ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

富田靖子

「燕は戻ってこない」1〜6☆☆☆☆

 生殖医療。夫婦で臨んでも負担は女にばかりかかるものですが。借り腹ともなれば益々…。
そしてこんなところでも、儲け話借り腹を紹介した友人は登録せず「決めたのはリキだよね?」って世知辛いです

<物語>
フルタイム働きながらもジリ貧なリキ(石橋静河)は、叔母の葬式に北海道まで帰省する余裕もない。
 金目当てで代理出産の登録をしてみると、過去の中絶経験は逆に喜ばれセレブな草桶夫婦(稲垣吾郎、内田有紀)とマッチング。退職し、形だけとはいえ草桶と入籍もして人工授精を繰り返すも結果の出ない中、草桶夫の過干渉にカッとしたリキは昔の男と寝てしまう。
 更に、セラピスト(女性風俗ね!)だった男(森崎ウィン)ともSEXした直後での人工授精でなんと妊娠!堕胎したいと草桶妻悠子に打ち明けるも、長年不妊に苦しんだ悠子は絶許。同席の友人が面白がってもしもの違約金などは請け負う算段で、草桶の子でないかもしれない妊娠は継続されるが……。

 そう、妻の立場からも人工授精のための投薬や採卵が辛いとか姑(黒木瞳)がウザい、そもそも世界的ダンサー草桶の子供が産みたくて不倫略奪までしたのに等の苦しみは丁寧に描かれていますが。借り腹を受け入れる側の問題はまた、全く違った角度から世相をえぐってきます。貧困、人権。身体だけ使われる妊娠に耐えられず人肌を求めて女性風俗で男を買う…お、おう。
 草桶側の身なりが毎回これでもかと上質で、リキの住まいは暴力オヤジのいるボロアパート。孫の健康のためとリキを監視&三食世話したくて騒ぐウザ姑は、こんな依頼受ける娘が、まともなわけがない!と偏見たっぷりに断じますが……実際そうなっちゃったもんねえ……。

 なんで、なーんーでー排卵誘発剤まで飲んで、受精に備えてる身体で避妊せずにSEXしちゃうんですかあああ  そんな時に限って妊娠しちゃうじゃんよ、しかも双子。
 全ての妊娠は喜びに包まれていて欲しいのに〜間が悪いだけで堕胎ありえる胎児可哀想過ぎてもう。 とはいえ素晴らしいダンサーになれる子しか来ないと思ってる草桶母子に子供渡したくはないかも。実子でない可能性は、きっとバレますよねえラブホの写真もあるし。

 棚ぼたで、前衛画家のマスコミ対応などというキラキラしたお仕事をゲットしたリキがどう変わるのか。この先産んで、結局リキが育てるとか?いやでも、2人分の一生を背負える? じゃあ血縁はゼロな悠子が育てる? それくらいなら初めから、バレリーノ体系の養子を探した方が良かった件
 

 

「おいハンサム!(2)」1☆☆☆

 は?映画化?

 あの三姉妹が帰ってきた!
てなわけでほぼ何も変わらない家族の話。お母さん(NEGUMI)はどっしり、ハンサム親父(吉田鋼太郎)のリモート家族会議も相変わらずです。

他に自宅もあるはずが何かと実家にいる三姉妹、長女(木南晴夏)の側には元カレ(浜野謙太)がチョロチョロ。末娘(武田玲奈)の漫画家カレシは浮気? 次女(佐久間由依)は、まあ、無事離婚してフリーかあ、藤原竜也と急接近?

 いつまでも独身で寂しそうなおばさん…と思っていたご近所さん(富田靖子)と、自分が客観的にはほぼ同じ?と気づいてしまう長女とか。
 大昔ぶりに使う寝違えコルセットに子供達の落書きがあってほっこりとか。
それぞれのエピソードが上手くてエモいのもまた相変わらず。でも映画?映画?

見ますけどねー?映画?

