ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

宮沢氷魚

「偽装不倫」2 ☆☆

 人妻のふりを、何故まだ続けるのか?

 姉の不倫をガッツリ目撃してしまう鐘子。出張の筈が、都内ホテルで着替えて出歩いた姉は、確かに着飾ってはいるけど黒レースで、とても1話で貸したスッキリ黄色ワンピを選ぶとは思えないババ臭さ。ピンク頭のボク君に会いにいくなら、もっとカジュアルでいいのにね? そして鍾子の派手コミカルな尾行がドラマから浮く浮く……。これは『と、疑ったのに勘違いだったよ』な時の尾行でしょうよ。

 不倫はする離婚はしないと言い切る姉に、記念日までに指輪を返せと念押しされて、丈のSNSに連絡をいれる鍾子。東京で会って1日デートして、丈姉(MEGUMI)が切り盛りするスペインバルにまで来て挨拶して、やっぱり好きだ~なんて、いままでの婚活相手とは違う気持ちだと自覚もして。
 ほら、ここで!
これは姉のだと言えば良かったじゃん。
素性の分からない相手に警戒するの、悪いことじゃないでしょ。何も、丈のSNSが人妻趣味に満ち溢れてた訳じゃなし(どんなSNSだそれ)建物と風景だけだったよね。

 まあ私は、人妻と分かってて寝る男は嫌ですけどね。

 挙句、旦那の写真が見たいと請われて姉夫を見せちゃう。これ丈と義兄が会っちゃうフラグ? ねえ待って、SNSで連絡とったんだよね、鍾子のSNSってプロフィールどうなってるの。まあ写真は食べ物ばかりでしょうねw 

 鍾子=カンパネルラをこんなにも早く丈から言い出したのも興ざめでした。「銀河鉄道の夜」のカンパネルラと自分を関連づけて欲しくなかった筈の鍾子が、わざわざ「しょうこ」のしょうは鐘だと言うかな。それもSNSで知ったの? しょうこ、の音に対して鍾子はレアな漢字で、漢字変換でも順位低いのに。大事なところなのに、雑で残念。

 さて、鍾子と別れて崩れ落ちる丈。そんなに悲しい……というより病気? 余命案件? うーむ。

「偽装不倫」1 ☆☆

 旅先で既婚者のふり。
もっと仕方なく始まるのかと思いきや、この歳で未婚なんてと見栄はったのかーい! 指輪は左手、を薬指と思い込んだのは向こうの勝手。中指にでも移したらいいだけじゃないですか〜! でも、それを受けて立つ若造の方も
「僕と不倫しませんか☆」
と真っ向から不道徳w 浮かれていたヒロインは逆に「そっか、不倫ごっこがしたいんだ」と落胆しますが、その上で。千載一遇のチャンス逃すまい、とワンナイトラブを望んだんですから。そりゃ自己責任で楽しんだらええやん。

 というわけで、罪のない勘違いコメディを見るはずが違うものでしたがw 割り切れば面白いかな。
婚活に疲れたヒロイン鐘子(杏)が、旅先の福岡で年下男丈と二泊を共に☆(一泊目は酔いつぶれて未遂でしたけどね) 姉(仲間由紀恵)に借りた服のポケットに結婚指輪が入っていたせいで、ずっと既婚者のふり。連絡先も交わさずに別れてきたのに……、なんとその指輪をホテルに置いてきちゃったぞorz
そして指輪を外していた姉もまた、ラブラブ夫に隠れて若い男とつきあっていたのでした……。

 ごめん、イケメン扱いのジョバンニ=伴野丈(宮沢氷魚)が小藪に見えてw 帰国子女演出も、身近にモノホンがいるのでツッコミがちです。よくある、外国語挟みがち……をさせないのはドラマ的には好感がもてますが、だからって『TVで見た』となんでも鵜呑みにさせるのはどうか。それぐらいなら、スペインではこのぐらい普通!と言われた方がまだましでは(実際、私のスペイン語教科書の例文に『隣りの奥さんに恋文を書きました』とあってびっくりしましたよ!)
 さておき、何か企んでいる気配。『絶対また会える』のセリフ&予告でも現に会っているわけで、実は鐘子の身元も未婚なことも知っていたとか?? 
それより、家庭を大事にする夫(谷原章介)を裏切っている鐘子姉にドン引きです。まだ結婚3年目ぐらいで? そんな前提があっちゃ、鐘子がますます結婚に夢を抱けなくなるじゃないですかね。

