ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

奥貫薫

「シェフは名探偵」〜最終回 ☆☆☆

 大団円。

 ずっとガタガタさせてたスツール、お父さん(吉澤健)との思い出の品だったんですね……。ついに壊れて、何も知らない高築くん(濱田岳)が処分しちゃったところで失踪父の行方判明〜って、間が悪すぎ! ジャーンって手柄顔で新品の椅子出したのに、どこに捨てた??と走って探しに行かれたら辛すぎるでしょう…
「気にしないで」
って言われてもw  無理w
 もちろんこの優しい世界、皆で探し回って、ちゃんと補修までされた状態で発見されますけども。最悪スツール本体はなくたって、あの入り口の「パ・マル」のマーク、座った子が料理するシェフを見ている図で十分に三舟シェフ(西島秀俊)の気持ちは伝わったと思うんですよ。
「生きてるかどうかだけでも、教えて欲しかった」
のは、ほんとそれな、と思いましたけどw  大事な店を人手に渡してしまったお父さん、合わせる顔もなく魂抜けたようだったんでしょうねえ……。それがついに並んで料理して、今作っている野菜を「パ・マル」で使って欲しいなんて話まで出来るって幸せです。

 ラスト2回は、どれも失われた絆を取りもどし誤解を解いていく物語。
パピヨン教授(山本耕史)の愛しい人は動画拡散で見つかりw
亡父が遺した鳥模様の可愛い鍋は、乳製品抜きの料理をパン釜の余熱で作る=乳製品アレルギー持ちでパン職人の娘(奥貫薫)と一緒に料理するためのもの??
そして、昔ながらのパン屋「ブラン」のすぐ裏手に開店する本格フランスパン&カフェの店長は、実は「ブラン」の娘?? 「メロンパンなんて!」と庶民派パンを絶対にメニューに入れないその心が、蔑みでなく両親の店を守りたいからだったなんてさ、分かりませんよ〜。
 娘なんです、の告白も大事ですが、オーナー(佐藤寛太)も。両店競合しない、と調査済みなら双方に伝えておいてよー! そしてカフェの名前が、「白」の意の「ブラン」と繋げて初めて「白地に赤い水玉」と完成するとは。アイディアに感心すると同時に、フランス語の厳密さにびっくりでした。え、地色を必ず言わなくちゃ模様を言えないの??

 みんな仲良し、料理は申し分なく美味しい「パ・マル」
フランス料理にしてはリーズナブルだそうで。私も常連になって、何かあったらカウンターであからさまにため息ついて。イケメンシェフにヴァンショーを奢ってもらいたいです(赤ワインに入れて煮込むハーブをみつけて作ってみましたが……味の正解がわからずw)
原作もまだ続いているようで、ぜひパート2を。出来れば、謎を解くようになったきっかけの事件など見てみたいです。その時もタイはいじっていたのかw

 終わってみれば、このドラマ1番の謎は、若くてチャラいのに商売上手らしいオーナーの正体でしたね! 

「ケイジとケンジ」~最終回 ☆☆☆

 楽しく見てました。

 毎度毎度、まずは捕まえないとと思う刑事と、起訴できないからと証拠にこだわる検事のせめぎ合い。現場を知る刑事vs世間知らずの検事という構図を、刑事が前職の教師魂を引きずることで愉快に描写して、気軽に楽しく見られるいいドラマでしたよ。補佐官な妹(比嘉愛未)を挟む刑事兄(桐谷健太)と検事(東出昌大)の関係だけじゃなく、刑事仲間の恋愛や検事仲間の競争も個性豊かに楽しかったです。
そして終盤、児童虐待と殺人と、地元の半グレ集団の関わりが見え始める…!

