感動の実話。
高難度手術を得意とする若き眼科医羽鳥(濱田岳)は、是非一度ベトナムに来て欲しいと請われ、3ヶ月の予定でボランティア診療に赴く。と、そこには重症の貧しい患者たち。診察費がなく、ぎりぎりまで我慢しやっと受診し、治る見込みがあっても高額の手術代を聞くと諦めて帰ってしまったり。
また英語の通じないスタッフたちは、そんな患者さんたちがどれだけ待っていても決して急がず、時間になるときっちり帰る。準備や手際の悪さを怒ると、激昂。日本語が少しデキる、という看護師がみかねて、ベトナム人は他人の前で怒られるのをとても嫌い、対面を重んじること。家族が大切で、すぐ帰るのも家族のため、と文化の違いを説明してくれます。なので
「まず、褒めてください」
という彼女に「ありがとう」や「上手だね」のベトナム語を習い、早速使いだす羽鳥(^^) そして距離が縮まってきた皆に頼みます。
『待っている患者も、家族のように思ってくれないか』 と。
あれもこれも足りない中の、苦肉の治療を『ベトナム人で人体実験か』と告発されたりもしましたが、最終的には和解。だってそうですよ、賃金もらわないボランティア、足りない精密機器も中古とはいえ、日本で調達し私財はたいて持ってきてくれるんですよ。そんな医者他にいますか。そんな人が患者さんの為にならないことなんかしますか。
そのうち、貧しい患者さんの手術代まで自分が払うとか言い出して、もうどれだけベトナムに貢いだら気がすむのかと逆に心配になってくるほどです(^^;;;;;;;) 奥さん(国仲涼子)に約束していた新居も、頭金が機材に化けてパーです。もちろん予定の3ヶ月が過ぎてもボランティアは終わらず、日本でフリー眼科医として稼いではベトナムに戻る生活になりました。
地方を回る診察ツアーも始め、手術代が払えないと帰ってしまった少女と再会もします。症状が進んでしまった彼女の手術(支払い羽鳥)は難航し、停電にも負けず(悪天候の日に手術して無駄に盛り上げちゃダメだよー)無事に成功。
どれだけの目に光を戻してきたのでしょう。今日も羽鳥氏はきっとベトナムで、治療にあたっているのです。
実は羽鳥氏の亡き父(生瀬勝久)も救済活動に熱心で、家族を置いて出かける背中に子供ながらに罵声を浴びせた記憶もあるのに……「大人になったらわかる」と言い置かれた、その通りになってしまうんですから不思議です。そして離婚にもならず、別居状態で氏を支える奥さんも理解ありすぎですよ~。ベトナムの医療費問題が変わらない限り、個人の資産を持ち出してもなにも変わらないと思われるのですが(^^;;;) それでも動かずにはいられないんですね。そこに患者さんがいる限り。
国仲涼子
運命の人だったのか!
ポンポコポ~ンw と現れた古い四則演算切符。 からの~指踏んだの、左薬指だけ腫れたの、指輪が入らないというミラクルで忘れるに忘れられないアイテムにしておいて、巻き戻る、時は21年前に。
そりゃねー、あの広いアメリカでも、ディズニーランドで子供の頃撮った家族写真やビデオに今の夫が写り込んでたよというミラクルがまま起きて話題になるぐらいで。東京と横浜ぐらいだったら依子と巧が乗り合わせることぐらいあったかも。うん。
でもそこで、自分の切符を差し出した巧少年の行動はイケメンでしたよねー
『ポケットにしまって』『黙って』のジェスチャーもイケメン、時代がおかしい服装さえなければいいのにw バレンタイン回の回想でも思ったけど、あんな変な中学生をなんで好きだったの佳織さん←でもあの服装で、巧だと即座にわかるわけでorz
サプライズ誕生会からの、鷲尾くんプロポーズ。
そこまでは完全に鷲尾くん勝利な流れだったというのに…よくよく語らせるほどに楽しかったのは『デート』であって、相手が誰かがほぼ印象にないことにw そして巧と依子の頭の中にはお互いしかいないのだということに。あああああ
依子にはプーの自分じゃダメだと巧、心ない自分じゃ巧を傷つけると依子。そんな相手のことを思いやる発言しかしない号泣試合、たまりませんね
…さっさと抱いちゃえば違ったのに、鷲尾くんw デートごとにスポーツのルールや行った場所よりも自分の身体で頭がいっぱいに出来たのにw って、それで想いを錯覚して後の離婚につながるカップルもたくさんいるのかもしれませんねー
呆れた皆が去り、黙々と一つのリンゴをかじり合う二人。なんやらたまらなくエロティックでありました。その後の口づけがきごちないのも素敵w やけ酒の鷲尾と佳織もくっつくかもですが…さて(鷲尾家がヤンキー佳織は嫌がりそうw)
悪夢の初デートと同じ待ち合わせ場所から、桜を見に行く巧と依子。ただ『見ている』だけでも手をつなげば幸せに変わった二人をみせてのエンドシーンは、結婚式で終わるよりも良かったです。満開の桜に幸せの予感。いまだ契約結婚とか抜かしてますけどねw
あー、面白かった!!
