ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

星野源

「コウノドリ」~最終回 ☆☆☆☆☆

小栗旬そっくり(><)

ラスト、実はピアニストだったお母さんの演奏テープとともに父親の素性や別れた経緯、命をかけて自分を産んだ経緯を聞かされ
「望まれて生まれてきた」
と力強く励まされるサクラ。それは彼の心に刺さった棘を溶かし傷を癒す言葉でした。……よかったね(><)
母を死なせた自分を、父がどう思うか気になっていた先生ですが、そもそも妊娠を知らせなかったのでそこは棚上げになった模様。いつか探す気になるのかな。きっと優秀な人でしょう。出会うことになった時、これだけの時間の後ですから穏やかに迎えてくれるといいのですが。

しげしげと育った子供を見せに来る小栗旬に、誕生日が母の命日だからと負い目を感じさせないでと言えたことも大きかったかもしれません。まったく小栗旬、預けるだの自分で育てるだの会社の異動だの、コウノドリ先生には関係ないよ友達いないのねと少し思っていたのですが、そっか遺児は先生と境遇と同じなんでした。だからこそ、身内に育てられる遺児を羨む気持ちはあったかもしれませんが、自分も母親に愛され命のバトンを渡されてきたんだとはっきり思えたことでふっきれたのかも。
……とか言いつつ、最終回を見るお茶の間で一番盛り上がったのは娘役の子でした。小栗旬そっくり!実子出演なの?山田優も撮影きてたの??
 

そんなわけで、妊婦と胎児を助けながら自らも癒されていく産科医コウノドリ先生の奮闘記めでたく一旦の終了。
悲喜こもごも様々な出産を描き、生死だけでなく障害を負いながら生きて行くことについても真っ向から描いてくれました。
家族から捨てられてしまう子もいる。病院スタッフが情をかけたとして家族には代われない現実。その一方で目が見えなくても愛されて幸せに暮らしていける。命を諦めることはつらいけれど、また歩いていける明日がある。常に希望の側面が描かれて救われます。
また、手術で治る口唇口蓋裂なんて悩むことじゃないと口にした若い医師が賛同どころかスタッフからフルボッコw 
親なのに悩むなんて、じゃない。親だから悩むんだ。 ハッとしますよね重篤な症状ばかりみていると、それぐらいでなんだよってなりますけど、確かに医者にそれ言って欲しくないですね。親はよその重病の子と比べるわけじゃなく我が子のためだけに悩み、ずっと一緒に生きて行くんですから。すぐに受け入れられないのもまた愛なのかも。そしてピリピリとした家族会議が描かれますが、結局はエコー写真みてのおばあちゃんの「可愛いねえ」が全てですって。(障害児親の会で、先輩母が新入りちゃんを可愛い可愛いって山ほど言ってくる活動があるんですよ。別に義務じゃなく、赤ちゃんを、それも我が子の小さい頃にそっくりな子みると自然に口から出るだけなんですけどw 障害のせいで身内にも言ってもらえなかったり、そもそも会わせるのをためらったりしてしまう親御さんを「可愛い!」が元気付けるんです) 形成手術を終えた患児の写真も出て、顔全体が出たことに驚きはしましたが可愛かったですよね!医学書の口元アップの患部だけという写真は不自然で、より怖さを強調するのだと思いました。 18トリソミーの子も、演じて(?)いた赤ちゃんが可愛かった!ほーって口して!
また、前述の家族会議もうひとつのポイントは、妊婦の実家で行われていることw
父親側の実家で、ほらお前のせいだ別の嫁もらっておけばとか言い出されたら別のドラマになっちゃいますからねw 理想の出産を追い、帝王切開を忌み嫌う回でもそれを姑に言わせていたら全然違う話になってしまうのですが、出産時にありがちな嫁姑問題は注意深く排して(喫煙妊婦が電話受けてたぐらいかな)あくまで妊婦自身の希望にしていましたから主張している間も受け入れやすいし、産婆さんの「私も帝王切開(^^)」の一言で手術に踏み切れてよかったよかった。


兎に角、頑張ったからって結果はある程度運任せなのが妊娠と出産と育児です。突然意識なくした木南晴夏妊婦の場合なんて、人生のどこで起きてもおかしくない事態が入院中に起きてむしろラッキーだったケースでしたし。出生前診断で全ての障害がわかるわけでもなく、禁煙などのするべき努力と力抜いていいところの使い分けが描かれていたところも好感度高かったです。 旦那さんのちょいブサで優しい率高しw

もちろんピアニストBABYのファン入院率もハンパないですからね。不妊治療ライターさんが目論んだようにBABYの正体暴露記事が出れば売れたと思いますけど……ペルソナ周産期医療センターとコウノドリ先生の平穏のためにも記事にならなくてホッとしました。わかってるけど黙ってる人がたくさんいるはずです。クリスマスコンサートが『BABYみたい☆』とSNSで話題になってばれちゃったりしてー。
ツンツン四宮先生(星野源)がついにデレるなど、メンバーのこれからも気になるので続編は大歓迎です。SPでやってくれないかな!

