ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

吉田羊

「不適切にもほどがある」〜最終回☆☆☆☆

 ホント笑わせておいて泣かせてくるよねクドカン‼️

 昭和から令和にタイムスリップ、じゃあ現在の老人小林市郎(阿部サダヲ)さんはどこに?と当然のことを思わせておいて、はい、死んでましたよ!神戸の震災で!
令和の仕事場で再生しては泣く、幼い日の娘と亡き妻が踊るピンクレディースのビデオ……ホームシックどころじゃないじゃん! まだ若い純子(河合優実)も一緒に、そこで死んでしまうと気がついてしまっての涙でしたよおおおおorz
 そこで遺された娘が渚(仲里依紗)  ってことは市郎には孫で、道理でビリビリ、エッチな触れ合い不可! 時空の修正能力半端ないです。令和に来た純子には母娘と知らせずに渚母子と触れ合わせるあたりも、その心中を思うと泣けるじゃないですか〜。

 と良い話な合間にも市郎は、口を開けばセクハラ笑
やっと『どんな女性も誰かの可愛い娘』と気づき始めても、マタハラを学んでも、脚本が見識不足だとネットでは叩かれ続け……まあ確かにフェミニスト向坂サカエ(吉田羊)語るルッキズムがただ外見良い奴だけモテるになっちゃっててダメでしたけど。市郎だって段々と古巣昭和が「変?」と学んでいくように、市郎レベルな視聴者が段々と「あれ?」と思うきっかけにはこのくらいでちょうど良いのかも。だって、同時期放送の原田泰造主演「おじさんのパンツがなんだっていいじゃないか」は、おじさんだけが悪者で不快と見るのやめちゃった旦那がこれは最後まで楽しく見て、諸問題を考えたりしたんですよ。

 更にじゃすみん推しのインパルス板倉がサブレギュラーで、歌って踊る場面まであって、最終回では同性婚まで果たして目立っていてくれたのは画期的!頼れるMC八嶋智人(本人笑)と共にこれでクドカンファミリーですよね? 毎回カラフル動物シャツで可愛かった! また使ってください! 

 そう最終回、過去に取り残されたcreepy nutsあのままでいいのかとか笑、この先いつ死ぬか分かっててどうするのかいろいろ有耶無耶のまま、タイムトンネルに突入する市郎で、〆め? 続編は蛇足かとは思いつつまだまだ続きを見たかったですね?

 ところで若い頃は錦戸くんだった純子婿がね、年取った現在は古田新太だったのには大ウケ、こういう配役も流石ですクドカン。長年の不摂生で味のあるジジイになっちゃってるけど古田新太、確かに昔はイケメンだったよねえ〜

「不適切にもほどがある!」1、2☆☆☆

 歌って踊ります!笑

 教室でもタバコをふかし生徒をちゃーんと急所避けて殴る、昭和では普通の中学教師小川市郎(阿部サダヲ)は、ある日不思議な街に迷い込む。みんながみんなツルッとした板を持ち歩き耳からうどんを垂らしてる……はい、スマホとワイヤレスホン、令和ですね!

 いつものサ店のトイレから何故か戻って来られたものの、ツルッとした板とサ店で泣かせた子持ち女(仲里依紗)が気になって仕方ない市郎。
 転校生キヨシの母向坂サカエ(吉田羊)が「ジェンダーバイアス」「セクハラ」と意味不明に怒鳴り込んで来たと思ったら、ツルッとした板を持っていて……はいこの親子、令和から昭和に来てます!
 その後、その向坂親子が乗るはずのタイムマシンバスでまた令和に来てしまった市郎! サカリのついた高校生の娘を見張ってないと、ニャンニャンしちゃうぞー! さてどうする……って、全く困ってない笑

 居酒屋でのパワハラ指導に「話し合おうよ!」と口を出して歌って踊ってスッキリ解決!令和サラリーマン秋津(磯村勇斗)と知り合います。
 例の子持ち女渚が、泣いた勢いで離婚と退職した!のには流石に責任感じ…たというか、根っから世話焼きなんでしょうね。退職で揉める彼女の職場に駆けつけて、働き方改革に昭和目線で口を出します。勇気づけられた彼女はこれまた、歌って踊って要望を主張 笑
「僕に出来る事があったら、何でも言って?」
とにこやかに言うけど決して自分からは何もしない旦那(柿澤勇人)と上司(板倉俊之)では、結局なにを頼むか考えるのもだるくて自分でした方が早い〜ってなるのだと。わかるー!
 その点
「お前のして欲しい事が、俺の出来る事だ!」
と言ってくれる市郎ならば信頼できる……かなあ? 「何もしないよ」と隙あらば渚の部屋に泊めてもらいたがる市郎、絶対する気満々よ?なんなら亡き妻(蛙亭イワクラ)はその手でこましてますよ? でもとりあえず、渚が務めるテレビ局の相談員となった市郎。関係を深めていっちゃうのか?(そして上司瓜生を演じる板倉俊之、再登場ありますか? 板さん中心のレビューは「2月のインパルス」の記事で!)

