ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

坂井真紀

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」1☆☆☆

痛たたた、家族に障害者がいる身としては刺さりすぎる。

 学校でふざける友達がいて、彼氏もできて、ぱっと見は明るくてやる気に満ちている主人公七実(河合優実)
スクールカースト上位への誘いも間近か?

 しかしてその実態は、ヤングケアラーに間近。
ダウン症の弟草太(吉田葵)を心配して心配して、でも何もせず七実を呼び出しては丸投げな母(坂井真紀)。父(錦戸亮)は鬼籍。

 マルチ商法にハマった親のせいで全校から嗤われている友人マルチ(福地桃子)からさえ『七実の家には可哀想だから売りに行かないでと頼んだ』と気を使われ、弟と会った彼氏にはフラれる羽目に。

 ああああ
コンビニに行く身内を見守ってあとをつけるの、日常でしたよ……。幸い草太くんは喋れるんだからさ、普段から200円くらい持たせてあげなよーとか、買い物行かせるならメモ持たせろとか、口出ししたくなりますが、いやいや療育側の話じゃないんだから!

 しかしこれ、障害児の兄弟姉妹として特殊な体験をしてしまいがちな『兄弟児』の物語かというと、それもメインじゃなくて。ただ七実は七実である物語らしいです。

 だってフラれた七実は、彼の自宅に押しかけて
「なんで?」
と問い詰め、訳わかんない答えと元鞘を提案されてお断り!時々突拍子もない、場面にそぐわない事を口走るのはモデルになった原作者の反映なのでしょうか。だったら君は将来文章で、世界を少し幸せにするよ?

 これ見て、心洗われるとかほっこりすると書いてる、障害と縁遠い人羨ましいなあ。でも私も可哀想ではないとも思う。それぞれにそれぞれの幸せと苦労があるのさ。
 自分が元気な時に続きを見ます!

「だが、情熱はある」〜9☆☆☆☆

 ……すれ違った! 
9話ラストにして、やっと同じ画面に若林(高橋海人)と山里(森本慎太郎)いやオードリーと南海キャンディーズが。
『未来』の売れっ子芸人場面を別とすると、主人公2人まだ面と向かって話すらしてませんよね笑

 いやぁついに来た、伝説のM-1敗者復活戦!
オードリーの漫才はなんと全力のフル再現!元々のネタへのリスペクトと努力は大したものです。そして確かに再現度は高いのですが、ドラマの真骨頂、そこじゃ無いからね⁉︎

 春日、覚醒。

 初回からずっと若林の横には春日(戸塚純貴)が居ましたけども、私たちが知るトゥースな春日とはどこか違ってしっくりこない、ただの若林の友達でした。
そんな彼が、若林の発明した『ズレてるツッコミにツッコミ返す』台本を、面白さ不理解ながらも全力で演じて。春日ならこんな時どうするのかな?と自ら『イマジナリー春日』になろうとし始めるんですよ!
 ただ誘われてなった芸人を、売れなくても楽しんでいるけれど若林が辞めるなら辞めてもいい春日。決して自分から「もう辞めよう」とは言ってくれない。認められたくて満たされない若林にとって支えでもあり、辞める言い訳にならない呪いでもあった幼馴染が、理想を共有し始めて。ついに真の相方になった瞬間でした。胸熱。

 一方の南海キャンデーズでは山里が、しずちゃん(富田望生)に「怪物であれ」と戦略を押し付け叱り続けてて嫌われる笑 なんてみごとな好対照でしょう。
しずちゃん普通の子なのに奇妙な発言横柄な振る舞いを強要されて、謝る役の山里は常識人いい人ポジション。でもその結果しずちゃんにキャラ人気が集まれば不愉快、しずちゃん単体の映画オファーは断れと嫉妬に狂う山里…ダメじゃん。後にその縁で結婚したわけで、映画潰さないでくれたマネージャー(坂井真紀)に感謝だぞ  (主演蒼井優、を遮られて最後まで言えない演出、奥ゆかしい笑) 

 一応山里にも恋人らしき人(渋谷凪咲)はいて、いつもスイーツに夢中で妖精のようなふわふわ癒し系、都合のいい女…かと思いきや。愚痴しか出ないだろう山里に
「なんて言って欲しいですか?」
と直球で聞いてくる厳しさもあり。全力ですがろうとしたタイミングで留学しまーすと笑顔で去っていく実は自立した女……ここでついザマーミロと思ってしまった笑
 若林にだって、面白いよと励ましてトークライブ(会場は春日の自宅!)に来てくれるくれるニット帽の彼女がいましたけど。むしろネタもないどん底の時よりも、自虐トークでラジオ番組も始まり漫才もこれでイケると上り調子……なのに思うように評価されない八つ当たりで壊れちゃうんだなあ。

 山里の手掴みケーキが嫉妬の味なら、若林が投げたおばあちゃんのエクレアは絶望の味?
(敗者復活戦、山里家はBSだかCS契約してリアタイ応援。若林家はそれ出来てないのもエグいです)

 そんな、似ているようで全く違う。でも同じ暗い目をしている2人を結びつけるのが笑顔の島プロデューサー(薬師丸ひろ子)
 そうだCreepy Nutsもといクリー・ピーナッツ笑もいてそことの関わりもまだこれからで楽しみ。しかし演じてるのが かが屋。見取り図で見たかったよー?

「カンパニー 逆転のスワン」1、2 ☆☆☆

 この場合のカンパニーはバレエ団のこと。
Kバレエカンパニー全面協力でバレエ場面が本格的なのも、バレエ音楽満載のBGMも嬉しいですね!バレエ大好き~。娘に習わせ、不肖私めも大人バレエを習ってはいたんですよお……。かなり無理なビジュアルでしたので、小西真奈美の美しさが羨ましいし、旦那である主人公の態度が信じられない! 習っていることすら知らなかったの??

