ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

古田新太

「不適切にもほどがある」〜最終回☆☆☆☆

 ホント笑わせておいて泣かせてくるよねクドカン‼️

 昭和から令和にタイムスリップ、じゃあ現在の老人小林市郎(阿部サダヲ)さんはどこに?と当然のことを思わせておいて、はい、死んでましたよ!神戸の震災で!
令和の仕事場で再生しては泣く、幼い日の娘と亡き妻が踊るピンクレディースのビデオ……ホームシックどころじゃないじゃん! まだ若い純子(河合優実)も一緒に、そこで死んでしまうと気がついてしまっての涙でしたよおおおおorz
 そこで遺された娘が渚(仲里依紗)  ってことは市郎には孫で、道理でビリビリ、エッチな触れ合い不可! 時空の修正能力半端ないです。令和に来た純子には母娘と知らせずに渚母子と触れ合わせるあたりも、その心中を思うと泣けるじゃないですか〜。

 と良い話な合間にも市郎は、口を開けばセクハラ笑
やっと『どんな女性も誰かの可愛い娘』と気づき始めても、マタハラを学んでも、脚本が見識不足だとネットでは叩かれ続け……まあ確かにフェミニスト向坂サカエ(吉田羊)語るルッキズムがただ外見良い奴だけモテるになっちゃっててダメでしたけど。市郎だって段々と古巣昭和が「変?」と学んでいくように、市郎レベルな視聴者が段々と「あれ?」と思うきっかけにはこのくらいでちょうど良いのかも。だって、同時期放送の原田泰造主演「おじさんのパンツがなんだっていいじゃないか」は、おじさんだけが悪者で不快と見るのやめちゃった旦那がこれは最後まで楽しく見て、諸問題を考えたりしたんですよ。

 更にじゃすみん推しのインパルス板倉がサブレギュラーで、歌って踊る場面まであって、最終回では同性婚まで果たして目立っていてくれたのは画期的!頼れるMC八嶋智人(本人笑)と共にこれでクドカンファミリーですよね? 毎回カラフル動物シャツで可愛かった! また使ってください! 

 そう最終回、過去に取り残されたcreepy nutsあのままでいいのかとか笑、この先いつ死ぬか分かっててどうするのかいろいろ有耶無耶のまま、タイムトンネルに突入する市郎で、〆め? 続編は蛇足かとは思いつつまだまだ続きを見たかったですね?

 ところで若い頃は錦戸くんだった純子婿がね、年取った現在は古田新太だったのには大ウケ、こういう配役も流石ですクドカン。長年の不摂生で味のあるジジイになっちゃってるけど古田新太、確かに昔はイケメンだったよねえ〜

「忍者に結婚は難しい」1☆

 いや忍者関係なくない??笑

 甲賀忍者の蛍(菜々緒)と伊賀忍者の悟郎(鈴木伸之)は、互いに正体を隠したままで恋に落ち結婚し……離婚の危機に陥っていた⁉︎

 との番宣で、もっと仮面生活が無理!的な話しかと思いきや。直接の原因はフツーで
 家事ってゴミ出しだけ? VS 褒めて
 散らかさないで VS 怒るなよ
 トイレ小は座って VS 無理無理w
と、悟郎が昭和のダメダメオヤジみたいに使えないからですよねーうちの旦那より酷い!
片付けだけは確かに、内緒でしている忍者トレーニングを隠すのが優先だから…ではありましたが、あらかじめ気を付けて散らかさなければいいだけでしょーが! 家の壁お互いに改造して、ヤバいもの詰まっているのに気が付かないのはご愛嬌w

 そこにお仕事で伊賀vs甲賀の戦いが勃発し、蛍が飛ばすドローンを悟郎が撃墜!お互いと知らずニアミス!しかもやり直しを約束してのディナーを悟郎がすっぽかすことになって、こりゃ誤解されたまま離婚か〜っと1話が終わるわけですが。
 うん、別れたほうがいいかも。

 ラブラブなのに、何か嘘の匂いがする……と疑心暗鬼で噛み合わなくなるとか。いっそ逆にお互いを殺し合う気満々なのに、好きすぎて結局イチャイチャしちゃう(そんな殺し屋夫婦の漫画ありましたねw)とかなら頑張れーと思うかもですが。そもそもすれ違ってるうえに嘘があるならもう無理じゃん。
 同僚(勝地涼)宅の様に、子供も忍者修行を志すぐらいオープンにできる相手とやり直したほうがいいよ!絶滅危惧種忍者の繁殖のためにも!

 伊賀は新テクノロジーにオープンで蛍の妹(山本舞香)も忍者SNS配信でインフルエンサーとか、甲賀は保守的&郵便局組織を隠れ蓑にしているという設定は面白かったです。忍者マニアな郵便局の新人(藤原大祐)は、この先何かに気がついてしまうのかなw
あと、黒装束の菜々緒!パッと見イケメン! …それだけに、走ると男性としてはへにょへにょで残念。夜闇に走り去る姿吹き替えでお願いしたかったですわー

「SUPER RICH」1、2 ☆☆☆

 妊婦を助けて面接に遅刻!
それで合格は昭和ドラマで、令和では機転が効かない、タクシー代が無いのも自分のせいとにべもないのでした。おお。
 女社長と平社員で逆玉なのかと思いきや、江口のりこの仁王立ちと関西弁が性別を忘れさせてくれていい感じです。それでいて、部下に惚れられていそうなのもわかる(あれ、両親も使用人も標準語なのに、どこでコテコテに育ったのw)  

 裕福な氷河家に生まれ育った衛(まもる 江口のりこ)は、幼くして両親を亡くす不幸には見舞われながらも、その後もずっとお金持ち。起業も順風満帆、1000万円は端金、ずっとその生活が続くと思っていたのに……35歳にして初めてした金の苦労の原因は、信じていた共同経営者一ノ瀬亮(戸次重幸)の裏切りだった!!

