全ての黒幕、悪の帝王のようだったお家元。どんな裏切りで地位も権威も失ってボロボロになるのかと思いきや優しい結末。愛娘には去られたけれど、妻の愛と弟子は変わらず支えてくれるんですと。まあ、いっか。
結婚式で誓わずにぷーさんを置き去りにして、2部開幕。
そのぷーさんは本屋で話の合いそうな地味美女千秋(香里奈)と知り合うし。ももだって、ぷーさんに未練たらたらながらも京都華道家の御曹司(大貫勇輔)を紹介されて、釣り合ってるし。その横で龍一も、妹ななを大事に思い始めた様子。後は母を抱くのを止めて内緒に出来たらなんとかなるでしょと思いきやそうもいかず。
なんと龍一、わざと母とベッドイン中に ななを招き入れましたよ! 全てお家元の計画通り。そうやって ななを傷つけ、心に闇を抱くことで華道家として成長させようと、龍一と取引したんですってよ。ついでに慰めてやることで、裏切った母よりも自分を頼るようになるという一石二鳥。で、龍一が得るものといえば家元の座。月島流じゃなく、京都なんとか流のね。ももと知り合った御曹司は腹違いの兄で、庶子の龍一は後継争いに政治力で負けたと思い込んでいるのですが……。後々再対決の機会を得るもぼろ負け。浮世離れした自信家の兄は、実はきちんと才もあったのでした。むしろ自信そのものが、芸術家を支える才能のうちと嘯く兄w
そんなこんな名言も吐く御曹司が、『もう一人の自分』が戻ってこないと焦るももに、じゃあ自分と寝たらいいと提案するので少なくとも彼の中では本気なのかと思いきや、話を合わせてみただけってw 自分とももの間に子供が出来たらいいと言われたからさーって、避妊もする気なかったってことですよオソロシイ。救いに駆けつけた騎士ぷーさんの「もうひとりの自分=イマジナリーフレンド」説が妥当なら、成長したももにまたそれが見えることは二度とないのだし。未だ見えている御曹司も、そしてお家元も子供か!子供なのか!! それで権力あったらやりたい放題にもなるわと納得でした。
そうそう、なながビッチももの危機に駆け込んできた時も。自転車旅少年がSOS送ってきた時も、ぷーさんを乗せて車をぶっとばしてくれた姉御肌な千秋さん。なんと、ぷーさんを諦めきれないももが送り込んだハニートラップだったのでしたw こちらだって代々医者で名家な高嶺の花なのに、安い服と安い車で偽装までしてぷーさんに近づいて。そのうち誘惑にのったら、ホラ男なんてそんなものよと嗤って捨てる!という計画の筈が、ももは報告に反応しすぎだしw 千秋は千秋で、ぷーさんに本気で惚れそう。何この、本音の癒し系貧乏男の人気!
じゃあ、ももが実は母と運転手との不義の子、というのもその線で運転手にほだされたのかと思いきや……そっちは、愛したのは家元だけなんですってよ!何それ~。もも母の才能と人気を妬んで、結婚後は華道をやめさせたような小さな男なのに、家元ったら脚本家に大事にされすぎでは。
さておき、顔は生き写しだったという亡き母の、華道を初めて意識したもも。双子の婆曰く「私がお花」とよく口にしていたそうで……。凡人には何のことやらでも、芸術家にはピンとくるのでしょうねえ。以来ももは、甘ったるい口上で愛を説きピンクの夢を見るようなスイーツ華道を開眼w 親子連れや老人に公園で講義するより、インスタ映え向きな気がしますが、とにかく月島流を捨て自転車屋を花だらけにして独立です。
「風間 ももにございます!」
妹の方は、華道を捨てた龍一を追って牧場に。うん、どっちもお幸せに!
そして自転車少年は、少し痩せて帰ってきて。町の人に迎えられ、揉めてた級友にも笑顔で挨拶できて。イルカさんも存命。泣きながら迎える母に「もう、大丈夫」と告げるのです。左側から←w 惚れてた女の子にじゃなくお母さんになのねー。
ともすれば浮いていた自転車ひとり旅でしたが、大人の惚れた腫れた部分が特殊すぎてネジ外れていたのでw 彼が走り続けて帰ってきてくれて本当に良かったです!
