ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

尾上寛之

「べしゃり暮らし」3~5 ☆☆

 このまま死んだら伝説w と呑気に見ていたら人気のない場所で雪に埋もれていく藤川(尾上寛之)さん。トランクス一丁で真っ白にとは「あしたのジョー」ですかw って、えええ、本当の本当に? 死んじゃうの? 夢の決勝戦も出ずに、妻子残してぇぇぇぇ?
 ……酒飲んじゃダメな人だったねorz

 てなわけでM-1ならぬ「日本漫才クラシック大会」NMC。
 3話、我らが「きそばAT」は、見事一回戦敗退。なんでも笑ってくれる学内と違い、初対面の外ではウケないという、当たり前が分からない圭右が、辻本が準備した台本をマル無視のアドリブで挑んで自爆。逆ギレし「お笑いを分かってない」と客席のせいにする始末orz さすがの辻本もキレたコンビの危機(早い)に、金本が「一人で見ろ」と圭右に渡すDVDは……なんとスベり倒して客席にあたる「デジタル金魚」! デジ金がこれなら俺もと、単純な圭右のご機嫌がなおりましたよ!先輩、優しい……!

 4話は、圭右のお姉ちゃん(徳永えり)がなんと! 母を殺した因縁コンビ「ねずみ花火」のボケ根津(田中幸太朗)と交際発覚。女たらしときいた圭右が、姉の他にも女がいたと殴り倒したりしつつ(モチロン勘違いorz)実は父さんはとっくに許してたという涙の大団円です。
 不味いの不衛生で食品偽装だのとTVで店を貶めて、あれがどう笑えるかお笑い論でも聞けるかと思ったら、ネタ書いたのはツッコミの花田で僕は嫌だって言ったんですうって……。むしろその態度が情けないですが、お父さんがそれでいいなら、いいや。そして『謝る事なんてない』と言ってたツッコミ君も、実は謝罪の手紙を送り続け、お父さんもきちんと読んでまとめてしまってありましたよ、几帳面。その裏書きが『ねずみ花火 花田」だったのはびっくり。コンビ名要らないでしょ。店ガラガラで奥さん亡くしたあの時期に、よく捨てずに受け取ってくれていたものです。
それと、当時の事情を聴きにラーメン屋台に通うんですけどね。店主が麺茹でながら語る(唾入りそうでやだよね)間、ぼーっと立って拝聴してる、圭右辻本&子安くん。邪魔だわ!ラーメン出来たら、客席まで運ぶ手伝いする様になるぐらいの気遣い、2度目3度目にはできないもんですか。
 きそばAT的には、デジ金のライブでゲリラ前説デビュー。

 5話は、更にデジ金。
金本との人気格差に悩んだ藤川。東京に豪華マンション買った金本と、まだ大阪に妻子置いてる自分の差に腐っては自棄飲みして脱ぐ!腐り芸でピン人気も出るものの
「母ちゃんの悪口いうからイヤ……」
と幼い息子に嫌われる悲哀orz  そんな葛藤や遠慮を振り切って臨んだNMC準決勝では、過去1の出来栄え! 息子にも「父ちゃん面白かった…」と言われて男泣きの藤川、翌日の結果発表を一人呑み続けて待ち、ついに掴んだ決勝進出の報に浮かれて店内全員におごって、また脱いで、冬の街を裸でうろつき喜び回る……のに、そのまま凍死なんですか?えええええ。
 きそばAT的には、ずっと別々でNMC見てただけw だって圭右を楽屋に連れて行くと面倒と、やっと辻本が学習したからw その分、圭右が藤川妻子と知り合って&辻本子安は構成作家(波岡一喜)から、藤川不遇時代や家族思いを知り、これから起きる事件がより悲しくなる仕組みですよ……orz 藤川が脱ぐ伏線もやたらあるw 今までの雑さからは信じられないまとまりっぷりです。演出違うんじゃないのかな……と私には珍しくスタッフ調べたら、えー演出は劇団ひとりなの? じゃあアシスタントが違うってことでw

 主人公の圭右が大嫌いなのに見続けているのは、彼らが狂言回しでメインじゃないからですよねw 圭右が時々出す変な関西弁、私も気になってましたー!藤川さんもせっかく言ってくれたことで、止めようね。 