 共同経営者と言っても、衛に任せきりでほぼ無能💦 なのに衛に頼んだだけ金を動かせている現状に飽き足らず? 突然の行方不明、運転資金口座は空っぽ!直前に「ごめんな」と意味不明なハグまでされていて、即通報レベルでしょうに、なんと衛は信じて待つんですよ。亮を切れば融資するという先輩(松嶋菜々子)の申し出も拒否!!
こ、こんな熱い信頼を裏切るとは許せんぞ亮!

 で、金策に走りつつ亮を探す修羅場の間に周囲の人間関係が見えてきます。同級生だった今吉(中村ゆり)や古くからのスタッフ東海林(矢本悠馬)は忌憚なく忠告できる仲。脇に控えるイケメン宮村空(町田啓太)は、失業で自殺寸前を拾われて以来衛に忠節、そして多分惚れているw
 しかしみんなが衛の為にと奔走している中、何故か衛の心が動く大事な時に居合わせるのはインターンですらない春野優(赤楚衛ニ)なんですよ〜。まあ雇ってくれ等とつきまとっていたからですが。

 実は衛の講演に感激した優が今も切り抜きを持ち歩いているなどw  熱くつきまとう理由も見えてきたり、でも泊めても風呂貸しても、まるで姉弟なんですけどw  ここ途中からラブになります??

 結局、土地やマンション等衛の個人資産は全て処分して、会社はボロ家屋に移転。でも幹部は残り、さあまた働くぞー!で次回に続く。面白いじゃないですか!

 ただその仕事が電子書籍。
身寄りのないお嬢様が何故それを?と、そこだけが気になっていましたが、生い立ちに関係する説明で納得&目から水があ! むしろ
「それしかやりたくなかった!」
と言い切られて合点しました。頑張れよ社長!

 漫画部門の部長に古田新太、インターンに志田未来。 町田啓太と赤楚衛二が揃うと、かのチェリまほ「30歳まで童貞だと魔法使いになるらしい」を思い出してはしまいますが そっちの煩悩は一旦置いてw
さーあ続きみるぞ!

「半沢直樹(2)」1 ☆☆☆

 恩返しw そして「倍返しだ!」待ってました~!

 みんな大好き、あの土下座からはじまる続編。
前作では見事倍返しを実現させたものの出世叶わず、出向の憂き目にあった主人公半沢直樹(堺雅人)でしたが、世にはそれでは飽き足らずもっともっと酷い目に遭わせてやりたいと熱望する敵がいるんですねえ。それがなんと、土下座で大恥かいた大和田(香川照之)本人でなく、大和田シンパだった伊佐山(市川猿之助)なところが面倒です(^^;;;;;)  現在はセントラル証券部長の半沢が受注しかけていた合併案件を親会社の東京中央銀行がかすめ取り、半沢の失点にして僻地に飛ばそうという悪巧み。その計画実現のためなら、大和田を飛び越して副頭取三笠(古田新太)に取り入る本末転倒(^^;;;;) やだこれじゃそのうち、大和田と半沢が手を組んだりするかもしれないじゃないですかw

 その伊佐山の案は違法すれすれの株買い占めで、仕掛けられたスパイラル社瀬名社長(尾上松也)にすれば乗っ取り買収。おかげで半沢の部下森山(賀来賢人)まで、中学時代の親友だった瀬名と再会するも、あの銀行の子会社社員というだけで暴言で追い払われる始末。森山と半沢は、ずっとスパイラルにも利になる案を探っていたのにね。

 と、例によって会社取引のめんどくさい話なわけですが、悪い顔のヤツがとことん悪いという点においては分かりやすいですw セントラル側の内通者もバレバレ、まず半沢たちに捕まる協力者三木(東京03角田晃広)の配役も最高で、あの顔は裏切るし怒られたら即全て話すでしょw  なのに伊佐山は、これまたケロッと「知らない☆」の一点張り。自分側のメールは削除済みなのでした。さあこの悪カエルをどう追い込んで締め上げるのか、半沢直樹! 奥様(上戸彩)が言うようにもう若くないんだから、無理しないでねw