そういえば少年が荒れたきっかけが、イケてる連中に恋心を暴かれてだったのに。大人のパリピ軍は性懲りも無くプロポーズを内緒で生中継。ハニートラップも聞かせてたり。これってちょっとしたイタズラ心で済ませてはいけない無礼で、ぷーさん怒るべき。ああでもそれなら、あれもこれも許しちゃだめだったし、もう(^^;;;;)
升毅
自分を踏み台に高みに昇ろうとするももを、見送るぷーさんの笑顔orz
「もうひとりの自分が見えない」
と嘆くもも。芸術家としてはどうしても必要な視点だそうなのですがね。自分の傷を誰かに負わせさえすれば、『罪悪感』と共にそれが戻って来るとなぜか信じ込んでいて、その為にぷーさんとの入籍を急ぎ、元夫をかくまい、ぶち壊すだけのために披露宴を準備するだなんてどうかしてます。察知したななは、ぷーさんにそっと知らせに行くのですが……。そりゃいいじゃんw てな反応で、別の意味でとりつくしまがありません。ももにそれが必要なのなら、そうすればいいって、どうしたらそんな仏の境地に(^^;;;)
またぞろ亡き母(十朱幸代)の昔語りいわく、求婚を断られたぷー父は笑っていたそうですよ。でもそれ、披露宴から消えるのとは段違いでしょ?ぷーさんはもう、母の教えは忘れた方がいいと思うんだけどな。
そしてお家元の『世継ぎはももに』が大嘘で、龍一とお家元はぐるだったんですよー。
ももが妻と運転手の不義の子とだとはそういえば言ってましたけど。それでも、ももの才を押す態度だったのは、ななにそれを打ち破らせて本当の強い家元に仕立てる為、つまり咬ませ犬だったんとはねえ。しかも妻が必死で組織した家元なな派の師範は排除とか。そうさせるために龍一は、奥さん抱いてるんですけど、それも容認なんでしょか(^^;;;;;;;;)
その昔、華道の勝負で納得のいかない負け方をしたらしい龍一。トラウマで活けられないのね。それをいつか ななが癒してくれたら。それも家元になれなかった ななが癒してくれたりしたら皮肉でいいんですが、さてどうでしょう。
披露宴に乱入し、ももを連れ去る元夫。でも触られたくもないぐらい、もう好きでもない男なのにね。『罪悪感』のために振り返り、ぷーさんの苦悶に歪んだ顔を目に焼き付けようとしたももは、意外な笑顔に驚いたまま去ることになりますが……果たしてそれで、ちゃんと悪いことしたつもりになれるんでしょうか(^^;;;;;;;)
第一章完、だそうで次は何年か後なのかな。はてさて一体。
痴漢もとい強制わいせつで示談、しかし真実は美人局を操る黒幕がいた!
やっと本作向きの事件です。
酔って触ったのなんの、元から小さな事件な上に自ら示談=有罪と認めちゃったら、加害者とされた菊池(板尾創路)がいかに職場で冷ややかに扱われ娘に嫌われようと、警察にはどうしようもありませんものね。捜査したのかとか言わなくていい、でも本人にとっては重大な事件を主人公チームがズパッと解決です。
かの青LEDを思わせる著名発明をしている菊池、いち会社員ながら全国ニュースになってしまう身での示談を後悔。やっぱり無罪だと事務所にやってきますが後の祭りですよ……。社長(升毅)に勧められて示談にする前に、これでもう無罪主張はできませんと誰も言ってくれなかったのかな。
しかーし。
バー店長の嘘の数々、犯行現場への移動時間の齟齬、我らが探偵もとい正義の弁護士深山くんは既に疑いを抱いていたのでした!強制わいせつが無罪にならなくても、詐欺で相手を訴え返すことはできると。
だからって道行く緑色のタクシーをかたっぱしから呼び止めて、でも乗らずに『◯日の◯時にこの辺で…』と聞き込みだけするって迷惑千万(^^;;;) よくぞ覚えてた運ちゃんがいて、証言しにやってきてくれましたよ。そしてドライブレコーダー万歳。
肩を貸して歩いたという被害者の証言とは大違い、歩けてない被告を背負うもう一人の男が映ってるじゃあーりませんか。しかもそれがバー店長で、被害者と恋仲って。
さらに金をだしてその計画をもちかけたのは、示談金を出してくれた恩ある社長だったのでした! 金の卵である菊池の、転職話を潰したかったと。あーあ。
美人局から黒幕まで、トントンと推理が進み証言もとれる、スピード展開でした。
更には事件の解決だけでなく、終わってみれば佐田(香川照之)が丸儲け。元々引き受けた狙いは社の顧問弁護士でしたけど、社長が黒幕で終わる頃には菊池側に立ち、転職後の特許管理の取り扱いをすることにw 部下の深山たちも都合の悪いことは佐田に伝えず勝手に動いているように、佐田は佐田でうまくやっている。そんな力関係も楽しかったです。
アフロ食堂のいとこの下りはどうでもいいんですけどw
父親が関わる事件がちょろちょろ伏線で出てきてるので、その辺に必要なのかなー
つつじさんのダンス、微妙……w
ついに、というかやっと、というか。藤岡つつじ刑事への恋が芽生えた米子ちゃん。
何度も命も救われてるし、米子レーダーも信じないって言ってくれたし!と、ぽーっとする米子をよそに、当の藤岡は亡き婚約者の死亡事故の謎を解こうと必死です。挙句、証拠品をもって失踪、殺人事件の被疑者にぃぃぃぃ!