低俗なドラマ脳ですみません(><)
<つい電話してしまう相手が、本当に好きな人>
だ、と思って見てましたよー、ええ、陳腐なドラマの手法w ひねくれたこのドラマで、そんな普通のことするわけないのでしたw
かといって、<あの二人>の結婚式を、まるで巧&依子か巧&佳織、鷲尾&依子の2組ででもあげるのかってカットワークでミスリードしまくるのもその、ドラマの手法のお約束ですよw
結構無理やりだったパパ登場、そうか話をまたがってここに生きてくるのかw
そういえば、アイスリンクでの大激白大会。病院での大騒ぎに似てましたね、迷惑だわー
しかも内容が恥ずかしいw
恋に溺れる自分が不本意だとかw
ぐるぐる回ってる外野には聞こえないかもしれないけどー、最後ふた組でがっつり抱き合ってるのは写メられるレベルで恥ずかしいわー
それでも身を引く人が出るよりは4人幸せの方が良いに決まってるし!等号カップル2組でハッピーハッピー
ひとり寂しい宗太郎兄ちゃんにも…最終回で奥さんと子供戻ってきて春が来ないかな。
そう、まだ最終回じゃないんですよね(^^;;;)
依子母の不穏な言動=依子の無意識下での引っ掛かり……を提示して来週までもつれ込みます。ブーケも巧と依子で取っちゃったし。
ってことは、これから「本当の恋」への目覚めが?
なにしろいつの間にか、お互いを理解してしまった二人ですもんねw
せっかく鷲尾くん好みにふわふわ可愛く(無能OLみたいにw)なった依子も、EXILE風になってバイト探しそうになってる巧も、元に戻ってしまうのかしらん。 もったいなーい
でも素でいられる関係も良いってことになるのかなあ
最終的に納得させてくれればいいですけどね!
(巧の芸術家デート……出不精の私は望むところですがw 映画好きで好みが違う、漫画好きで好みが違う場合の方がやっかいですよね。つげ義春たくさん読んだけどそんなに好きじゃない……w)
そして実はまだ手を出していないと、準備万端な依子のセリフでわかっちゃう鷲尾くん。紳士だね!
赤まむしドリンクだ、婚前契約では週何回だとあけすけな描写が多い割には実際のところ保守的な今回の月9。婚前交渉はなしなのかも。ある意味、斬新w
おお、恋愛ドラマになったw
「教えてください、恋とはどんなものかを」
って、タイトル来ましたよ!最終回じゃないし当て馬鷲尾くん相手なのに!
キスにも告白にも動じなかった依子が、よりによって結納が済んでから涙が止まらないなんて~!それを淡々と
『結婚じゃなく恋がしたかったからですよ』
と解説する高等遊民。自分に向けられる気持ちには疎いくせに、他人事になると映画のように紐解けちゃうんだから面倒くさいやつだなあ、もう。
そして年越しのキスをした組み合わせで、バレンタインのチョコが贈られるのでした~盛り上がってきました!