 教師にとっては、止めても止めても大事な生徒が悪の道に染まる原因の、憎っくきヤツら。  そいつらを潰そうと刑事になった!と言われちゃったらもう、下手に巨悪に立ち向かうよりも胸熱じゃないですか。地域も違って、本当に過去に遺恨があったチームではないでしょうけれど、いいんですよ。どこかでひとつ組織が消えたら、何人もが救われる。同時に、下っ端たちも敵でなく、その『救うべき教え子たち』なわけで。取り調べが時に優しいのもいいですね。褒めておだてて話を聞くとニコニコとトップの誰さんが凄いっす、でも喧嘩になるとマジ気が荒くて~と、みんなペラペラ喋っちゃうのがちょろいやら可愛いやら。
本ボシには流石にもっと荒く接しているものの、殺人捜査なことは内緒で。あくまで風営法で攻めてるテイなのに、つい被害者の八尾の名前を口走ってしまう仲井戸刑事w
「八尾!……矢面に立つんがリーダーの~」
「八尾!……八百万の神が~」
って、言い換えに無理ありすぎw  これひねり出した脚本の人に感心しつつも、マジックミラーの向こうで、捜査仲間一同が悲鳴あげて気を揉んでいるのが可笑しいったら。なのに被疑者(桐山漣)が、自分が八尾殺しで疑われている~とさっぱりならない、そういうドラマなんですよ。ああ楽しい。とにかく桐谷健太が当たり役でナイスに熱かったです。比嘉愛未がキレると大阪弁で悪態つくのもいいよね~。もっと話題になってシリーズ化して代表作になってもいい出来なのに!東出の検事もハマってたのに。不倫報道の煽りをくらいましたよねえ。ああ残念。

 1話で、刑事になったから!と購入していた尾行用リバーシブルジャケット(なんとジョジョコラボ限定品だとかw)最終回でついに役に立つのも胸熱でした!どっちの柄に変えても、存在自体がうるさくて目立つ仲井戸刑事なので同じことでしょうけどねえ。
 最後は無事に殺人の証拠もあげて逮捕、半グレ団壊滅。警視庁から表彰もされて、警察と検察入り混じっての楽しいパーティ。抜け出した仲井戸刑事と、探しに来た妹補佐官&検事での掛け合い漫才もバッチリ決まって、SPとかあったらいいのになあ。

「ケイジとケンジ  所轄と地検の24時」1 ☆☆☆

 愉快なバディもの。

 およそ犯罪捜査がらみのドラマでは、いつも対立している検事と刑事。裁判が絡むと弁護士も登場ですけどね、とにかく検事は頭でっかちで現場を無視し、刑事は決めつけで捜査して証拠もなく暴力的、etc  主人公の立場が変わるとコロッと見え方が変わる描写をいつもされているわけですよ。それを並べたらどうなのか?
でも実際の権力が…、という懸念は。なるほど、間に女性を挟んで
”好きな娘のお兄さん”
として刑事の立場を強くするんですねw    面白くもあり、物語の道具かよという不満もあり。作中の若い女性は皆アシスタント的な立場なんですよねー。せめて、やたら突っかかるライバル検事ぐらいは女性で、補佐男性にしておいたら良かったのに。

 というわけで、東大出のエリート検事真島(東出昌大)は、事務官仲井戸みなみ(比嘉愛未)が好きなようだが、口説き方がピンボケなので断るまでもいかず、面倒臭い。
元教師から交番のお巡りさんになったみなみの兄、仲井戸豪太(桐谷健太)は、手柄の褒美に念願の刑事に昇格!逮捕した空き巣が元教え子だわ、真島の担当だわで、しげしげ真島とみなみの元に通う様になる。

 で、後半大げんかしてからついに兄妹だと知って悄然とするわけですけどね。 今更謝られて兄に敬語使われても。相手によって態度を変える奴だとますます思うだけですよねえ。だいたい、豪太は最初からフルネーム名乗ってます。仲井戸だなんてそこそこ珍しい苗字、あれ、と思うのが普通でしょう。ところが、検視報告書配達人、ぐらいにしか思わず名前を聞いていないから。
 エリートでいながら、任される仕事が小さいままなのは、そういう人間関係の機微に気を使えないことの影響が大きいのでは。さてそれが、コミュ力の塊の様な距離なし男、豪太と出会ってどう変わっていくのでしょうか。