「べしゃり暮らし」2 ☆☆

 矢本悠馬が居る意味!あれかな、喋らせすぎると愛嬌が溢れちゃうからかなw

 文化祭の漫才は大成功だったものの、芸人を目指すより蕎麦屋を継ぐつもりの圭右。焦れた辻本は、刺激になるかと人気芸人「デジタル金魚」の楽屋に圭右を連れて行きますが、はしゃいで失礼なことばかり。そこに辻本の相方が現れて、別れるの別れないのと更に揉め、本当に辻本が言うように「もう先がない」のか見てもらうと、本番前の舞台の上で最後の漫才をすることに。

 いや、台詞にも何度も出てくるけど本番前w はしゃぐ素人も後輩コンビの揉め事も、どっちも迷惑すぎるー。
中でも、俺オモロイでしょうホラ!と黙らない圭右に本気でイラつきます。余談ですが吉本のお笑いスクールNSCでも『普通に挨拶できて遅刻しない』ことの方が、履歴書や面接でウケようと馬鹿騒ぎすることより大事なんだそうですよ(だから小粒、といわれようと悪めだちで収録ぶち壊したり遅刻しそうな奴いらないですよね)で、先輩金本(駿河太郎)の手前、本気でただ静かにさせたい辻本と延々とぶつかるだけ。その横で全く台詞もなく、ただ見守ってる子安くん(矢本悠馬)
デジタル金魚大好き~とついてきただけで、紹介されるわけでもない子安くんですが、ほんのひと月前に出会った辻本と違って、つきあいが長い圭右の操縦法をちょっとは知ってるんじゃないの?ここでちょっとは静かにさせられるか、出来ないまでも辻本が抑えてくれと頼むぐらいの関係性はないんですかね。
 そして相方静代(小芝風花)との漫才は、台本もテンポもばっちり☆(むしろ、久しぶりに合わせるにしては出来てすぎw)
実は、好きになっちゃったから……。このまま仕事を続けて、いがみあうデジタル金魚の二人みたいになりたくない、んだそうで、ふざけてんのかと。そんな理由で彼女のお笑い芸人人生の邪魔をするの? こちらに圭右がいるように、彼女にも新相方候補はいると描かれてますけど、そういう話じゃないだろー!また圭右がわかった風に
「辻本が楽しんでない」
と評してて、こんな奴に相方ゆずるの腹たつよねえ……。

 それでもプロ芸人になにがしか刺激になったようで、スタッフが驚くほどの久し~ぶりにネタ合わせを始めたデジタル金魚のふたり。迎えた本番は、キレッキレです! うわーベタw
そうそう、持って来た台本を金本にボロクソけなされて凹む圭右でしたが、むしろ最後まで読んだ、適当に褒めずに駄目出ししたと金本の相方藤川(尾上寛之)にフォローされて復活w ここもベタベタw ベタ故の安定感はあるものの、1話のいきなり店がらーんや、今回の子安の扱いのような端の雑さが気になって。

 とりあえずはまだ見ます。来週は圭右がやっと虚勢をやめて、きちんとお笑いに向き合ってくれる……のかな? そして舞台でまた、元相方やデジタル金魚さんと絡むことになるんでしょうか。ラストにでてきたポスターのコンテストが最終回の会場かな!
デジタル金魚の構成作家に波岡一喜でした。

「ハラスメントゲーム」1 ☆☆☆

ハラスメントハラスメントでハラハラw なにそれw

全国チェーンスーパーで、メロンパンに1円玉が混入!

新店舗オープン直前の不祥事、公表か隠蔽か?大ピンチなのにコンプライアンス室長は入院中。そこで3代目社長(滝藤賢一)が呼び寄せた人物は……自身のパワハラで7年、地方店舗に左遷されていた秋津(唐沢寿明)だった!


