ずっと手帳を持ってうろうろしてた男の子つるぎ君(西畑大吾)、なるほど周一郎おじいちゃん(宇崎竜童)の昔の恋人を探していたんですね。え、一人じゃない?恋人たち?
もてもてだったおじいちゃん『失明するまえに、一目会いたい』という手紙を受け取っても、誰のことかすぐ分からないうえに、昔のことで皆さん転居していたり周一郎自身も東京暮らし。孫の下調べを受けて来阪、懐かしの再会に挑むのですが……2階から水バッシャーw 何しでかしたのw
結婚式場勤務だと会いにいけば、修羅場の真っ最中。花婿の元恋人が勢ぞろいですってよ。こういう場に慣れてる(!)おじいちゃんを司会に、一斉に花婿に物申しボッコボコにされる花婿w でも最後には花嫁が割って入ってめでたしめでたし……。それを見て昔を懐かしむおじちゃんと元恋人さんw なんちゅー過去が……。でもとりあえず手紙の主は、この人ではないですね。
休憩中の公園で、以前道をきいたカメラの娘(鎮西寿々歌)とすれちがい「栞さん!」と名を呼ぶおじいちゃん。昔愛した人(のひとりw)に生き写しのその子は、そう、手紙の主栞さん(萬田久子)の孫だったのです。
実は手紙は亡き妻の遺品から見つけたもの。隠されていた間に日も経って、すでにその人の目は光を失ってしまっていましたが。『優しい奥さんやな、私なら捨ててるわ』と笑うその人の手をひいて、デート。ツインタワーの空中庭園から大阪の街を見下ろし、彼女のためにピアノの生演奏をして。ロマンチックに時が過ぎました。
その割に、電車の時間がきたとあっさりお別れですけどw なに、縁があったらまた会える!
そうそう、想いは今!伝えなければ!と背中を押され、孫も想い人に告白していたんです。そちらもうまくいきそうですよ…。お相手はただの可愛こちゃんでなく、可愛い重量挙げの選手(なんと八木かなえ選手ドラマ初出演!)で、目標もってキラキラしてると描かれているところが素敵でしたね。西畑ファンはやきもきしちゃうでしょうけど!
その他の回を簡単に
「今宮駅」☆☆☆
引きずり女(間寛平)~~~!!
未練をひきずる、悲しい妖怪ひきずり女(^^;;;) お巡りさん(森田哲也)が広いグラウンドで「あ~あのエラー今でも悔しい!」とわざと叫ぶと現れるのウケてしまいましたw ヒロイン(中村静香)は財布が盗まれた、と思ってたけど妖怪wの狙いは金じゃなく、いつまでも持っていた初映画デートの半券。さあこれで、前を向いて生きていけるぞ!
「桜ノ宮駅」☆☆☆
濱田マリと南野陽子の姉妹が、取り壊しのきまった実家を最後に訪ねながら昔話を延々と。花見の思い出を愚痴りながらも、水買ったりするときはオバちゃん丸出しで楽しかったですね~。最後、実家の庭が花で満開になるところ胸熱。
「鶴橋駅」×
キモ。 学生時代の恋を、ひきずるにしろ15年は長すぎでしょう!役者も徳永えり、桐山漣と若くて、4、5年前大学時代大切にできなかった後悔を、再会した今日……ってロマンスかと見ていたら、大昔すぎてガックリきました。相手も自分をまだ好きでフリーだとなぜ思える、15年後で!その分、喫茶店の同じ席が残ってる喜びはまあ、そりゃ嬉しいね(^^;;;) しかも最後にカットがかかって、メタでした。いやーん。
南野陽子
あれこれ中途半端なのでは。
変人刑事が実は有能って「相棒」しかりよくある設定で、今回はそれをアドラー心理学で教授(椎名桔平)が裏付け。そこがメインで事件の謎解きがおまけなのはちょっと新しかったですが、惜しいかな変人っぷりがぶれぶれです。あれに背中を押されるようでは、芸能人に薦められたらまっずい紅茶キノコも美味しいと言っちゃう流されやすさとやっぱり変わらないのでは。
また、犯人はお前だ!からの長々解説を、お仲間がずらっと並ぶラウンジでするとかw
『あの人が悪いのよ、せっかくライバルを殺してあげたのに……』
と犯行を認めるまでが長くて長くて、お仲間はどんな顔して聞いてればいいんですか……(せっかくだし動画とってネットにあげるかな ^^;;;)