 今作もコロナ禍で撮影中止の憂き目から、復活しての放映開始。見せ場ではおやじがどうしても密ですから気をつけてほしいものですw

あ、同期の渡真利(及川光博)くん健在。滝藤さんは出ないのでしょうね、寂しいわ。

「Iターン」~最終回 ☆

 起承転結の、承と転がすっぽ抜けたような…。


 単身赴任サラリーマン狛江(ムロツヨシ)が、ヤクザのカモにされ続け……。なし崩しに盃を交わさせられ、仲良くなったり裏切ったりの起伏こそあるものの、基本傍観者で被害者で、めそめそ文句言ってるままで最終回。そこでやっと、主人公だけじゃなく部下社員(渡辺大知、鈴木愛理)までクビにしようとしている上司(相島一之)をぶっ飛ばし、ヤクザ仕込みで凄む「覚醒」を見せるのですが、遅いよーw   もっと早くから、そんな狛江の変貌が見たかった!オラオラとオロオロのギャップに疲れたり、部下や奥さんにオラつきを見られて焦ったり誤魔化したりの二重生活、見たかったのになあ。

 ラスト、盃は返したものの。本社に戻る狛江と一緒に、岩切組長(古田新太)も東京に向かっちゃうので、私が期待した様な半ヤクザ半リーマンなドタバタはこの続きで、と言う事でしょうか(^^;;;;)

初回で肘掛を争ったエセ紳士がまた隣席で、今度は狛江も負けてなかったのは良かったですw


 あと抗争の〆に、竜崎組長(田中圭)も小さなワンちゃん連れて「散歩に行かなきゃ」となるところ、笑いました。そこで岩切組長も愛犬昌三さんの写真をだして、ほのぼの仲直りかと思いきや。自分の犬の方が可愛いとか比べちゃダメよw 喧嘩売ってるよそれw

 そうそう村下孝蔵「初恋」! 
廃ビルで宙吊りで。恋する社員の路地裏ミュージカル。焼肉屋でハモる店員(阿佐ヶ谷姉妹)飛行機で並んでw ドラマ中何度うたわれたことか。盛り上がると必ず主題歌がかかる演出はよくありますが、こうも出演者があちこちで歌うのはレアでしたよね。

「Iターン」1 ☆☆

 ムロツヨシ、モテモテじゃ~ん!(違)

 阿修羅市(どこだw)の支店にとばされた狛江(ムロツヨシ)、妻子には栄転と言い張るも単身赴任に。
朝から酔っ払いもポン引きもいる、いい年の大人がシンナー吸ってる街、阿修羅市! 支店の若い社員(渡辺大知)も使えないけど、それ以上に取引先が風俗店と裏金融という衝撃(^^::::) それでも業績を上げなければクビなので、下請けのダサい印刷屋(笹野高史)を切ってみたら、まんまと仕返しされてチラシの電話番号が違ってる!阿修羅市を舐めたらあかんよー。
納入時にチェックしないと発注元も受注側もダメだと思うんですけど……あの社員ならさもありなん。

 で、誤記チラシで大損害を受けたと、金融社長の竜崎(田中圭)&風俗店ケツ持ちのヤクザ岩切(古田新太)がムロツヨシを取り合って、何百万円もの減益分を補償しろと迫るわけですよ。挙句、無理に飲まされた酒で
『杯を交わしたから舎弟!』
と岩切に拉致されて、ビルから逆さに吊られて村下孝蔵「初恋」を歌う羽目になった狛江の、明日はどっちだ!

 奇抜な展開で、先が読めずに目が離せません。深夜にしては芸達者揃いなのもいい感じ。狛江の上司に相島一之、田中圭のサングラスでソフトヤクザいいわ~。相手の股に頭突っ込む土下座は何、原作通りなの?
続きが楽しみです!

「下北沢ダイハード」7~9 ☆☆

 9話、「まんぷく」で覚えた岸井ゆきのと「腐女子うっかりゲイに告る」主演の金子大地が共演。なので本放送当時より今の方が興味もって見られたと思います(でも星ひとつなんだけど) こういうの、再放送の醍醐味ですよねえ。

7「手がビンになった男」☆☆
 荒唐無稽度ナンバーワンかも。
 主演の舞台が人気でてきた役者のキヨシ(佐藤隆太)は、TV女優アンナ(臼田あさみ)とサシ呑みで有頂天。お持ち帰りか??と浮かれた拍子に、なんと……ビンの口に人差し指がすっぽりw トイレでこっそり抜こうとするも出来ず、仕方なく割ったら凶器になってしまってw 絡んでくるヤクザを殺っちゃって、すると対抗組織に気に入られちゃって、でもそこのボスも殺っちゃって、警察が来たら警官も殺っちゃって。ひたすら受け身なのにどんどん人が死ぬw 包囲され大騒ぎの中、主演舞台の宣伝は炎上沙汰でしょ~(^^;;;;)

 とか言ってたら、突然全く違う展開になってびっくり。え、宇宙?