って、絶対違うに決まってますよねw
通りかかった旦那に、まだこれ見てたんだ!何が面白いの、と真顔で聞かれましたがむしろ面白いところだけが取り柄じゃないですかw トリックも感動も学びも共感もなにもないけど、おばかで面白いのよー!
監禁され、口で米子の拘束を解く藤岡。顔のガムテープを噛んで剥がすなんて、怪我のないようにと思ったらかなり難儀そう&そもそも監禁されてるってのに、ときめく米子w おいw 手首も腕もその調子で藤岡と米子の必死度が違いすぎる上、藤岡はさらに「詩織のような目に合う人はもういちゃだめだ」的な説明セリフまで言わされてて、もう大変です。
その前に、目撃情報を聞こうとして美人局にひっかかる場面では押し倒されても真顔で受け身だった藤岡つつじw ほんと役者稼業も大変ですよねえ
さあ次回、最終回で各方面謎が解け、米子と藤岡の恋が実るのかなんなのか!それともまた婚活は続くのか?楽しみです(^^)
出会い系の詐欺師(阿部力)、友達のカレ(深水元基)が殺人鬼と、働き者の米子レーダーは安定でしばらく特記事項なかったのですが、今回の6話は書かねばならぬ。だって躑躅と米子が急接近ですよ!
捜査のために偽装結婚式!
式場との打ち合わせで、カップルらしくふるまおうとしてもぎこちないわ何も知らないわw 2度目は万全でと、米子のデータ『全て』を頭に入れる躑躅。味の好みに適正室温に好きな花と、何もかもを覚えられ気遣われると、ときめいてしまうよねw 「いいカップルですね」なんて言われたり、人目をごまかすためとはいえ抱きしめられたりw ほ、惚れてまうやろ~(本当に惚れたら犯罪者ってことで問題ですがw)
一方で躑躅自身のことを尋ねても、知らなくていいと取りつくシマなし。
押しかけてきた躑躅祖母によれば、婚約者を亡くしているそう。今の冷たい態度はその時からなのでしょうか。で、亡き彼女も警察の人。組んで仕事をしている頃は、今の米子と同様に『最悪』と評していたそうで、え、それってやっぱりフラグ立ってる?
結局、調べていた婚約指輪のすりかえ事件は、式場でなく神父のしわざと分かって落着。躑躅を結婚させたいおばあちゃんは騒ぐし。捜査一課チームも参列者にカメラマンにと偽装で参加してはしゃぐしで、いつもの惚れたら犯罪者騒ぎはなくとも賑やかで楽しい回でした。……あれ、肝の米子レーダーがなくても面白いって問題あるかなw
そして躑躅の交際疑惑、ぞんざいに声をかけていた女の身元判明!妹でしたよーw チャンチャン
拳銃を持った一味が病院を占拠!
そんな中居合わせたのに、平然と別件の報告電話をする糸村さんw
退去せず、犯人を覗き見。常にそんなグッズ(ミニ望遠鏡や、歯科ミラー)持ち歩いてるんですかw 更に医者になりすまして接触、人質になって病気の女の子を励ましてやるのかと思いきや、当初の訪問目的通りに別件の聞き込みをすすめたいだけという非道ぶり!
まあ、その筋から占拠事件の方もいろいろほぐれてきますけどね、それは結果だからーw
鑑識さんもこき使う使うw 可愛い顔して相変わらずひどい奴だわー
でも最後はちゃんと泣かせてくれました。
森田(西村雅彦)は仙人の様に長かった後ろ髪を切って普通になっちゃってましたよ。役作りじゃなかったの?
……1年後。えええーッ!!
どうやってその1年を逃げおおせたの??整形どころかろくに変装もせず、都内に潜伏していたそうです。日本の警察をなめてますねー。
現在の仕事は個人宅の警備員。そこの社長(升毅)や愛人、元妻(戸田菜穂)と日常的に顔をあわせます。ご近所に手配書も貼られている身で(><)
そして「力になりたい」と離婚のゴタゴタを聞き出しては法律アドバイス。親権申し立てをしよう!は、いいんですけど、相手は君の現雇い主よ? 助言だけならともかく、改まった話に同席とは逃亡犯の自覚がなさ過ぎてもう笑いました。
で、元居た法律事務所を紹介。親しくなった人が毎回死ぬわけでなくホッとしましたが、この先全国津々浦々逃げ回る先からこうやって依頼人が次々送り込まれて来るんだったら可笑しいな
えーっと、偽証して逃げた女性は金に困って居たそうです。でも近々大金が入るから金を貸してくれと周囲に言っていたと。クロですねー、でもそれは分かってるからー。
北村一輝が怪しすぎて、かえってミスリードに見えます。
・・・というのは、その15分ぐらい前にばーんと出たゾンビが大爆笑で、高校時代の由美と姉の演技がもうふろふき大根で。ぶち壊し!だったものですから。最後でちゃんと持ち直したナーっと。
この時間枠の菊川伶って無敵。
でも話の方は、モトから無理あったのに、最後のひとひねりで更に無茶苦茶に。
由美が亜美だった??じゃあ知ってること捜査してたわけ??
