ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

岸井ゆきの

「金色の海」☆

 秋田発地域ドラマ。うーん無難。
大潟村の魅力は稲穂と家族と、小さなバンドだけ? 観光地じゃなくても土地の味や地域の子どもたちが愛する生き物とか、もっとあるのでは(ex「いとの森の家」のニッキ、オケラw) あまりに淡白な紹介で勿体無く感じました。

 仕事に疲れた妻早苗(岸井ゆきの)を連れて、大潟村で米農家をしている実家に戻る真治(上川周作)
祖母も両親も優しく、不慣れな農作業にも楽しさを見出していく早苗だが、肝心の真治は都会での仕事に未練があり東京に戻ってしまう。
 秋田にいる意味を見失う早苗。
そこで村のバンド「ハチロウボーイズ」に誘われ、八郎潟の干拓入植の歴史や減反政策への賛否で、平和に見える村にもかつて対立があったことなどを知る。それでも『やりたいことをやればいい』と気負わないバンド仲間八木(川口覚)に励まされた早苗は……真治とは別居のまま、来年は田植えからここで米作りに関わると宣言する。

 とりあえず離婚は回避w
離婚して、でも婚家で米作りだったらびっくりですが。別居でも嫁のままならまあ分かるかな。しかし田舎らしく噂が姦しいと描写しながら、バンドに誘うのが若い男なのはどうなのか。嫁友達じゃダメですか。そしてバンドで鈴係…。「君の足音に恋をした」で加藤清史郎くんが音響係をしていたのと被ります。楽器が出来なくても仲間になれるよーと、誰にでも共感できる形にしたいのでしょうが、逆に無理ある感。
料理が好きだから、運動が好きだから、絵を描くのが好きだから、と興味あることのサークルに誘われる方が興味持てるでしょう?  高校生で親に連れられて引っ越してきた「君の足音…」と違ってもっと選択肢はある大人なのだから。せめて音楽が好きぐらいの描写はあって欲しいですよ。それとも、それだけ人付き合いに飢えていた? 
 八郎潟干拓、教科書にも載ってることで旦那実家に関係するのに、早苗が初耳風だったのも、知らない視聴者に説明する為かとはいえ気になりました。

「恋せぬふたり」〜最終回 ☆☆☆

 こう来たか、という納得のハッピーエンド。

 途中、咲子(岸井ゆきの)の元彼カズ(濱正吾)が「納得がいかない」と乱入〜!
恋愛脳ゆえ、 咲子と羽(高橋一生)が交際しているなら身をひけたでしょうけれど『恋愛抜きで家族になる』が許せずに3人暮らしに。 
俺でもいいじゃん!て、君の自分本位なセックスがある意味咲子の気づきに繋がったわけだし、君の性欲は抑圧必至だし、君と暮らすと咲子は一生、そっち側の親戚から子供はまだかと言われてしまうんじゃないのかなあ。……とはいえ、色々と学び変わっていくカズくんは羽ともいいお友達に? 元々気のいい男なカズくん。当初の『まだ付き合ってるつもりだった』には仰天でしたけど、ただの視聴者への説明係、ただの当て馬でなく、最終的には2人の良き理解者になってくれてホッとしましたよ。
(咲子に恋した同性の友人は、むしろ一緒に住めないと姿をくらますのですが。世間的にどう、に加えて個人的キャラクターの違いなのかもだ。カズくん強烈)

 子供は欲しいのか、転職を諦めるのか。
羽さんの元カノ??まで登場したりして。家族でいるなら聞かなくちゃなのに、家族でいたいから聞けなくなっちゃうことを乗り越えて。 しっかりと家族になる羽と咲子。それって必ずしも一緒に住み続けることではなくて。羽が祖母の遺した家を飛び出して夢を叶え、咲子が家に住み続けて守る、そんな形だってあり得るわけですよねえ。  そして職場ではカズくんと軽口。うん、いいんじゃないかな!


