ラスト98秒の衝撃!! などと宣伝していましたが、正直一番怖かったのは車椅子の春海ちゃんでしたよ。
途中、5話だけ丸っと時代劇だったのには困惑(^^;;;)
江戸時代、伝説の妖怪「件(くだん)」を孕んだ前世詩弦が予言で人心を惑わせ、あの人もこの人も不幸になった。例の詩弦父が間際に吐いた呪詛は、そんな前世から来ているそうでしたが……腹の子を件にしたのは詩弦母だったのに? その辺も含めて、夫に死なれ娘には恐怖新聞が来る、母の不幸に詩弦が巻き込まれているんでしょうか。うーん理不尽。
自転車のブレーキワイヤーを細工されたどころか、火事に遭い銃撃までされる詩弦(白石聖) ふと気付けば、もう何日も恐怖新聞を目にしていないのに? 新聞の権利の奪った誰かが、詩弦を消そうとしているのか……?
ってのは、予言で金儲けを夢見た刑事(駿河太郎)の脅しと、娘を守ろうと家のそれらしき紙に勝手に記名した母(黒木瞳)の合わせ技と後に判明しますがね。 一枚見たら100日老ける恐怖新聞を、何枚も受け取りつつ周囲に気取られない詩弦母のアンチエイジング……! そして知った事故現場にバリバリと裁かれない悪人を呼び寄せる、誘惑力&リサーチ力! エロエロな熟女自撮りでも送りつけたのか、喫茶店の常連さんに裏社会のドンがいるのかなw
てなわけで、デスノートばりに悪人の不審死報道が続き、さすがに気付いた詩弦は母から恐怖新聞契約を取り返しますが、その間にも例の浮気彼氏(佐藤大樹)と寝取り女(片山友希)の間には大変なことが起きていて、ねえお母さん、どこかの悪人を退治するより先に、詩弦の周りをお掃除するべきでしたよ。
死の予言から人々を救うべく、事故予定現場で避難を呼びかけては去る詩弦ちゃん。落雷を予言する動画が拡散されて都市伝説「Sさん」となっていきます……。
<1年後>
まず時間が跳びすぎでびっくりw 恐怖新聞が毎日来てたら、とっくに寿命尽きてますよね。それでも諦めの悪い刑事さんは、何か連絡がないか詩弦実家の喫茶店を訪れて。実はコーヒーの味の違いが伏線で(いつもはゲロ不味いw)目の前の相手は、母と瓜二つに老けた詩弦だったのでした! (とすると、週に1枚程度の配達頻度でしたかね?)
殺人で逮捕拘留されている彼氏に、母として会いに行った詩弦がつい2人の思い出を語る場面はぐっときました。そしてついに死を迎えてからも、鬼形礼を解き放つために配達人を交代して母にだけ見える姿で(白い服でw)戻ってくる……。それでもいい、と愛娘を抱きしめる母の、客観的には虚空を抱く姿には泣けました。
ああいい終わりね、時間が短く感じたわー と思ったらまだ半分かい!
そんな詩弦母も死に。新聞が自分の元に戻ってきたと悟った晴海嬢(福地桃子)がまずしたのは、なにやらコピーして?? なんと鬼畜! 恐怖新聞に記名欄を設けて、駅前でプレゼントキャンペーン☆ ちょっとしたお得に釣られて、何人も何人もが記名していったのでしたorz 兄が死に、いつかまた権利が戻ると分かって過ごす間に必死に考えたのでしょう。迷いがなかったわ……。
実は最後に権利を手にした刑事さんが、貯めた恐怖新聞を一気に見せられて寿命が尽きて死んだ様に、利用法の脳トレ的には興味深いです。しかし相手が死ぬと分かって押しつける行動がどんな思いなのかは、壮絶orz
と、ここで終わってもそれなりに余韻がありましたよね!
なのでこの先は蛇足かなー。
ネットが知りすぎなんですよ。「Sさん死んだらしい」はともかくも。恐怖新聞を見たら寿命減る、名前書いたら権利が移る、という詩弦は知るまでに時間がかかった情報が周知の事実(?)で、なのに解決方法は語られないのね。 毎夜詩弦に脅され恐怖新聞を受け取る女子大生は、おびえて泣くだけで金儲けも押しつけ案も考えやしませんよ?
彼女と詩弦の関係の皮肉、とか。鬼形礼の暗躍!とか。したかったことは分かるのですが、それがラストじゃないでしょう……。 ホラー映画でも、何か来る、来る、とおびえている間が一番怖くて、ガオーっと何かが現れたら拍子抜けってありますよね。
ノスタルジーは満喫しましたので、また「うしろの百太郎」とか「エコエコアザラク」とかレトロ理不尽ホラーしてくれたら見ます。あ、佐藤大樹の浪人姿がめちゃ似合ってました。時代劇に是非出てください!