「皆さん今日もお綺麗で!」

パートさんに声を掛ける富山中央店の秋津w もう、登場から朗らかにセクハラ野郎で、不祥事なんて判明する前からコンプライアンス指導に不向きが丸わかりです。でも熱い心でスーパーを愛してる。そして、年若いコンプライアンス専門家の高村真琴(広瀬アリス)にもいつも通り、容姿や女らしさを話題にし、ちゃん付けで呼ぼうとし、握手を求めてw 出会うなり警告が山積みなのですが、ふざけながらも彼女を先輩として立てて、ダメ出しを受け入れるのですんなり見られます。調査の途中、女性は21:00以降の残業禁止との内規を知った秋津が、一旦は納得しつつ『非常事態なので、是非』と残業を求め、高村が受け入れる流れも柔軟で良かったです。
え、これもダメ?堅苦しいなあと思う視聴者も、自然にガイドラインを学べることでしょう(^^;;;)

初回は、分かりやすく犯人(尾上寛之)がクズw
本店から店舗売り場主任に回されたことを受け入れられず、エプロン着けず仕事もせず。1円を大事に、きちんと仕事しろと指導されて逆ギレしての犯行でしたよ。でも縁故入社だから、オヤジにチクったらお前クビに出来るぞーと店長(ココリコ田中)を脅す。その時点でもう、被害者でなくパワハラ加害者ですと弁護士(古川雄輝)からサポートも入って、安心してぎっちり締められるのでしたw 世間に公表問題の方は、原因不明ってことにしての社長記者会見。製品回収で誠意を見せつつ、品川店新オープンの宣伝までしてしまう抜け目なさです。うん、これなら三代目社長を無能扱いの幹部(佐野史郎、高嶋政宏、佐戸井けん太ら)も黙りますね!
この先、善悪の曖昧なケースやセクハラマタハラを扱った時に、どこまでオヤジにも納得できる見せ方になるのか興味津々です。最近、旦那の職場でもハラスメント講習が何度もあって、長時間拘束されて辟易の様子。俺はそんなことしない、関係ない、とブツブツ言ってますけど、ボディタッチ系は論外としても、悪意なく結婚を勧めたり励ましたりはしてそうなんですよ……。ドラマで楽しく意識変えられたらいいですよね。

そして『お金はいらない、誠意ある謝罪が欲しい』と訴えていたシングルマザー(志田未来)には、弊社のギフト券w うん、これからもいい関係で、はいいんですけどね。子供の好物で、給料日にだけ買ってあげてたメロンパンに異物混入で怒ってたわけでしょ。その子は丸一個食べられてないじゃないですか。途中で取り上げられて、可愛い袋にしまわれちゃって。まだ事の次第は分からない幼児ですよ。いの一番にお届けするのは代わりのメロンパンでしょ、とずーっと思いながら観てたんですよ。原因不明じゃ安心して食べられないなら、別の店で買うとかさ(^^;;;) 会社の人たちが、母親に向けて謝罪弁明する中、秋津だけが当事者の僕ちゃんに謝るのはナイスだっただけに。メロンパン食べさせてあげてー!
一円玉を入れて、封をし直す方法も気になりましたw

「シグナル」3、4 ☆☆

え、そんなの証拠能力あるの?(拾った髪留め)


健人の過去への助言で、「遺体で発見」の文言が「未遂」に変貌。

のみならず、以降の遺体発見現場も軒並み場所が変わったんだそうですよ。人気のない場所から公園など町中に。また、「未遂」の次の犯行は、繰り上がってその直後に……ってさ。
誤認逮捕のあげく突然死、その間にまた別の殺人が起きてというバタバタにこちらの思考も巻き込まれてどんどん進んでいきますが、ちょっと待って! それ、記録と別の人が死んでいるのでは?
 

「未遂」で生き延びた妊婦さんが、のちに無事出産した女の子。無線がつながる前には存在しなかった彼女が無事成長しているのとは逆に、かわいそうな誤認逮捕の人以外にも生きていたはずの人が死んで。でも死んだはずの人が生きて。もうどれだけの人生に影響が出たんでしょう。タイムパトロールに逮捕されちゃう案件(^^;;)

また、一見バラバラの犯行現場がバスの路線と一致することに気づき、被害者の定期購入記録から接点が! って、通勤路線を未確認な過去捜査、無能すぎますでしょ! (大山のバス会社訪問は、謹慎中で記録に残らなかったのかな……)

次の犠牲者が、懇意のラーメン店員みどり(佐久間由衣)と知って走る大山。悲鳴を聞いて駆けつけるも間に合わず。
一方で、聞き込みに嘘をつく運転手(モロ師岡)をいぶかしむ事務員嬢。あの日バスには息子さん(尾上寛之)が乗っていたのに。挙動不審な運転手が覗く先に行ってみた彼女は、嫌がる女性ともみ合う息子さんを目撃し……現場には遺体が。 ええええええ。

