ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

木村拓哉

「未来への10カウント」1☆☆☆

 「今日、なんなら今すぐ死んでもいい」
と嘯くしょぼくれた木村拓哉はかなり好き。

 かつて高校ボクシングで国体優勝をはじめ四冠を総なめしたという桐沢祥吾(木村拓哉)だがその後全く競技を離れている。しかし恩師(柄本明)に呼ばれて渋々、ボクシング部の臨時コーチに。
 母校も今や進学校。廃部寸前の上に生徒には覇気がない…はずが。自主練しか出来ずにいた部長(髙橋海人)は、たった2分の祥吾とのスパーリングに「やっとボクシングが出来た」と咽び泣く。
 それを見た入部希望者も来て、キラキラした若者の情熱が、祥吾を絶望から救うのか?

 今回は暗く世を拗ねた木村拓哉。48歳にして店長でもオーナーでもなくピザ屋アルバイト。絡む輩には脚なんか狙わずに頭殴って殺せと迫るヤバい奴でした。奥さん(波瑠)を亡くしているせい??
 しかしバイト故にシフトのやりくりでコーチも可w むしろ時給2500円のコーチ謝礼ってピザ屋よりいいのでは。

 シャドウ、スパーリングと用語が出るたび、ボクシング部新米顧問(満島ひかり)が「何?何?」と聞いてくるのは視聴者に親切か。
校長(内田有紀)が元マネージャーで祥吾と昔馴染みなのはラブもあるのかな。

 部員を揃えて廃部をふせぐイベントは一話にして終了、さてこの先は試合成績とか、受験に影響するかとか? ボディパンチで肋骨にヒビを校長に内緒……でも保険を使って診療受けちゃ親が知って騒ぐよー??

 まずは2話に期待です。

 
 

「教場」前後編 ☆☆☆

 白髪に義眼の、慇懃無礼な木村拓哉。
…いいじゃないですか! 陽気で気さくなアウトローよりも、こういう偏屈で端正で苦しんでいる役の時の方が好きなんですよねえ。「華麗なる一族」とか「武士の一分」とか。

 各組に担当教官の名を冠し、○○教場と呼ばれるのだという警察学校。
厳しいスケジュールや規律に慣れてきた頃にやってきた臨時教官風間公親(木村拓哉)は、初日から全員の顔と名前を把握。神業のような注意力で事件事故を察知する反面、不適格者に次々と
「退校届」
を突きつけていく。果たしてその真意とは。

 事件起こりすぎ!犯罪者いすぎ!
元教師や元会社員元ボクサーと経歴も様々で皆成人。それでも全員警察官になりに来ているはずなのに、どうして同期に脅迫状を送り続ける奴や、密造銃を持ち込む奴(たった三ヶ月家に置いておけないのw)、密売人や金でテスト問題買う奴までいるのよ!殺人未遂も2件!!風間教場だけですか、これ?  問題児が多いので風間を呼んだというわけでもないよねw
 事前に察知しつつも、泳がせて回避策しか取らない風間。ex洗剤を水と入れ替えておく、教官預かりのスマホを渡し助けを呼べるようにしておく…。そりゃ何もしないうちには逮捕できませんが(^^;;;;;)

 ここはどんな場所だ、と聞かれた生徒は
「不適格者を篩(ふるい)にかける場所」
と答えますが、むしろ風間は篩の目から落とされそうな生徒を救おうとしていると視聴者にはすぐ分かりますからねえ。辞めたくない、と食い下がれば味方になってもくれる。大ごとになる前に渡す退校届けは、何かあれば俺に言えというサインですよね。
(放映時期の近い「3年A組」と比べる意見を見かけましたが、アピール先がマスコミや世間ではないところなど「女王の教室」の方が似ていますかね)

 職務質問や取り調べ、家宅捜査の授業で犯人役を演じる教官たち(筧利夫、和田正人)がチンピラ演技上手すぎるところや、「いい警官わるい警官」といった伝統手法がスマホで撮られると問題になる現代ではアレンジが必要なことなど、警察学校そのものも興味深かったです。

 生徒役では、村井良大がどんな役か楽しみに見たのですが終始コミックリリーフ。と見せかけて同期に毒を盛るようなこともなくw  ちょっと残念ながら、石山(村井良大)が登場する度ホッとしましたわ。
可哀想大賞はやはり、平田(林遣都)に無理心中されかけた宮坂(工藤阿須加)でしょう。いくら薬品を水に取り替えておいたからって、それを知らない宮原は毒ガス発生の恐怖で泣き叫んでるのに放置orz 密造銃でも脅されて。でも、平田に憎まれたのは間違った善意のせい、銃だって隠されてるのに無邪気に発見と、自業自得ではあります(^^;;;;) そこから寝込まず辞めないタフさこそが適性だったりしてw  
となると、沙織(葵わかな)の方が可哀想ですね。親友と慕った楠本しのぶ(大島優子)が脅迫状の送り主!誤認でひき逃げ犯と決めつけられて身に覚えなし。普段が仲良かっただけに、分かった時は恐怖でしょう…。仕返しの結果、殺しかけての退校。人生変わっちゃったじゃないですか。その気になればお互い訴訟案件。新しい職場に謝りに来られて、追い返さずに談笑してあげてて心広すぎです(^^;;;;)