 ラブラブだった咲子妹夫婦は出産を前に浮気で大揉め。親が推奨する「普通」の夫婦だって、盤石に平穏なわけじゃない。それぞれの幸せがあっていいでしょ。

「恋せぬふたり」1 ☆☆☆

 なるほど、アセクシャル。

 異性を恋せぬ人がいる。それは段々と周知されてきていますけれども。だからってイコール同性を愛するわけじゃない、そもそも人生に性愛が必要ないというアロマンティック・アセクシャルの概念にヒロイン咲子(さくこ 岸井ゆきの)が出会う第一話です。
(ちなみに私はティム・ガン由来でこの言葉を知りましたね)

 ただの親切。
 ただの友愛、ただの同僚。
それを勝手に性的な了解と思われて、がっかりされたり傷つかれたり。いやいや傷つきたいのはこっちだよ! 悪いのは自分なの? ……と、戸惑う咲子の気持ち分かります。10代、20代女子には良くある揉め事で、本当すり減るよね。ただ機嫌良く暮らしているだけなのに。周囲も無責任に囃し立てるしさ。

 でもそのうんざりは今だけなのか、一生続くものなのか。先達がしたり顔で教えてくる様に
「恋をまだ知らない」
だけなのか?悩む咲子がたどり着いた、アセクシャルブログを書いていたのが、まさかの仕事繋がり、こだわり青果コーナーの高橋羽(さとる 高橋一生)だったとは。

 好奇心キラキラ直球で飛び込んでくる咲子と、迷惑がる高橋さんとw  ご近所や同僚に見られたら、1番すり減る誤解『付き合ってる?』になるに決まってますもんね。おなけに議題は超プライベートでセンシティブな人生相談!
だから人目につかない方が…でも…と、ためらいつつ自宅を提案する高橋さんなのに、無防備な咲子は平気で乗り込んじゃいますよ。いや男の一人暮らし宅、恋はせずとも暴行恐喝や殺人はできるんだから警戒はしましょうよ!
挙句、恋はせずとも孤独は怖いと意見が会うなり、いいこと思いついたっと同居を提案する咲子に流石の温厚高橋さんもキレましたw
 性的嗜好うんぬんの前に、咲子の人付き合いの距離が心配です…

 で、今までの同居ものならそのうち恋が芽生えますけども、アセクシャルを歌う以上そりゃないはずなので、一体どこにたどり着く物語なのでしょう。とりあえず、同居にあたっては恋仲を偽装するのかな、話早いものね。

「スイッチ」☆☆☆☆

 うわーやられた。

 阿部サダヲ&松たか子のトンでも元カップルが、いがみあいながら事件を解決?ぐらいに気軽に見始めたら、いつの間にかトンでもない闇に付き合わされていました(^^;;;;;)  そもそもとっくに分かれたと言いながら連絡を取り合い、現カレカノを紹介しあう意味。なるほどなあ……。脚本坂元裕二なのでした。

 検事の駒月直(阿部サダヲ)と企業弁護士蔦谷円(松たか子)は同窓生で元恋人。会えば口げんかしつつも、互いの恋人(中村アン、眞島秀和)を紹介しあう仲。更には互いの恋人のSNSを毎日チェックしてまで貶め合うって。まだ好きじゃん!またその恋人たちが絵に描いた様にトゲのないいい人で凡庸で、……むしろそっち同士でお似合いなほど。二人ともお相手からプロポーズされたのに、即答できずに保留にするのね……。
 そんな頃、世間を騒がす「背中ドン男」の殺人事件に関わる阿部と松。警察と検察のミスをつき、容疑者の某企業御曹司(篠原悠伸)を解放させた円は
「僕がやった中に死んだ人いないもん」
と、死亡した以外の突き落としは自分だという御曹司の言葉を聞いてしまうのですが。さてじゃあ、その死亡事故は。目星のついた新容疑者を、調べてはならんと圧力をかけられる直。「来ちゃった☆」と手料理を準備する恋人を置いて病院に駆けつけて、容疑者の殺害寸前で取り押さえた黒い影は……円!?
「なんで分かったの?」
「『またか』だから!」
そう、数々の事件で法で裁かれそうにない犯人を、義憤にかられて自ら殺そうとする円を止めるの、もう7回目~って、えええええ!(だから企業弁護専門にしとかなきゃダメなのねw)しかもそうなった理由の切ないこと。トンネル崩落事故の生き残りとして、実は高校時代に知り合っていた直と円。不正工事に両親を殺された痛みを、たまの密かな楽しみを、分かち合って離れがたく生きてきたのね……。そして、当時既に巨悪を殺そうとした円を止めw 
長じては、検事と弁護士の立場で協力し合い別件逮捕の搦め手で刑務所にぶち込んでみるものの。不正工事関係の政治家(嶋田久作)だけは
「出たらまた殺す」
と、まだまだ『スイッチ』入ったままの円w これは……互いにしか理解しあえないものの、一緒にいたら傷が癒えないのも分かる、分かりすぎる(^^;;;;;;) 一時の激情で元さやに戻りそうになるものの、なんとなくまた落ち着いちゃったりして。 もう結びつきがセックスじゃないんだろうなあw