悲鳴にも通報せず、わざわざ夜道に近づいて、縛られて倒れている女性の物を拾って帰り(ここでも通報せず!)、親を脅迫する。ちょっと貴女、黒すぎるでしょう。そのせいで後に殺されてりゃ世話ないです。

で、その髪留めを金庫からみつけて証拠にって。えーっと。
「私が全部やりました!」
と、自首した運転手を、当時のアリバイだなんだ丸無視で、自白したから犯人なんだ記者会見するんだと鼻息荒い部長(渡部篤郎)は大バカです。分析が間に合い、連続殺人犯はその息子だと発表できて恥かかずにすんだじゃないですか。それが大山が買ってやった品なこと、現代の分析技術あってこそで、当時現場にあっても無意味だった、とは皮肉でしたねえ。
でも、何を分析?
下着に体液ならまだしも、髪留めにDNAって。皮膚片ならバスでぶつかっても付くかも。下手したら別々に触っただけの可能性もあり。日時特定もできないのに証拠能力ありますか?
大事なことなのに穴だらけなのでは……。

それ以外にも、悲鳴を聞いて駆けつけたのに、泣き崩れるだけの大山とか。あれが事務員の悲鳴としても、事後そんなに経っていないでしょう……まず蘇生に励みましょうよ。
事務員を殺し、息子のやり方通り縛る父親もね。どこでそれ覚えましたかね。

過去と通信できるなんていう大嘘をつくんだから、他のところはきっちりしてくれないとつまらないですよ。今回の山場は、連続殺人犯が、アンナチュラルでも人殺してたあの人だったことですねw

「アンナチュラル」最終回 ☆☆☆☆

 もしも、高瀬(尾上寛之)が救助されずに火事で死んでいたら……。
最後のAsunderで殺された女性はまだ生きていて。26人分の証拠も焼かれずに。いろんなことがわかったかもしれない……し、逆に何一つ明るみに出ず、『赤い金魚』はただひっそりと永遠に失われたのかも。その皮肉にはしばし考え込んでしまいます。
ああでも、いましたね宍戸(北村有起哉)が!
取材を重ねた、最高のネタ元が世に知られずに死ぬだなんて。我慢できたわけがないからきっとあれこれ知らせてきたでしょう。自ら残りを仕上げすらしたかも。ああもう、高瀬はもちろん許せないけれど、連続殺人犯を泳がせたまま取材を続けた宍戸にもっと腹が立ってジタバタしましたよ。

 そんなわけで、高瀬が血まみれで自首。
しかし遺体遺棄や損壊は認めるのに、殺人だけは自分じゃないと言い張る。どの女性も突然勝手に死んだ、と。それを隠しました、防腐にホルマリン入れました、バラバラにしました……って! 殺人罪に問えないじゃないですか! 壁に貼ってた26の死因はじゃあ何かって、スピード出版された宍戸の手記(表紙が例のアルファベット表w)では、殺人はあくまで高瀬の『妄想』としてだけ語られるのです。
ホルマリン中毒死の女性は、倒れる前『食あたり』を訴えていたと高瀬。明らかに、六郎(窪田正孝)がリークしてしまったボツリヌス菌情報のせいなのですが……。裁判に備え、それを鑑定書から消せという検事(吹越満)の要請に応えられないミコト(石原さとみ)
そこでサクッとボツリヌス菌に触れない提出書類を準備してくれちゃう中堂(井浦新)は、でもどうせミコトはそれを使わない、嘘をつけないってわかっているわけで。いつもの葬儀屋(流星涼)に謎の依頼をして夜の街で追うものは……宍戸! 証拠を握っているにちがいない宍戸の口を割るために使うのは、体格を活かした暴力以外になんと注射器w シリーズ序盤の名もない毒や、東海林(市川実日子)の昏睡事件で語られてた『薬物の専門家ならこう殺す』がここに生きてくるとは……って、ダメー!
間一髪、現れたミコトと六郎が中堂を追うために電話した先が、正しく葬儀屋だったのも笑いましたよね。8年追った殺人鬼を目の前にした男が辞表を置いて消え、もう絶対ヒトを殺しかねない状況で『その後』の処理を考えて……
『私なら、木林さんに頼む!』
確かにw でも、宍戸の方が悔しいことに一枚上手で……証拠の魚ボールは失われてしまうのでしたが。

 なんと突破口は思わぬところから。
中堂を殺害犯と決めつけ、弁明も墓参りも拒んで「罪を認めて償え」と大書きした恨み状をずっと送りつけていた父親が、六郎経由でUDIラボにやってきます。中堂に謝りたいというのですが彼は出奔中。所長と東海林が応対します。日本の方がアメリカより安全だと思ったのに……ふんふん。夕希子さん、帰国子女だったんですねえ。お父様もすぐ帰国ですか。え、墓ってテネシー?土葬? 再解剖できる遺体が、ありましたよー!

