ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

小栗旬

「日本沈没」〜4☆☆☆

 天変地異、ついに来たー!!

 って不謹慎で失礼w
しかし、来るか来ないか分からない関東沈没を論じ合う作中人物と違ってこちらは、沈没待ちw ビルが崩れていくと思ったら天海(小栗旬)の夢だったりと焦らされて、待ちかねていましたよ。

 半年以内に関東地方が沈む。それは明日かもしれない!
そんな最新予測に震える天海と椎名(杏)は、1日も早い公表の道を探り手を組む。

 いやもう上がおバカさんでさ……。せっかく情報統制をして、ある程度避難の仕組みが出来てからの発表を予定した未来推進会議をよそに、お友達企業に情報を流す副総理(石橋蓮司) その結果、大手が一斉に東京での開発出資を中断したら、そりゃ記者も株やってる層も気付きますよ。 でもまだ具体的対応策もなく、パニックも予想されるのに総理大臣(仲村トオル)に何を言えと??
 雑誌社は圧力で記事を採用せず、当然総理もだんまり。せめて母(宮崎美子)には引っ越しを勧めても勿論笑ってお断りされる椎名。ああ、すんなり離婚を了解した天海の方は、妻子が関東を離れるの決定な点においては心穏やかです。他の男と暮らすためとはいえ。 
 埒のあかない状態を打破したのは、大新聞のすっぱ抜きby天海&椎名リークw
それでやっと総理も、表現はソフトにしつつ沈没説を認め、避難の準備を公表するわけですよー。国民の安全よりも経済と政治判断なんだよねー、分かってるけど嫌になっちゃうな。

 その報道を見て、「ちゃんとデータ伝えたのに!違う!」と騒ぐ田所博士(香川照之)、正直すぎるw 本人は終始同じ態度なのに、今や博士をTVが囲み、口止めしとけと天海が怒られる。いや、あの人の行動をどうにかするの無理でしょう…? だからこそ信じられるのに、此の期に及んでまだ博士詐欺師説を唱える副総理! 自分が金で動くからって、誰でも同じ理屈で動くと思うなよ?

 そんなこんな揉めつつも、あっという間に避難を開始する市民たち。どんな割合で出る人と残る人を決めたのかは触れられませんが、最初の緊急事態宣言ですっからかんになった街や、瞬く間にワクチン打った割合を考えれば日本人ならするな、と妙に納得しましたよ。 上がどんなにグダグダしようとも、現場の誘導は大規模接種会場並みにスムーズだったに違いないです。
 しかしよりによって!
椎名の母と、天海の妻子(と、今の男w)が乗った避難バス群が出発した直後、関東を襲う地震!迫り来る地割れ!落ちる橋!

 やっと本題に入った感じですw
予告で映った体育館の避難所に苦笑い。見慣れた光景ですけどねえ、世界的にあの雑魚寝スタイルってとんでも低レベルらしいじゃないですかー。このドラマ世界に出したらびっくりされちゃうんだろうなあ。
さておき、続きに期待! 

「日本沈没」2 ☆☆☆

 うわー1年以内に関東が沈むー!

 不正を報じられてしまった天海(小栗旬)
もちろん濡れ衣で、実はむしろ、彼を犯人扱いした上司こそ賄賂を受け取っていましたよ?証拠を突きつけられ泡食う上司を動かして、本当の海底データを入手した天海は。
それを田所博士(香川照之)に渡し、関東沈没の可能性予測を任せる傍らで。世良教授(國村隼)のデータ改竄を暴くのでした。

 いやあ今回も、主人公が探偵並みに有能で小気味いいです。
不正騒ぎで謹慎中にも「第二首都を札幌に」の提案書を首相(仲村トオル)に提示。本当に関東が沈むなら急ぎ必要な案件でもある上に、首相の故郷は札幌w  そしてそれを検討する席には、データを改竄した実行犯も指示した世良教授も揃っていて話が早いや!(計測を中断させた体調不良者が、本当に手先でしたわ〜)

 でもそんなこんなで走り回って、自分の家族はほったらかし。謹慎もあって弱音吐いて、一緒に暮らそうかーって言いそうだったのに、一足早く妻(比嘉愛未)が切り出したのは、離婚。あーあ。またあっさりと了承する天海。ちょっとは慌ててみせろー。
この先天変地異が起き始めたら、必死で助け出す相手になるのかと思うのですが、さて。
何かと利用しあっている記者(杏)が、天海の田舎の母(風吹ジュン)まで訪ねる取材力!生い立ちや人となりを視聴者に紹介しつつ、離婚の原因かと母ちゃんに納得されちゃったりしていますが、こちらもこの先どうなるお相手なのか、さて。 

 こんな僅かな可能性で、国民を不安にさせて……と、データ改竄を正当化する世良教授。沈むと分かってみているとこの保身、愚かですが。この時点では理がなくもないからなあ。で、コロナ対策でもずっとそんなことが起きていそうだなあと思えて嫌ですねえ。政治家でなく科学者にこれをさせているのがとても嫌。原作ではどうなんでしたっけ。 