前回の母手術の回は、まだ生まれてもいない子の親権問題つまり冒頭が笑いのピークw
あとは巧父の生存が今回の結納につながっただけで、病院で騒ぎすぎのひと休みの回って印象だったのですが。それでも
『身内の死にはオロオロするもんだ』
という巧の使えなさ(依子にも鷲尾にもないもの)こそが依子には好ましいのだろうと思っていましたよ。さて今後、相手の入れ替わった交際を経て、やっぱり巧と依子で結ばれるのがセオリーのはずですがその時にはどこが魅力ということになるのでしょう。楽しみですw
今回じゃすみん的に盛り上がったのは宗太郎の離婚話です。
佳織ちゃんを奥さんと思ってたうちの旦那は置いといて。宗太郎家族の不在は皆、ずーっと気になってましたよね? 集団見合いの時もすぐホテル行っちゃうし。そうか出てってたんだw むしろだから佳織ちゃんが戻ってきていたと。
それをただ別居だ離婚だと情報で出すのでなく、積年の巧へのコンプレックスと絡めて吐露させたのがいいですよね。
仕事があって妻がいて、巧に勝てたと思っていたのに。なんで俺が離婚でお前が結婚&主夫で生きていけるんだ~って。協力しながら鷲尾けしかけたりと分かんない奴だった宗太郎にぐっと気持ちが寄りました(><)
でも子供時代のファッションはダメダメ
依子が当時も今もそっくり同じなのは、成長のなさの証としてオッケーですが、他は普通の子供であるべきでしょう? 小学生佳織がスタジャンはまだギリ見分けのためと思えますけどねえ。巧が…w 中学生巧が既に謎のオヤジコーデに中折れ帽って、それじゃ変な奴w それでチョコくれる女子がいるってw うそだー!!! 学生服で十分若き巧とわかる場面なのにー!!
あと依子母からのチョコ。
生前から、娘が恋したらこれを…っていい話の様に演出されてましたけど納得いきませんわあ。チョコ詰め合わせのベストはこれ!ってそんな勝手な。甘党辛党、好みってものがあるじゃないですか。まあ、あの勝ち誇った母らしいといえばそうですけども。
鷲尾くん、さすがに可哀想~
毎回楽しく見ています、月9。
クリスマスのドタバタも年越しのジタバタも2度ずつ見ちゃいましたよw でも記事書かなかったという。
あらすじよりも文句やツッコミどころを書くのが目的の弊ブログ、面白いと何も書く事ないんですもん。いやーこう来たか、よく出来たお話でした、見事!てなもんで。
事件何日か前、準備の段階から毎回遡って描かれて行く構成も面白いですよね。
しかし新年を迎えた今回、蛇の煮込みに大笑いしつつも対抗馬鷲尾くんが可哀想で可哀想で。
「真面目なあの人」
が好きだと言い出した回、もしかして依子父のことかーなんて腐ったツッコミいれて反省していますw 本当にまっすぐ依子さんが好きですよねえ。目の前(ただし扉越しw)で他の男に迫っているのに、受け入れてやれと泣きながら逃げた巧を怒るほどにまっすぐ。
イケメンでスポーツマンで父のお気に入りで、仕事も料理も人付き合いも百人一首も出来て…依子が好き。
親戚のおばさんに言われなくたって、絶対鷲尾くんん押しでしょう!
でも当の依子が……巧がいいのよね?
お雑煮が『母の味』な謎。
グラム単位のレシピをソラでピシッと書ける依子母にもお見それしましたけどw それを初回しか再現できなかったという依子……ドン引きするほど泣いてましたからね、動揺で手が震えた?とか。肩揉みがハマった様に何かツボッたのかとか、考えてみてましたけど、なるほど。再現を望まれず書き換えられたレシピの、本来の数字を伝えただけだったとは。
出来レースの結果を知って、悲しく去る鷲尾くん。カラオケ熱唱でふっきれるのでしょうか~??