 

「モコミ 彼女ちょっとヘンだけど」1 ☆☆

 モコミの兄はもこみちかと思ったら違ったw

 物の声が聞こえるモコミ(小柴風花)
それを口に出しては揉め、小学校から不登校のまま育ったモコミも今は工場の検品バイトに能力を活かしている。しかし、工場の窓が汚れて『泣いている』のが気になるモコミは、自分で拭こうとして怪我。
翌日から欠勤のモコミを気に病む母(富田靖子)だが、原因は工場側や怪我でなく
『余計なことをするな』

という母の責め、ひいてはずーーーっと昔にも『物がそう言った』と説明するモコミを信じない母の姿勢なのだが。
「私は嘘つきじゃない」
と、やっと振り絞ったモコミの訴えはもちろん何も通じずに、20才の誕生会の夜は過ぎていく……。

 父(田辺誠一)も何か大事なことを言おう言おうとしているのに、母は口を封じっぱなしw 花屋の兄(工藤阿須加)もやっぱり母に押され気味。でも、突然やってきた母方の祖父(橋爪功)が同居すると言い出すと、母だけがキャンキャン絶縁を叫ぶのに他の家族はウェルカムなんですよ。不思議な力関係ですw
検品のバイトは天職で、お仕事続いて欲しいですね。モコミのぽわんとした幼さも含め「過保護のカホコ」(弊レビューこちら)を思い出します。 あの無自覚に支配的な母から、独立する物語なのでしょう。
 地味ファンタジーなのに配役豪華ですね。 

「35歳の少女」1,2 ☆☆

 柴咲コウが、中身は10歳の35歳を熱演!
……って、重たい予想しかできずに後回しにしていたのですが、見応えはありますねえ。最終回はどうするつもりなのでしょう。

 10歳のとある日、お豆腐を買いに自転車で出かけた望美は、ブレーキの故障で事故をおこして以後昏睡状態に。 25年後突然目覚めて、中身は変わらない10歳のまま「大人になれ」と言われてしまう望美(柴咲コウ)の悲劇と成長の軌跡を描きます。

 母親(鈴木保奈美)の看護が実に献身的。 25年感も「いつか」の為にマッサージを欠かさなかったおかげで、目覚めた後ちょっとの訓練ですぐ歩けるようになったほど。普通は短くするだろう髪も伸ばしたまま整えくれていたおかげで、望美が観た『35歳の自分』は、老けてはいても寝癖もつかずキラッキラ美しいストレートヘアだったんですよ!
 でもそれだけに妹愛美(橋本愛)は事故後、母は姉しか見ないと不満いっぱいで育った様子。父(田中哲司)ともとっくに離婚済み。……この辺、13年誘拐されていたNHKドラマ「サーティーン/13 誘拐事件ファイル」を彷彿。突然一人が欠けると、やはり家族が歪むのでしょうね。そして、戻った子に負担をかけまいと『昔と同じふりで過ごして』と頼むのも同じなのですが、父の素人演技は穴だらけです。 しかも母、何を思ったか退院後帰宅初日のパーティに、望美の初恋のカレ結人君(坂口健太郎)を召喚! 小学校当時の望美との思い出を語り、「教師をしている」とキラキラ語っていた結人くん(35)でしたが、実際は夢破れ退職、結婚式に嘘の友人役で出席する様な代行屋なんですよ……。だから呼びやすかったのかもですが(^^:::) 
いきなりキレて事実を告げるついでに 「21世紀には世界が平和になる☆」 とその頃の望美が語っていた子供らしい夢まで全否定、目覚めなきゃ良かったんだ!とまで怒鳴り散らして泣かせてしまいます。 酷いよー大人げないよー。  

 その後の母との暮らしは勉強ばかり、突然の出血(月経)に「死ぬ」と驚き、買い物も好みの服は子供っぽいと買ってもらえない、お子様ランチも頼めない。中学も高校もすっ飛ばしてただ突然
「大人になって」
と言われっぱなしの望美が、自分ばかり不幸だと嘆くのはもっともで可哀想です。
しかし母は「豆腐を買い忘れた」父は「自転車のブレーキを直してなかった」妹は「自分がおつかいに行かなかった」から、それぞれ事故は自分のせいだと悔やんできたと知って、望美も思うところあり、改めて家族を集めての豆腐パーティ。
遠回りの坂道で、わざとスピードを出した自分が悪かったのだと、皆に謝って2話が終了。そこからは前を向いて生きてくれそうでホッとしました。

