ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

塚地武雅

「新宿野戦病院」〜最終回☆☆☆

 説教くさいんだもん。

 クドカンですから、あちこちクスリと笑えるしそうきたかーな仕掛けもあったり、見れば面白いんですけどね。
 例えば、危険な盛り場で目立つNPOを運営する舞ちゃん(高橋愛)の父親が実は、歌舞伎町の風俗王(松尾スズキ) ……そりゃ娘も事務所も無事だわ〜!で、いよいよまごころ病院が追い詰められた時に「使ってください」と父が回してくれる物件にベッドも風呂場もついてても大納得ですしね笑

 しかし。アメリカ育ちのヒロインヨウコ(小池栄子)が巻き舌の英語混じりで日本や日本人を批評したり逆に日本の皆保険制度を褒めたりするのは、もんげー尻の座りが悪かったですわ。それでまごころ病院院長(柄本明)の不義の娘だったとか分かったって〜嬉しくないわ〜。
挙句にやっとコロナが治ってきたところを再び席巻したのは……歌舞伎町ウイルス!新型コロナウイルスの蔓延やその対応について当時言いたかったんだろう文句がストレートに多かったよねええ。
 とはいえ、もう実際にずいぶんいる外国籍の人を、いないことにしてない作劇は評価されるべきかなあ。いるものはいるし犯罪も怪我もしてるんだもんなあ。トランスジェンダーの婦長さん(塚地武雅)を「なんと愉快な」とかホームページで紹介して怒られてるよりそっちの方がずっと攻めてたと思うよね。

 そんなこんな大騒ぎに紛れて段々に忘れてた、ヨウコ冒頭では無免許医だった問題もラストにはしっかり裁かれて、美容医で楽チンに儲ける気だったトオル(仲野太賀)も立派に成長し。今日も歌舞伎町は元気に猥雑です!押忍!

 良いんだけど、再放送してたとしてわざわざ見ないかなあ、どうかなあ

 たまたまだけど、関西では戸塚純貴主演「スーパーのカゴの中身が気になる私」が同時期放映。いつかハリウッド行くぜな、スーパーで働く役者のお話でしたから。ロス帰りで発症するホストくんを演じる戸塚純貴に、てっきり「新宿野戦病院」でなくそっちのドラマの録画再生してるかと思っちゃいましたよ?

「スナックキズツキ」2 ☆☆☆

 キズツキ、なのに看板はキツツキなんだw

 ちょこっと傷ついた人が、吸い寄せられる不思議なスナック「キズツキ」
原田知世がスナックのママで、癒してくれるとのあらすじにハイハイ癒し癒しと半笑いで見たのですが、いい意味で裏切られましたわ。お客さんを「あんた」とか呼んじゃうw  突然のロールピアノが2台登場で、連弾? いいえオリジナルソング弾き語りw   そしてママの歌につられてお客の安達さん(平岩紙)も、今日あったちょっと嫌なこと。私だけが損してる?というモヤモヤを思いっきり弾き語りしてしまうのですw

 ひとつひとつは小さなイラッ。
惣菜屋のパートで。もっと大きな身を入れろと詰め直しさせる客。唐揚げ300gの注文で、304gでもダメできっちりを要求するくせに調節していると遅いと文句言う客。でももっと腹立つのは、いつも前日にシフト交換を言い出して、こっちの歯医者の予約より子供のお気持ちが大事な同僚! ←しかもあとでやっぱり無しでとか言ってくる!もう歯医者はキャンセルしちゃったよ? 残りのおかず山分けも、相手に気を遣って好きなものが取れない。パン屋でもいつも、人気パンの最後の一個を譲ってしまう。バスでは隣の男(塚地武雅)が足を広げていて狭い……。
 いやそこはビシッと断れ?と画面にツッコミ入れたくなる箇所もありますがw  言えないんだよねー。そして自分が気を回しているのと同じぐらい、相手だって気を遣ってくれたらいいのにそうじゃないって悲しいもんね。「損してる」メーターが振り切れる……。

