ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

川原和久

映画「相棒X-DAY」 ☆☆☆

行ってきました、X-DAY!


春休みとはいえ、平日1回目の上映は年齢層高し。そしてご夫婦が多かった「草原の椅子」に比べて女性グループ多し。

伊丹が何かする度に大受けし「あの人はいつもこうやね」田中圭が出れば「いい男になった」と言いあい飴ちゃんが配られトイレに立ち、いやあもうこちらまでリビングで観ているかの様なリラックス気分で鑑賞出来……るかい!うるさいよ(><)


さておき「相棒11」TVシリーズでも既におなじみ、サイバー犯罪対策課の若いのがiPadを『懐』に登場。

さりげなく背広に収納してましたけど、iPadがしまえる内ポケットって特注でしょうかw 走る時には邪魔だろうし、ぶつかって転んだ場面では『iPadが…!!』と彼の身体より機器を心配してしまいましたがそれはまた別の話w


たたきあげアナログ刑事伊丹vsITバブル崩壊で転職してきた専門捜査官岩月(田中圭)

出ずっぱりで捜査を引っ張り、睨みを利かす迫力。主演は確かに伊丹んでしたが、その伊丹との出会いで現場を知り、警察官である自覚なく現場を莫迦にしていた自分を顧み

「本当に優秀なのはどちらか」

と、伊丹の熱い気持ちに伝染して成長していく岩月くんこそが物語の主役でした。なるほどドラマ登場時も伊丹への信頼が厚かったわけです。


銀行員の転落死が殺人になり、ネットへのデータアップロードや覚せい剤取り締まりの検挙から点と点がつながり、ロンドンの右京さんや公園の神戸がちょこっと出て、ちょこっとと言えば事務処理中の陣川くんも出て、いやあ楽しかったですね。

そうそう、金融不安。

銀行の取引停止が次々と発生、日本の経済がどうこうの前に預金が降ろせないという身近な現象で説明されて分かり易かったです。

(実は当方元SE、銀行や農協の口座や出納プログラムを作っていたので、システムダウン騒ぎは窓口の行員さんよりもバグを洗い直す作業を思ってくらくらしました!それが仕組まれていたとか、もうorz)

そして雛子嬢の一人勝ちw いやあ相棒ですねー。


殺人犯を検挙した、と警視総監賞を受け取る岩月。拒否する伊丹。よくぞ銀行でも金融庁でもなく、ただの民間人を正しく検挙してくれたと讃える内村刑事部長w 相棒でしたねー。


こんな出来事の後の「相棒11」だったのかと思うと、再放送でもあったら伊丹が違って見えそうです。


「相棒 劇場版」☆☆(+☆)

括弧つけて☆足したのは、だってファンだから(爆)
ニュースを見ない伊丹ん、長官の皿戻し、頑張る陣川君とちょこちょこ嬉しいし、大スクリーンで「暇か?」&入り口向こうのおなじみの顔が見られるのはやっぱり感無量ですよねー。
ただもっと亀山くんが(アクション以外で)活躍してくれないと、『上司と部下(パシリ)』になっちゃうのでは。


謎の連続殺人犯が、お得意のチェスでマラソン大会を爆破予告。
「橋は封鎖できません!」
の場面で「どうして?」と隣で呟いてた友人(ドラマは見たことあるよ程度)は上映後、微妙な顔で申し訳なかったけど私はまあ楽しめました。
TV版だって波があるんだから。映画にも完璧は求めてな…うう。犯人逮捕の後が長くて後味が悪いところは相棒テイストだったかなー。
マラソンイベントの様子は楽しかったです。
20年ぐらい前彼氏が出走して応援に行ったマラソン大会は、スタートを見送ってから4時間5時間ぼーっとその田舎の公園で時間潰してて、いやー辛かったです。それが昨今は、ハイテクで居場所確認が出来ちゃうんだ! スタジオの観客もブラスバンドや中継で楽しめちゃうわけ?へー行ってみたいな。
おまけにこの観客さん達、エキストラ参加の相棒ファンでしょ?
普通ならフルマラソン参加にありえないこの太ったランナー(結構先頭集団の近くにいるよ、しかも)もきっとエキストラね??なんて、全然違うことを考えていたりして(笑)

しかし、どーう考えても、100歩譲って大会は中止出来なかったとしても(「どうして?」笑)
嫁の参加は止めてよ亀ちゃん。

爆弾魔の仕掛けた箱、触っちゃう亀ちゃんにもビックリだわよ!