そして絵馬できっちり落として笑わせてくれてw もう最高w 世界平和w
ペットの蛇も、なんで蛇??と思いましたが鍋にインしたところで納得です、ウサギや子犬を加熱で瀕死になられちゃ放送自粛w(爬虫類飼い主さんは激怒かしらん、でも重症度がわかりにくいので)
息子巧の大ピンチに、同じピンチの映画見てゲラゲラ笑ってる巧母ってのもすごい場面でした。「ミートザペアレンツ」面白いけどさあw そして「卒業」のラストがそんな悲壮とは知りませんでしたわ。
あ、映画語りに歯止めがきかない巧のオタク莫迦っぷりも良かったです。あるあるw
てなわけで、結局まだキスも体の相性確認も出来ていない2人。
巧は寄生を受け入れてくれる他の人が現れればそっちでもいいかもしれないし。そしたら鷲尾くんと依子で結婚もいいかもしれないけど。やはりここまで見てきたら主人公同士で恋をきっちりしてほしい……のかな?
応援する気持ちが自分でもよくわからなくなりつつ、物語は進展していくのでした。
次回は巧父が登場ですと?
鷲尾くん、やっぱり依子を!w
社長の姪っ子の美人をお膳立てされたのに、脳裏に浮かんだのは別の人。最初にあっさり振られ、交際するプレッシャーなしに見守れたことで好感度上がったのかも。てか、危なっかしい人として保護欲をそそられるのかもですね。2人きりで丸一日過ごしてから、好きかどうか考えたほうがいいと思うのよw
(いやそれともまさか、よく一緒に過ごしているあちらの『真面目な人』かも???)
さて、肝心のメインの2人はといえば。
2話で無職がばれて決別。
フラッシュモブまで仕込んでプロポーズしたのに、剣もほろろに振られるという貴重な体験をする高等遊民に大笑いw 僕を養ってくれ、と土下座もできちゃうんだw ある意味すごいw
(しかし、女なら専業主婦って道が認められてるじゃないかと言われると、確かに)
3話ではお見合いパーティで鉢合わせです。
『無職だから養ってくれ!』と全員に言い回ってドン引きさせる高等遊民w 正直だけど怖いよw フリータイム、女性は巧から逃げようと必死で、手近な男性参加者に声をかけまくりです。依子は依子で相変わらずなので避けられて(あ、松下洸平くんだ。出番これだけ?)るし、パーティのカップル成立率がこの二人のせいで上がったかもレベルw
ただし泣いて帰る人もいましたねえ。
漫画家志望女性と羽海野チカで盛り上がる高等遊民ですが、彼女の作品を見せられて……ズバッと欠点を指摘しちゃうのね。うん、おべんちゃら言えるなら働いてるよねw それにしても酷い出来で、ある意味ニューウェーブの予感さえしましたよ。関節が二つw
そうそう、杉本彩も登場で視聴者の疑問に答えてくれました。
女性経営者とか金持ちのオバサマに飼って貰えばといいと思うでしょう?でもあちらにも選ぶ権利があってw 無職は人生のパートナーとして尊敬できませんとさw 『若いツバメ』の口なら斡旋できると言われても、そんな捨てられたら終わりの不安定な立場は嫌なんですと高等遊民w そうか、結婚なら財産分与その他保証があるもんねー おいおい
急展開は、胡散臭い自称カウンセラーに酔わされて部屋に連れ込まれる依子。
一度は見捨てて帰ろうとするも…やっぱり駆けつけて、部屋に押し入って『漫画や映画で見たように』女性を守ろうと体を張る巧なのでした。弁は立つから舌戦なら負けない、マムシドリンクも見逃さずに追い詰めるぞ!
えらい、えらいよ!弱いけど!!