 と、裏路地の「キズツキ」に気づいて吸い寄せられてしまう仕掛けですかw
しかしなんとこの店「お酒がない」んです!スナックなのに? カフェ「キズツキ」にしておけばいいのになんでスナックにした?
しかしまあ、真っ直ぐ家に帰りたくなかっただけの安達さんは、まあいっかとラッシー注文して落ち着いて。トウコママ(原田知世)が勝手に救ったミネストローネなど勧められて温まって。 で、弾き語りなどしてw ほっこりして帰るのねー。まんまと行ってみたくなってます。
 ただ、おいくら?
手作りラッシーと、注文してないミネストローネと、ロールピアノ使用の2時間ぐらいでおいくら?? 1000円……ってこともないか、2000円?  他の客来てないし、一日2000円で店大丈夫なの??  配達のおっさん(浜野謙太)じゃありませんが、そこは心配w  しかもお帰りに持たせてくれた手書きのカードには、この先お店がある限りラッシーは無料、ですってよ?? えーしょっちゅう来ちゃうよw
 そしてちょっとだけいいこと、パン屋でまたラス1を取り損ねていたら2個取れた人がわけてくれましたよw  そうそれ、最後の一個が邪魔されずに取れるのもいいけれど、人の優しさに触れられたらもっと嬉しいよね!

 しかしそこで時間は巻き戻り。
おや次は、バスで足広げてたおっさんが来るんですかキズツキに。そういえば、今回癒された安達さんだって、冒頭では通販の商品にめっちゃクレーム入れてましたもんね。そしてその電話を受けていたオペレータ(成海璃子)がどうやら1話のキズツキの客で、世間はぐるぐると回っている様ですよ。

 隣の困った人にちょっと優しくなれるかなw 次回が楽しみです。 

「そのご縁、お届けします メルカリであったほんとの話」2 ☆☆

 メルカリ提灯ドラマw
ピーチでもこういうのあったなー。成るほど短いCMより物語に組み込んだ方が、こんな物も出品出来る、売れた、てなことは強く印象づけられるのかも。ただし観てもらえれば。

 てなわけで、2話から視聴。
離婚を決めた夫婦が、不要品をメルカリで売りまくり。旦那からの結婚記念日プレゼントも出品、限定品だぞとさすがに口出す旦那(前野朋哉)と、欲しくなかった←そういうところが原因だぞ、と返す奥さん(徳永えり) だってジュエリーでもない、寝袋なんですもん。 限定品ならもっと高い値段つけなくちゃ!あ、冷蔵庫も売れたよ! と、引っ越しに向けてメルカリに没頭する妻と、家の中にテント張ってソロキャンプの旦那さんとのすれ違いはもう修復不可能なんでしょうか。
「これ、手放しちゃっていいのかな?」
と、つぶやいたりするメルカリ集配人陸(飯豊まりえ)、彼女が毎回の縦軸になるようです。

 最後の晩餐。
良いレストランでも行くのかな☆と、着飾ってウキウキの奥さんでしたが、なんとサプライズは家のベランダで……。飾り付けはキラキラ、旦那お手製キャンプ料理も結構豪華ですけどね、奥さんはがっくり文句た~らたら。今度は旦那の方が、希望があるなら言えよ、と『察してちゃん』な奥さんを非難仕返しです。売り言葉に買い言葉、いつも上から下までアウトドアブランドなファッションをディスられて返した
「俺は『コロンビア』を愛してっから!』
で場は凍ってしまいます。……うわ、奥さんには言ったことなかったんだ「愛してる」ってorz

 最後の日、ほぼ空っぽの家に届く限定品の寝袋。例の限定品を旦那が落札したそうですよ。
「また、響子と一緒にキャンプ行きたいから」え?

私の気持ちなんて全然分からずに押しつけばかり!と罵倒されていた旦那が、今日やけくそで押しつけたのは、提出するばかりだった離婚届びりびり~と、「愛してる」の言葉なのでした。うわ。

 ドラマなのでこれで収まって、2人で久しぶりにキャンプ行こうか!と。手まで繋いでラブラブでお出かけになりましたけど。愛情メータがマイナスだったら今更!と憎しみが深まるかも(^^;;;;) 冷蔵庫も椅子も机も売れちゃった家で、また暮らし始めるの不便ですよ~。そこでまた喧嘩蒸し返してしまいそうw あ、メルカリで買い戻せば良いの?そういうこと?