 それでも、俺に任せろと言ったとおりに証拠を集める直。今までも事あるごとにああやってポケットマネーをばらまいて、だから高給取りなのに質素な暮らしなのね。そして上に疎まれて。でも見事真犯人は逮捕されたのでした~。お母さん(原日出子)が殺される経緯を、通話中の電話から聞かされてしまった娘さん(石橋静河)警察が何もしてくれないので思いあまって真犯人(岡部たかし)を殺人未遂してしまいましたけど、そちらが自供して裁かれるなら娘さんの罪は情状酌量で軽くなるだろうし、未遂で良かったとやっと思えましたね。


 円の上司高畑淳子も、後輩弁護士岸井ゆきのもいい感じ。直を慕う検察事務官井ノ脇海もいて。連ドラで楽しみたかったような、でもそれじゃ円の殺すスイッチがしょっちゅう入りすぎで困るような。スペシャルで戻ってきてくれてもいいなあ。その度に直の赴任地が違うのw

そして鳩を憎む円。 私もヒヨドリと日々戦っているので、あれ分かるw そういう細かいところもいいんだよね……。

「浦安鉄筋家族」1 ☆☆

 佐藤二朗鑑賞ドラマ……!

 子沢山な大沢木家の大騒ぎ。タクシー運転手の父(佐藤二朗)は客を乗せたまま家に昼食に戻ってきちゃう破天荒で、小学生の次男(斎藤汰鷹)と同レベルで張り合って喧嘩。乳児の3男が一番可愛いんだよ~って、次男もまだ可愛がって欲しい年齢なのに酷いな(^^;;;) そこに「小遣いアップ」を希望するJK長女(岸井ゆきの)に浪人生長男(本多力)が加わり、ついにキレた母(水野美紀)が吠える「いい加減にしろ~!」

 うん、あらすじもへったくれもないドタバタコメディです。子役も含め皆芸達者、佐藤二朗が好きならぼーっと見て笑っていればいいですが、さて次回を見る気力は湧いてくるのか?この録画をもう一度見ても同じじゃないのか?? 
 おじいちゃんが坂田利夫、長女のオタク彼氏に染谷将太、タクシーの客は滝藤賢一。

「ルパンの娘」~最終回 ☆☆☆☆

 お兄ちゃん(栗原類)がしゃべった!
たったそれだけのことが嬉しいw 最後までずっと楽しい、普通はうざいドラマキャラCMまで楽しめてしまう稀有な連ドラでした!

 一度は別れた華(深田恭子)と和馬(瀬戸康史)
それぞれ別の相手と幸せになろうとするも……、それで終わるはずがないでしょ!
 華の祖父巌(麿赤兒)死亡疑惑から、語られる祖父母の馴れ初め。でもロケットの中の写真には……和馬? そう、祖母マツ(どんぐり)がまずお付き合いしていたのは、和馬と瓜二つの祖父和一(藤岡弘)とで、巌と和一は親友同士だったんですねえ。回想される青春時代は和一:瀬戸康史と巌:柄本時生に、ええええ深田恭子! 深キョンが老けてどんぐりさんになっちゃう、それってただの笑いどころかと思っていたのに。辛い過去に絡む整形でしたよー!
 暴漢に襲われて顔に傷を負ったマツ。整形までして顔を変えたのは、暴漢を追い続ける巌が、自分を見る度に辛い思いをしないように。Lの一族と知って去った和一とでなく、スリの修行までしてくれた巌と結ばれたことは悔やんでいないけれど。それでも、和一との再会で
「こんな顔になってしもてん!」
と告げ、巌と3人で泣き笑いの場面はもう。もらい泣きです。
え、お爺ちゃん死んだんじゃ無いのかって、そんなわけないでしょうよ!

 マツを襲った暴漢巻英輔は、その後出世してなんと元警視総監! 何かとLの一族事件に関わる和馬を孫娘エミリ(岸井ゆきの)に探らせ、同じく孫の巻栄一(加藤諒)には巌殺害を命じ…。エミリとの結婚式からさらわれて真実を知った和馬は、悪事告発の一計を案じるのでしたー。
 と、分かるのは後からなのでw
さらった花婿和馬を簡単に返しちゃったうえ、タワーマンションに踏み込んできた黒幕巻&手下どもに簡単に制圧されて殺されそうなLの一族! しかもママ(小沢真珠)は簡単に命乞い始めて巻の靴も舐めんばかりの勢い(^^:::::)  どれも自然に悪事自慢をさせるための仕込みで、パパ(渡部篤郎)の解説をアシストにペラペラ語る巻の姿が、花婿誘拐の取材に集まったマスコミに向け生中継byてんとう虫s されているとは! ママはあれで通常運転、もとい名演技でわかりませんでしたわーw
 なのに、その間に今度は栄一に殺されかけてる和くんを、駆けつけた華がまた救出。長い長いラブシーンの後、またマンションに一人駆けもどる華。……その度にハイヒールで走るんですよ、大変w その割に物語が移動でダレないのは流石でした。
 

