ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

戸田恵子

「うちの弁護士は手がかかる」〜最終回☆☆☆☆

 ラブくない男女バディもので満足です!

 生涯いちマネージャだった主人公蔵前(ムロツヨシ)が解雇され、パラリーガルに再就職。
その解雇が横領濡れ衣計画の一環で、女優(吉瀬美智子)に裏切られていた事件も乗り越え、ヒロイン弁護士杏(平手友梨奈)亡父の不正が絡む事件も暴いて正義を全う。ずーっと立ち塞がってきた異母姉さくら(江口のりこ)はこれからも杏を「赦さない」のかも知れないけど、杏は「赦す」。自分には仲間がいるから。

 法律知識以外には社会的にダメダメな杏を、流れるようにお世話していく蔵前がナチュラルボーンジャーマネでそれに倣って周囲も杏の扱いに慣れて仲間になっていく様子が楽しかったです。
姉さんもそんな仲間を手に入れておくれよ…。
そうそう、ムロツヨシの体調不良が報じられた翌週の回では、蔵前が諸事情で入院するというドラマ史に残りそうな無茶も。スケジュールがタイトすぎますよ連ドラ。

 そしてラスト、職場クリスマス会の蔵前の出し物は……メレブw  さすがに内輪受けすぎて困惑、勇者ヨシヒコを知らない視聴者はどうすれば…

「うちの弁護士は手がかかる」1☆☆☆

 タイトル通り笑

 主人公ムロツヨシ、てっきり弁護士なのかと思ってたら。ん?付き人? 弁護士の?いや女優の!

 ワガママ女優笠原梨乃(吉瀬美智子)を30年、それこそ身を粉にしてお世話してきたのにポンとクビになり呆然とする蔵前勉(ムロツヨシ)
そこで新米弁護士天野杏(平手友梨奈)のありえない落とし物に遭遇。
わざわざ拾って、書いてない所属事務所を推測して届けにきたのに礼も言われないありえなさからの〜昨日再就職となったのでした!身分はパラリーガル、とはいえ仕事はワガママ弁護士のお世話と、ほぼ前職と同じ?

 地図は読めずにすぐ迷子、挨拶も社交辞令もダメダメながら、法律の知識だけならピカイチというダメ天才天野がどう成長していくのか。
 天野の家庭の闇も、クライアントのパワハラも証人の裏切りもいろいろ深刻そうながら、蔵前のツッコミとサポートでふんわり見られます。楽しみ。
 とはいえムロ氏の体調不良で入院だとか。心配ですねえ…

「危険なビーナス」~最終回 ☆☆☆

 ああ、燃えちゃった……。
フラクタルで暗号の鍵になるとか、そんな世界への重要性よりもまず、伯朗(妻夫木聡)に父が遺したから大事だった絵『寛恕の網』は燃えさかる実家と共に灰になってしまいましたよ……。そこに駆けつけた明人(染谷将太)え、明人?? そしてバタバタと判明する真実w なんだよ、安全なところにいたのかーい!

 殺害計画を未然に防ぐため、警察に匿われた、といっても自宅で作戦会議したりしていた明人君orz
「教えてくれたら良かったのに!」
と当然の抗議をする伯朗さんですが、う、うーん。実弟としてあの隠し事の出来なさを知っていたら、そりゃ隠すわw しかし拘束され脅迫されていたミスリード画面は何だったのか?? 誘拐偽装は内緒だとしても『妻の楓を頼む』ぐらいの動画、いくらでも送れたじゃないですかいな!

 と、明人の失踪or誘拐に関してはモヤモヤが残りましたが、犯人が数学者の叔父憲三(小日向文世)だったことは6話までの弊レビューで予想してたので鼻高々w(まあ小日向文世が演じてる時点で重要ですからね!)そして、伯朗が最後まで伯朗だったことになんだか感激しましたわ。
 そう、ザックリまとめると『伯朗がとても迷惑する』ドラマだったわけですが……。それでも、明人を救おうと駆け回る中でずっと誤解していた義父の想い、亡父の想いを知り、母や弟との絆を思い出し、改めて随分と救われたと思います。義父に疎まれ母(斉藤由貴)も幼い弟に取られたと思っていた、そんな中でよくもまあこれだけ善良に育ったものです。
神矢家を憎むあまり全員に毒を盛るつもりだった波恵さん(戸田恵子)ですら、思いとどまらせるほどの善良さ。むしろ初めは傷を癒やそう隠そうと纏った鎧だったかもしれない善良さでしたが……それを貫き通す強さもまた伯朗は持っていたのでしょうねえ。負け犬じゃないのよ。

 というわけで、そんな伯朗を愛した助手さん(中村アン)と結ばれてめでたしめでたし。
……となっても、全然私は良かったんですけどねえ。実は警察の人だった楓(吉高由里子)がやっぱり忘れられなかった伯朗。それを見透かした助手さんに再会をお膳立てされての終わりでした。君って何者??としばしば思わせてしまっていたあたり、潜入捜査員としてはかなりのポンコツで、しかも潜入先で恋に落ちたとか職場に知られたら問題では??(事件後も、私物スマホで連絡出来てるしw) でもまあいいや、2人が幸せなら!
恒例、伯朗妄想劇場が最後の最後で本当になっての終わりには大満足でした(^^)

「危険なビーナス」7,8 ☆☆☆

 フラクタル図形!! 後天性サヴァン症候群!!

