ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

女王の教室

「女王の教室」最終回 ☆☆☆☆

 素晴らしい最終回でした。

 生徒のピンチに現れ
「この子達の担任です」とマヤ。ここで”ヤンクミかよ!”とツッコミを入れましたけどね。でも逆に痛烈な『ごくせん』批判にも見えました。
 暴力に暴力で立ち向かえたとしても、その事態を引き起こした生徒達の罪は罪。今やるべき事は別にあるはず。

 マヤは卒業式に乱入して感動的にスピーチしたりしない。
 生徒と一緒に泣いたりしない。
 でも、生徒の事は24時間寝食をおろそかにするほど考え抜き(先週倒れたのはその為の過労!)、調査し・・・ゆうすけの母親までみつけて、卒業式に寄越すんですよ!!
 ここで彼が、ありがちな反撥なんかせずにちゃんとお母さんに抱かれて謝罪を受け入れてくれたのも嬉しかった。(今回一番の泣きのツボでした ^^;;;)

 マヤに会おうとしての浅知恵が、かえってマヤを失わせた。
(気軽な偽援交にも、相手が深刻ヤバかったのもびっくりでしたけど、このご時世あり得なくないもんね)
 でも生徒もそこで、腐ったりボイコットしたりせずに。『恩師』が理想とした授業を恩師抜きで成立させる、そんな一番大変な道で、教頭にマヤの力を認めさせたんですから!エライよあんた達!!
 教頭にも、安易に敗北宣言なんかさせなくてありがとう。


「教育は奇跡を起こせる」
だから教師を辞めない、と宣言するマヤの後ろに映り込む、あの卒業制作の「友」。
この横に、その後加えられたマヤの姿。
・・・デザインの完成度は下がった気がしますが(^^;;;)、気持ちが嬉しいじゃないですか。

『恩師』と慕われ泣かれ、さすがのマヤも天を仰いで涙こらえてました。なのにまだ
「何を下らないことを」
と言い捨てるマヤの矜持がまた好き。

 ただ・・・教室が映るたび、くるくるお下げが何か言う度、
”灯油まいて教師刺したことも想い出か??”と、ひっかかるんですよー。
和美のおもらしや、ゆうすけの父親のことがある程度 結果オーライで必要なエピソードと思えるほど、あの辺りは練れていなかった気がして残念です。

 和美は姉と一緒の私立へ。ユウスケは公立へ。
想いを打ち明けられないユウスケの、ベタな芝居(笑)でも大丈夫、伝わってるよ!!
和美の家で、父親が愛を語り始めた時にはどうしたかと思いましたけどね、それがちゃんと「好きな人と結ばれるボタン」として和美の気持ちに繋がっていったのも嬉しかったです。

クラスでカップル成立云々、安易でイヤだったんですよ。
つきあうって、ラブラブって何?って。でも、家族愛を踏まえた和美のこんな気持ちでなら、安易にセックスにつながったりしない関係として受け入れられます。

 新学期の天童先生が、黒い服で阿久津2世と化していたのもご愛敬。

 是非家族で観て、語り合いたい作品でした。
アロハ!!

「女王の教室」10 ☆☆☆☆

 さ、最後の授業??

 マヤの真意を見極めようと、難しい質問を続ける生徒達。
「何のために勉強するんですか」
「どうして私たちを苛めるんですか」
それに応えて、とうとうと続く”マヤ節”にはもう、うっとり。
勉強が受験のためでなく自分の事なのも、社会に出たってイジメは延々続くのも、本当だって分かってるもの。
 ・・・・だからってあの鍛え方は、別のトラウマを生む危険がめちゃ高いわけですが。

「前の学校で生徒をボコボコにしたって本当ですか」
「本当よ。」 って、あっさり!! 

 曰く、『どうして人を殺してはいけないんですか?』の回答として痛みを教えてやったんだそうで、ある意味正しいようなやっぱり正しくないような(^^;;;) 予告で殴られていたのは、その生徒の仕返しですか??

 とうとうと会話の続く画面が、不思議とダレませんでした。一方的な説教じゃなく、子供達からの提示もあったからでしょうか。

「幸せかどうかは自分で決めること。ここにいる全員が幸せになれると思います」
この達観に、マヤが返した言葉は初めて否定じゃなかったよね。
「その気持ちを、ずっと持ち続けられるといいわね」
ある意味、絶賛。カンゲキしたわ!!