 何話か様子見てみます。

「R134 湘南の約束」 ☆☆☆

神奈川発地域ドラマ。
R(ルート)134は国道134号線のこと。横須賀から逗子、鎌倉、大磯、茅ヶ崎とサーフィンのできる浜をつないでいるような道路です。漁師もいるけどサーファーもいる。米兵さんに会いに来た恋人もいて……。

主人公のコータ(宮沢氷魚)は無気力で、仕事のミスもきちんと謝れずにクビになるような青年。
ひょんなことから、英語しか話せない老婦人マリア(ニーナ・ムラーノ)に借りができ
「この場所に連れて行って」
と、海岸に米兵が立つ古い写真を見せられます。

とりあえず連れ立って江ノ電に乗るも、着いたのは江ノ島の見え方が全く違う場所。帰りたがるコータを余所に、マダムマリアは誰彼かまわず写真を見せては、言葉が通じないなりに逗子だ葉山かもと、情報を集めてきます。
翻訳アプリを教えれば
“It’s like a magic! “
とはしゃぎ、写真の男はときかれれば、恋人ジャックと再会を約束したのだと頬を染めるマダムマリアの可愛いこと。でも「約束」が嫌いなコータはイラつき、ジャックは死んでる、Jack is DEAD! と声を荒げてしまうのですが、結局おんぶまでして探索につきあってくれる優しい子じゃないですか。

そして、竜宮城みたいなラブホテルに同宿w
歌いながらシャワーを浴びるマリアのシルエットに、必死に
『いや、まさか、ないない』
と何かを否定している様子はさすがに振り回されすぎで可哀想でした。大丈夫、マリアおばあちゃんすぐ寝ちゃうから(^^;;;)

実は葉山出身のコータ。
冒頭、連れ立っていた弟はその後コータのせいで磯で大怪我を負い車椅子に。負い目を感じたコータはもうずっと実家に帰れずにいて、浜で再会するもろくに話もせずに立ち去ってしまいます。
『壊れたら、戻らない』
と彼が約束を妙に嫌うのもそのせいですが……。ヨットも楽しんでいる弟さんは、もう前を向いてコータにも声をかけてくれたのに。

そして、マリアさんが事故で運ばれてご家族登場。
聞けば、写真のジャックとは無事再会し幸せな結婚生活を送るも、彼の死後記憶が混乱しがち。家族が住む日本に引き取られてからは特に、ジャックを探しに出て行ってしまうというのです。

何事かを決心したコータは、お孫さん(池田エライザ)の力を借りてなんとジャックに変身!髪も服も米兵スタイルにキメて、病室のマリアをバイク観光デートにエスコートするのでした。いやいや、夢うつつではコータとジャック間違えましたけど、同じ格好では逆に似てなさが際立つw でもでも、背中からなら。バイクに二人乗りの場面には納得でした。しがみつく暖かさは本当にジャックが戻ってきた様だったんじゃないでしょうか、メットや革ジャン(ジャックの遺品!)を撫でるマリアの表情が胸に染みました(やだ、書いてて涙が……)

そして、最後にコータが連れてきたのはまさに写真のあの場所。
風景に写真を重ね、大喜びのマリア。コータがいなければ多分たどり着けなかったことでしょう。でもコータにとっても『やり直せる』とマリアが思わせてくれなければ、二度と来られなかった場所。……弟が怪我をした場所。 
「連れてきてくれて、ありがとう」
と、コータから礼を言えば、マリアもまた “Thank you, Kota” と、ジャックにでなくコータに礼を言ってくれたのでした。借りを作った時の記憶も戻り、シャキッとしたようで良かったです(^^)