「日本沈没 ー希望のひとー」1 ☆☆☆

 旦那が「復活の日」と混同してましたよ。同じく小松左京原作。
確かにコロナ禍の今、感染症で世界が滅びるあれがドラマ化なら鬼気迫るものがあるでしょうが、楽しくないよw それに、その死に絶えゆく政府の対応の方が現実よりマシだったら困るー。で、地震の方も順調に頻発してる中、日本列島が沈むよドラマの開始。作中の政府は、もちろん専門家の予言を全力で隠蔽しにかかります。 これもどこかで本当に起きてたら嫌だわあ。


 環境省官僚 天海啓示(小栗旬)は、東山首相(仲村トオル)の肝入りで各省から若手の集まる『日本未来推進会議』の一員であり、石油、ガソリンに変わるクリーンな新エネルギー<C O M S>コムス開発を推進している。東大教授世良博士(國村隼)と協力し岩盤を穿つ掘削計画は進んでいるが、トンデモ科学者田所(香川照之)が「コムスで関東が水没する!」と反対し、信じた市民のデモは収まらない。
 デマを止めるよう説得に向かった天海は、「北海道移住計画を推進する会社に金をもらっているから」いう記者椎名(杏)の説に納得しかけるが、田所の熱狂ぶりは金で動く人物とも思えない。また趣味のダイビング中には、海底から噴き出す熱水に巻き込まれる危機体験も。本当に何かが起きているのでは?
 天海が渡した見返り情報による椎名の記事は、デマを潰すどころか政府の提灯記事と騒がれて、余計にデモが盛り上がってしまう。対策会議で『デマだと立証するためにも』と、実際の海底探索を強く推す天海。
 探査艇に乗った田所は、自説通りの断層が「あった!!」と色めき立つが、急病人が出て引き返すことになり、後日会議で再生される録画には何も映っていない。田所博士全面否定で終わりかける会議に、1人待ったをかける天海。脅されようが、出世が消えようが、調べるべきことは調べるべき。
 と、そこで入ったニュースは伊豆沖の日之島が崩落していた。
まず日之島が、そして関東が沈む!との田所博士の予言が、今まさに現実になろうとしていた……!


 ほうほうパニックスペクタクルね、政治も絡むのねー。
と、かなり斜めに見始めたのですが引き込まれましたね。何より天海が正義バカじゃないのがいい。田所説をデマと断じてる時期にもただ潰そうとはしないし、もしや一分の理が…と思い始めても今度は、正面から調査を説いたりしない。世良教授を持ち上げて、あんなのダメに決まってますけど、ね?と上手く立ち回ってくれてストレスなく見られます。なんなら、推進会議の中にも経産省官僚で同窓の親友常盤(松山ケンイチ)までいて孤軍奮闘でもなし。
 単身赴任、我が子の好みも分からなくなった仕事ニンゲンな描写もありつつ、常盤とダイビングを楽しむ余裕はあるんだなー。まあ物語進行上、海底の亀裂を目撃する方が家族サービスより優先…もとい、常盤が自前のクルーズ船だしてくれているというおぼっちゃまな描写でもあるのでしょう。彼の鷹揚さとコネはこの先の危急な事態に役に立つ筈。
 人間関係といえば、世良と田所は元々は同僚。非常に優秀だった田所が研究費の不正使用かなんかで大学を追われたそうで……研究のこと以外興味のない田所が、まんまと世良の罠にハマったのではないかと邪推できますねえw

 そして早くも1話で島がひとつ沈み、予告では早速避難活動が始まる模様、ってことは関東沈没を世良始め政府筋も認めてくれるんですか? そこに至るまでに揉めまくるのが2話かな。映画の2時間3時間で日本が沈んで亡くなってしまうのも展開早すぎると思ったものですがが、かといって9話10話もかけるとなると逆に、そんなにすることあるのかなと思ったり。 

推進会議に中村アンと、おお、久しぶりのウエンツ瑛士! 

「宮藤官九郎と遠藤憲一の 勉強させていただきます」1小栗旬 ☆☆☆

 同じセリフで役者を替えるとどうなるか。
名作、三谷幸喜「三番テーブルの客」(ちなみに弊レビューこちら)と同コンセプトでどうするのかと思ったら、なんと
『どうしても撮り直しが必要』
『でもその俳優は帰っちゃったから』

と、他の俳優はそのままでちょい出演の脇役だけ、居合わせた妙に豪華に差し替えられるのだそうですよ。しかもその部分は、長回し一発撮り!