8「彼女が風俗嬢になった男」☆
 8.6秒バズーカ出てんじゃんw
 キャバ嬢の彼女(馬場ふみか)が、半年前から風俗嬢になってたと知り、嫉妬で半狂乱のヒモ彼氏(青柳翔)、文句があるなら稼げと煽られて、パチンコに←もうここがダメだよねぇ。しかもタネ銭3万円は彼女から借金w TV取材の人やパチ仲間、ドジっ子店員(森川葵)に見守られながら「海物語」で頑張るのだ!
パチンコに馴染みがないので、TV画面ついててこんな風なんだーとか。コーヒー配ってる(売ってる?)んだーとか興味深々でしたよ。さて、無事今月分の50万円を稼いで彼女に風俗嬢を辞めさせられるのか?
 ところでそのヒモ氏、ドジっ子店員に惚れられてましたよ「顔が……大好きです!」顔なのねw そっちもどうする? まあまあ楽しめました。


9「幽体離脱した男」☆
 グループ解散後、パッとしない元アイドルタクヤ(金子大地)は、小劇場で初舞台直前にうっかり幽体離脱w 転んで頭を打ったのに、周囲はただ寝てると思ってる。それぐらい普段からやる気がないと思われていたことにショックを隠せないタクヤです。でも幽体仲間のサナ(岸井ゆきの)にまで、本音を隠してるから仕方ないと諭されて。そうなったきっかけの過去、初めての彼女に
『何考えてるかわかんない……』
とふられた学生時代にまで巻き戻し。
『でも好きだった、地球まるごと覆い尽くすぐらい、 銀河も俺の好きで埋め尽くせるぐらい』
と伝えられなかった青い気持ちをやっと吐き出したタクヤに、それでいいんだと微笑んだサナは……幽体タクヤを身体に戻してくれるのでした。この劇場で死に、想いを遺す彼女は『3代目えんげきさん』 タクヤが転んだのもきっと彼女のしわざですよね。いつもこうやって、一皮むける手伝いをしてるのでしょうか。それとも、タクヤだったから?

 と、まとまった良い話ではあるのですが。
元々淡々としたタイプだろう金子大地くん。想いが外に出ない、という演技(?)はバッチリなのですが、人が違った様に熱演しているらしい初舞台の方がそれなりで(^^;;;;) これそんなに凄い?稽古ではもっと酷かったのかーと、こちらもひどい感想にw
また、生前のサナがグループ時代のタクヤ推しだった、と微笑ましい感じでラストに出ますが、かえって痛ましくて笑えないわ。急死した女優のブログがそのまんまネットに残ってるのも悲しすぎますわ。


「下北沢ダイハード」4~6 ☆☆☆☆

4「夜逃げする女」☆☆
 なるほど、踏切の情緒って別れの時にMAX発揮されるんですね!高架や地下鉄にして『開かずの踏切』を無くすと便利にはなるけれど、追うに追われず別れる時にカッコつかないよ!

 てなわけで、シモキタで古着屋を共同経営するルイ(緒川たまき)と照美(酒井若菜)は、姉妹かと思いきやただの女友達!
怒鳴り込んできた男(山西惇)を、うっかり殺しちゃったら、まず店の片付けを始めるルイw それを非難しつつ、やはり片付けを手伝う照美もまた謎です。そんな2人の共依存は、踏切なしに断ち切れるのか? って、案外男は生きてるし、あっさり別れたし、結局近所に住んでるし、これまた人生そんなものなのかも。 あと志尊淳。衣装のおしゃれ古着感がお素敵でした。

5「最高のSEXをする女」☆☆☆☆
 スーベニアセックスw 何言ってんだか(^^;;;;;) 体当たりの夏菜が、めちゃ魅力的でした。

 バンドマン彼氏(和田聰宏)が、売れた途端に浮気。そろそろ結婚じゃなかったのかと悔しい麻子(夏菜)ですが、しがみつくより最高の女のまま別れようと、彼氏好みのセックスを仕掛けます。部屋のあちこちから出現した何人もの麻子が、口々に助言する様子がイカれててナイス! また内容がw 突然ギター弾く、伸びたTシャツの胸元から押しつぶされた胸が覗くのがいいんだってさw また彼氏がまんまと反応する情けなさよw 真夜中の騒音に怒鳴り込む隣人(柄本時生)、シャワーを浴びたがる彼、背筋がつる激痛、次々と襲い来る障壁を乗り越えて、いざ最高の!一生思い出に残る!スーベニアセックスを!
 いやー笑いました。
 売れた基準が、放映枠テレ東深夜ドラマの主題歌採用で、喜びながらも「でもテレ東だよ」と謙遜する自虐w あ、彼氏って懐かし「東京湾景」の人か!

6「未来から来た男」☆☆
 ダダッダダッダ♪
 ターミネータならぬシーモキータ(佐藤二朗)が、下北沢に降り立ちます。全裸でw
そう、未来の覇権を守る為 田舎者コヤマ・サラ(松本穂香)がビレバンでサブカルにハマるのを防ぐのだ!でも何度繰り返しても、店員の加藤諒殺しても、サラはサブカルに出会ってしまうのだー!
松本穂香の田舎訛りが衝撃ですw 猿w 片桐仁w そして過去を知りすぎて、いい加減サブカルに詳しくなりすぎたシーモネータが、むしろハマれよとサラにサブカル差し出す展開には胸熱でしたw でも出落ち要素も、繰り返しも多くて後半飽きてしまったので要工夫。

「俺のスカート、どこ行った?」1 ☆☆

 ……で、古田新太先生の教科は何?

