ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

伊武雅刀

「コントが始まる」〜最終回 ☆☆☆

 推しに!直に!思いの丈を語る!!!!!!!
そんな天国のようなことがあっていいのだろうか、幸せで死ねる。しかもそこでヒロイン里穂子(有村架純)は、挙動不審にも異常な早口にも卑屈にもならずにきちんと、出会えて幸せだったと伝えらるキモオタの鑑で。聞かされた芸人春斗(菅田将暉)の方もきちんと、性愛でない方向でディープに愛されたことを受け取めてくれる。
 ついでに言うと、元からメンバー潤平(仲野太賀)の恋人だった奈津美(芳根京子)は解散ライブになるまでファンの手前会場には足を運ばないし、マネージャに応募するのもマクベス命な里穂子でなく妹のつぐみ(古川琴音)w  ファンには手を出さないというマクベス内の掟もあるのに、最初はどーせ里穂子と春斗くっつくんでしょ?などと思っていてすみませんでした!  
 全方位で分を超えない気遣いの中、解散ライブとその後の彼らを見守る静かな最終回でした。

 ずーっと一緒にリアタイしていた娘は先週から仕事の都合でお引っ越し。即日TVを設置して新居でリアタイ報告をくれましたがw 私は家で寂しくなっちゃって。なので最終回も2日ほど寝かせてしみじみ観ましたよ。『盛り上がらなかった』という娘の意見もわかる、そもそも神木隆之介ファンには、サプライズでキスしてた回が頂点だったかなw 

  1話から『伏線回収!』と騒がれていた今作、最終回のラストも『なるほどそうきたか!』とまるでコントをなぞるようなオチ。じゃんけんで勝ち取った冷蔵庫がいい仕事していた瞬間でもあり、毎回の冒頭コントがストーリーにリンクしたかと思えば、マネージャー(中村倫也)がそっと差し出すセットリスト案がまさに各回順であったり。そんな伏線……というか気配りの数々は、脚本が考え抜かれているということでもある反面、例えば瞬太が「あの」カルロスに出会った途端に
『あ、だから海外旅行か!』
と、それまで生き生きと息づいていた彼らが回収のために動く「キャラ」に堕する落とし穴だったりもするわけですよ。花の名前を聞いてきたご婦人方が、大将(伊武雅刀)の噂の双子姉妹ってw これも世間狭いと感激するより、またかと。伏線でなく「答え合わせ」になっちゃってさ。 私はカルロスに名乗らせず『もしかして』とファンが妄想できたり、双子姉妹と里穂子も互いに気づかずに、ただ店内の花の名前をまた気にしてるぐらいが好きです……。
 細かいこと言うと、船が、海が、国内w  瞬太は瀬戸内海でも巡っているのかなw  そしてもっっっっっっと細かいこと言うと、解散ライブ各コントのメイクが完璧すぎ! 独立した動画ならあれで良くても、ライブであの猫メイクをする前後はブリッジ映像やMCが何十分必要か。池の女神→ファミレスでも、瞬太は美女メイクほぼ同じでも潤平は時間かかるぞ!などなどw 
 他がちゃんとしているほど、どうでもいいことが気にかかるんだぞっと。

 それにしてもプロポーズにはやられましたね。
噴水横で待ち合わせ、指輪持って水の中から登場!という初期案の無謀さw  別れを予感させるゴタゴタ。そこで呼ばれたたこ焼きパーティだったかで、前回と同様に「足を洗いたい」と里穂子宅の風呂場に向かう潤平w  むしろもう、こういうところが嫌で別れるんだよと思わせての
「サプラ〜イズ!」
里穂子宅の風呂から、接点ないはずの奈津美がザバーッ! 

 「六人目のマクベス」発言もね。
手放す愛車を洗いつつ「四人目のマクベスだよ(涙)」 そこはマネージャじゃねーの?と言うツッコミ
には、え、そこまでジャーマネ関わってました?と思わせておいての次の回では、初期の入れ込みを描き、すれ違いはあったものの今にして思えばやっぱり仲間だったと総意があっての「五人目」w

 そしてそして、圧巻のじゃんけん!
あのくだらないノリの遊びなじゃんけんで、しかも勝ったのに! 最後になるいつもの台詞を言えなくての号泣……! 最後まで楽しかった三人暮らし、楽しかったマクベスがついに終わってしまったのは解散ライブの幕引きではなくこのじゃんけんででしたよね……。

 ずっと、きちんと観ている人へのご褒美に溢れた連ドラで、そして勿論「人生に失敗なんてない」という、若者へのメッセージも満載。傷心の里穂子がマクベスに救われたように、このドラマが癒した誰かの傷もきっとあったことだろうと思います。

 ピン芸人とか構成作家を勧められたり、他の誰かと組もうって話にはならないんだーとか。里穂子先輩が春斗の履歴書を添削しまくる就活指導展開はなかったんだ〜とか。そしてまだ言うけど、あんなに演技上手いコント芸人が(女装美人もいて!)出待ちもいずTV出演もほぼないって、信じられな〜い! 残念すぎる、途中でちょっと売れかけるのも無しって!