 そんなこんな書いている間に、東出昌大の不倫報道orz  正直、ドラマを見ても素直に笑えなくなっちゃった感があって困ります。ポルトガルも、ブサコパレスも何も悪くないのになー。


元裁判官の、小料理屋の女将さんに奥貫薫。

「銭ゲバ」最終回☆☆☆

走馬燈の様に……といえば、人生最期に今までの記憶が駆けめぐることの筈なのに。風太郎のそれは何故か妄想(笑)

野球チームの友達とディズニーランド、優しいパパに薬をちゃんと飲むママ。お小遣いを浪費!!して怒られたり。
財布を拾えばきちんと届け、お巡りさんにほめられ、大学に合格して茜と出会い、友達と出会い、バイト先で説教され、馴染みの洋食屋!でベラの煮付け食べて……デートして……結婚して子供ができて……。

今までの殺したり死んだり騙したり殺したり利用したり死んだり、という”本当の記憶”orzもはさみながら淡々と、平々凡々な生活が30分以上続くんですからもう目眩がしました。
ここだけうっかりみちゃった人もいるんじゃないのかな。
「あれ、こんなドラマあった?」
としばらくみていると、暢気な坊やと同じ顔の男が突然殺気だった目でよだれ垂らしながら呻いたりするんですよ(><)

確実に悪人だった風太郎だけど、金さえあったら、こんな人生だったのかも。
「お前らみんな銭ゲバだ」
私たちだって、金がなかったら風太郎になるのかも……ええー??それは納得できないなー(^^;;;; )少なくとも、可愛い我が子を小学校中退にはしないよう。

なので、ラストの巻き戻し、淡々と説教かましてた風太郎には一気に醒めてしまいました「じゃあな」じゃないよー。

もっとも、だからって風太郎が死んだことも、真っ向から何かに挑んだドラマの素晴らしさも変わりはしませんが(巻き戻る間、スーパーイリュージョンで逃げてたらどうしようかと思った)、一般化されたら困る。
風太郎は風太郎。

導火線がまだ長かった気がするので、あんな余裕だった男も間際には泣きわめいて死にたくなかった、とつながるんでしょうか??

亡き風太郎に酒を手向けてた父。彼の責任はもっと追及されるべきだと思う。
ハルちゃんがなにげに怖くなっててショック。犬がどっか掘り返していたのは白川くん…??

新聞記事じゃありませんが、謎を残しつつ若き社長は爆死。
このスッキリしない感も含めて銭ゲバなのかなと思いつつ……松山ケンイチの代表作にまた1つ伝説が加わったことは間違いありません。

さて、録画を残そうかどうしようか……(><)

8話 7話 6話 5話 4話 3話 2話 1話

「銭ゲバ」6☆☆☆☆

いやもう、悪いことしかしてないよ風太郎(><)

社長としては、派遣を正社員にだの子供を雇う(??)だの、出自を活かしたパフォーマンスで好感度アップな様ですが、それを
「俺をもうけさせるためのエサずら」
といってる舞台裏、もとい社長室をこっちは観ちゃってますからー。
せっかく味方をしようとしている茜にも
「目障りだ」
と邪険だし、メイドのはるちゃんは夜の森で脅して訛りプレイだし(同郷なんだ!!)
刑事には奥さんの治療費だと、痛いところを狙って金を積む。受け取らずに殴ってきましたよ!!
(傷害で訴えたら、刑事クビじゃないのかなー ^^;;;;)
血まみれの笑顔がまた……前回のジョーカー笑いと並ぶ悪い顔。およそ主人公のする顔じゃありません。素敵すぎる!