 L一族ピンチ!には仮面ライダーよろしくw和一が大登場。前述の通り泣かせてくれます。そして和くんの元に走る華には、円成寺(大貫勇輔)が現れてサポート。歌いながら、踊りながらのバトルがカッコいいー!ドラマ中最強は円成寺ですよねえ。しかも今回は倒される敵が「なんだこいつ」「なぜ歌う」と、円成寺の歌にコーラスで参加w 1話からコツコツ挟んできたミュージカルが、ここまで笑いどころになって、しかも頼もしく思えるとはw
 そして救出された和くんと華の長い長いラブシーンは、高跳びのために華をまつ家族にバッチリ見守られw  胸キュンの祖父母&両親がイチャつき始める中で引きこもり兄ちゃんだけが
「オレ、キスシタコトナイ」
笑えるけど悲しい~!続編があるのなら、兄ちゃんの恋物語を是非! 円成寺くんもまた歌って踊って登場してね! 警察一家から前科者一家になってしまったエミリや栄一にもどうにか幸せになってもらいたいです。

 てな訳で、世間的にはタワーマンションから謎の飛行体で逃亡、爆散死亡したLの一族ですが、勿論フェイク。和馬の家に全員居候で楽しく暮らしているのでした~w
 ビバ、Lの一族!
そして定吉ってなんだーw お爺ちゃんの名前が定吉かと何度も間違えるw 

「ルパンの娘」~5 ☆☆☆☆

 泣かないで、和くん!
 毎回面白くて仕方ない、ルパンの娘。泥棒一家と警察一家のおつきあいの中、虚々実々なりに時に本当のことを告げる割合がスリリングです。

 例えば警察一家両親の馴れ初めは、現場検証の刑事と新人鑑識。検体をとりあげようと伸ばした手と手が、重なってキュンw
って、手袋してるのに!
とツッコミ入れてたら、なんと泥棒一家の両親の馴れ初めも同じく「職場」で「新米と」w 新人泥棒のママが宝石を盗ろうと伸ばした手に、それを盗ろうとしたパパの手が……
だから手袋(^^;;;;;)
泥棒なことが外に内緒なのはともかく、和くん一家が警察なことも泥棒両親には内緒で、おばあちゃんの協力を得て華は必死に隠し続けているわけですが。さすがに父(渡部篤郎)は気づいているんじゃないのかな。

 さて毎回、盗むのは悪い奴らから。義賊なLの一族です。
今回は、色気で男をおびき寄せ誘拐、マタンゴ共和国とやらの採掘場に送り込んでいた女盗賊(田中みな実)とその宝石がターゲットでっす。うっかり眠らされてしまったパパと、これまたハニートラップで警察手帳盗られた先輩(加藤諒)の代わりに女盗賊と交渉し捕まった和くんを助けに向かう女達!でもアジトには鉄壁な守りが……と、そこに出てくるのはいつも歌って踊ってるあの円成寺(大貫勇輔)くん!
前半で、子供の水鉄砲を華麗に踊りながら避け続ける場面の過剰さに笑いころげましたけど、ここでそれが「あいつなら!」となる伏線だったとは! そして見事に華麗なダンスで、死の警報システムをくぐり抜けてくれましたよ! おバカドラマにだって、否おバカドラマだからこそ、核になる大嘘設定以外でのこういう矛盾のなさって大切です。

 で、華たちが忍び込んだころにはメカテントウムシで自力脱出し、宝石を盗んでいたパパさん。杖を駆使した殺陣がかっちょいい!外の鉄壁警備を抜けるのが面倒だから、色仕掛けにのって内部に運ばせる計画通りですってよ。 そして手に入れた『ロミオとジュリエット』永遠の愛を象徴する宝石を、華への結婚祝いにするんですって、妻にでなく(僕たちの愛は、これがなくっても永遠だから☆ ってやかましいわw)
しかし華が救出に向かった和くんは、いままでのあれこれから既にLの一族=華が自分を助けにくるとほぼ確信。ついに現れた泥棒装束の華に
「来てほしくなかった」