 ゲイで女装の新任教師、原田(古田新太)が型破りな教育をほどこす!
ヤバいおじさんの女装姿もあいまって、そりゃ奇抜ですけどね。そして生徒を「お前ら」と呼んではばからず、屋上から飛ぼうという生徒には
「よーし、飛べ!」
ですからねw 斬新ですけどもね。古田新太大好きで楽しみに見始めただけに、逆に点が辛くなりましたわ。つまらないわけじゃないのですが……。

 屋上の生徒はマスクでもごもご、地上の古田新太はあの酒焼け声w 屋上と地上とで、とても話が通じていたと思えなかった……のはさておき。長年めぐらしていた心のバリケード=マスクが、ぱっと外せてしまうのは、やはり簡単すぎて興ざめでした。そして教師の矜持が、名前を覚えるだの敬意がどうのに終始して、最後まで授業が行われず原田の教科がわからないのはさ。教師をなんだと思っているのかと、こちらが逆に聞きたいです。
そして薬を飲む原田。え、余命わずかとかですかorz 

 この内容なら、女装じゃなくても。地下足袋に乱波ズボンの建築作業員スタイルでも同じじゃないのかな。

「下北沢ダイハード」1~3 ☆☆☆☆

 何これ、面白いw 一挙放映を録画しました、本放送時なんで見てないの! あ、テレ東ドラマ24か、大阪で日本語字幕が出なかった頃ですかね(^^;;;)

 今も昔の演劇の街、下北沢。
でもなんでって……小劇場がたくさんあったから?学生が住んでたから?今日もその下北沢で呑む男(古田新太)に言わせたら、
「街自体が、劇場」
で、そこかしこで芝居以上にお芝居な事件が毎日起きているんだそうですよw ほんまかいなw バーカウンターの色っぽいママ(小池栄子)に、あんな面白いことが、こんな可哀想な男が、とほくそ笑みながら語り出すとドラマが始まり、最後にまたバーに戻る。二人が狂言回しでまとめ撮りな構成ですねw そして毎回の脚本は、それぞれ違う小劇場作家が担当しているんだとか。うわ楽しい。

1「裸で誘拐された男」 ☆☆☆☆
 SM風俗にハマっている代議士(神保悟志) 昼間っから女王様(柳ゆり菜)のお仕置きで、素っ裸(+スマホ)トランク詰めで連れ出され、興奮しています(^^;;;;) が、お約束の取り違え!屋内に置かれ聞こえる会話は……幼女誘拐?身代金? 犯人逮捕のついでに保護されて代議士とバレても困る〜そうだ、誘拐されたことにしよう(裸で?) しかし聞き覚えのある声、なんと犯人は息子(吉沢亮)です。 寂しい人妻と不倫、誘拐を共謀、夫(村杉蝉之介)から金をせしめて逃避行のはずだったのに、と逆上か?
 たまらず飛び出した代議士さん、素っ裸のまま得意の熱弁を振るいます! 計画を知って、お前を止めるためにここに来た!裸で!罪なら俺が全部被ってやるぞ!
戸惑う息子と夫婦……と、観客に照明さん。演技プラン変わったの?聞いてないよー。そう、息子は小劇場で舞台劇「誘拐」に出演の真っ最中だったのでした~!
とんでもハプニング、その後もどんな言い訳したんだかですがw 奥さん(高橋ひとみ)と息子はちょっと嬉しそうだから結果オーライかもw

2「違法風俗の男」☆☆
 空き時間に風俗店に来てみた光石研(本人)、運悪くガサ入れが来て開演時間に間に合わない! 居合わせたロバート秋山(本人)に協力を頼んで抜け出そうとするも、変人秋山の思考についていかれずw 結局秋山だけが外に出て、光石の服をきたままどーでもいい用事に向かいw 哀れ研さんはネットにさらされ警察にも取材TVにも身バレした上、舞台に穴をあけたのでした~ って、救いがないorz
光石に店を勧め、風俗で遅刻ってwと連絡してくる後輩に池田鉄洋(本人) 風俗嬢ユイに川栄李奈

3「夫が女装する女」☆☆
 夫(野間口徹)の女装癖に、困惑の妻(麻生久美子)

それでも女装の旦那と(距離をおいてw)外出してたら、ママ友とばったり。お茶する流れに。「先に帰って」連絡も虚しく、旦那も同じ喫茶店に来てしまい、無視すりゃいいのに、どこに座った、トイレに立ったとガン見の妻w ママ友の話は上の空で、奇行を繰り広げ……もうなんか、女装旦那を最後まで隠し通したとしても、二度と話しかけてもらえないレベルにやらかしていて、いたたまれません(^^;;;) しかも、人生最大目標が『父の女装が息子にバレない、影響しないこと』だったのに、とっくに手遅れだったとはorz
だったらいっそ、息子の女装はもう同級生もその親にも有名で、むしろその話を聞きにお茶に誘われてて、え、お母さん知らなかったの?やだー、となってくれた方が後味が良かったのに(^^;;;;) 

野間口徹の女装がカバちゃん似w ずっとクールな店員に波瑠でした。

共通テーマが「人生最悪の日」なんですね、なるほどw 1と3、よく考えるとどっちも本人以外の家族はちょっと幸せで、でも私には1はいい話、3は大修羅場感。奥さん目線で見てるからですねーw