独立独歩を強調するためか、組織優先男社会の刑事でいながらケータイ不携帯で単独行動ばかりとるヒロイン庵堂蘭子(香里奈) バディを組まされた新人(加藤シゲアキ)は、彼女の居場所探知が一番の仕事なうえに、行動原理がわからずに腐り気味です。
ここで入る空気が読めないエピソードが納得いかなくて。
ケースにショートケーキは残りが一個、列の後ろには「ショートケーキが食べたーい」と騒ぐ子供。大人なら他のものを頼むだろうに、なんとあの女はショートケーキを選んでしまうんですよーってな画面でしたが、イヤイヤイヤ。むしろ積極的に嫌がらせしたくなるほど子供の態度が酷かったでしょ。あれがおとなしく待ってる可愛い子供になら考えるけどなあw
また、女子会でマダムのコートが素敵でしょと同意を求められた蘭子は
「そうですか、身の丈に合っていないと思います」
それじゃただの悪口w 高価な品が分不相応と切り返すにはブランドの価値を知っていなくちゃですよねえ。もっと興味なくて返事しないとか、本当に着丈が合ってないと指摘とか、季節が合わない(実際ファーを外してたし)ならまだわかるのですが。後から
「蘭子さんはハッキリ言えて羨ましい」
と話しかけられるのだから、誰もが変と思って言えないポイントが欲しかったです。
とにかく世の女子がしそう言いそうなことに逆らわせただけなようで、そこに揺るがないものが感じられなくないですか。
最近なら「ON 異常犯罪捜査官」で波瑠が演じた藤堂比奈子が王道変人で、嫌われても平気いっそ殺されても平気なキャラでぶっ飛んでいただけにこのドラマの詰めが甘く感じてしまいます。
え、そんなに悪い?
今回のおしおきは分かりにくかったですよね。
「若さを諦めない!」
がスローガンの美容品会社の社長。
拘束されてのライト責め、あれって下から照らす女優ライトでしわを誤摩化しているのでライトを消すと10才老けるって理屈でしょうけど、男性陣は理解できますかね?(鈴木その子がモデル?)
うわー実はこんなに老婆!と実感する画面もなかったし、化粧品が高額だからって中身が水だとか毒だとかいうわけでもないんですよねえ?
販売方法が過酷で、借金が払えず飛び降り事件が……と始まりましたけど、そっちの実行犯はむしろ南野陽子でしょ。
そちらに辻くんの恋を絡めて「貴女が悪い人な筈がない!」となったり、旦那が浮気していたりで善悪問題はボケボケでしたよね。
次回はスッキリを期待します。
南野陽子が一番可愛いでしょ!
というわけで女狐総選挙w
町おこしのミスコンをめぐって、巫女さんとスケ番が因縁の対決でーす。
ここで「スケ番」の言葉に瞬太ママの目が燃え、いきなり土佐弁だったか訛がきつくなるお遊びの理由「スケ番刑事」麻宮サキのことなんて、知念君ファンは知らないでしょうねえ(思えばあれも、大間違いな実写化でしたよねえ)
路子先生も、売り言葉に買い言葉で参加w
一番の美魔女が瞬太ママ南野陽子なら、一番の巨乳は間違いなく路子先生(倉科カナ)なんだから、今年は水着審査がなかったのは残念でした。競泳水着を出さずに、男風呂ツーショットから始まるドラマですw
そして祥明お得意の煙巻きは、「呪詛」だと教えた歌が地元の子守唄だったよーってことで。相手を蹴落とす為に歌い続けた事で、ほらこんなに歌がうまくなり…なり…うそーん。
誰も指導せずに、ヘタクソが自分なりにただ歌い続けたらますます調子っぱずれになるだけなのでは。加えて喉が枯れる可能性もあったのに。
いろいろ納得がいかない風呂敷のたたみ方でしたけど、狐ミミの南野陽子が可愛いからいいやw
病院のセキュリティー甘過ぎ(><)
夜な夜なの侵入も問題ですし、重篤患者の連れ出しが可能ってねえ。せめてその娘の遺族を絡ませての赦しにしないとスッキリしませんよ。
そんな大きすぎる穴にさえ目を塞げば今度もベタにいい話です。
