パーフェクト執事西園寺(上川隆也)がフィギュアスケートを華麗に舞う! と放映後に聞いて、気になっていた回が再放送に。想像以上にがっつりスケート界に関わる貴重な回でした。なんとガチのトップ選手がヒロインを演じてくれちゃってスケート場面がガチですw そして「スケート靴の約束」や映画「COACH 40歳のフィギュアスケーター」の西田美和さんも振付&選手母親役で出演。
大富豪の百合子さま(吉行和子)は長年アイスショーのスポンサーをしていて、トップスケーターとも子供の頃から交流が。中でも井上美波(庄司理紗)には目をかけていたのに、ある日なんと殺人未遂で失踪?行方不明に。胸を痛める百合子さまからのお達し&スケオタメイド(池谷のぶえ)の協力で事情を探る西園寺は、持ち前の観察眼から真犯人を見つけ出し&美波の行き先を突き止めて、その命を救うのでした。
刺されたのがスクープ記者(山口馬木也)で、当初は美波も何か脅されたか昔の記事の恨みで?と疑われたわけですが。記者を刺し、それを知る美波選手の命も狙った真犯人はジャジャーン! ねつ造上等だった編集長(羽場裕一)でしたのよ。 むしろ記者と美波には深いリスペクトと交流があり、美波のスランプを心配した記者が手配した切符でスケートを始めた地に向かった彼女は、元リンクだった廃墟で1人踊ることで原点に立ち返ります。最後は瀕死の記者が意識を取り戻したその手を握り「あり……がと……う」と、失っていた声を取り戻すのです。ええ話や~。
そう、美波ちゃんはスランプスランプと連日報道されてしまうストレスで失声症になっていたのです! それをまたニュースで全国にお知らせするわ、映像は転倒場面だわとマスコミの無神経を演出すると共に、直前まで現役大学生スケーターだった庄司理紗元選手(2010全日本Jr優勝、同年全日本5位、世界Jr5位)の演技の負担を最小限にする配慮ですねw そういえばずっと台詞がほぼありませんでしたが、流れが自然で気になりませんでしたよ。
で、西園寺さんの推理ってのが。
犯行日、製氷後のリンクに誰か練習した跡が → 西園寺さんが華麗に舞う、美波選手のプログラム「愛の夢」の跡と一致 → つまり忍びこんで練習したのは美波選手 → アリバイ成立!!!
いやいやいやw ツッコミ所だらけw
まっすぐ滑って止まるのと、ゆっくり回ってポーズ、だけ習得したらしい上川隆也上半身映像の間に、スパッと3回転や華麗なスパイラルもこなす執事姿の男子選手(小塚ブレードw)の吹き替え映像がはさまりまして、いやん素敵☆誰だったんでしょう。ともかくドラマ上は西園寺さんが華麗にプログラム滑りましたけどねw
「フィギュアスケートとは氷上に図形を描く競技」
との蘊蓄から、演技後にくっきり残るエッジ跡を重視したのでしょうが……。曲が違っても、どこで回ってどこで跳ぶ、的な構成(≒エッジ跡)がほぼ同じなことはありえますし(振付師のくせってあるかもw) 今、西園寺さんがすべって同じ跡がつけられると示しちゃっているのに、跡だけで美波選手のアリバイですと言われても。というか、試合でだってプログラム前に6分間練習があって始めるのに。なんだって夜に忍び込んで足慣らしもせず、プログラムを一回だけきっちりすべって帰るのかw というか、夜更けのリンクでは高校/大学生フィギュアスケーターが、深夜には大学ホッケー部が、早朝には小中学生がと、一般客が入ってない時間でも24時間リンク利用はあって支払いがあるものです。貸し切り1時間○万円、忍び込んで無料にしようだなんて、無理ですよ(マイナー競技のドラマ扱いあるあるですねえ)
と色々気になりつつも楽しい回でした(^^) 美波のコーチ(佐藤アツヒロ)がちょっと小塚くん味w