 前編の事件がそれなので、後編でスポットが当たる菱沼羽津希(川口春奈)と枝元佑奈(富田望生)の美女と野獣?コンビのバランスが崩れだした時には、またどんな恐ろしいことになるかとハラハラしましたが…。家庭の事情で退校やむない枝元が、能力はあるのに努力しない縁故菱沼にキツく当たったのは本気になって欲しかったから。といういいお話に。また、風間教官の過去を調べては警察批判を繰り返す都築(味方良平)にも、都築父の事業失敗まで持ち出した風見が泣くまで追い詰めた結果、警察は何もしてくれなかったという恨み節からの
「だから自分は、弱い人に寄り添える警察官になりたい…!」
という本音を引き出す場面も感動的で、そうだ本来これを期待してドラマ見たのよねと我に返りました。おそらく短編をつなげた結果なのでしょうが、二日連続放映で昨日と今日の事件レベルが違いすぎですw

 ところで校内で密造銃が見つかり、風間が作成者南原(井之脇海)に銃口を向ける場面。扱いが正しくないとミリオタに批判されてましたけどw
射撃経験者として、それはおもちゃ、と南原が言い逃れた経緯があるそこよりも、最終的に風見が銃口をそらして発砲したら、的の中央に当たる演出の方が「分かってない」と思いましたよ。それ凄くないから。南原も言ってるじゃないですか、銃はそれぞれ癖があると。なのに試射もなしノールックでぶっ放して、幾つもある的のどれかに偶然当たったからって、それ腕前と何も関係ないです(試合でも隣の的に当てちゃう奴いるけど、中央に当たろうがゼロ点ですからw)
 しかも結果として、素人の作った銃を試し打ちしてあげちゃったorz  少なくとも一回、暴発せずに発射できる銃を作った経歴で闇職人になれちゃうぞ…。

  風間が義眼になった事件は、都築が調べた新聞記事がちらっと映るだけ。原作がまだあるなら連ドラ化あるかもしれませんね。

「グランメゾン東京」~最終回 ☆☆☆

 僕らの冒険はまだ、始まったばかりだ!

 夢いっぱい、希望いっぱいの1クールでしたねえ。 若くも一流でもない女シェフに、三つ星を取らせてやる、という1話での約束を、見事尾花は果たしたのでした!

 一番のライバル店gakuは、平古が去り丹後シェフのリストラも裏目に出て、新シェフと揉めたスタッフのみならず新シェフまで消えちゃって店内は荒れ放題。今日の営業すら無理かと絶望するオーナーの前に現れるのは。
丹後さーん!
 今度こそ丹後を頂点に、オーナーも全面協力でgakuは一枚岩になりましたよ。そして渋滞でジビエ屋から食材が届かないグランメゾン東京のピンチ(改心したかと思いきやほくそ笑むgakuオーナーw)にも、颯爽と現れて同じ店から仕入れたものを置いていく丹後シェフ、いやあ頼もしい。実は丹後がクビになった前回、これで丹後までグランメゾン東京に拾われたら最強だなと思ったんですけどw やはりライバル店がいてこその業界盛り上がりですからね。

 さてじゃあ我らがグランメゾン東京は、というとやっぱり魚メニューが決まらない~。こんな突貫工事で世界と戦うものなの?
もっとも尾花がマグロに専念できるのも、優秀で信頼できるメンバーあってこそ。なので倫子さんもシンプルハタ料理を考案し、尾花のマグロもまた完成です。
焼いた包丁でマグロを切ってわずかに火を入れ、チュロスの上に並べるおよそ魚料理には見えない斬新さw  美味しい美味しいと一同盛り上がる中、納得いかない顔の倫子シェフ。ついに三ツ星審査員が現れていざ魚料理を供するタイミングで…
「やっぱり私のハタにする!」
と。それなら俺は要らねえなとエプロンを脱いで出て行く尾花でしたが、むしろそこで自分の料理を推せた倫子シェフの成長を、誰よりも喜んだのは尾花じゃないだろうかと京野さん。平古に至っては、他をほったらかしでマグロにかまけたのも倫子たちの自立を促すためだったかと深読みですよ、尾花はもちろん否定するけどw

 そういえばそのマグロ料理開発の最中、尾花はパティシエを連れて、平古の元カノに会いに行きましたっけ。
優し~い気持ちで作ると、もっと優し~い味になる。理論はそれとして、なぜ元カノに(^^;;;)  入店後も平古とパティシエには何も芽生えず女同士は揉めてないのに? とはいえ、いい子ちゃんで距離があった元カノが、実はパティシエ嬢のロッカーに画鋲入れてた~と告白。以降仲良くなりましたよ! そうか、ケーキ作りに必要だったのは、女友達だったのね??? 忙しい尾花を絡める必要の薄いエピソードでしたけど、尾花が出て行った後も置き土産が花咲き続ける一例なのでしょうねえ。

 そんなこんなで、リンダも妨害をやめ倫子シェフやみんなの料理が評価され、我らがグランメゾン東京はめでたくアジア初女性シェフ初の三ッ星レストランとなりました~☆☆☆
会場に駆けつけハグは交わしたものの、そのまま去った尾花。古巣のフランス一流店日本支店シェフに収まったものと信じた倫子シェフは、呼び出されてめちゃお洒落して行ったのに。なんと浅草の師匠の洋食屋にいる尾花なのでした←いや予想通りでしょw
 そして語り出す夢物語。グランメゾン東京の支店を世界中に! 資金は倫子が出す算段でw

「グランメゾン東京」9 ☆☆

 あれ、脚本が雑で野暮じゃない?