 てなわけで撮影中ドラマの主役は日本一情にもろい刑事、諸井情(遠藤憲一)
現場にカタツムリの絵を残す連続殺人、エスカルゴ事件が手詰まりで、若手刑事田所(笠原秀幸)とともに獄中の連続殺人鬼ソンニバル(吉田宗洋 「羊たちの沈黙」ハンニバル・レクターさながらに拘束服に拘束マスク)に話を聞きに監獄に。ところが田所はレコーダ所持がばれて追い出され、一人になった諸井は『俺の感情を動かしてみろ』と言うソンニバルに、涙ながらに遺族のその後を語り、見事ヒントを引き出したのでした。

 はい、1話クランクアップ~おめでとうございま~す!
しかし田所役がレコーダを仕込んだ位置が台詞と逆だった、と判明し困るスタッフ。もう帰った俳優。納期は今日。ちょうどよく来た小栗旬w いやいやいやいや、小栗旬だから無理でしょ! そのまま放送したってポケットの左右なんて誰も気づかないですよ、せいぜいツイッタで「右?」「左じゃん?」と騒がれるぐらいでしょう?
 でもダメ元で頼んだら、案外気軽に引き受けてくれちゃう小栗旬w 『田所旬』として撮影に入り……呼称に妙なこだわりを発動、現場はぐっちゃぐちゃになっていくのでしたw

 ソンニバルさん、と呼ぶ諸井にダメ出し。自分たちの呼び合い方も、諸井田所では壁を感じると大騒ぎ。捜査はどうしたw あげくソンニバルの『諸井』の発音にまでケチをつけますが、諸井本人的には逆……って、どうでもいいでしょ。てかBLぽくない? そして犯行現場写真を探し、ごそごそする旬のスーツに諸井も手をいれてくすぐりっこになったりして、もうレコーダの位置どころじゃないじゃん、これBL?BLなの? どんな気持ちで見てりゃいいんですか。
ほらソンニバルさんも感情を問われて
「動きっぱなしです」ってw
でも面会時間は終了で、ヒントは教えてもらえませんでした。

 正直諸井が語った、亡き娘の部屋を片付けられない父の話なんて、その娘を殺したサイコパスが興味もつと思えなかったので。それより、刑事の痴話喧嘩の方がソンニバルも面白かったのでは。 ヒントくれたら良かったのにーw

 終演後、エンケン印の揃いのジャージで遠藤憲一とゲスト小栗旬にクドカンも混じってトークです。
ゲラなエンケンさん、笑わない様に必死だったそうですよ。そして、大河ドラマ「いだてん」の息抜きにこれを書いたと嘯くクドカン! 出演ゲストが決まってからそれぞれに当て書きしたそうですけど。台本もらった小栗旬、こう書かれちゃう自分て一体、とw 自信満々なのに変、人間として問題ある奴にされてますからねえ(^^;;;) 初対面の酒の席で怖かったそうで、そのせいですかねw

その他wowowHPのメイキングで面白かったのは、小栗旬が出演を頼まれるスタジオ場面で、絶対居ちゃいけない田所役がうっかり映ってしまってたところです。発覚して場内爆笑だったとか。もちろん撮り直し! 事実は脚本より奇なりでしたね(^^;;;)  そして次回は加藤諒と仲里依紗。なぜセットでw そしてゲラのエンケンさん、加藤諒の顔に耐えられるのかw これは楽しみです!

それだけに、日本語字幕がついててくれたらなー。

「BORDER 贖罪」☆☆☆

「正義のために人を殺した気分はどうですか」
……と、今自分が殺した悪党の霊にじっくり質問されちゃうって、それこそどんな気分なんでしょう。

衝撃のラストに視聴者置き去りにされた、連続ドラマ「BORDER」続編。
ついこの前、鑑識の比嘉ミカ(波瑠)を主人公にスピンオフ前後編が放映され、楽しんだものの違うコレジャナイ感でもやもやしたもので。あの音楽、あのオープニング、小栗旬、ウザい霊のつきまといとの再会が嬉しかったです。脳に銃弾が埋まって取り除けない、命の危険と引き換えに
『霊が、見えるようになった』
ジャーン!
しかし、始まった途端にピンチです。
連ドラ最終回、まさにあの場面から始まり、二人きりの屋上から被疑者(大森南朋)墜落死。目撃者なし。そもそも主人公石川安吾(小栗旬)ひとりが彼に容疑を抱いた、その根拠は『霊から聞いた』だと言えない以上訳がわからず、客観的に突き落とした疑い濃厚(本当にそうだしw)検察から精鋭チーム(國村隼他)が派遣されるも、黙秘を続ける安吾。課長(遠藤憲一)的には自分のいいつけを守り、記憶が整理されるまで黙っている作戦にも見えるでしょうがその実、安吾の隣にはその死んだ被疑者の霊がずーっと居て
『人を殺した感触を語り合おう』だの
『我々悪党と同じように、嘘で保身を図る様子を見せてくれ』だの
むかつくことをのべつ語りかけているのですから、何をどう答えていいのやら。

しかも、現場検証に向かう途中で目があった美女は……やはり霊です。殺されてますよ。
任意の事情聴取を一旦投げ打ち、霊の乞うまま趣味の遺体捜索。いつもの裏社会メンバーも犯人の住所顔特定、解錠と全面バックアップ!なんだかんだの後、思いもかけない場所からみつかった遺体を、でも通報も回収もせず放置する安吾たち。
次の犠牲者だろう女性が、何も知らずに荷物を運ばされ。空のトランクを改める安吾を鼻で笑う殺人犯(満島真之介)しかし郊外のアジトに到着するやいなやの訪問者は、安吾……ではなく……。GPSつけたんだろうな、とは思って見てましたが、その顛末をこんな地元警察まかせにするとは!遺体運搬生中継、犯人逃走で終わらずにきちんと捕まって本当に良かったです。