恐怖新聞
「デスノート」みたいになってきましたw
なんだかんだ、恐怖新聞が予知する悲惨な事故を未然に防ごうとがんばるヒロイン詩弦ちゃん(白石聖) そこへ小出しにもたらされる
『命を吸い取られる』
『新聞1枚ごとに余命100日』
等々の脅し情報。しかもベランダで語り合ってた青年(坂口涼太郎)は隣人の息子さんじゃなくて。恐怖新聞発行者鬼形礼!と、名前はあるけど人間じゃなかったんですよ~。いやちょっと待って。人間じゃないのに毎日新聞書いて配布w 契約は、その契約者以外には白紙に見える恐怖新聞に、フルネームを書かせることで移譲されていくんですってよ。実にシステム厳格な心霊現象ですw
さておき、初めは詩弦が追うと逃げていた前契約者冬夜(猪野学)が、向こうから来て仕組みを教えたのは、死期を悟ったからなんですね。パッと見白髪のおじさんなのに、免許証では25才な冬夜……。
このままでは、自分もすぐに老婆なって死ぬと知ったあまりの衝撃に、『お名まえかけるもん!』と自慢する幼児にクレヨンで署名させかける詩弦ちゃん。さすがにそれは非道w その後もクレーマー客には住所氏名、浮気した彼氏(佐藤大樹)には誓約書に記名のていでと契約を試みるのですが、インクが切れたり情が湧いたりで上手くいきません。 終いには母(黒木瞳)と一緒に、死んでも当然なクズ犯罪者を捜し始めるの、マジ処刑でデスノートでしょw どう探して、どう名前を書かせるつもりなんだか。 しかも死んだらひとつ前の受取人にまた戻ってくるというので、1ヶ月(30枚)で寿命約10年相当と思うと、かなり若くないと困るんですよ……(^^;;;;;)
もうこうなったら、彼氏を寝取った幼なじみ(片山友希)に書かせろと思ったりしますがw もう1人適役がいました! あの昭和な刑事(駿河太郎)ですよ。詩弦からの恐怖新聞/事故予知情報を悪用、都合の悪い同僚を死なせるような男です。しかも! 冬夜が事故予知を基に株や投資で設けていたと知って、むしろ自分から恐怖新聞ユーザーになりたがっている模様。譲っちゃえ~☆
刑事なら、誰かに名前を書かせることは簡単ですもんね……。相手が死んで恐怖新聞が戻って、儲けたらまた譲る、を繰り返せばいいのかな?
それにしても、元々は冬夜の妹が学校のイジメで名前を書かされたそうじゃないですか。恐ろしい学校w そっちも、もっと辿って欲しいんですけど、さてどうなるのか。
さすが土ドラ、題材が懐かしいw うしろの百太郎と並んでトラウマものに怖かったですよねえ。しかし幼少期のコト故よく覚えていない。こんな女子大生からむお話でしたっけ?
そしてヒロイン名詩弦(しづる)に漂う羽生結弦みw
京都で一人暮らしを始めた女子大生詩弦(白石聖)
日付が変わる頃にガンガンと扉を叩かれ、差し込まれるペラ紙「恐怖新聞」には不気味な絵と不吉な文言が。その後、目撃した飛び降り自殺との妙な一致に気付いてしまった詩弦の元に、今度は父の名と串刺しの絵に『自宅付近で死亡』と書かれた恐怖新聞が届く。必死に父(横田栄司)に危険を訴えるものの、詩弦以外の目には白紙にしか見えず……。
どうやら、引っ越しに伴いあれこれ署名した中に『恐怖新聞申込書』があった模様。って、そんな仕組みなの? 3ヶ月無料で洗剤持ってきたりしないのねw
夜中の不審者対応に「警察呼びますよ!」は正解なのに、次の瞬間チェーン掛けるどころかドア開けて廊下に飛び出す詩弦ちゃんorz ダメだってorz その後もチェーン掛けずにすぐドア開けちゃう。お母さん(黒木瞳)防犯指導ちゃんとしてあげてよ……。
マンションのベランダはお隣さん同士丸見えで世間話出来ちゃう仕様だし、引っ越し屋は従業員(猪野学)が客の詩弦の個人情報を根掘り葉掘りして『こいつにしよう』と胡乱な発言してて放置だし、世間全体のコンプライアンスが昭和のままなんじゃないかな(^^;;;;;;)
そういえば、飛び降り女子校生にしろ串刺しお父さんにしろ、白目で痙攣しているフィニッシュをこれでもかとじっくり映す下世話さが久しぶりで珍しかったです……。そこも昭和マインドなんでしょうか(^^;;;;)
でも詩弦のバイトはUberEats風デリバリーで令和w
今際の際に「お前を許さない」とすがりついた父にショックを受ける詩弦ちゃん。生まれる前のお百度参りは、安産祈願じゃなく呪っていた??私、お父さんに嫌われていた? いやいや直前にお守りもらったところじゃないですか、あれはきっと「お前を(害するヤツを)許さない」的な抜けか、別の人に言いたかったか、ですよねえ。
さて、会った初日の夜に泊まり込むバイト仲間勇介(佐藤大樹)と刑事(駿河太郎)、先に死ぬのはどっちかw 病弱な隣人ともを(坂口涼太郎)は生きてる人間なのかw
旦那は、懐かしのトラウマ漫画をこの令和にドラマ化してきた意義を知りたくて見続けるそうですが、さて土ドラにそこまでの気骨を求めていいものか?