 総務一筋地味リーマン青柳誠一(井ノ原快彦)は、ある日キャリア創造課、別名リストラ待合室へと異動、バレエ団敷島カンパニー担当に。
楽な仕事、と言われてきたのに社の援助は打ち切りで赤字確実? スターダンサー高野悠(宮尾俊太郎)に出演依頼にいけば怒らせ、家に返れば妻子と家具が消えている。
 何故?どうして?
ダメ社員ダメ夫の自覚もなかった青柳、果たしてどん底から変われるかー?

「言われたことは、ちゃんとやってきた!」
と会社でも家でも胸を張るのですが、言われたこと「しか」していませんねw 
その世界トップに会いにいくのに準備ゼロ。昨日今日見学した印象で、男性バレエダンサーは縁の下の力持ち!総務の僕も一緒! と高野の地雷を踏んでしまいます。そのイメージを覆したい人なんですよ。インタビューの2,3本読めば分かったでしょうに(^^;;;;)
妻の悦子(小西真奈美)相手に至っては、もう何年もバレエを習っていたと知らずに
「どうせバレエのことなんて知らないだろうけど」
と、鑑賞後の夕飯をメインにバレエ公演に誘ったのが分水嶺。淡々と離婚を切り出されてしまいます。私のことなんて興味ないんでしょう?ですって。あーあ、お高いチケット、せめて黙って渡せば喜んだでしょうに。 更には悦子が習う薫先生に敷島カンパニー所属する当時の事情を訊ねに行くも、女性だと思ってた?? HPの確認ぐらい普通しませんか? ああ仕事出来なさそうw

 また、キャリ創もう一人の新人に瀬川由衣(倉科カナ)
日本代表選手マイマイの専属トレーナーだったのに、マイマイが妊娠で電撃引退で解雇orz 

うーん、陸上にもママ選手増えてきてるのになあ……。冬季オリンピックだって、出産直後に代表を争った安藤美姫もいるのになあ……とドラマ内ながら妊娠=引退が残念なのはさておき、ユイユイもとい瀬川のスポーツトレーナーキャリアはずんどこなわけですが。青柳と違って野心を胸に生きてきた瀬川はポジティヴ! すぐ諦める青柳の背中を押す(物理w)のでした。

 そして実際の高野の踊りを生で初めて観て(どうせ公演映像すら観ていないでしょw)、心揺さぶられる誠一。面会禁止の筈の高野に駆け寄り、その感激&妻に出て行かれリストラ瀬戸際 と正直に訴えるたらなんと。 依頼を受けるとの連絡に社長大喜び。それって青柳の訴えが功を奏したというよりも。そもそも高野は敷島瑞穂(黒木瞳)に謝るきっかけを求めていた様ですよ。なのに今度は敷島瑞穂が、高野は出演させない!と絶許??
でも実はそれも、高野が大事だからw うちのカンパニー出演はキャリアに無駄、という気遣いだったと分かって丸く収まっての2話終わり。 さあ練習を始めましょう~
 というところで、高野が怪我をした様です。どうなりますか。

 お目当ての西村まさ彦氏が演じるのは、脇坂総務部長。
グレイヘアもダンディなご陽気上司。お前でも出来る、いざとなれば俺がまとめる等々とニコニコ送り出すものの、実際に揉めると知らんぷりの上『お前の責任だな』と宣告するリアリストでもあり(^^;;;;) 部下はたまらないでしょうが、憎めませんねえ。青柳の失敗、成功、の度にくるくるっと手のひらかえしてくれそうで楽しみです。

「危険なビーナス」~6 ☆☆☆

 満を持しての明人くん!キターーーー!

 祥子おば(安蘭けい)が失踪、実は旦那(田口浩正)の浮気に怒っての家出というか里帰りだったり。復縁ついでに瀕死の康治さん(明人の父)殺害計画が進行したり。その計画、盗聴合戦であちこちから見抜かれていたにもかかわらず、証拠さえ握っておけば康治(栗原英雄)の生死はまあ……と騒ぎにならないとは、さすが矢神家です。
そんなこんな騒動は続くなか、明人(染谷将太)情報はまったく増えず……。楓さん(吉高由里子)が口にする以外は、伯朗(妻夫木聡)もたいして思い出しもせず。
それが、伯朗母(斉藤由貴)の死も殺人!と言われた途端、にわかに明人の存在感が増しましたよ。皆のアリバイを確認していたという明人。そういえば葬式でも、母死亡時どこに居たかを聞かれたっけ、僕も疑われていたのか……と落ち込む伯朗ですが、違うから~。もっとよーくよーく思い出してみれば、続く会話で明人は、2人の血のつながりを強く大事に語っていたじゃありませんか。しっかりして、お兄ちゃん!

 既に更地にされているという母実家。
ところが現地に行くと家が……ある!ここが、BGMも相まってこのドラマ始まって一番怖い場面でした(^^;;;;) 殺人現場として保存しようと父康治と明人で決めて、周囲には更地にしたと、合成写真まで送っていたんですねえ。普通に考えて、自分の実家でもある母妹の順子さん(坂井真紀)がふらっと来ちゃいそうなものですが、遺体発見がトラウマだそうで来ないと踏んだか。
さて『おばあちゃんの家』に上がり込んだ伯朗が、楓さんとアルバムをめくって思い出すのは明人と過ごした幼少期。銃のおもちゃで襖に穴をあけ、捨てられそうになって押し入れの天井にかくしたっけ……。懐かしくて取り出してみれば、そこに明人からのメッセージ。お兄ちゃんなら、伯朗なら、ここに来たらこの箱を開けると分かっていたんですよ(><)
 それだけでも十分に胸熱でしたのに。
場面変わって、なんと生きている明人!拘束され、『受け取ったものを渡せ』的な文章を読まされても怯まずに言い返す言葉は、兄さんが必ず真実にたどり着く!と。こんなに篤い信頼を寄せられていましたよっ なのに当の伯朗が、明人の無事を信じなくてどうするんですかっ