 毎回心温まるいい話になるのでしょう。そのきっかけを届ける配達人陸にも、両親が遺した八百屋をどうするとか嫁に行けとか、親代わりの八百吉(塚地武雅)が絡んだドラマがあるようです。さて次を観ようかどうしましょうか。


「ハケンの品格(2)」~最終回 ☆☆

 うーん取って付けたようなオチ。
だって今までに出てきた数々の資格が技術、あの『夢』に必要でしたか??

 冷凍倉庫に閉じ込められたり、プレゼンをしても語尾はアテレコだったり(社の方針は社員しか口にできないからw)食堂のカレーを作ったり、シュレッダー後の書類を修復したり。例によって偏屈に大活躍の大前春子(篠原涼子) そんな中、AI分析に従ってリストラをもくろむ本社。 里中(小泉孝太郎)たちが企画する『ニューコンビニfor働くお母さん』にも、Aiがあれこれ口を出してくる。自分がリストラ候補と知った社員が不満で荒れる中、里中はなんと独立宣言。退社して、自分がオープンする店にリストラ社員を受け入れると言い出すのですが……。

 里中が大前春子にプロポーズ?
と、思わせてただの事業パートナー希望だったのはさすがにあざとすぎるわあ。東海林(大泉洋)が横取りにうろたえるのも、今更なあ……(いや何歳になっても恋愛してていいので、するならちゃんと本気で好きで取り合えばいいと思うの。プロポーズに聞こえちゃった??とか誤魔化さずに~)

 そして最終回。里中が辞めた分、クビにならずにすんだ社員もいて。逆にAIの指示で社長(伊東四朗)がスゲ変わるのは皮肉でしたかね。
めでたくオープンした里中の新コンビニ(まるで森の一軒家みたいに見えますが、ワーキングマザーのための店な筈なんで街中の筈!)では、例のカレーも大前春子押し押しの鰺フライも並び、ハケン女子が正社員に&コネ入社新人くんは念願のハケン社員になって働いています。って、ダイバーシティね。はいはい。
そこに、アポもなく現れる演歌歌手。どう見ても大前春子ですが、違う芸名で。でも「お前!」と東海林が怒鳴れば「大前です!」とつい言い返すw そして鰺フライの唄を熱唱してエンディング~♪

 篠原涼子が唄うところを久しぶりに観たのはちょっとお得感ありましたけども。逆にこの演歌歌手で、ああパート3はもうないなと思いましたよ。
冒頭にも書いたように、そうか船舶もロシア語も、電ノコもマグロ解体や大型免許も要る要る~と思わせてくれる職業でないと、大前春子がナニをしたかったのかさっぱり分からなくなっちゃうじゃないですか。それじゃただの二時間ドラマ「百の資格を持つ女(弊レビューこちら)」シリーズ……orz  

「ハケンの品格(2)」1 ☆☆

 あの大前春子が帰ってきた、……13年の時を経て!
そんなにも経ったのに、日本の労働環境って変わらないどころか悪くなっている様でげんなりです。

 13年ですよ、13年。一昔+α。更にコロナで+2ヶ月。

役者さん達は日々の鍛錬でキープされていて、篠原涼子、小泉孝太郎、大泉洋と3人揃っても驚きの老けた感無しでしたが(まあそれぞれには絶え間なく見てますからね)、くるくるパーマ感だけは無くなってましたねー。更に他人様を身体的特徴で呼ばわることへの忌避感も、時代的に強まっていると思うのですが「くるくるパーマ」呼びは続けるんでしょうか。

 さておき里中(小泉孝太郎)は課長に出世し、東海林(大泉洋)は旭川支社長補佐になっている某社は業績右肩下がり。起死回生のプロジェクトに必要だかなんだかで、スーパー派遣を要請されてひっぱりだされたのが…………かの、大前春子(篠原涼子)
残業、いたしません。
雑談、いたしません。
でもドクターXと違うのは、お茶くみも業務命令ならしてくれて美味!更には必要とあらばロシア語通訳、クルーズ船の運転と別料金発生してもいい特殊能力まで、時間内ならしてくれることなんですよー(そこを見込んでのお時給は、おいくらなのか ^^;;;;)
 てなわけで、春子をしらない部長(塚地武雅)に邪魔にされながらもロシア企業との折衝に同席。そもそも13年前にハル子の活躍で結ばれた契約が終わりそうだったのを、春子独断の機転でもてなし、予定になかった干物の七輪焼きであちら感激。干物の契約相成りました、めでたしめでたし、って。えー。どんだけ無策な会社なの。