ただ気になったのは、臨月妊婦の仰向け寝。無理無理w 小山のようになったお腹を見せたいのはわかるんですけどね、苦しすぎるw  あとはスタッフがすぐ廊下を走ることかな。いや一刻を争うのはわかりますけど。出会い頭にぶつかったりしたらと思うと怖い怖い。超競歩じゃないのかなあ、それじゃ笑っちゃいますかね。
「来たー!」等、何かと体育会系なのは名作病院漫画「ラディカルホスピタル」を愛読しているのでむしろ納得w 


少子化はますます深刻、大阪市内でもこの20年で近所の個人産科医はどんどんと廃業し総合病院も産科をやめて婦人科になり……娘が里帰りしてきてもどこで産んだらいいんでしょう、まだ高校生ですけど。願わくば全国に産科が、それもこんな意欲と愛に満ちたスタッフがいる素敵な周産期医療センターができますように。


「コウノドリ」〜6  ☆☆☆

これは娘と見ています。
妊娠出産て、正常に楽に終わってもドラマですからね。そこに異常事態が絡んだら盛り上がらないはずがない。
妊婦の喫煙、胎盤剥離、低年齢/高年齢とどちらもリスクの高い出産、特別養子に不妊治療の他にもマタハラ、それも産科の女医ですら復職は容易ではない現状を、若い女医の憤慨という形で問題提起して見せ、先天的には健常でも出産時の事故で障害を負う可能性もあり、もうこれでもかと出産トラブルで脅してきます(^^;;;)子宮破裂って怖すぎる。
3人ぽんぽん産んでもうほぼ育て終わってる私が怖くなるんですから、これから産む人なんて怖くてやめたくなっちゃうかもしれないですよね。でもお涙頂戴や、自業自得だと非難するだけで終わらせない、真摯な脚本で実に見応えがあります。
うちのJKの娘も、赤ちゃんかわいい〜、お産や子育てって大変だねえ綾野剛かっこいい!というまあ通り一遍な感想が先に来ますけど、そのうち自分も産む時には…と思ったりもする様子。娯楽としてドラマをみながら何か残るものがあってくれたらと思います。生後16日の赤ちゃんがうるさいとゴミ箱に入れて殺したバカ親みたいなのをまた出さないためにも学校で見せるべきではw


大阪では毎夕「めばえ」という3分ぐらいのコーナーで、その日に生まれた新生児が紹介されます。すっぴんのお母さん、慣れない手つきで抱くお父さん、新入りをいじくり回す幼い兄姉たち 、みんな笑顔(^^)
バランス取るために、そんなコーナーをドラマ後に流しても良いのでは。それこそ障害が残った子でも、可愛がられて育っているところを見せてあげて欲しいです。


ところでCG(人形?)技術の進歩がすご過ぎ!極小未熟児回の赤ちゃん!

近づけた親の指をきゅ…と握る演技までしてくれて自然に動いてるけど、ドキュメンタリー映像を挟み込んでるわけでもなかったらさすがにこの大きさの赤ちゃんは作り物ですよね?なのにこんなに本物みたいなのー?その昔「ブラックジャックによろしく」で出てきた未熟児ベビー、毛糸の帽子かぶった双子ちゃんの頃にはあからさまに人形だったことを思うと、まあ素晴らしいです。あの小ささから元気に育つのかなあ……。

唯一文句をいうなら患者のベイビーファン率高すぎるw あれですか、レアアイテムのお守りみたいに、ベイビーの曲を聴くと安産とか、着床率上がるとかって都市伝説でもありますかw (盲目の子に、正体を見破られるコウノドリ先生驚きすぎw 変装のカツラも見えないんだから、いつもの声と手で分かるの当然じゃないですかw)
あと何話だったか、閉店間際の楽器店に押し入って演奏は迷惑ですよねー。「買うから!」って買ってないでしょw

「コウノドリ」1 ☆☆

産科医 兼 ピアニストw
指先の繊細さ力強さ、カリスマ性。そこに加えて、出産が最優先で昼夜関係ない産科医の生活を『舞台での演奏すら中断して駆けつける』エピソードで印象的に表現している……のは分かるのですが、実写ドラマではかなり無理ですw 笑っちゃうw しかもステージネームがベイビーってw ドラマ化でもピアニスト設定は外せなかったとは、この先『兼ピアニスト』ならではのエピソードってあるんでしょうか?

