ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

戸田恵梨香

「ハコヅメ!」2〜5☆☆☆

 犯罪とでなく睡魔と戦っていた新米警官川合麻依(永野芽郁)が、失敗や周囲からきちんと学んで、どんどんしっかりしてきましたよ! がんばれ。

 中高生を狙った性犯罪に「ちょっと触っただけ」的な揶揄を持ち込まず。男性警官もきちんと「同意でないことを証明する必要」を解く。女が迂闊でも男が全員悪くもない、犯罪者だけが悪い、真っ当な描写でホッとします。

 そして見出された川合の適正は、似顔絵w   上手くは無い絵ながら、例えば眉毛を
「海苔みたい?毛虫?」
と、独特な質問でイメージ共有していくやり方は納得感w
 初手に、雑な対応で傷つけてしまった少女の引きこもりはなかなか解決しませんが、真摯に謝罪を続け逮捕を誓う麻依。応援できる〜!無事逮捕できて良かったぞ!

 実は4、5年前に痴漢の被害届出して、事情聴取も受けたことあるんですよ。
逃げちゃったしどーせ捕まらないだろうけど注意喚起や見回り位してもらおう、と電話したらまず機捜が来たし。パトカーも来て現場検証、書類作成には3時間はかかかったかと。指紋採取した服は洗濯せずに保管をお願いされて、制服だったので買い直しorz   結局捕まってないんでしょうけどねー。以来警察への信頼度爆上げです。おまわりさんみんな頑張ってほしい。そして痴漢は滅びろ!

 激務の表現が、男性は仮眠室がおっさんの匂いに包まれるタコ部屋になりw 女性もシングルベッドで3人が寝る、しかも無理だと思ったのに即熟睡してしまうレベルと、具体的でリアルです〜

 落とし物が盗品だった回。
親しくなった子の家を、ガサ入れしなきゃならない。戸惑う麻依に、それが普通で慣れてる自分たちが変だと怒らず認めてくれる藤先輩(戸田恵梨香)優しい。
 自ら『後から見つからない様にしっかり探す!』方向に切り替えた麻依は、他にも尾行でラブホに入りw  蘇生訓練でファーストキス(相手は人形とはいえ!)  いろいろ何か失っている感ありつつも、成長してますよ! 非番のデート中にも、市民の安全が気になって帰ってきちゃうぐらいに。うーん可哀想、でも結ばれなくていいチャラ男だったのかな?

 そんなこんな、川合が成長し藤とのバディの絆も育ちつつも。ゆっくりと、藤の過去の何かが浮かび上がって来ています。麻依に似た、おかっぱでドジで明るい同期に一体何があったのか?怖いわ。
(永野芽郁の新型コロナ感染、撮影休止には本編が2週お休み。でもオリンピックと重なって放送なかったドラマもあったぐらいで、特別編×2対応で、丁度よかったのかな?)
 

「ハコヅメ たたかう!交番女子」1

 ミニスカじゃない! 悩める婦警さんの奮闘記。
警察学校ドラマ「教場」以来、どの刑事さんも「あれを乗り越えて警察官に……」と思ってしまうのでwぽわんぽわんに見えてもこの娘、体力も根性も並じゃないはず!

 ヒロイン川合麻衣(永野芽郁)は、交番勤務の新人婦警。
でも何に憧れたわけでもなく、ただ手当たり次第受けた公務員試験でこれにしか残らなかっただけ!駐禁を取り締まれば罵声や謝罪で凹み、意味不明の通報でも無視できず、 24時間勤務でヘトヘト。凶悪犯を追いかける……のはいいけれど、追いついても逮捕出来るのか私?
 勤務初日から「辞めたーい!」と、辞表を書いても上司(ムロツヨシ)に渡す暇もないバタバタっぷりw こんな仕事あんな仕事がユーモラスに描かれて飽きさせません。
 そんなな中組まされたバディ、元捜査一課の藤(戸田恵梨香)に導かれなんとか辞めるのを辞めた第一話……。交番女子の明日はどっちだ?

 UFOの確認までして、報告書書くんだw
町のお巡りさんのお仕事は多岐にわたっていて、いや大変です。駐禁や交通安全なんて、取り締まると逆ギレされるのねー
「どうせ来るならクソ野郎」
藤先輩がつぶやく呪文、確かにw  ざまーみろって思いながらの方がブス呼ばわりでもスルーできるというものかも。ゴロは悪いけど。(麻衣の「藤さん」の発音が富士山なのも気になるw)

 倒れているお年寄りを介抱しながらも、自然に靴底をチェックする藤! 常習空き巣犯のゲソ痕と一致……と連行、さすが元捜査一課、バリバリ優秀じゃないですか。更に、凄腕、レジェンドと空き巣を持ち上げ「新人に胸を貸してやってください〜」と、ぽよんぽよんの麻衣をぶつけて自白を引き出すところなんて、麻衣のダメっぷりとの合わせ技で見事でしたわw  
 麻衣ちゃん、それじゃ取調べじゃなく就活の模擬面接w  空き巣にやり甲斐を聞くかw   でもそこから自慢話が滑らかに始まっちゃう! 「すごーい☆」って可愛い合いの手入れられたら、ますます楽しく喋っちゃいますよねえ。

 そして商店街で追いかけっこ。
麻衣ちゃんのあの走りを、引き離せない強盗ってw 足に怪我でもしてたんかw  は、さておき。強盗を追って走れば写メられ、デート中の友人には目撃され。本人的にはカッコ悪いったらないわけですねえ。SNSにでも上がったら頑張れーって言ってもらえたかな?
でもそれを待たずにw
気軽な死にたい通報を繰り返す若者の、今度こそ本当に死んじゃった事案を助け。ご家族に直に礼を言われて、やっと、少しは報われた麻衣ちゃんだったのでした。  
 その救助だって、藤さんがいなかったら十中八九死なせてたわけで本当に何もできていないのですが、そこはほら新人だもの。藤にだってそんな時期が、もっと優秀だったにしろきっとあって、今があるのよね?

 その優秀な藤がなぜ捜査一課から交番に。その辺がこの先のドラマの柱になるのでしょうけれど、別に何もなくても楽しく観ていられそう。

「俺の家の話」〜最終回 ☆☆☆☆☆

 こんなの泣くでしょう!! もう、まんまと泣かされましたよ!!

