいて欲しかったです(><)

TVの高画質化も容赦がないですねー。

とりあえずこのドラマでも物語の終わりが示されました。よくある『連ドラタイマー』3ヶ月でなく、『敵のアンドロイド8体全てを殺すか、私が殺されるか』ですってよ。1クールにちょうどいいですね! 

沫嶋黎士を「死んだ」と言わず必ず「殺された」と言うキムタクロイドさん。それもきっと、なにがしかの条件で復活出来る伏線なのでしょう。 


妹役の大島優子はうざい。

あの感じならIMALLUに演らせたら良かったのにw

「安堂ロイド」1 ☆☆☆

アニメ臭~い(><)


戦闘シーンや不思議キャラなどなどより何より、台詞に

「****特異点か」

などと、怪しいワードを聞かせておいて全くフォローが無いところw これSFアニメの初回では普通にあることで、何ヶ月も観て行くうちに段々と分かっていく謎だったりしますよね。アニメ誌でフォロー記事を読み込んで予想をしたりと、積極的に楽しんだものでした(遠い目w)

でもTVドラマではササッと説明が入るか、そもそも分からない事は言わせないものなので、こういうほったらかしは嫌がられそうですよね。

SFだからいいの? 

でも上戸彩と内野聖陽の「10年先も君に恋して」もタイムトラベルのある立派なSFドラマですけど、オーソドックスで丁寧な造りでしたよ。スタッフに庵野監督もいるわけで、あえてアニメ風に作ってあるのでしょうが……カッコいい~と思うより先に、こそばゆいですorz


でもそこを脇に置けば、良かったかも。

限りなく期待ゼロ、クソつまんないに違いないと思って観た割からいけば、かなり面白かったです。

これがアニメなら……よくある演出だし、そもそも観ないでしょうし。


死んだ恋人と同じ顔で、自分を守りに来る知らない男。

そんなシチェーションは観ていてきゅんとしました。

でも守られてるヒロインは嬉しくない、いっそ生きていたくない。それは納得だし、そんな女心は想像もつかないだろう教授が段取り組んだことは容易に想像がつくし。だいたい、守る守ると言っていた相手が、殺人マシン相手に鞄で殴り掛かる戦士体質だと知っていたんでしょうか教授はw


この辺、キムタクと柴咲コウもとい沫嶋黎士と安堂麻陽の出会いと恋愛がもっと素敵ならもっと盛り上がったのになあ。相手がダメで童貞くさいと増々萌えるんだろう朝陽さんのダメ男萌えが、いまひとつ分かりにくくて説得力に欠けましたよー。

それともダメだったのはダメ男演技の方かしらん。

初めて観たダメキムタクに慣れなくてなんかぞわぞわ…。普通こういうのは変にカッコつけられた時の悪寒でしょうに逆に、キメ顔アンドロイドが通常運転で、残念アラフォー沫嶋教授がこそばゆいのですorz

(ダメ男でもベラベラ喋るのは同じなんだよね)


羽が舞い散る場面は、伊藤英明が双子を演じた「YASYA~夜叉~」を思い出しました。ああ、あれもSFだったよねー。深夜やNHKでこっそりつくられていたSFドラマが、キムタクを主演にするとこれだけ大掛かりに出来るってことなんでしょうか。むむむ。
「BRAIN」よりは頑張った甲斐があったと思われ。

「殺人リスト」を追う刑事(遠藤憲一)の関わり方も気になります。 
そんでもって、このドラマ名前のお遊びがてんこ盛りですが、この刑事の名前が一番無理矢理ですよね。葦母衣朔……アイザックアシモフおまーじゅか! 


とりあえず次回も観る気になってます。←思う壷。


「priceless」最終回☆☆☆

ボールが戻ってきたー!!!


ついに金田一本人に明かされた出生の秘密と、ミラクル社長との血のつながり。……ってことは、数々の嫌がらせも、家の炎上も、機密漏洩の冤罪も「兄弟喧嘩か!」と、もの凄い納得をしてしまう金田一さん。いやそれって、違…わないのね金田一的には。しかも赦すw


人間関係を大事にしつつも、”目的のためには手段を選ばず”で突っ走るハピネス流だと、もう魔法瓶が作れるんならミラクルでもいいじゃん、で社長は元通りに兄社長でいいじゃん、になるわけです。それは違うと渋る工場長さんたちも、金田一の影響で変わり始めた兄を認め…いい話でしたー。


終盤、ライブ映像があるというので今か今か、この映像がまさかライブなの?と気が散った感じもありまして(演説とかで入れてくるとばかり)、雪の中の映像は楽しかったけれども全部録画で構わなかったのにね。


そして1つだけ気になるのは。

昨日のコーヒーが温かいのはいいけど。一週間経ったコーヒーって飲んでも大丈夫なのかしら……スープだとしたらもう具は全部ドロドロなのでは? 雑菌の繁殖は(^^;;;)