そしてついに自らの犯行を自白する安吾。

とも、とれる発言で焦りましたが、聞き返せば『そう犯行を自白した犯人が自殺しました』と、ついに保身の嘘をついたのでした。それはそれで、霊の思う壺だったわけですが……。なんとその、偽証による後ろめたさこそが安吾をもっと強くするだとか。確かに、もうこの先は能力を最大限生かして犯人を挙げ続けて罪を償うしか道がない。降ってわいた超能力でカンニングのようにホンボシを上げ続けて来た、そんな正しくない自分への葛藤は吹っ切れて、今ここに!ダーク霊能力刑事、石川安吾が爆誕!

シーズン2があるわけですね?
監査からは『絶対殺してる』と嫌疑を深められたまま。何も知らずに心配し続けた青木崇高刑事や、薄々知ってて何も言わない比嘉ミカ(波瑠)鑑識官が巻き込まれ、裏メンバーから見守られ、脳底の時限爆弾が火を噴くシーズン2が!
楽しみです。 

映画「テラフォーマーズ」 ☆☆

ハイ火星、ハイゴキブリ、ハイ昆虫化!
原作「テラフォーマーズ」成分の最低限は盛り込まれていますけど、それぞれの事情や生い立ちの悲哀はばっさりカットor薄味に。むしろあの、お涙頂戴こそ原作の真骨頂で邦画と相性いいと思ってたのにな。まあ三池監督だし、分かってたのに怖いもの見たさに負けてしまいましたよ。
あ、首は飛びます。スポーンと。

というわけで、人気漫画の実写映画化。
火星移住を視野に入れてる未来社会。しかし事前の火星環境地球化=テラフォーミングが功を奏しすぎ、地衣類と共に送り込まれたゴキブリは二足歩行するムキムキマッチョに進化して地球人を待ち受けていたのだった……!
本当になんでよりによってGを。そして「進化」をなんだと思ってるんだか、人型のGとかw

さておき、そんな基本以外はあれこれ大胆に違いました。各国が火星の覇権を巡り軍の精鋭を送り込んできて肉弾&情報戦でぐっちゃぐちゃ、という部分は無しで。日本だけが進化Gの存在を知り、抜け駆けで宇宙船を飛ばすのです。するとほら、クルーが全て日本人でOK!邦画で無問題!しかし報酬目当てのクルーは軍人ですらなく、犯罪者崩れのチンピラ(と美人)ばかりの惨状で、宇宙船がよく無事に火星まで飛んだものですorz
ただクルーは誰でもいいってわけじゃなく、バグズ手術(=昆虫の能力あれこれを取り入れる為の人体改造)に適合率が高くなければなりません。ここも作品の目玉ですのでほぼ原作通り。しかし、送り込むほうはG人間との戦闘も予想していたでしょうに訓練もせず、襲われてから『実はこんな能力がね』って遅いから!

主人公は一応小吉(伊藤英明)、DV義父を刺した奈々緒(武井咲)をかばってそいつにとどめを刺すという無茶で指名手配に。「ブレードランナー」テーマパークの様な街を2人逃げ惑っているところを、なぜかバグズ手術適合率を知っているマッドサイエンティスト本多(小栗旬)に拾われての参加となります。その決意が軽いw 「じゃあ行く!」って奈々緒ちゃん、電車でじゃないよ、死ぬかもしれない手術を受けてから火星にだよ。またそれを「お前となら地獄でも」とぬかす小吉。それだけ聞いたら熱愛カップルですが恋人には見えないんですよね、せいぜい兄妹。 愛が冷めたら別れる恋人や夫婦より、家族の絆の方が深いともいえますが。
そんな2人が火星に降り立ちじゃれていると、黒い影。人型Gがあっさりと奈々緒の首をひねった後は、とにかく殺戮と変身と殺戮と戦闘。滝藤賢一がメダカハネカクシの能力で口から炎を噴射、皆が乗った装甲車を抱えて飛びます(……握力どんだけ) 小吉がオオスズメバチ、山ピーがサバクトビバッタと、それがどんなに強くても基本タイマン勝負。押し寄せる敵の数を見ていたら絶望しかなくて、もちょい遠隔からできる攻撃があるか、数は塩梅するべきかと。

そんな中、実は『Gの卵を持ち帰れ』と本多に指示を受けていたのがエメラルドゴキブリバチの菊地凛子と、ネムリユスリカの山田孝之。要はゴキブリを操れる女と仮死から生き返れる男。え、操れるの?もっと何人もそれにしておいたら……いや適合率が……って歯がゆい(><) 歯がゆいといえば山田孝之も、病弱な母と弟妹を支えて研究に励んだのに裏切られ……と悔しい過去が動機なのですが、いやその10人はいそうな弟妹産める病弱って。バラック暮らしなのに避妊もしない親の、子沢山は彼の責任じゃないのでどうにもモヤモヤ。これも人物の国籍が変わり、日本人になっちゃってるから変なんですよね……。