 一緒に育った弟子の寿限無(桐谷健太)は、実は親父の隠し子で兄弟!ハワイアンセンターへの「家族旅行」も実は昔の女たちを訪ねる旅w  なんだ色ボケ人間国宝寿三郎(西田敏行)ったら元気じゃん、と呆れている間にも、認知症は無情にも進んでいく。女に自らあげていた能の小道具を「盗まれた」と言い出すなんて。
 例によって、深刻な話を当事者は真面目に話しているのにどこか可笑しいし、それで笑っているとまたズドンと落ち込まされるでしょう?毎回感情が忙しくて、とても面白いのに疲れていると見られないドラマでしたよ…。

 実父寿一(長瀬智也)と養父2人分の「僕のお父さん」作文を書く息子も、その発達障害も、それだけで別ドラマを構えてもいい様な話なのに贅沢にも「俺の家の話」の一コマ。

 そして最終回直前になってもヘルパーさくら(戸田恵梨香)と寿一の仲ははっきりしないし、老人ホームのジュジュもとい寿三郎にも言えないし。プロレスと能の二足の草鞋は片がつかないし。どうなるんじゃこりゃ。
 ……とここで、寿一の逆縁はネタバレで知ってしまってから最終回見たんですよー。なのに、1番危なそうな試合はサラッと過ぎていたじゃないですか。てことは、道成寺の鐘的な危険が能の舞台で?それとも突然の交通事故?? なんて思ってたら。それどころでは。


 実は、年末の引退試合の事故で寿一は亡くなっていたのに。葬式も済んでいるのに。認知症の進んだジュジュはそれを忘れるどころか、目の前に寿一がいる様に会話し続けていたというのですよ。そして、同じく納得できずにいる亡霊寿一の側から私たちは、能の稽古を続け、朝ごはん食べて親父さんと語らう様子をずっと見せられていたんだと……もう家族地獄やんorz

 更に辛いし凄いのは、『寿一は死んだ』と言われてもまだ、父寿三郎には寿一が見え続け語り合い続けていることでしたね。
演目『隅田川』
生き別れている間に我が子は死んだと知らされ、認められない母の狂乱を演じる舞台の上で。謡いを務めながら寿三郎もまた、鮮明な寿一の亡霊、いや妄想と言葉を交わし、過ぎし日を悔い、今まで一度も言えなかった言葉をついに告げてしまいます。褒め言葉を。
もう涙、涙なんですよ。
でもその合間にも絶え間なく襲いかかるおふざけ💦 挙動不審なジュジュに「寿一さんが見えているのかも」と、しんみりするさくらを制する舞(江口のりこ)
「セックスシンスじゃあるまいし!」
逆、逆💦 
親父さんの『俺のせいだ』も、小さなコトなんですよ…。ラッキーが続きすぎた日の最後に、そんなの食べたら死ぬ!と譲った大きな数の子。あれを俺が食べていれば…って、関係ないよ!事故と数の子は!でも何か、何かと因果を探してしまう気持ちも分かって、ねえ。

 親父さんのために葬儀屋と打ち合わせていたまんまセットされた、寿一の葬式。戒名も長州力(本人)さんが考案済み(ハワイアンセンターで、一緒に舞台に立った潤沢からも花が!)
 ドラマ初回、久々の対面が危篤の父で取り乱していた寿一が、当時冷静だった弟妹よりも更に平然と葬式の準備をする様になっていたのにね。と思えば、おやおや、たった一年しか経ってないのね?
 舞や踊介(永山絢斗)、寿限無にしてみたら、本当に嵐の様に現れて全てを引っ掻き回して去っていったブリザードだったんだ、寿一は。でもそのおかげで、みんな言いたいこと言って少しスッキリして新しい居場所を見つけたんですね。

 ああ、また最初から見直したいぞ「俺の家の話」!!素晴らしかったです。

 エピローグ、寿一の息子が能を続けていつかは宗家を継ぐのはそれで良し。その前に寿限無が宗家も良し。分家(ムロツヨシ)に担がれた踊介が継いじゃう線はありえないから〜。でもだからって、さくらさんが踊介と結婚したのだけは、ちょうど良さがちょっと分からない💦 寿一と一緒に、納得いかないぞ!でも、愛や恋でなく、寿一やジュジュと縁を保っておくためと思うと最良の選択なのかも。金はあるし!

 そんな中、本筋に全く関係ない寿一の元嫁(平岩紙)の一言、再婚した旦那が一年育休取って私が毎日働いて「なんで旦那が褒められるねん」にもとても惹かれたのでいつかそんなジェンダー問題も書いてくださいクドカン様。

「俺の家の話」1 ☆☆☆☆

 やだ面白い。
どこをとっても深刻な筈で、介護に相続、家業後継者にセカンドキャリアに学習障害にと身につまされる話題ばかりなのに、辛くない。クドカン……恐ろしい子!!

 人間国宝能楽師観世寿三郎(西田敏行)の長男、寿一(長瀬智也)は宗家を継がずに……なんとプロレスラーにorz 『ブリザード寿』としてそこそこに活躍したものの、そろそろ現役は辛い年齢。そこに父危篤の知らせ!
祖父寿三郎とは初対面の息子を連れ駆けつけたものの、連絡したつもりもない妹の舞(江口のりこ)弟踊介(永山絢斗)には邪魔扱いをされ話題は相続に。実は2年前から脳梗塞で要介護だった父を世話してきていた弟妹は淡々としたもので、寝耳に水の寿一だけが動揺、意識のない父の枕元で
「継いでやるよ!」
と啖呵を切ってプロレス引退を決めたのですが。
なんと意識を取り戻した父は大勢の関係者を集め、余命半年~1年なことと……ヘルパーのさくらちゃん(戸田恵梨香)と結婚し全ての財産を譲る!と発表したのでした!
「継がせていただきます、だろ??」
と、録画されていた宣言だけは握られて、後継者は未定。相続ゼロで、父のOMT(おむつ替えw)と風呂担当で、能の稽古だけは30年ぶりにすることになる寿一、どうなる?
しかもさくらちゃんは後妻業の女??