 きっかけになったのは結人くん。
プチ同窓会、昔の大親友2人(お母さん、退院パーティに呼ぶのは普通こっちでしょ!)と会うも、2人とも「夢」は叶えておらず、望美にとっては失われた青春の学生時代を「思い出」として突きつけられるばかりでした。おまけに、あいつらSNSでは哀れんでるぞ、とまた毒を垂れ流す結人なんですけどね。 それでも、自分にとっては望美が目を覚ましてくれて良かったのだ、と。まずは子供っぽくていいから好きな服で好きに暮らして、中学生になって高校生になって、それから大人になればいいと言ってくれて。無い袖を振って望美好みの服や靴を買い直してくれるのでした……。さすがに泣かせたのが後ろめたかった様です(^^;;;;)
 そうやって段階を追って育つコトって、ずっと目覚めていた人にも大事そうです。結人を雇った愛美は、元カレのデート先にわざわざ現れて恋人だと紹介するストーカー状態。それで後悔したカレが戻ってくる……はずがないのに。必要以上に恋人に執着し、重いと嫌がられてきた様ですよ。家庭で愛され足らず、飢えたままなのでしょう。
そんな愛美も、望美と一緒にまた成長していくんでしょうか。25年の介護で笑顔を忘れてしまった母も。再婚相手(富田靖子)の連れ子(流星涼)の家庭内暴力に怯える父も、変われるのかな。結人もね。
 気取らない坂口健太郎が新鮮で、いつもの生真面目くんより新で魅力的です。 

「私の家政夫ナギサさん」1 ☆☆

 ああ~私もOL時代頼みたかったよ、ナギサさん。

 ヒロイン相原メイ(多部未華子)は製薬会社のMR。
営業トップで表彰され、先輩を差し置いてリーダー職にも抜擢されてと仕事は順調ですがその分、家はぐちゃぐちゃ。ひとり暮らしのマンションは引っ越し段ボールが何年もそのまま、床が見えず服が山積みのベッドも使えずソファや床で眠る日々……。そんなある日、帰宅するとメイの下着を手にしたおっさんが!痴漢~強盗~?? いえいえ、メイの身体を心配した妹(趣里)が、勝手にスーパー家政夫ナギサさん(大森南朋)に家事全般を依頼していたのでした(家政夫はサプライズプレゼントにしろ、訪問予告はしましょうよw)

 要りません、といくら言っても依頼主の妹が支払い済みでメイに拒否権がない罠w
それでも家が片付き、準備された夕飯、朝食、弁当が美味しくてほだされていくメイさん。なにしろバリキャリで徹夜も辞さない暮らし、リモコンやリップが行方不明なら何個でも買って解決だったんです。同様に掃除洗濯夕飯の支度、そんなことだって金=家政夫で解決したっていいですよね? でも女がそれじゃ恥ずかしいとすり込まれた日本女性、しかもおばちゃんや猫(猫村さんw)ならともかくおっさんじゃ抵抗あるのは分からなくもないですが。
「お母さんになりたかった」
と、家政夫として働く動機を語るナギサさん。うなされて母を求めるメイの手を握り返してくれて朝まで……って、えええ、それはプロとして駄目なのではw 目覚めたメイ仰天、しかもそこにメイ母(草刈民代)がやってきて(だから母も訪問予告をしてw)、まずはバレるバレないってドタバタするんでしょうか(^^;;;;)