「闇の伴走者 編集長の条件」最終回 ☆☆

最終回は本当に二転三転。

社長が醍醐に言うことにゃ、覚えのない画稿転売で責められて憤り、南部の進退に関わらず契約社員も全員クビと言い渡してしまったと。

それが自殺の原因とする醍醐さん。下山事件の総裁自殺説を借りて納得するのなら、部下にも上司にも裏切られた時、絶望で人は死ねる、のだそうですよ。

でも『敬礼のポーズで落ちていった』という、目撃証言で納得はひっくり返ります。ええ、それって「パシリ刑事(ポリス)」の決めポーズじゃないの。てことは、南部お得意『決めポーズで揶揄』する相手だった担当編集者がそこに居たはず!更にその人は、バイトくんを突き落とした『靴に減り癖のある男』で……。
「平気で契約社員をクビにする南部が許せなかった」
と泣き崩れる、その某氏ですが……。あああ、南部氏のひねくれ具合が分かっていなかったんですねえ。実は「社員の幸せこそが編集長の仕事」と語る人なんですよ。
なのに「全員クビだ」なんて嘘、ワルぶっただけなんですよお……。

リサーチ依頼としてはここで一件落着。
水野さんは依頼主のプロダクションに報告して〆。醍醐さんは編集長の座を後進に譲り、南部氏が発見した青年誌バカ売れノウハウは社長ではなく、わざと契約社員の皆にだけ教えて想起社を去ることになりました。あの転売野郎も、別の会社で漫画編集としてやり直すそうですよ。頑張れ。
そうそう「水色」は、やっぱり青+白でしたねw ブルーカラー向けエログロバイオレンスが主流だった青年誌に、ホワイトカラーを取り込む知性物語性を加えると。更に時々読む派を取り込める様に読み切りを、とか。現実にはそこにネット配信が加わってあれこれあるのでしょうが、原作刊行時には卓見だったのでしょう。

と、落ち着きかけたところで出てくる、南部氏の電話帳。そういえば2件、確認漏れがあったっけなとケーキ屋だというその1件にかけてみる醍醐さん。また、留守電メッセージを残したもう一件からは水野嬢に返信が。総合すると、なんと!
縁のあったKiwi社に漫画誌創刊を頼み込み、クビになる部下達を呼び寄せる腹積りだったんですよー!ケーキはその祝いのために発注済み。ただ日付だけ、後日連絡する予定で……亡くなってしまっていた。
kiwi社長はその南部氏の死をニュースで知ったそうで、なのに無駄になった立派なオフィスを何日遊ばせておいたことに?と思いながら見ていたのですが……。上で『犯人は自首したのかな』と書こうと考えていて、やっと思い至りました。南部氏転落死のニュースでなくて、改めて殺人として報道された、そのニュースを見たのでしょう。
親会社との調整云々で、創刊決定は亡くなった二日前だったとか。kiwi社長はずっと、連絡取れないなと思いながらも依頼通りにオフィスの準備を進めていたのでしょうねえ……。

水野と醍醐に呼ばれ、ピカピカのオフィスや「水色」のケーキ(熱いメッセージつき)を見て涙にくれる編集達。ホワイトボードには、編集員候補として自分たちの名前。まさかここまで、自分たちを想ってくれていたなんて。なのに調査では南部の悪口言って。南部にも『来るかどうかは分からない。俺、嫌われてるから』と思われてもいたなんて。
しかも全面ガラス張り最上階、見晴らし最高のお洒落オフォス!受付にpepperくん!
南部さんが生きてたら、皆ここで正社員として働いてたかもと思うと、犯人が何重にも恨めしくなること請け合いですw(え、これ見にきただけですよね? まさか「ブレイブ」捨ててきました? そこ、あまりはっきり描かれていない様な)

「闇の伴走者 編集長の条件」4 ☆☆☆

ま、まさか水色って青と白の混合、ブルーカラーとホワイトカラー両方を読者にとりこもうってことだとか?
亡き南部氏が、青年誌の分析にページ毎コマ数平均を各誌数えてみたり。帰宅時漫画何本読めるか編集者に試させたりしていて、案外データ派で感心。ヒット漫画=掲載誌売れる、ではないのもまあ分かります。単行本派は雑誌買わないよね。
ところで、隔週発売誌が隔週な意味とは?

暴漢に襲われたバイトくん。上司として、もう調査からは手を引こうとする醍醐とは逆に、こだわり続ける水野嬢。それは父の自殺絡みの感情でもあり、もう事件を忘れたい姉とすれ違う原因でもあり。

紙芝居作家校条(めんじょう田中 泯)を訪れると、南部も生前訪れて、しかも連載を頼んでいたと判明!
下山総裁を事件当時目撃し『総裁は自殺』説の漫画を描いていた校条。ただし『殺し屋を頼んで自らを殺させたのではないか』と言い出す校条は、自らも突き落とされて死にかけたことが。それは殺し屋の仕業なのか。南部も、そして水野の父も、その『落とし屋』の手に自らかかったというのか?


見覚えのある踵が減った靴を社内でみかけるバイトくん。突き落とした男??