 そんな合間にも、若い派遣たちは契約延長のためにセクハラに耐えていて。
義憤にかられた新人派遣(山本舞香)が、先輩(吉谷彩子)の被害を訴えてみるも匿名調査にはならず。セクハラ正社員(松尾諭)は知らぬ存ぜぬで逃げ、逆に派遣嬢が人事部からつるし上げ。ハニートラップ疑いの理由が、

翌日笑顔だった←セクハラされて笑える筈がない。
相手に事後に親しげなメール←セクハラされてるのに、云々。
あまりにも伊藤詩織さんのレイプ告発事件もとい山口敬之レイプ不起訴事件をなぞっていて不愉快でしたねえ。もちろん、ドラマ上の正義は被害者側にある演出。軟禁され責められる派遣嬢たちを、駆けつけた大前春子がさっそうと(チェーンソーでドア破ってw)助け出し
『どんなに嫌でも笑って出勤するのがハケン』
と大見得切ってくれるんですけどね。対象セクハラ事由が違いすぎて矮小化されている気が……。そこを脇におければ、嫌なものでも嫌といえない弱い立場の非正規雇用者を代弁する、すっきり案件でしたかねえ。

 業務以外は、会話無用。たまに口をひらいても切り口上の大前春子。懐かしい~となるよりも、ええ?ここまでイヤなやつだったっけ?と驚きが先に立ちましたが、忘れてるだけなのかなあ。おそらく役者さんは前作見返して同じように演じているんでしょうからねえ。そして夜。 再会を祝して里中(と、東海林がw)花見に誘っても、お断り。ですよね。しかし「花見」だったことに、ああ4月放映のつもりで撮影してたよねーとまたため息なのでした。

 さてこれからどんな事件があるのでしょうか。前作では、事件より東海林の春子ラブを楽しんでいたんでしたっけ。

「死亡フラグが立ちました!」1、2 ☆☆

 「このミス」なのにおバカドラマだw
てっきり毎週違う殺人が起きて、謎を解いての繰り返して「死神」に迫っていくのかと思っていたのですが。何もわからないまま続きますw

 都市伝説「死神」、狙われたら24時間以内に殺される!
売れないライター陣内トオル(小関裕太)は、専門雑誌廃刊を阻止せんと、その死神の正体を突き止めることに。ちょうどご近所のヤクザ金融で親分が死神に殺されていて、仇を討つ!と息巻く松重(寺脇康文)の話から判明した死神の手口は、びっくり回りくどいものでした。

 親分が大好きな「赤ちゃん動物映像集!」にビールのサブリミナル映像を仕込む → 見てると喉乾く → ビール取りに行く → バナナの皮で滑る → 床の鉄アレイで頭打つw
 2話で霊媒使って呼び出した別の被害者は
車がパンク → いつになく歩く → 轢かれる

 どれも、外に飲みに行くかも、バナナ踏まないかも、転んでも軽い怪我かも。タクシー呼ぶかも、といった別のことをする可能性があるけれど、もしかしたらその選択肢にも危険が潜むのかも。それほど用意周到に、罠を巡らせるのが死神のスタイルらしいのです。お、おう。
 実はターゲットは自分と知らされた松重。キャンセル制度もあるのに、死神に依頼した子分をあっさり撃ち殺し(^^;;;;;)  道端の子犬にも怯えながらもトオルたちと逃げることに。 しかも、死ぬかもしれないなら思い残すことなく
「世界一の美女にあってチューをする!」
と息巻いてますが、えーっと、ふせえり?