 さて、おばあちゃん家の床をきしませる人影は? 犯人か? 憲三おじさん(小日向文世)か?
現在犯人候補筆頭は勇磨(ディーンフジオカ)と佐代(麻生祐未)親子でありますが、一番怪しい人がそのまま犯人ではないかなー。となると怪しくない憲三(小日向文世)も怪しいですw そして探されている『価値のあるもの』とは一体? 人類の未来ですってよ。

「危険なビーナス」1 ☆☆

 タイトルださっ
え、東野圭吾原作?このまんまのタイトルで? ええええー

 しがない獣医手島伯朗(妻夫木聡)の元に突然現れた美女 楓(吉高由里子)は、異父弟矢神明人(染谷将太)の妻だと名乗る。お義兄様☆と懐かれてデレる伯朗は、楓の素性を疑いつつも、失踪した明人探しと矢神家遺産相続に巻き込まれて行く……。

 金も余裕も住環境も良くないと都会でペットは飼えない、確かにw そんなプチセレブ女子を狙うも相手にされない、くたびれた獣医に妻夫木聡くんがはまっています。雇われとはいえ獣医。普通ならたいしたものの筈なのに、起業してタワマン高層階が新居の弟や、迷うほどの大邸宅にお宝が唸る矢神家の前では貧乏人なのねorz

 その矢神家に、跡取り息子との再婚で入った母(斉藤由貴)と伯朗がどんな辛い目にあったか。母方の親族(小日向文世、坂井真紀)が庶民的で気さくなだけに、両家の違いが際立ちます。母の事故死など、伯朗が矢神と縁を切った経緯も少しずつ分かってきて、正直明人の行方より伯朗の人生に興味津々ですね。なのにそんな伯朗を連れ回し、歓迎されない矢神家にも笑顔で踏み込んでいく楓が、なるほどただ者じゃありません(^^;;;;)

 伯朗の義父&明人の実父である矢神家当主康治(栗原英雄)は余命わずか。
財産を取り仕切るその姉波恵(戸田恵子)と腹違いの弟牧雄(池内万作)、先代の養子に麻生祐未とディーンフジオカ、その他にまだ後妻の子に配偶者にって、ええええい! 公式HPにも、相関図と別に家系図が載っている煩雑さですw
その全員に金目当てだと白い目を向けられていた幼少期。特にディーンフジオカにいじめられ、おかげで終盤、楓が閉じ込められた地下室に心当たりがあって切ないです。そして生まれた『矢神家の子』明人は、肩身の狭かった母の身分を保障する大事な存在だったわけで。俄然、明人をひっくるめ楓さんを守る!と騎士気分が盛り上がってしまう展開に無理が無かったです。

 それにしても矢神家には明人の失踪は伏せ、海外からまだ戻れないので自分が代理だと強気の楓。その上で
「全てを明人に」
と言い遺したまま保留だった祖父の遺産も、現当主父からの分も、まるっと譲り受ける!と宣言した件が、明人の意思どころかアドリブだとはw その方が誘拐犯が動いて明人が見つかるはず、と楓。いやいや、楓ごと殺したくなるのでは(^^;;;;;)
 脳科学者ならしい牧雄叔父がずっと『もっと価値のあるもの』を欲しがっておりまして、ああいう人が言うならそれは金銀財宝でなく知識系、むしろ普通では全く必要ないものじゃないかと思うんですけどねえ。そんな牧雄も、またもや
「それが何か分かった」
とホラを吹いた楓に呼び出された挙げ句、事故に遭いましたよ。
 楓が事故や相続人減らしに関わっているかはさておいて、疫病神ですよね(^^;;;)  明人が、手島家の写真に隠していた鍵はどこかのコインロッカーかな。それとも?? 

 いろいろ気になるので次も観ます。

「LINEの答えあわせ ~男と女の勘違い~」1 ☆☆

 おや案外面白い。
既読スルーになってしまったラインのやりとりを、再度女性側から描き直して、何が悪かったのかやらかしたのを教えてくれますw  この男女視点を変えての描き直しは前期「ねえ先生、知らないの?」では退屈の原因、30分が長かったですが。今作ではタイトル通りの「答えあわせ」になって楽しく見られます。w

 小洒落たレストランに集う男3女3の美男美女たち。
合コンにしては全員が全く初対面。年齢も20代~40代と幅広すぎで、なんの集まりかと首をひねっていたら料理教室でした。でもじゃあ料理技術向上が目的かというと、やはり出会いが目的な様でよく分かりません(^^;;;;;)

 大手コンサルから独立、IT社長の安井(古川雄輝)は、アパレル恵理乃(大西礼芳)をスルーして、モデルの沙羅(筧美和子)をちやほや。シェフ(和田正人)と懇意で常連らしい徳川(真島秀和)は女性に満遍なく優しいけれど、輪の中心はやはり沙羅。TVプロデューサの笹川佳奈子(坂井真紀)は、若造商社マン藤城(黒羽麻璃央)を顎で使い、恵理乃も
「やっぱり男の人は、若い女がいいのね」
と藤城に愚痴るw いや、そういうところが楽しくないのでは(^^;;;;)

 最初から、恵理乃に話しかけられても生返事だった安井。料理中も手つきにダメ出し、挙句包丁の取り合い(!)で手を切る恐ろしい事態になりますが、絆創膏片手に紗羅が駆けつけw 女子力を見せつけました。ってことは脈ありに思えるじゃないですか。
その後も、見合いでもない席で言い過ぎなほど「恋愛観」など語っていた安井に、笑顔で熱心に相槌をうつ沙羅。途中まで送っていき、別れてからもラインでやりとりをし続けて、なのに
「来週の金曜日、空いてる?」
と具体的な誘いをした途端、まず既読がつかずに安井モヤモヤw 翌朝からは既読スルーになりイライラw  家で羽根枕破れるほど暴れてますよ。ヤバい奴だな。←なのに、重ねて同じこと聞けない細心さ。ライン文化も大変ね。

 そこで時間は巻き戻って沙羅視点に。
自信満々で場をさらった様に見えて、話せないよーなどとずっと女友達とやりとり。ライン交換後は、速攻で安井のアイコンを友達にも見せて、自撮りはキモいだのチャラいだのと評定会議。イケメン故に、遊ばれて捨てられる警戒をされていたw  真面目に交際したいための警戒なのですが…。さて。

 相手によって態度を変える安井くん。ワインや香水などうんちくを語りがちで、自分を大きく見せるのが好きそうですが、間違えることもw そして枕を破る大暴れ。身近にいたら、少々地雷かな。それでも次回また沙羅と合っている様で、思い直して連絡があったのか、自分から行ったのか? 他のメンツとまためぐり逢うのか? 逆に恵理乃と初対面最悪からの何かが芽生える目もあるのか?