 医師を訪問し、薬を営業するMR。目新しいお仕事で興味深いです。 
話題づくりに「北斗の拳」をドカ買い(また部屋が散らかる〜)笑顔を絶やさず、徹夜で自社製品アピールを作成し……。そんなメイだって十分有能で成果をあげていたものの、契約をさらった同業他社ライバル田所(瀬戸康史)は
『患者さんに会社員が多い医院では、即効性が重要では』
と、全く違う視点で仕事をしていた衝撃。お仕事ドラマとしても、メイの成長を応援できそうです。 その田所がなんと隣宅。出入りするナギサさんを見かけて誤解するのかなー。そんなラブコメだけならお気楽ですが。
新所長(富田靖子)がメイをリーダーにしつつ、新人教育係にも。これが本当に期待しての行動か、何か腹黒くはないのか、ちょっと心配です。

 ちょうど胸キュン再放送で「逃げるは恥だが役に立つ」見ていたところ。家政婦って流行なのかと旦那に聞かれましたよ。「家政婦のミタゾノ」もいれば「きょうの猫村さん」もいて、本当に流行ってるのかも??

「白衣の戦士!」1 ☆

 う、うん。気楽に見たらいいんだろうね。

 憧れの看護婦1日目!
大病院に採用され頑張るヒロインはるか(中条あやみ)は、実は元ヤン。 気にくわない先輩ナース夏美(水川あさみ)やデキる同僚新人(小瀧望)、入院患者にまで、変顔でメンチを切り暴言かまして怒られてばかりです。
その分、高校生患者潤也の喫煙には速攻注意。普通じゃない距離感で首をつっこみ、潤也母(富田靖子)のパート先におしかけて面会に来ない理由を把握です。えーっと、暇か? てかちょっと親が来ないぐらいで「見捨てられた」だの自分のための食事制限を守れないだの、甘えん坊か(^^;;;;) 挙句、病院を抜け出した潤也、母のパート先でぶっ倒れて吐血orz 
居合わせた はるかは一人で対応できず、電話で指示をくれた夏美を尊敬するようになるのでした。もー、上下関係厳しい元ヤンなら最初っからそこは尊敬しとかんかーい。

 バタバタと騒がしい割に中身がないっ 可愛い中条あやみが変顔頑張ってますけどねえ。医者は安田顕、看護師長に沢村一樹ですが、エピソード中でまだ活かされてませんよ。先輩ナースなつみは婚活中。初回から寿退職する気満々、てことはその商社マン(田中幸太朗)とのデート上手くいきそうにないですねw


「はじめまして、愛しています」~最終回 ☆☆☆

大団円

ハジメロスから壊れかけた夫婦の絆も、それぞれの親との仲も、雨降って地固まる式で解決。それどころか義妹家族の夫婦仲も親子仲も良くなり、義弟も妊娠した恋人(岡本玲)との結婚を決意と、あっちもこっちも幸せになって、あとはハジメが戻るだけ……ってところで、ちゃんと取り戻すことができましたよ。愛の力すごいw いやホントに。

しかし、ハジメ=ヒカル君の出生の秘密は盛りすぎでは。
この世には、普通に結婚しながら何人も育ててる子のうちの一人だけいじめ抜く母もいるわけで、最初は特に理由なんかいらないのかもしれないところにも虐待の闇はあるというのに。実父との性的虐待の子でした、父が死んだから家に戻りました、母は知りませんって。

そもそも愛娘が妊娠したら父親を聞くでしょうに。夫の行動を薄々知っていた、家を継ぐ子が欲しかった、等とそっちをほじると更に恐ろしい別種の闇が現れて、愛がなんだかわからなくなってきませんか。 ネットで出会った彼に捨てられたじゃ、あの母が引き下がらないからダメだったのかなあ。

でも全体としてはいいドラマでした。ナイス配役。堂本さんの前髪から目が離せません。ずっとうつむいていたヒカル母が志田未来だった時のヤラレタ感w(でも余計に、ヒカル父は先輩の三浦春馬だろうって気がしちゃうんですけどね)
ハジメ君には幸せな家庭を築いてほしいです(気が早いw)