 令和のどこかに88歳の市郎も生きているのか?
 令和リーマン秋津くん、昭和で市郎の娘純子(河合優真)といい感じのムっちゃん先輩も同じ磯村勇斗で多分親子ですけど、じゃあ母綾は純子?
 父市郎が離れて昭和にいる間、純子1人になる小川家にはサカエが保護者として住むことになりましたが……えーっと息子キヨシくんも同居=同棲? 純子と交際しちゃう? 過去変わる?


「ラストマン」〜最終回☆☆☆☆

 お父さん…!
我が子のために罪を被って黙って服役して。だったらそれを強いた男の方は、その辺をフォローしながら養育してあげなきゃでしょう〜。我が子同然に、じゃなくて!
心太朗的にも、警察関係ない家で
『きっと何か事情があったんだよ』
とふんわり慰められて育った方が遥かにマシだったのでは。もちろん真実と実兄にたどり着いたのは警察官になったからこそですけどね。

 というわけで、戸籍だけでもかなり明かされる真実。 皆実広見(福山雅治)の思い出の中の優しい母(相武紗季)と、心太朗(大泉洋)の亡母が同じ人なのでした!
 浮気じゃないのよ〜
無理に皆実誠(要潤)に嫁がされた母のお腹には、実は既に、恋人だった料理人鎌田(津田健次郎)の子が。しかも本妻が別に居て、鎌田の元に逃げて心太朗をもうけ、幸せに4人で暮らしていた時期もあったんだわ〜(皆実の食へのこだわりって、父が料理人な伏線だったのかな)

 そこから広見ごと連れ戻したくせに、実子でないと気づくや妻子殺害を企てる誠。クズすぎる。更に鎌田に罪を被せようとするのも非道なら、捜査の誤魔化しを警察関係者に持ちかけるのも極悪! こんなのの子じゃなくて良かったじゃないですか、皆実捜査官〜!
 しかし、出世のためなら汚い商売も見逃してきた護道清二(西将輝、後に寺尾聰)も流石に、殺人の隠蔽は出来ない…!と、灰皿を手にしてガツン!と。
殺すんかーい!
 確かに、ここで協力して一生脅されるよりは誠を始末して。まだ息のある息子と鎌田を助ける方がマシなのは分かりますけどねー。だったら、誠が鎌田のポケットにねじ込んだ宝飾品も出してあげてよ。 強盗殺人犯に仕立てたまま命だけ助けるって非道いわ〜 そして前述のように、心太朗も引き取っただけで配慮レス。ほんとこんなのの子じゃなくて、無実の鎌田の子でよかったじゃないですかシンディ〜(涙)

 再会した父は重病で、ほぼ意識のない状態ではありましたがそれでも。2人で会えてよかったです。

 ただ、何も知らなかったのにいきなり正義エリート道から蹴り出された護道家のご子息たちは可哀想ですが…うん、頑張って。

 ラストは感動の別れ……のはずが、今度は心太朗がアメリカに視察に行くからすぐ会える!
「聞いてないよ〜?」
と本人だけが知らないんだよね笑
FBI視察中の揉め事はもちろん、帰ってきてからの騒ぎもまた見たいぞー!

 終盤、ラストに意味なくいい声で語るお遊びも好きでした笑


「ラストマン」〜8 ☆☆☆☆

 グループ痴漢、親ガチャ、ギャラ飲み、インフルエンサー、アスリート盗撮、密造銃、送迎バス置き去り、ネットの犯罪者特定etc
 昨今の日本事情が出るわ出るわ…!

 そしてどれも被害者に寄り添いつつも犯罪者に厳しく!ストレスなく観ていられます。
 むしろ皆実(福山雅治)さん、久しぶりの日本で
「親ガチャ」
なんて特殊な言葉を聞き返しもせずに会話が続いちゃうとは詳しすぎる笑 ツイ廃だったりします⁉︎   途中で観なくなっちゃったうちの旦那はきっと、知らないですよ「親ガチャ」!

 そんなわけで国民的俳優(石黒賢)は不倫より殺人を選び、痴漢冤罪で婚約者を亡くした准教授(伊藤歩)が売るチカン撃退スタンプに針が仕込まれ(安全ピンで自衛宣言、バズったよね〜)、料理系インフルエンサー殺人では聞き込みついでに嬉々として食べて回る皆実の動画があちこちでアップされ、立てこもり犯(高嶋政宏)は脅されていて、後妻業疑惑の女(岡本多緒)に見惚れる皆実の離婚理由は、ワンナイトラブの即バレ? そしてバスジャック犯(京本大我)の犯行の動機は…?

 そんな数々の捜査で皆実を補佐し、スタイリッシュに指を鳴らされるたび周囲に
「ノッてるわけじゃ無いんですよ?」
と解説にもならないフォローをいれる心太朗(大泉洋)もといシンディ笑は、コミックリリーフに見えて犯罪者へのダメ出しは容赦なく、どんどん相棒らしく……なってきたたところで明かされる悲しい真実!

 ほ〜らそんな関係だったじゃん!
というか皆実はもちろん全て知った上で、両親を殺した男の息子である心太朗をバディとして指名していたわけで。
 恨んでいないどころか、同じ事件で人生が狂った同志。同じく警察に関わっていて嬉しそうだった、と元妻デボラさん(木村多江) に聞かされる心太朗の心中たるや! そして心太朗の将棋が弱いことすら「こんな真っ直ぐな将棋を教える人が?」と、父が犯人像とくい違うと分析されましては。

 さて父親は誰の何をかばっているのか。 真実が明かされたら困るのは……護道家ですよねえ?