ご主人様、シーズン1は八千草薫さんだったのに変わっていたのね。あと執事見習いに森永悠希くんも増えていました。
吉行和子
やったー、ついにうな重が皆に行き渡りました(^^;;;;;)
シリーズ第3作。
これが家族だ、と描かれる妻の扱いが毎度いろいろ我慢ならずorz 特にこの映画の橋爪功が嫌いで嫌いでねえ……。昭和の男、せめて無口ならいいのに、よその美人は気楽に口説いて身内に悪口三昧、嫌味の連発。気の利いたジョークのつもりなのかも最低。もちろん礼は言えない。ああ嫌だ。 しかも前作では、妻旅行中に勝手に家に入れた友人を、妻のベッドに寝かせたんですよー! そこは自分の場所の方を貸すべきでしょう! (しかも亡くなりましたからね…… 私奥さんなら丸ごと買い直すか、旦那の寝具&マットと入れ替える)
で、今作は息子夫婦が中心で夫婦喧嘩orz
奥さんの史枝(夏川結衣)が空き巣と鉢合わせしたのに、安否を気遣いもしない旦那幸之助(西村まさ彦)は盗られた金額をぐちぐち……。挙句、俺が働いてる間に昼寝か、いいご身分だなと、それを言ったらお終いなセリフ出ましたよ! ああ、西村さんなのに嫌いになりそう~! しかし、我慢の後にはご褒美タイムが。なになに、馴れ初めですと? 通勤電車で、体調を崩した彼女を気遣い席を譲ってくれたんですねえ……。後にまた巡り合った時にも、お互い覚えていて
「もう大丈夫ですか」
と爽やかな笑顔に白い歯がきらり☆ 再現映像はなく、きいた話を蒼井優が語るだけですが……だからこそ思い切り妄想できます! うふふふふ。 さらに、幸之助の弟庄太くん(妻夫木聡)が義姉が嫁いできた高校生当時を語ります。 「史枝ねえさんは匂うように美しかった」夏川結衣ですものね!「幸せになるべきだと思った」うんうん。その横の若き日の兄者もそれは凛々しかったことでしょう。
……しかしそんな史枝さん、家出中。
行き先が分かったのにほったらかしの幸之助を職場にまで訪ね、説得してくれる庄太くん。
「俺が働いて養ってやった、と思うのは間違いだ。ねえさんが居たから思い切り働けたのに」
ずっとこの二人が兄弟なのは不自然だと思っていたのですが、年齢差がここで役に立つんですね。年若くしかも共働きの庄太は、男尊女卑から解き離れたところに住む天使な様ですよ。ああ、もっと言ってやって~! そう、史枝さんを幸せに出来るのは夫の幸之助だけ。営業で鍛えた口八丁を今こそ発揮して、仕事なんか放って迎えに行くべきですって!
そしてやっと妻の地元に現れた幸之助。折からの土砂降りに濡れながら妻ひとりの実家に肩身狭く上がり、屋根を打つ雨音にまぎれて不器用に紡ぐ愛の言葉。もとい
「俺にはお前が……必要だよ。いなきゃ困るよ」
程度なのですが、まあ赦すw 出張土産の薔薇のスカーフ。雷のアシストもあって触れ合う手と手、くぅ〜! いやご夫婦なんですから、そんな遠慮せずとも。同居の両親も子供達もいないこの機会に、もっと熱い抱擁を交わしてくれても全然構わないのですが!
家で待つ家族は、絶対断られる!と予想する父のせいでどんよりw でも目出度く夫婦で戻ってきてひと安心。子供達もホッとしたでしょうw 改めて家族への感謝を語る幸之助が感涙に咽ぶなか、ちょうどうな重が到着!めでたく10人分、温かいうちに皆にふるまわれるのでした~。それも特上で、お支払いはお母さん(吉行和子) 小説家だった亡き弟の印税で懐温かいんですって。前回はオーロラ観光、今回も、女友達と墓を買うから貴方の墓には入らないとか余裕があるはずです。やはり経済力は必要よね……。
史枝さんも憧れのパートに出た方がいいのかも。
こんなオヤジはイヤだー!!!!!!