水野の元夫(野間口徹)再登場。相変わらず雑な扱いを受けていて可哀想ですよ。優しそうなのにねえ。

「闇の伴走者 編集長の条件」2、3☆☆☆

うわー紙芝居!それも漫画に入りますか。
『白土三平』の名は読めるし貸本屋はぎり使ったことありますけど、移動紙芝居はさすがに世代じゃないです。紙芝居の版元が貸本屋になり、出版社になって今に至るんですねえ(^^;;;)

そんな漫画のルーツを紐解きながら、現役青年誌も描くこのドラマ。
1話で連載陣をボロクソけなした醍醐の修正指示を、こわごわ伝える編集者たちですが……。漫画家さん案外OK。冒頭に前回の説明コマを入れろ等、具体例は納得なのかも。

大御所には、主人公と警視総監が飲み友達になる新展開☆を提案、釣りバカ日誌か~い!でも『先週のモブキャラが、1話の警視総監に似てる』と、熟読した上のアイディア出されたら、大先生ノリノリで了解ですよ。
そしてできあがった新刊「ブレイブ」は、見違えた、面白いと社内でも評判に!これで売り上げも上がるといいですね~。

そんな中、綿貫の担当作だけは修正でなく不掲載。作家の罵倒にただ耐える綿貫……このストレスが殺人に?
社史を調べれば、実は関東オール社(画稿の流出元)社長も綿貫姓であの顔w 縁故入社綿貫、系列社長の孫だったんですね。 そして、闇ブローカーを呼び出せば、ピシッと綿貫本人が、現れた~!
どこまで怪しいの。
と、思ったらあっさり吐きました(^^;;;;) 
なにしろ社長の孫で倉庫はフリーパス。未返却原稿が売れる!とサイドビジネスwを思いつきました。っておい!せめて複製にしましょうよ orz 死んだ南部は、自分が買うからもう売るなと諌めていたそうで、もちろん殺人は否定。じゃあ一体誰が。なんで?
(綿貫の言い分をうのみ。警察ならダメでしょうけど、ほら、調査員だから)

そこで、あの『鉄道の絵』は紙芝居の原稿……と醍醐が気づいたのを受け、当時を知る人に話を聞きに行く水野とバイトくん。
下山事件や津山三十人殺しのような、実在のヤバい事件を題材にする作家がいたと、名前を聞いて帰るのですが。バイトくんは階段を突き落とされ、水野のマンションには「手を引け」とメモが。
そしてまたあの靴。誰なの、なんで?

しかし、憧れの編集員になれたのに。無能故に暇すぎた綿貫。サイドビジネスの必要もなく、漫画愛を撒き散らす南部や醍醐は、近くにいても遠い人なんでしょうねえ。同様に、漫画家と編集者は永遠に友にはなれず、正社員と契約社員も分かり合えない。そんな様々な対立がとぐろを巻く漫画の世界です。
さて、社長は本当に何も知らなかったのか(元編集長で経理のあの人なら、綿貫の側に立ち、専務や社長も知ってるぞと言いくるめることができたかも)

紙芝居の原稿は分厚くて、木枠にすれて角が丸くなるとは豆知識w
今作、芸人の使い所もナイスで、妙に馴れ馴れしい古本屋店主(三四郎 小宮)といい、古い写真に「あ」と思える特徴ある容貌の綿貫(今野浩喜)といい、イケメンじゃなくていい役ってありますよね。

水野嬢、相変わらず漫画に興味なくて可笑しいです。 手塚治虫「寄子」の話題に
「ああ……読んだかも」
「その返事は、読んでないな!」バレバレですw
「ONE PIECE」もまとめ買いで読み始めたようですが、まだ1巻の10pめぐらいw

そうそう、調査先の古本屋で、サインを求められる水野。てっきり誰か漫画家さんに、とかと思ったら『美人まんが探偵』として人気って!
「調査員です!」
と、いつものお返事でしたけど、サインはしたんだw この事件も解決したら、さらに人気になっちゃいますね!


「闇の伴走者 編集長の条件」1☆☆☆☆

漫画にまつわるサスペンスドラマ、待望の第二弾!美女と野獣コンビ再び!

またも見つかる、故阿島先生の画稿。しかし寄贈主南部(岩松了)は転落死。
画稿の発見経緯や転落理由の調査を依頼された水野(松下奈緒)と、南部の後釜として雑誌「ブレイブ」の編集長を務めることになった醍醐(古田新太)は再び相見えるのだった。
南部がみつけた「水色」とは? 消される、と語っていた真意は?

いやあ嬉しいシリーズ続行です。
前作以来、没交渉だったらしい二人。だからダメなんだ、と会うなりポンポンと暴言吐く醍醐に、のらりくらり笑顔の水野w いいコンビです。そして今回、なんと醍醐(古田新太)は編集長に! 連載漫画にダメを出しつつ担当編集たちを呑みに誘う様子に、醍醐なりにタチの向かない編集長業を頑張っている様子がみえて新鮮です。取材費の領収書確認も編集長の仕事なのね。


そして事件性なしの転落死とされた南部が、生前「消されるかもしれない」と語っていたと聞きつけますが……その原因が、青年誌ヒットの法則を見つけてしまった、とかなんとか。え、知りたい! でも「水色」のキーワードからは何もわかりません。
現連載をいくつも終わらせて、サラリーマンものを複数始めようとしていたことと関連が?