 弟は弁護士妹は塾講師、弟子から宗家養子になっていた幼馴染み寿限無(桐谷健太)、と普通よりお堅めか和装の家族の中に、長髪でリングウェアのままの寿一が浮く浮くw 相続の話に『冷たい』とか『今はオヤジを応援』とかぬるいこと言ってるのも浮きまくりです。しかも途中で前髪ぱっつん金太郎みたいになっちゃってw 最終的に短髪になってホッとしましたよ。

 幼少時神童と呼ばれ、怒られもせず、ただただ継ぐのはお前と育てられた寿一。傍目からは恵まれた環境なのにねえ。飛び込んだプロレス界では贔屓も特別扱いもされず、実力のまま評価されるのが心地良かったというのだから人間て贅沢です。しかも何故プロレスって、お弟子さんを通じてしか会話の無かった父と、唯一膝の上に乗せられての思い出がプロレスTV観戦だったからorz やだもう、お父さん大好きだったんじゃないですかー! 宗家を継ぐなら、自他共に『こいつはスゴい!』と思える何か、チャンピオンベルト的な証が必要だと思ったというのもむしろ、家業リスペクトだったのかも?(実父に褒めて欲しかったのに東大合格をスルーされ、結果歌舞伎役者になった香川照之を思い出したりw)
 そうそう、父親は「タイガー&ドラゴン」(弊レビューこちら)でも長瀬の師匠だった西田敏行氏! 最近は健康が優れない筈が、そこを逆手にとっての要介護老人役ってドラマ「共演NG」のとんでも演出を地で行きましたね(^^;;;;) そして、1人『羽衣』を謡い始めたら、家族全員それに続いて唱和w そりゃそう仕込まれてたらそうなりますけども。余所から来た嫁(?)さくらはびっくりで、何の呪いの儀式かとってなるのも酷いけど分かるw
 お能の関係者、舞台の場面などにきっと出演もしててドラマもご覧でしょう、どう受け止めていらっしゃるのかなw

 そうだ寿一の、学習障害の息子。
他動だというけれど、寿一の試合の間はちゃんと客席にいたじゃんね。でも危篤の病室で『これ誰?なんで寝てるの??』だったり、要介護認定のテストに割り込んでじいちゃんに勝って喜んじゃうの、小学校高学年ですることじゃないのも同意。あれ微笑ましいのは低学年ですよねえ。さてこの子が爺ちゃんのボケやリハビリにいい影響を及ぼすのかな。それとも、能にめちゃ才能を見せて将来の道を能楽界に見いだすとか??

 感染対策は必要な世界線。プロレスの応援はサイレントw ハグもなしw 長州力始め、プロレススターが登場するのも好きな人にはたまらんでしょうねえ。
俳優陣めちゃ豪華ですが、デカいマスクで9割は顔みせません。逆に豪華な面子じゃなきゃ誰が誰だかかも。 江口のりこの夫役はロバート秋山でしたw ラーメン屋のラッパー! 任せて下さいっと言う割に、介護スケジュール立てるとどの日も無理なのもあるあるかも……。

 いやーとにかく面白かった……。

「大恋愛」最終回 ☆☆

泣くでしょ、こんなの~orz

尚の失踪から8ヶ月。TV特番をきっかけに保護していた医院から連絡があり、再会するも既に真司のこともわからなくなっていた尚。海岸で、初めましてと挨拶して隣に座って、尚と自分の思い出を綴った小説を少しずつ朗読していく真司。
「私も、そんな恋愛してみたいなあ~」
って、君とのことだよっ!otz
あんな可愛い息子恵一くんのことも実母も思い出さず、初めましてって。あの人はなんで泣いてるんですかって。辛すぎるでしょorz 

でもある日突然、思い出のセリフを朗読と同時に口にして、真司の名を呼びながら才能を褒め称える尚。まるで昔のように。顔つきまで急にしっかりして。……でも、それ以来記憶が戻ることは二度となかったとはorz  もう泣く、これは泣くって……! 

引っかかることはいろいろあるんですよ。一番は医院!
五千万円の通帳差し出すアルツハイマー患者を、そうですかってご希望通りに住まわせてやるって倫理的にどうですか。医者なのに。捜索願も出てたのに。

これが旅館ならね。「砂にまみれたアンジェリカ」の装丁画に似た風景に惹かれて長逗留している若い女客。日に日に言動が怪しくなっていくけれど、支払いは十分されていて扱いに困ってる……だったら、TVで身元が分かって良かった~となったでしょうに。医者は泊めてやる義理もなく、通報しなきゃダメだったと思うんですよ。まあ、悪い人にひっかかれば5千万円の通帳だけもってかれて埋められてても文句言えなかったので、優しく世話しててくれてありがとう、とはなりましたが。

編集担当さんの扱いも。妻がどんどんと衰えていく家にどっぷり浸かって育児までさせて、肝心の妻は居場所を失くすし。本人だって後添えになれるのかと期待するでしょうそりゃあ……。大体、どう考えても業務外。金もある介護認定もとれる状況で、ベビーシッターやホームヘルパーを24時間準備しない意味がわからない(><) 公園から幼児の恵一が消えて捜索騒ぎになったのも、それすらわからなくなった尚が絶望し失踪を選んだのも、悲劇でもなんでもない、出来る対策を周囲がとらなかったからですよ……。

キラースマイル小池徹平の攻撃を愛の力でかわし、こづくり出産にに挑戦し、その傍ら主治医侑市がお母さんと結婚して義父にw その過程も「もう一度、第1章から」で小説にして。

「これが私の宿命」
と啖呵をきった尚は覚悟の上、加えて浜辺での朗読の為に全てがあったと思えばもういいんですけど。巻き込まれた形でプライバシー赤裸々に描かれちゃう侑市先生はひたすらお可哀そうです(^^;;;)

これ書きながら思ったんですけどね、なぜ商業出版でなくちゃいけなかったのか。むしろブログに綴ってたら話題を呼んで出版って方向にむく題材だと思うのですが。まあいいけど。ネット事情の変化が激しい昨今、下手にその辺取り入れると作品が古くなるのが早まるからかな。

そして尚が旅立った後、書き上げた私小説の最終章のタイトルは「大恋愛」……うわあベタなorz でも、それで真司がまた前を向いて、違う小説を書くようになるのなるラストは希望に満ちていました。

でもね、あんなに可愛くて天使だった恵一くん(そのうえ演技ができる3歳って半端ない)が、小学生になり期待してない方向に成長していたのはちょっとw 何ゆえの配役~

「大恋愛」6 ☆☆☆

怖! 小池徹平が笑顔全開なのに怖い……ここからサスペンスドラマになっちゃったりして(^^;;;;;)