 トオルの先輩本宮に塚地武雅。このルックスで東大出、投資家の大金持ち、モテモテ! そしてヤクザが揉めてチャカ出しても、怖がるどころか大喜び! 本物だーと身を乗り出してキャーキャーはしゃぐと言うゆるキャラ役を好演です。 あと松重の手下に笠原秀幸ね。

映画「高台家の人々」☆

かわいい映画。
綾瀬はるか演じる妄想OL木絵がひたすら可愛い。そして妄想が愉快(塚地の小人w) たしかに、日頃嫌な本音に晒されているテレパスがこんな愉快なもの見せてもらえたら一発で惚れますね! それに比べると、木絵がエリート社員で御曹司(で実はテレパス)な高台光正(斎藤工)を憧れ以上に好きになる過程はちょっと大雑把だったかも。イケメンに優しくされたらそりゃ嬉しいですけども。こんな人と自分が釣り合うわけがないという引け目を超える何かがもっと欲しいよね。

しかもトントンと恋がすすむと、お城のような実家に連れて行かれてテレパス弟(間宮祥太郎)妹(水原希子)や怖い母(大地真央)変な父(市村正親)に紹介されて。薄々心を読まれている様な……と気づいてはいたものの、婚約発表の前に『本当に読心が出来る』と告げられて以降、おびえた木絵は心を隠そうと緑の平原のことしか考えなくなってしまいます。何を考えているのかわからなくなった光正もつらいでしょうが、木絵だって妄想ができなくてストレス。見てるこっちも楽しい場面が減って残念でしたよ。ついには、結婚式から花嫁が逃亡してしまい……その後よりを戻してハッピーエンドでしたけどね、だったらそもそも逃げるなよって話で、印象しりつぼみでした。
せっかく楽しい妄想で始まった映画なんだから、最後もド派手な妄想広がる愉快な新婚生活で、明るく締めて欲しかったですよーん。

そうそう、3兄妹の読心力はイギリス貴族の祖母(シャーロット・ケイト・フォックス)譲りだそうですが。嫁である光正母はその祖母の能力も、自分の子供たちの能力も全く知らないんですってよ。なんてことでしょう。


「正義のセ」1 ☆☆

新米検事の奮闘記!
やる気満々の新米が、効率第一の古参補佐官を振り回して事件を解決! 疲れちゃったと文句いいながら、案外補佐官も嬉しそう……?
てな、スーパーテンプレな初回を楽しく観ましたw

ヒロイン登場するなり「髪まいてみました」「買ったばかりのスカート♪」と、手書き文字が画面に踊ったのは何でしょう。インスタっぽくしてみたんでしょうか。無理しても、若い人はこれ見そうにありませんけど。

2年目検事竹山凛々子(吉高由里子)は、喜怒哀楽の顔に出るかわい子ちゃんです。

被疑者の面談にもつい、怒る同情する、褒められれば喜ぶ(^^;;;) 自然、やりとりに時間がかかります。アポなし警察突撃には、刑事から苦情が。お付きの補佐官相原(安田顕)は

「老婆心ながら」

とダメだしを連発、書類仕事を急かし、冷静に判断すべきと助言するのですが……無理なのかもw

メインの事件はパワハラ&暴行。訴えた部下(浅利陽介)は入院中。でも上司石黒賢は真っ向否認。証拠はないけど悪いやつなのに、許せなーい!って、それ、検事が言っちゃダメなやつですよね(^^;;;;;)
それでも、客待ちタクシーのドライブレコーダーから上司の嘘を看破。加えて先輩情報で、賄賂受け取りが判明。ばっちり逮捕と相成りましたが、毎回そんな見た通り可哀想な方が被害者とは限らないわけで、そのうち騙されて痛い目にあいそうです。
それに、その有能先輩検事(三浦翔平)の指摘通り、この事件にかまけて後回しにした事件にも被害者がいるわけで。

もっと迅速に、公平にね。


他に検事に塚地武雅、地検支部長に寺脇康文。補佐官も皆和やかで、過ごしやすそうな職場です。

実家の豆腐屋も、父生瀬勝久を筆頭に愉快な家族。彼氏もいて、そのうちに揉めるんでしょうけど、まあ滑り出し順調な春ですね。

頑張れ正義の味方!