「はじめまして、愛しています」〜7 ☆☆☆☆

わー、子供が育つのって早い(><)もう幼稚園。
イジメが許せない、どうしたらいいのかと自分から聞いてくるような強さと賢さを見せていますよ。習ったピアノの音色で仲直りを導いてしまうところなんてもう、神童かと。

もちろん引き取ってまだ3ヶ月、出会ってからだって半年経ってるのかな。登場した最初からハジメくんは赤ちゃんじゃなかったわけですが。だんまりで試し行動、それが終わったらひたすら抱っこ、産み直しまでした印象が強すぎて、まるで赤ん坊状態からずっと見てきて喋り出したような気がします。
特に産み直しにはもらい泣きしましたね……。
最初は、わー出産ごっことかキッツイなwと半笑いで見てたんですよ。これは常時テンション高い信次がいてこそだぞ、と。でもむしろハジメ君が率先して生まれようとしだしてからは、ああ彼にとって大事な『誕生日』になるのかと引き込まれました。
そしてやっと、「お父さん」「お母さん」と呼んでくれて……。

なのに「出て行け」と叱りだしたときにはありえなさすぎてびっくりで(あの、躾の筈が失踪騒ぎになった北海道の事件も記憶に新しくw)、10分待って様子を見に行ったらいない!って、当たり前でしょうよ。でもね、それも親だって新米だからと言われてしまうとぐうの音もでませんよ。
そして公園デビュー、躾、幼稚園入園、親同士のおつきあい、と次々問題は現れるものの、家族の絆が深まっていく笑顔の日々……。

なのに現れた母親!
……じゃなくて、祖母だったのは流石に予想外でした(^^;;;)

鎖で繋いで放置した、そんな母が現れて返せと言われても流石に無理だと思ってましたけど。裕福な祖母(富田靖子)が、それは娘がしたことで自分たちは育てられると主張してきたら……とりあえずは中間点の施設に一旦返すしかないんですね。ひっどいわ。あれほど『子供のためにある制度』と言われていたのに、どこに居たいか子供本人の意思が反映されないなんて。
まあ、一生を左右する決断にはまだ幼いわけですが……。
いくら裕福でも、その虐待した娘を育てた祖母には、安心して渡せやしないってば。おまけに自分の病院に入院してての『虐待傾向ナシ』診断書なんて眉唾でしょう。
今のまま夫婦のところに、と会議では主張してくれた堂本さんでしたが、実母に返せという決定には粛々と従う組織の人でありました。

そして引き裂かれてしまうハジメ(本名ヒカル)と美奈、信次。次回は住居侵入に誘拐をはたらく様ですよ、大丈夫かなそれ(^^;;;)

「めんたいぴりり」 ☆☆☆

愉快愉快。


お笑い好きには、華丸さんが丸坊主にして地元ドラマで主演はってることは既知情報。おまけに西村雅彦も出演となっちゃ、見たくて仕方がなかったのですが伝手もなし。それが大阪でも放映されるとあって録画しました。気がついて良かった~。
あの博多名物「ふくや」のめいたんこができるまで、にも興味がありますよね。 


第一部、兵役の夫俊之(博多華丸)を待ちながら、釜山での青春時代を回想する妻(富田靖子)。

「のぼせもん」ってのはお調子モンってことでいいのかな。陽気でふざけてばっかりの若者と、足が速くて気の強い少女、若い頃の2人が素朴で可愛らしくて、その後いい夫婦になったんだなーというのもわかって楽しい導入部でした。祭りの無い町で、人を集めて山笠山車を作っちゃう主人公の人望は後への伏線でおあり。

最後に埠頭で夫に駆け寄るところではこちらも嬉しくなりましたよー。1時間半。

そして第二部が15分ずつ16話。

博多で雑貨屋を営みながら、釜山で食べていた懐かしのめんたいこを作り始めた「のぼせもん」、なかなか美味しくは出来ませんが頑張ります。

台風で家の壊れた人をどーぞどーぞと金もないのに受け入れて、結局いい商売につながったり。町のアイスキャンデー売りにポンと道具をあげてきちゃったり。噂をききつけて、中洲の山笠をまとめてくれと頼まれたり。いい奴です。