「ラストマン 全盲の捜査官」1、2☆☆☆

 なんちゅーミスリード!

 盲目のFBI捜査官皆実広見に福山雅治。
それだけでも既にお腹いっぱいですが、物語のキモはどちらかというとバディ護道心太朗(大泉洋)ですね。
 エリート護道一族なのに違法な暴力も囮捜査もどんとこいなノンキャリで、皆実のお供=謹慎中なはずだった刑事心太朗。そのうち実は養子だの、実の父(津田健次郎)は殺人犯だのと外聞の悪い身の上がリークされますが、そんなことよりも本人自らの回想が被害者殺してるんですけど⁇  その上で、今回も10年前のあの事件も犯人は心太朗ではと皆実から声高に疑われれば……まだ序盤すぎて絶対違うとは思ってもハラハラしますって〜。

 案の定、シンディもとい心太朗は囮。真犯人に誘拐されたところに皆実が登場し発砲です!見えてないのに⁉︎
 人一倍、正義の側でありたい心太朗。なのに、優しい父が殺人犯だったならまさかいつか自分も……と抱いてしまう不安が、妄想の殺人を見せてしまう様ですよ。不憫…。
 でもこれからは、日本の法律から自由な皆実を利用しガンガン捜査する宣言!ドラマ的には心太朗父は冤罪が判明するんじゃないのかな?  …その事件てのが皆実家に関わっていたりもしそうですよね。

 ところで皆実の外出や発砲は、リモートやAIで様々に支援されていて興味深いです。て、言ってたら旦那にドラマだよ?とバカにされましたが、どれもそんな無理な技術ではないよねえ。音の反響で物の位置を捉えるエコロケーションも訓練ドキュメンタリーを観たことがあります。その音源として皆実は指を鳴らしたり拍手したりと挙動がスタイリッシュ過ぎるだけ笑(実際は舌打ちでした。本来は両手塞がってても、長時間でも出来なきゃ困るものね)
 爆弾魔を追う時も、盲人なら警戒されないと抱きついて発信機を仕込んだり、実家に上がり込んだりとウィークポイント白杖をむしろ有効活用する皆実、いい根性でいいキャラです。
ちなみにラストマンとは、全てを終わらせる男ということなのだとか?

 心太朗の養父、元警視庁長官護道清二に寺尾聰。その実子、心太朗の養兄で警視庁次長京吾に上川隆也。京吾の子護道泉(永瀬廉)も捜査一課で、その上司佐久良(吉田羊)は心太朗の元カノですってよ! あと操作支援分析センターとやらから引き抜かれて皆実を技術的に支援する分析官に今田美桜。
 

「ペペロンチーノ」☆☆☆☆

 宮城発地域ドラマ。

「俺は被災者じゃない。料理人だ!」
 震災後10年の節目に被災地局で作られたこのドラマで描かれるのは、震災を忘れないことじゃなく解き放たれて前を向いて生きること。でも、亡くした人を忘れなくてもいいんだよと包み込む優しさ。泣けました。

 主人公は、あの震災で海辺のイタリアンレストランを失った小野寺潔(草彅剛)
震災から10年目の記念日。潔とその妻(吉田羊)は、またも海辺に再建した店を貸切にして世話になった人たちを招待します。潔がバイク事故で入院した時の主治医(國村隼) 店の紹介記事を書いてくれたライター(齊藤夢愛) 地元漁師の夫婦(富田望生、一色洋平) 元同級生(矢田亜希子)親子。

 互いには知らない同志な招待客が紹介されあうことで、客側それぞれの事情や知り合った当時の潔の苦しみや喜びが伺えるというなんとも憎い構成でした。
 飲酒運転で事故って入院した潔は、当時酒浸りのアルコール依存症。見た目もボロボロ、消毒用脱脂綿を隠し持って吸う極限状態を『俺もそうだった』と看破した元アル中医師は、骨折治療だけでない潔の更生に親身に寄り添ってくれるのです。
 仮設住宅の隣人は、震災で母子家庭になった元同級生とまだ小さな娘さん。食生活も荒れた母子に即席で振る舞ったのが、タイトルにもなったペペロンチーノ。買い出しにも行かずパッと作れた一皿が、人を笑顔にする喜びを潔に思い出させます。そして母子もまた、美味しい料理は勿論のこと、弱音を吐き頼ることを思い出して救われます。
 漁師夫婦との出会いは、びっくり海辺のプロポーズw からのお断られw
でもうっかり覗いてしまった潔のお邪魔が逆に転んで、結婚へ! 急に新車を買いピアノを買い交際0日でプロポーズ、もう後悔したくない、という被災地での決断は切なくて、潔の店再建への想いを後押ししたことでしょう。夫婦の養殖業を手伝い、時に食卓を共にすることで地元食材ホヤやメカブ等も新店のメニューに加わることになります。
 そして満を持しての開店!
店長は被災者、復興のシンボル、と褒めたたえる取材を受け続ける中。初めて一言もそこに触れずにただ美味しいと書いてくれた記事を見て、思わず礼を言いに駆けつける潔。そこで冒頭の言葉になるわけですが…、読み飛ばされるネット記事に疲弊していたライターにとってもそれは、心の支えになる体験だったのでした。