 相変わらず明人(染谷将太)の安否はほったらかしのまま、謎遺産の正体だけはとりあえず、脳医学の研究成果らしいと分かってきます。脳腫瘍治療の副作用で、天才的な能力を発揮する場合がある……例えば伯朗父(R指定)が超絶技巧フラクタル図形を描き始めた様に(画家のこの人じゃなかったら、脳裏に浮かんだそれを再現できずに終わったのかも……現代ならパソコンで描き出すのかな)
 しかしその過程でも、とにかく伯朗(妻夫木聡)がちょろいw 徹頭徹尾w
科学者の胡乱な叔父が訪ねてくればホイホイ家にあげ、一方の楓(吉高由里子)には勇磨(ディーンフジオカ)が接触しやっぱり家に上げているのに、楓の口からは
「もちろん追い返しましたよ!」
で疑わない。急に楓を明人の妻と認めて援護する勇磨の態度も、楓に言いくるめられてそのまんまですよ。疑わないと言えば、母(斉藤由貴)の同級生だったという佐代(麻生祐未)さんにお話を聞きにいって怒られ、交換条件……と言われたらホイホイとなんでもまあ喋る喋るorz 聞かれてもいないことをあらかた教えちゃってから向こうのターンで、言うこと無~いだって知らないもん、ですってよ。そういう時は相手に先に喋らせるんですよ!

 それでも『価値あるもの』を母がもらった説は、佐代さんが母から直に聞いたことと判明しました。さすが佐代さん、それが愛とか家族、息子でないことだけはその場で確認済みです。良かったー死屍累々の最終回で『それは、愛』などとなったら目もあてられませんから! でもその『価値あるもの』、母を殺して入手できる様なものなのか(明人の天才っぷり、実験台にされたせいだったりして) また伯朗父も明人父に殺されていたのか?(もしそうでも、今更何&この段階で佐代さんが口にするならいかにもミスリードですけどねw)

 と、利用されただけ的な情報交換をまたバカ正直に楓に告げる伯朗お兄様。するとまた、ベタベタと許しません!手料理食べさせて!とぶりぶり可愛い返しをする義妹ちゃんなわけですが。やりとりの途中で分かりやすく言いよどみ表情を変える伯朗orz 明人は牡蠣が嫌いだったのに! って、1話か2話で思い出してよ!8話で愕然とすること?? しかもただの好き嫌いとは。去年も嫌がってました!と言われましても、アレルギーで死ぬわけでも無かったら、ベタ惚れの嫁の手料理に入ってても黙ってよけて食べるんじゃね??

 とはいえ、楓も否定せず。風呂上がりの楓の後ろから勇磨まで出てきて「失せろ、負け犬」とは。え、最初からこの2人ぐる? 明人を拘束した上で、脅す情報を探ろうと伯朗を利用してたの?? いやいや、伯朗の様子から明人失踪を推理してたじゃないですか! 

 そんなこんなの間にも、伯朗妄想劇場は相変わらずでねえ……。そんな伯朗だから観ている部分もあり、いい加減にしろと呆れる部分もありw 近隣のペットと飼い主のためにも伯朗には幸せで仕事に精出していて欲しいので、調査の中で、父が伯朗を息子だと誇っていたと知れたのは良かったです(楓が勝手に連れてきた関係者談。丸っと仕込まれたエキストラな可能性もありますけどねえ)

 最後はめでたく明人を助け出して(小日向文世が怪しいのではw)、遺産は受け取らずとも兄弟の絆を取り戻し。院長の養子になって動物病院を継いで、助手の彼女(中村アン)に叱られながらラブラブの新婚生活を、妄想……じゃなかった!ってな幸せなエンドだといいなあと思っておりますよ。そこに楓さんも居た方が幸せかなあ。小型犬飼っていそうではありますw

「危険なビーナス」~6 ☆☆☆

 満を持しての明人くん!キターーーー!

 祥子おば(安蘭けい)が失踪、実は旦那(田口浩正)の浮気に怒っての家出というか里帰りだったり。復縁ついでに瀕死の康治さん(明人の父)殺害計画が進行したり。その計画、盗聴合戦であちこちから見抜かれていたにもかかわらず、証拠さえ握っておけば康治(栗原英雄)の生死はまあ……と騒ぎにならないとは、さすが矢神家です。
そんなこんな騒動は続くなか、明人(染谷将太)情報はまったく増えず……。楓さん(吉高由里子)が口にする以外は、伯朗(妻夫木聡)もたいして思い出しもせず。
それが、伯朗母(斉藤由貴)の死も殺人!と言われた途端、にわかに明人の存在感が増しましたよ。皆のアリバイを確認していたという明人。そういえば葬式でも、母死亡時どこに居たかを聞かれたっけ、僕も疑われていたのか……と落ち込む伯朗ですが、違うから~。もっとよーくよーく思い出してみれば、続く会話で明人は、2人の血のつながりを強く大事に語っていたじゃありませんか。しっかりして、お兄ちゃん!