新婚生活は順風満帆。
書き下ろしの依頼、新作の構想。誕生日には各方面からお祝いにあの店この店の高級アップルパイが届きまくりで、作家間宮真司の人気のほどが伺えます。それでも尚と居るために、地方サイン会のような泊まる仕事は避け、二人の時間を大切にしている真司。
診察にも二人で出かけ(夫になったから同席できるんだよね!)、すっかり身綺麗に戻っている尚は『幸せな生活が症状の改善、安定をもたらしている』と診断され、いいことづくめです。実際、新居にも適応でき病院で行きあう青年のことも問題なく覚えていて話題にしたり。どこが前アルツハイマー状態なのか、と思うぐらい。
「子供をつくろう!」
と浮かれる真司を責められませんねえ。その子を傷つける、と一旦は拒否した尚も、治験の新薬がもし効いたらと子育てを前向きに考え始めます。

医学生のために、罹病経験を語ってほしいという侑市の依頼も、尚の生活に張り合いを与えましたよね。文章を推敲し、学会以来久しぶりの講演に備える尚。病院食堂で声をかけてきた青年公平(小池徹平)も侑市の患者で、昨年同じように話をしたと侑市は言うのですが、本人は忘れちゃったーと笑いつつ、具体例を入れたらいいなど講演に助言をくれて距離を縮めます。

病気が分かった途端、奥さんに逃げられた。笑顔の割に悪い方に悪い方に考えがち。保育師の仕事は続けたいが、子供の名前を覚えられなくなってきた……等々の不穏な情報が視聴者には届けられますが、尚たちは知る由もなく。キラースマイルの陰で、何を考えているのか公平?

講演当日。真司はどうしても外せない取材で不在の中、話し始めようとした尚は、倒れ意識を失います。
…でもね、主治医の侑市もいれば尚母も居る。手厚いはずの環境で、真司も現場に向かっているのに、どう隙をついたのか!うわごとで真司を呼ぶ尚の枕元には公平がいて

「ここにいるよ」

と手を握り、あろうことか口づけをするのです……!なんでー!

キス現場を目撃するも、ぶっとばす前にまず尚を気遣う真司なのですが、目を開けた尚は肝心の真司には「誰?」えええ、刷り込みってありえるんですか?それに、講演マイクのハウリングでニヤリとしたのは?別に公平が仕込んだわけではないですよねえ。でも、この意識不明をきっかけに悪化する可能性は大きいという主治医の見解。いつか来るその瞬間に付け入ろうと、狙っていたとでもいうのでしょうか。何者だ公平、そして尚をどうしたいのだー!
その前の幸せで舞い上がっていただけに受け止めきれませんorz

ただ、幸福でいっぱいの時には却下だった『脳みそとアップルパイ』続編を、過酷な闘病が予想されてきたら書かずにはいられなくなってきた様ですよ。作家の性ですねえ。構想中の『ゲイの建築家が生き別れた息子と知らず恋をしてしまう』より、ファン受けはいいのでは。

しかし担当編集(木南晴夏)が、ヒロインのモデルは奥さん!と公表したがってるのも不穏です。←同時に、恋敵の素性だってバレるじゃないですか!

ああ…。食べきれないアップルパイをおすそ分けに行った引越しセンターで、みんなが雑誌記事の真司のカッコつけ写真の真似をする場面なんてホント、楽しかったのに。

「大恋愛」4、5 ☆☆☆

「脳みそとアップルパイ」
何それ、変なタイトルw でも「君の膵臓を食べたい」がベストセラーになる昨今。多少変にして記憶に残ってなんぼかもしれません。

そんなわけで、尚に会ってから書き出した小説のタイトルもいちゃいちゃと絡みあいながら決め、仲良く楽しく暮らしている二人です。例の名前の呼び間違い、それも元婚約者で主治医でイケメンで金持ちの侑市の名をつい呼んでしまうって、もっと怒ってしまうと思いきや『病気のせい』と必死で耐えるわけで……愛だわ……。

その頃アパートでは、やかんを焦がし風呂を溢れさせる尚。いやいやいや、誰だってうっかり忘れちゃうことってあるって。しかも寝ちゃったら仕方ないって!と、そばにいたら励ましてあげたいのですが。記憶と行動が怪しくなると予告されての失敗は、私たちのうっかりとは違う不安を呼びますよねえ。そんな時尚が呼ぶのはやっぱり真司でなく「侑市さん!」だったのですが……これは入院中の真司、聞いてないからノーカウントで!

でもクリニックの口コミサイト炎上の際には、どうしてった頼れるのは主治医の侑市さんでした。
本来、尚の状態ならまだ仕事は続けても大丈夫。脳のためにも続けた方がいいのに患者ファーストで診察をやめているのですが
『アルツハイマーの医者が診察している』

と口コミサイトにかかれ、母診察も予約キャンセルが相次ぎ、省庁の査問にまで呼ばれてと、クリニック存亡に関わる一大事ともなれば、親身に駆けつけ所見を述べてくれる侑市がどんなにありがたいか。尚が患者さんに送る経緯説明にも、主治医として一筆添えた上『どんな質問にも答えます』とメアドまで! 一方の真司が出来たのは、口コミサイトにふざけた応援コメントを書き込むことぐらい。そりゃー卑屈にもなろうというものです。

だいたい、結婚ドタキャン相手の主治医を続けるって普通じゃありませんよね……。
周囲には、ただの患者だ、専門分野だから、と答え続ける侑市さんですが、むしろ日に日に尚に未練が増している様子。今度こそまともで美人な女医さんとお見合いしても、尚を思い出してばかり。あの時は互いに血液検査を持ち寄り、初デートで早速寝て相性を確認してましたっけ。今回もお相手の希望は同様なのに、侑市はごまかしてばかりで……尚に会いたくて、真司と同棲中のアパート近くで待ちぼうけるという高校生みたいなことまで!
恥をしのんで『君じゃなきゃダメだ』と告白するも、尚は尚で間宮真司じゃなきゃダメなんですと、改めてまた振られてしまいます。イケメンで長身で医者で金持ちなのに、報われない侑市さん可哀想。 そしてね、共に生きたいのは間宮真司、という尚の言葉は当の真司にこそ聞かせなきゃだったのにねえ。

突然「別れよう」と言い出す真司orz

マイナスな理由は山ほどあるので「やっぱり無理」と言われたら、母親などは真司を罵倒しつつも引き下がるしかないのですが。当の尚は納得がいかず会おうとするうち、アパートは引き払われ、多分仕事も替えて真司は行方知れずに。えー。
<9ヶ月経過>
主治医には破局を告げず、私生活を問われても語らないまま、身なりは乱れ家に引きこもり鬱に陥った尚は……。死も考える状態で、ふと立ち寄った本屋で平積みのベストセラーをみつけるのです。