・・・まぁいっか。自分の携帯からの着信も、未来を予告する内容も、全部霊の力だっていうのに物語の方だけ辻褄あっててもなぁ(霊はみせかけで、誰かの犯罪なんだろうと最初は思ってたのになー ^^;;;)
ゾンビを抱きしめて「俺を連れて行け!」と叫ぶ津田寛次の愛にはちょっと感激。同時に役者稼業にちょっと同情。
って、車に名前つけてんですか警視正(^^;;;)
死の予告電話を受けた、という女子大生に気安く警護を請け負っておきながら、いざというと腰抜けだし張り込みは初体験だし、会議に呼ばれていなくなるし。
石黒賢の警視正は、やっぱりトコトン使えません。・・・でも何か、この事件にこだわる動機があるそうなんだよね。
結局、事件は女子大生の狂言、ということで落ち着くのですが・・・んなもん、音声分析ですぐ分からんのかい!<<爆破音の偽造。
自分の番号からの着信ってのも偽造できるものなの??
ていうか、摩訶不思議な力でなく爆弾がセットされちゃってた段階で・・・あー、もう深夜ドラマ相手に文句いうのも空しい。
それでも、最初に3人の犠牲者を出した女子校での、『10年に一度』とかいう呪いの噂。それを嗅ぎ回る新任教師(津田寛治)。犠牲者の手に残る薔薇の花の痣。
ちょっとまだ切れない雰囲気。
怒りんぼでイケズで理系の中村。キャピっとした役よりもはまってますよ菊川伶。
ラストでは、石黒警視正になんと死の予告電話!!
この人殺しちゃっていいの?助かるの??
と、ある意味変な期待に胸ふくらませて見ましたら。アレ?アレレ?
なんだか普通なんですよー。
バスガイドや守銭奴で騒いでた菊川伶じゃないぞ。全体でも変な演出もリアクションもなく、登場人物で一番変な人といえば神出鬼没の刑事さんですが、それも石黒賢が好演しちゃってて ぎりぎり普通。
お色気も、冒頭の水着シャワーだけでした。
これだったら9時10時から放送してるドラマと変わりない。ていうか、遜色ない出来だったんだから拾い物したかな?
カタブツの中村@菊川伶は、人間関係をしくじって(&刑事の差し金で?)科学雑誌からオカルト雑誌編集部に異動。その直前、女子高生の死亡事故を目撃してしまい、何故か命を狙われる。
また、死んだ女子高生の周りには『死亡予告電話が、自分の携帯からかかる』という噂がささやかれる。本当に彼女は、その死の予告を受けたのか?
制服の女子高生が突如発火、火だるまで転落死という絵面は派手でしたよー。
で、石黒と菊川の捜査(?)の挙げ句に真犯人と薬品のトリック、他愛ない動機があばかれる展開は「相棒」にだってありそうな感じ。
ところが、犯行を認めて連行されようかという犯人の元に着信アリ!
着信時間はなんと5分未来。残された留守録から響いてくるのは持ち主の断末魔の悲鳴!きゃ〜!!
トリックなのかオカルトなのか?この先が気になる展開でした。
ただ、やっぱり深夜テイストなのは、その留守録を菊川と石黒が揃って聞いているところ。犯人が携帯放り出して走り去ってるのに??逃げちゃうよ??
で、留守録終わったら今度は2人揃って犯人を追って爆走。他にも参考人いたのにほったらかしかいー! まぁ、そんな細かいこと気にしたら見てられないよね、きっと。
菊川の異動先は、「ショムニ」テイストな地下のボロ部屋。
新参者@菊川に 飲み屋の支払い?不倫相手の妻?通販ビデオ宅配?口説いた女?etcいちいち全員が、変な心当たりがあるのが可笑しかったです。いいキャラ紹介になってるし。
編集長を無視のギャグも、来週からお約束にしてくれたら尚いいなぁ。そっか、こういうベタな部分がすべらずに笑えるから安くないのかー。
エンディングが「QUIZ」を思わせる画面でした。唄もホラーっぽく気持ち悪くしてたら良かったのに?