舞台は病院で幽霊騒ぎ。
初回から出ているキツネ君ママの勤務先病院だし、陰陽師を呼ぶのはニコニコボランティアですよーなんて言い訳もなかなか楽しいです。路子先生を巻き込むのにも
「直接褒めるより、周囲から伝え聞く方が信憑性が増す」
と、キツネ君経由で自発的に来る様に仕向ける下りが例によって人心を把握しすぎでナイスです。更にはそのやりとりが大浴場での入浴中w 今週はザバーっとお湯から出る系のいらないサービスはないのねw
で、幽霊騒動を納める傍らで祥明の過去話にもなります。
ホストの前は塾講師、大学生。じゃあ陰陽師の業はいつ習得を? って、生家の生業がそれなんでしょうねえ。
更には、キツネ君の目が光るのを先生も目撃! さりげなく隠して気をそらしたりしておりましたが、さて(原作買ったのに読んでないよー。バレエの女の子のエピソードとか、本当はもっと枝葉があったのかな)
今回もいい話~。
いつもの町内を離れて、群馬の田舎にご出張。
陰陽師だけで行けばいいようなものですが、キツネ君は母にプレゼントを買うボーナスが欲しい。倉科カナ先生は、キツネ君のバイトの様子を見守らねば、と揃ってお出かけの理由がちゃんと物語に組み込まれていてすんなり観られます。
カナ先生の「ガリレオ」笑ったー。
「大事なものってのは、得てして”物”じゃねえ」
「わざわざ隠したってことは、みつけて欲しいってこと」
と、言っていたのは居酒屋狐火の主人。こういう台詞を言ってくれる年寄りがいると物語が締まります。
てなわけで、今週の依頼は遺言状探し。
期日までにと家の中も外も探しまわった5兄妹でしたが、亡き母の
「一番大切なもの」
は、家族団らんの思い出。いつも誕生日に買っていたケーキ屋に、遺言は預けてあったのでした。しかも争いの種のイチゴは6個から5個に……ってw
年5回、誕生日の度に喧嘩になるなら、それこそ40年前にイチゴの数の調節ぐらい思いつけって話ですがw お母さんにはその喧嘩も楽しい恒例行事だったんですかねえ。結局数を替えたのも亡き母でなく陰陽師だったしね。
家捜しで散らかった中から温泉の回数券を見つけ出し、混浴湯で『お嬢さん』(みのもんたか!)達に生前の愚痴やケーキの話も丸っと教えてもらっての情報ゲット=自称口寄せw 陰陽師やめても探偵で全然生きていけそうですよ。
でも、実家の家業を継げと言われているそうで……さて、それってどんなお仕事? そしてキツネ君はぴくぴく耳が動くんですよ。きっと何かあるよねコレ。
実際は、田舎の土地なんて一億になると思えないし。
遺言状捜索で揉めたギスギスが尾を引いたり、形見分けの着物だ食器だ掛け軸だの配分でまた揉めたり、家を壊すのも金がかかって誰がお金出すかで揉めたり、簡単に治まらないからこそ遺産相続が殺人の舞台になったりするのですが、コメディだからいいんです。
ずっと陰陽師をうさん臭がってたカナ先生も、このバイトはキツネ君の為になるとまで報告し、かなり祥明を見直した様子……と、思うとすぐ金儲けネタでオチがつくところもお約束。実に安心して見ていられます。
そうそう、情報収集ならゲートボールでも老人コーラスでも良い筈。倉科カナ先生の「風呂」は台詞だけで何一つみせないのに、陰陽師の入浴&丸見えは恒例サービスなので笑えますw スロー再生でもしろというんでしょうかw
祥明といえば……葉祥明w
ちんちん電車に王子商店街というから、てっきり大阪は阿倍野の晴明神社界隈かと思いましたが舞台は東京でした。
現れたのはイケメン陰陽師 安倍祥明(錦戸亮)
手を握り目をみつめてささやく。距離が近過ぎるのも道理で、なんと元はホスト!←って、秘密でもなくあっさり認めましたねーw
占いお祓い、陰陽師らしさ全開ながらも、実際のアドバイスは
「奥さんが資格を生かして働いて、無職の旦那さんが介護に」
等と現実的なところもナイスです。
じゃあオカルト陰陽師モノと見せかけて、実際は街のお悩み解決@探偵モノ?