(殴られた巧を介抱して礼をいう依子でしたが、自分が危うく助けられた自覚があるんだねえ…どこから起きてたんだろう。巧が強くて、無傷でカウンセラーを撃退してたらおかしな疑いかけられたんじゃないのかなw)
依子のボールペンアイラインを隠してた眼帯が、殴られて出来た青タン隠しに巧に渡されました。なんだろうこれ、同じものを使える仲、一種連帯感かな。
そして「捨てておきますから」と交換される連絡カード。
変わり者同士、縁は続くのかしら……。
並んで帰る2人。
ゴルフから駆けつけ、そんな2人の背中に動揺を隠せない鷲尾くんですよ。諦めるなら傷が浅い今だよー(それとも…w)
さてさて、来週が待ち遠しいですね。
地味ながら驚きの連続。
唐突なバスジャックに始まった今作でしたが、慰謝料が届いてホウホウと驚いているうち、あれよあれよと編集長の過去が分かり、マルチ商法に繋がり。
エステティシャンの美人が「嘘つきですよ」と明るみに出た日には「えええええ~」(前作の上を行く虚言症か!)と思わず声が出ましたが、実はその弁護士の方がストーカーで嘘つきで。
第2のバスジャックにも仰天。
彼もまたマルチの被害にあっていたとは…だからコンビニのおばあちゃんの話を聞きながらあんなに不機嫌だったんだぁと驚きつつ……彼って、最初のバスジャック犯がマルチ関係と分かってきた時にはもう調査に加わっていなかったんでしたっけ。それとも言葉だけで中身を知らなかったのかなー。間抜けですね。
それでも、工場長のおっちゃんは待っていると、出所したら雇ってやると言ってくれる。こういうところがいいんだよね、このドラマ(><)
ネットで叩かれ悪ははびこり、でも優しいひとは確かにいます。
優しい先輩をマルチに誘ってしまった彼の様に、優しくても悪の手先になれてしまうのもまた怖いところではありますが。
「必ずやりなおせる」
と、励ましてくれる杉村が救いです。
と、毎回ハラハラして見守るというよりはボーッと受け身で圧倒されているうちに、時々「!?」っと驚かされ、エンディング曲が流れてもう終わりかとびっくりするという体験の連続でしたw
そしてラストに来た菜穂子さんの不倫…。あーあ。
いっそ愛しちゃってたら救われるのに。
「めかけの子だから」
という義姉に怒る主人公は、まだ愛してますよね。なのにやり直せないのかな(><)
脇役が印象的で、広報室の失敗娘は睡蓮に来たらトンデモないw「とばされそうだから見学に来ました~」って、所属する本人達にそれ言うかw
脂ぎった井手親父(千葉哲也)も、大嫌いでしたけど勿論演技力の賜物でしょう(社長夫人にとりいってましたけど、それに続く話ってありましたっけ?)
弁護士ストーカーも、解決はしていないんだからそのうちまた関わってくるのかも。
さて、窓際勤務から解放されて旅に出る主人公。でも物語は続く様です。
離婚したらもう杉村じゃないしw 探偵するきっかけはどうなるんでしょう。続いても地味なんでしょうけど、楽しみです。
手放したんだ、あの家……。
前作にあたる「名もなき毒」で、奥さん(国仲涼子)があれこれ楽しそうに決めて新築した可愛い家。もう引っ越して父豪邸の離れに間借りだそうです。そりゃ、幼い娘を人質にストーカーに立てこもられたらもう住みたくないでしょうけど(><)
その心の傷も癒えぬ間に、今度は主人公杉村三郎(小泉孝太郎)がバスジャックの人質です。犯人に『事件に慣れている』と評されていてもう笑うしか。
「そんな不幸じゃない」
と答えていましたが、いえいえ充分波瀾万丈です。
初回2時間sp、不思議なハイジャックでした。
人質をきちんと名前で呼び、仕事や学業の様子などを聞いてくれる初老の犯人(長塚京三)。手には拳銃があり、発砲も辞さないと脅されつつもやはり、会話が成立している安心感で何故か現場は和やかムードw
挙げ句、どれだけの金が欲しいのかを皆に言わせ、その分を慰謝料にあげようとか言い出しますよ。どうやって支払うんだ、と食い下がる男もいましたが、警察の突入で犯人が死亡しておしまい……にならずに1シーズン続くのね?
犯人が呼び寄せた「悪人」3人は何をしたのか?
思わぬパニックをみせた編集長(室井滋)の過去は?
エステティシャン(長谷川京子)は何を知る?