さておき、原作ビジュアルに忠実ボサボサ頭な鴻鳥サクラ先生(綾野剛)、ドラマ主人公向きの理想派医師です。救急搬送の依頼は断らない!結果、来たのが野良…もとい未受診妊婦。未婚。あーあ。
案の定、産後の母親が逃走。診察着のまま追いかける先生←不衛生でしょ、ヤメテ(コックで想像したらエプロン外すよねえ) 

無計画な妊娠も逃げる男も新生児置き去りも不愉快で困ったエピソードですが、でもそんな時の相談先や補助金があるとケースワーカーが語る場面に続くのでそこは大事だと思いました。無料の民放ドラマで啓蒙はどんどんするべき。『母子手帳をもらったら、検診無料のチケットがついてる』そんなお得情報が、将来だれかを救うかもしれません。

貧困って、ただ検診代の不足だけでなく『教育も情報も、家族や仲間の縁も』そして多分気持ちの余裕も、なにもかもないのだという作中の医師の言葉が重たかったです。

そして赤ちゃんは実母から名前だけもらって施設にいくことになりましたが……そこにやってくる幸せいっぱいの夫婦。これは辛い、未婚で産んだ彼女が嫌な思いをするのかなと身構えていたら「お母さんに似て可愛い」と褒められて嬉し泣き、という展開で思わずもらい泣きしてしまいました。初めて言われたんだね、赤ちゃんにかける当たり前の言葉なのに。 
ほんとうに「普通」ってなんて恵まれている状況なんでしょうね。
サクラ先生も施設で育っていじめられた回想が入りましたがこの赤ちゃんも負けずに幸せになってほしいです(綾戸智絵が所長でびっくり、確かに強く明るくピアノも教えてくれるよね!) 

次週は妊婦と交通事故……。星野源先生は意識のない子に絵本読んであげてました。出生前診断とかも出てきそうだなあ。辛くて何も書かないこともありそうですが、とりあえず見ます。

「昨夜のカレー、明日のパン」1 ☆☆☆

どんなに哀しくても、食べないと生きていられない。


そんな日々を共有した義父(鹿賀丈史)と、夫の死後も同居し続け7年になる主人公テツコ(仲里依紗)さん。 同僚岩井(溝端淳平)くんはテツコが義父に利用されてる、傍目にも変だ、と非難しますが、要は自分と暮らして欲しいわけで非常階段でプロポーズです。

ムード無いなあw 

肝心のテツコは聞いてないのに、口の軽い後輩が聞いてたし(こいつ面白過ぎるw)


<テツコ結婚!>

の噂は社内中どころか義父親戚にまで知れ渡り、密かに祝いのくす玉までつくられてますw

しないよ、と切れてるテツコ、かなりコワイのですが同時に魅力的。なるほど皆に好かれ、義父も同居で居心地よく、旦那さんには可愛い奥さんだったんだろうなあと微笑ましく見ていられます。後輩はシメなきゃだけどねw


ここで非常に気になったのは、テツコと岩井の仲ですよ。

話をつけに家に行くぞ、という遠慮のなさ。いざ行くと上半身裸で迎え入れる岩井。多少の交際はしてたってこと?遺骨持ち歩く程まだ気持ちが残ってるのに、それはイヤだなあ(><)それともデートもすっとばして求婚?


回想で少しずつ分かっていく、亡き夫かずき(星野源)生前の様子。もう7年経つと外野は言うけれど、まだまだテツコは前なんか向かずに、同じ場所にとどまっていたいのです。

ご近所の元CAのひきこもり嬢(ミムラ)も何があったのかまだ笑えず、夜の自販機横で2人してうずくまる様子にはどこかがヒリヒリ痛みました。……そして、捨てようとしていたくす玉がひきこもりさんの家で有効利用されていて良かったなw 新聞紙の『か・ず・き』も、義父の「ちょき!ちょき!」も良かったわー。

さすが木皿泉な心地よさです。


そして夜に営業しているパン屋さんといえば同じBSプレミアムドラマの「真夜中のパン屋さん」……もあるけれど、木皿ファンとしては舞台「すうねるところ」のヴァンパイア家族パン屋を思い出しますよね!作業中のブランジェリーがそれっぽくないかガン見してしまいましたw