……と思いきやそれも更に見せかけなのかも。
バイトに雇われた高校生(知念侑季)の正体が実はキツネなんですってよー。
虚々実々でお楽しみです。
いまどき時代錯誤な陰陽師装束と、その陰陽師に『狐憑きの父が暴れた証拠』をスマホ撮影写真で見せる、現代の小学生。とりあわせが面白いよね。
狐憑き……がただの家庭内暴力だってことは、その小学生だって分かってる。でも先生にもご近所にも言えないことを、うさんくさい陰陽師になら頼めたわけで。暴れる両親だって、ただ止めろだの正論吐かれても火に油なところを、
「たたりです」
「貴女のせいじゃない」
と言われたら、おとしどころになった様でそれこそ憑き物が落ちた様に大人しくなったじゃないですかw
よって一件落着。
商店街から追い出されそうだった件も、JCから金を取らない代わりの、クレヨンで書いた嘆願書名でチャラ! いい奴だったのかと一度上げておいて落とす、実にきれいにセオリー通りでいい感じです。
高校教師な倉科カナと陰陽師のラブもあるのかな?南野陽子ママも引っ掻き回してくれそうですよー。
まして親には親の言い分があると、担任教師の非というか、話がこじれちゃった原因を描いてくれた今回は気分すっきりでした。逆に物足りないくらいかも(笑)
妻に同調する旦那さん、夫婦してモンスターかとおもいきや。事情さえ分かれば
「僕だけは妻の味方で」
という心意気にほろっと来ました。
教師への不信感が全ての始まりだったんですね。
先生が忙し過ぎるのは本当なんですけどねー。
(米国で半年間観て来た公立小中学校は、専任の受付と事務が日本なら先生がするだろう雑事を担当。先生は授業だけしてましたよ)
そういえば、長期欠席なのに生徒の顔を見に行くでもない先生。
日曜日に生徒がどうしたなんて知らんこっちゃない、がどんなに本音でも、開口一番それを言っちゃいけなかった。
となると、「おっしゃる通りです」「分かります」と蔵之介が懐柔作戦に出て味方になろうとしたのは正解で、喧嘩を売った米倉のせいで更に揉めちゃった、と。
(これさー、弁護士界にだってそういう訴訟の治め方は絶対にあるよね。お嬢さん喧嘩売り過ぎ)
一方で「学校行きたい」「先生は好きだよ」と、子供本人の意見が出て来たのも良かったです。親の心子知らず(笑)
で、ほろっとさせられるぶん教育委員会側がコミカルだったのもいい感じでしたよね。
「2人で行かせると喧嘩するから」
と、部下が心配してついて来る米倉&佐々木ご両人(笑)終盤には歩み寄るのかと思うと楽しみですよねー。
「あんたみたいな人は周囲が苦労する」
で固まっちゃったのは、きっと奥さんに出て行かれてる??その辺もおいおい描かれるでしょう。
劇は演目を選ぶべきです。
以前「西遊記」で孫悟空が10人とか、お師匠様が3人とかいるのを観ましたけど、分身の術や妖怪が変化してる偽物でした!ほら自然??
ご近所の聞き込みも弁護士がして、鑑識は深い仲だった男の指紋すら見つけてないなんてー。
事件もねー。わざわざ賑やかに女性弁護士を集めた割に、女性ならではの動機や視点があるわけじゃないし(痣から、生き別れの弟発見!・・・て、男も見つけちゃったしね)
となると、女優が豪華な分余計に嘘臭いじゃないですかー。ニセモノ感倍増!
弁護士@釈由美子と同棲してる解剖医@永井大!!嘘臭い(^^;;;)
いっそ開き直って、ホステスになって潜入捜査でもしてくれればいいのに。
そんなわけでリタイアでっす。
恩人の余命3ヶ月。おまけに不祥事の後始末で切られるクビをつなぐ条件が・・・
「3ヶ月以内で店のトップになれ」
なんでも3ヶ月。でましたよ連ドラ1クールタイマーが。
夜の街でのしあがるホストの話なんですけどね。設定を替えたって成立する感じ。オチこぼれの主人公に時々キラッと光るモノ(笑)があって、成功するんでしょう。
「ホストなんて最低!」って言ってる小娘も、そのうち宗旨替えのハズ。
どこも悪くないけれど、着地点丸見えで良くもないです。
だれか贔屓の俳優さんが出てるかどうか、それに尽きるのでは。今回は私、南野洋子のスタイルばかり観てました。あと、要潤。
着飾った美人にかしずく北村一輝より、普段着の熱帯魚屋のおばちゃんを口説く要潤の方が色っぽかったなぁ。この辺も好みに尽きるのでは。