「PRICELESS」〜8☆☆☆☆

面白いよね。


貧乏暮らしから始まっても、そのうち仲間増えるよねー社長になるよねー町工場巻き込んで味方につけるよねー「究極の魔法瓶」記事になって売れるよねー……と、予想通りに展開していくので特に記事は書いていませんでしたけど、その間もずっと主人公金田一をぶれずに

「熱い男」

「いい奴」

「でも変」

と魅力的に描き続けてずっと面白いって、話数が重なれば重なる程なかなか出来ないことなので、実はすごいドラマかもと思い始めてきたところです。

来年の年末には一挙再放送とかしてるんじゃないのかなー。とんとん拍子の出世物語、まとめてみたら釘付けだと思います。


兄社長が切った町工場を集めて自分の魔法瓶を作ってもらう。律速段階になってしまった工場も切らない。そこで金田一が能率が悪い工場を抱え込むだけでは根性論ですが、経理ちゃんが作業割り振りを考えてみたり、接待巧者モアイさんが◯◯社と××社は付き合いが長いから一緒にやりたがってる等と現場の声を足してみた結果スムーズに作業効率が上がるなど、ちゃんと3人居る意味があるところも素晴らしい。

一昨日のタイ企業と提携では、接待にバッティングセンターと、まさかの…炊き出し(><)

『なにを演じてもキムタク』

とは主演木村拓哉への定番揶揄ですが、当て書きがピタリとハマって魅力全開の金田一を見せられたら、もうそれでいいよと思ってしまいます(><)

一度出て行った経理ちゃんも、1回分でもう帰ってきてるしw
来週は魔法瓶で仕掛けるそうですが、なーにハピネス魔法瓶が結局は勝つでしょw 

 


ただ、兄社長の描き方は可哀想。

先代社長が実父とは知らないまま、あとを追う様に魔法瓶に入れ込む金田一を褒め讃えるドラマになっていますが、兄だって彼なりに父の残した会社を更に大きくしようとしてのリストラでありCI。やり方に情がないとか攻撃されますけど、そう育てたのは誰だよw

先代が魔法瓶に拘った「理由」が商売抜きにちゃんとあったことを、兄は知らなくて弟の庶子金田一だけが知っているなんて。そこはちゃんと教えておこうよ先代社長!

『実は金田一はお前の弟』とか

『時期社長はお前でなく金田一』とか

死ぬ間際まで黙ってるからこの大騒ぎなんだしさー。

でもそこも、最後には兄弟対決でお互いに能力を認めあう展開になるんじゃないかと、これまた安心してみていられるわけですよ。
先週今週と、最終回でもないのに延長版にしている意味はよくわからなくて、年末になる最終回を2時間3時間spにするのだけは見られないからやめてほしいと思いますが、とにかく毎週楽しみなドラマです。

「PRICELESS あるわけねぇだろ、んなもん」1 ☆☆☆

タイトルのひらがな部分は必要?

学生時代、ホントに野草つんで食べてたの思い出しましたw 部屋代込み月5万円で暮らすの貧乏だったなあ。でも寮生活で少なくとも部屋はあったのって幸せだったのね。
 

突然の解雇、爆発、携帯水没w

何の祟りか踏んだりけったりで、身ぎれいな会社員からあっという間に一文無しのホームレスになっちゃう主人公金田一キムタク二三男くんが悲惨です。本人だけじゃなく見てるこっちも

「どーして?」

と思っていたわけで、最後に明かされる理由が

「社長の隠し子だったから」

は?

二三男を次期社長にと遺言された義兄の副社長(藤木直人)が、全てを指示しているというひっどい話でしたよー。でも金や地位を守るためでなく、自分が父と出来なかったキャッチボールを二三男はしたんじゃないかと嫉妬にかられてなのは、副社長も可哀想な人なのかも。

確かに二三男の宝物は北別府サインボールで、それをくれたのは北別府ファンだった「父」社長で……。

でもだからって、機密漏洩までねつ造して解雇って犯罪ですから!

そして父の社長もさー、不慮の事故や突然死じゃないのに、そんな大切な話はもっと前からしておこうよー。


いつも影の薄ーいモアイ部長(中井貴一)が裏工作を聞いてしまい、経理部のお固い女史(香里奈)が漏洩日の二三男の出張伝票は不正出張だと……いえいえアリバイだからそれ!

さあ彼らが二三男の名誉を挽回してくれるんでしょうか?


寸借詐欺兄弟との触れ合いや、サバイバル生活指南も楽しかったです。
1日500円を稼ぐのがどんなに大変か……。
「銭ゲバ」主人公ですら持っていた携帯があれば、バイトサイトに登録も出来たのにね。ていうか飲食系は回ってもガテン系の求職はしてなかったね二三男さんw 一番手っ取り早いの男ならそっちかと思うのですが、肩が悪いからなの?
 