と、気がつけば長々と書いていますw いろいろ呆れはしましたが飽きはしませんでした。
原作読んでアニメ観てる息子を捕まえて語ってしまいましたし、ツッコミながら見るにはいいのかも。

「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」1 ☆☆☆

またもwowowみたいな刑事ドラマ。売れ筋なんでしょうかね。

警視庁警備局長(長塚京三)が「僕の兵隊」と自慢する、秘密部隊。想定外の事件は、規格外の人物にしかまかせられないのだそうで、西に東にとんでもない事件ばかりを解決してまわる5人は『特捜班』なのです!
格闘担当が2名、チャラい小栗旬と無口な西島秀俊。爆発物担当の野間口徹、交渉/取り調べ担当田中哲二に、IT担当が紅一点(新木優子)
ある日は走る新幹線の通路で座席で大立ち回り、挙句橋の上で緊急停止させ、爆弾ごと河に……!! またある日は首に爆弾をつけられた大学生の、大臣である父がもみ消したという悪事の数々を調査に走り、ビルから飛び降り×2、爆破スイッチを持つ男を見つけ出します。
派手かつ目新しいアクションは見ていて飽きません。
狭い新幹線内では座席に阻まれたり荷物を投げたりと、工夫がありました。ワゴンのお姉さん超逃げてー!
ビルの5階6階から降りて先回りする方法にも流派があるようで、西島が各階の手すりをキャッチしながら落ちていく(体操の鉄棒空中技の様にw)のに驚いていたら、小栗は空中にダイブ!……いちおう樹に突っ込んで勢いを殺してはいたようです(^^;;;) そして大学生の首の爆弾を、無事に解除できるのか??
もーどこをとってもメチャクチャ危険な任務。一体どれだけのお手当もらえたら、もしくはどれだけの正義感を持ちあわせながらも刹那的でいられたら、こんな事件ばかりで嫌にならないのでしょう。

警察ものは興味ない、という旦那が最初の5分だけ……といいながら寝もせずに最後まで一緒に見ちゃいまして、引き込まれるものがあります。ただし、次の回が気になるのか、毎週楽しみに観るかというと、それはまた別の話かな……。特に1話は忙しすぎて、どちらの事件も人死にが出なかっただけでスッキリ解決なわけでもないでしょう。その誰も死ななかったことが、偶然でなく『彼らの力あってこそ』と力説する警備局長は頼もしかったですけどね。


「東京センチメンタル」1 ☆☆

おまえもか、な深夜の飯ドラマ。
ただしメインは惚れっぽい×3オヤジと毎回違うマドンナのデートで、そのついでに町の大人デートスポットをご紹介、みたいな?

1話の今回は、亡き親友の妻と禁断の恋か、in浅草w

今は和菓子屋の主人である卓ちゃん(吉田鋼太郎)も大学時代はバンド活動に精を出し、親友と同じ女に惚れたりしてたそうで。そして自分を振って親友を選んだ女性(草刈民代)が、親友の死から幾年「もうそろそろいいよね…」と新しい恋に踏み出しつつあると知り「俺のことかー!」と早合点で喜んじゃう卓ちゃんw ×3になるほど失恋を引きずった相手がついに想いに応えてくれるとか、そりゃ嬉しいでしょうけども、全視聴者が10秒で察した様に、新しい恋の相手は別の男ですからw 「話がある」って告白じゃなくて、その別の男に合わせたいってことでしたからー。
「植物男子ベランダー」といい、オヤジってどうしてこうかと呆れつつも可愛いですね。

浅草寺周りや矢切の渡し、寅さんあるあるな野球場の風景はなかなか楽しかったです。職人姿の卓ちゃんと、スーツ&コート&ハットさらに一眼レフのよそゆき姿のギャップも堪能。2話では別のマドンナと別の町でデートなのね、きっと。
そうそう、和菓子屋のしっかり者バイトに高畑充希、近所の美容院に片桐仁、蕎麦屋に小栗旬と脇役が何気に豪華です。

「コウノドリ」~最終回 ☆☆☆☆☆

小栗旬そっくり(><)

ラスト、実はピアニストだったお母さんの演奏テープとともに父親の素性や別れた経緯、命をかけて自分を産んだ経緯を聞かされ
「望まれて生まれてきた」
と力強く励まされるサクラ。それは彼の心に刺さった棘を溶かし傷を癒す言葉でした。……よかったね(><)
母を死なせた自分を、父がどう思うか気になっていた先生ですが、そもそも妊娠を知らせなかったのでそこは棚上げになった模様。いつか探す気になるのかな。きっと優秀な人でしょう。出会うことになった時、これだけの時間の後ですから穏やかに迎えてくれるといいのですが。

しげしげと育った子供を見せに来る小栗旬に、誕生日が母の命日だからと負い目を感じさせないでと言えたことも大きかったかもしれません。まったく小栗旬、預けるだの自分で育てるだの会社の異動だの、コウノドリ先生には関係ないよ友達いないのねと少し思っていたのですが、そっか遺児は先生と境遇と同じなんでした。だからこそ、身内に育てられる遺児を羨む気持ちはあったかもしれませんが、自分も母親に愛され命のバトンを渡されてきたんだとはっきり思えたことでふっきれたのかも。
……とか言いつつ、最終回を見るお茶の間で一番盛り上がったのは娘役の子でした。小栗旬そっくり!実子出演なの?山田優も撮影きてたの??
 