 しかしライターさんは店長さんに一目惚れしていて!! 告白しかけたところに医者到着でうやむやになったまま、潔の奥さんへの思いが語られて玉砕で可哀想でした…。
そして改めて席がひとつ作られ、奥さんはここにきっといる、と慰める面々。
「年を取らない人には勝てない!」
とやけ酒のライターさん。
……そう、どの場面にもずっと静かに寄り添って微笑んでいた奥さんは、津波にさらわれて以来行方不明のままなのでした。えーあの時の料理も1人で食べて?冒頭の寝起きでイチャイチャも1人で?もうそんなの泣くでしょう……。
 10年頑張った自分達を褒めて、今日はもう騒ごう。献杯、じゃなく乾杯って言おう! とどんな気持ちで言ったんだろう。それもまだ酒じゃなく水のグラスを持ちながら。客も応えて乾杯という人あり献杯という人もあり。

 そして今日も、海辺の店で開店の準備をする優しい奥さんと店長。海は静かに寄せては引くのでした。
必見。

「生きるとか死ぬとか父親とか」7、8☆

 独身版「大豆田とわ子」?

 エッセイストでラジオDJもするトッキーこと蒲原トキコ(吉田羊)は、リスナーからの相談ハガキにズバッと上手いこと返す日々。聞き手の女子アナ(田中みな実)の腕前にも感謝をしつつ番組人気は安泰です。え、このラジオ、放映もされてるんだ??

 その一方で、リアル友人には『そんな簡単にはいかない』と不満を爆発されてショック。3人組で会っていて、自分にだけ事情が内緒だった?
『だってトキコは解決しようとするから』
ただ聞いて欲しいだけの時もあるのね。

 8話では、元カレ(岩崎う大)と再会。介護で東京を離れる彼を見送り。トキコを支えて専業主夫だった彼は、そうか別れたらその期間、履歴書上で空白なのか…。

 そんなアレコレがまたラジオで語るネタとなるわけで、トキコの気持ちもよく分かる。毎回何かしら気づきがあるいいドラマなのでは。1話から見ていたらもっと、タイトルにある父(國村隼)との事情もわかって深く思うところ持てそうでした。
…でもそんなにはっきり、分からなくていい気もするけどね。そこはお好みで。


 評判よろしいのに1話見逃していたなと、今更つまみ食いした感想でした。
この年代をドラマにすると、すぐ不倫だ泥沼だ年下だと大騒ぎになりがちですが「大豆田とわ子と三人の元夫」といい、淡々と仕事してる日々が描かれ始めていて良いよね。

「きれいのくに」1☆☆

 何?何が起きたの?
不倫ドラマを見ていたつもりが、最後の1分で「世にも奇妙な話」になっちゃったよ??

 2人で旅行を楽しむ恵理(吉田羊)と宏之(平原テツ)の夫婦。
 それと並行して若い美容師(蓮佛美沙子)とヒモ(橋本淳)の別れも描かれ、そのうち接点あるのでしようと静観。

 恵理の誕生日に他の家族と会食をしている宏之。どうやら相手は元妻と娘。現妻恵理と娘の誕生日が同じなんだー。
 と、思っていたら、会計士の宏之と若い美容師は仕事上の出会いから、離婚経験で意気投合。
「いろいろあって」「私もです!」
これを狙って指輪外したのか宏之? 遂には体の関係も結び、娘の写真まで見せて。え、この人も誕生日同じ??
 それどころか、その女性も「恵理」?

 え、呼び間違え事故??

 ではなくて、恵理が突然 10才若返った ⁉︎
蓮佛美沙子パートは浮気でなくて、夫婦が知り合った10年前の回想だったんですね!! やられましたw

 確かに、吉田羊と蓮佛美沙子って案外似てるねーと思いながら見ていましたよw まさか本人役同士だったとは!  髪型やメイクも寄せていたんでしょうねえ。しかし、ある朝隣に寝ていた吉田羊が、蓮佛美沙子になって若返る??それでどうなるの?

 そんな夫婦に『夫婦とは』『不満は?』などとインタビューしていた監督に稲垣吾郎。
若い頃の恵理もインタビューされていましたよね?その辺に何か仕掛けでもありますか?
 とにかく、何がどうなっているのか次回に期待します。

 「恋する母たち」1,2 ☆☆☆

 浮気ドラマか、とスルーの筈が3話途中をうっかり視聴。与論島の海と記憶喪失が気になって1話から見てしまいましたw なるほど、免罪符の与え方が上手いかも。

 海外出張が多いものの、まめで優しい夫石渡慎吾(渋川清彦)が突然の失踪。経費使い込みで解雇?駆け落ち??
駆け落ち相手の夫斉木(小泉孝太郎)に証拠を並べられ、呆然とする杏(木村佳乃) ……個人的に一番イヤだったのは、出張先から送ってきたのと同じ絵ハガキを愛人にも、愛のメッセージさえ全く同じ言葉で送っていたことですね……そこは分けようよ!! その後、逃げられ者同士うっかり寝たようですが、それっていわゆる「不倫」ではないのかも←この慣れが次の不倫への視聴者の嫌悪感を低くしますよねw