全然違うことといえば、棋譜もね。
この際、何故棋譜なのかって部分は犯人がそうしたかったんだからもういいデス。
あれだけはっきり画面に映るなら、DVD出たら1局さしてみる人もいるでしょうね??
脚本の都合に合わせて、終局でこんな形になる棋譜だの、こことここがエラーで最終的に一マスだけ駒が置かれも通過もしない棋譜だの、名勝負でなくていいとはいえ考えるの大変そう〜。それとも慣れた人には簡単なコトなんでしょうか?

えーっと。
倉庫にて、救急車を呼べと亀ちゃんに頼む右京さん。エ、自分の携帯は?(これが逆なら、亀ちゃんの携帯は水没かと脳内補完しますけど。)

他には、シリーズ通して余命幾ばくもないと犯罪に走る人が多いよね、トカ。そんな保険かけずに、堂々と五体満足で勝負して欲しかったですよ。そして実行犯が助からなかったのも、どうにも後味が悪いです。逆でしょ。せめて君は生きてくれ、と若者の身代わりになるぐらいの覚悟がなくてどうする。
そして娘を頼む、と炎の中に消えていく……ああ、妄想が走ってきた。

そして個人的に美味しいオマケだった鹿手袋さんの暗躍!
「あちこちばらまいて」
手に入れたのはSファイルではなくて、それらしく偽造した書類かもと思ってます。金出せば誰でも手に入る機密なんて怖すぎるジャン!手紙とか写真とか記者会見で見せていた物が、実は偽物な事の口止め料に金がかかったってことで、どうよ?

それでも映画はヒット中だそうで、第2弾では是非、亀ちゃんがもっと亀ちゃんらしく大活躍して相棒らしく右京さんとお仕事する内容でお願いいたします?。

「相棒4」11 新春sp ☆☆

 5億をばらまけ。 2000万円ぐらいは関係者のポケットに残っていそうです。

 誘拐事件は二転三転・・・でもどんでん返しというよりは、何本か別のドラマをブツブツと、切ってつなげた様でした。 葉月里緒菜は美しく華を添えてくれましたが・・・・「相棒」としてちょっと消化不良。

 だいたい例の人体実験。「歴史がお好き」だからって知ってる様な内容??(似たようなトリビア、沸騰音を聞かせて、熱湯と偽って水をあびせると火傷になる、は聞いたことあります。でも歴史好きな訳じゃない)
 父親を呼んだのは、死んでからなのか、呼んでおいてイタズラを始めたのか、その辺はっきりしないし。
 死体と知っていて首を絞めたお父さんも、翌日届けずに、ほっておけばよかったのに。ていうか、どら息子の後始末なんて、するなって右京さんに一喝して欲しかったですよ。

 右京さんの推理も薫ちゃんのバカも冴えず、記憶に残るのはやっぱり今更のプロポーズでしょうか。3rdでしても良かったのになー。

 いや、つまらなかった訳じゃないのですが。

「相棒4」8 拉致監禁 ☆☆

「荒唐無稽だけれど、面白い」 右京少年の小説 そのまんまですね(^^;;;)

 拉致監禁される亀山クン。
何事かと見守る間に出てくるカード出てくるカード、ありえないこと甚だしくて・・・嬉しくなっちゃいました!!
 死体ゴロゴロ転がってるし。
亀ちゃんが誘拐されたの、右京さんのウソのせいだし(笑)
地下の金庫を暗号解いて開けたら、金塊だってよ!! ゲラゲラゲラ
で、そっちのウソも若き日の右京さんのせいってどれだけ偶然ですか!!