 既に更地にされているという母実家。
ところが現地に行くと家が……ある!ここが、BGMも相まってこのドラマ始まって一番怖い場面でした(^^;;;;) 殺人現場として保存しようと父康治と明人で決めて、周囲には更地にしたと、合成写真まで送っていたんですねえ。普通に考えて、自分の実家でもある母妹の順子さん(坂井真紀)がふらっと来ちゃいそうなものですが、遺体発見がトラウマだそうで来ないと踏んだか。
さて『おばあちゃんの家』に上がり込んだ伯朗が、楓さんとアルバムをめくって思い出すのは明人と過ごした幼少期。銃のおもちゃで襖に穴をあけ、捨てられそうになって押し入れの天井にかくしたっけ……。懐かしくて取り出してみれば、そこに明人からのメッセージ。お兄ちゃんなら、伯朗なら、ここに来たらこの箱を開けると分かっていたんですよ(><)
 それだけでも十分に胸熱でしたのに。
場面変わって、なんと生きている明人!拘束され、『受け取ったものを渡せ』的な文章を読まされても怯まずに言い返す言葉は、兄さんが必ず真実にたどり着く!と。こんなに篤い信頼を寄せられていましたよっ なのに当の伯朗が、明人の無事を信じなくてどうするんですかっ

 さて、おばあちゃん家の床をきしませる人影は? 犯人か? 憲三おじさん(小日向文世)か?
現在犯人候補筆頭は勇磨(ディーンフジオカ)と佐代(麻生祐未)親子でありますが、一番怪しい人がそのまま犯人ではないかなー。となると怪しくない憲三(小日向文世)も怪しいですw そして探されている『価値のあるもの』とは一体? 人類の未来ですってよ。

「危険なビーナス」1 ☆☆

 タイトルださっ
え、東野圭吾原作?このまんまのタイトルで? ええええー

 しがない獣医手島伯朗(妻夫木聡)の元に突然現れた美女 楓(吉高由里子)は、異父弟矢神明人(染谷将太)の妻だと名乗る。お義兄様☆と懐かれてデレる伯朗は、楓の素性を疑いつつも、失踪した明人探しと矢神家遺産相続に巻き込まれて行く……。

 金も余裕も住環境も良くないと都会でペットは飼えない、確かにw そんなプチセレブ女子を狙うも相手にされない、くたびれた獣医に妻夫木聡くんがはまっています。雇われとはいえ獣医。普通ならたいしたものの筈なのに、起業してタワマン高層階が新居の弟や、迷うほどの大邸宅にお宝が唸る矢神家の前では貧乏人なのねorz

 その矢神家に、跡取り息子との再婚で入った母(斉藤由貴)と伯朗がどんな辛い目にあったか。母方の親族(小日向文世、坂井真紀)が庶民的で気さくなだけに、両家の違いが際立ちます。母の事故死など、伯朗が矢神と縁を切った経緯も少しずつ分かってきて、正直明人の行方より伯朗の人生に興味津々ですね。なのにそんな伯朗を連れ回し、歓迎されない矢神家にも笑顔で踏み込んでいく楓が、なるほどただ者じゃありません(^^;;;;)

 伯朗の義父&明人の実父である矢神家当主康治(栗原英雄)は余命わずか。
財産を取り仕切るその姉波恵(戸田恵子)と腹違いの弟牧雄(池内万作)、先代の養子に麻生祐未とディーンフジオカ、その他にまだ後妻の子に配偶者にって、ええええい! 公式HPにも、相関図と別に家系図が載っている煩雑さですw
その全員に金目当てだと白い目を向けられていた幼少期。特にディーンフジオカにいじめられ、おかげで終盤、楓が閉じ込められた地下室に心当たりがあって切ないです。そして生まれた『矢神家の子』明人は、肩身の狭かった母の身分を保障する大事な存在だったわけで。俄然、明人をひっくるめ楓さんを守る!と騎士気分が盛り上がってしまう展開に無理が無かったです。

 それにしても矢神家には明人の失踪は伏せ、海外からまだ戻れないので自分が代理だと強気の楓。その上で
「全てを明人に」
と言い遺したまま保留だった祖父の遺産も、現当主父からの分も、まるっと譲り受ける!と宣言した件が、明人の意思どころかアドリブだとはw その方が誘拐犯が動いて明人が見つかるはず、と楓。いやいや、楓ごと殺したくなるのでは(^^;;;;;)
 脳科学者ならしい牧雄叔父がずっと『もっと価値のあるもの』を欲しがっておりまして、ああいう人が言うならそれは金銀財宝でなく知識系、むしろ普通では全く必要ないものじゃないかと思うんですけどねえ。そんな牧雄も、またもや
「それが何か分かった」
とホラを吹いた楓に呼び出された挙げ句、事故に遭いましたよ。
 楓が事故や相続人減らしに関わっているかはさておいて、疫病神ですよね(^^;;;)  明人が、手島家の写真に隠していた鍵はどこかのコインロッカーかな。それとも?? 

