桜も咲いて世は春めいて、今年も冬ドラマが終わります。あと「モブサイコ100」最終回を残すのみw
今週は暇…なわけではありませんが、うっかり記事のタグ整理にはまってしまいました。日頃からアパウトなもので、記事のタイトル間違えてたり俳優さんの名前の一字違い、旧字違いがつもりつもって14年分w 確認作業のついでに「え、この人ここに出てた!」と、端役出演を見つけちゃって追加したり。 やっぱり暇なのかも(^^;;;)
さて冬ドラマ、最終回まで見たのは「アンナチュラル」「きみが心に棲みついた」「隣の家族は青く見える」「99.9 刑事専門弁護士(2)」NHK「女子的生活」「弟の夫」でした
「BG 身辺警護人」は中盤リタイアしましたねえ。「anone」は辛くなってしまい録画を残しつつ最終回だけ見るという変則鑑賞(^^;;;) 今は論評は控えておきます。
というわけで今期のじゃすみんランキング☆
1位 「アンナチュラル」後世に残る名作! 主題歌もたまらん好き。中堂さん!
3位 「きみが心に棲みついた」 新境地サイコホラーコメディ開拓w
「隣の家族は青く見える」 幸せの形は人それぞれ。
「女子的生活」 同上
「弟の夫」 同上
7位 「99.9 刑事専門弁護士(2)」それなりに。
8位 「モブサイコ100」 アニメを超えず(^^;;;)
いやあもう「アンナチュラル」が神でした。一人一人が愛しく、主題歌にも泣かされ、解剖率の実態に社会を憂うという。
「きみが心に棲みついた」は楽しんだけれど、見返して何度も楽しむものではない系。ヒロインと恋人が最後に結ばれて、これほど祝福し難いラブストーリーも珍しいです(^^;;;) 向井理の爽やかクズは当たり役でしたね
その他3位3作はどれもLGBT含み、笑い者の様に登場させるのでない役が増えてきて、そういう姿勢で描かれたドラマは大抵見応えがあります。
主演女優賞 志尊淳 「女子的生活」みき みきが女装でなく女子に見えないと始まらない
(「帝一の国」見ちゃって、ほぼ一緒じゃんとは思いましたがw)
主演男優賞 松山ケンイチ「隣の家族は青くみえる」大器 愛すべき夫!
「セクシーボイスアンドロボ」のロボが生活力あったらこうかとw
助演女優賞 該当なし
助演男優賞 井浦新「アンナチュラル」中堂系 嫌われ者がどんどんと愛しくなるマジック
次点 波岡一喜「モブサイコ100」霊幻新隆 彼の機転が毎回楽しみです。
新人賞「弟の夫」把瑠都 素晴らしい唯一無二のマイクでした!
衣裳賞 「anone」 亜乃音さんの服が毎回可愛くて、ハリカのボーイッシュな服もナイスでしたよ。
さあ4月からのドラマも楽しみです!
女子的生活
後藤とくっつかなくて、ホッとしたような残念なような。
それでも、無礼な輩には
「大切な友達だ!」
と幹生だろうがミキだろうがかばってくれる、後藤っていい奴だよね。そこが恥ずかしい、と夜の街を走って逃げるミキですが、でもガサツさ故にまた平気で探しに来る、なんて稀有なバランス。ほんと大事な友達ですよ。
ただし、自分の寝るところぐらい自分でキチンとね(不動産屋のミスなら、向こうが部屋をどうにかするべき)
#2 ストレスをぶつけに来た旧友
鬱なんて嘘ばっかり、自分より下の筈の女装野郎を笑いにきていたミニーさん(中島広希) 暴言の数々に切れたミキはついに拳を振りあげ……る代わりになんと、ウィッグと鏡を渡すのでしたw
変身に瞳を輝かせるミニーさん、おせっかい後藤の助言でそのまま街に出るころにはすっかり大人しくなり謝罪もできましたよ、と。小柄なミニーはそれなりに可愛くなりましたけど、ミキとのクオリティー歴然w 膝w ミキが化粧を教わった友との再会エピもあり、美は一朝一夕にしてはならないのだとしみじみ。
『世界一無意味なニーソ』対決、ミニーさんせめてすね毛は剃ろうよw
#3 社用で地元に出張
新作が図らずも盗用デザインと判明。慌てて連絡をとったデザイナー(前田亜希)は、なんとミキの地元香住の人でした。
また幹生時代の知り合いかと思いきや、毒親(山村紅葉)に抑圧された女性。
会社に都合のいい契約書ももらえたし、つい仏心でアドバイスして自分語りもしたのに、返ってきたのは無礼千万な褒め言葉で傷つきイラつくミキ。うわーゴメン、私もやらかしてしまうかも。でも『弱く見えた人が本当に弱いわけでも、弱いからといって正しいわけでもない』のは同意だわ。
そして後半。父親(本田博太郎)と遭遇からの、体裁を気にする兄(鈴木裕樹)に殴られ…たのは、なぜか居た後藤w 姫ポーズで止めるミキに更に激昂する兄への、父の制止
「女性に手を上げてはいかん」
でに一同固まるという複雑な修羅場でしたよ。お兄さん……幹生そっくりな美人といるのは従姉妹と言い張れるけど、店先の大げんかは問答無用でダメでしょう。父の理解、兄の多少の譲歩、結果的には会えて良かった……のかな?