肝心の?めんたいづくりはなかなか上手くいかないのですが、だんだん楽しみに来てくれる客も出てきたり、それが逆にプレッシャーで辞めたくなったり、釜山帰りの人に励まされたり。

感動の場面にもお笑いを忘れず、かと思うと戦争絡みのしんみりも入ったりと飽きさせません。1話15分なのも見易いかな。オープニングも楽しい曲です。


連ドラでも、もっとこういう人情ドラマがあっていいよねと思いましたです。

もっとたくさんの人に見て欲しいし、大阪でも朝4時からとかじゃなくもっといい時間に、もうちょっと宣伝して放映してほしいですよね。


5話で大吉さんも友情出演

「ども、スケトウダラです(♀だから女装w)」は必見ですw


各地で放映はじまっているそうなので、皆さん是非ご覧下さいませ。

大阪ではまだ、火曜早朝、水曜早朝の放映が残っています(関西テレビ)


実は、個人的に肝心な西村さん登場の11,12話を録画失敗……orz 公式宣伝映像によれば、ふくやで働くお嬢さんのお父さん役。見合いを強行したり、華丸と酒を酌み交わして酔っぱらったりしてましたよ。うう。

「鈴木先生」4 ☆☆☆☆

空回り、自爆。そのうえゲロで駄目押しとはー(><)

ドンマイ、タケチ!

確かに、足子先生的になあなあで済ませたり、説明&謝罪に中途半端に介入してしまっては、タケチ(藤原薫)はただの『面倒な奴』で終わったでしょう。でもここまでどん底に落ちたらあとは、逆に浮上するしかない ですよね〜!
不登校やらも心配になるダメージ具合でしたが‥試験の心配が出来るぐらいだから、意外に図太いかな。


とにかく、学園ドラマ史上屈指の居たたまれなさ。
その前の小川へのアピールだって寒かったのに、学級会開始後は、もう黒歴史レベル。たまたまここから見たらチャンネル変えていたと思います。
耐えて言いなりの中村、でも我慢できずに捨て台詞。キレるタケチ、はしゃぐように解説を繰り出すも、級友は共感ゼロで針のむしろ‥…いやはや、きっついわー。


しかし見ながらずっと思うのは各キャラの人間観察の鋭さです。

3話「行っちゃ駄目!」という小川の言葉に従う男子5人→小川が好き それを互いに咄嗟に悟る5人。出来ないわー。いや私だってドラマでなら演出意図として読み取れますが、実生活の様々な場面ではまるっきり見落として生きている自信がありますよー。

先生たちも、一話から折にふれ生徒の名前だけでなく、性格所属部活交友関係去年の担任etcと膨大な情報を当たり前のように把握していて感心しています。それって普通ですか?私には出来ないし、自分の中学時代にそんなことしてもらっていた気もしません(13組まであるマンモス校だったし……)


ただ、相手の意図を読む姿勢がある人ほどその罠にはまってもいる様で、山崎先生にしろ酢豚の女子にしろ、優しさを勘違いして告白して自爆w


最後に鈴木先生の彼女が出てきて、どうなるかと思ったらまさかのエスパー(笑)

だからさっさと大人の関係になっておけば、小川で妄想せずに済んだのに!もとい、本気で超能力なんでしょうかw それとも彼女も、観察力が鋭くて思い込みが激しいだけ?たまたま図星な鈴木先生が、運が悪いだけ??w


小川生霊説。

古来より夢に出てくるのは『相手が自分を想っているから』っていいますからね。それが白昼夢でも。

さて、ひよこな小川さんが好きなのは、本当に本当に鈴木先生なのか??

彼女さんにとっては鈴木先生こそが生霊(しかもロリコン妄想をお届けしてしまう変態な!)なのか?