 いろいろ気になるので次も観ます。

「僕らは奇跡でできている」8、9☆☆☆

ヤモリ…そんな怖いかな。
噛まないし乾いてるし。手触りいいよ、と思う私は平然と手づかみして逃がす派ですが。同じく平気で掴みそうに見えて、実はキャーキャーと逃げ惑う育実先生。確かに可愛いかもw 男受けを狙ってるわけじゃなく、誰か来て捕獲してくれないと困るほど、深刻に嫌いなんですねえ。
そりゃ、生き物専門の相河先生が捕獲要員でおかしくないですが。
『僕が水本さんのこと、好きなんじゃないかって……どう思います?』
などというデリケートな話題を直球で振られている現在。一人暮らしの部屋に招くなどという、誤解を受ける行動はダメなのですよ! でも背に腹は変えられず来てもらうし、背中に抱きついちゃうし(^^;;;;) こりゃ、さすがの朴念仁な一輝さんでも、惚れてまうやろ~ と思いつつ見ていたのですが。揺れる自分の気持ちに一輝が下した決断は。
「面白いです!」
好きとか嫌いじゃなくて、嫌な気持ちにもなるけど不思議で発見があって、思いがけないことばかり起きて、楽しいって!そ、それこそ大好きってことじゃないの?とどよめく茶の間をよそに、いうだけ言ってさっさと帰ってしまうところも相河流w そう聞いて育実先生、どうしたらいいのやらw

正直、山田さんが実母だった話の方が、相河一輝の人生には大きなことで。それをご先祖様から命が続いてきた奇跡ってことで割り切ってまた家族として暮らせるようになっただなんて大事件だったはずですが(タコも食べられるようになったしw)……ごめんなさい。ドラマとしては恋話の方が気になるかもw 
家事育児……主婦として関わるより、そりゃ家政婦の方が頑張れるねと思いますが、それはまた別の話。

そうそう、恋話の発端は『結婚してください』と迫ってきた女生徒でしたw 無理でしょそれw 『興味ない』と断り続け、彼女は納得したようですが。それを聞いた男生徒が文句言いにくるんだから青春ですw でもね、蟻YouTuberの正体の方にさらわれてしまいましたよっと。

そこまでだったら、授業も人間関係も家庭も安定で幸せ。ああ良かったねーと終わったところなのですが。突然襲い来る八つ当たり。
樫野木先生は家族のためにフィールドワークを止めたのに、元奥さんはフィールドワーク中のパパが好きだった。その元妻が再婚しそう、でも相手は退職して自営業を始める……と聞けば、無職じゃん勝った!と思う樫野木ですが、また評価ポイントが違うんでしょうねえ。支えたい、とか。なのでやっぱり再婚と聞いて激昂。全てを
『相河先生のせい』
と片付けて楽になろうとする樫野木に怒鳴られて、もう可哀想なぐらい涙目で動揺している相河先生。こうなると、どっちが社会的に問題あるのかって樫野木じゃないかと思われるのですが、鮫島先生は『自分と向き合え』と諭すだけ。

そしてもう最終回です。来年も再来年も、続くと思ったこの幸せが続かないのかな。フィールドに旅立つ方が一輝は幸せなのかな。そして、やっとあの男と別れた育実先生はどうする。クリニックを守りつつたまに合うのなら、相河一輝はそれこそ『楽しい』人(注*慣れが必要w)だよね。生徒たちは、虹一くんは。
ああ、最終回見たいけど見たくないわ。


「僕らは奇跡でできている」6、7 ☆☆☆☆

「居てもいいんだな、って思いました」
静かな大熱演。
生きにくさを抱える人でも『得意なことがひとつあれば幸せ』と周囲は思いがちですが、そう簡単ではありませんでした。
大好きなことで初めて褒められた。嬉しい。でもそこから、もっと褒められたい、すごいことをしなければと気負い始めたら、大好きだったことが辛くなった……。その頃、一輝さんも『ウサギ』だったんですね。笑顔で語るのに辛そうで、そのうち目が涙で光りはじめて。もう飛んで行って励ましたくなりましたよ。幸い「やらなきゃって思うなら止めればいい」と笑って言えるお祖父ちゃんがいてくれて、楽になれたんですね。
「理科ができてもできなくても、僕は、居てもいいんだなって」

しかしそれは、既に相河一輝を好きになってる側の想いで、虹一母には下手したら、大の男が泣きながら意味不明のことを(「イー」って言っても眠れない、などw)並べ立てる時間。果たして伝わったのか…と不安はあったので、虹一くんが眼科の診察を受けるきっかけになって本当に良かったです。

親と子は違う人間。違うものが好きで、違う人生がある。それって案外無視されがち。理解できないことを言うと『嘘ついてる』って断じられがち(道に迷って帰りが遅れると、よくそう言われたわ……)でも虹一くんんが『本を読むと目が痛い』のは知覚過敏のせい。勉強したくない言い訳じゃなかったんですよ。そんな誤解をされても
「僕はダメじゃない!」
と自分で言い切ってこれた強い虹一くんが、このまま心折れずに育ってくれたら。もういろんなことを考えて、なかなか感想書くどころでない名場面でした。