 敏腕弁護士蒲原(玉置玲央)の従順な妻まり(仲里依紗)は、下の子をシッターに預けて参加したオークション??で、今をときめく天才落語家今昔亭丸太郎(阿部サダヲ)の独演会の権利を……丸太郎本人が落札、押しつけられてナンパされますw 断っちゃもったいない、と友人(馬場園梓)に取り持たれ興味ない落語を聞き、お誘いと口説き、褒め言葉のLINEを浴びせられるうち段々にその気になってきたまりは、長男のPTAで知り合った杏の軽口
「一回ぐらいなら引き返せる」
を頼りに一歩踏み出してしまうのでした。

 同じくPTAで、息子の進級が危ない杏とまりと一緒に呼び出された林優子(吉田羊)は、バリキャリOL。作家を目指した夫シゲオ(矢作兼)は専業主夫で、引きこもり息子の応対よりも会社に居た方が心安まる日々。とかいってたらこっちは、めちゃ年下の部下(磯村勇斗)に誘われてドギマギですよ。

 立場の違う3人が、子供を通じて出会うのは子育てアルアルで納得です。
でも中高一貫校に高校から受験した杏の息子が入学早々落ちこぼれて、持ち上がり蒲原息子や不登校の林息子と成績が並ぶのは解せんw 何故入れたw そしてそれ以上に、子供が接点の母親の話題が不倫、それも「今時誰がしてても」って……ないないない(^^;;;)

 とはいえこの時点では、まだ未遂。見た目が派手な まり も案外真面目で、芸能人丸太郎のお誘いだからってすぐにはなびかないし。モラハラ夫とセックスレス&浮気されてると分かっていても、仕返しをしたいわけでもなし。ただ、まだ制約が多い暮らしの中、自由な時間に憧れはあるのかな。そんなまりに杏も『不潔よ!』とは言いづらいでしょ。そこまで仲良くはないし、実際自分も一度は(旦那が先とはいえ)していて『経験者!』と持ち上げられていて。
でもでも、なんとまりが週刊誌にタレこまれ。
そこで電話を受けたのが斉木だったのも、失踪旦那の件で杏と会ったばかりでタレコミ内容と杏との接点に気付いたのも運命、というかドラマ的によく出来ているじゃないですか~w
このままじゃ世に出るよ、と記事にせず注進してくれた斉木と杏の好意を、受け入れられずに席を蹴って立つ まり。確かに、杏が同席するより匿名で脅迫した方がびびって別れたかもです。まだドライブとキスだけっちゃだけだし。
しかし実はタレコミは旦那の浮気相手(森田望智)から。家庭を壊す気満々の相手に弱みを握られているのに、デートしている場合じゃないよ!

 さて夫婦間の不満は特になさそうな林家は。夫実家が与論島ということで話に絡んできます。
杏が林父子と共に与論に渡り失踪旦那に会う間、彼女はイケメン部下といけない出張~。それも、代打で急に同行者変更という彼女に選択肢はない状態w 

 以上、女側は誘ってないし普通に暮らしているのに夫は不実or頼りない。芸能人やイケメンからぐいぐい来られて困っちゃうんですよね、なケースばかりです。わーすっごく他人事で楽しいw
さて、与論島で記憶喪失の夫と杏との再会は。

「まだ結婚できない男」~最終回 ☆☆

 なんかもう、神々の遊び。 つまらなくはないのですが。

 そもそも誰も、結婚できなくても困っていません。仕事は順調で、友人がいて、居場所がある。健康で高収入な美丈夫たち。

あの中傷ブログの主の様な、あれもこれも上手くいかないカネもない、やっと彼女できたけど可愛くない、と腹いせに成功者をこき下ろして溜飲下げる様なクズとは違って、もうしないなら制裁も加えずに見逃してやる余裕のある人たちなんですよー。だったらもう、どうなったっていいじゃん?

 最初から桑野に優しかったカフェママ有希江さん(稲森いずみ)が、終盤は並んで観劇もして、その後の食事もして、うんちくを楽しんで聞いているかと思えばちゃんと反抗もできる人でうまくいきそう。←ってことは、もう1人の弁護士先生(吉田羊)が本命なのねーとなる作劇セオリーw  まどか先生とは毎回ギャンギャンと喧嘩ばかりなのですが、それが本気で向き合ってる証拠なんですとよw  イヤイヤ、静かに桑野をいなせる人とくっついてくれた方が周囲が平穏です。

 とある訴訟で、夫のために証言する桑野氏。妻側のまどか先生。
設計中の家は「究極の一人暮らし向け」バストイレTV冷蔵庫、全てがソファーから5歩以内に!広々とした別スペースは倉庫w 家中を鉄道模型が走り回るぞー! なので、愛人と暮らす予定はありませんってw   一人暮らし最高派の桑野にやり込められて、1人は寂しいというのは人として自然な感情でしょう、と喚き立てるまどか先生…うるさいし怖いよおorz 

 もっとも思うところはあった桑野氏。夫婦向きに設計を直したおかげか、見事夫婦も復縁しましたよ。
更に、実母のために静岡の実家に帰る、と気が進まない移住を計画するまどか先生。「その方が結婚できる」などと茶化す桑野は想定内ですが、なんと移住は反対ですって。ついに
「あなたがいないと(つまらないし)寂しくなるので」
と、引き止めワードまで!来たー!