その他、女子中学生と歓談する右京さんもレアなら、右京さんの物真似する亀ちゃんもレア。

 今日初めて観た人は呆然だろうけど、ファンにはこの嘘臭さ、たまりません(^^;;;)
それでいて、犯人を特定していく過程は地味なのよねー。指紋、赤土、通り雨。『インテリ(1名除く)失踪事件』。捜査一課、鑑識さんとのいつものやりとりも大満足でした。

 特命係=杉下右京 と報道されてむくれていた亀山クン。そういえば、彼は結構手柄志向だったんだっけ。
「ふたりで特命係ですよ」
となだめられていましたが、ここは、右京さんが和製ホームズなら亀山クンはワトスンくんじゃないんでしょうか??
 自ら巻き込まれて大事件を解決する、それも天分ですよねー(イヤでも、間違われたのは絶対右京さんのせいなのに!黙ってるつもりだよ、腹黒いですねー)

 カネを愛するいかれた女を、いつも厚化粧サトエリが好演。
そして、人を殺せるほど惚れた女より ファン魂優先なキューピーくん(酒井敏也)も素敵なキャラでした。

「相棒4」6 殺人ヒーター ☆☆☆

 あったよ指輪っ(><)
なのにそれを亀ちゃんに言わない右京さん。胸中やいかに。

 人気商品、充電式ヒーターが勝手に着火してしまうというトンデモナイ不具合。
連続放火事件に隠れた失火事故を、特命係の地道な捜査がまたもやあぶり出しましたよ!!

 捜査がトントンと進みすぎるきらいはあります。
決め手の『犯人しか知り得ない事実』も、ぺろっと連呼されちゃって。あれはなんでしょう、進んで捜査協力することで疑いを逸らそうとしたのか、捕まりたかったのか(それとも莫迦なのか・笑)

 結局小さなリコール記事が出て、死人に口なし。
重役連中(峰岸徹、嶋田久作、笹野高史)は商品の欠陥を知りながら放置したのに、お咎め無し。

大企業のあの事件とか、このリコールとかを思い出させる社会派事件ながら・・・・・・それだけだったら淡々と過ぎてしまうところを、最後に小さな指輪が心にひっかかってくれました。

 やっぱり彼女、ウソついてたんだ。
だよねー。会社中から嫌われてる女と交際だなんて、彼まで居場所なくしかねないものね。ワルモノになって身を引こうと。
 ・・・・そんなことを、今更知らされても彼も不幸。
でも、亀ちゃんに教えないのは何故?

『被害者 私物』と仕分けしてからも、随分長々と遠い目をしていた右京さん。
普段からそうやって、他人の気付かない何かを拾い上げては何百と、胸にしまって過ごしているのでしょうか。

「相棒4」3 ☆☆

 こいつらバカ過ぎる。
「ボクもあっち側だったかも」とか、悩む必要ないですよ芹沢君。まさか君がそんな。

 えーっと。
一応犯人には触れないでおきますが(今更?)
殺人の動機は口封じ。アメリカの青春ホラー映画でよくみるなぁ、あんな過去。
元が本当に事故だったら同情しようかと思っていたら・・・・。

 タイミングを合わせて一斉に抱え上げ、よいしょっと放り出す。
そんな冷静な作業が出来るぐらいなら、人として間違ったことは冷静にやめようよー。頼むよー。
 おまけに人違いで無駄だったって。勘弁してくださいよー。

 せっかくの右京さんの激昂がもったいないです。

 でも「相棒」らしいっちゃらしい話。
一課の捜査から外された芹沢君が、特命係と行動を共にするシチェーションは面白かったです。途中で伊丹チームと会ってしまって板挟みで困る、のも笑えましたけど、せっかくなら右京さんと亀ちゃんの捜査から何かを学んだ・・・というシリーズに繋がる要素も欲しかったですね。
 それを活かして、ついに一課も事件を解決するとかさ(^^;;;)