「怪獣倶楽部 空想特撮青春記」1 創刊号 ☆☆☆

「彼女と怪獣、どっちを優先したらいいんだ!?」
と悩む青年リョウタ(本郷奏多)w
しかもこれ、オタクがとりあえずは市民権を得ている現代の話でなく、特撮=子供向け、だった1970年代が舞台ですから。連絡は家電のみ、特撮談義に熱中しすぎて待ち合わせに遅れても、それを知らせる携帯もないのです(だったら河原で待ち合わせずに、もっと駅や、根城にしてる喫茶店に近いところで待ち合わせればいいのにね)

特撮仲間には彼女の存在が内緒。彼女には特撮好きなことを内緒。そんな板挟み生活で、しょっちゅうデートの待ち合わせに遅れてしまうリョウタ。しかも次の会誌テーマは夜を徹しても語り尽くせない名作「ねらわれた街」ではないか!
ついに意を決し、デートより集会を優先すると彼女に宣言してしまいます。今ここで行かなければ
「僕が僕でなくなってしまう!」
う、うん分かる、君の気持ちは痛いほど分かる。常に寄り添うメトロン星人(周りには見えていない)も分かってくれると思うよ、でも彼女には寝耳に水で意味不明、せっかくの誕生日デートに大遅刻&ディナーの予定をドタキャンしながら言うことじゃありません。せめて時間通りに来て言いなさいよ。しかも
「何をしに行くのかは今は言えない」
ってw 最低w ふられてしまえ!

そんな青年の苦悩はさておき、全篇に溢れるウルトラセブンの音楽、エレキングやピグモン、ダダといった怪獣たち。どれも懐かしくてワクワクします。

録画もできない時代に、イラストが描けたり台詞を暗唱できるってどれだけの集中力で観ていたんでしょう(TV画面からの録音に、「ご飯だよー」「録音中だから静かにしてってば!」のやり取りが入ってしまうのは鉄板のあるあるw) 監督の意図やBGM、製作の背景についての熱い考察も感激です。あんな手作り冊子、学園祭に向けて作ったりしたっけなあ……ああ混ざりたい(なのにメンバーに女性がいないのは不満!実はリョウタの彼女も特撮ファンで……と乗り込んできたりしてほしい)作中で語られる「噂では…」って、専門誌もなかった時代にどこから仕入れた噂なんでしょう、製作会社に親戚でもいる人から回るのかなw

塚地武雅、柄本時生、加藤諒といった、ベストオブオタク俳優もそろい踏み。本郷奏多はいつもなら宇宙人の側なんですけどね、今作では昭和なオタク役が楽しめますよん。
馴染みの喫茶店でわいわいと特撮談義。でも漏れ聞こえるサブタイトル「セブン暗殺計画」で、店に危ない集団だと思われてしまいました。この部分、真面目に次に続くんでしょうか?


映画「アイアムアヒーロー」☆☆☆

大泉洋がかっこよく見えてくる!

突然ZQN(ゾキュン)と呼ばれるゾンビが発生、爆発感染した日本で逃げ惑う中年男英雄(大泉洋)が、たまたま持ち歩いていた趣味の猟銃とささやかな正義で生き残りJK(有村架純)や美女(長澤まさみ)を救うお話。
 こう書くと身も蓋もありませんが、それしかないもんなあ。原作も元々、イケメンでもマッチョでもインテリでもない中年オヤジがどうやったらかっこよくJKと知り合えて仲良くなれるのかなあ~ という妄想から始まったんじゃないでしょうかw 

そんな、妄想する漫画家が自らを投影したんだろう主人公は見事に妄想癖があって、雑談へのカッコイイ返しを妄想(でも言えず)、彼女のヒスへの反論を妄想(でも言えず)、命のかかったSOSのために飛び出す自分を妄想(でも妄想中で殺され出られず)妄想(でも殺されるので出られず)妄想(でも殺されるので…… え-い! って飛び出したらもう敵がいなかった場面、爆笑しましたw 
それでも誰かのために命をかけられるってすごい。ショッピングモールの屋上にわずかに生き残った人々を支配しようとするクズ男(吉沢悠、岡田義徳ら)との対比で、ますます英雄の正義が輝いて見えます。
もっとも、化け物に襲われてるのに当分は銃を使わず「ケースから出すだけでも銃刀法違反です」キリッ ですからw 小市民なだけかもw(私も猟銃等講習会、受けて許可証持ってましたから。規則を守れと訓練されてるとああなるのわかる、わかるんですけどゾンビがー)
そんな英雄がついに銃を抜くとき……彼はヒーローになるのでした。