 しかし別にラブにはならず。ぼかして終わるのがこのドラマらしいですよね(それだけに「そういうこと言われると嬉しい」発言に「男性に」とついてるのが違和感~)
思わず感涙、帰るのはやめます!と宣言したまどか先生でしたが、じゃあ「次は本番で」と言いだされ、出てた涙も引っ込みますよw  え、他にも引っ越す人が? いや、せっかく考えてきた口上なのに途中で噛んだから、完璧に言い直したいんですってよ。ただし全部はまどろっこしいから途中からw  録画メッセージじゃないんだからw
嬉しい言葉ならもう一回言われたらもっと嬉しいのでは、じゃないよー。ついさっきの感動すら台無しだよ!


 と、桑野の変人部分はしっかり残しつつ、人付き合いを大事にするようになった様子を描いていて微笑ましいのやら、迷惑やらw  有希江さんがもっと積極的にアタックしたって良かったし、そうでないなら変にラブをほのめかさず、全員等距離で茶飲み友達でーす、でぜんぜん構わないのにね?


 前作でのライバル?金田氏が! 例の薬丸氏が1人キャンプブログで紹介する「田舎暮らしの本を書いている、新しい友人」でしたw

 

「まだ結婚できない男」~5 ☆☆

 阿部寛出演CMは、流しちゃダメなのでは。桑野に『あったかハイム』勧められても戸惑うし、逆に普段の阿部寛はこんなにカッコいいんだったと思い直しては、CM明けに我に返ってしまうし(^^;;;;)

 というわけで溜まってた録画見ました。

縁結び神社目的の女子旅が、なぜか桑野引率の神社トレイルランにw  挙句、ご利益は『商売繁盛』!オチがつきましたね。
その前も、婚活サイトに登録されたり、隣宅女優(深川麻衣)のフライデーに巻き込まれたりw 人間関係に積極的になったものです。 お母さん(草笛光子)が来てご近所に首を突っ込む騒動も、きっちりハートウォーミングに落とすじゃないですか。
 そうそう母自ら息子に「お前は結婚しちゃダメ」と言ってみたり。弁護士先生にも「人間として」これからもよろしくと、お願い。周囲の女性が嫁候補に見えていた12年前とは随分違ってましたよね。

 と、見れば面白いんですけどね。この先どうなろうがどうでもよくないですか?まあ見ますけど。
桑野本人も、周囲の女性たちも、誰も生活に困ってないじゃないですか。収入もオッケーなら交友もそこそこ大丈夫。周囲からの結婚圧も、なんならそろそろ言われなくなる頃でしょ? 絶賛婚活中の後輩嬢の憑き物が落ちちゃったように、ホント見れば見る程、結婚なんか必要なーい。
と、見せかけて突然恋の病を患うとしたって、それはそれだし!


 もう物語より桑野のキャラ! いかに場違いに嫌なことを言い出すか。長谷川町子の「いじわるばあさん」を見るように桑野信介を楽しんでます。
 ジムで会う薬丸氏を例のブログ主「やっくん」と思い込んでましたけど、絶対違うでしょ? なのに次回予告が探る以上に詰め寄ってる、勘違いオンパレードで面白いけど辛いw 見る前から共感性羞恥を発症ですw(^^::::::) 

「まだ結婚できない男」1 ☆☆☆☆

 変わんないなぁ…桑野信介53才(阿部寛)

 12年も経っているのにね。しかし良く考えたらこのブログももう15年続けているわけで、世間がどんどんTVを見なくなるなか、あいも変わらず新番組をチェックしてドラマを見る生活、私も変わっていないのでした。しかも同じく12年ぶりに続編のある「時効警察」が職場の人間関係をほぼ維持したのと違って、こちらは村上英治(塚本高史)が共同経営者になり、知らない部下がいてボス桑野の恋愛遍歴を知りたがり、帰宅すれば隣の部屋に新しい人が越してきている。それでも桑野は、クラッシックを大音量で流して指揮棒を振るのでした…。あ、アレクサならぬミスタースポックが導入されてましたw

 そして、エゴサーチをすればウォッチブログに暴言吐かれてるw
それがSNSでなくブログなところに、双方の年齢をリアルに感じますわ~。今時、噛み付くならTwitterじゃないのかなw で、目についた弁護士事務所に入ってみる桑野。吉田羊演じる弁護士吉山まどかの応対は普通なのに、桑野が要らない毒を吐き続けるもんだから、どんどんと寄り添い度が低下していくw  そういう言動で、恨みを買ったんでしょうねえ、見てるこっちだってそう思いますよw しかし金はある桑野、勝ち目は薄いと言われても依頼は押し通し、挙句まどかが弁護する法廷を見学に。
 弁護の手腕を確認したかったのでしょうが、離婚訴訟を見学したらそりゃ夫婦の争いに巻き込まれますよ。稲森いずみ演じるカフェ店長さん岡野有希江、バツイチ見込み。さーて今回の恋人候補はこの2人なんでしょうか。