とにかく目が離せません。
(教師であるツレが、女生徒とのその辺をリアルだなーと評するんですよ。おいおい、君も何か克服してたりしますかw) 

学級会までだったら我が家の中学生に見せたい。でも小川で妄想する先生を見せたくない(^^;;; )悩ましいところです。

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「鈴木先生」1 ☆☆☆☆☆

理詰めで冷静な学園ドラマ、斬新。
そして眼鏡萌えです。ちょっとこれ、素敵過ぎるー!!

正直、「中2と小4が性行為!」なんてセンセーショナルなあらすじには、期待するものは何もありませんでした。愛があればとか言っちゃう??


ところが実際は淡々と進み、落ち着きを取り戻した親は”きちんとした大人として”接し、場を預かる主人公@鈴木先生(長谷川博己)は事の是非を断罪はしません。むしろ、デリケートなプライバシーとして扱うべきでもある、と。

そう、秘密に出来なかったことが罪。これには納得してしまいました……。


性にオープンな家族なら親子で初体験を語る事もあるのかもしれませんけど。少なくとも私は、実家でそんな話題は知らんぷりです。3児の母になってすらw

”適時を計るのは精神年齢”

とは劇中の鈴木先生の意見ですが、個人的にはそれは独り立ち、独り暮らしが出来てからってことだと思ってますよー。さて、どうする我が子たち(とか言って、とっくに小4中1で経験済みとか聞かされたら寝込む ^^;;;;;;)


そうそう、ちゃんと避妊してた!

その避妊具所持で発覚するんですけどね。「14才の母」にしろ、産みます!とか言わせる前に避妊を話題にすべきと思っていたので、逆にそこは話題にならないほど”避妊してて当然”な空気で笑いました。時代が変わったのねー。


でも一方で、30前にも処女な娘さんはいて、そんな彼女(臼田あさ美)とデートという主人公のプライベートも平行して描かれていて、ホッとします。人生、仕事だけじゃないしプライベートだけじゃない。また、何かと性欲ムンムンのぐっさん先生の言動も、現実ですよね。


えーっと、バタフライナイフの事件もありました。

家庭科教師(富田靖子)の指導が友情至上主義、多数決主義で大失敗。痛々しくて笑え、且つ主人公の立ち位置を明確にする上手い対比でした。流されないヒロインの素敵さも描かれてナイス。


いちいち、鈴木先生の思考が浮かんでは消える画面とモノローグも、分かり易く興味深く効果的です。

そして何より、鈴木先生がドストライク!!

この後よほどぐっちゃぐちゃにならない限り、あの声あの目あのループタイwだけでご飯3杯かっ込みながら見続けて行かれると思います。

さて、生徒に手を出す日は来るのか?その前に彼女と??


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「BOSS」7 ☆

青酸カリなんて、どこで手に入れたんだろう……とツレ。
そんなん取材中のどっかでしょう!どう呑ませたらいいかも、そのとき知ったンでしょう、それ大事なところ?と私。

普段ここで隅っこつついてグチグチ言ってますけど、一緒にみてる家族も違うところ(私にはどーでもいいところ)を気にするわけで、そういうときにみんなでみるって面白いなーと思います。
そして今回の私の疑問は、自分の自殺分は持って無かったのか。
少なくとも警察は、犯人の毒物所持を警戒してあたらなきゃいけないよね。……お得意のプロファイリングで、彼女は他人は殺しても自殺はしないと確信してましたか?←ならそれを、部下とのやりとりで聞かせなきゃ片手落ち。

賢い女(富田靖子)の賢い犯罪、とはいえ本当に賢い人間はあれだけの著名人でありながら殺人なんてリスクとるわけ無い。もうちょっと、危ういポジションの不安定な人間の犯行であって欲しかったです。
まあ本物の殺人犯なんて知りませんけど(^^;;;;)
ドラマに出て来る確率で著名人が殺人してたら、ワイドショーはウハウハ、そのうち視聴率のために局アナを殺人犯に仕立て上げるプロデューサーが出かねませんよね。

毎回恒例のデート。なんと彼は、彼女が警察の人だと知らなかった??(なんの仕事だと思っていたのかしら…)

このところ、大好きな「現場写真の中に入っていく」CGが無いのも不満デス。
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