凡人で善人な主人公が、瞬間殺意に捕われた前回の様に、またも悪意の一滴一滴が周囲の人々を変えていくのでしょうか。ハラハラ見守ります。
今回の杉村さんは妄想が激しくて、予告にあったムロツヨシ銃殺の画像は妄想でしたよ。人騒がせなw
それと、犯人長塚さんが「じーさん」「おじいさん」と呼ばれることに違和感。そんなに老人?
って思っちゃう私がばばあ?(^^;;;;)
ブラック社長、大学でセクハラを学ぶの巻w
存在自体がセクハラなブラック社長!
日々この調子なんですから、今更秘書や部下の女性に何を言ったって、怒り呆れはしても泣いて走り去ったりはしませんよねー。皆もういい大人ですし。
でも大学の吞み会では怒られないからと好き放題セクハラってたら、本当に何気ない会話で百合ちゃんに走り去られて以後連絡がつかず、登校もせず。
「彼氏いるの?」
「どんなタイプが好き?」
「この中なら誰?」
矢継ぎ早なこんな軽口、まあ日常会話ですけどねー。いたいけな百合ちゃんを傷つけたと真剣に思い込んだ社長は大反省。もちろん実際は携帯落としたまま帰省するという、今時の若者にあるまじき繋がらなさが真相なのですがw せっかく対セクハラに目覚めて都合がいいからと、放置。
もーちーろーん、大事な討論会の真っ最中にそれがバレて舞台上で逆ギレ大会ですよ。
食事ぐらい誘って何が悪い!
って、確かにw
でも報道陣も呼んでるし、せっかくオシャレに目覚めてくれた人権委員会ちゃん達からもまた嫌われるーと思いきや、あの発言には惚れました
「オレが守る!」
常軌を逸した発言、行動で女性を傷つける様な輩からは、オレが全力で守ってやる!
その上で、楽しくコミュニケーションをとろうじゃないですか、と。元からこの人のセクハラは弱みに付け込んで騙してやろうとかじゃなく、もうただただ本音丸出しというタイプですからね。カッコいい方の本音も言ってくれたら最強ですよ。
もっとも最近の大学は実は企業同様に厳しいらしく、日々セクハラだパワハラだアカハラだとガイドラインを指導されている旦那はこんなドラマすら笑ってみられない状態な様ですよ。横でみていて『なにが拍手だよ、そう上手くいくもんじゃないよー』とぶつくさ。
でもとりあえず物語上では丸く治まりまったようです。
そうか百合ちゃん、社長が好きなんだー。
澤部の服飾店バイトも面白かったです。同じ服を着ているのに何故ああも違うのかw そして対メイサ講師の愚痴は、やっぱりブラック呼ばわりになってきましたよね。酷いもん。でもそんな黒木メイサが、クールな役の時よりも魅力的です(^^)
ハライチ助手を相手に、愚痴から暴言から言いたい放題の黒木メイサ講師。
こっちのアカハラだってかなりブラックですよねw
それでも本筋は、vsホワイトプレジデント。
社員を大切にする、超好待遇企業の女社長(萬田久子)と対談する主人公。
そこで会社を訴えてた社員とご対面~、キレずにこらえて和解を演じてみたりして、目指せ企業イメージ回復!
もちろん、ホワイト企業の方が実は業績が傾いていたよーという逆転劇はお約束です。そこで援助を申し出……その真意はやっぱりブラック丸出しにホワイト企業の社員を獲得してこき使うためだよーんのオチもついてて愉快愉快。
(大学に通う動機が『女子大生といちゃいちゃ歩く!』だと公言して煙にまくように。倒産で失職する向こうの社員を救いたい、と例えば本気で思ってても言いませんよねー)
そろそろ有名社長だと大学内でもバレてきて、でも「部活やめないでください」と言ってくれる女子部員もいて。
今回のホワイトvsブラック企業の話なんて、大学は絡めずに企業トップ同士で知り合った形で全然描けるはずなのですが、そこをワンクッション、大学生が講演を聴いての反応や『経営学』講師と絡むことで楽しくなってると思います。
逆に大学生の甘酸っぱいやりとりや、もっと社会を知りたい!という気持ちも今は良いスパイスですが、これだけで1時間ならみないと思うし。
更に会社パートでダントツ楽しみなのが、壇蜜女医です。ストレートな口説きをかわす、かわすw
出オチの様な役どころなのに、毎回ちゃんと違うパターンでひねってますよね!