 それぞれの性格や関係を、言葉でなく座る位置や挨拶の様子で見せていく、演出の気遣いは好みです。答えあわせ、と行っても恋愛指南されるわけじゃなし。考え過ぎも考えなさすぎもダメそうで、返信に悩みすぎるたちの私としては勉強になるかも? 

「ポイズンドーター・ホーリーマザー」2、3 ☆☆

 ほーら既婚者だった~。

 しかし、何故それを当事者の娘に隠すのか。
「年齢より幼いの」
などと評価して恋愛沙汰に口をだすけれど、もう27歳だよ? その囲い込みが幼くさせているんじゃん。そして娘が真っ向から反抗をすると(10年遅い)
『分かった、もう絶縁、あなたも二度とこの家に来ないで』
的に逆ギレorz いやいや、お互い対等に相手の意思を尊重するという選択肢を勝手にバッサリ切り捨てるのは、これまた支配じゃん。

 もうずっと『犬でも飼えばいいのに……』と思いながら見ていましたが、なんと途中で犬の代わりを発見w ネグレクト気味の女子中学生と顔見知りになり、弓香の思い出を焼くなと泣く彼女に……庇護欲を感じたのかしらん。親の彼氏に殴られたその子を発見し、通報。もちろん良かれと思って、JCが黙って受け入れればその先も世話を焼き続けたでしょうに、自分と母を引き裂いたと暴れる彼女に拒否されて、やっと、自分が常に正しいわけでも、善意なら常に感謝されるべきでもないことを学ぶのでした。これも遅いけどw 犬を飼ったのでは気づけないことでしたよね。
 このまま亡くならなければ、関係は修復できたのでしょうか。弓香も弓香で、うまくいかないことはなんでも母親のせい!と逃げて生きてきたようで(一度も母に褒められたことない!とは言いがかりでしたw そういえば、彼氏にだって自分から会いに行けばいいのにね)、どっちもどっちだったと、気づく瞬間が訪れなかったのがこの親子の悲劇だったのでは。

なので、
「娘は、あなたみたいな毒娘にしない!」
と言い捨てて去っていく弓香友には、もやもや。確かに弓香もずるずる甘えたけど、母も母だったよ? 弓香母を聖母の様と高評価するような、何かすごいことありました? あの男、既婚でしかも奥さん妊娠中だよって、言ってやらないのと同様に謎です。 しかし、女キャラで一番のクズだったのはこの親友の母(宮崎美子)、来てもいない苦情に備え『あなたが心配』と弓香母を配置換えし、陰口を叩き、なのに葬式では『あなたが殺した』と弓香に詰め寄る、どこに出しても恥ずかしい風見鶏でしたからね。これに比べて、聖母に見えたのかな? 


 続く3話「罪深き女」は、てっきりまた4話で裏から描かれるかと思っていたので1時間の間に真相が解明されてホッとするやらゾッとするやら。こちらはまさしく、あの親にしてあの子あり……。
 上の階に越してきたシングルマザー(水崎綾女)が色キチと思い込む母(坂井真紀)も母なら、その息子は虐待されていて可哀想で自分を慕っていると思い込んでいる娘も娘。 母がシングルマザーに切りつければ、娘幸奈(清原果耶)もその子供正幸を……でなく、束縛する実母の方を殺そうと火をつけてしまうとはorz しかも彼女の中では、その提案をしたのは自分を慕う正幸少年ってことになってるーorz そして互いに不幸にも母を亡くし、図らずも引き裂かれ、奇跡の再会を果たしたその日に、正幸くん(高橋優斗)が殺人を犯しただなんて
『悪いのは、全部私なんです……!』
と警察に駆け込んで、少女時代から綿々と続く妄想を語りに語るわけですが、なんと彼は幸奈を覚えておらず、もちろん当時も慕ってなんかおらず、虐待どころか可愛がられて本当に幸せに暮らしていたのにそれを階下のババアが怒鳴り込んできてはめちゃめちゃにしやがったわけで。ああ。

 あの、異音というかうっふん音を発する洗濯機……Twitterで回ってTVでも紹介されてたアレを、湊かなえもどこかで見たに違いありませんよ。私たちはただ笑ったけれど、湊かなえにかかったらこんな悲劇になってしまうんですねえ。

 エンディングの唄がキモイです。

「監獄のお姫さま」最終回 ☆☆☆

「更生したぞー!」「更生!」
やったー!ついに更生=復讐を果たし、姫の冤罪は晴れて真犯人が裁きを受けたぞ!(なのに、退廷する姫はやっぱり手錠に腰縄なんですね。ひどくない?)