 でも、調子に乗った和美が「先生はわざと悪役を?」と言い出した時の叱責にはちょっと疑問。
その考えが「失礼」だというのなら、続く言葉は「そんなことはしていない」「あなた如きに何がわかる」といった否定の言葉であるべきでは?
 「私は、一度も間違っていない」じゃあ、話が続いていないのでは・・・・・。

 タタッキーの彼は、和美ちゃんが好きなんですって♪アロハ♪
こういうところも、舞台が小学校ならではの可愛さよね。最終回のラストが、「そして○年後」なんてなっていて、可愛く交際していてくれたらそれはそれで素敵。
 でも、結婚相手となるといろいろ不安が・・・・・。ってそれはまた別の話。

「女王の教室」8,9 ☆☆☆

「親に文句を言うなら、独立して稼いでから」
正論炸裂っ小学生に(笑)

 しかし、親も親で子育てをやめたくなくて子供が何才になっても甘やかすと。その結果ニート続出だという親世代への指摘も。
 うわー、それって将来やっちゃう気がして不安になるー(^^;;;)

 前回の卒業制作では、やらされているのでも、なんとなく参加でもなく本当に自主的に行動してやりとげた生徒達にカンゲキ。マヤだって今度こそ
『よくやったわね』
と・・・・いやせめて、黙って去るぐらいしてくれるかと思った私は大甘でした。時間の無駄だとガツンでしたからね(^^;;;)
 でも、とにかくクラスはまとまったわけで。

 今回はそのまとまりを、対マヤに活かして パソコンデータ消去作戦だ!!・・・って、犯罪だよそれ。おまけにやっぱりマヤの手のひらから出ておらず。
「親にきちんとあやまる」ことに。

 つまり『私たちは昨夜犯罪を』と言えと??と思っていたら、和美の口から出てきたのは、今まで内緒にしていた小さな親への反抗でした。
 お古がイヤだった。お姉ちゃんばかり可愛がられている気がした。
 些細なことなんだけど、わだかまるこういう想い、わかる、分かるよ私も次女だもの。
 でもそれを、きちんと伝えもしないのに『分かってくれない』と怒っている間は子供(天童先生もそういう意味ではレベル同じだったわけだ)

 先生もいて、一方的に黙らせられないああいう場があってこそ、最後まで言わせてもらえた感もありますが・・・・口々に自分の気持ちをきちんと伝えた子供達は、確実にまたステージをひとつ上がりましたよね!!
 今度こそマヤは、内心ほくそ笑んでいましたよね??(予告をみると、和美たちもそれに気づいたみたいな。)

 しかし、くるくる頭ちゃん。和美をイジメてた大元の財布事件はスルーですか(笑)
それぞれの親子の配役&衣装が、いかにもばっちりでこだわりを感じました。ホントの親子かと一瞬思っちゃうよ!

「女王の教室」5,6,7 ☆☆☆☆

 やはり、脛もとい胸に傷もつ身だったか 女王!! 生徒が刺すなら腹だと思ってましたけど胸でした。
 ”再教育センター”返りだったと明言。
 ・・・・つまりは、文部科学省の目指すイイコちゃんな(カラオケ先生みたいな)教師になれと特訓を2年受けたハズなのに、監視もされるだろうに、出てきて即、これかい??
 後の興味は以前の阿久津が、既にして今の路線だったのかそれとも、元はカラオケ先生の様で学級崩壊した挙げ句のセンター送りだったのか、ですね??

 えーっと。抜けもなく全部見ているのですが・・・毎回、視聴後気が重くなるので何か書くどころではなくて。特に和美が孤立無援だった頃はサイアク。
 親も親だよ、気づけよ!
 でもね、和美的には教師も一丸となってのイジメ・・・・だったんだろうけど、反抗の姿勢を崩さずに仲間を増やしていく様子に、阿久津先生は嬉しそうでしたよね??私も嬉しかった。

 逆にくるくる髪には、飴を与えておいて・・・・わざとクラスメートに財布泥棒を知られる形で突き放して断罪。いや、溜飲の下がること。

 教室に灯油をまいて火をかざし、阿久津に切りつけるくるくる髪。意外な行動力。
そうか、和美はこういうことせずに内にこもるんだよね、とか言ってる場合じゃなくて。
・・・これだけでも、もう新聞ダネでしょっ。翌日迎えに行って明るく登校してる場合じゃないでしょ。だいたい教室、灯油臭いでしょ。

 本当に、どれをとっても高校生でしなさいよって内容なんですが、舞台が高校だったらこの服従もこの衝撃もないよなぁ。メインの4人も、友情じゃなく愛情がからまってもつれて来そうだし。
 それにしても、1人ぐらい朝お腹イタクならないの??
 一番の問題提起は、それでも皆学校に来ちゃってることかもしれませんよ。教育の内容がどうあれ徹底服従な日本人気質。

 さて、来週は可憐な阿久津先生が登場してましたけど、あれって夢だよね??