貧乏なまま、ライバル会社でも起業して対決するのかなあ。遺言書や全てを知る顧問弁護士でも出てきて相続の運びになれば来週でもう解決ですけどw

「南極大陸」1 ☆☆☆

熱い男達の物語。

昭和の香りに、「華麗なる一族」や「不毛地帯」を思い出します。豪華キャスト、大作の貫禄十分!
なんだかんだで犬も揃って、南極に向けて出発までで2時間。あっという間でした。
ていうか、途中から見た人でもあの船上の演説だけで胸熱く出来たのでは。

南極だし。
タロとジロだし。
これからあーんなことこーんなことが目白押しで泣かせてくれるんだろうと思います。主人公のキムタクと、亡き妻の妹綾瀬はるかの間にロマンスでもあるんでしょうか、でも当時じゃ電話も通じないかな。遠距離恋愛か?(^^;;;)

官僚な堺雅人や、犬で苦労しそうな環さまもなかなか楽しみです。
でも初回2時間では飽き足らず、次回も延長だそうで見るのに体力が要りそう……。

それと子ども達が小汚いのには閉口しました。手が、手が泥まみれだよー。衣は今より粗末に見えても、きっちり洗濯されて身ぎれいなのが日本人のいいところだったんじゃないの(><)
横から見ていた子ども達が、私の子どもの頃なのか、ですって。ううう。さすがにまだ産まれてません〜。

子どもに背負われている赤ちゃんの頭が、子どもが走るとガクンガクン揺れていてハラハラしましたw
確かにあんな子守りは今どき見ませんね。


<タイトル誤記!「南極物語」じゃなくて「南極大陸」でした!>

「月の恋人」1 ☆

阿部力かわいそ~(^^;;;)
女装が変、というのももちろんですが更にキャラが意味不明。だって、キムタク社長(だかその部下だか)の意向でヒロインを騙したんでしょ? その話を聞かされて、ヒロインは社長の元から逃げたのに、なんで君はパーティーに来てるのよ?モデルに戻ったヒロインを励ましてるのよ??
その前の、ヒロインのエロダンス(あれがイメージキャラクターの仕事??)でたいがい呆れていたのに、”励ます工場仲間”の筆頭が阿部力で崩れ落ちました。だいたい再雇用が決まってるのに何故まだ女装。

「お前が欲しい」
にも、感じたのはトキメキより当惑。いきなりな上に、負債を抱えた従業員に雇用主が言うんじゃパワハラですよ(><)
まあ抱かずに本当に朝までアメンボ探していたのかも知れないけどー。どうせなら、もっと違う窮地であの高飛車な男が泣くとかすがるとか、意外な弱さをみたかったかも。

とか文句言いながらも、封印されていた笑みがチラッとこぼれるとやっぱり華がある。流石木村拓哉、なんですけどねー。

お話はベタでした。
冒頭の会議の段階でもう、ああさっきの工員がモデルに抜擢だろうなー。コインが4つの謎かけで、ああヒロインが素敵な回答を出すんだろうなー。
オープン直前にモデル辞めるとかきっと言い出すよなー。逃げた先はあの工場だよなー。と、大枠では何一つ予想が外れないベタ加減。
そうそう、地上げ屋が病気の母親を拉致=世話をしてくれるとは、なんだその親切!と笑っていたのですが、そこはちゃんと社長サイドの指示という伏線というかオチというかでしたしね。

工期を無視してダメを出す鬼社長っぷりも、実は直前にwowowで「コレクション前夜」という凄いドキュメント番組を見ちゃって、デザイナーのゴルチェ氏がショーの前日、秒読み段階なのにまだあれもこれもやり直し、モデル変えろ縫い直せここが違うと言いたい放題で、ただの視聴者ですらこのオヤジいい加減にしろとキリキリしたところなので(でも出来上がった服はもちろんどれも美しい~その結果にスタッフも報われているのが分かります)、ドラマ中のやり直しの工期なんて余裕だし、ただワンマンだっただけで、変えたら良くなった社長スゴイ!という部分がないのが片手落ちに感じてしまいました。

うーん、うーん、今さらキムタクや篠原涼子や松田翔太の恋愛模様が本当に見たいのかわかんないやー。

原作があの猟奇「向日葵が咲く頃に」の道尾秀介だという点で、予想外の展開を期待しないでもないですが。まさかビンの中の家族と会話したりはしないだろうし。 


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「MR.BRAIN」最終回 ☆☆

九十九が2人に??