 10年間のチャレンジを終えて。
芸人は辞めたけど人生は続き、またコントは始まる。ファイト!
 

「ネメシス」1☆☆

 櫻井翔がスーツで名探偵w 執事かw
刑事はグラサン2人でおふざけしつつ、殺人事件を解決するのね。

 事務所の看板を「栗田探偵事務所」から「探偵事務所ネメシス」に掛けかえさせた栗田(江口洋介)は、探偵の座を風真尚希(櫻井翔)に譲って引退。今後はCEOと呼べ!と言い出します。
 そこに現れた女医黄以子(大島優子)の依頼で、大富豪の雇い主澁澤火鬼壱(ほきいち!もしやボギー? 伊武雅刀)に脅迫状が届いた件を捜査することに。風真だけで行くはずが、事務員美神アンナ(広瀬すず)が紛れ込み……実は超有能だったアンナがひとりで殺人事件を解決!へっぽこ探偵風真を助けて、大活躍なのでした。
栗田の親友だった、アンナの父(仲村トオル)の失踪の謎も、この先アンナ自身が解き明かすのかな。

 本格推理、などと銘打ちながらも際物ですよねえ。澁澤の7人の愛人が、それぞれ色のついた名前の通りに装っていて分かりやすーいw
殺された澁澤の横には
「犯人は黄以子」
と、吹き出しや落書きまでついた、本物のわけがないダイイングメッセージw  何人も、何人の愛人が『来たら死んでいて、自分の名前があったので書き足して誤魔化した!』と主張するんですよ。だったら推理以前に、その書き足し合戦に参加してないのが犯人じゃん!……誰も澁澤を心配して、救急車呼んではくれなかったのね…orz

 昭和の香りのあぶない刑事に、中村蒼と勝地涼。 そのまともな部下に富田望生と豪華で、際物推理ドラマにはちょっと勿体無い感じ。
この先もずっとゲストまで豪華で、事件はこんなかんじでしょう。アンナのジャケットや靴、マニッシュなスタイリングが可愛いです
しかし、海外育ちのアンナが喜ぶザリガニパクチーバーガーをみんなで嫌がったり。中華料理屋の娘さんがお団子にカバーが付いたイラスト中華娘風だったりは、令和にもうやめたほうがいいのでは。
 

「ドリームチーム」1 ☆☆

 心の支えが高校時代の部活って、青春の1ページがキラキラ輝いていた人だなあ。個人的にはピンと来ないです。

 イケメン大学教授(前川泰之)の妻でタワマン住まいの専業主婦香菜(山口紗弥加)は、人もうらやむ素敵主婦……の筈が。旦那の浮気報道でひそひそされる不憫な存在に。しかも実はモラハラな夫。ちょっと花を生けても恩師の葬式(!)に行こうとしても口癖は
「それ、必要??」
いやお前が味噌汁にも煮物にもドバドバかけてる粉チーズの方が無駄無駄、無駄だわ!しかもネチネチと小言ばかりの父と謝ってばかりの母をみて育った娘(根元真陽)には
「お母さんみたいになりたくない!」
とまで言われる始末。浮気の件でも謝罪どころか謎に態度がデカい夫に愛想を尽かし家を出たのもののファミレスで夜を明かすしかなかった上に、暴行事件で逮捕?? 旦那は身元引き受けを拒否??

 仕方なく頼った先は、恩師(伊武雅刀)が遺したバスケ部寮。
今は恩師未亡人(余貴美子)の一人住まい……の筈がそこには、ファミレスで男に迫られて逃げた女茜(桜庭ななみ)と、迫る男にカレーぶっかけて説教して逮捕された香菜と、事件の目撃者&セクハラで部下男子に訴えられて左遷&自慢の年下彼氏には浮気されてた優子(財前直見)と、事件関係者が勢揃い。しかも彼女たちは揃って歴代バスケ部主将、それぞれに栄光の時代があり恩師の言葉を胸に生きてきたのでしたよ。
 それぞれ20代40代50代、香菜の娘が10代で寮長夫人は60代w 男に頼らず、なりたい自分になるって物語? 幅広い年代に訴求するドラマに、さてさてなるのでしょうか。
 1話サブタイトル「あの子になりたい人生だった」に惹かれて観たのですが、誰があの子かはぼんやりでしたねえ。全員それなりに憧れられる時期もあり他が羨ましくもあり。

粉チーズの場面で旦那が微妙にそわそわ。醤油かソースでなら、同じ事してるって気がついた? 私の同窓会を「それ必要?」って言ったこともあるんだぞー覚えてるのかー。

「デジタル・タトゥー」~最終回 ☆☆☆

 大団円。
やっぱり家族はタイガの政治向き素養を見抜いていたけれど。地盤を継ぐ誘いをはねのけたタイガは、父の不正を告発。YouTuberとして今日も行くのでしたw

 2話の痴漢自演以降も、女が妙に悪者な事件が続いて少々辛かったです。
SNSでの名誉毀損にリベンジポルノ。タイガへの殺害予告こそ男性でしたけど、美貌の政治家(矢田亜希子)に粘着するインフルエンサーの正体は地味女(徳永えり)、早紀の事後ツーショットをばらまいたのは映ってる元カレじゃなくて仲良しの同級生女子でした、と女子=陰湿の図式?? 特にインフルエンサーは、自撮りではネイルも髪もファッションもばっちりなのに、普段がおばさんニットで自宅にもブランドもの積んでないだなんて納得いかないや。