ZQNいろいろ出てきますが、片瀬那奈の大暴れと高飛びをし続ける陸上選手は出色。あと惚けた有村架純はますます可愛かったですよね。

でもあの終わり方はないわ、どこに逃げても何が変わるでなし。

「怪盗山猫」1 ☆

お父さんの犯罪が深刻すぎてびっくり。死体を飾りますかー?
お仲間の細田も殺されちゃって(これは山猫のせいじゃないよねw)

そんなわけで怪盗山猫、武士道かぶれ。
バカかと思えばかなりのやり手。でもやっぱりバカ。「ルパン三世」の弟子みたいな人ですね。亀梨くんが演じてカッコよくなってますけども、ずっと見ているにはいささか苦しくないですか、テンション高くてウルサイくて。振り回されるフリーライター成宮寛貴と絡むとホッとしますね。
悪い奴らから金を取る山猫ですが、別に「義賊」じゃなくて(←そんな言葉知ってたんだー)そういう奴らは取られても事件にしないからってことらしいです。もっと苛烈な報復、例えば命を狙われたりしませんか、それw
で、何度も邪魔をしてきた天才ハッカー「魔王」の身元をつきとめるのですが、なんとJKで真央=魔王w 律儀に毎日登校してはいじめられています。そんなの企業からデータ盗む片手間に、そいつらのSNSでものっとって嫌がらせしてやればいいのに!なんで諾々と虐められているのやら。母への贖罪?父の会社のためにハッキングしてるだけじゃ足りない?てかサボろうよ。 
結局、真央のせいで自殺を図った母は、これ幸いと父に殺されていたそうですけどさ。えーっと。目撃者の娘もいるんだから、堂々と警察呼んで自殺扱いで処理できない? 薬品で処理して骨を金庫に飾っている意味がわからない……。しかも娘もその後の警察も、骨にたいした反応してないよ
え、何かのフェイクだったのを見逃しましたか?フェイクといえば、まさかの音声認証は楽しかったですけどw

音楽や雰囲気は楽しいので、もっとしょーもない事件を扱って欲しいです。大富豪のパンツ盗む的な。で、そこから大金うんじゃう的な?原作を知らないので勝手言ってみましたw 
部下の尻揉む蔵之介刑事は原作通りなんでしょうか、山猫の音痴もw

「花咲舞が黙ってない!(2)」1 ☆☆☆☆

え、この2人そういう仲? 前作からいままででデキちゃった?

と思う人がいても不思議じゃないよねー出張先の男女が湯上り姿で旅館にいたら。まさか食い道楽だけで団結しているとは思うまいw

そんなわけで、何も変わらず始まりました臨店班の花咲舞(杏)と相馬(上川隆也)。塚地もそのまま。常務だ取締だと上の方の人たちの肩書きは変わっても、臨店班の人も立ち位置も相変わらずです。おかしいことには「おかしい」と声をあげる、まさに黙っていない花咲舞!スッキリ(^^)!


しかーしセクハラみたいな人によって線引きが違う問題ならともかく。元本保証や利率で嘘を伝えての契約は犯罪でしょ?大問題でしょ? 示談や異動でうやむやにしちゃっていい問題じゃない気がしまーす(><)そしてこんな問題が続編できる分もたんまり起き続けるのだとしたら、銀行がどれだけ腐ってるかの宣伝じゃないですかw

『この会社は腐ってるけど、人は腐ってない』

とか、あわや責任とって辞職だった片瀬那奈が言ってましたけど。いやいや、あれだけの人数がずっと不正を黙認しながら支店売り上げ一位を誇り続けていたんだったら、強要した支店長(寺脇康文)だけじゃなく下も十分腐っていたのでは……orz

暴くのが記者や警察でなく、内部の臨店だという限界がそこにありますよねえ。それに今どき、スマホで支店長の発言を録音しておくぐらい自分の保身のためにも必要だと思いませんか。

あ、舞の父(大杉漣)の店に相馬が通い詰めてるのも相変わらずw 何ヶ月か付き合った男と別れたそうですが……しばらくうまく行ったとて、店にいる相馬に会って舞との夫婦漫才みたら別れ話になると思いますw

「花咲舞が黙ってない!」~最終回 ☆☆☆☆

臨店班、解体されず!