 パティシエ嬢が倒れノロ感染。
これってミシュラン審査を目前にして、まさかgakuの嫌がらせか~?
…と、若いのが騒いでオヤジたちがたしなめるなら分かるんですよ。なのに、まさかの相沢さん(及川光博)が率先して陰謀説を。それも、身内カンナの犯行だと言い出すんですよ、がっかり。

カンナ(中村アン)送別会の生牡蠣に当たったかも、だけならまだしも。生牡蠣の管理をわざとどうこうしたんじゃないか、とまで。

まあ実際彼女はリンダ(冨永愛)の手先。小瓶は本当にやばかったのですがw  その時点での根拠は不審な様子と、ポーチの小瓶。それだけで、何人もの前で疑いを披露しちゃう? 相沢ってそんな、軽々しく探偵ごっこをする人だっけ? 

 さて、尾花が憎いでしょ、恨んでるでしょ、とリンダに言われていたカンナの正体は、外務省お役人の娘。例のフランス外相接待を、エスコフィユですると決めた父親は失脚し……僻地に飛ばされたんだそうですよ。え、それだけ?失職でも自殺でもない。当時すでにワインを嗜む年齢で親の勤務地が変わっても、別に大したことなくない? ←それより問題は、事情を全て京野が語ったことw
たった今、履歴書見返して父娘とわかった途端に個人情報を、大勢の前でペラペラとw 本当にずっと心に留めていたなら「久住」と名乗ってフランス語ができる時点で。その後もせめて面接時には気付きましょうよ!父親の名をわざわざ履歴書に書いたんだから!(そしてまた、尾花は気がついてたのに黙ってるw)

 リンダの計画では、退職間際のカンナが食中毒事件を仕組み、隠そうとしたところを暴いて炎上!だった様ですが。躊躇している間に(そこを相沢が目撃w)パティシエが倒れ、さも実行した様になってしまったんですねえ。
「私がやったのよ!」
と開き直って父の無念を語りましたが、途中からは自分も父にエスコフィユを推薦したと、エスコフィユの料理がどんなに美味しくてワインと調和していたか語りにw ああ、この人も料理バカのお仲間で、ワインバカなんだなとw  そしてもちろん、保健所の検査結果はシロでしたからね。
はい、ホールスタッフ退職のはずがソムリエとして正式採用になりました!

 そういう流れ、リンダの手先が寝返ってメンバーになるのは大歓迎で、待ってました! 更にgakuを追われた平古を、呼び止める尾花。これも待ってた待ってた! 来るんでしょ? 最終回を前にして、やっとメンバー勢揃いです。「裏切り者」と「主犯」が加わって、これもう絶対、リンダに全力で星取りの邪魔されるやつ! それでも本当に美味しかったら、その政治的取引を乗り越えて星取っちゃうぞって、うわーやりすぎじゃないのw
 と、盛り上がる大事なところで雑は困ります。それとも最初からずっとこうだったっけ?

 ワイナリーを見て回る場面は屋内場面との変化が楽しいし(後半にロケに行ける予算とスケジュールの余裕w)、カンナが因縁や恨み云々をさておきワイン好きとわかる場面でもあるし、そうそう、尾花の料理を「ワインを引き立てるか」の視点から強烈ダメ出し、そこを尾花がツッコむのも楽しいじゃないですか。
ただ、今回やめるとなって急にクローズアップ。あれ、フードライターやたら店にいると思ったら、いつ入店したんだっけってなりましたよw

 スタッフがノロと知った尾花の対応も、速攻保健所に連絡。検査を依頼し、結果が出るまでは臨時休業。更に来店されたお客様全員を、京野が訪ねて事情説明。体調が悪い方はいらっしゃいませんかと聞いて回る、業界標準を超えた神対応、だそうですけども。  もしも京野が既に保菌していた場合、駄目押しで感染を広げて回ることになるのでどうかと思うわ〜。
 あとそうだ、今回の料理「白子のポッシェ」影が薄いw  ミシュランに向けて全メニューを見直して新しくするとか、無謀ですよー。さて後2話楽しみです!

「グランメゾン東京」8 ☆☆

「アオハル」だなんて相沢w  独身の京野がそんな今時ワードを知らなくてまた可笑し。
愛の告白は、大人同士ですから外向けには穏便に無かったことにしてる感じでホッとしましたよ。

 なのに尾花が失踪。そして今まで話にも出てこなかったゲストキャラ師匠(木場勝己)が登場です!そりゃ師匠はどの料理人もいるだろうけどさあ、本場フランスで星を取っていた尾花のキャリア始めが場末の洋食屋だとは、もっと話題にしててよ。
 そしてこれがまた、未来の尾花もかくやの頑固イケ爺w
グランメゾン東京のコース料理を食べ残し、ボロクソけなして帰っていきます。売られた喧嘩買ってやるー!と、浅草のその定食屋を訪ねた倫子さんでしたが、美味しさに脱帽。ランチの手伝いに呼ばれた京野も然り、接客の妙をそれぞれが感じ取るのはご自由にしたらいいですけども。美味しく食べられなかった原因が
持病の進行による味覚障害
なのはちょっと受け入れ難い(^^;;;;;)
フロアの京野は食が進まなかったことに気付くべき? 「どうされましたか?」と聞いてくれたら「ちょっと塩が濃いなあ」と答え、薄味に仕上げるチャンスがあったってこと? そんな甘えん坊な。常連さん相手の小さな洋食屋なら、それぞれ好みの味付け、体調に合わせた具の大きさにして苦手食材は抜いておく「お母さんみたいな」対応が可能でも、開店したばかりのお高いフルコースフレンチでそれって無理じゃないですか。アレルギーなら事前に伝えておいてもらいたい様に、客都合のアレンジ要請はやはり、事前の自己申告でお願いしたいですよね(と、書いていて改めて思いましたが、グランメゾン東京のメニューなし、シェフのおまかせコースしかないシステムって思ってもみなかった食べられないもの出てきて、予約時の苦手食材自己申告では避けられない可能性がw)  