その前の餃子パーティw
家政婦さんの画策で、大学と歯医者のスタッフが相河家に勢ぞろいしてお料理を食べる会。実は誕生日の育実先生、元カレがもしや連絡くれるなら…料理教室のキャンセル待ちが…とぎりぎりまで粘ってたけど、来ましたよw 児島演じる蟻の先生、飲み屋でも相河家でも、独り外れた場所にいるじゃないですか。むしろ相河先生よりこっちの方が問題ありそうに思うんですけど(^^;;;;;) 主役だけを外れ者にしない演出でしょうか。
で、いろんな形の餃子をつくる相河一輝と、きっちり揃える育実先生。そりゃ揃ってる方が火の通りが一定で料理しやすいですけど。皮が破けたらスープに入れればいい、食べたら同じ、と自分を赦すこともまた大事と気が付いていくんですよね。そう、行かないと落ち込む料理教室は、スパッと辞めちゃうって手もあるんです。


そして森にて。『ウサギ』なのは、勝ちを証明したいのは、自分に自信がないからだと泣いてしまった育実先生。なのにリスが渡った方が重要で、思いっきり喜んでしまった相河一輝(^^;;;) なんだか分からない関係ながら、その自己分析さえ褒め、『水本先生のすごいところ100』を真面目に並べてくれる相手は、やはりかけがえのない人でしょう。
「歯の治療をします」
「クリニックの院長です」
なんてのもありつつ
「歩くのが早いです」
「よく食べます」
「会った時こんにちわって言ってくれます」
それって…と視聴者も育実先生も思うわけですがw

「誰でもできることは、できてもすごくないんですか?」

反省。すごいです。
とすると、私だってあの人だって誰だって、みんないろいろすごいのかも。そう思えるの、素敵ですね。家出から戻った虹一くんも、『すごいところ100』が嬉しかったんでしょう。お母さんにも100、すごいところを並べてあげるんですよ。これは世界中の母、感涙。そして言われるばかりでなく、自分の100を自己申告で埋めだした育実先生も、ひと皮むけた感じ。そうそう、そうでなくちゃ!

そんな温かい気持ちを吹っ飛ばす、家政婦さんが実の母問題!えええええー。長く世話して情が移ったにしては熱心すぎる、とは確かに思ってました(^^;;;)

「僕らは奇跡でできている」4、5 ☆☆☆

「愛されたい……」
たいして儲からない父のクリニックを継ぎ、たいして反響のない地域貢献を続け、手伝いの申し出も断り孤軍奮闘。もうほぼ別れてる恋人は、『仕事が』と他の女に呼ばれて帰る。真面目に頑張ってるのに報われない、甘えられない、愛されない育実の悲しい本音に胸を締め付けられました。しかも、普通のドラマでなら
『本当の願いはなんですか?』
などと聞いてくる男は、育実の弱音も予測済みで抱きとめる気満々なものなのですが。相河一輝にそんなつもりは皆無ですからね、泣かれてびっくり、困ってましたよ(^^;;;) 
……雨宿りのコーヒーの後、使用済みの歯ブラシを差し出す場面、ドン引きしましたが。歯磨きじゃなく、シミ落とし用に渡したとわかってホッとしましたw (育実さん、森に真っ白なニット着てきちゃダメよ)

ミラクルな4話では、群馬に星を見に行ったらコンニャク畑にはまり、畑の持ち主は生徒新庄の両親w コンニャクの不思議と魅力を語り、コンニャクを配り事務長さんを悩ませw でも「だったら…」とコンニャク農家を継ぐ将来もちょっと考えてみた生徒の相談には、ばっさりと
「僕ならしません」
親が喜ぶから、という他人物差しな考え方は、しないし出来ない人ですもんね。しかしその『親が喜ぶから』をまさに実行している育実先生にはその態度が、不愉快&動揺を呼びます。なんだろう、優秀さと引換にしか可愛がられてこなかったのかしらん。おまけに女友達も出てこないですよね。相河先生には、両親はいなくても型破りなまま可愛がってくれる祖父がいることを思えば、ますます不憫です。

そして5話。
チャイムが鳴って思わず早口になる相河先生ですが、1話の頃と違い、なんと生徒はじっと聞いてくれています。そして、森での実験に誘うと「行きたい!」と、こんにゃく仲間以外にも手があがるんですよ(感涙)
ただ、野外実習は出来ても、教師の個人的な活動に生徒を呼ぶのは出来ない決まりだ云々。小林薫先生が行きそうになると「僕も!」と手を挙げ、実は行かれないとなると「僕も……行かれないんですよね」と、とことん上司におもねる要潤先生が面白いですねえ。それで、リスの橋かけ手伝いを育実先生に頼んで冒頭の事件になるわけで。