間宮真司著「脳みそとアップルパイ」

え、ちょ、たった9ヶ月で出版されてるのみならず、もう売れているですって?侑市母まで読んでいるとは相当な流行ですよ! 記憶を失う女性と、小説家と、医者の三角関係の話で
「医者が嫌な奴なのよ~」
それ、息子さんですからw(この親子の様子から、やっぱり侑市まだ独り身とわかるの上手いですよねw)

小説では、彼女の運命の相手は僕じゃなかったと小説家は身を引いてラスト。そうすれば侑市と尚がよりをもどしてめでたしめでたし、だと思ったんでしょうけどねえ。そう上手くことが運ぶなら、そもそもドタキャンしてないしw 侑市母は病人の嫁は認めませんって。

売れっ子小説家となった真司の横に、嬉しげな担当編集者(木南晴夏)さては尚と再会するまでにこっちと深い仲に?とハラハラしましたが。何事も仕事の早い侑市のおかげですぐ再会できてホッとしました。

回り道したけれど、今度こそ離れないと結婚を決めた尚と真司。
引越し屋の先輩がイケボで神父役を務め、居酒屋の店長まで参列しw 「相手を忘れても」と、愛を誓うのでした。よかったよー。
そして皆の前で、病気について健気に語る尚。なんと侑市さんも『私たちを引き合わせた人』として招待されていたそうですが、お仕事で欠席。う、うん。忙しくなくても参列はしたくないよね(^^;;;)
末長く幸せに暮らして欲しいのですが、あんな小説のまんまモデルな女性と結婚したと世間にばれたら、じゃあ恋敵の医者はこいつかと特定余裕なのでは! そして特定されたら恋愛小説でなくノンフィクション書いた感。小説としての評価は変わってしまうのでは?

さて、どんな新婚生活になるのか。家中メモだらけに? (身体にも書き出したら忘却探偵「掟上今日子の備忘録」にw)

「大恋愛」2、3 ☆☆☆

続きは気になれど、辛くなりそうでどうしても後回しな病気もの。5話で一区切りついて6話から第2部へ……てな風の噂に慌てて2話3話観てみましたよ。

尚の検査結果が完全に黒。
お医者さんですよ、知性の高さ記憶力の良さを誇って生きてきたでしょうに、それが足元から崩れていく。どんな恐怖かと思います……。しかし逆に、婚約破棄がスムーズにいったのは病気のおかげw 好きな男が他に、だなんて本来は完全に尚が有責で賠償要求されるケースでしょうに、病気が理由なら角が立ちませんからねぇ。
実際、挙式前に分かって良かったわ、と母君。さあ次!と見合いを3件持ち込まれ1日で済ませたい侑市さん。ランチ、お茶、遅めの夕食とトリプルヘッダーで挑むのですが、ここで3件とも難ありなのはどうしたことでしょう(^^;;;;) 『可哀想』と鹿肉を食べられない女、霊感ぽっちゃり、声の小さいインスタ女子(しかも阿佐ヶ谷姉妹w) クスッと笑えて気は晴れましたけど、本来は
『こんなに申し分ない相手といながら、思い出すのは尚ばかり』
であるべき場面じゃないのかとw

そうとは知らないシンジと尚は、楽しい同棲を始めながらも生活レベルの違いに戸惑い(もっといい家で快適に過ごしたい尚、とても払えないので『外で執筆』と嘘ついてシフト3倍に増やすシンジ)、待ち合わせには現れず(無かったことにするシンジ、記憶抜けに自分から気づき落ち込む尚) 
2話では別れてくれと手切れ金まで置いていった尚母でしたのに、3話病気を知った上で一緒にいるという二人には同居を勧める割り切りっぷりです そういえば手切れ金は返せたんでしょうかw  で、尚は新居がいい派ですが、実際内覧をすっぽかす状態で引越しなど環境を激変させていいものか。悩んだシンジは主治医に……元婚約者に相談に行くのですが。
守秘義務を盾に、何一つ答えてくれない主治医侑市。
そもそも患者家族と話すのに、診察室かそれ用の小部屋か、廊下で立ち話なんて扱いがおかしいでしょう。尚に未練の募る侑市にしたらシンジは喧嘩売りに来たも同然で、彼の風采の上がらなさは納得いかないんでしょうねえ。 未入籍、内縁者にもあたらないと冷遇し、『なぜ俺じゃなくてこいつなのか』という鬱憤をぶつけたようですが…それって正式な夫になられちゃうだけなのでは。

そのうち、無茶な仕事で身体を壊し倒れてしまうシンジ。搬送先の病院に駆けつけて詫びた尚は、シンジに抱きつきながら
「侑市さん」
と……!!こ、これはダメー!『捨てられてた神社』の名前は忘れていいから、「砂にまみれたアンジェリカ」の作者を間違えたらダメー!

病気のせいとはいえ、シンジの心が折れてしまったんじゃないかと、また4話を見るのが怖くなったじゃないですか(><)

サンドウイッチマン富澤、好演。彼が出てくるとホッとします。 

「大恋愛 僕を忘れる君と」1 ☆☆☆

うーん、性に奔放な戸田恵梨香にハラハラ。その相手がムロツヨシってまたチャレンジャーですが、時を忘れて話し込める人だと言われたら応援せざるを得まい!

結婚を前にに新居に引越した女医の北澤尚(戸田恵梨香)
その引越しスタッフの一人シンジ(ムロツヨシ)が気になり、食事をする機会もあって連絡先を交換しあうことに。もちろん結婚が近いとお互いわかってもいて、シンジはたしなめ気味なのに何故か尚からぐいぐい来るんですよ……。誘ってる風味、この女誰彼こうなの?マリッジブルーなの?
要所要所には、マイナー愛読書「砂にまみれたアンジェリカ」の文章を暗記していて引用する尚。これでシンジがその本の作者間宮真司だなんてまさかの偶然なのですが、チラチラ見切れる帯の著者近影が若き日の彼だしw 著者近影は覚えるほどみつめなかったのか、くたびれた現在が違いすぎるのか。さっぱり気づかない尚に、ついにシンジから打ち明けるともう、運命だったんだと職場に来るわ家に来るわ抱かれるわ。一気呵成に、むしろシンジが押し倒されてますよねえ……。
そして翌朝には、婚約者侑市(松岡昌宏)に破談を告げる決心。ずるずる不倫をするつもりでも、挙式までの遊びでないことにも好感はもてますけど、潔いなあ(^^;;;;) 連日外泊で親にも即バレ。母親(草刈民代)は勿論、シンジも落ち着け考え直せと、打ち明けられた侑市だって式までに思い直してくれたら目をつぶるよと言ってくれてるというのにねえ。
そんな暴走恋愛の間にも、ちょこちょこ変なド忘れをする尚。
その日も、居場所を見失ったかのような挙動不審で走り出し事故にあい……救急のMRI画像は問題ないと診断されますが、居合わせた侑市←若年性アルツハイマー専門医の目には『初期認知症』に見えるのです。そして、画像の名前『キタザワ ナオ』に声を失うのですが……。