かと思うと、お墓の前ではまるで子供の顔。
「お友達」に倣ったんだか、お母さんのお墓を建てて話しかけていましたが、天国にいる母と地獄行き決定の自分とはもう2度と会えないと泣く。もうせっかく金持ちになったのに幸せじゃないなんて、どうしたらいいのやら。

お母さん似のホームレスの世話を焼いてみたり。
……これが、緑似のキャバ嬢を囲うのなら抱けばいいんで話が早いのに。お母さんを求めているんじゃ、相手もこっちもどうしていいのやら隔靴掻痒。挙げ句、持たせた大金のせいでホラ、ろくなことになりゃしない。

お父さんにはなんと10億!!
ちゃんと使う暇を与えてやるところが優しい息子ですが……トンズラは許されない。さて、何日で死ねばいいんでしょう??

とその間、ずーっと惚けていた緑さん。
舐めるようにささやく風太郎がエロ素敵だったので、もうちょっとあのままでいて欲しかったです。
まさか演技にしては長すぎというか、ノープラン過ぎる(><)いいタイミングで警察来るから、連絡とってグルかと思ったら別件。バラした途端に逆上殺害、という事態もありありだというのにノープラン!!録音も無しですか??……だからこそ、みんな騙されたのかもしれませんが。
この先どうするんだろう??

刑事の奥さんを突き落としたのは、定食屋兄でしょう??
アリバイがすぐに分かって釈放になって、刑事が信用をなくして他の容疑もじゃあ違うねーな流れになるのかなーと思うのに、予告ではブタ箱場面が長いですね??
ああ今から来週が待ち遠しい!!
(全然ドラマみない友人が何故かこのブログを読んでくれていて、今季は「銭ゲバ」を一番熱心に書いてるね、ですって。そうなのよー!!)

5話 4話 3話 2話 1話

「銭ゲバ」1 ☆☆☆☆

貧乏が憎い。いや本当に。
このところとんとコメディの添え物だった貧乏が、徹底して不幸に描かれていてどんどんへこみます。

派遣で暮らす主人公:風太郎(松山ケンイチ) 現在の彼の底辺生活と、幼少期の思い出が交互に描かれて辛くて仕方がありません。
だって、幼少時の主人公がひねた子供ならまだしも、笑顔が可愛いまっすぐな子じゃないですか。おかあさんも立派で、顔を上げて生きろと教え、肩を寄せ合って幸せに暮らしているじゃないですか。
なのに成長した暁には、こんなにねじ曲がって暗い目になって(><)

いきなり主人公が殺人。
「砂の器」的保身でも正当防衛でもなく、”金を守るため”ですよ!!
家宅侵入も先に暴力をふるったのも相手(田口トモロヲ)なんですから、警察に任せることだって出来たのに。笑ってキレ出す風太郎の病み具合はまともじゃありません。
これが初めてじゃない??
ならあの、いない方がマシだった父親を殺したの?と思いきやとんでもない。優しく遊んでくれた、盗難を咎めてくれた、「正しい大人」を、でしたよ!!
(ある意味、身近にいながら事態を放置し、自分だけ「正しい」場所にいたこと自体が非道くはあるけど)

社長令嬢との再会。
それだって、小学校時代に知り合って親切にお菓子もらって……と、美しい思い出だったのかと思ったらまたとんでもない。
蔑まれて別れ、貧乏な身が惨めで母に泣かれて。
恨んでますね??
「手に入れてやる」
と、巨大な工場を見上げてつぶやく風太郎(><)

そしてわざと車に轢かれ……(意識を取り戻す間に入る過去が”母の死、初めての殺人”で、それを夢に見ていたかの様に泣きながら目覚めるあたり、秀逸)……枕元で謝罪する令嬢(ミムラ)ににやりと笑う口元。
好意にとればほほえみ、悪意にとれば計画成功のほくそ笑み。

「もしかして、みどりさんですか?」
と、先制パンチな台詞で以下次週。さあこれって、昔お宅で菓子を盗んで追い出されましたと打ち明けるの??それとも、お父さんの会社で働いています、と??