そんなわけで、妊婦と胎児を助けながら自らも癒されていく産科医コウノドリ先生の奮闘記めでたく一旦の終了。
悲喜こもごも様々な出産を描き、生死だけでなく障害を負いながら生きて行くことについても真っ向から描いてくれました。
家族から捨てられてしまう子もいる。病院スタッフが情をかけたとして家族には代われない現実。その一方で目が見えなくても愛されて幸せに暮らしていける。命を諦めることはつらいけれど、また歩いていける明日がある。常に希望の側面が描かれて救われます。
また、手術で治る口唇口蓋裂なんて悩むことじゃないと口にした若い医師が賛同どころかスタッフからフルボッコw 
親なのに悩むなんて、じゃない。親だから悩むんだ。 ハッとしますよね重篤な症状ばかりみていると、それぐらいでなんだよってなりますけど、確かに医者にそれ言って欲しくないですね。親はよその重病の子と比べるわけじゃなく我が子のためだけに悩み、ずっと一緒に生きて行くんですから。すぐに受け入れられないのもまた愛なのかも。そしてピリピリとした家族会議が描かれますが、結局はエコー写真みてのおばあちゃんの「可愛いねえ」が全てですって。(障害児親の会で、先輩母が新入りちゃんを可愛い可愛いって山ほど言ってくる活動があるんですよ。別に義務じゃなく、赤ちゃんを、それも我が子の小さい頃にそっくりな子みると自然に口から出るだけなんですけどw 障害のせいで身内にも言ってもらえなかったり、そもそも会わせるのをためらったりしてしまう親御さんを「可愛い!」が元気付けるんです) 形成手術を終えた患児の写真も出て、顔全体が出たことに驚きはしましたが可愛かったですよね!医学書の口元アップの患部だけという写真は不自然で、より怖さを強調するのだと思いました。 18トリソミーの子も、演じて(?)いた赤ちゃんが可愛かった!ほーって口して!
また、前述の家族会議もうひとつのポイントは、妊婦の実家で行われていることw
父親側の実家で、ほらお前のせいだ別の嫁もらっておけばとか言い出されたら別のドラマになっちゃいますからねw 理想の出産を追い、帝王切開を忌み嫌う回でもそれを姑に言わせていたら全然違う話になってしまうのですが、出産時にありがちな嫁姑問題は注意深く排して(喫煙妊婦が電話受けてたぐらいかな)あくまで妊婦自身の希望にしていましたから主張している間も受け入れやすいし、産婆さんの「私も帝王切開(^^)」の一言で手術に踏み切れてよかったよかった。


兎に角、頑張ったからって結果はある程度運任せなのが妊娠と出産と育児です。突然意識なくした木南晴夏妊婦の場合なんて、人生のどこで起きてもおかしくない事態が入院中に起きてむしろラッキーだったケースでしたし。出生前診断で全ての障害がわかるわけでもなく、禁煙などのするべき努力と力抜いていいところの使い分けが描かれていたところも好感度高かったです。 旦那さんのちょいブサで優しい率高しw

もちろんピアニストBABYのファン入院率もハンパないですからね。不妊治療ライターさんが目論んだようにBABYの正体暴露記事が出れば売れたと思いますけど……ペルソナ周産期医療センターとコウノドリ先生の平穏のためにも記事にならなくてホッとしました。わかってるけど黙ってる人がたくさんいるはずです。クリスマスコンサートが『BABYみたい☆』とSNSで話題になってばれちゃったりしてー。
ツンツン四宮先生(星野源)がついにデレるなど、メンバーのこれからも気になるので続編は大歓迎です。SPでやってくれないかな!

ただ気になったのは、臨月妊婦の仰向け寝。無理無理w 小山のようになったお腹を見せたいのはわかるんですけどね、苦しすぎるw  あとはスタッフがすぐ廊下を走ることかな。いや一刻を争うのはわかりますけど。出会い頭にぶつかったりしたらと思うと怖い怖い。超競歩じゃないのかなあ、それじゃ笑っちゃいますかね。
「来たー!」等、何かと体育会系なのは名作病院漫画「ラディカルホスピタル」を愛読しているのでむしろ納得w 


少子化はますます深刻、大阪市内でもこの20年で近所の個人産科医はどんどんと廃業し総合病院も産科をやめて婦人科になり……娘が里帰りしてきてもどこで産んだらいいんでしょう、まだ高校生ですけど。願わくば全国に産科が、それもこんな意欲と愛に満ちたスタッフがいる素敵な周産期医療センターができますように。