いやー、ムロツヨシでキスだ、事後に裸でベッドだを見る日が来ようとは思いませんでしたよ! でも明らかに貧しくて「女医は金持ってんな」と口にしながらも卑屈ではない男に、確かに似合うわムロツヨシ(「ぼくらは奇跡でできている」の歯医者さんもこういうのと出会えばいいわけでしょ)
しかし施設育ちで、アップルパイも食べたことないくせに何故にアンジェリカをヒロインに小説書いちゃったのかw 異世界転生ものよりは身近とはいえw
あとアート引越しセンターの上司にサンドウイッチマン富澤w ナイスw

さておき尚との出会いで、休んでいた筆を再びとったらしいシンジ。これからどんどん尚が記憶を無くし、シンジの顔がわからなくなってもアンジェリカのセリフは言えるんでしょうねえ……。シンジより半年かそこら早く出会っただけ、見合いでサクッと決めた侑市のことなんて、シンジよりもっと早く忘れてしまうことでしょう。でも若年性アルツハイマーの研究家として侑市は関わり続けてくれるのでしょうか。
焦がれた間宮真司の新作を、尚はきちんと読むことが出来るのかしら……。

さあ泣け、といわんばかりのお膳立て。そこをムロツヨシの愛嬌で悲壮にしすぎないのが狙いかな……あとはこちらが、泣きたい気持ちで見続けるかどうかです。さて。


「崖っぷちホテル」~最終回 ☆☆

懸賞に、そんな伏線がw

はい、宇海と佐那ちゃんは子供の頃このホテルで仲良く遊びました~。知ってた~(その宿泊を懸賞で当てて以来の懸賞好きだったのかw)
「ここを夢の場所にしたい」
そんな佐那ちゃんの言葉が嬉しくて、自分もホテルマンになった!
……のだそうですが、それを最終回の台詞だけで流すとはもったいないorz

二人の思い出はタイトルバックの映像だけ。その時渡した思い出の石とか、二人で埋めた何かとか、沙那も思い出して何か気持ちが動くような仕掛け(伏線ともいうw)があっても良かったのになー。
イケメンに目もくれず、仕事一筋なのも佐那ちゃんいいところではありますが、一緒に見た思い出の花火、宇海は花火師の資格まで取って再現を目指してたのに、沙那ちゃんは『そういえば見たなー』程度うっすらのままなのが悲しいの(^^;;;;)

謎の制服嫌いの原因でもなくw もっと言えば年齢の合う同性な沙那兄とはなぜ遊んでないの。

さておき、雨の花火大会も無事に?終え、TV取材も好意的に放映されて、集客上々インヴルサ。人生の目標をなくしそうなので別の崖っぷちホテルに移りたい、と宇海くん。寂しいけどね。いいんじゃないかな。
(といいつつ、大事な初恋を思い出してももらえない失意がちょっとぐらいあれば深イイのになー。口にする以上の心情はないからな、このドラマ ^^;;;;;)

送別会は、イイ感じに湿っぽく盛り上がりました!

宇海まさか逃げたんじゃ……との誤解、罵倒から始まって、宇海と出会い自分がどう変わったか、どんなに宇海の笑顔に励まされ感謝しているかを一人ずつ語る語る……出るに出られない着ぐるみ宇海&聞こえてますよーと言えない佐那も含め、各キャラの見せ場です! 渡辺いっけいも鈴木浩介もさすがの芸達者、よ、日本一!

そして最後仕方なく出てきた宇海のいうことにゃ、
『お客様より、皆さんの方を好きになってしまいました!』

のでホテルマン失格、もうここには居られないんだそうです。そ、それじゃ誰も結婚できないし、宇海さんに永住の地はないじゃないですか~!名言ぽいけどヤバい奴ですよこれw
(しかも、次に行くホテルのダメスタッフはインヴルサ勢といちいちそっくりw ←楽しい小ネタですが、宇海が何を求めて別天地に行くのかがぶれたのでは。別の回でしてほしかったです)

ともあれ、そんな宇海を快く送り出したインヴルサは立派に経営し、次の崖っぷちホテルの指導もうまくいっているようでしたよ。宇海がまた訪ねてくる続編はfuluで、ですってよ!見たいような、欲しかったのはそれじゃない様なw
最後まで不思議ちゃんだった宇海:岩田剛典。無事初主演完了。上手い起用だったと思います。いつかもっと感情のある普通の役どころで見られるかなw

「崖っぷちホテル」5〜8

王女7人お泊まりです!

毎回やたら大騒ぎしては、ど真ん中に収まるほのぼのドラマ「崖っぷちホテル」w 良かったねーと終わって特に感想ないのが常ですが今回は書きたい!
七輪は上から吹くんじゃない!(下の方に小窓がありますw)
そして、テーブルに置いた七輪の上に更に鍋を乗せては、着席したら料理が見えませんよねえ……。テーブルを下げるか、七輪も背丈半分の横長タイプをチョイスして欲しかったです。……旦那が七輪マニアで我が家では日用品なもので、まあ気になる気になるw ←そこかい!