 そしてリンダさんブチギレ。
倫子の星取りが、当たり前のことを丁寧に、とほぼ無策なのも腹立つし。アレルギー事件の犯人が平古とわかってきた今、トップレストラン50にgakuを選んだのも腹たつわけで。
後の尾花失踪は、犯人平古を庇う為? そういう優しいやつ的な流れですが、それリンダにとっては自分より平古を優先したことに他ならないですもんねえ…。

「グランメゾン東京」7 ☆☆★

 京野さんご乱心で、☆3つには厳しい気持ち…。
いや正直、倫子と尾花が同居でキャッキャって、そこにラブや男女関係があろうがなかろうが、なんか嫌だ!と京野が思うのは分かるんですよ。むしろ付き合いの長さを考えたら当たり前。京野だって一人暮らしだろうに、俺のところへ来い!となったってBL扱いはしないからさ!そのざわざわする気持ちを速攻、倫子への愛だと宣言されてしまう方が、いい歳して仕事に差し障るのにホントやめてとがっかりなんですよ…。

 おまけに今回は、トップレストラン50の発表だったのに。物語はずーっとずーっと相沢家の事情。
失踪していた妻エリーゼ(太田緑ロランス)が現れて、娘のアメリを連れ帰ると主張。そこにちゃんと料理を絡めて、病気のアメリはお母さんエリーゼの味がいい(一般的にはまずくてもw)とか。グランメゾン東京でエリーゼを饗応すれば、逆に
『こんなに美味しい料理を作るためには、家庭を犠牲にしたはず』
と美味しくて怒られるとか斬新でしたw  でもそっちが面白くなるとトップレストラン争いが霞んで、日本のレストランとしては未曾有の10位に選ばれたとなっても、ふーんって感じにorz  しかも、娘の養育権争いもその順位に賭けてたのに、勝ち負け、分かり難し(10位以内、じゃなくエスコフィユを超える9位以上が目標だった様で、誤解を与える脚本が雑ですね)

 gakuにも負け、アメリちゃんは取られ、一般的には賞賛されるはずが店は全然喜んでません、てのを表現したかったのかもしれませんが、エスコフィユとは評判も規模も段違いの小さな小さな開店したてのグランメゾン東京が、エスコフィユと同じ評価を受けちゃうだなんてさ、すごーいとなるより、大会がしょぼく見えちゃって。おまけに、順位発表を聞きに世界中の店のスタッフが東京会場に集結ですよ!え、店はw せめてシェフは来ちゃダメw てか、米仏豪にライブ配信会場ぐらい作った方がもっと豪華じゃない?
 せっかく大筋楽しく見ているので、もう少し細部に気を配ってほしいものですよ。

 ところで相沢妻エリーゼ役の太田緑ロランス、日本語上手すぎw  ほぼ日本語で時々外国風、の度合いが聞きやすいのは良かったのですけどね。1話を字幕だらけにして尾花京野にフランス語話させてた意味w 

あとキャスト絡み情報もう1つ。芹田役の貫一郎が佐藤浩市の息子だとは! いいポジに初見の俳優さん来たと思ったら。そして苗字抜きの芸名なのも。納得~w (ちょっと待って、柿谷役の大貫勇輔って「ルパンの娘」で唄って踊って戦ってた円城寺さん? 普通にしてたら分からないよ!)

「グランメゾン東京」5、6 ☆☆☆

 色々、そうきましたか。

 ペーペーの芹田(貫一郎)にgakuが声をかけ、裏切るよ裏切るよ……と思わせたら、裏切らないのが常じゃないですか。それが本当にレシピ渡してやがりましたよorz
なのに皆笑顔。星を狙うレベルになったら、火入れの加減だ温度だ湿度だの加減が微妙で、いわゆる料理法だけ分かってたって同じものなんて作れないんですとさ。俺たちを見くびるなよ!ってカッコよく言い切って。えええ、それって倫子の、食べて食材とレシピが分かる能力を貶めてますけど大丈夫?
そして裏切りは不問に。
いいの? 心入れ替えたらそれでいいの? それとも酷い扱いをしていた埋め合わせ?

 ウニを残して消えた奴と違って、ちゃんとアピールしてたんだから。到達目標を示すとか。空き時間に魚屋で捌き方を習ってる努力を「当たり前だ!」と無視せず、そのうち腕前見せろと言っていれば。オープンのバタバタでほったらかしになったにしろ、フォローできる機会はたくさんありましたもんね。せめて鰆を勝手にさばいた時ぐらい、包丁についたゴボウの灰汁のせいだと言っても良かったじゃないですか。てか、野菜切る用の自分のペティナイフで魚おろすって、ゴボウ以前の問題かもorz
挙句、退職のはなむけにと客席で食べさせてくれたグランメゾン東京ディナーの魚が
「いつもより臭く感じました」
って、芹田のダメにした魚をここでw  辞める奴に、違いを分からせる教育をする意味w 嫌がらせか~い!
 まあ素直な芹田くんはそんなヒネたこと言わず、シンプルに土下座してまた店に戻ってくるんですけどね。