「ウロボロス」2 ☆☆

その辺で会いすぎじゃないですか、刑事とヤクザw

温泉でも、貸切なら女はべらせたっていいだろうに男と2人ってw


親代わりの先生(広末涼子)が殺されて、復讐を誓った少年2人。見事に分業目標を達成してひとりは刑事(生田斗真)に、もう一人はヤクザの若頭(小栗旬)に。出自のはっきりしない身で公務員試験や警察学校を無事通り抜けるのも大変そうですけど、ヤクザ界でパシリでもチンピラでもなく出世してのけるってのも凄そうですからね。人生に目標があるって違うなー…って、そういう話じゃないしw


とりあえずはキャバ嬢殺しの捜査。

魚心あれば水心……犯人探しのキーワード扱いでしたけど、このぐらいのことわざ小学生でも知ってるだろーにとまずは呆れ。
あ、でもそういえば私が覚えたのは祖母がよく言ってたからだっけなーと思うと、ものを知らないって、家族を知らずに育つってことの端的な表現かなとしみじみしたりして。主人公ふたりもキャバ嬢も。


刑事くんにはデカワンコ並みの特技があり、裏社会とのパイプも役立って妙に手柄を立てちゃう上に、時に人殺しの眼をすると上司をいぶからせております。素直で可愛い。

若頭は毎週テーマを決めて人格変貌。嘘つきだったり褒め殺しだったり、変ですね。ひねくれてて可愛い。

主役二人がそれぞれ魅力的なので、復讐なんか成功しなくて構わないから元気に過ごしててねと楽しく見ていますが、目標の金時計の男はめっちゃ身近にいる模様です。志村うしろーうしろー
 

「信長協奏曲」 最終回 ⭐︎⭐︎

映画に続く! ……えええええーっ


正直、最終回に向けての期待は「どう終わらせるのか」だけでした。
原作も連載中ですしね。
現代に戻すのか、戻さないのか。
本能寺の変で明智はどうするのか。
サブローが信長をやめたいのなら、むしろ本能寺の変はチャンスってことに…といろいろ待ち構えていましたよ。

それが、忠興の忠義で”信長やめるのを止める!”ってことになり
逆に”日陰の元信長でいるのをやっぱり止める!”と決めたらしい明智と、本能寺で握手で終わり。
そしてどーんと映画の告知w

それも丸1年先、2015年12月公開ですよ。先すぎるよー

失礼ながら、普通に続きを描いて劇場に人を呼べる気がしません。いくら小栗旬主演でも、恋愛要素の相手は妻w 映画化につきものな豪華客船も爆発も無理でどう盛り上げるつもりなんでしょう。
その頃には原作も最終巻発行でタイアップできると見込んだとかかな。
でもどうせ随分原作と変えているんだから、ドラマはドラマの終わり方できっちり終わらせたって良かったと思うのですよ
そしてどうなるサブローの人生。 
(1話〜最終話って、本来何十年も経ってて息子が元服したりしてる頃でしょうに、ドラマだとせいぜい4、5年しかたってなさそうですよね)

「信長協奏曲」1 ☆☆☆☆

カジュアルな時代劇。いいんじゃないかな。


へなちょこ高校生サブロー(小栗旬)が転がった先は戦国時代! しかも瓜二つの若侍(小栗旬w)から刀を授かり、織田家の嫡男信長として城に連れられる羽目に(><)

ああ、アトラクションツアーか!と勝手に納得して、写メり放題のサブロー。

でも戦は本物、死体も本物だと分かってくるものの逃げ場も無く、トレーナーにスニーカーのまま戦国時代を生きていくことに……。


要は究極のカルチャーショックですよね。

外国じゃない、ある程度言葉も通じるのに常識がまるで異なる世界。まして戦国時代の領主家嫡男ともなれば、家督争いで命は危ないわ、嫁も他人だわ、乳兄弟が常にひっついてるわ、戦になるわ。
命を助けても喜ばれず、切腹して果てて名誉とか、現代日本人には理解不能ですよね。 

江戸に跳んだ仁先生の様な特技や知識もない、ただの高校生サブローが平和に守られない世界で何が出来るのか。視聴者も同じ気分で楽しめるのでは。


原作のサブローは、もっと驚けと読んでいるこっちが思う程のマイペース。そして物語もゆっくり進むので、だんだんと周囲に『変化』を受け入れられ、案外大物かも…と誤解されていく様子も楽しいのですが、ドラマであの無表情無反応では盛り上がりませんからね、感情豊かに演出されているのは納得です。

ほんわか帰蝶がキッツイ女になってて険悪でしたが、これもそこから仲良くなるわけで。

1話であっという間に家督を継いで、一方の逃げた信長=明智光秀になったとサクッと紹介。
切腹を望む家臣(向井理)を「死ぬな」と泣いて殴るサブロー信長。自分がてきとーに暮らせたのは平和のおかげだったともう独白する賢さで、テンポ良く進みそうです。

ドラマ化と聞いた時には仰天しましたが、蓋を開ければ小栗旬、向井理といったそこそこ年齢のいったキャストで大河も経験済みでした。脇の高嶋兄やら西田敏行ともなったらもう戦国時代お手の物で安心、安心。合戦シーンなんていっそ豪華なぐらいです!