相馬と舞も理解し合えどラブなわけじゃなく、これは続編の可能性ありまくりですねー。

最終回は、その前の回でお目こぼしだった御曹司のバカっぷりがとうとう親にもばれて良かった良かった。でも会社同士のおつきあいのために穏便な処分になるのねー 


いやあ毎回啖呵にスッキリ(そして下される処分には、もやっとw)

金融関係の専門用語は、歴代の池井戸潤原作ドラマで予習済みで無問題です。むしろイベントとして 「半沢直樹」のアレね?コレね?と、親しみを感じたりしてw

でもねー旦那はリタイアでした(><)主人公が女性の舞ちゃんなだけに、セクハラパワハラで女性が辛い目にあって舞ちゃんがガツンと文句言ってくれるという展開が多くて、そこが馴染めないというか

「文句言う程の事?」

と言いだしたり、処分が可笑しいとお茶の間で揉めたり、自分の職場でのセクハラ問題が訴えられる方として納得いかない対応ばかりだとかドラマの話じゃなくなっちゃったりwして……楽しめないとリタイア。男性視点だとそうなるのかな。

相馬と舞の父(大杉漣)の意気投合や、オフィス街でのランチなど、食べてる場面が美味しそうなのも良かったです。 


「花咲舞が黙ってない!」1 ☆☆

水戸黄門を思い出しました。

諸国を巡る花咲舞(杏)があちこち支店の悪を成敗するのじゃー。フォッフォッフォ。付き人助さん格さん役は上川隆也が一人で兼任ねw


本部の「臨店班」というのは、支店の問題を指導解決するのがお仕事。「半沢直樹」で聞いた気がするけどあの時は敵側で、こんな可愛い女の子が来る様には見えませんでしたよ。同じ池井戸潤原作でも違うものです。

でも地味でお固い原題「不祥事」から、ドラマは似ても似つかないタイトル(おまけに主人公の名入り)に変えられているところは一緒。TVと小説の売り方の違いが見えて面白いです。


初回は、100万円計算が合わない騒動。

1円合わなくても全員帰れない、でも例え1円でも自分で出して補填するべからず!というのが銀行だとよく聞きますが、そんなところでどーんと100万円消えるとかありえない大金じゃないですかー。


結局は、パワハラ支店長の業績を下げてやろうとベテランテラー(窓口係)の木村佳乃がわざと一束隠したことを花咲舞が暴くのですが、なんとお金は戻っています。支店長と腰巾着が自分の口座から下ろして補填w

100万円自腹切ってでも、不祥事になるのは避けたいとは。コワイところですね銀行(><)


その後の支店長とテラーへの処分を、所用で確認しそこねましたが。例え警察沙汰でクビでも、花咲舞のおかげで言いたいことが言えたテラーさんは笑顔で辞めていけることでしょう。男社会の銀行で、言っても無駄、やっても無駄と諦められていた声を、これから花咲が拾って助けてくれますよー。


元気に楽しくスッキリ出来そうです(^^)

「LADY」2,3☆

2話でチームワークの大切さを、3話でそのチームから要潤にスポットを当てて過去を描いて、とセオリー通りに進行中です。

でも相変わらず、美味しいところ取りのヒロインがむかつく……。事件現場を結んだら図形になるぐらい、他の人にまかせておこうよ。
そして事件が嫌すぎる。
どれも連続殺人犯であるからして、ダッフルコート殺人も抜血殺人も、活躍(?)時期が重なるじゃないですか。どんだけ猟奇殺人犯の巣なんだ東京。
それでもプロファイルに納得が行くならまだしもですが、香月が犯人の動機をひらめくのは、毎度ただの妄想乙にしか見えません。<復活の儀式><魔法陣>も、いくら恋人を亡くしたとはいえ、普通のサラリーマンが即思いつくものでもなくない?(恋人本人の爪を埋めるなら「種」も分かるけど、他人の爪から生えてくるのは別人では。
そもそも、お茶の間の娯楽として毎回猟奇殺人というのが、辛いわー(犯罪史や、プロファイリングについて読むのはむしろ好きなのですが)

もう観たくないけど、家族が好むのでつい視聴。北川景子は頑張ってると思いますが。ううう。

 

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「月の炎」絶賛発売中!

ちなみにじゃすみん「月の炎」評はこちら

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