 それと、美和子の「いないってそんな女」問題!
今回ばかりはいたわけですね聖女が!! シリーズ通してこれだけ悪女悪女を並べてきたのは、壮大な伏線だったのか!!(違)


 最後に、『それは言わない約束でしょ』な一言を。言わせて!
ちまちまアリバイ工作せずに、駐車場で殴り殺してほったらかせば良かったのでは・・・・。

「相棒4」2 ☆☆☆

 わーい、相棒だ相棒だ。
と、それだけで嬉しくなっちゃうご祝儀で点が甘い甘い。

*単独行動の薫ちゃんが、
「ボクの上司、ちょと変な人なんですけどね」
と言ってると本人登場。
「この人の上司の、変な人です」 (^^;;;)

*大学を捜査中、突然、特別講師にされて堂々とマイクに向かう右京さん。何故か薫ちゃんが手柄顔(^^) 
 しかも例に出す事件はもちろん、アレとかソレとか知ってる話ですよー
「誰でも犯人になりうるということです。貴方も、貴方も、そして私も」どーん

*紅茶マニア同志うち解けてますよ?(^^;;;)味の分からない亀ちゃんには冷たいし。

 もうその他にも、捜査一課の
「CD返してくれないから殺したんだろう」とか!
幸せ満載ー。

 でも、よっく考えると 几帳面な人は手帳をびりびり破いたりしないよね。定規あてるよね。
っていうか、大好きな目上の人に「ごめんなさい 許して」と渡すなら、素敵な便せん選ぶよね!
 で、その「ごめんなさい 許して」メモが 猛毒の瓶と一緒に戻ってきたら、いぶかしみませんか?

 ついでに書くと、乾いてる紅茶を捨てるなら流しじゃなくてゴミ箱でしょ。

 あ、本筋を書くの忘れてました。
心理学教授(石橋蓮司)が、不倫相手の学生を毒殺。 毎晩のむ紅茶に毒とカビを仕込んで贈り、あとは野となれ山となれ という杜撰な犯行です。
 几帳面な彼女なら絶対にカビに気がついて、自ら証拠の茶葉を処分する・・・と見越したそうですが。 最後のひっかけに使われたように、他の人にあげたり誰かと一緒に呑む可能性だってあったわけですよ。自分が全知全能とでも思っていないと、とても実行に移せない確率の犯行でありました(その危うさが逆に、教授と彼女の繋がりを少なくして捜査一課の見逃しを招いたともいえますが。)

「完全犯罪などあり得ません」 by右京さん。


本家サイト「ドラマでPON!」の「相棒」コーナー。1stからの感想はこちら

「相棒4」1 ☆☆☆

 閣下、赤フン・・・・・!!
そしてまたシリーズに悪女が1人加わったのでした。誰の女性観なの、これ(^^;;;)

 1stラスボスだった閣下(長門裕之)からの招待状。舞台はお城!
そこで起きる殺人事件! それも、殺されるのが閣下じゃなくて役立たず執事で、狐とタヌキの化かし合いに突入するという大ファンサービスな2時間spで4thの幕開きです。

 前回と違って最初の事件が2時間で決着がついて、まず一安心。
事件そのものも、特命の2人を貶めるために仕組まれたことで、そんな簡単に?という手軽さと、どんでん返しへの確実な証拠という2点をきっちり揃えて 分かり易く且つ面白い展開になったと思いますー。ああ、満足!