 オープンしても、駅前でチラシを配ったりしないグランメゾン東京。ランチもなし。お客様は何やら口コミで予約の電話をくれ、なのに雑誌で尾花が噛んでると知ると断ってくる不思議な人種です(外国人多し) とりあえずヒマで食材も無駄になるので、5話ではフードフェスにカレーで出店。本格的な味わいがSNSで話題を呼んで大行列! gakuの手回しで出店停止にされても、むしろフェスでグランメゾン東京を知った人たちがレストランに来てくれましたとさ。
 お子様連れが多いので、具材を小さめにカット。いや、それが必要な幼児に本格派カレーは辛いよね? でも、率先して店舗に来てくれたのもその家族づれ。
「子供がいても大丈夫ですか?」
もちろん!だそうですが、店舗にはカレーはないよ? お値段はもちろん、茄子だジビエだってメニューや客席の雰囲気も考えたら、無理じゃないかな(^^;;;;)

 そして6話でまたコンテスト。
トップレストラン50… トップレス トラン50w
「あと○日」のテロップが、一文字ずつ出る度トップレスのところで笑っちゃってましたが、それはさておき。
上記のように芹田をないがしろにしつつ、鰆の水晶文旦ソースレシピを完成させる尾花たち。 gakuは、丹後シェフと平古のタッグで立ち向かうのか。

 そうだった、フードフェスではずっと手伝ってた平古がなんと、5話の終わりでgakuに入っちゃったのでした!
あのアレルギー混入、平古の単純ミスだったんです! テロでも、京野の陰謀でもなかったのかい! 後ろめたいから、ジビエ購入の名義やフェスの人手に協力し、でも店には来ない。来られない(><) そりゃなるほどですけど、尾花の転落をお前黙って見てたんかいと思ったら、今度は
『混入の責任を明らかにして、実家に帰る』
と言い出して、尾花にすら慰留されたのに。ええっと、フレンチを辞めることだけ辞めて、混入犯だとの声明はどうしましたか。

 リンダさんにバレたら叩き潰されるはず、楽しみですね(^^;;;;;;)

「グランメゾン東京」3、4 ☆☆☆☆

 尾花の元妻リンダ真知子リシャール(冨永愛)、世界的フードライターさま登場!
って、見るたび草なぎ剛を思い出すのでもう彼がゲスト出演してるも同然w いや富永愛は知ってるけどさー 似てるー

 3話で開店前ながらジビエコンテストに出場、爪痕を残します。
ジビエレシピを考案する過程で、肉を卸してくれる専属料理人ハンター(石丸幹二)をゲットw  相沢(及川光博)もやっぱりメンバーに加わりました。 そもそもどっちも尾花と揉めてたのに。籠絡の決め手は、尾花の料理がどーしょも美味しいことなんだから料理人ってちょろいわw  そして、尾花が娘さんに持たせてたキャラ弁! 相沢のwebレシピにも可愛いのあったのにー。弁当はおばあちゃん任せで茶色かったの?

 4話でやっとプレオープン! 良かった、このままずっと仲間探しも斬新な気がしてきたところだったw
コンテストでもいい肉を買い占めたgakuオーナー(手塚とおる) もちろんグランメゾン東京にも邪魔を仕掛けますよ! バイト募集で最初に来た彼じゃなく、いつの間にか居たもう少しキャリアありそうな奴が、ウニの下ごしらえをほったらかして消えます。  ウニ…1話でも下ごしらえが気に入らないと、尾花自らが爆速で仕上げてたあの料理ですね。 当然今回も、ありえないらしいスピードで処理! 伏線も回収し、無事プレオープンを乗り越えましたよ。
 この際、多少待たせた感があったことより、客として食べていた平古(玉森裕太)にエプロン渡して手伝わせたこと(キッチンでウニ料理食べてたし、その後席に戻ってないよね)と、フランス大使を殺しかけた伝説の料理をオープニングメニューに載せてることの方が問題じゃないのかなw
最初に書いた元妻リンダさん、尾花としては旨かったらきちんと褒めると絶対の信頼を持ってプレオープンに呼んで、実際きちんと味は褒めてましたが、スーシェフは倫子でなく尾花だと書かれてしまいましたよ。それでアレルギー食材混入犯(京野?マジ?)をあぶり出すんだそうな。

 そうだ、例のパティシエ嬢も加入。彼女1人の才でなく、昔尾花の店で修行していた平古(玉森裕太)がアドバイスしたからなのに。彼は自分で来たくなるまで誘われないという放置プレイですw
レシピ開発にかまけ、恋人をほったらかしていたのできっと浮気疑惑で揉めるはずで楽しみ←おい


「グランメゾン東京」2 ☆☆☆☆

 さあ借金返済の恩で京野が加わり。次はレシピ動画の貴公子が加わるぞーっと思ったらまだでしたの回。でも時間の問題ですよね、ホテルブッフェの玉森と、そこのパティシエ嬢もそのうち引き抜かれるでしょう。

 融資を頼みたい、我らがグランメゾン東京。
でも倫子(鈴木京香)は無名で、尾花(木村拓哉)は日本の恥w  京野(沢村一樹)の伝手があるところは逆に、味はわからない、信じられるのは数字だけと言い張る無骨者(春風亭昇太)が担当です。

 それでも試食を頼み込み、メニュー開発に勤しむ一同。
リクルートついでに相沢(及川光博)自宅の豪華キッチンを借りたり、料理教室を手伝ったり。そこで、トリュフやらの高級食材は「古い」という時代の声を知るわけですね。国産の馴染みのある素材を生かしてこそ、お洒落? それって原価率を下げたいグランメゾン東京にも都合がいいし、実在店でドラマコラボメニューを提供するのにも都合がいいわけですw  多方面に上手いわw
 てな訳で、メイン食材はナス!
緑や白や、紫もいろんな紫色のナスを次々と露地で食べ比べて仕入れ、畑の雑草も飾りに使えそうならもらってくる尾花たち。そしてあーだこーだキャッキャと料理する姿を見ている相沢、絶対羨ましいでしょうw チョコを合わせる、というアルゼンチン料理だかのアイディアを授けてくれます。
 おかげで試食は大成功。
味音痴の堅物ですら、頰を緩ませて「美味しい!」って! でも、希望満額は出せないというところで、謎に殴りかかろうとする尾花を制して(殴ってどうなるのよ)倫子さんが取り出したのが、自宅の権利書…。亡きお母さまが遺した実家、絶対担保にしないって言ってたのにー。この味を世に出すため、なら。なんだかんだ言ってちょろいわ倫子さん…。蓄えも資産も吐き出した彼女の老後のために、是が非でも成功させなくては、グランメゾン東京!