沢村一樹オンステージw
でもちゃんとしたドラマで面白かったです。もっとしょーもないかと思っててゴメンナサイ。
アパレル一流企業を経営しながらも、大学で経営学を学ぶことにした社長三田村(沢村一樹)。
こいつが毒舌でセクハラでワンマンで、でも有能。
分刻みのスケジュールの中、こんな最前線の人が新米講師から経営「学」の講義を受けて、得るものなんてあるのでしょうかw そこは講師(黒木メイサ)本人もビクビクなところ。まわりの学生も、大教室が後ろから埋まる座り方だけで勉学への情熱が分かるってものです。
三田村はもちろん最前列!←これが、美人講師だからにしか見えない沢村一樹なんですけどねw
45才だけど大学生。
サークル勧誘のちらしをもらって、映画サークルも楽しもうとしている様です。呼ばれてない新歓コンパに押し掛け、やる気のない大学生にイラつく三田村。
ワーッといい説教をしかけて、部下相手じゃないと気付いてフリーズ。
これが、楽しい吞み会を壊してごめん的なことじゃなく、どうせ将来自社に採用もしないダメ学生に何を教えても無駄というコスト感覚というあたりが新鮮でした。
そんな常に仕事が頭から離れない、仕事人間三田村のやり方がブラックだと若手社員訴えられる!
三田村からしたら、ゆとり社員の戯言。自分は彼ら以上の時間を仕事につっこんでますしね。でも裁判には勝てるんでしょうか。事業が傾いちゃったり、ピンチにダメ大学生が救ってくれたりという逆転はあるんでしょうか。映画や経営学が役にたったりするんでしょうか?
あ、最終的に採用してもらえるのかな、映画サークルの先輩達w
サークルのぼーっとした女の子(門脇麦)が印象的でした。
秘書国仲涼子へのセクハラも、保健女医(壇蜜w)との軽エロなやりとりも楽しいです。黒木メイサが固いですが、あまり見たことない黒木メイサかも。
そしてもちろん、沢村一樹の人を煙に巻く話術が実に魅力的。有能イケメン創業社長に見えますからねえ(少なくとも、草なぎや坂口憲二が社長ですって言われるより納得)
先行きが楽しみです。
主人公、将来脱サラして探偵になりそうですが、巻き込まれ体質で向いていないと思いますw
毒殺事件の犯人が自供。でもトリックやパズルを楽しむ作品じゃないので、そこではすっきりしないところがこのドラマ。むしろもやもやが増大ですw
ゲンダは家まで乗り込んできちゃうし!
幼い子に刃物を向けて籠城したキチガイですよ? 父親が多少殴ったって問題ないじゃん!…え、だめですか? でも罪が軽すぎる上に
「初めて、自分の話をきちんと聞いてくれる人に会えた」
とまで、刑務所でハッピーになられてはむしろゲンダさんが一番事件で得をしていて腑に落ちないですw そしてお仕事とはいえ、きちんと話を聞く羽目になった刑務官さんに同情。
とりあえず娘さんと女子高生の笑顔は守れて良かったな。
ささやかな市民の幸せは毒を含んだまま
穏やかに保たれていくのでした。
ぽちょん。
「私の夢は、私のものですから」
これもいい話。マジトーンだとドス声になっちゃう真木よう子の長芝居がちと辛かったですが、あちこち片を付けて、夢に向かって歩き出す青年たち。気持ちのいい最終回でした(^^)
おまけに最後はラブ!
四万十から東京まで、ひまわりの鉢植え積んでワゴン車で会いに行くのか〜。アメリカ留学まで果たしたら更に遠距離恋愛??まあそれも遅い青春ってことで!
最終的には四万十の人口を増やすより、アメリカで「純と愛」みたいに主夫になってかほりを支える人になっちゃいそうな気もしますがそれも愛ってことで!