 客が来てるのに庭でキスなんて目立つこと、軽はずみだと思ったんだよねー。また見つけたのが亀ちゃんだし。
 鎧の一件も*亀ちゃんの発言がきっかけ とか
      *荷物は亀山、右京さん手ぶらとか
      *1つ、とわざわざ言う   とか
      痒いところに手の届く行き届きぶりでございます♪
 もちろん、伊丹の悪態も ヒマか?も 鑑識さんの活躍もありっ タマキさんの小料理屋も健在っ 嬉しくなっちゃうなぁもう。
 これがまた半年楽しめるかと思うとワクワクです。

 しっかし、美和子ったら鹿手袋さんとは自然消滅ですか(西村ファンとしてはショック ^^;;;)
分かるなり「いつでも戻ってこい」な亀ちゃん。君がそれでいいなら仕方がないか・・・・。
とりあえず、朝食は作りに行っても泊まらないあたり、美和子が一線引いていてくれるのが救いかな。復縁してもいいからゆっくりやってね。

 オープニング、室内になりましたが今回もなかなか素敵でよろしいです。

本家サイト「ドラマでPON!」の「相棒」コーナーはこちら

「相棒3」最終回 ☆☆+☆

出家って、戸籍名が変わるんだ??

 そして今回のなにより目玉っ 悔しがる右京さん!!
幽霊を観た、という薫ちゃんを”嫉妬”ですよ。 そこをまたわざと「私も見ました」と刺激する元奥さんっ あの場面は何度観てもたまりません(何度も観ましたよ ^^;;;)

 てっきり巨悪を暴く最終回かと思ったら、死体遺棄(時効3年)と公文書改竄なんちゃら(同5年)ですよ。どうせ捜査一課も尼寺までたどり着いたし。特命が出てこなくても・・・な事件だったわけですが、そこはそれ。
右京「尼寺にいるからといって簡単に女性と決めつけては」
亀山「決めつけますよ普通!!」
な2人のやりとりがあれば満足です。
ラストに至っては偏執狂的に真実を知りたがる右京と、見かねて止めようとする亀ちゃん。2人とも逮捕とか捜査はどうでもいいんだから、もう(^^;;;)

 あまりの最終回らしくなさ、同居人はだれていましたが私は幸せ。
『もっとこう、デカイのが事件を解決して右京さんを助けるとか』と同居人。
おお、そりゃ私も見てみたいですよ。ていうか、亀ちゃんは『デカイの』なのに『右京さん』って呼ぶんだ(笑)
ついでにいうと同居人は、同性愛も性同一障害もひとからげ変態扱いだったのですが、「相棒」で啓蒙されてきています。つくづく妙な番組(^^;;;)

 そしてそして、鹿手袋さん!!ついにプロポーズ!
でも、亀山薫を美和子の中から消せだなんて・・・・無茶な条件で器の小ささを露呈っ。おまけに生き霊で源氏物語って??
 ラストでは逆に呼び出され、
「丸ごとひっくるめて美和子だ」
と格好良く決めた亀ちゃんに殴られちゃって・・・呆然と座り続けていたのは何でしょう?? 美和子の「ごめんね」は元カレが殴ってごめんね?それとも分かれちゃうの?

 こりゃ、4thに続かないと締まらない終わり方ですよ。

 最後に、どーしても気になったこと。
死体は腐乱ガスが出たら浮くでしょ。重りの石なんて入れたって浮くし、袋破れたなら尚更っ。それが沈んだまま白骨化なんて、すぐ捨てずにしばらく遺体と暮らしていた・・・という意味の「半年」かと思ったんですよ??そうじゃないのかなぁ。

「気にしなくていいのよ」と枕元に立つお姉さんは、恨み言をいわれるよりもツライ幽霊だったと思います。

「相棒3」16 人間爆弾 ☆☆☆

 なんてマヌケ(笑)

 爆弾を巻き付けて逃げる犯人(でも被害者)を遠巻きに、でも追わないわけにもいかない刑事達がゾロゾロと・・・。みんな腰が引けてるよ!!
童話の一場面みたいなのんびりした捕り物にはTVみながら笑っちゃいました。よくもまぁ、こんな事件を思いつくものです。