 成り行きで彼女たちを連れて、もとい桑野が連れられて?駆け込んだシンポジウム。桑野の講演は、彼のひととなりが分かって実に効果的でした。皮肉屋だけれど、悪い人じゃないんだよねえ。自分が住みたい家を作っている。人生100年時代がどうこうの下りもなるほどですが、
「何より、陽射しがいっぱいの家!」
というシンプルな暖かさに心震えました。この人が作る家には住みたいかも、一緒に住みたくはないけど。ほんと、これでもう少し黙っていられたらねえ(^^;;;;) もしくは桑野でも絶句するほどの毒舌女が出てきたっていいとも思うんですけど。今回も常識ある女性陣がかわいそうにも巻き込まれるようです(^^;;;;)

 前作でいい感じだった女医の夏美さん(夏川結衣)、やっぱり別れちゃったんだ。で、あちらは結婚したんだ!おめでとうございます!
沢崎さん(高島礼子)はどうなってるのかなー。
 コンビニの店員さんが外国人になってたのも今時。そして、そういう人には、マニュアル通りの「カードはお持ちですか」に文句言わないんだ桑野w 

「凪のお暇」5、6 ☆☆

 え、5話が突然キモチワルかったorz

 シングルマザー=虐待と、決めてかかって吉田羊を囲む奥様軍団。そんな奴おらへんヤロ~。いや、凪をこき使ってた同僚たちが育つとああなるの?どっちも見た事ないけど。
居合わせた凪が、みすず(吉田羊)にかつての自分を重ねて『助けなきゃ!』と焦るのはまあ分かります。でも、余計な御世話じゃない?しかもそこに、職場の若造登場。置かれたランチもまだ食べてないのに『さあ、行きましょう!』とぐいぐい連れてっちゃう。え、なんでそれ救世主の様に描く? どっちにしろ、みすずは嫌なら自分で断れる人でしょうけども、せめて若造の呼び出しは『12:45に来い』などと、みすずが仕込んでた方が素直に見ていられましたわあ。

 ゴンさんに狂う恋ゾンビから、徐々に復活。きちんとした日常に目覚めていく凪ちゃん(奥様ランチに出会ったのも、買い出しの帰りだしね) 道に迷いながらもあの日の海に到達。ゴンさんへの想いをふりきって、ついに別れを告げるのでした。
 えーっとここでも「ゴンさんは、ちぎりぱんの様な人」「え、わかんない」のやりとりは面白かったのですが。ゴンさんに『禁断』を説明するための代わりの比喩が、なんでむちむち女子中学生なの~! それが『美味しくて魅力的』だと定義しちゃってるじゃないですか、キモいキモい(><) 
 あと6話になりますが詐欺セミナーに就職した龍子(市川実日子)さんを、卒業ばりに連れ帰っちゃうのも。その後嫁にもらうんでもなかったら、彼女の生活どうなるんですか。その後円満退職できるのか、雇用票ちゃんと返してもらえるのか心配すぎて困ります。
 それはさておき、土鍋で作るパンレシピは面白そうで検索しました。凪のレシピまとめがあって、ドラマのあれもこれも皆さん楽しんで作ってていいですね~。

 縁があってスナックでバイトを始める凪ちゃん。まさかそこが、我聞の馴染み2号店だなんて知る由もなくw 失恋して毎日泣いてるという噂の男が、あの我聞慎二だなんてねー。
そのうち来店した慎二にまた上から、お前はこの仕事に向いてないと宣告される凪。常に受け身で適当に話を合わせるスタイルは確かに、水商売に向かないw ママ(武田真治)にも『人間に興味がないから』と話し下手を指摘されちゃう、人一倍空気を読んでたあの日々はなんだったんでしょうねえ。でもそれを自覚して、凪は変わろうとしていますよ。少なくともママ曰く一目でわかる気配り&料理上手。粗雑ではないんですから。
それよりまた、今の彼女をそう紹介できずに「同僚!」と言っちゃう慎二。お前はなんやねん。凪の時もそれ痛恨だったのに、学習しないとこ……。優秀な部下に手を出して、オフィスラブでラブラブハッピーだったくせに、凪にまだ未練がありすぎでしょ。

 『初恋』を体験中のゴンさんも楽しくウオッチしつつ、凪と母との対決が今から恐怖。

「コウノドリ(2)~最終回 ☆☆☆☆

実家を継ぐことにした四宮先生、スキルアップを目指して出る白川先生、皆それぞれ散っていく。

初回の離島医がまた来て、こうのどり先生もペルソナを出るのか? と思わせておいての
『ここで皆を待ってる』
と。そう告げた瞬間、スタッフの皆がこうのどり先生の家族に、ペルソナが家になったんですね。天涯孤独の彼にとって、それって素敵なことなのでしょう。……ますます結婚が遠ざかる気がしますが。もししても、部長のように家でお客さんになってしまう悲しい未来もセットな気がしますが(^^;;;)

シリーズ2作目も磐石に深イイ出産あるあるの連続でした。前半にイイ話、後半に死産や障害など辛い話をもってきた構成も新規視聴者を引き込むのには賢いやりかただったのでは。

