大団円。正直見届けるだけの最終回でしたねえ。
副社長に出世していた元上司黒川(椎名桔平)に招かれて、古巣花村建設に。それも副社長づきで物申す権限を持って返り咲いたサクラ(高畑充希)は、思う存分例のスーーーーーッを披露しては、ガンガン納期を無視して徹夜を強要、良いものを作ろうの名目のもと、同僚を追い詰めていくのでした。うひゃー。
あのスーーーーッへの対応が、愛情に裏打ちされた納得からでなく、ただただ服従で行われるのって確かに怖いです。理想を実現するためには権力が要る。でも権力を行使する側には、寛容さと妥協もまた必要なんだと良くわかる一幕でした。
で、黒川のサクラ大抜擢の理由が、まさか亡き娘に重ねていたとは。えええ、同じ歳で誕生日が一緒だから何? 個室でこっそりならまだしも、大勢がいるエントランスでそんな職権乱用な採用理由を堂々と語られましても。 トドメの「サクラ」と部下を名前呼び、気持ち悪いですorz これで退職のサクラより、残る社員さんのメンタルケアが必要な事案かと…(もっと腹黒い理由、トカゲの尻尾切り役に据えたのかと思ってました。だって採用時に推したと言うだけで、昏睡前の退職の時はほぼ何もしてくれなかったじゃないですか~)
そんなわけで、自分を取り戻したサクラがリストラ候補すみれさん(相武紗季)の代わりに辞めて、夫蓮太郎くんは安心して転職。百合(橋本愛)と葵(新田真剣佑)は女性応援とリーダーを目指しながら一緒に子育て、菊夫(竜星涼)は懲りずにプロポーズするも断られwサクラの再就職もゆるっと決まって。11年前、入社式で出会ったあの日には思いもしなかった夢を語りながら、それぞれの道を歩いていくのでした。
めでたしめでたし。
毎度、なんでいきなりプロポーズなの…?前半で菊夫と葵がサクラに惚れるのは共感できたのに、その後の交際抜き結婚話は違和感でしたねえ。断られ前提の同期ギャグなのか←滑ってるけど。 また、ワンオペ育児に疲れた百合を差し置いて葵が抱いたら赤ん坊泣き止むところはイラッ。2人で子育てって、収入以外で役に立ちそうになく、折に触れ百合がキレまくる未来しか見えない。
そして、いくら同期推しドラマだからって、みんな同期以外の交友関係なさすぎなのも気になりましたよ。いつまでも夢を語りあう「夢があります!」宣言は素敵なファンタジーでしたけどねえ。
旦那が、これは1~3月や4~6月に放映するべき内容だと。言いたいことはわかりますが、学期末や年度始めって若い人たち忙しいから。むしろ今頃の方が進路を考えるきっかけになるのでは。隣の旦那さんが桜の影響で建設業界に入ったように、このドラマで建設を目指した人がいるかも(みて辞めた人もいるかもですがw)