 北海道から来た、元チンピラ栄一(マギー)と薫ちゃんとのやりとりも軽妙でしたよねー。
 でも、ラストは慟哭。

 元々、爆弾で脅されている犯人(=被害者)がおおっぴらに犯行に及んで、おおっぴらに逃げているのに 金を入手できる可能性なんてほぼゼロじゃないですか。
 真犯人は何がしたいんだろうと思ったら復讐でしたよ。

 3人目の被害者には強盗の強要はせずに冬の池に飛び込めという。
心臓が悪いなら、その状況だけで既に発作モノ! ちゃんと間に合った亀ちゃん、右京さんと一緒に被害者の側を離れず、自分の身体を張って犯行を止めようとする栄一。

「関係のない友人まで殺せるのですか」
と言い放つ右京さんがわずかに微笑んでいる?横で、鼻息荒く憤っている薫ちゃん。この2人が好きだよー!!
 被害者がいかに悪人だったとしても犯罪は犯罪。
 今回誰も死なせることなく話を作る「相棒」スタッフの見識も好きです。

 そうそう、美和子ちゃんもいい感じに捜査協力&栄一と再会で、
「どうして分かれたんですか?」
と詮索されてごまかす感じ、良かったわ。
 事件解決後、その男を殴りに・・・とか盛り上がってるところに登場して場の空気が固まるところもね(^^;;;)
美和子には妙に愚痴こぼされるよりこういう、悪意ない感じをお願いします。嫌いで分かれたわけじゃないんだし・・・・。ああ、微妙。
 最終回には鹿手袋さん再登場だそうで、トライアングルに決着がつくのでしょうか?

 それにしても栄一、子供に薫ちゃんから一字もらって命名したのね。将来大丈夫かしら「薫子」ちゃん・・・・(^^;;;)

「相棒3」14 化粧した水死体 ☆☆☆

 ビバ!温泉ランド!!

 ひょんなことで犯人逮捕しちゃう亀ちゃん、手柄は「ヒマか?」課長が横取り。
それをからかう伊丹んだし、右京さんは辛辣だし。 現場からまっすぐ右京さんのところに帰ってくる鑑識さんといい。
 ああもう、『相棒のこんなところが好きなんだよ』炸裂です。

 小さな紙のすかし模様を、某名門女子校の校章と即座にいいあてる右京さん。
 これが亀ちゃんだったら生々しくて困りますが右京さんなら・・・・無駄にそんなこと詳しそう(^^;;;) また、ちゃんと理由があったんですよね。その高校に興味がある理由が。

 名門女子校に乗り込む、場違いな2人!(こんなの、古畑任三郎でもありましたよね)
 バラを愛で、創設者の話題で校長(涼風真世)と盛り上がる右京さん。上品な2人の横で居心地悪そな亀ちゃんがまた可笑しくて。
 
 また2人のそんな様子が性格描写だけじゃなく、中座で重要人物に出会ったり、ラストへの伏線になったりと、きちんと話を動かしているのも嬉しいですよね♪

 亀ちゃんの軽口が例によって事件解決の糸口になる。いいじゃないですか。
 ・・・逆に、「亀らしいキーワード」を言わせようと一生懸命(遅刻の理由とか)な感じも漂いますが、努力は美しいんです。いいです。

 終盤一歩手前で学芸会が始まっちゃって、どうしようかと思いましたが「相棒」らしくちゃんともう一回ひっくり返るので、あれは学芸会で良かったんですよね。

 あの後学園はどうなるんでしょう。
「売却予定」も、買う方が嫌がったらもうどうしょもないじゃないですか。破談になったり就職内定取り消されたりする娘がいなかったらいいんですけど。と、ドラマの中なのに生徒の今後を心配したりして。

「相棒3」12 予告殺人 ☆☆☆☆!

 満足満足、大満足!