めっけもんが柳楽優弥で、織田信行を好演。

「アオイホノオ」でカパカパ開いてたデカイ口を引き締めて睨まれたらもう。すごい目ヂカラ。いつまでも眺めていたい目でした。大河で大役してもらいたいわーw

(かどわかしから逃げて転がり落ちた帰蝶に、「これもタイムスリップするの?」と旦那w サブローの後だけにありえるじゃないですかw あそこは別の気絶の仕方した方がよかったのでは) 

書いてたら、だんだん続きが楽しみになってきましたw

大河ドラマ好きの旦那は2話は見なくていいそうですが、私は見ますよーン

「BORDER」最終回 ☆☆☆

やっちゃってからの安吾の顔w
 

なるほどココを示しての境界線で、ココを超えてのサブタイトル「越境」でしたか。

「こちらの世界へようこそ」

同じコインの表裏、同じ穴の狢かー!!
(幽霊は触れないんじゃないの?『こっち』に来たら触れるの?安吾も一緒に落ちて死んだのかと思ったぞ) 


むしろ、こういう時に手を汚さないためにあるのが裏社会でしょうに

なーんにも準備せずにいきなり超えちゃった安吾。
すぐ逮捕じゃんorz

それとも今回妙に優しくてサービスの良かった裏の仲間達、幼児が犠牲だったからじゃなく、安吾の「越境」がそろそろかなーと見越していたのかも。じゃあ、寄ってたかって助けてくれますかね。そしてパート2ではすっかり裏の住人となった安吾が……。


って、元から刑事よりフリーの方が死体の声に従いやすいわけで、自然すぎw
葛藤やジレンマあってこその本作ですよね。 


しかし警察仲間は可哀想。

鑑識姐さんなんて、死者が見えることすら肯定しつつ身を案じてくれていたのに。結局打ち明けなかったよね。
同僚青木刑事だって、遠藤上司だって、みんなあんなに心配していてくれたのに彼らを裏切って「超えちゃった」わけですよ。あーあ。あーあ。


シリーズ初めごろの、死者の声を活用して事件解決ヤッター!という気軽なノリからどんどんずれてきて不安な後半でしたけど、ダークヒーロー誕生編だったと思って振り返れば納得の流れでした。

小栗君も好演。

冒頭のナレーションもかっちょ良く、これで終わりはもったいないですが…
刑事の縛りがないパート2はやはり要らないのかも。
 

「BORDER」7、8 ☆☆☆

幽霊喋らずw


いくら物的証拠がないからといって、自分の頭の中の弾丸をエサに罠をかけるとは……。下手したら本当に東京湾に沈められちゃうよー。

遠藤憲一班長が容疑者リスト残り2人に入ってるのはベタな展開で、絶対違うとは思いましたが。それでもハラハラしましたよね。
 

前回は、幽霊の訴えを聞くもドラ息子のごり押しに負けて何も出来なかった回。

情報屋と喧嘩するわ、私怨の片棒を担がせようとしてS&Gも怒らせるわ。当分裏社会に出禁になっったろうと思っていたのに今回普通に協力してもらっていましたよ。じゃあ前回なんだったの。世の中そうそう上手くいかないよ、の回?
そして前半にちょこっと主張しただけで、その後幽霊の影なかったなーと思っていたのですが。とうとう今回は周囲に気兼ねする状況ばかりで話しかけられず答えももらえず。立ってるだけの静かな幽霊が……

いいところで一言発し……た様ですが、その声を聞かせない演出が憎かったですね。 

で、主人公が撃たれた事件はこれでスッキリ終わりですか?
鑑識や同僚に既に不審に思われている主人公。最終回は「幽霊が見える」って話を周囲に言わざるを得ない展開が待っていたりするのでしょうか。 さてさて。



「お家さん」 ☆☆

商売人小栗旬を堪能。


今期「BORDER」刑事でクールな顔を見せている小栗くん、このドラマでは陽気な仕事バカ。お風呂も入らず商売に駆け回る直吉を楽しそうに演じております。

そんな直どんを使用人として可愛がるのが、主役「お家さん」として鈴木商店を仕切る、よね(天海祐希)なのですが……。

直どんの嫁取りを反対。

いくら相手の相武紗季が亡夫(生瀬勝久)の隠し子だからって、いやいや直どんが好きでしょう~。もうさっさとくっついちゃえばいいのに!

結局最後までそんなことにはならずに、激動の昭和史を見守ってしまいました。

「海賊と呼ばれた男」の向こうをはった感じですかねえ。


目当ての西村雅彦は、天海祐希の実家の兄さん。

再婚の祝言と葬式で兄貴風ふかせ、あとは商店が大損した時に頼られて金を貸してくれました。ゴルフの素振りがきれいでしたよ!

最新コメント



   
   

ドラマのあらすじはこちらでね


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

インパルス関連本

「蟻地獄」文庫

ちなみにじゃすみん「蟻地獄」評はこちら

「月の炎」絶賛発売中!

ちなみにじゃすみん「月の炎」評はこちら

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