と手放しで泣き濡れるのでした。うううう、みだれ髪と相まって、泣き顔も可愛すぎです。
和くんが目指す出世を助け、ひいては華との結婚を認めてもらおうとあれこれ、華とおばあちゃんが画策した結果、確かにやたらLの一族事件に和くんが関わっていましたからね。それを『自分の周りでばかり…』と冷静に分析できる和くん、おバカドラマの相手役としてはめちゃ有能です。可愛い上に有能、身内から何度も「つまらない男」扱いされている意味がわかりません(^^;;;;;;)

 さて、走り去った華はどうするの?世間から一旦姿を消すのでしょうか。
和くんの見合い相手だった警視総監令嬢(岸井ゆきの)も、一度は「お友達」になったものの、ふたりが破局したならまた、恋愛戦線に復帰するのでは?(中の人、「まんぷく」で瀬戸康史と夫婦役でしたし!)
楽しすぎて文句なさすぎて、感想書きにくいです!

「下北沢ダイハード」7~9 ☆☆

 9話、「まんぷく」で覚えた岸井ゆきのと「腐女子うっかりゲイに告る」主演の金子大地が共演。なので本放送当時より今の方が興味もって見られたと思います(でも星ひとつなんだけど) こういうの、再放送の醍醐味ですよねえ。

7「手がビンになった男」☆☆
 荒唐無稽度ナンバーワンかも。
 主演の舞台が人気でてきた役者のキヨシ(佐藤隆太)は、TV女優アンナ(臼田あさみ)とサシ呑みで有頂天。お持ち帰りか??と浮かれた拍子に、なんと……ビンの口に人差し指がすっぽりw トイレでこっそり抜こうとするも出来ず、仕方なく割ったら凶器になってしまってw 絡んでくるヤクザを殺っちゃって、すると対抗組織に気に入られちゃって、でもそこのボスも殺っちゃって、警察が来たら警官も殺っちゃって。ひたすら受け身なのにどんどん人が死ぬw 包囲され大騒ぎの中、主演舞台の宣伝は炎上沙汰でしょ~(^^;;;;)

 とか言ってたら、突然全く違う展開になってびっくり。え、宇宙?


8「彼女が風俗嬢になった男」☆
 8.6秒バズーカ出てんじゃんw
 キャバ嬢の彼女(馬場ふみか)が、半年前から風俗嬢になってたと知り、嫉妬で半狂乱のヒモ彼氏(青柳翔)、文句があるなら稼げと煽られて、パチンコに←もうここがダメだよねぇ。しかもタネ銭3万円は彼女から借金w TV取材の人やパチ仲間、ドジっ子店員(森川葵)に見守られながら「海物語」で頑張るのだ!
パチンコに馴染みがないので、TV画面ついててこんな風なんだーとか。コーヒー配ってる(売ってる?)んだーとか興味深々でしたよ。さて、無事今月分の50万円を稼いで彼女に風俗嬢を辞めさせられるのか?
 ところでそのヒモ氏、ドジっ子店員に惚れられてましたよ「顔が……大好きです!」顔なのねw そっちもどうする? まあまあ楽しめました。


9「幽体離脱した男」☆
 グループ解散後、パッとしない元アイドルタクヤ(金子大地)は、小劇場で初舞台直前にうっかり幽体離脱w 転んで頭を打ったのに、周囲はただ寝てると思ってる。それぐらい普段からやる気がないと思われていたことにショックを隠せないタクヤです。でも幽体仲間のサナ(岸井ゆきの)にまで、本音を隠してるから仕方ないと諭されて。そうなったきっかけの過去、初めての彼女に
『何考えてるかわかんない……』
とふられた学生時代にまで巻き戻し。
『でも好きだった、地球まるごと覆い尽くすぐらい、 銀河も俺の好きで埋め尽くせるぐらい』
と伝えられなかった青い気持ちをやっと吐き出したタクヤに、それでいいんだと微笑んだサナは……幽体タクヤを身体に戻してくれるのでした。この劇場で死に、想いを遺す彼女は『3代目えんげきさん』 タクヤが転んだのもきっと彼女のしわざですよね。いつもこうやって、一皮むける手伝いをしてるのでしょうか。それとも、タクヤだったから?

 と、まとまった良い話ではあるのですが。
元々淡々としたタイプだろう金子大地くん。想いが外に出ない、という演技(?)はバッチリなのですが、人が違った様に熱演しているらしい初舞台の方がそれなりで(^^;;;;) これそんなに凄い?稽古ではもっと酷かったのかーと、こちらもひどい感想にw
また、生前のサナがグループ時代のタクヤ推しだった、と微笑ましい感じでラストに出ますが、かえって痛ましくて笑えないわ。急死した女優のブログがそのまんまネットに残ってるのも悲しすぎますわ。


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