顔に目立つ傷がありますから。知らんぷりもそう出来ないかも。
刑事(宮川大輔)も風太郎の名と傷をなにやら気にしていましたよ。

殺人現場はいつも雨。それは風太郎の涙を表してもいるでしょうが、鑑識作業を難しくするという強運も持ち合わせているのかも。
松山ケンイチ目当てにみたというのに、この主人公では応援していいのやら捕まった方がいいのやら。

どんよりとサスペンスが始まりそうな第1話でしたが、そういえば妙にコメディな食堂パートが5分ぐらい。
うっかり間違えるほど、風太郎に似ている人がいるらしいです。1人二役の伏線ですか?? 

「相棒5」遺族が殺人☆

 いきなり延々と解説。
いくら右京さんの声だからって。いくら続編だからって。いえいえ続編だからこそ。こんなつまらない導入ってないです。事件の中でもうちょっと説明できなかったのかな。というわけでウィンパティオの顛末です。

 で、また心理学者がコケにされてましたねー(^^;;;)

 連続殺人犯が、遺族の心配をしたからって
「優しかった」
という看護師さん、ちょっと待ってー!
シーズン4で、次々と女性を殺しピアスを片方だけ収集するという犯罪を犯していた安斉(高橋一生)自分の犯罪につながることを収集してるという意味では、遺族情報もピアスも似て感じられて気持ち悪かったし、だいたい遺族の動向なんでどう知るの? 新聞やら雑誌は制限して与えて下さいよ。
(細かいけど「娘さんが殺されてから」と口にする看護師にも疑問。親しかったなら尚更「娘さんが亡くなってから」でしょう。 おまけに相手、殺した本人なのに!チクチク苛めてたのか?)

 そして結局起きた殺人。
「相棒」の”心理学者”ですよ? 周囲の人間を操って、自殺の手伝いをさせちゃっただけって気もするし。(また回想映像、殺しに来た遺族の牧さんが、実にいい感じに転んでて、逃げる間がたっぷりありそうなの ^^;;;)

『異常でない心理で行う殺人があるのか?』
という先生(奥貫薫)や美和子の問いかけや、精神鑑定問題へ投じる一石は「相棒」らしいとしても、別に続きの事件でする必要はなかった気がしましたよ。

 抗議の自殺。怖いなー。
生きて抗議し続けた方が効果あるはずだと思うんだけど。遺書で苛めた相手を名指しして自殺とかと同じ考え方なんだろうなぁ。花実咲かないなぁ。
こっちにも怒ってよ右京さん。

「歌で逢いましょう」プロローグ #1 ☆☆

 GYAOネットドラマ「歌で逢いましょう」

 そのバーには、淋しい人ばかりやってくる。
そして奥の不思議なカラオケで想い出の歌を歌えば、幸せだったあの頃に戻れてしまうというのですが・・・・。

 歌声を聞きつけてやってくるカラオケ営業マン?NO39が西村雅彦さん。
二束三文の客の持ち物を代金として受け取り、マスター(石田壱成)の取り分として大金を渡す・・・って全然収支あわない筈ですが、そこはなにやらカラクリがある模様。おいおい明かされるでしょう。

 プロローグでは、何年もの昏睡から覚めたヒロイン(横山優貴)が記憶のないまま病院を抜け出して、このバーに居着くまでが描かれました。
 で、常連というか、やっぱりバーに居着いているバカップルの片割れ:キャバ嬢が連れてきたタクシー運転手(奥貫薫)が#1の客。自分の辛い体験を、何故かヒロインにだけは語れてしまう・・・らしいです。