潰れかけの青年誌「ブレイブ」の、連載原稿がどれも古臭くて大受けなんですよ。なんとかポリス(「ドーベルマン刑事」の人だ、懐かしい)に、麺専門のうんちくグルメ「極メン!」、取材もしてない商社漫画w
このSNS時代、誰も本気で漫画から学ぼうなんてしないと醍醐が嘆きますが、時代が違えば大ヒット狙えた傑作ならともかく「ブレイブ」連載陣はむしろSNSでツッコミいれられてバズる向きの底辺誌だったのでは……w
若い編集者が石ノ森章太郎を知らず!
「仮面ライダーの人だぞ!」
と叱る醍醐ですが、平成ライダーには名前貸してるだけだしw せめて「サイボーグ009」の人では。そしてじゃすみん的におすすめは、時間を超えて巡り合ったり、滅びかけの世界で空に魚が飛んでいたり、沼にびっしり遺体が沈んでいたりする少女漫画風の作品の方なのですが……話が逸れました。

領収書整理から、何かを気づいて「自殺じゃない、殺されたんだ」と伝えてくる醍醐。え、気づいた醍醐も危なくない?
その領収書の主、綿貫(今野浩喜)は編集部内でも浮きまくりのダーク縁故採用。彼が突き落としてる画面で1話終わりましたけど、犯人確定? ミスリード?

あとは、貸本屋時代の古い古い画稿(1950年代、さすがに私だって生まれる前よ)を見せられて、即座に『当社の設立前だし、先生はうちで描いたことがない』と、保管庫探索を否定する社長(平泉成)を、妙に醍醐が見つめている演出が気になりました。詳しすぎるのかも。
編集長業で多忙な醍醐、フリー時代と違って聞き込みに同行できず、水野にはバイトの青年(白石隼也)がつけられてます。こいつも、何か知ってる? それとも南部の前に編集長でボロクソ言われたらしい堀尾(津田寛治)……疑いだしたらきりがありませんね。

冒頭の轢死と、それを描いたような画稿のつながりは? 水野の父の死にもささやかれたという「落とし屋」とは?
とにかく2話以降が楽しみすぎです。


「民衆の敵」2、3 ☆☆

なるほど、分かりやすいw

初当選、市議会議員さまになっちゃったヒロイン智子には初登庁やら初議会、初派閥争いに初料亭、初陳情と初めてのことばかり。そこに字幕やナレーションを入れるのでなく、このドラマでは手近な人がカメラ目線で解説してくれちゃいますよ、メタなのねw


市長の秘書曰く、派閥を崩そうと議会の席次もバラし、新人議員も一部屋に集めてみました、と。でも初日からネット動画でバズってる智子のことはみんな遠巻きです。ニヤニヤと観察する藤堂(高橋一生)以外はね。

議員一家の生まれらしい藤堂。型破りな智子がなにをするのか見てみたい、と連れまわしてくれます。
潰される予定の公園(2話)
児童誘拐犯の家(3話)

公園は、陳情した主婦(水川あさみ)がいじめられていた学生時代の大切な逃げ場だったんだそうですよ。うーん、それだけで計画を頓挫させるには弱くないですか。とは智子もちゃんと思ってて、ホッ。特定の公園云々よりイジメ対策に力を注ぐべき→子ども教育委員会に所属したい→てことはドンの顔を立てなきゃで。
居眠り議員への注意は勘違いでした!と謝罪するはずの場で以上のことをまくしたてた挙句に
「嘘ついて謝らなくちゃ、ダメですか~?」
って、馬鹿正直にもほどがありすぎです(^^::::)

児童誘拐はママ友ネットワークと記者平田調べで、その女の子が放置ぎみだったことや、両親の離婚&生活苦が判明します。
青年はむしろ毎日遊んで守ってあげていて、誘拐犯になることで、母親がネグレクト判定され娘は施設へと引き離されるのを防いだヒーロー気分だったそうですよ……。せっかく鑑別所から出されても、智子に礼をいうどころか文句たらたらです。常に礼を言われがちな議員さんへは痛烈な皮肉ってことでしょうか。
そこで智子の解決策は、母娘からの笑顔とお礼の動画を青年に見せることなんですが……。えー。青年が逮捕されてからの女の子は、行き場はない保護者はいない、仕事が減ったお母さんが怒るしお兄ちゃんにも悪いと泣きっぱなしだったんですよ。冤罪を晴らして礼を言えても、世帯収入は増えませんって。

施設がそんなにダメですか。生活を立て直すまで、きちんと面倒見てくれるでしょ。
幸いこの母は忙しいだけで、暴力や酒や男の問題はなし。智子がするべきは、面会や外泊が自由に出来る一時預かりを手配することだったのでは。そして青年に、お前の無駄な自己犠牲こそ『気持ちいいですか』と揶揄されるべき筋違いだと教えてやることだったのでは。知りもせずに施設ダメダメって、保育園かわいそう母親が育てなきゃって言ってる奴と同じじゃん。
ついでに『犯罪者の家』撮影を智子に邪魔されたユーチューバー(前田旺志郎)が、冤罪で釈放後にまた来たんだからさ。いうべき事は政治家智子の所信表明じゃなく
「ここの住人は無罪だ!」
じゃないのかと。旺志郎くん、そのうち智子のメディアスタッフに引っ張り込まれそうw

ボロ家に住み、デリヘル嬢と懇意なおぼっちゃま高橋一生ってファンにはたまらないんでしょうか。

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