最終回はてっきり、”さようなら九十九”なんだと思ってました。
元々賢くはなかった九十九が、頭を打って別人になって始まった話。最後は元に戻るのがセオリーだろうと。それがまさか、もう1人事故後に変身した人が居たとはー!その手があったか!(続編は是非、そっちの彼を主人公で。そして終わりには3人目が……って違うか! ^^;;;)

冤罪だ身内の自殺だと、本筋の事件はさておき。

2個目の携帯電話の出し方は面白かったです♪
君は気づいてくれると思ってた、という九十九の信頼はなかなか萌え。
その前の抱きつきが、最終回だからって無理矢理ラブかーと思わせてミスリードだったとは(普通に”携帯貸して”と頼めるのに。変人だからね)。そして2度目のハグでは耳元でささやくのも萌え〜。

由里ちゃんのコラージュでは大笑いでした。
ラストの終わり方も、あれはあれで九十九らしいからいいかー。

残念なところもイロイロ……事件が陰惨すぎるところとか。山崎樹範と林康文が最後まで”動く背景”だったこととか。キムタクがアップになる度、大きな瞳は魅力的でもお肌のたるみが気になって困るところとか……ありましたけど、割り切れば楽しかったかな。
でもやっぱり、元に戻らないのならホストだったところから始める意味もないわけで。科警研の名物先生、で良かったのにね。

「MR.BRAIN」6 ☆

スカッとしないわぁ……被害者が貧乏くじを引いて終わり?

もちろん殺人は犯罪な訳ですが、そう↑思ってしまうのは見せ方のバランスの問題だと思います。
示唆される激烈な虐待(それこそ別人格が生まれても納得な程の)に比べたら、ただ殺される位は軽すぎて。

しかし、ゴキブリと汚物にまみれた暗闇に彼女を閉じこめたのなら、陵辱する方もそこに行かないといけないじゃないですか。ここも、何かバランスの悪いところ。
どうやって外に出られたのかも、幸運な偶然でもいいですけどやっぱり気になるし。
すると異臭のしない服もさらさらの美しい髪も、金や拳銃の出所以上に気になる〜。

閉じこめていた男を殺して逃げた、んじゃないんですもんね。そしてせっかく自由になったのに、わざわざまた自分からそいつと接触して殺している。再度捕まるんじゃないかという恐怖ってないのかと、ああ、別人格か。うーん。
しかもそれが、東京に出て先生を殺してから鳥取に逆戻り。この優先順位は画面の見栄え順?

色分けドアで判明したのは”人格”同士の情報のやりとりだけですよね。いっそ、監禁と虐待の事実自体がねつ造だったとまで暴いてくれるなら良かったのにね。

15年間、暗闇でTVだけを見て生きてきたというヒロイン。
多重人格偽装という知恵は何時台のドラマで仕入れたんでしょうか。
(このドラマも、これで深夜番組だったなら。ついでにもっと地味な配役で撮られていたら文句少ない様な気もします。これだけ揃えてこれ?と無駄遣い感がぬぐえません)

「Mr.BRAIN」5 ☆☆

ハホイニ→八木仁?? はあ??

書いた字がハホイニと読めたんじゃないよ、彼は音符で書いたのよ??
作曲をたしなむ様な人種が、もっと音に関することで遊ぶのはイメージが出来ますが、この無茶なパズルを”咄嗟に”作るためには普段からそういう遊びをしてなきゃダメなんじゃない?あちこちの楽譜に、何度もそんな意味不明の短いフレーズが出てきていて、それぞれに歯医者だったり八百屋だったりしていたのが分かるとかさー。
まあ謎めかせたいだけで、細かいことはどうでもいいんだろうけどさー。

”九十九と八木、神経衰弱”とメモらなかったのかしら 笑
刑事は外に出すのに、青年は空気の様に居たままだったのも気になりました。下手したら”八木 楽譜かくす”もメモってるよね、とかとか。

「忘れただろうが、君が殺したんだ」
この台詞自体は、卑怯でミステリアスで面白かったのですが。


そんな前回の謎解きはごく冒頭で、仲間由紀恵が人を殺したり大食いしたりという謎がまたほったらかしで次回に続きます。”解答はCMの後で!”形式なんですね。
科警研の講演会は、私も認知心理学の被験者で似たような実験をされたことがあるので面白かったです。
字を見てからボタンを押すまでの時間でしたけどー。赤い字で「青」って書いてあると本当にコンマ単位で戸惑った結果が出ていましたよ。更に、本当にとりたかったデータはその実験結果じゃなくて、待たされている間の座る位置や他人との距離だったというオチも今回のトイレの件と似ていてニヤニヤ。心理学系はそういうことするのが好きなんですね。

しかしあれ、「声」を判断する脳はどうなってるんでしょう。いくら内容が爆弾仕掛けたとか言っていたって、それこそ意味を考える前に
”あ、○○さんだ”って絶対分かるって(笑)

このドラマの効果で、バナナが売れているんだとか。ふーん。
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