♪バンザ〜イ 君を好きで良かったぁ♪
うお、懐かしい。

 新婚の夫(眞島秀和)を、ろくな知識もなく末期癌で亡くした。妊娠は中絶した。
その過去の選択をやり直して、晴々した顔でカラオケから出てくる運転手さん。店を出ると、タクシーの代わりに新聞配達の自転車が止まってる。だって自分は子持ちなんだから!
 ・・・・って、ええええ??
 カラオケルームで夢を見た、んじゃなくて、現実が変わったんですよねって認識で彼女が出てくるからそこでもうびっくり。そして本当に現実が変わってるから、更にびっくり。
 妊娠も、中絶した週数に戻ってるんじゃなくて・・・・・子供産んでもう何年もたってることにって!!
一番大変&幸せな乳幼児期をトバして母親でございってそれ良いんですか?そうですか??
 子供の名前もわからないのに暮らせるの??
 並行宇宙は??

 まともにSFだと思うと頭壊れるので、広い心で我慢することにします(^^;;;)
ハッピーエンドだもんね!
母娘2人の生活でも充分ハッピーだと思ったけどね、奥の部屋でもう1人寝てた人が、再婚じゃなくて亡くした旦那さんだった時には私まで嬉しかったです。

 西村さんラブ視点では、分量多めのウィッグがちょい微妙。でも美味しい役です。
 ファン以外にはどうでもいいことだと思うのですが・・・・・プロローグでは入院服のままバーに現れ、血飛沫まであげたヒロイン、NO39に抱かれて入ったカラオケ内で着替えているんです。
NO39のワイシャツに!!
 素足にワイシャツのヒロインと、背広の下素肌にネクタイ(安田大サーカスか!)の西村さん。きゃーっ2人に何があったのーっっ!!
 ・・・・その後、ヒロインがずっとNO39のシャツを着続けているのは何故・・・(^^;;;)

 もちろん、くっつくなら相手はマスターでしょうけど。あらぬ期待をするのがファンってものです。

「白夜行」3・4・5 ☆☆☆☆

「オレ、何やってるんだろう・・・・」
気付くの遅すぎる。

 穏便にやりすごして時効を待とう、そんな弱気だった亮が
『雪穂を泣かせない』
それだけのために悪に奮起したのが3話終わり。

 自分の死亡を偽装して戸籍を失い、
カードのデータ偽造して悪銭を稼ぎ・・・・・

5話ではすっかり全国ニュースレベルの犯罪者なくせに、仲間内和気あいあい。どこまで根が善良なんだか(><)
そして雪穂ちゃん、女子大生ながらどんどんダークに。

 友達の幸せが憎い、とレイプ&脅迫を頼んだりする雪穂を結局ははねつけられない亮。
全部いいなりにやっちゃった挙げ句に
あの涙もあの電話も(もしかしてもっとずっと前からのすべて)が計算尽くだったのではと不信感を募らせる。それぐらいならするなよ。 もしくは、ただただ盲信しようよ!!計算尽くだっていいじゃん。
 また、そんな揺れる亮のためにことさら悪女になってみせる雪穂が可哀想。
分かり合えるはずの亮が同じ方向を向いていないことが、彼女を傷つけるのね。

 これが舞台がアメリカでジェーンだのジョンだのが堕ちていっても、ふーんと感慨無く筋を追うんだと思います。でも日本なんだもの。
 狙われちゃったお友達の如く、ただ幸せで恵まれて、それを有難いとも思わずに生きてきた私なのでより一層、その同じ日本の裏でツメを噛み続ける雪穂に惹かれるのかと。

 もしかして雪穂、あの殺人現場で、鋏を持ち帰って亮を逃がすより刺し殺しておいた方が良かったのかもね。寂しいけどね。

 銀行員の彼女も、亮達に巻き込まれて仕方なく・・・グループにいるのかと思ったら裏でヤクザに貢いでいたりして。
そんな彼女に「不安だから信じたいのよ」と語らせておく構成といい、手に汗毎回手に汗にぎってみています。
 ただひとつ、強姦=女泣き寝入りって毎回の図式はどうかと思うんですけど。