そして弟を訪ね、事故以来の何年越しだかで果たす約束のキャッチボール。
海風が爽やかに吹いていました。

リーゼントのバーテン三浦大輔、サーファーにベッキー。


「コウノドリ(2)」~4 ☆☆☆☆

『ちゃんと』産む、ってなんなんでしょうね。
どう産もうが、そこまでの日数お腹の中で身を削って育んできたのは間違いないのにね。最後の瞬間に死ぬ思いしないと愛が育たないとか言うやつ、いなくなりませんよね。無痛分娩はダメ、帝王切開はダメってさ、バカなの? 自分は辛かったのにずるーい的な僻み根性でしょうか。そのうちに妊婦本人も
『ずるしてるみたいだから』
普通に産みたいと、心臓悪い(川栄李奈)のに言い出したり(^^;;;)  4話では、長女を叱ってしまう理由を帝王切開に求めて、次は普通分娩と決心する母(安めぐみ)がペルソナに。
『今度は下から産むの』
とママ友に告げる時の誇らしげなこと、家でもご機嫌、どうしてなんでしょう。

痛みなら、余分に切って入院も伸びる帝王切開の方が大変なのでは。そして消耗しきった母よりそりゃ元気な方が可愛がれるでしょうから、痛みを麻酔でコントロールする無痛分娩が最強なのでは(でも長子で経験者の実母曰く、無痛分娩の麻酔が激痛だったそうで想像と違ったとw 下二人の普通分娩の方が楽だったそうなのでほんとお産はいろいろw)

そして旦那はバカばっかりで、産気づいてる嫁を担ぎこみながら、何時に生まれますかと聞くやつw 10分後か2日後かわからないのがお産でしょうが!飲み会の予定なんか知るかー! 二人目なのにバカ過ぎると呆れましたが……そうか。一人目が帝王切開でスケジュール通りに生まれてるとこうなるのね。その前も、娘が登園前にぐずる日常を初めて知った挙句に、臨月の妻に苦言を呈すクズっぷり。口を出さずに手を出せ手を。
結局は帝王切開に切り換えることになったものの、産みの苦しみを目の当たりにしてこのバカ旦那(前野朋哉)が生まれ変わったのなら、奥さん(安めぐみ)も陣痛をギリギリまで耐えてみせた甲斐があったというものでしょう。

「手伝う」「僕イクメン」「他のお母さんはちゃんとやってる」
と地雷を踏みまくり、妻(メアリージュン)を自殺寸前まで追い込んだダメ夫(ナオト・インティライミ)も見ていて辛かったですわ。ツイッター上には #うちのインティライミ と各家のダメ夫紹介がバズって大笑い。
お手本になるような夫をもっと見てみたいもんですけど、良き夫は自然と妊婦を主役にお産をさせてくれるのか、目立ちませんねー。

2話では、子宮頸がん判明。
自然分娩まで待ったら母親の命が、でも治療を優先で早く出し過ぎると赤ちゃんの健康が危険にさらされる。折り合いには誰しも悩むところでしょう……。計画早産が結果オーライで本当に良かったです。現実には裏目に出る場合もあるでしょうから余計に。
医師ナース雑談に、子宮頸がんワクチン問題を入れてくるのもナイス啓蒙。しかし娘がちょうど全員推奨の学年で接種した経験から、するなら学校で一斉にして、接種後の体育や部活が強制休止でないと接種後安静の指示を守れませんよ。教師側が誰もしたことないので、インフル並みの軽い扱いをされちゃう。この辺は学園ドラマとかでやってもらわなくちゃかな。

そうそう、NICUに赤ちゃんを置いて旅行に行っていた夫婦。
危篤の連絡がとれず主治医はご立腹でしたし、妻木下優樹菜の配役がより無責任に見せてますけど(^^;;;) それこそ退院したら気軽に出かけられなくなりそうな難しい体調の赤ちゃん。何も海外に行ってたわけじゃなし、今の内にちょっと……と思ってもいいじゃないかと、ここは擁護派です。

合間にジュニアくん(宮沢氷魚)の成長だの、初代ジュニアくんは四宮先生だっただの。患者の鬱傾向を見逃して自殺されたコウノドリ先生の過去だの。人員補充に駆け回る部長(大森南朋)が、自分の家庭は健康は後回しで何か起きそうで怖いぞ、だの。 レギュラー陣のドラマも挟まれますがそれ以上にそれぞれのお産がドラマチックで目が離せませんです。
出演者に赤ちゃんの名前も出るんですよ、本物なのかー!

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