1、2話の連続殺人は、捏造取材を元に叩きコメントをしたコメンテータが3人殺されて、大元の捏造プロデューサは未遂で生き残りモヤモヤ。しかも犯人は、叩かれて自殺した女性の夫……ではなく妹!実は番組AD!ってさ。意外性を狙ってかえって、周辺捜査がザルな印象を強めましたよ。
しかし終盤、古い未解決事件とリンクする遺体「脳を摘出された美女」発見⁉︎ 来た、この無駄な猟奇感!
そこで迎える3話がフィギュアスケート競技を舞台に安藤美姫!大量のフィギュアファンが初めてゼロ係に触れ、絶句していて愉快でしたw ですよね、殺人直後の聞き込みや、鑑識のおふざけ。笑っていいのか戸惑いますよねえ。
娘のスケート観戦引率を、警察に頼みにくる母も謎でしょう。でもゼロ係の本業そこなので!むしろ殺人捜査がイレギュラーな筈…w
事件は、なんと試合の真っ最中。
逢沢莉穂選手(安藤美姫)演技中に1分間の停電!その後、国民的アイドル増田栞選手(八木アリサ)の遺体が発見され、我らがサイコパス警視どの(小泉孝太郎)は即、逢沢選手を犯人扱い!トリックを暴こうとするのですが。
いや、スケート靴! エッジカバー付けて殺しに行って戻って外してリンク戻るんじゃ10分あっても無理〜! その前に、最後に目撃された被害者が「後ろ姿」ってもう、絶対本人じゃないでしょ?
結局、逢沢選手は氷の包丁をシリコン型で自作して持ち込むという、やる気満々計画殺人でした。せっかく原因は増田選手からの執拗な嫌がらせだったならもっと衝動的な。揉み合って突き飛ばしたら頭打ったぐらいにしておいて欲しかったですわ…(エッジで首切った、でなかっただけマシ? 氷の包丁も、腹刺しで即死はしませんし。寒いスケート場では、凶器が溶けて消えるメリットが活かせてなくて残念でした)
あ、選手の私物盗んで売ってた清掃員もやばかったです。
さて気になる安藤美姫の演技力は。これがかなりいい線でしたよ!
犯人扱いには素直にムカつき、回想シーンでの増田選手とのやり取りもフィギュアスケート愛溢れるセリフで自然!
「私は終わった選手」
なんてセリフにはドキッとしましたけど💦 まあ引退後8年?ですし、ご本人は気にしていなさそう。 引退直後の選手を起用しながら『報道のストレスで失声症に』と、ほぼ台詞なかったドラマ(レビューこちら)とは比べようもない長セリフを堂々とこなしてくれています。
途中ジュニアを叱咤激励、ジャンプ指導する場面はお手の物でしたよねー。
実はスケオタ同士だった本条(安達祐実)と寅三(松下由樹)w ありそう。 これからも一緒に観戦して親睦深めて欲しいものです。