 

「相棒4」5 悪魔の囁き☆☆

ウィン ガ―ディアム レビオ―サ ・・・は、ハリーポッターの浮遊呪文。なんだろウィンパティオって。

 「悪は人を魅了する」まことに。
日々ワイドショーで犯罪が事細かに報道され、プロファイルと称して猟奇犯の心理をほじくり返し、2時間ドラマといえば必ず殺人ですよ。
悪趣味な、と唾棄しつつも時としてチャンネルを合わせ本を手に取り、暗い井戸を覗き込んでしまいたい衝動が私にもあります。それもとっても。
 でもしないけど。

 だって、しちゃイケナイから。

 そんな呪縛から解き放たれ、背中を押され、一線を楽に越えてしまったのでしょうか「跡継ぎ」さんは。

 しかし小日向さんも捕まらない方法を軽く言いますねー。
手法を変える、都道府県を変える、はともかくも、「証拠を残さない」は、分かってたって残っちゃうから鑑識さんの出番なんじゃないですか(笑)

 やっぱり前回死亡の小日向さんがラスボス。あと何が来ても勝てませんよ。
だって今回一番の衝撃は美和子のプロポーズ(?)だったもん!今更何言ってんだよこいつは!って。

そして2番はもちろん、
「ならば刑事などやめてしまいなさい」
という右京さんのいいがかり(笑)

 ただ、部屋に侵入した先生を咎める助手君。あの顔は美しくて怖かった。
あの照明マジックが全編に効いてくれてたらもうちょっと・・・・・。

「相棒4」4 密やかな連続殺人☆☆

 ピアスとイヤリングの違いが分かる亀ちゃん。イヤ〜ん(^^;;;)

『片耳ピアス殺人事件』って言われてもねぇ。
都道府県片っ端から電話したそうですが
「はい片耳だけ。4つ」って場合もあるでしょうに(笑)

それに『ピアス=落ちない』も疑問です。この15年でずいぶん失くしました。着用感がない分、いつどこで外れたか分からないんですよねー。キャッチだけ残る虚しさよ。
 まぁ証拠写真を見ているとサスガにひっかけ式は皆無、より外れにくい円環系が目立ちました。でもそれって、デザイン毎に固定法が違って自分でも外せなくなったりするアレを、暗闇で男が外すってことですか??神業。
 何人かは耳たぶちぎれてたんじゃないのかなぁ。アイタタタ

 そんなピアス談義はともかく。
今回の美味しいとこ取りは小日向さんでしょう。年収5千万円から転落したM男殺人鬼を好演です(かと思うと10時から「あいのうた」では呑気な刑事さんなんだから!)
家宅捜査でいよいよダメとなると、屋上からFLY! 叩きつけられたアスファルトに広がる血が、まるで羽のように・・・ここは、安いCGだというのにワクワクしました。

 健気に捜1復帰な芹沢君、「時代は芹沢」ですか!!特命で鍛えられた結果がちょっとは出ましたか??お偉いさん、特命が退出するなり地図に釘付けだったのにも笑いました(流域捜査ぐらいは、ヒント無しにしてほしいですけど)

 さて、来週が待ち遠しいです。犯人は誰なのかなぁ。あの人かなぁ。この人かなぁ。うふふ。

「海猿」10,最終回 ☆☆☆

 あざとい。いや、わかってたことなんだけど。

 映画2も控える余裕か、淡々と幕を引いた最終回。
主人公と恋人がより絆を強め、くちづけをかわして終わり。いいですよ。
実際ドラマとしては熱意に溢れ毎回の質も高かったと思います。でも。
そんな風に主人公の日常と平和を軸に締めくくるなら、死んでいった人達はなんだったんだろうとも思ってしまいます。
 こう・・・人の生き死にが感動を盛り上げる為のコマなのよーっ

 今回も、転覆したボートに娘が!・・・って!!更に、娘を助けた代わりに父が重態に!
これだけでもうお腹いっぱいなのに、娘の呼びかけで意識回復ですよっ
そりゃドラマだから。
別れた妻より愛娘に呼ばれる方が絵にもなるし。
でも、もし回復しなかったら?父が自分の犠牲になったと知る娘の痛みはどれほどか!