そして手に入れた動かぬ証拠を、法廷で高瀬に突きつける証言台のミコト。
どうやらボールを口に押し込む折檻を、高瀬は幼少時に受けていたらしいのですが……「動機なんかどーだっていい」とミコトは吐き捨てます。遺体の歯の裏の高瀬のDNA、それが全て。その上で、いまだ母親に支配される子供のままな高瀬が可哀想でならない、と。 それを、若くて綺麗なミコトが見下ろしながらいうのが肝ですか、これw
罵倒なら受け流しただろう高瀬が、この憐憫には耐えられず「俺がやった、俺はちゃんと26人殺した!」と自慢で自爆する流れは、検事と事前に練り上げたものでしょうか。傍聴席とTVのこちらでガッツポーズがシンクロする場面でしたよね。やった、殺人で捌けた!

そして宍戸も無事、共犯で逮捕されて自らがスクープにw(こいつまた獄中手記で稼ぎそうで嫌だわ)

 遺品として渡そうとした「ピンクのカバ」の絵を、中堂に返しながらお父さんが語ります。新しい絵本は2匹一緒に旅をする話だった、と。娘さんの人生の旅は高瀬に絶たれてしまったけれど
「あなたは生きてください」
そこにかぶる主題歌Lemon♪ あああああ orz

坂本さんが戻り(中堂スナフキン説w)、六郎も新人医大生・として戻り、補助金も多分なんとかなって、UDIラボは今日も遺体を受け入れてのエンド。もう絶対に続編あるじゃないですか、出来るじゃないですか、待ってます!

「煙霞ーゴールドラッシュー」2~最終回 ☆☆☆☆

いやあ、満足。面白かったです
「神戸牛か、玉出で買うたるわ」って、玉出w(オープニングにも映る、看板が派手なスーパーです。毎日何か目玉商品が1円のスゴイ店w)

怪しい男たち(木下ほうか、木村祐一)に拉致されるぷーちんと菜穂子。
先につかまっていた理事長ハリネズミ(桂文珍)から金を引き出す……手伝いのはずが、謎の男たちが立ち寄る先が微妙に銀行でなく、あれよあれよと金塊が8本どーん! 指定とは別のカードもちょろまかし、4憶8千万円相当を持ち去る計画だったのだー! しかしそれをしれっと持ち逃げする愛人萌姐さんw
持ち逃げ、ときいても3800万円だと思ってるハリネズミは「俺の金を守ってくれてる、偉い女だ」ぐらいの反応ですが、実は桁が違うから! 13kgだかの延べ棒8本、4オク6千万エンですからー!
もう下っ端教師なんかどうでもよくなっちゃった拉致犯に、帰れと言われるぷーちんと菜穂子でしたが、それは悔しいと外車の鍵など持ち出し、わざと乗り回して嫌がらせw 
そして誰が何なのかと、田中/鈴木と偽名を名乗っていた男たちの実名を探り始め……。そこで役に立つがのぷーちん先生の生徒人脈! 修理工場の娘には車体番号から車の持ち主を、不動産屋の娘には倉庫の借主を調べさせって、教え子がみな文句言いながらも電話一本でそこまでしてくれる慕われっぷりですよ。冒頭の神戸牛云々は、その時の礼交渉ねw 頼む方も頼まれる方も軽口がテンポ良くて楽しい場面です。
菜穂子先生には生徒とのそういうつながりナッシングでしたがw 家など探る時のご近所とのやりとりは菜穂子中心で、浮気調査と言ったらノリノリで口が軽くなったりと、また楽しいの。

明らかになってくる人間関係のいろいろ。そうか、愛人とあいつがグルだったのかー!金塊はそこに隠してあったのかー!なんとその時、そうだったのかー!あれこれw

振り回された挙句の落とし所にも納得でした。そうね、そのぐらいかもね。

そしてぷーちんと菜穂子が付き合い始めそうなのもまた楽しいナイスコンビっぷりでした(^^)尻に敷かれるね!