2話で言い出したリスの橋がまだかからない様に、「なぜ虫歯と呼ぶのか」問題も、ずーっとひっぱっています。
虹一くんに会うために子供虫歯教室に参加する相河先生。それだけでも昨今なら少年好きの怪しい男扱いありえるしw またぞろ「なぜ虫歯」質問を持ち出して頭の固い育実先生を混乱させ、『僕なりの考え』を披露して子供の人気は独り占めなんですから、そろそろ八つ当たりでクリニック出禁になっても不思議じゃないのかもw

マイペースな相河一輝の周りで、ゆっくりゆっくり何かが変わっていく様子が見ていて楽しいです。そうそう相河先生を好きなJD、例のキス顔写真を他の学生にみせてましたけど変な誤解や混乱はなく
「相河先生が好きなんだね」
の確認で終了w そんなところも心地よいです。

「僕らは奇跡でできている」2、3 ☆☆☆

ゆっくり進行。時々トゲが顔を出しつつものんびり進むドラマが、やっと心地よくなってきました。

一輝さんったら歯科医の先生と焼肉デート!
と家政婦さんは色めき立ちますが(大学時代以来ですって、昔は何があったんだかw)勘違いなんですよ。同じ店で同じ時間の一人焼肉×2、間に空席を挟んだままちょっと会話しただけなんですって。ただ問わず語りに一輝が、ずっと自分が嫌いだった、なんでみんなと同じことが出来ないんだろうと泣くほど自分が嫌いだったけれど、今は好きになってうまくやってる、と言ったことが育実先生には強く印象に残ったようです。なんだろう、自分は努力してる、常に向上を目指すと息巻く彼女ですから、自分が嫌いだったことがあるのかも。更にそれを隠していそうですから、さらっと他人に言えてしまうことも衝撃だったのかも。

とりあえず挨拶を交わす仲にはなった2人。
息子の虹一がいない!歯医者で会った変な男性についた行ったかも慌てるお母さんに、とりあえず相河一輝の身元保証をしてw そういえば
「動物園のボス猿交代を見に行く」
と言っていたなと、探しに行けて良かったですよ。でも一輝はちゃんと『お母さんがいいと言ったら』と聞きに戻らせて(珍しくまともな判断w)無断で連れ回したんじゃないはずだったのにな。そこはこの先、ちゃんと訂正できたらいいなと思います。

そんなわけで、動物園。
一輝の生徒たちも、バイトで1人お客で1人。特に女生徒琴音(矢作穂香)は、森の実習で一輝にときめいてましたからね。偶然を装って相河先生に会いに来たのでした。そして猿の話をしているはずが……いや一輝は純粋にオス猿求愛行動を説明しているのですが、それ口説かれてるみたいでドキドキしますから!「ボスが交代」と聞いて、猿山のことでなく自分たちのボス=鮫島学部長(小林薫)が交代するとしか思えなかった樫野木先生(要潤)と一緒ですよねー。
閉園間近に育実先生も駆けつけて、虹一くんに付き添っていない一輝を叱りつけて大騒ぎ。バイトの新庄(西畑大吾)も琴音も右往左往。でも育実だって、お母さんに家で待っていたらと提案した様に、じっと虹一くんを待つ係だって必要でしょうに。そもそも心配してないと責められますが、ちゃんと羅針盤も貸してました。ただ閉園時間がたいして重要じゃなくて、あれ見てこれしてそれやった!というワクワクを邪魔しようなんて思わないだけ←引率の大人としては大問題とはいえ、かくありたいですよね(^^;;;)
小学生時代から続く一輝と祖父
田中 泯の触れ合いを見るにつけ、学校とは違う基準で褒めてもらえた一輝は本当に幸せでしたよね。それでも泣いた時期があったのに……。虹一くんが自分を好きな大人になれるように、全力で応援してしまいます。勿論、お母さんだって同じ想いで宿題しろとケツ叩き、変な大人を遠ざけてと、頑張っているのは分かるんですけどねえ……。


結局、大学にもクレームが行き。大人として学部長と一輝は、弁解なしにただ頭を下げ。育実先生も横で一緒に頭を下げ。巻き込まれて奔走した一日で一輝の株がまた急下落です。
でも学部長の解説でやっと、虹一くんを探し廻らずに待っていた一輝の真意を知り(ボス猿の例えでなく、相手にわかる様に伝えられたらいいのにねえ)分かりやすく動揺する育実先生。歯が痛む一輝に、自分がどんなに努力し成功しているか語り始めて、取材された雑誌まで見せてw まさに初回に言われた『能力を誇示したいウサギ』状態。

『やらなきゃいけない=やりたくない』

との一輝の解釈が図星だった様でヒートアップし、「痛い」の訴えを『痛い女』評価と受け止めますが……違う違う、素直に歯が痛いのよw

この先育実が「やりたいこと」について考え、いろいろ変わったとしても一輝は何一つ歩み寄らないような気もするのですが(^^;;;) とりあえず、卑屈な彼氏とはさっさと別れたが吉でしょう。てか、1話で既に別れたと思っていたのにお食事つくってあげた上にまた捨て台詞吐かれて!それでもまだ、正式な別れは次回にもちこすとか、どこが良くてそこまで好きなのかと。
リス的に分断された森は、卓球ネットの橋で繋がるのか? そっちの方が彼との行方より興味津々です。


「アウトバーン マル暴の女刑事 八神瑛子」☆☆☆

米倉涼子姐御が未亡人!!