爆笑ヨーグルト姫の由来になった爆笑画面。何度も何度も見てたのに。そっか、そこにどーんと証拠があったのかw ウェラブルカメラあるある、撮ってると思わなかったーってヤツですねえ。挙句に無能すぎる追求に業を煮やして、自分からべらべら喋り出すという有能犯罪者にありがちな誇示スタイルでしたよ。背中の刃物を抜こうと、ピョンピョン跳んでるって間抜けなだけに鬼気迫りましたね。
法廷で謝られて、むしろ怒る姫。
こんなところで、そんな簡単に謝るなと。
裏切られ、世間に誹られ、無実の罪で、6年も、我が子とも離されてきた、その元凶にただ頭下げられても。
無期懲役になったそうですが、懲役先で友達もやりがいもできず資格も取れずにつまんなく暮らしてるといいな。男の刑務所にはオバさんがいないから大丈夫かな。

そしてやっと出所する姫を、迎えに来た悪ウーマンw と、勇介くん。悪のイケメン社長め、とんでもないねじくれた奴だったけれど、奥さんはいい人でよかったですよ。でも「お母さん」とは呼んでくれない勇介くん。まだどう関係を説明していいのかわからなくて……と奥さん。で、ですよね。そこですかさずオバさんが
「この人はね『お姫さま』よ」
うわー、そうきたか。子供には馴染みのあるステータスですよねお姫さまw そして二人のお母さんの間で、片手ずつつながれて歩いていく勇介くん……。え、三人で暮らすの?これからどうするの?
とりあえずEDOミルク新社長には姫が就任したそうですよ。

と、事件を語れば姫に始まり姫に終わりますが、じゃあ物語の主人公はといえば、ちゃんと馬場かよの成長更生物語だったなあと感無量
「ありがとうございました!」
と、刑務所に感謝w

あのときバカな旦那を刺さなければ、今も必死に家事と仕事を完璧にこなしつつ嫌味言われてたのかもしれません。少なくとも履歴書の賞罰欄の罰は書かずに済んだでしょう、息子とも暮らせたでしょう。でもね。
仲間がいて、資格をとって、「更生」をやり遂げた馬場かよは、輝いているじゃないですか。若い男にプロポーズまでされていますよ!
『可愛いだけの女は、年をとったらオバさんになるけど。可愛いオバさんはオバさんにならない』
見る目あるぞ、のぶりん!

更に、すべての元凶だったちびっこ社長(後のイケメン社長だったのか!)CMを、なんと勇介くんと姫でリメイクというとてつもない自虐ネタで締めw そうだね、勇介くんが次期社長だね(涙)

導入がとてつもなく長かったのと、女刑務所ドラマに既視感ありありなタイミングがもったいなかったですが、そのハードルを乗り越えてきたから味わえたこの満足感。やっぱクドカンは面白いわー。そしておばちゃんの味方だわ。
ありがとうございました! 


「監獄のお姫さま」~9 ☆☆☆☆

「更生するぞー」
「更生!」
世にも珍しいこのエール、本当は言うに言えない
「復讐するぞー」
だったんですね。そりゃ、場所が刑務所じゃなくても大声で言えない言えないw

回を進める毎に段々と進む回想で、冤罪を訴え始めた姫が獄中出産、わちゃわちゃしたおばさん達に助けられつつの獄中育児。
『地獄に仏、刑務所におばさん』
とはよく言ったものですねえ(違)可愛い勇介くんを中心に、嫌が応にも絆を強めていく姫とおばさんたち。私もわちゃわちゃしたおばさんですから、もう仲間に入りたくて。
なのにその勇介くんを奪い去る吾郎社長……。しかも冤罪の原因、憎いぞ。

そうか、誘拐された勇介くんは姫の産んだ子で、みんなで育てたからあんなに懐かしげにみつめていたのねえ。その時は小生意気なガキに見えた勇介くんだったのに、成長を見守った後では可愛く見えますw なのに社長は、連れ去ったその子をモデル嫁との実子とマスコミにリーク。男性不妊と分かった社長にとっては、獄中の姫から奪えた実子は、願ってもない奇跡の子でしょうからねえ……。

そして獄中で計画されるG(吾郎)復習計画は素人のすることですし娯楽の域を出ず。うっかり目にした刑務官もびっくりです(誤字だわ杜撰だわw) でも、そのために資格取得も進んで生活にハリが出て、出所後の生活の支えにもなり……。更に、出所後連絡をとると決めたメアドを間違える、安定の馬場かよクオリティw


これで、若井が元刑務官になって動かなかったらそのまま苦い思い出となって過ぎてしまったのかな。でもまた集って、計画練り直してターゲットを社長から勇介くんに変え、ヨーグルト食べて、情報集めて、ちゃんと誘拐できたじゃないですか!ああよかったー、犯罪だけどw

と、やっと視聴者も誘拐された社長も事情を飲み込んだところで、吾郎社長誘拐から7時間弱が経過
「もう2、3ヶ月経ったかと思った」
ですよねえ、経ってますw 

マスコミもおばさん達を特定し始め時間がない中、勇介くんを育てる現妻も誘拐現場に現れての簡易裁判が始まります。タイに送還されてた実行犯も現れたー!(タイ出身の服役囚がいたの、下手な日本語で和ませる以外の役割がちゃんとあるよね) 馬場かよカレの検事はちゃんと証拠みつけて帰ってくるのでしょうか。

さてどうなる最終回、真犯人だけじゃなくあの鳩な母親もがっつり締められたらいいな。

「監獄のお姫さま」1 ☆☆☆

女囚仲間で復讐を企てる、と言っても「女囚セブン」の様に直球ではないので、姫が誰で監獄がなんなのか分かってくるまでがふわふわした初回でした。

冒頭は、爆笑問題太田と田中が司会のバラエティ番組。
え、録画しそこなった?
と思いきや菅野美穂が別名で出てて、ちゃんとドラマでホッw そして
『おまえの息子を誘拐した』
のフリップに固まるイケメン社長(伊勢谷友介)

そのイケメン社長が目覚めるところから、同じXmasの朝を何度も繰り返すので
え、これってSFだったりする?
と多少混乱しつつ、別目線での繰り返しを視聴。どうやらおばさん達が<女優><財テク><姐御>とそれぞれをあだ名で呼び合い連絡をとりあいながら誘拐を企てていることがやっと分かります。
社長の出勤を確認、別で外出する妻子の服装を行き先で待ち伏せする<女優>に伝え、<財テク>が待つTV局に駆けつけて素知らぬ顔でADのフリップを「誘拐した」にすり替える<馬場かよ>  なんかこの小泉今日子だけフルネームで呼ばれて、バカにされてるんですけどw