 そんな試食会を見届けた相沢、じゃあ仲間に…とはまだならないんだ(^^;;;;)
尾花との確執も有りますが、何よりも家庭。愛娘アメリちゃんの保育園への送り迎えを、絶対自分でするので夜のレストランは無理!同居のおばあちゃんじゃだめなのね。失踪したフランス人の妻が現れてもやっぱりダメかしらん。どう解決したら合流できるのかな。 それとも、尾花が自ら脅迫のネタにした「元エスコフィユ勤め」が世に知れて、まずレシピ動画業がダメになる?

 ブッフェ組には、リクルートそっちのけで尾花が味に口出しw  祥平(玉森裕太)には、肉に合うソースまで作ってお届けです。それゴミ箱に捨てちゃって。いやいや靴なら、「陸王」でゴミ箱に捨てられても、思い直したら使えるけど。食品は一度ダンクしちゃったらいやーん、タッパーの中のソースだからってなんだかいやーん(^^;;;;;)   なので、物語上は捨てて食べてない!と言い張っての進行にちょっとホッとしていましたが、最後の最後でソースなめてたー! 捨てたもん回収したどころか、いったい何日経過orz
そこはさておき、祥平の彼女は政治家の娘。
うちの娘と付き合うからには…と、玉森が尾花の店エスコフィユにいたことまで調べて難癖つけたお義父さまでしたのに、グランメゾン東京のために試食が実現したのもその、お義父さまのプッシュだった模様です。はてさて?
この先、ご令嬢と別れてパティシエと付き合うことになるんじゃないのかな。恋愛パートを若い方に任せていそうなのでホッとしています!

  

「グランメゾン東京」1 ☆☆☆

 ブレーメンの音楽隊みw
信頼を失った天才シェフ、調理を諦めて裏方に回った男、夢と舌はあっても腕がないシェフ。1話ではとりあえず3人が合流しました!
木村拓哉のための、かっこよくてかつ尖った職業ってまだ料理人が残っていたんですね! スーツ着なくても多少常識なくても、天才料理人ならオッケーでしたよ!

 というわけで天才の名をほしいままにし、パリにオープンした店「エスコフィユ」でミシュランの2つ星を取った尾花夏樹(木村拓哉)でしたが、フランス首相の昼食にアレルギー食材ナッツを混入させ日仏首脳会談がパー&取り調べ相手を殴って逮捕。以後「日本の恥」とまで言われ、料理の仕事に就けなくなって四年。偶然、三ツ星レストランで修行したいと懇願する早見倫子(鈴木京香)と知り合います。そこで採用される腕はない彼女の、確かな舌と料理への情熱を知った尾花は
「一緒に新しい店を開いて、星を取ろう」
と提案するのでした。

 ちょっとワクワクするいい話でしょ。でも、いざスタッフを集め出すと、各方位尾花の嫌われっぷりが酷いw なのに
「日本の恥でーす」
と茶化す男では、そりゃ信用していいのか不安にもなりますよね。 金出して本当に大丈夫なのかと(^^;;;;;;)  
特に、「エスコフィユ」で一緒だった京野陸太郎(沢村一樹)はそりゃあ、恨んでましたよ。人生預けて一緒に店開いて、アレルギーと暴力事件で潰されちゃ。しかもその時背負った借金のせいで今は、主義が合わないレストラン「gaku」で働いているわけで。
 でも「どうせくだらない理由で殴ったんだろう」と責められるのだけは、違うのに。アレルゲンの混入を「違法就労移民の仕業」と決めつけられた無礼に、みんなのために怒ったのに(だとしても殴っちゃダメだったけどさー)軽口と悪口は平気でいうくせに、言い訳はしない男で、ちくしょーかっこいいじゃないですか!

 一方みっともないのが、元は尾花や京野と同期だった丹後学(尾上菊五郎)
1つ星レストラン「gaku」のシェフ、尾花に「科学実験」とディスられようと堂々たる人気店なのに。尾花と早見が京野を誘っても、きっぱり断ったと本人が言っているのに。わざわざ、以前から腕を買っていましたと早見をリクルート。ゆくゆくは海外進出の支店を任せてもいい、だなんて心にもない口約束をして、狙いは尾花の開店計画頓挫です。
 褒められて、まんざらでもなさげに返事を保留する倫子さん…。ちょっとは信じていたかしら。信じたかったかしら。
本当はここで、丹後の本心と狙いを倫子が知る段階があると親切ではあるのでしょうが。アラフィフだものね、才能があって若い料理人が他にもゴロゴロいる中で、引き抜かれる価値が自分にあるのかなんて、もう分かっているってことでしょうねえ。

 なので、倫子が賭けた勝負は一千万円で京野の逆引き抜き!
借金さえちゃらになれば。「gaku」を出て尾花と働きたい筈?