もとい、組織対策課の刑事。裏社会に通じながらも正義の人でカッチョイイー! 事件そのものの解決後も、夫死亡の事情やら警察側の癒着を丁寧に描いて、これは連ドラ化あるでしょう。

でもその場合、お目当て西村さんは敵方ですのでお仕置きされちゃいますよねえ。楽しみなような心配なような(><)


というわけで、事件は黒髪美少女殺人事件。

連続殺人の様相もみせ、被害者の1人がヤクザ組長の愛娘だったもので組の若頭(陣内孝則)が、容疑者の情報を流せ(←私刑目的でしょうねえ…)とヒロイン米倉に接触。自らも危険な目にあいながら3人目になりかけた美少女を救うヒロインなのですが…。

若頭を呼び出して、語り始めたら様子が変。

いかに容疑者が『もう1つの殺人』の犯人たりえないか、むしろ若頭とそのアリバイ証言者と若頭との関係が判明していき急転直下、と。


そこまでに『金でなんでもする女』と印象づけているのに、犯人隠匿のための金は受け取らなかったり。米倉の上司もこそこそと秘密をミスリードしておいて、『2人だけの秘密☆』が、米倉の指示通りの裏付け調査を行うことだったり。例によって激有能な姐御なのです。

ちなみに西村さんは管理官。

米倉の上司(渡部篤郎)とツーカーで内部情報を融通したり、『秘密☆』の調査をさせられてましたよw 更に「3年前とはずいぶん様子が違う…」とキーワードを口にする役どころ。終盤になって出て来た3年前の姿は…今の金髪ヒョウ柄イケイケとは似ても似つかぬ、普通の婦警さんだったんですよ(目張りは派手だけど、ギリ普通w)
それを変えたのは…夫の死。

不審死を『自殺』判断で片付けられ、ショックで流産までしたそうで、今も恨んで調査続行です。
本部長?なのにヤクザと親しい戸田恵子も怪しいぞ〜
せっかくバディになった寺島進先輩がいないも同然の活躍無し、これも連ドラ待ちでしょうか
 

「ラスト・ドクター 監察医アキタの検視報告」1 ☆

あんみつの豆、丸呑みですか?噛むよね?


さておき変人監察医アキタ(寺脇康文)

ホント申し訳ないけど寺脇康文の軽妙さが邪魔です。

合理的にしか思考出来ない理系変人、死体にしか興味無し、インプット(質問)を間違えると望むアウトプット(回答)が得られない男。でもインプットさえ正しければ……と戸田恵子が解説してくれますが、そんな右京さん的偏屈から遠いのが寺脇の良さじゃないですかね。


人気モデル(夏菜)が謎の自殺。

なのに死亡推定時刻に遠い渋谷で防犯カメラに写り、きわどい流失映像は……別人です!だって尻の梨状筋が全然違うから!と、解剖する医者らしい見地でのアキタの発言は興味深かったです。

しかし双子がモデル/ダンサーと2人とも観られる商売していたら、もっと話題になってそうですよね。

ただでさえ初回2時間を観るのは辛いのに、この程度のしゃきっとしない事件ものだなんて続きは観るなと言われている様なものかと。 


それでもがんばって観てたら、極めつけが死の真相。

向いのビルから横っ飛びで飛び出したのは大事なアレのため……って、ウソーw まあ本人死ぬつもりが無くて結果そうなることはあるでしょうけども!けれども!


新人助手相武紗季やYOUの鑑識も悪くないだけに事件がそこそこなのと主人公のミスマッチがとにかく気になります。
(私の寺脇像が邪魔をするだけじゃ無い筈。上司に「ウソだよー」と言われて、ガクッと肘を落とすアキタ!そんなウケ演技を当たり前の様にさせちゃいつもの亀山くんから抜けられないじゃないですか)
もっとみるからコワイ人がだんだんデレてくる話ならギャップ萌え出来たのかも

「55才からのハローライフ」1 ☆☆

え、初回からこんなに悲壮な話?


そりゃ、早期退職してウハウハいい事づくめ!じゃドラマにはなりませんし。

サプライズ!

と称して勝手ばかりして、再就職なんて引く手数多だと甘くみていたおばかさんには厳しい現実が待っているのも当たり前なのですがねー。


『なんで母さんは喜んでくれないんだろう』

って、いくら奥さんでも相談ひとつなくキャンピングカーで全国回る計画にされ、自分の趣味も友だちも無視されて貯金もなくて大丈夫なわけないじゃん!