特別な日に、特定の部屋での天体ショーが思い出に……というのは夕陽と月で2度やりましたから。今回のマラヒナ国王王妃の「忘れられないディナー」もその系統か?と思いきや。別にどこででも食べられるものでしたよーw これはあれかな、国王だけに。
『カニはインヴルサに限る』
って、目黒のさんまパロディだったのかなw

結婚式準備、の回は依頼が二転三転。ついにはキャンセルで、宣伝動画だけ完成してめでたしって、宇海の陰謀じゃないか説は確かにw 今回の停電だって、宇海の演出説も……。本人は笑顔で即否定ですけどね!
失踪兄(佐藤隆太)は、筆頭株主になっていきなりの帰還。全スタッフ配置換えを指示。でもそれ宇海にもされましたっけw おかげで誰も動じず、いっけい元副支配人がいなくても誰も気にせずw 兄のインヴルサ売却案に対抗し、沙那ちゃんがついに弱音を封印(元副支配人の暗躍で過半数株を手にして)自分こそが総支配人だと宣言するのでした。じゃーん。

と、幸運にもスタッフのスキルも士気も高まったところで迎えた国賓接待(^^;;;;)
不仲な姉に胸を痛める王女に自らの兄妹ゲンカを 語る総支配人。他人なら二度と会わない、でも兄妹だから。次に会ったら抱きしめるつもり、と。その会話あっての

「私が、王になります」
ですよねー。じゃーん。

日本語喋れる王女たち(王妃が日本人:ジャガー横田w)なのでクレームがただのワガママに見えがちですが、そういえば初来日。異国で心細いせいだったんだーと気づくや一致団結で対応するところも、ホテルマンらしくなっていて良かったですよね(^^) そして大問題「忘れられないディナー」は、天才パティシエ☆が食べてもらいたいものを作って結果オーライにw 次はこの王女たちの子が来て「アレ」を食べさせろって言うのかもしれませんねw

第一王女に恋しちゃうフロント(くっきー)ったら、あの顔でピアノも弾けて案外上品という、イケメンには絶対不可能なインパクトでおいしい役ですよねえ。 天才パティシエ☆に押され気味なギャンブル狂シェフ(中村倫也)も、朝ドラで演じてるふにゃっと優しい正人くんとは全然違う顔でいい感じです。


てなわけで、順調にいいホテルになってきたインヴルサ。最後はどうなるんでしょう。
提供文字のうしろに毎回流れる、ホテルで遊ぶ男の子と女の子。あれ宇海と沙那ちゃんですよねえ、普通に考えて。子供の頃に滞在した楽しい思い出が彼をホテル業に向かわせた的な思い出話には、いつなるのかと。そして宇海は去るのか残るのか??

さてさて。

「崖っぷちホテル」~4 ☆☆

手取りいくらなんでしょう……。
不払いの描写はないから、とりあえずまだお給料、払えてるのよね?

名ホテルから宇海がやってきて、まずは客室の水栓交換。掃除の徹底。ふむふむ。
宿泊を断っている間のスイーツフェアで、亡父との思い出のケーキに涙ぐむJKがいたりして。いい話路線、悪くないです。でも顧客名簿へのフェアのお知らせでそんなに連日人が来るなら、崖っぷちといってもまだ大丈夫なような。

あ、今までの副支配人とシェフを降格したので復帰をかけて「お客様満足度勝負!」もしましたよね。
スイート泊で特別なおもてなしvsシェフとフルコースを作ろう。 結局はお子様の希望で「パパを元気にする料理」になっちゃって、スイートのお客さまもそれ食べて元気に。ええ話やー(^^) 
そして勝負ではないけど、ベッドメイクを教える企画に応募してきた熱血お嬢さんは……なんと4話で入社希望だし。近所に建つはずの競合ホテルを、一声でやめさせるほどの実力者だったし。 いやあ、人の縁って大事ですねえ。
……って、そこで働くつもりだった人が、このホテルの経理、掃除、フロントの3人以外にもたくさんいるはずだったと思うのですが(^^;;;) その他にも企画や工事や宣伝で動く大勢の仕事を「パパやめて!」でコロッと中止ってすごい話でびっくりw

で、フルコース用の山菜をロビーでぶちまけた時にも。消えたすっぽん(すぽ太郎w)がいる、と庭からキッチンに急いだ時にも。あれっと思ったのですが、このホテルのキッチンに搬入口はないのでしょうか? ゴミは裏から出しますよねえ。畑仕事後の汚れた格好で大丈夫な裏口が普通あるでしょう。どうしても、他の客とぶつからせる必要があるならせめてテラス席で、庭からテラスをぬけて厨房に行けばよかったんじゃないかなーと思うのですが。

さておき、大筋は楽しく呑気に見ています。
「王様のレストラン」に似てるとぷーぷー言われてるみたいですが、語りで始まりもせず名言もないのに、そんなに似てるかな。厨房を含むシステムの、人物配置が似るのは当たり前w むしろあれを目指して似てると言われるなら上出来では。私は「高原へいらっしゃい!」を思い出していますが、あれよりは運営ましですよねw
渡辺いっけいの憎まれ役は安心して見ていられるし、りょうのツンデレ、空気が読めないシェフ、顔が怖いフロントに英語がダメなベルボーイって、びっくり人間大集合をちゃんと動かしていますよね。あと経理に料理人、掃除がふたり。そんな人数でよくホテルを動かしているし、ホテルが人気ないのならよく給料払えているものです。

なにかと皆を招集し、気に触ることを笑顔で言える宇海。転職を考える人には送別パーティーを!
概ね言いなりな総支配人ですが、やっぱり「行かないでください!」って言いたかった。
そう、宇海が笑顔で言い聞かせているように、決めるのはあくまで総支配人なんですよ。おどおどしてるけど、すっぽんがいなくなったことにはちゃんと気づいてましたよね。そんな彼女の理想が形になりますように。で、銀行の融資を持ち逃げしたダメ兄貴はそのうち出てくるんでしょうかw キックバックを着服してるいっけいさんも、ちゃんとバレて謝れますように(^^;;;)

「崖っぷちホテル」1 ☆☆

フロント(野性爆弾くっきー)の顔がすごいw

看板だけ立派な傾きかけのホテルに、やってきた不思議な男。
プライドだけ高い、やる気のない従業員が彼に影響されて変わっていくよ~。
……という、よくあるお話ですが、そのテンプレ故に普通にこなせば面白くなるはず。

実際、ふらっと来た若造(岩田剛典)、怪しすぎですよねw 1泊22万円也のスイート宿泊って、支払いを心配しても無理ないかも。
靴磨け、雑誌20冊買ってきて、プールに入りたい、と矢継ぎ早に繰り出されるオーダーも、特に4月に水遊びの要望は無茶です。それを断れない新米総支配人(戸田恵梨香)は気弱でダメダメ。でもだからって、総支配人の提案を総無視、彼女が泊めた客もどうせクレーマーって扱いの古参従業員もどうかしてます。
自然と、ダメでも頑張る総支配人を応援したくなるじゃないですか。
そして一人でやりとげたプール掃除のおかげで、『5年に一度、この日に泊まる笹川様(松原智恵子)』は、『プールの反射でスイート全体がキラキラと輝く』という、プロポーズの日の思い出と共に亡き夫を偲び、感謝の言葉を残してくれるんですよ!ああ、がっかりされないでよかった。