名産のカニを送ってくる兄。ミキの言う通りの嫌味なのか、仲直りなのか(^^;;;)
#4 セレブ合コン
社長の差し金で、セレブの持ち寄りパーティ=合コンに参加させられるミキとかおり。
デート相手は釣れず、主催のお嬢様(土村芳)に気に入られてしまったミキは、ふりまわされて疲労困憊。終いには手料理持って「来ちゃった☆」までやらかすお嬢様と、後藤と、お嬢様の婚約者(山口翔悟)が一同に会してもう大変なことに……!
いやあ婚約者、嫌な奴でしたねえ。なに勝手にミキの家上がりこんで暴言吐いてるの。
お嬢様も確かに困ったちゃんでしたけど(おソロで着る服はせめてミキに選ばせようよ!おソロしたくないけど!)持ってきた食事が本当に美味しかったことで、株は急上昇w パーティではドン引きだった、それぞれ好みの味のオニギリも好感度が上がれば素晴らし配慮に思えてきますよ。そのタイミングで「こいつは迷惑ばかりで」とお嬢全否定にはムッ。だいたい、本当に迷惑なら説教はミキの家の居間でなく、連れ帰ってしろって話ですし。更にはミキにもダメだし。ここで、淡々とミキのために反論できる後藤っていい奴だー! 家はないけど。
あ、お嬢様もミキのために戦ってくれたんですってよ。幼なじみのダメ婚約者を捨てるも良し、これからは対等なパートナーになれるならそれもまた良しですよね。
ビッチな彼女は、地元の彼と結婚しちゃうの? ミキとするのは違うのね。
『正しい生き方を洗脳されてる』って確かに。普通にその流れで幸せに暮らしてる身ではありますが、同調圧力にはムカつきます。違う生き方を望む人を『違う』というだけで誹らないようにはしたいですよね。
ラスト、髪を切って颯爽と歩く美しいミキ。素敵よ!
志尊くん、お化粧すると永野芽衣に似てる……!
トランスジェンター「ミキ」を志尊淳が好演。旦那は「NHKもここまでやるか」と驚いていましたが、逆にスポンサーのいないNHKだからできるドラマなのでは。珍しく小汚い町田啓太くんもいい味出してます。
戸籍は男でも、いまは職場も含め常に女性として暮らしている小川幹生/ミキちゃん。そのアパートに、高校時代の同級生後藤(町田啓太)が転がり込んできて騒ぎが始まります。
「もしかして小川の……」
恋人さんか、姉なのかってw 元々の知り合いなら、恋人かは抜きで似てる=姉?に行って欲しかったですけどw 見覚えのある癖に、やっと本人と気づく後藤w がさつで鈍いよw 女装=ホモおかまゲイ? 泊まったりしたら妙な関係に……となっちゃうところもダメダメに失礼(^^;;;) そこを笑顔と舌鋒でやりこめて常に優位に立つミキちゃん女子力高すぎるー!
一泊だけのはずが、戻ってきて頭をさげる後藤に出した交換条件は……。
合コンw
でもミキの狙いはなんと女子の方なんです。きれいで可愛い娘と、女同士イチャイチャしたいのだとか。わかるようなわからないような(^^:::) とにかく、後藤と同居しても何もないことだけは了解ですよね。
合コンに集まった可愛い娘ちゃんと、一見ただの褒めあいをしながらも品定めしあい、言葉の裏を読み合う様子は、さながら火花散る戦い!えええ、これが女子力? 男子は総じて鼻の下伸ばしてるだけのバカに描かれていますけど、女子力スカウターで計測されたら私もそっちか、せいぜい褒められて喜ぶだけの巨乳ちゃん程度です(^^;;;) つ、辛い。
作中ではミキちゃん、買い物や合コン程度の接触なら100パー女性扱いされてます。流石にサイズ感が大でそれは……とツッコミつつも、仕草もスタイリングもちゃんと女の子で、声も無理ない線ですからね。高身長美脚の女性、と世間は扱いますよね、そりゃ。じゃあ元男性なことは内緒かというと、そんな葛藤の時期は過ぎたのだそうでオープン! 同僚は皆、戸籍が男性なことは分かった上での女子トークですよ。雇用側も、働いてくれりゃなんでもいい派w 多少ブラックとはいえ、いい職場じゃないですか!
しかし特殊な性癖ゆえに「彼女」は望めず。
合コンで意気投合した娘とも一晩の遊びで満足と自分にいいきかせ、ヤリ捨てかとまた無遠慮に口出す後藤につい、老いて女装もキモくなったら相手にされないから今だけなんだと未来への絶望をさらけだしてしまうミキ……。
じゃあ俺、応援する!と、ガサツなりにいいところをみせた後藤は、じゃあどうするんでしょう。別の合コンでもセッティングしてくれるのかな?あの意識高い系セレクトショップの彼女(小芝風花) との仲は発展するのかな?
とにかくミキに幸せが訪れますように。