 うーん、ここで倫子があの柚子入りのクスクスを。「決して料理を曲げない」と評された尾花が、倫子の意見を入れて作り直した新しい味をひとさじ持ってきていたら!今度の尾花は一味違うぞと、説得材料のある戦いでしたのにね。特に打つ手もなく、よく誘いにきましたよ。「gaku」が、ミシュラン査定が終わると即ワインの質を落とすような店だってことも倫子は知らないのに(^^;;;;;)

 ともあれ、結果オーライ。
色々足りない3人が補い合って、まっさらの新レストランを始めます。その名も「グランメゾン東京」!
「gaku」を筆頭に、尾花の足を引っ張りたい勢や山ほどいる中、取れるのか三つ星は? 


「BG 身辺警護人」4、5 ☆☆

室内でリフティングをする息子くん。危ないよ、上手くもないのにw

やっと過去の事件が判明。
天井が落ちてきたなら島崎悪くない……と思ったら、まず子供を守ったせいで依頼人が怪我をしたのね。うーん。

結果海外リーグ参戦を断念、引退後クズになったその選手(満島真之介)からの指名依頼で、海外高飛びの手助けをさせられそうになりヤクザからぼこられ。それでも無抵抗でいたのに
「お前はとっくにクビだ」
と言われたとたんに反撃してボッコボコってw すみませんカッコイイ場面なのでしょうが極端すぎて笑ってしまいましたよ。依頼人でいるうちはどんなクズでも神様ってなあ。そういう仕事なんだと言われても、菜々緒じゃありませんがドン引きです。
それでも子供を守ったことを、依頼人本人からもそれで良かったと言われたのは救いなのかな。
最後にファンの子供達にサインしてあげて。
いいことをしたように描かれてますけど、近日中にサインの主が逮捕されたと知ってファンがどう思うのか。その辺なにも考えずに作ってそうですよね。

以上が5話で、4話は大臣の冒険劇。
病院で検査を受けるとSPを撒き、島崎の会社に警護をさせた例の大臣。他党派との密談のはずが、途中で不倫の密会と言い出し、更には島崎にだけ、未婚で産み養女に出したままの娘の結婚式だと打ち明け……。トンネルの避難路を使って検問を回避する面白いルート(工事現場での経歴が活きたね!)も相まって目に楽しく、更にホテルに着いたら主賓の大臣と密談で、まあ娘の話も本当ですが一石二鳥だったのかーいと驚かされるところもちょっと面白かったです。

でも主人公を中心に考えると、また江口洋介と会ったねってぐらいの回じゃない?

毎回、観ればそれなりに面白いのですがオリンピックに勝てない。別に一回抜けても構わない作りは視聴者に親切なのでしょうか。


「BG 身辺警護人」3 ☆☆☆

ワイハー!
今度の依頼人は芸能プロダクション社長坂東(西村まさ彦)です。
社のドル箱タレントかのん(三吉彩花)が失踪、1億円くれたら戻ると言うので、現金を持っていくから警護してほしい旨。しかし待ち合わせ場所は決まっておらずウロウロ。なんとかのんは誘拐されていて、渡すのは身代金……。となると警察に通報案件ですが、イメージを気にする社長は通報を拒否。さらに誘拐が狂言ではと疑う島崎はまたもや、一存で通報を遅らせるのでした。
そして受け渡し現場の橋の上、チームは無事かのんを救出&誘拐犯を逮捕できるのか?

今回やっと斎藤工がBGチームに加わるのですが。
警察じゃありません秘書です、と犯人に言い訳してる立場なのにチンピラの腕を背中で締め上げるとかw バカなのかなw
結局誘拐は狂言で、地元の恋人と切れてなかったかのんが、そいつの計画に協力していたわけですが。彼氏も友人もバカで金を受け取る直前になって、ただの金づるだと罵倒。なんでほんのあと5分、夢みさせてあげられないのかな(^^;;;) 
裏切られた混乱でフラフラと受け渡し場所まできたかのん。もうそのまま連れて帰っちゃえばいいようなものですが。なぜか奴らからネタ写メを奪っておかなくてはいけないと分かってた島崎は、自ら現ナマ(が入ってるとみせかけた)鞄を片手に橋からぶら下がり、鞄を助けようと駆け寄ってきた誘拐犯どもを鮮やかに確保、スマホぶっ壊してやるのでした。警察も来て全員徴収受けますが、人気者かのんちゃんは
「ドッキリかと思って…」
の言い訳が通ってお咎めなし。警察チョロいです(^^;;;)

今回はもちろん、西村さんお目当て。手塩にかけたタレントと身代金の両方を心配するしたたかな芸能プロ社長にニヤニヤしながらの視聴でした。心臓が悪いんだ、とか言っちゃって警備の同情を買おうと小芝居。更に『体調が限界なので、金は秘書が持っていく』と犯人に向けて言わされているときの素人芝居ときたら……! いいもの見させていただきました。

芸能界舐めてたかのんちゃんでしたけど、これをきっかけに関係者に感謝して一皮むけて、いい女優さんになるんじゃないでしょか。そんな彼女の記者会見見ながら
「こういう人の警護すればいいのに……」
って息子くん、お父さんちゃんとそれ、してるから!真面目に守秘義務守ってるから教えてくれませんけどね。

「BG 身辺警護人」2 ☆☆

今度は裁判官の奥さん(大塚寧々)の警護です。
自宅前で自転車が燃やされ、旦那(田中哲司)には国のSP配備、奥さんには民間警備が。家に嵩高い他人が常時いて眼光鋭いの、そりゃうっとおしいでしょう。居るなら皿洗って玄関掃除してよって、言いたくなる奥さんの気持ちもまあ分からないでもないw 挙句、買い物にも不動産屋との待ち合わせにも一緒なのを嫌がった奥さん、警護をまいて行方不明に……。