「女王の教室」3,4 ☆☆☆☆

 ああー、お姉ちゃんありがとう(><)

 先週からどんどん和美が追いつめられて、居場所がなくなっていくのを見ているともう思い出すのも辛くって感想書かずにいたのですが、今週の最後で救われました。
「何かあったら言いな?」
問いつめずにこう言ってくれる人が欲しかったんだね和美ちゃん(自分が絶対問いつめるタイプなので反省 ><)

 先週、ダンスが苦手な子が阿久津に個人攻撃受けているのを助けて仲良くなったのに・・・最後は当の彼女に裏切られる。
 今週も、盗まれた財布を戻すように頼まれた(引き受けるな!!)のに、本人からの援護射撃がなく結局和美が犯人に。

 今週はただ裏切られるだけじゃなくて、冤罪なのがたまらなく可哀想です。
でも観ていて不思議と息苦しくないのは、きっと阿久津は分かっているから。和美は盗んでいないし「友達が」と言ってるのが誰なのかも見抜いてるよね。
 雨の中家から駆け出た和美を見事にキャッチしてフォロー!!
・・・・って、そこまで見抜いておきながら、何を目指しているのか相変わらずさっぱり分からないんですよー。
 もしあれが和美のタメになるというのなら・・・スポ根もののコーチみたい。種目はなんだろう(^^;;;)

 監視役にされた馬場ちゃんも、誉められて妙なところで自信はつくのかもしれない・・・。

 それにしても、あの状況で「友達」が誰なのかゲロらなかった和美って凄い。強い。
なのに、くるくるツインテールめ、裏切りやがって最低だ!・・・まぁあのグループとは元から上手くいってそうになかったけどね。だって和美だけファッションが違いすぎる。

「女王の教室」2 ☆☆☆

 今、復刻版が大人気のたまごっち。
小学生の好きなものちゃんと分かってますね(^^)
これが「刑事部屋」だと、「10時にゲーム売り出すから並ばなきゃ」なんて、いつのドラクエの話だよってことになるんですが。

 親の好きなこともちゃんと分かってます。
成績がいいこと&「先生がみてて下さったわ」「うちの子は特別」・・・でしたっけ?
集団で乗り込んできたのに個別に崩す戦法も上手いですよね。

 そして、小学生の嫌いなこともちゃんと分かってます。

 前回からいい感じにおちゃらけていたユウスケの家庭の事情を、クラスメートの前で徹底的に暴露していく阿久津先生。事実の上に更にかぶせて、孤独だったろう、虚勢をはっただろう、でも誰もお前を好きじゃないと追い打ちです。手加減無し(涙)

 ここで、後先考えずに止めに入る主人公だということは・・・・両親の夫婦喧嘩を再三ジャマしている描写で自然に納得いきました。丁寧ですね。
「先生はこいつのそんなところ知らないでしょう?」
「私はこいつ 大好きだよ!」

 ここで普通、主人公が泣きながらクラスメートを庇うなら音楽も盛り上がって、感動の嵐がやってくるはずじゃないですかぁ??? でも、誰も他に賛同者なく・・・・・
「逆らったから雑用係ね」
とアッサリいなされる容赦なさには、もう完敗です。

 なんだろう阿久津の教えたい事は。社会の理不尽さと、それに立ち向かう強さなのかしら。
それとも、ただ楽しんでいたらどうしよう。
 圧倒的権力+体力。絶対に勝てない。
乳幼児を虐待に走る親は、その絶対権力を握っている誘惑に負けるんだと読んだことを思い出します・・・。イヤマサカソンナ。

 事後の掃除当番で、ユウスケが和美にいちいち
「誰にも愛されてないとか、思ってないから」等々否定して、和美もいちいち「分かってるよ」と受けて、改めてユウスケが
「でも、ありがとな」
と礼をいう場面、素敵でした。

 それから、思い切り前後しているけど あのスローモーション!!
個人的ドラマ史上に残る緊迫感でした!たかが小学校の遅刻なのに

「女王の教室」1 ☆☆☆

 ロッテンマイヤー先生!!
 ・・・と思わず叫びそうなあの長い黒いスカート(^^;;;) 音楽といい、おとぎ話をみている様な一時間でした。

 6年生に君臨する悪夢の女王:阿久津先生。ひっつめ髪ではあるものの、変なメガネをかけさせたりしなかったところはセンスあり。また、初回からちゃんと
「先生は間違ってる」
と正面きって言う生徒が出てくるとは小気味いいです。そして、きっちり報復されてて怖さ倍増(^^;;;)

 授業中にトイレにいくな、学級の雑用はテストの結果の悪いモノに全てやらせます。私に逆らってもダメ。

 異を唱えようとした他の先生にも、
自分のクラスも掌握できてない、仕事の能率は悪いとダメ出し。
「良い先生って言われたいだけなのよ」
・・・・って図星だ!

 でも、成績の良い生徒にはなにくれ優しいところもあったりして。
 子役がワサワサするの嫌いだし、あまり気乗りせずに見始めたのですが結構面白かったです。でもこれ、雑用させられる子の方に自分を置いて見ちゃったらつらいのかな?
 次はどうなるかとドキドキ。まさか最後は、クラス全員が阿久津先生を理解しちゃったりするんでしょうか?(オチこぼれの男の子、好きだナー、イイ奴だよ)

 2年教職を離れていた謎。
言えないぐらいだから、生徒に刺されて入院でもしてたんでしょうか。・・・産休と育児休暇だったりしたら素敵(^^;;;)
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