<タイトル他いろいろw間違えていたの直しましたorz>

「11人もいる!」最終回 ☆☆☆☆

まさか、まさかの放浪合唱団(><)


家族写真に幽霊が映ってて

「11人もいる!」

とタイトル通りに叫ぶのもストレートど真ん中なら(数えるより、余計な人がいるの顔で分かって顔でw)、毎回エンドに流れていた曲を最終回でまとめて唄うのも、ど真ん中すぎて逆に驚いてしまいましたw 挙げ句ダイナミック家族と入れ替わりでTV密着取材とか。そう来たかーな終わり方。


でも、被災した東北を慰問しての、家がなくたって大丈夫、家族がいれば幸せなんだというメッセージはやっぱりじんときました。説教臭くもシンミリもせず、おっぱい連呼の傍らで復興を題材にいれてくるとは、なんてドラマでしょう。阪神大震災の例で見るに、東日本大震災もこの先推理ドラマの背景に使われたり(失踪や戸籍入れ替わり等)報道映像を挟みながら進行したりと、様々なドラマもこれから出てくるのでしょうが、年も明けないこのタイミングで、しかもエンターテイメントとして出してくるとは、やるなクドカンとしか。

不快に思う方もいるかとは思われますが……深夜にこっそり、且つこども店長くんにエロ台詞ふるなど違うハードルがたくさんあるドラマでもあるので、震災絡みとは気づかれないままスルーされていくのかも。それでいいのかも。


できちゃった婚を男の側から描くのも珍しかったかも(逃げる選択肢なんて全くなかったよねw)

出産でのドタバタも(ビニールプールw)笑ったー。 



楽しいドラマでした!

神木くんのいろんな成長を目撃できたドラマでもありました。光浦靖子が美人に見えてきました。
そして確かに、神木くんと田辺誠一、光浦靖子とたんぽぽの不幸な人川村エミコは系統が同じ顔をしている! 清史郎くんと日村もそりゃまだ清史郎くん子どもだから丸い輪郭とか似てるのかもしれないーw



「11人もいる!」1 ☆☆→☆☆☆

期待しすぎたので、冒頭ちょいがっかり。


ダメ男のくせに子だくさんの父(田辺誠一)

長男(神木くん)は少しでも稼ごうと必死で学校どころじゃありません。ビン……備長炭じゃなくてビン……貧乏だから!

8人兄弟の、末っ子のサイゴくん(子ども店長、加藤清史郎)だけ後妻の今のお母さん(光浦靖子)の実子。


↑もうこれだけでお腹いっぱいのところに、幽霊話が絡みます。亡くなった前妻(広末涼子)がサイゴ君には見えちゃう!!(で、10人の筈が11人「も」いる、とw)


このタイトルで、萩尾望都のかの名作「11人いる!」が懐かしくなって読み返した人も多いでしょうねー。多分中身は関係ないと思いますが。

なんで実子や父に見えずに、サイゴ君だけが見えるのかとか、だんだん謎は解けていくのでしょう。それはいいんだけど。

まだまだ可愛いサイゴ君の気を引くのに、前妻の幽霊が

「おっぱい触っていいよ」

とかさー、最低(><) お母さんを亡くして寂しいのよね、と納得しかけてイヤイヤ違うから!光浦さんがいるから! その後も、幽霊さんが現妻と夫のなれそめを聞きたくてそそのかすのに、品のない言葉をお子様に言わせて、気になる気になる。クドカンも人の親なら、子役を大切に育ててあげようよー(><)


大家族でわいわいしてて、現妻が営む喫茶店で食事をとる場面はなんか和みます(逆かも。大家族の食堂が、使わない時間には喫茶店になってるだけかもw)

ただ兄弟の中に、双子とおデブさんがいるのも安易に感じて微妙。デブなら食べ物のことばっかりいわせときゃいいだろう的な?そりゃ全員に性格付けして覚えさせるのって大変だけど。


で、いろいろの後

「助け合ったり、励ましあったりしなくていいのが家族」

という標語?が出て、それを歌詞にした唄も出てまとめw ここを毎回こんな風に唄ってくれるんでしょうか。と、思ったら4回目5回目ぐらいからパターン崩してくるんでしょうか?


尻上がりに面白くなって、募金の男が社長だったのはツボで声出して笑っちゃいましたけど。さて次回のゲイネタはどうなるでしょう~。ホストじゃないんだ、ゲイバーなんだ神木くん(><)


神木くんと田辺誠一が、そういえば似てるというか顔のカテゴリ一緒で納得。

そう思うと広末と光浦も、なんか共通点ある気がしてきたw


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