と、本来ここで誘拐済みのはずだったのに、<女優>がターゲットを間違えて計画大変更!
<財テク>が昼間っから社長を不倫に誘い、社長夫人(乙葉)が美容院に寄ってシャンプーの間、大好きな特撮レンジャーの扮装に誘い出されてしまう社長令息。
そーんーなー! お客様の連れを誰も見守らずに入り口から出しちゃう美容院なんてダメでしょ〜! もちろんお仲間ですけどね。ぐるだからこそ、美容院の過失になる誘拐の仕方は……まあレンジャーが面白かったから、いいかw
で、要求は身代金でなくマスコミへの某事件真相告白なのに、言わないので最後はイケメン社長本人を誘拐しちゃいましたよ、と。

解放された息子が、何も知らずに教えられたままに叫ぶ犯人の要求。 

我々は!<爆笑ヨーグルト姫殺人事件>の真相を!
 

なんでも老舗牛乳屋のお嬢さま(夏帆)と副社長が婚約旅行中、副社長の愛人が遺体でみつかり、お嬢さまが犯人として世間からひどいあだ名までつけられた挙句に逮捕起訴され、有罪で服役に。その監獄で知り合った女囚たち+αが、免罪と確信。その後会社を立て直し幸せに暮らす副社長=現イケメン社長に真相を語れと脅しに誘拐までしたようですが、さて真実は?
次回からは女囚時代に遡って語られる様で、ますます「女囚セブン」ですよね。

ちなみに<財テク>が菅野美穂で<女優>が坂井真紀、<姉御>が森下愛子です。イケメン社長秘書が満島ひかりと、もうメンバー見ただけでクドカンですw


していることも、作劇も、回りくどいっちゃくどいものの分かりにくくはない筈。それより、単に笑えないのかも。おばさんが必死だったりおばさんが子供にたかられたり殴られたりバカにされたりじゃね。男子校と女子校の「ごめんね青春!」は過去がどうこうは関係なく場面で笑えましたもんね。
(ちなみに 「女囚セブン」1話弊レビュー こちら) (「ごめんね青春!」1話弊レビュー こちら

「はじめまして、愛しています」~最終回 ☆☆☆

大団円

ハジメロスから壊れかけた夫婦の絆も、それぞれの親との仲も、雨降って地固まる式で解決。それどころか義妹家族の夫婦仲も親子仲も良くなり、義弟も妊娠した恋人(岡本玲)との結婚を決意と、あっちもこっちも幸せになって、あとはハジメが戻るだけ……ってところで、ちゃんと取り戻すことができましたよ。愛の力すごいw いやホントに。

しかし、ハジメ=ヒカル君の出生の秘密は盛りすぎでは。
この世には、普通に結婚しながら何人も育ててる子のうちの一人だけいじめ抜く母もいるわけで、最初は特に理由なんかいらないのかもしれないところにも虐待の闇はあるというのに。実父との性的虐待の子でした、父が死んだから家に戻りました、母は知りませんって。

そもそも愛娘が妊娠したら父親を聞くでしょうに。夫の行動を薄々知っていた、家を継ぐ子が欲しかった、等とそっちをほじると更に恐ろしい別種の闇が現れて、愛がなんだかわからなくなってきませんか。 ネットで出会った彼に捨てられたじゃ、あの母が引き下がらないからダメだったのかなあ。

でも全体としてはいいドラマでした。ナイス配役。堂本さんの前髪から目が離せません。ずっとうつむいていたヒカル母が志田未来だった時のヤラレタ感w(でも余計に、ヒカル父は先輩の三浦春馬だろうって気がしちゃうんですけどね)
ハジメ君には幸せな家庭を築いてほしいです(気が早いw)


「はじめまして、愛しています」2、3 ☆☆☆☆

2話、特別養子縁組に申請のため、まずは里親認定に四苦八苦。でも最後に子供から手を握ってくれます。
3話、里親に。『試し行動』に苦しみ縁組を断念。思い直し、再度迎えに行った夫婦にハジメ(と名付けた)は歩み寄り、また手をとってくれたのでした。

もう毎回泣かされてます(><)
そして毎回ダンナがうざいですよねえ。
「ピアノを聞かせてあげる!」
と言ったら立ち上がって、ついてきた。なのにピアノに直行せず遊園地行っちゃうってさ、信次は超善意で最大限サービスのつもりでも、約束と違います。ボートに乗せられながらも、男の子はイライラしてたのかも。夫婦そろって注意をそらしたわずかの隙に失踪です。ああああ (子供の失踪は経験ありすぎて、ドラマでみてても胃が痛く……orz)
場内呼び出しをしようにも、男の子に名前がないw
『ハーフパンツを履いた、男の子が……』
なんてざっくりしすぎの迷子お知らせが徒労すぎてもう、絶望。しかし、彼らには奥の手があ~る。広場にはお誂え向きのピアノがイベントに向けて一台セッティング中。常識人の美奈だけならまさか実行には移せないところを、強引にマイウェイな信次はぐいぐいと妻を座らせて、まあいいからと弾かせてしまうのです。と、本当に木陰から現れるハーフパンツ妖精、もといあの子。

ここで脱走を叱る美奈が
「この人は絶対にあなたを裏切らない。そんな人の手を離しちゃダメ」
と教える場面は……美奈自身も、そう思って信次の手をとり夫婦になったんだなと思えてとても素敵な説得でした。それに応えて男の子が握るのが、まず美奈の手なところに笑い、次に信次に伸ばした手が、ほら江口洋介がデカイから子供の手がますます小さく見えて……うるうるっ。