でも娘息子の発言をみると、どうも父はいつもそんな風だった模様。

だったら今までの勝手を放置したり許したり我慢したりして増長させたのは家族のせいでもあるじゃないですか。特に奥さんね。


今回だって、サプライズを喜ばず、優しくでも毅然と旅回りをお断りした奥さんだったのに、旦那が異常行動をとりだすと慌てて

「キャンプ行きたくなっちゃったなー」

って(><)


でも冒頭から何度も描かれるキャンピングカーの旅はどうやら妄想と分かると、そこまで行きたかったのかとやはり可哀想にはなります。しかも、1人でじゃない、妻と行きたかったなんて可愛いですもんね

私はイヤだけど

(だってキャンピングカーは家事付きですよ。簡易トイレ掃除とか勘弁、民宿でいいから宿がいいです)


そしてキャンプにつきまとう黒服のイケメンは……


なるほど精神科医w

初めから話を聞きたいと現れましたものねw


家族といえど個々の希望があると、ものすごい当たり前のことを55才にして学んだ主人公でした。

奥さんの趣味を認めてみたりしてラストはいい話風で終わり。ドラマとしても面白かったのですが、あの夫婦は本当にこれいいんでしょうか。


ちゃんと前もって相談して、まずはレンタル3泊4日から始めるとか工夫すれば夢のキャンピングカー生活だって実現したかもしれないし。あの偉そうなオヤジなら雇われるんじゃなく、コーヒー店を開くとか別方向に資金使ってみる手もあるかもしれないし。

なのにこうなってしまった事への考察なし、何も解決した気がしません。


そこは、人生そんなものってことかなw
 


「医療捜査官 財前一二三 5」 ☆☆

五十嵐・六車・一二三のそろい踏み捜査!


西村さん演じる五十嵐巡査部長が久しぶりにシリーズ参戦、四郎課長にも「相変わらず仲がいいねえ」とか言われちゃって、独身同士一二三警視とくっつけと言われちゃってますよ。

口では「あんな性格」とにべもない五十嵐さんですが、一二三が接近してくるとぽーっと目をつぶり……髪の香り嗅いでましたか(^^;;;) 仕事の泊まり込みでもイケナイ妄想したりと、実はまんざらでもない様ですが一二三の方は同じ足湯に浸かるのも嫌がるつれなさですw 

えー、パート2では惚れろとばかりにネクタイ直していたくせに。


そんなわけで、海でみつかった溺死体が実は温泉で殺されて運ばれたと判明。

グループ企業の遺産争いに巻き込まれつつも、温泉病院での捜査を続ける3人です。

ここで医者で刑事の医療捜査官、一二三の向こうをはる才媛登場。医者にして弁護士の病院長(戸田恵子)が怪しいですよー!


……と楽しく観ましたが、2時間ドラマとしては微妙な出来です。

五十嵐と六車、せっかくの共演だったのに特に2人居た意味ナッシング。五十嵐が一二三との痴話げんか担当として、じゃあ六車は? 協力も対立もしていませんよねえ(パート3、4を観ていないのですが、六車と一二三はどんな仲だったんでしょう?)

病院長のスーパー女史っぷりもお楽しみでしたが、本来の捜査をぶった切ってかなり長く回想が入る弁護士としての最後の事件(高校生の息子が容疑者)でも、そこから派生しての患者の死亡時間操作も、ダブルで職業倫理ぶち壊しなんです。なのに、弁護士への復帰をほのめかす一二三の発言がラストであってドン引きです。辞めて欲しいわー。

…いや、深読みすると医者としてはもうダメだから弁護士になるしかないってことなんでしょうか


ところでパート1の五十嵐さんは実は、黒髪だったんですよね!

今回も実家に連れて行かれて縁談避けにされていましたけど、すっかり白髪になっちゃってるこの人が3年前に一度きた『事務員の』木枯らし、もとい五十嵐さんだって分かるとは。、お母様スゴイですw

シリーズ次回作はあるのか、

五十嵐との微妙な距離は縮まるのか?


☆パート1、パート2の弊レビューはこちら→   

「ショムニ2013」1 ☆☆☆

くやしい、面白い(><)


あの「ショムニ」をリメイクと聞いた時には、フジテレビそこまで困っているのかと驚き、あれを焼き直してどうするのかと呆れたものなのですが、うっかり見たら、普通に面白いんですけどー!!


とりあえず初回には往年のショムニオールスターズが勢揃い。

借金かえせと千夏を追いかける。返す気のない千夏は逃げ回り、自殺寸前だった新作ヒロイン(本田翼)の財布から

「要らないんでしょ?」

と金を抜いて『借りて』いくという、もの凄い出会いです(その前の「あんたもゲロ?」もスゴイw)


その新ヒロインと千夏が数日後にショムニ配属で顔を合わせようとはこの時は両者、知る由もなく~ってかw


『ショムニ配属=辞職』

が常識なぐらい、ショムニ伝説がまかり通っている事にも笑いましたw

それでも退職しなかった、色ボケ・霊感(安藤サクラ)・通販・ネット命(ベッキー)なそれぞれの後継者がちゃんとパターン通りに大げさでw 退職拒否理由も、本気でイケメン宅配くんを狙ってだったあたりもストレートで分かり易ーいw 


オリジナルメンバーの皆さんかなりふけ…うーんと積まれた経験がお顔に表れていらっしゃいましたけど、江角マキコだけが不思議ときりりと変わらず美しいんだよねー。そして美脚!20代のニューショムニガールと並んで歩いても遜色ないってすごい!


別に毎週みなくても困らなさそうで、たまに楽しく見るでしょう☆

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