てなわけで綿々と神々が転生しまくっている世界線の日本の物語! 豊玉毘売命がお興玉神の元カノだったり天宇受売命の夫が猿田毘古命だったりで、えーっと、ちょっと感想書くのにも神の名称をきちんと調べるのが面倒でほったらかしになりましたが、毎週面白かったです。
音楽がいいんですよ、クラップが軽快なのに不吉な不思議さ、耳に残ります。
物語も独特で、特に導入と構成が抜群。
全領域異常解決室=超常現象を担当する警察組織、略して「全決」に突然異動されてきたヒロインが、わからないなりに超常現象に馴染んで行く成長譚…かと思いきや。
むしろ全決の正式回答は毎回フツーに常識的⁈ なのに絶対、何か異常で。 そのうち、実はあの人もこの人も 神 だっただけでなく、ヒロインだって元々は 神 で、全決の室長で!
思い返せば微妙な出迎えだった1話は、記憶をなくしたヒロインが昔からの仲間のもとに
「初めまして」
とやってきた切ない場面だったことが後々分かってくるのですよ。なんて事でしょう。
さてそこに、人を乗っ取り 神を殺す=事戸を渡す 悪神ヒルコは誰なんだな戦いが激化していき 全ての神々が消えるのかという瀬戸際に現れたのは、人魚の肉を食った役小角〜!
このノリで、原作のないオリジナルドラマなのが信じられません。というか神話もじりってオタクの大好物。これドラマよりも漫画やアニメでした方が人気出たのでは。
てなわけで、ヒロイン雨野小夢に広瀬アリス。全決の興玉さんで天岩戸別神だったのが藤原竜也。神様です、と言われて信じないけど仕事はする荒波刑事にユースケサンタマリア。失った人が色々切ない。柿澤勇人も印象的でした。