 「サイトウアイを殺す」「***を殺す」
と、次々名前を指定しての殺人予告。
 謎が謎呼ぶ不可解殺人!
特命係がそれに関わるきっかけが「ヒマな部署」だからだったり、
「亀山の”元”彼女の美和子さん」
への電話だったりするところも、ツボをおさえていて嬉しい限り。

 犯人に接触したハズ、と行動を書き出すようにいわれた美和子さん。
 事細かに鹿手袋さんとデートだの電話だのしていたりしたら亀ちゃん落ち込むだろうなぁ。・・・って、そんな描写はちっとも出てきませんが。
 疲れて眠る美和子さんを気遣う亀ちゃん。いい人なのにねぇ・・。

 その亀ちゃんが見学している「遺族の会」。
先週に引き続き、理不尽に身内を失った遺族の癒えない哀しみを中軸に描いています。でも、 ただの美談にせず、
「お姉ちゃんみたいに怖がればいい」
ストーカー被害で姉を亡くした妹が、警察を世間を恨んでいる様子にはかえって共感と同情を覚えました。

 そうなると、彼女が連続殺人犯に襲われたなんて狂言じゃないかと思いたくもなるのですが、非情なことに本当なんですよね。
「俺の親切に礼も言わなかった」・・・って、そんなことで殺されちゃたまりませんが、折りも折り、お姉さんを殺された日の放心状態を非難されて呆然とする妹さん。
 哀しみにくれることすら許されなかった彼女に、何度も激励を送る亀ちゃん。
「君は間違ってない!」

 胸が熱くなりました。

 もっとも、犯人が名乗ったら即「キングチャイルド」と冠した対策本部看板を立てちゃったり(極秘情報じゃなくなるじゃん)、タクシー運転手に職務質問しながら名前も控えないなど、気になる部分はありました。
 タクシー会社での聞き込みだって、事務所のどこで当の犯人が聞いているか分からないのに。
 でも、トントンとクレーム葉書に繋がっていくテンポの良さで相殺かな。

 犯人と亀ちゃんが揉み合っている間、微動だにしない右京さん(^^;;;) 
出口を固めていた、のでしょうか。最後に取り押さえたのは右京さんなんだから、インテリといえどもさすがに警部殿です。

 そして、ラストも冒頭と同じ「遺族の会」。
 今度は重い口を開いて、ヒトをまた信じてみたいという妹さんの決意に暖かい拍手を送る特命や一課や美和子さんなのでした・・・・。
(ホント欲をいえば、この『青年の主張』が口数少ないか、警察ギャラリーは影ながら漏れ聞くぐらいにしておいてくれると照れなかったのですが。明るく終わらせたかった意図も分からなくはないです)

「相棒3」9新春sp ☆☆

 やっと見られました、お正月スペシャル!(2時間って気合いが要るのよ~)

 潜入捜査だそうで、のっけからコスプレです♪ 右京さん:警備員、亀ちゃん:電気屋さん(?)で、ワクワク。
 夜勤からひける右京さんと日勤の亀ちゃんが、朝すれ違ったり昼の公園で情報交換しあったりする様子は新鮮でしたわ。 いっそ普段着も、いつもの紳士なコートとスタジャンを逆にしておけば捜査一課に鉢合わせしても隠れたりせずに済んだのに(笑)

 ついでに好きな場面をも少しあげるなら、美和子を呼び出す伊丹んとか。
電話番号を暗記している右京さんとか。
亀山「鳴ってますよ!」(番号合ってましたね♪)
右京「かけてますから」(↑そんなことは当然) もう大喜び。

 で、事件は公安の潜伏捜査員の失踪。
闇の組織、公安。どうも忍者の如きイメージです。

 どどーんと宅急便で人の腕が届いた映像はショックでつかみはオッケー。
捜査のために、ナンパまで披露しちゃう亀ちゃんにもびっくりで、ホント新春大サービスですよね。

 しかし・・・そうまでしてカラオケに誘った彼女が、結局扼殺死体に。
ここで、もちょっと亀ちゃんには動揺して欲しかったなぁ・・・。
 ショック受けてない薫ちゃんにショック。

