第一シリーズ終了から間をおかず、wowowで開始される第2シリーズ。ドラマ内でもほぼ直後の様です。
学校行事のバスが転落、教師生徒ほぼ全滅の痛ましい事故でただ1人生還した「奇跡の少女」は特別な力を持つのか?? お告げを求め列をなす人々……。
その少女の元に高価な贈り物を持って母親が日参、騙されているのではと相談を持ち込んで来たのは写真家寺内一(小池徹平) 調査を引き受けたものの、いつもの様に「素晴らしい!」と怪異を喜ぶ様子のない高槻先生(伊野尾慧)は、少女と同様に「天狗のお告げ」を求められていた自らの少年時代を思い出していたのでした。
奥多摩に少女(粟野咲莉)一家を訪ねた一行は、嘘を見抜く深町(神宮寺勇太)の能力で『物品を要求はしていない』ことは確認するのだが。むしろ高槻は、寺内の発言の齟齬に気がついてしまう。何かがおかしい。
たた1人の生き残り、つまりは特別な存在になれたら最高、などとと心ないことまで口にする寺内の部屋には、びっしりと貼られた高槻の隠し撮りや、誘拐された当時の新聞記事。彼の狙いは何なのか?
また、行方不明だった少年が保護される。高槻と同じく鞍馬で……!
金髪に黒フードも妖しい小池徹平が美しいのなんのって、どうしましょう。
そして高槻先生のストーカーなんですね?「し…」と言いかけて言葉を変えた寺内、「心配で」と言うのが普通だろう状況であえて止めるとは、それが嘘と見抜かれること=深町の能力を知っている??
何しろ前作、様々な怪異を人が作った嘘だったと暴いて回った挙句、夜祭は本物だったじゃないですか。亡者の祭りは実在したし実際に亡者に追われw てことは、今度は天狗だって本当にいても不思議じゃないわけで。さらわれて記憶力抜群になり目が青く光って鳥が怖くなったお仲間も現れますか? 天狗も? えええええ。そして寺内は、それを喜びそうですよね??
奥多摩の宿、貸切露天風呂で、隠さなくていいって楽だね☆と背中の傷=天狗の羽痕?を深町に晒しくつろぐ先生なのですが。下手したら隠し撮りで狙われていませんか!
予告も、美しい自然の中会話はひたすらに不穏でしたよ。ワックワク。
さてその前にまず、ただ1人生き残り、言葉が出ないのに大人の相談を聞かされている少女を救わなくては。わざわざ事故現場が見える場所に引っ越しとは尋常じゃありません。供養になる、という表向きの理由も少女には知ったこっちゃないでしょうが、ましてそれが嘘なのなら。母(矢田亜希子)の想いはどこにあるのか?
回想の高槻母(高橋ひとみ)から感じてしまう狂信的な何かが、少女の母からは感じられないのですが。無言の娘の様子を自分が翻訳し「お告げ」にしてしまうことを、どう思っているのでしょう。