褒めてないレビューを公開しづらくて寝かせてましたが、もう続編が封切られてしまうのでこっそりアップ(^^;;;)
背景に前作「東京家族」のポスターが見えたところではクスッときましたが。その他はとても笑えず。前作で亡くなった田舎のお義父さんがずっと同居で生きていると設定を変え、威張りん坊の怒りん坊でわがまま放題なんですよ。ワタクシ嫁の立場ですからもうゾッとしました。
それと、老夫婦とその長男家族(夫婦と息子二人)の同居だけでなく、いい年の次男もいまだ同居だったんですよ! ないわー。家族の潤滑油として自分がいなくては、と思い込んで頑張ってきたのは健気ですけども。田舎の広い家ならまだしも都会の一戸建てでその人数はないわー。
「俺だ」
しか言わない電話!うちにもね……義父でなく親戚筋からですがよくありまして、嫁さんのうっかりを見習ってガチャ切りしてやりたいですorz
そんなわけでリタイア悠々自適の我儘オヤジ(橋爪功)、糟糠の妻(吉行和子)がねだる誕生日プレゼントが「離婚」で大慌て。子供達も夫婦で大騒ぎw 家族会議が開かれます。
長男夫婦、西村雅彦&夏川結衣。
西村雅彦ファンとしては、前作の医者設定白衣が無くなりちょっとがっかり。休日のトレーニングウェアでにっこりw いい年して親の離婚話にへこみ、なんだかんだ家族会議から逃げようとするのが可愛いです(^^) でもこれ自分の旦那だったら……頼りないなあ。子供からも懐かれてませんよ。
長女夫婦、中嶋朋子&林屋正蔵
前作の美容師から、事務所持ちの税理士に設定変更。仕事柄離婚係争は慣れっこで、父が浮気してるんじゃと探偵をつけてみるリアリストな面はありつつも、議事進行には終始邪魔w
次男と恋人、妻夫木聡&蒼井優。
次男が調律師で彼女は看護婦ですって。自分たちの結婚でみな集まってくれたかと思ったら縁起でもない相談だわ、最後に父倒れるわ。 心の広い彼女は怒りもせず引きもせず、ずっと家族の一員として振舞ってくれますが……いい子なだけに、もっと他にいい縁があるのじゃないかと余計な心配をしてしまいましたw
そして連れ合いの死を意識した途端に、お母さんの離婚の意思もどっかに行ってしまいましたとさ。まあそれもわかりますけどねえ。反省した父の変わった点が、せいぜい脱いだ靴下を丸めて投げずにきちんと片付ける程度。散らかし放題の赤ちゃんがお手伝いできる幼稚園児になったぐらいの成長で、許せます? そのうちまた別れたくなるのでは……。
救急車騒ぎで会議お開きのところに、届いてしまう人数分のうな重と肝吸い。お支払いしてため息をつく長男妻。いやいやいや、せめて長女夫婦は呼び戻して、払わないまでも食べてもらわないと!そういうところも変に我慢強くて相手を甘やかしすぎで、なるほど長男は母に似た人を選んだものだなと先行きが心配に。 実際もう続編が決まっているそうで、今度は長男夫婦離婚の危機か?……ってことはなさそうですが、またうな重は余分に届くそうですよ。そこ予告に入るほど重要なのね(^^;;;)
続編でも、上品なお母さんは趣味の小説教室を続けているのでしょうか。女性ばかりの生徒にロマンスグレイ先生で、甘やかな教室の雰囲気をみせつつ、暴露小説を書かせたりしないところ製作側の節度がありました。孫たちの野球は上達してるのかなあ。ホームラン打ったのに「頑張れー」と応援し続ける演出は謎でした。