『オランダへようこそ』の詩、初めて知りました。出産準備を旅行計画に例え、障害児を持つことを、イタリアに行く予定だったのに突然勝手にオランダ旅行になっていた様なもの、だと優しく諭すのです。うわあもう20年ばかりオランダにいますよ私。
でも確かにそこは、真っ暗でも危険でもなく、違うだけで案外幸せで、まあ時々イタリアらしきところにも寄れたりしてます、うん。大丈夫大丈夫。
ただし思春期青年期になってからまたひと山あるのでねえ……。可愛い幼稚園児のお母さんが妊婦や新生児期のお母さんに語る障害児育て体験談は、微笑ましくありつつも複雑な笑みがこみ上げてしまいますが。その頃になれば、健常に生まれたってつまずきもあり、どの子育てにも悩みがあるって分かってきているでしょうね。ホホホホホ。

最終回、あのインティライミが(放映当時、ネットでダメ夫の代名詞にさえなった)ちゃんと子供抱いてて奥さんが笑ってる、そんなちょっとした光景でもホッとしましたよ。

すべてのお母さんがよく眠れて食事が美味しくてちょっとはゆっくりお風呂に入れて、すべての赤ちゃんが幸せに生まれて元気にすくすく育ちます様に! 旦那はまああれだ、頑張れ。
 

「コウノドリ(2)」~4 ☆☆☆☆

『ちゃんと』産む、ってなんなんでしょうね。
どう産もうが、そこまでの日数お腹の中で身を削って育んできたのは間違いないのにね。最後の瞬間に死ぬ思いしないと愛が育たないとか言うやつ、いなくなりませんよね。無痛分娩はダメ、帝王切開はダメってさ、バカなの? 自分は辛かったのにずるーい的な僻み根性でしょうか。そのうちに妊婦本人も
『ずるしてるみたいだから』
普通に産みたいと、心臓悪い(川栄李奈)のに言い出したり(^^;;;)  4話では、長女を叱ってしまう理由を帝王切開に求めて、次は普通分娩と決心する母(安めぐみ)がペルソナに。
『今度は下から産むの』
とママ友に告げる時の誇らしげなこと、家でもご機嫌、どうしてなんでしょう。

痛みなら、余分に切って入院も伸びる帝王切開の方が大変なのでは。そして消耗しきった母よりそりゃ元気な方が可愛がれるでしょうから、痛みを麻酔でコントロールする無痛分娩が最強なのでは(でも長子で経験者の実母曰く、無痛分娩の麻酔が激痛だったそうで想像と違ったとw 下二人の普通分娩の方が楽だったそうなのでほんとお産はいろいろw)

そして旦那はバカばっかりで、産気づいてる嫁を担ぎこみながら、何時に生まれますかと聞くやつw 10分後か2日後かわからないのがお産でしょうが!飲み会の予定なんか知るかー! 二人目なのにバカ過ぎると呆れましたが……そうか。一人目が帝王切開でスケジュール通りに生まれてるとこうなるのね。その前も、娘が登園前にぐずる日常を初めて知った挙句に、臨月の妻に苦言を呈すクズっぷり。口を出さずに手を出せ手を。
結局は帝王切開に切り換えることになったものの、産みの苦しみを目の当たりにしてこのバカ旦那(前野朋哉)が生まれ変わったのなら、奥さん(安めぐみ)も陣痛をギリギリまで耐えてみせた甲斐があったというものでしょう。

「手伝う」「僕イクメン」「他のお母さんはちゃんとやってる」
と地雷を踏みまくり、妻(メアリージュン)を自殺寸前まで追い込んだダメ夫(ナオト・インティライミ)も見ていて辛かったですわ。ツイッター上には #うちのインティライミ と各家のダメ夫紹介がバズって大笑い。
お手本になるような夫をもっと見てみたいもんですけど、良き夫は自然と妊婦を主役にお産をさせてくれるのか、目立ちませんねー。

2話では、子宮頸がん判明。
自然分娩まで待ったら母親の命が、でも治療を優先で早く出し過ぎると赤ちゃんの健康が危険にさらされる。折り合いには誰しも悩むところでしょう……。計画早産が結果オーライで本当に良かったです。現実には裏目に出る場合もあるでしょうから余計に。
医師ナース雑談に、子宮頸がんワクチン問題を入れてくるのもナイス啓蒙。しかし娘がちょうど全員推奨の学年で接種した経験から、するなら学校で一斉にして、接種後の体育や部活が強制休止でないと接種後安静の指示を守れませんよ。教師側が誰もしたことないので、インフル並みの軽い扱いをされちゃう。この辺は学園ドラマとかでやってもらわなくちゃかな。

そうそう、NICUに赤ちゃんを置いて旅行に行っていた夫婦。
危篤の連絡がとれず主治医はご立腹でしたし、妻木下優樹菜の配役がより無責任に見せてますけど(^^;;;) それこそ退院したら気軽に出かけられなくなりそうな難しい体調の赤ちゃん。何も海外に行ってたわけじゃなし、今の内にちょっと……と思ってもいいじゃないかと、ここは擁護派です。

合間にジュニアくん(宮沢氷魚)の成長だの、初代ジュニアくんは四宮先生だっただの。患者の鬱傾向を見逃して自殺されたコウノドリ先生の過去だの。人員補充に駆け回る部長(大森南朋)が、自分の家庭は健康は後回しで何か起きそうで怖いぞ、だの。 レギュラー陣のドラマも挟まれますがそれ以上にそれぞれのお産がドラマチックで目が離せませんです。
出演者に赤ちゃんの名前も出るんですよ、本物なのかー!

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