里親認定のための聞き取り調査では、夫婦の間の隠し事があれこれと明るみに出ます。
美奈の職業病の痔(レッスンって座ってしますしねえ)はともかくw 美奈の母が自殺だったこと、その時手を離したことをずっと気に病んでいること……。小さなハジメの手をとる今は大きな美奈の手も、当時は大きな母の手に握られた小さな手だったのに、可哀想に。
なのにまた信次は「なんで言ってくれなかったのー!」とグイグイ来るんですよ!ウザいよ、言えなかったんでしょうよ。なのに自分は自分で、事故で父と兄を亡くした時の母との揉め事をむにゃむにゃと誤魔化すんですよ。大したことじゃないって、そりゃこっちのセリフだー!
ついでに言うと、美奈が子供の世話をしているとニヤけて『お母さんっぽい』と喜ぶのも、時間の語呂合わせ以上にウザいんじゃとずっと思っていたら、美奈からも文句が。ですよねえ。
しかし信次はある意味、 美奈のフリーダムな父に似ているし、美奈は信次の母にクールなところが似ていそうです。家族や夫婦ってそんなものなのかもw

そして里親認定がおり、夫婦とハジメは3人で暮らすことに。
「これからの方がもっと大変」
と児相の堂本さんがあれこれ予言してくれていたように、ハジメは『試し行動』を律儀に開始。パンと海苔しか食べず、ジュースをケチャップをソースを床に撒き、タンスの中身を放り、そっちを片付けてる間にこっちにまた……orz うわあああああ、と毎度トイレに向かって叫ぶ美奈ですが、これってむしろ狭い個室で声が響くのではw せめて流して音でごまかさなくていいのでしょうか(^^;;;)
もう家中匂うは腰は痛いわ痔も悪化するわw
でも止めても怒ってもダメ、本人が納得してやめるまで見守るべきですって。そこで記念に写真をとる信次……orz

自分もこんなことした?とJKの娘。うんしてたしてた、ただし0歳1歳の頃にね!
どれも赤ちゃんなら、見てない大人が悪いね、あらあらダメよーこぼしちゃったねーで済ませるようなささいなこと。それが5歳じゃ冷蔵庫も上の棚も手が届く、力も強い、ダメと分かっているはずなのにするから腹も立つでしょう。黙って見守るなんてどんなに辛いか……(ちなみに障害のある息子の問題行動ならやはり、騒がず反応せず淡々と処理するのが鉄則ですが。それでもまず止めるしダメと教えることもするわー)

そんな修羅場に、わざわざ親戚を集めハジメの披露パーティをサプライズで目論む信次。こ、こいつはどこまでウザいのか……(^^;;;)
またそういう時に限って問題行動はひっこめて大人しくしていて、それも腹立つよねw 折り合いの悪い美奈父も呼び、どうせ来ないと思ったら来ちゃうし。ピアノが好きと聞いて弾いてくれたら、美奈の父との唯一の思い出の曲「白鳥」で、思い出通りのことをハジメにも語ってるのもおそらく嫌なら、ハジメがいい子に連弾を始めたのもしゃくにさわるでしょう。せっかくの祖父と孫との交流を、声を荒げて遮る美奈が大人げないですが、そうさせたのはお父さんなわけで……。

もう限界、信次がこの子の親になるなら別れるとまで言いだす美奈に、折れて養子をやめようと決める信次。え、そんなあっさり?
翌日訪ねた施設でもハイハイと受諾。美奈の言い訳は中途で遮られ、怒られもせず。堂本さん曰く、特別養子制度は親のためじゃない、子供のためにあるのだから次の受け入れ夫婦を決めるのが先で、美奈を叱るなど時間の無駄だと。なるほどです。そして養子申請の取り下げに別室に向かった信次でしたが……。
後日、我に帰り愕然とする美奈が施設に走ると、なんのことはない。信次は手続きを保留していたのでした……!カーッとなった妻に何をいっても無駄で、落ち着けばきっと気が変わると完全に行動を読まれていましたねw 信次、なんてまたうざ……GJなの!

そして「帰ろう」と呼ばれたハジメは小さな手を差し出し……。今度は一緒にジュース撒くぞ!という養父母の変なテンションを察してか、もう汚しまくりは卒業したのでした。していいなら、しないんだよねw

その次は四六時中ママにべったりが始める模様……。
一日中抱っこにおんぶ、昼寝もママの上で!って2歳児でもかなり辛いのにねえ。また大変です。そうやって育て直して、初めて喋る言葉はなんでしょうね。初めて呼んでくれるのはいつでしょうね(過去に喋ってたかも分からず、障害がないとは限らないのでは。本筋とは外れるからそんなことないでしょうけど)


「はじめまして、愛しています」1 ☆☆☆

庭先の不審音、おばけ疑うより強盗や動物を心配するもんでしょう~。その正体は放置児童、うう恐ろしい。

自宅で細々と教室を開くピアニスト崩れ35才美奈(尾野真千子)、不動産業を営むその夫信次(江口洋介)

二人の家の庭に、放置児童(推定5才)が現れるようになります。鎖で繋がれていた異臭部屋から逃げ、施設からも逃げ、何故か何度も二人の家に。運命だ……と騒ぎ出す夫。ウザいw

この江口洋介が…もとい彼が演じる信ちゃんがいい年してバカで困ります。いい人ですけどねえ。
「朝が来る」で特別養子を育てる夫婦の切実さも、ついでに「家売るオンナ」の有能さのかけらもないフツーの不動産屋さん。でも常日頃、物件探しの信条<皆さんのお役に立ちたい!>通りに、困ってる子供のためにも何かしたいのね。地域密着の商売ゆえに、監禁されていた部屋を特定、普通なら知る由もない惨状を夫婦で目の当たりにし、胸を痛めて特別養子を考えるようになる……ってねえ。虐待のショックからか完黙、本名もわからない難しい子ですよ。普段からノリの軽い夫にクールに接する妻ですが。こと養子に関しては、軽率に同意しない美奈の態度はもっともです。
それに、結婚生活10年で子無しなのは、美奈のキャリア優先のため。不妊と診察された様子もないのに、実子できたらどうするの……。