いつも夫婦で来てたのに、今年は孫娘となのをスルーで挨拶する副支配人(渡辺いっけい) 前はラム肉をローズマリー抜きで、と分かってたのにローズマリー利かせて出すシェフ(中村倫也)とか。既にやらかしていてハラハラしましたもんねえ。
バー責任者(りょう)は呑んだくれ、ベルボーイ(チャド・マレーン)は英語ができずw 掃除係(西尾まり)はトイレットペーパーをぱくる。君ら、プール掃除手伝う暇あるじゃん。


そして業界雑誌に若造の記事をみつけ、色めき立つ古参従業員。なんと大ホテルの副支配人でした~!


このポジション、「王様のレストラン」なら松本幸四郎「dinner」なら江口洋介と、ベテランは風来坊なもの。なのに立派な勤務先がある若造、宇海くん。そんな人に

「貴方と働きたい!」

と望むならね、総支配人。普通は貴方が大ホテルに修行に行くんですよー! なのに宇海くんたら電話一本、大ホテルをやめて、このダメダメ「崖っぷちホテル」に来てくれるんですって!うっひゃー!


なにやら少年時代、ここにきた思い出があるようです。

記憶の中の可愛らしい少女。それって総支配人佐那ちゃんなのかなあ(^^)


「向いてないのかも……」

と思わず漏らす佐那に、ふーん辞めるんだ、辞めないんなら何それ、と笑顔のまま正論で問い詰めて、絶対に辞めないけど自信がないだけー!という本音を引き出す宇海。その調子で他の奴らもぐいぐいしごいてくださいませ。


「コード・ブルー(3)」1 ☆☆

うわー、第1シリーズからもう10年も経つんですか!
当時の新米ドクター達も(それを演じる俳優たちも)立派にベテランに!そして安定の『新人使えないわー』な1話でした。

いやいや君らも、シリーズ当初は使えませんでしたよ。それも触れ込みは精鋭、やるぞ出来るぞトップは私よと新米同士で火花ちらしていた割に、前線に行ったら何もできなかった記憶が……(「コードブルー(1)1弊レビューこちら) それに比べて今時のフェローは、搬送の連絡あってもスマホいじってるわダラダラやる気なさそうだわと見るからに使えなさそうな分、現場で本当に使えなくても罪はないかもしれません(^^;;;) 

そして祭りの会場で事故。
山車に轢かれた人転んだ人、下敷きになった人と、路上のけが人だけでもてんてこ舞いなところ、軽症者を診るはずの新人ドクターが呼び込まれた民家では、飛び込んだ山車と部屋の壁に挟まれた男の子が、生死の際で踏みとどまっていたのでした……! 何も出来ないフェロー嬢、トランシーバを使うのも忘れてよろよろと徒歩で先輩を呼びに行ってしまうとは……動転すると慣れない道具は忘れちゃうの、分かりますけどね。そこで、救命救急でない脳外科藍沢(山下智久)を呼び出す判断をした白石(新垣結衣) 藍沢から『全体を見渡す司令官を目指せ、向いている』と言われ目の覚める思いをしたようです。今シリーズはそこが中心なのかな。

しかし大ベテランが家庭の事情で抜ける現状、白石と 藤川(浅利陽介)と使えないフェローだけでは人手不足! 結局、産婦人科緋山(戸田恵梨香)と脳外科(山下智久)が戻り、懐かしの4人が古巣に揃うってドラマ的には素敵ですけども……。主人公たちより下の世代を育てなかった上の人も計画性なさすぎですよねえ……。七夕の願い事にも、子供の可愛い短冊に混じってドクターが切実すぎること書いててちょっと怖いですw

またシーズン3ともなるとヘリ飛んで当然なのか、乗り方や夜飛ばない等の細かい運用をフェローに教える場面もなく、藍沢がすぐ飛んできたりと予算は大丈夫か心配に。私もシーズン2見ていませんので、ちょっと視聴者には不親切な作りかなと思ったり。

あとガサツな戸田恵梨香が新鮮でしたw 患者の見分けに「太い方」とか「太ってて(妊娠を)見落とした!」とか酷いw


「リバース」~最終回 ☆☆

記者から語られた『真相』
ああ確かにそんなニュースあったあった。血痕を消していなければ、広沢の血じゃないことや第三者の存在が当時発覚していたのかも。でもやっぱり知らずにとはいえ深瀬がしたことが消えるわけでもなく。

わざわざ訪れ、10年前の隠し事を詫びる深瀬たちに激昂する広沢母。
一緒にみていた娘は『なんなの』と呆れていましたが、いやいや怒るでしょう我が子のことだもの。本当なら10年前に表に出すはずだった怒り、本当なら10年かけてもう静まるころだった怒りに今からまた向き合っていかなくてはいけないのかと思うと本当に罪なことをしたものです。じゃあ黙っていた方が良かったのかと言われるとそれもまた違うというか。知りたくはあったけれど本当に知りたかったのはそれじゃないというか。
そもそも重篤なアレルギーは公言しておくべき。そこに戻ってきてしまうんですけどねえ……。

それより深瀬と美穂子の再会が、美談の様に描かれているけれど無理ではないかと思ってしまったり。飲酒高校生はちょっと心入れかえた様だけど親父は多分腐ったままなのでガツンとなにか起きて欲しかったなとか。左遷商社マン谷原だけは、パワハラが表に出て戻れる目ができたようでしたが……。それよりなにより、美穂子の店の客に窪田正孝がいたことが、どうせなにかとコラボだろうけど気になって仕方がなかったよとか。
しょっちゅう気の散る、蛇足な感のある最終回で少し残念でした。 謎解きものの宿命かしらん。 
(どうやら原作は前回までで終わりな模様。さすがイヤミスの女王、一番いやなところで終わりでしたねw)
 


最新コメント



   
   

ドラマのあらすじはこちらでね


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

インパルス関連本

「蟻地獄」文庫

ちなみにじゃすみん「蟻地獄」評はこちら

「月の炎」絶賛発売中!

ちなみにじゃすみん「月の炎」評はこちら

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