きっかけだった体育教師が、ずっと使いっ走りで金ももらえずかわいそうなのは自業自得かなー。手付金の100万円を『間違えて』ぷーちんと菜穂子に渡すという信じられないドジw そもそも、そんな変な金返そうとして巻き込まれたのにー(あれ、それもぷーちん達が丸取り?拉致られたときに取られてる?)
原作も面白いのでしょうが、映像化にあたってのキャストやテンポが大成功していたと思います。結局、理事長の使い込みは別に明るみに出そうにないところもまあそんなものなのかも。でも、もう愛人囲うのはこりごりになるかもしれません。

「煙霞ーゴールドラッシュー」1 ☆☆☆☆

かっっこいーい!まるで映画。渋いヒゲ森山未來もいいけれど、清楚じゃない高畑充希はもっといいよ~w
おまけに知ってる場所が結構映るのw 三角公園や鶴橋駅前は定番ロケ地ですが、天王寺のチン電通りはあまりにローカルで騒いじゃいましたw 舞台の女子校ってどのあたりの設定なんでしょうねえ

てなわけで、しがない美術講師プーチンこと熊さん(森山未來)と音楽講師の菜穂子(高畑充希)は、同僚の体育講師小山田(尾上寛之)に待遇改善の訴えに協力しろと声をかけられます。どうやら私学助成金不正流用で理事長(桂文珍)を脅すことになるようですが……。証拠はある、念書を書かせるだけの簡単なお仕事です等々と説得されて、撮影係、運転係で手伝いだけすることに。
それが、やっかいな事件に巻き込まれるキッカケとは夢にも思わずに……!!

舞台に合わせて大阪弁。JKたちとぷーちんwのやりとりも他愛無くて良いですが、食事中や尾行中のちょっとした会話、新地のホステス、学長の啖呵、どこをとっても小気味がよくて惹き込まれます。ぽんぽんと繰り出される会話のリズムがいい!もう大阪暮らし20余年とはいえ自分では喋らない大阪弁ですが、やっぱり日常なので耳に馴染むのかな。でも他の地方の人だってこれは面白いんじゃないのかなあ? 
体育教師が目隠しのために取り出したのが、スポーツタオルで笑いました!細かいよ!
あ、高畑充希の歌あります。ライブハウスで網タイツw

もう3話まで放映されていて全4話。ああ、民放連ドラ優先せずに、こちらをさっさと見てれば良かった。
1話ではとりあえず念書を書かせたものの、思いがけず手にした大金(口止料?)が気持ち悪くて引き返してきた熊と菜穂子が、現場に血痕をみつけるところまで。ええ、殺されたの?
てか1時間、早!(><)

「銀二貫」~最終回 ☆☆☆☆

ああ良かった、やっと真帆さんと結ばれて。


でも祝言で終わるのではなく、生涯一番頭だった善次郎さん(塩見三省)が

「ほんに安うていい買い物だした」

と松吉を褒める言葉で締めてこその「銀二貫」。大満足でした。


思わずガイドブックも買い、寒天みつ豆やところてんを食しながら何度も観返してしまいます。これまでの感想で書き漏らしましたが、毎回鳥や蝉の声、風鈴や寺の鐘の音といった、町の自然の音の取り入れ方が絶妙でしたよね。

最終回でいったら、松吉が火傷さえいとおしいと言う場面。
音楽が消えて、真帆の襟巻きに松吉が手を伸ばすところで鳥の羽ばたきが聞こえます。静かに張りつめた空気を表すと同時に、真帆を解き放とうという松吉の決意をうながす様でした。


それにしても糸寒天が出来た回、よーしこれでと思った視聴者は多い筈。でもアンポンタン松吉は自分から何もしないんだからー。

「もう会わない」

というおてつとの約束を頑に守り続けていて歯がゆいったらありゃしません。おてつからは会いにきてるんですからもういいのにー(><)泣いて諦めたおサキちゃんが可哀想じゃないですか。


