ちょこっと傷ついた人が、吸い寄せられる不思議なスナック「キズツキ」
原田知世がスナックのママで、癒してくれるとのあらすじにハイハイ癒し癒しと半笑いで見たのですが、いい意味で裏切られましたわ。お客さんを「あんた」とか呼んじゃうw 突然のロールピアノが2台登場で、連弾? いいえオリジナルソング弾き語りw そしてママの歌につられてお客の安達さん(平岩紙)も、今日あったちょっと嫌なこと。私だけが損してる?というモヤモヤを思いっきり弾き語りしてしまうのですw
ひとつひとつは小さなイラッ。
惣菜屋のパートで。もっと大きな身を入れろと詰め直しさせる客。唐揚げ300gの注文で、304gでもダメできっちりを要求するくせに調節していると遅いと文句言う客。でももっと腹立つのは、いつも前日にシフト交換を言い出して、こっちの歯医者の予約より子供のお気持ちが大事な同僚! ←しかもあとでやっぱり無しでとか言ってくる!もう歯医者はキャンセルしちゃったよ? 残りのおかず山分けも、相手に気を遣って好きなものが取れない。パン屋でもいつも、人気パンの最後の一個を譲ってしまう。バスでは隣の男(塚地武雅)が足を広げていて狭い……。
いやそこはビシッと断れ?と画面にツッコミ入れたくなる箇所もありますがw 言えないんだよねー。そして自分が気を回しているのと同じぐらい、相手だって気を遣ってくれたらいいのにそうじゃないって悲しいもんね。「損してる」メーターが振り切れる……。
と、裏路地の「キズツキ」に気づいて吸い寄せられてしまう仕掛けですかw
しかしなんとこの店「お酒がない」んです!スナックなのに? カフェ「キズツキ」にしておけばいいのになんでスナックにした?
しかしまあ、真っ直ぐ家に帰りたくなかっただけの安達さんは、まあいっかとラッシー注文して落ち着いて。トウコママ(原田知世)が勝手に救ったミネストローネなど勧められて温まって。 で、弾き語りなどしてw ほっこりして帰るのねー。まんまと行ってみたくなってます。
ただ、おいくら?
手作りラッシーと、注文してないミネストローネと、ロールピアノ使用の2時間ぐらいでおいくら?? 1000円……ってこともないか、2000円? 他の客来てないし、一日2000円で店大丈夫なの?? 配達のおっさん(浜野謙太)じゃありませんが、そこは心配w しかもお帰りに持たせてくれた手書きのカードには、この先お店がある限りラッシーは無料、ですってよ?? えーしょっちゅう来ちゃうよw
そしてちょっとだけいいこと、パン屋でまたラス1を取り損ねていたら2個取れた人がわけてくれましたよw そうそれ、最後の一個が邪魔されずに取れるのもいいけれど、人の優しさに触れられたらもっと嬉しいよね!
しかしそこで時間は巻き戻り。
おや次は、バスで足広げてたおっさんが来るんですかキズツキに。そういえば、今回癒された安達さんだって、冒頭では通販の商品にめっちゃクレーム入れてましたもんね。そしてその電話を受けていたオペレータ(成海璃子)がどうやら1話のキズツキの客で、世間はぐるぐると回っている様ですよ。
隣の困った人にちょっと優しくなれるかなw 次回が楽しみです。