せっかくの大塚寧々が地味な格好ね、と思いながら見ておりましたが。まさにそこが問題でしたw 裁判官たるものつつましく、が信条の旦那から『目立たず騒がず着飾らず』と言い付けられていた奥さん。ストレスに耐えかね、履きもしない高価な靴、持ち歩けない高価な鞄を貯めておく2坪の倉庫を借りて避難所にしていたのでした。いとあわれ。

しかし放火の犯人は、実はその倉庫を紹介してくれた不動産屋(石黒英雄)
過去の判決の結果妻を亡くした仕返しに、奥さんを殺そうと近づいたと。……だったらエレベーターをまず落とせばいいのに。律儀に降ろしてから殴りかかってくるから格闘のプロ島崎にやられちゃいましたよ(^^;;;;)   てか、一人でいるときにいくらでも襲えたでしょうに。他に目をむけるための放火で、奥さんにも警護がついちゃったのは計算外でしたね。

警護の仕事前には家を片付けて。
いつ死んでもいい準備をしてるんだと語る島崎。とっくにわかってる、と生意気ざかりな息子。そんなやり取りも面白く見ています。

正直、菜々緒と並ぶとスタイルの良さで負けw 江口洋介と並ぶと軽い。若作りもどこまでと心配になったりしますが、大野智が『不機嫌な主人公』の限りないバリエーションを生み出し続けるようにw 木村拓哉の『大人になりきれない男』のバリエーションもまだまだ先があるようです。


次は西村まさ彦氏がゲスト……!

「BG 身辺警護人」1 ☆☆☆

これはいいキムタク。

2012年当時はスター選手のボディーガードだったのに、事故かなにかでしくじったらしい島崎章(木村拓哉)、6年後の2018年には民間の警備会社で道路工事の警備に身をやつしています。
しかし社に身辺警護部門が新設(3号警備ですね!) もうその世界には戻れないと固辞する島崎ですが説得されて、元自衛官(斎藤工)元警察官(上川隆也)らと共に、経歴は伏せたままメンバーに加わることとなります。

初仕事は、マラソン大会スポンサー社長(伊武雅刀)の警護。
スターターで花を添える大臣(石田ゆり子)は失言から脅迫されており、そちらには警視庁SPが。武器を持たない民間ボディーガードを邪魔扱いするSP落合(江口洋介)ですが、島崎は周到な下調べと多角的シミュレーションで挑みます。丸腰が怖いからこそ、見落としがないようにしっかり考えるんですね。

大会当日、黒煙があがりパニックで群衆が逃げ惑う中、人気のない一室で向かい合う大臣と犯人と、島崎。
なんだかんだ、途中から警察も駆けつけて大立ち回りになった挙句の逮捕で一件落着にはなりましたが
『あんた達が銃をみせるから、犯人もナイフを抜いた』
とSPのやり方を咎める島崎。確かにそれまではただの話し合いでしたからね。丸腰ならではの守り方がある、という主張にも一理ありました。この先何度も官民で対立し、理解しあい、最後には共闘などみせてくれるのでしょうか(^^)
元ボディガードと仲間に言わなかったことで「嘘つきとは組まない」とばっくれた斎藤工も、そのうち戻って来ますよね。

島崎には中学生ぐらいの息子もいて、今だけ同居中です。再婚した母の、新婚生活を邪魔したくないのだとか。離婚の原因はやはり6年前の失敗なんでしょうか。

アクションもいけると頑張る木村さんが時々武井壮に見えてしまうこともありつつ。脚本がいいですね、多角的に楽しめそうですw 


「アイムホーム」1 ☆

あ、見たの忘れてたw

何しろ直前のフィギュアスケート国別対抗戦の羽生選手の方が印象強烈で……と、いいわけしてみましたが。物語に入り込めないのってそのせいだけかなあ。


事故で記憶を無くした主人公家路久(木村拓哉)

3ヶ月の昏睡、3ヶ月のリハビリ。

退院後帰る家を間違える……のはまあわかります。丸っと何年も記憶がないなら、離婚前の家に帰っちゃうこともあるよねえ。なになに、現

妻子の顔が仮面に見える? それもまあ『妻を帽子と間違えた男』もいるぐらいで、あるかもねえ。

でも、ありえない!と思うのはその妻(上戸彩)の態度ですよ。


3ヶ月の昏睡、3ヶ月のリハビリ。

かなりの重症じゃないですか。なのに付き添いもなく普通に街を歩き、遅くなっても普通に「遅いよー」って。朝ごはんを作るのは夫の分担って、それもリハビリの一環ならともかく、起きても来ずに作らせておいて、メニューが和食で子供が泣くとか、もうw それって下手したら買い物から久がしてるってこと?

一見普通に見えて記憶が抜けていることも、自分が家族として認識されていないことも、妻はわかっているのか医者は把握しているのか!息子への奇行も対応変化も、もっとずっと嘆いていい、泣き騒いだっていいことなのに淡々としすぎていてメッチャ違和感です。

まるでちょっと頭打って昏倒しただけで、奥さんそれを知らないみたいな日常のリビング(←そういう設定ならこれでいいのにー)


手元に鍵が10本。

初回で元妻に一本返して残り9本、その分あれこれ隠された扉が開いていくんでしょうけれど、付き合いたい気持ちになれない…


(え、原作が石坂啓の漫画?あったあった、奥さんと子供が常に仮面つけてた連載が!こういう話だったのかー)


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