と、言ってる間に出る杭は打たれるわけで、糸寒天が売れ過ぎての営業妨害。新たな天草仕入れ先を探す半兵衛さんに銀二貫が渡ります。

更には父を手討ちにした仇の建部玄武(風間俊介)が現れて、鶴之輔の命の代わりの銀二貫もまた立派に役にたったことを知らされるわけですが…。


不正を働いたのは玄武の父だったとか今更打ち明けられても何が戻るわけでもなく。 


慟哭する玄武とのやりとりも胸を打ちましたよね。

不意に刀を取り上げられて育ちと違う百姓/商人にされ、喜ぶべき収穫/売り上げが心の底から嬉しくはない違和感、疎外感。

あの時、殺す側殺される側だった仇同士がこんなにも似た道をたどって居たなんて。またとない理解者になれる筈ながら、許せる筈もない憎い相手でもあり。

ついに刀を手にして斬りつけ……!!

鶴之輔はまだ確かに松吉の中にいて消えないのだと井川屋の面々も凍り付いたでしょうけれども。もちろん狙いは玄武から外されて、叩ききったのはその自分の中の鶴之輔だったのかも(リトル本田か!)

今からは商人として生きていくのだと宣言。そして妻子の元へと玄武を返してこその松吉ですよね。


そうこうする間にも

「へてから」「へてから」

と簡単に何年も経ち、梅吉もサキもそれぞれに子どもが増えてますよ!

おてつのお母さんが亡くなり、さあ今度こそ真帆に戻って松吉と一緒に…と誰もが思ったでしょうに、やっぱりそこでもサキに背中を押されないと会いにいかれないのか松吉(><)

それでもやっと祝言の話になり、暖簾もゆずられて万歳かとおもったら

『銀二貫を寄進してから』

になるとは……さすが(><)


これじゃあ更に何年待たされることやら、だったのですが。
なんと真帆の協力で寒天羊羹が完成……!!
 

寒天が縁で出会った真帆と松吉。火事での辛い別離があっても、だからこそ真帆は団子や餡を扱って生きてきて、いま晒し餡と砂糖を分けて寒天に加える提案が出来る。なんて巡り合わせでしょう。
そしてあああ、美味しそう。

何気なく食べているものが、こんな試行錯誤から生まれ誰かの人生を左右してきたのかもと思うと不思議ですねえ。



そして出来上がった新しい食べ物『練りようかん』を、菓子屋に持ち込む井川屋の旦さんと番頭さん。作り方を教えるから井川屋の寒天を使ってバンバン売ってくれーって、互いの領分は守って幸せ、商人の鏡です。


やはりNHK時代劇の名作「浪花の華~緒方洪庵事件帳~」といい、作品の出来にも増して、今住む大阪の物語だからこその愛着があります。こんな町大阪に住むことになった自分の人生の不思議も噛みしめてしまったりして。


ちなみに「銀二貫ガイドブック」にはレシピもついてます! 作中の食品を作る係の人は、手慣れた完成品を作るより、松吉がたくさん作る失敗作の方が加減がわからず大変だったそうですよw 確かにw

寒天作り今昔や天神様周辺の観光案内、もちろんスタッフキャストのインタビューもついて読み応えたっぷりです。

「ほんに安うていい買い物だした」 なんてねw

「銀二貫」4 ☆☆☆

番頭さんの底力!

いざという時ためのへそくりがあったのでした。 しかもそれって、旦那さんが火傷つくりながら料理してるぐらいの困窮には、出して来ずにほったらかしだったお金ですからねw 

本当に大事な時なら惜しみなく吐き出せる。そういう人たちだと思えば、松吉が死にかけた時に居たのが番頭さんでもやっぱり銀二貫払ってくれたんじゃないかと思えますよね(まあ主人が自分の金の使い道を決めるのと、奉公人が勝手に払って1人連れ帰るのはずいぶん違いますがw)


というわけで、京都の火事で仕入れ先を失った井川屋が、店を畳む代わりに虎の子を吐き出してなんと半分は仕入れ先だった寒天屋さんに見舞金に。残り半分で代わりの仕入れ先をみつけるまで、四散せずになんとか 食いつないでいけるだろうとの算段です。

いつのまにやら時が過ぎ、旦那さんと番頭さんはすっかり年寄り扱いで松吉梅吉がしっかり成長していても、やはりここ一番には亀の甲より年の功ですね。
 

真帆屋の焼け跡で、偽の琥珀寒を売る店がある。

そんな噂を聞いて怒り心頭、ぶっとばしてやろうと駆け出す松吉を「侍になっとる」と止め、才覚で生きていくのが商人ぞと諌める旦那さん。年寄りでもカッコいいです(><)