 で、社長がどーしたとか、公安の人がこーしたとかは、自殺するようなことには思えないし(彼女もぐるで騙してたんならともかく)、どんどん話が大きくなるのに、みんな喫茶店や地下駐車場のオープンスペースで極秘事項を喋るので心配で心配で(^^;;;)

 そして最後は射殺ですよ!起爆装置握ってる人を!!(爆)

 「相棒」だから、亀ちゃんと右京さんが見られたら半分満足で、鑑識さんも伊丹んも、「ヒマか?」課長も出てたら残り4分の1も満足なのですが・・・
 「相棒」で起きる事件は、もちょっと身近で些細なものの方が好きですねぇ。っていうかやはり新春大サービスは、お正月気分でみるものでした。

「相棒3」7   ☆☆☆

 またもや満足。
 殺人はあるものの、法の網を逃れる真犯人(?)がおり、薫ちゃんの脊髄反射が突破口を開き、右京さんがクギをさす。
 並んでコーヒー/紅茶をいれ、伊丹にからかわれ、解決後に花の里で一杯やりながらお夕飯。
 『これぞ「相棒」』のお手本のような一本でした。

 爺ちゃんの話を聞くだけで、何千万円ももらって平然としている女(高岡早紀)
やっぱりどこか壊れてるんでしょう。自伝は、書きたくても書けないんじゃないのかな。そして、払っている爺ちゃん達が幸せなら他人には何も言えませんが・・・・そのうちまた、誰か死にそうでしたね(^^;;;)

 最近の美和子ちゃん、亀を苛めるだけの為に出てきてちょっと哀しいです。それぐらいなら、勝手にのろけまくって浮かれて欲しいなぁ。

「相棒3」3 ☆☆

 えーっ現役官房長官が『殺人』で逮捕ぉ?

 それもアリバイが崩れたぐらいで? 保険なし??
朱雀タケヒコはたかが愛人の小娘議員28才を、そんなに信用していた。愛されていると思ってたってことですか!? うそん。
 もぉちょっと踏ん張って欲しかったです。
 ていうかその前に君たちエライ人なんだから、小娘の秘書みたいな気の利くのを飼ってないですか(涙)奴隷ですか、そうですか。

 右京さんの、秘書官にしつこくしつこくつきまとって、矛盾点をつつき回す展開は大好きです。泣くまで虐めるか(^^;;;) 帰った、とみせかけて罠にはめた場面なんて、秘書官にしたら正に悪夢でしょう。

 いつの間にかセットでいる右京と亀山。
現場再現もカメちゃんと。イヤミな伊丹んの「ショカツの亀山ぁ」etc。
絵ヅラは、なし崩しにいつもの「相棒」に戻りつつあるのですが、事件の解決だけが納得いかない感じでありました。
 ラスボスが片山雛子で、官房長官の方が蜥蜴のしっぽだったってことでしょうか。

 鹿手袋さん、美和子に付き添われ退院。。
そこへグーの手で駆け寄るカメちゃん(けが人に何するのカメ)を、あっさりKO!! きゃー、素敵♪
「何年ほったらかしてたんだ」って、そりゃそうなワケですが。
これで、美和ちゃんをさらって物語からは退場って、あんまりですよね。年があけたらまた出番があるのかしらん。

 そうそう、美和子と鹿手袋さんのツーショット写真♪
「いわゆる窃盗ですか」って右京さん。
美和子を盗まれた・・・・という意味ね、いやんっと思っていたのですがもしかして、捜査先から私物を持ち出して、持ち主でもないカメちゃんに渡しているんだから・・・本当に窃盗なのかも(笑)

 最期に、ほんっとどうでもいいのですが・・・京都の右京区に亀山公園があるんですよ。検索で発見して大笑い。「相棒」ファンなら常識でした??
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