『私なら会わせない』
と呟いて、家族から人非人扱いを受けましたが(^^;;;)・・・元々、再婚するからもう会うなとか行ってた元妻がですよ??娘が傷つくようなこと、するわけないじゃん!
仙崎も仙崎。
ウソでもいいから、まず「奥さんの呼びかけなら」って言うんだよっ。
そして独りで対面してみた元妻が、自分じゃダメ、娘なら・・・・と、愛情の欠片を示してみせるなら納得いくんですけれど。
まぁ、沈んだボートから隊長を救ったミラクルも省いたぐらいですから、そんなまどろっこしいこと出来ませんかね。

「ぼくはそのつもりだ」
と、さらっとプロポーズなダイスケくん♪ きゃ♪
先日の、雨の中でのハグでもうどうにかなったかと勝手に思っていましたので(^^;;;) 今更うれしはずかし初エッチなんて(しかも、壁一枚下に知り合いてんこ盛りな場所で)してるとは夢にも。しかも、母親介入ってちょっとやりすぎ。
でも、気まずい空気をそのままにせず、きちんとお母さんとお話し出来たのは良かったです。

 映画2の予告編、カンナはウエディングドレス着てましたよねー、結婚式中に招集くらっちゃうのかな。それともドレスは、仕事絡みで自分デザインのをモデルになって着てるとか?
 ええ、なんだかんだいいつつ、映画も見る気です。でも、また誰か死にそうで怖いです。

「女王の教室」8,9 ☆☆☆

「親に文句を言うなら、独立して稼いでから」
正論炸裂っ小学生に(笑)

 しかし、親も親で子育てをやめたくなくて子供が何才になっても甘やかすと。その結果ニート続出だという親世代への指摘も。
 うわー、それって将来やっちゃう気がして不安になるー(^^;;;)

 前回の卒業制作では、やらされているのでも、なんとなく参加でもなく本当に自主的に行動してやりとげた生徒達にカンゲキ。マヤだって今度こそ
『よくやったわね』
と・・・・いやせめて、黙って去るぐらいしてくれるかと思った私は大甘でした。時間の無駄だとガツンでしたからね(^^;;;)
 でも、とにかくクラスはまとまったわけで。

 今回はそのまとまりを、対マヤに活かして パソコンデータ消去作戦だ!!・・・って、犯罪だよそれ。おまけにやっぱりマヤの手のひらから出ておらず。
「親にきちんとあやまる」ことに。

 つまり『私たちは昨夜犯罪を』と言えと??と思っていたら、和美の口から出てきたのは、今まで内緒にしていた小さな親への反抗でした。
 お古がイヤだった。お姉ちゃんばかり可愛がられている気がした。
 些細なことなんだけど、わだかまるこういう想い、わかる、分かるよ私も次女だもの。
 でもそれを、きちんと伝えもしないのに『分かってくれない』と怒っている間は子供(天童先生もそういう意味ではレベル同じだったわけだ)

 先生もいて、一方的に黙らせられないああいう場があってこそ、最後まで言わせてもらえた感もありますが・・・・口々に自分の気持ちをきちんと伝えた子供達は、確実にまたステージをひとつ上がりましたよね!!
 今度こそマヤは、内心ほくそ笑んでいましたよね??(予告をみると、和美たちもそれに気づいたみたいな。)

 しかし、くるくる頭ちゃん。和美をイジメてた大元の財布事件はスルーですか(笑)
それぞれの親子の配役&衣装が、いかにもばっちりでこだわりを感じました。ホントの親子かと一瞬思っちゃうよ!
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