でもピアノがね。

何故この家に来た?と強く問われて、黙したままの男児の視線がグランドピアノに。

美奈が弾くと近づいてきて、ド、レ、と教えられるままに音を出す。普段、イヤイヤ教室に来る子供たちばかり相手にしていた美奈にとってこれは、心揺さぶられる瞬間だったことでしょう。湧き上がる『好き』という気持ちは、教えられないものね。

そして速攻の、美奈からの特別養子申し込み宣言。1話のラストで、もう?びっくりしましたよ。

まあ、それも人生。
少なくとも、ピアニストとして芽が出なかった自分と世界的マエストロである父との不仲、いつまでも『あの父の娘』でしかないアイデンティティーに悩む美奈には、なさぬ仲でも親の視点をもって初めてわかることがあって、父との関係は良くなるのかも。
それとも、ナレーションで語られた<奇跡>がこの子の発揮する音楽の才だとしたら、それを父が認めて喜んだ場合、美奈の心中はさらにこじれるのか……? 失踪した男児の母が、いつか現れるのかも鍵かでしょうか。

物心ついてから引き取られる子は、試し行動や赤ちゃん返りで噛んだり壊したり四六時中ぺったりつきまとったりとものすごく大変だと聞きますし、作中でも目線入りの画像で紹介。大変なことになっちゃうのでしょうか。でも信次は昼から仕事の合間に顔を出してくれそうです。お願いだからずっと変わらず能天気でいてね。
 

その他、信次の妹に坂井真紀。「偽装の夫婦」に続く”空気を読めない親族・主婦”役が板につきすぎて辛いw あとチャラい弟にもこみちで、男が背の高ーい家系ですねw

ぬっと現れる児童相談所の職員に余貴美子。そうだ、おまわりさんに山崎樹範です。

「偽装の夫婦」~最終回 ☆☆☆

なんともう早々に最終回!
美麗なラブチェアに並んで腰掛け、それぞれの絆を語るカップル。この終わり方、懐かしの映画「恋人たちの予感」( メグ・ライアン&ビリー・クリスタル主演)を思い出しました!
男同士、女同士、と同性カップルのカミングアウトの苦労や墓の心配に続き……男女の夫婦が現れたと思ったら超治とヒロなのね。いまだ肉体的には清くても(ぶっちゃけるなー ^^;;;) 他の誰でもない、この人と添い遂げると誓った間柄。それこそが愛ですって。はいハグ!
 

結婚して、やっぱり別れて。
そこで『1年後』のテロップが出て再会したら、もう笑顔で終わるのかと思いきやそこからが修羅場でしたよねw それぞれに暮らしていたパートナーをさておき、やっぱり惹かれあってしまう超治とヒロ。じゃあお互いきちんと別れてから…と相談したくせに、会うとやはり言い出せない二人。ヒロなんて人前結婚式の企画がスタート(><)
子供を喜ばせようとして、余計に泣かせちゃったじゃないですか……。
でもだからって、由羽ちゃんのためだけに偽りの夫婦になっても誰も幸せじゃありませんから。『ばーかばか、なんでこんな女好きになっちゃったんだろう!あたしといた方が良かったって思えばいいのに』という由羽ちゃんママ最後の恨み言も、こうやって書くと凄いですけどある意味ちゃんとお祝いの言葉。はっきり口に出来たことで由羽ちゃんママもヒロも一歩踏み出していけるのでしょう。

エンディングのカップル達、超治のお母さんが撮影してネットに流しているという設定でした。そうやってお母さんも息子の世界を理解しようとしたり、世間に関わったりしているのだなと分かっていいですよね。あの騒がしい従姉妹も看護師を目指していたし。人はいつからでも変われるのでしょう。佐藤二朗従兄弟ですら手品うまくなってたよ! ああ私も頑張ろうっと

途中、由羽ちゃんママの堂々ゲイっぷりも違和感なら超治のゲイがばれたときの保護者の拒絶っぷりも違和感あって(ロリコンならともかくゲイは関係なくない?)、その他あれもこれも誇張され過剰でやりすぎでしょう~と思うことばかりのドラマだったのですが、語り口だけは淡々と静かでしたよね。そこが気に入ったのかなんだか、毎週旦那がめちゃ意欲を燃やして視聴していていました。テーマソングのピアノが眠気を誘うのか必ず寝るのにね。
心の声……隠さずに生きていっている私はとってもとっても幸せなのねと旦那の寝顔に思うドラマでありました。

(「恋人達の予感」の原題しかわからなくて検索してたら、「When Harry met Sally2」の予告編をみつけてしまいましたw ビリーの娘さんが監督をしたものですってよ、興味のある方は探してねw)

「怪奇恋愛作戦」2 ☆☆☆

深夜の悪ふざけw 嫌いじゃないです。


1話を見逃したので、あれこれ不明なまま見てますが……これは全部見てても全部はわからないのではw

 
さらわれて改造手術されそう、なだけでも意味不明なのにそのアジト、近所のコンビニの裏にあるんですよw じゃあなんでヘリでw
 怪しい博士の屋敷もヘリコプターもちゃちくて可愛いw


そしてせっかくきた電話になんで「助けてー」でなく「来てー」って言っちゃうのかなw 挙句下ネタ状態だと思われてしまうとかw まあ深夜だしw


かもめんたるの「すぐ信じる先輩」も

ジャンプする饅頭も

電話で話してた筈が、分割画面越しに直接話し出す風呂の場面も

生後すぐから死相が浮かんでる赤ちゃんもw

なんか好きだわあ

一体何がしたいドラマなんでしょう……芸達者な舞台俳優と芸人が無駄に勢ぞろいw


首だけになっても恋しい人の名を呼ぶ人造人間はちょっと切なかったです


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