寒天場見舞いでの再会に「鶴之輔です」と名乗った松吉。その当時はそうだったんだから、当然の名乗りではありますが。やはりまだまだまだどこかで侍が残ってるんですね……。


しかして、覗くだけと約束させられて偽真帆屋に立ち寄る松吉。

そこで暴れてた女性と一緒に逃げて、「離して、松吉!」と彼の手を振りほどいたその人は、じゃーん!真帆お嬢さん(嬢さん=いとさん、という大阪弁の響き素敵ですよね)
火傷の描写がソフトで、あれなら通行人に後ろ指さされる程ではないだろうと思ったりするのですが、まあそこはそれで。

あの小さかった真帆ちゃんも大きくなって、もう傍目にもお似合いなお年頃ですね 

井川屋には松吉に惚れてる別の嬢さんも出入りしていて、松吉のぴんと伸びた背筋が好きなんだそうな。そちらに婿入りすれば店を継げると周りはいうでしょうけどねえ。
らぶらぶな展開が楽しみです。 


映画「洋菓子店コアンドル」☆☆

何このヒロイン!
自己中でガサツで怒りんぼ。そして、特に洋菓子を愛してるわけでも、凄い才能を持っているわけでもなくて……。
でもお話を動かしているのはやっぱり彼女です。お店の危機にじっとしていられなくて、自分じゃ何も出来なくて泣いて叫んで「伝説の男」に助けを求めて、ついに彼を揺り動かすんですから。
 

誕生日のデートに誘われて見た甘〜い映画w

ヒロインが蒼井優、伝説の男が江口洋介で、もしや恋仲になるのかと心配しましたがそんなことはなく楽しめました。
鹿児島から彼氏(尾上寛之)を追いかけて「コアンドル」に来て居着いたなつめ(蒼井優)は、店や「伝説のパティシエ」を引っかき回し、最後は「伝説」を立ち直らせて武者修行に旅立って行きます。

凄腕パティシエでありながら、愛娘の死後はケーキを作れなくなり評論家や講師に甘んじている十村(江口)。いつもガードレールに座って、メモを取る姿がカッコイイ……!!

娘さんを亡くす場面も泣かされましたが、何度も繰り返される最後の朝がまた泣けて泣けて(きちんと見送らなかったこと、きっと何度も悔いてますよね ううう)
そんな人に、またケーキを作れとか。まして
「私って娘さんに似てますか?」
と笑顔で訊けるだなんて、そりゃヒロインをがさつに描いて当然でした(彼氏にふられる場面でも、非道い女だった ><)

コアンドルの先輩パティシエ(江口のりこ)がスラッと格好良くて印象に残りました。イジワル扱いされてましたけど、あれはなつめが一方的に悪い!幼い!迷惑!!
終盤、移籍の誘いを受けていましたがどうしたんでしょう。雨の日に泣いていたのは、悩んだ末に断った描写だったのでしょうか?……それでないと、以後のコアンドルが回らないので断っていて欲しいようなチャンスを掴んで欲しい様な。

だって、腕のある人がきちんと仕事している横で、オーナー(戸田恵子)は常連さん(加賀まりこ)になつめのケーキばかり食べさせるんですよ!十村はなつめの留学の手配なんてしてるし(行きたいとも言ってないのに!)えこひいきなんだよね。
 

あと意外にケーキが脇役です。
なつめがこだわって作っていたカシスフロマージュ、別に最後の晩餐会で劇的に登場もせずにガクッ。十村は美しいマカロンをぐちゃぐちゃにして食べます、あれもどうにかならないのかなー。
コアンドル以外の有名店ケーキも登場しましたが1つ1つのケーキをじっくり映してくれないのでものたりず、思わずコラボレシピ本を買ってしまいました。……企画側の思うツボでしょうかw

とても作れると思えないけど、眺めてるだけで幸せな一冊です(^^)

追記>上のレシピ本、お菓子作りが趣味のお友達に貸したところ「スゴイ!違う!」と大感激でした。ちょっとしたひと手間がとっても勉強になるのだとかw 腕に覚えのある方、お試しください。そして私に食べさせてー!(そのお友達も持って来てくれたのに、あいにく留守にしていて私の口に入らず ><) 

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