(その他の面々が思ったよりくっつかなかったのですが、それはそれでいいよね)
四万十川のあの水没橋を訪ねてみたいです。病院屋上のサビだらけの手すりもあの唄に乗せて送られたら愛おしいです。最終回オープニングのイベントがなんだったのかも気になるw 中村駅近く出身のご近所さんが帰省したらまず話題はこれですね〜w
心中か!(着衣水泳では靴は脱ぎましょう。マジ溺れますw)
恋がどんどん動く回でした。
春菜ちゃんの准教授は、妻子と鉢合わせしたら即、春菜をストーカー扱い。クズです。
順一とパート姉は逆に不倫の始まり?またそういう時に限って、無視したメールが「苦しい助けて」by旦那 だったりして責められるし。
彩花と弘樹は「誰でも良かったんだろ」「あなたこそ」と傷つけあって同棲解消か。
そんな”何も聞かなかった”男の後で、「貴女の事を知りたい」と真直ぐにみつめてくる丈太郎から告白されて、涙で立ち去る彩花…。
で、「ふられたー」と呼び出されるかほりと丈太郎の方がやっぱりお似合いで、役所のおじさんも順一も内心そう思っていたよねw
「野球をしていた自分」から抜け出せずにいた弘樹は、改めてかほりに気持ちを伝え……
この絡まり具合が青春で、たまらんわーw
相変わらず四万十の風景も美しくてたまりません。ロケ地巡りして海洋堂ミュージアムを訪ねたい(><)
栗まんじゅうは名物なんでしょうか?
結果のでない頑張りは哀しいよね。
相変わらず大事件など起きずに、我慢したり八つ当たりで喧嘩したり謝ったりと普通の暮らしが続いていて、でも飽きずに観ています。
寂れた金物屋の順一も
本当は研究者になりたかったかほりも
その姉のパート奥さんも
自分が評価されない悲しみと苦しみにもがいてる。
そうならない前にもっと頑張ればよかったのか、時代や場所や能力のせいなのか、やり方がだめなのか?
誰も分からないからやるせないです。
で、ポッと来た奴に
「もっと◯◯すれば」
なんて言われたらそりゃむかつくわw
でもバカ陽気に見える丈太郎だって今が新生活新天地なだけで、東京での派遣時代は
『どんなに頑張っても3年契約』
という天井であえいできたのだし。自分には目新しくても彼らには延々と続いてきた日常の中で、苦しんでいるって気がつけば傷つけずにすんだのにと悔やむ。いい奴じゃないですか。
で、いつまでも揉めること無く、ちゃんと謝れる順一と丈太郎でなんだかホッとします。
「箱入り娘」春菜ちゃん(やっぱり不倫!)や、ナース彩花はそういう『頑張る』はもう諦めちゃってるのかな。
「お前がプロ野球にはいってれば」
とアル中親父に攻められる元高校球児の弘樹。いや親父さん、プロなめ過ぎw
でも弘樹も頑張ってるようにはあまり見えない人で、彩花と暮らし元カレかほりに揺れる彼の望みはなんなんだろう。働かない親との暮らしでなく、犬のように拾われての同居でもなく、誰かに「居てほしい」と懇願されること?
でもかほりは丈太郎といい感じなんだよねー。
高校時代の弘樹との交際を知って、かほり宅に駆けつけてまでからかうのかw 双方なんとも思ってない感じがまたいいのですが、あんな肩抱いてたら、それこそ近所でソッコー噂ではw
順一と姉のディナーも、傍目には不倫じゃない?
そしてがっつり不倫の春菜ちゃんとキザ男も噂になりそうなもんなのになー。まあ、それがご両親の耳に入るのは最後になるでしょうし、同様に弘樹と彩花の同棲だって、恋する丈太郎には言いにくすぎて……目撃”がーん”で、来週に続く。
それだって、まだ二股かけてるという程の関係じゃないのだし。
てか、救命講習で間接キッスを気にするって丈太郎、高校生じゃあるまいし(><) 1話で彼女に振られる場面を観てなかったら、童◯かと思うところだよw