 で、プライベート写真流出でアナウンサー内定を失いかけた早紀(唐田えりか)でしたが。炎上しても叩かれても折れないタイガを見習い、自分も諦めない決意をするのでした! いざ交渉となれば、おかかえ弁護士で父登場ですから心づよいですよね(^^)
しかし写真の他にも自殺未遂のデマなど流したお友達、実は小学校で早紀にイジメられたクラスメートだったとか。その回想が、もう勘違いでも偶然でもなく、その子を生贄に自分を守ろうと、めちゃ意図的にマウントをとってイジメ始めていて、早紀ちゃんなんちゅー根性悪だったのかと(^^;;;;;;;) 
父のはからいで事務所で顔を合わせ、お互い絶対に許さない謝らないと言い合いながらもやっぱり、きちんとあって話して区切りがついた、そんな女同士の対決は見応えがありましたが……。その前のミスコンでわざわざ近づいて仲よさげにふるまってた時期が意味わからんのですよ。 ああでも、彼女が流したデマや写真に負けずに早紀がアナウンサーとして活躍すれば、二度と消えない汚点と思われたそれが、結果的に大したことじゃなかったことになる、そうしたらまた笑顔で会える日が来るのかもしれません(そんな経歴ひっさげて入社する新人アナ、ひそひそされるのか弄られるのかw 頑張れ早紀ちゃん)

 タイガ殺人未遂は、『主人公がタイガに似てる』ゲームをクソと貶めたことが伏線でしたよw 酷評で打ち切りにって、恨まれてましたが。知名度上がって、ユーザー増えるでしょ、その上での好き嫌いはゲームの実力では……。

 自死したタイガ兄が遺した、父の不正の証拠。貸し金庫のパスワードがtaiga_ganbareだったのは泣けました。YouTuber活動も見ていたそうじゃないですか。自分より政治家向きで父にも期待されている、カリスマを備えた弟が、その証拠を握ったらどう使うと思っていたんでしょうね。告発か出馬か、その可能性はどちらもありかもしれませんが、まさか自分を追い詰めた検事にそれを、最初にみせる仲になっていることだけは、思ってもみなかったことでしょうw

 さてこの年の差コンビ、続くのか。その時はもう少し女性蔑視な感じ和らいでいて欲しいものです。

「デジタル・タトゥー」2 ☆☆

 殺害目的の誘拐?
……とも見える動画をネットに流し、身を隠すことにしたタイガ。 ほとぼりが冷めた頃にVtuberで返り咲く、といいつつ岩井の事務所に居候。岩井の娘にみつかる場面では、父岩井の挙動不審と相まってBL的勘違いはさまれたらどうしようかと思いました(^^;;;) 娘さんタイガ知ってたのねw

 居候の代金にと勝手に、岩井をネット犯罪対策エキスパートに仕立てたHPを開設するタイガ。 送信防止措置請求、裁判、仮処分!早速タイトル通り、『デジタルタトゥー』=過去の犯歴にお困りのお客様がいらっしゃいます。痴漢の前科がネットで広まり塾が生徒ゼロに、それも冤罪だったのを検事時代の岩井が有罪にしたと主張する大野(中村靖日)なのですが……。

 法律ドラマで痴漢って、女性の偽証をひっくり返して冤罪になるケース多くないですか。それ以上に日々痴漢っているのに、男性はまたこれ見てほら冤罪と思っていそうでちょっと不愉快に。被害女性の現在が、痴漢の言いがかりで金を巻き上げる常習者だとしても。花の女子高生だった8年前にもそうだったとは限らないじゃないですか……ねえ岩井さん。まるでバランスを取るように、書き込み女性は性犯罪の被害者で『許さない』『一生GPSつけて過ごすべき』と息巻いてますけども。うーん、そこに痴漢の冤罪被害を挟んできちゃうと、いまだに夜道が怖いこの人の主張まで『でも冤罪が…』と薄まっちゃうじゃないですか。
被害者加害者双方に嘘の可能性がある痴漢じゃなくて、盗撮など明白な犯罪で『僕じゃない』の主張だけしてもらいたかったです。
 また、岩井にしてもらいたい主張も『だから冤罪だってば』などという、過去の自分の仕事を貶める発言じゃなくて!前科一犯だとしても更生している人に協力してやってくれ、という落ち着いた発言でしょうに。それに、大人相手の日本語学校でそこまで『教育の場』云々を言うかなあ……。

 さておき、書き込みIDとネットオークションの紐付けを見つけたタイガが、子供服を落札して書き込み女性(中越典子)の住所氏名をゲット。わあ、書かずにやりとり出来るアプリにしなきゃですね〜(^^;;;;)  で、岩井の説得より、大野が手作りした教材のすばらしさに心打たれてくれた様で一件落着しますけどね。この教材ネットにアップして話題になれば、大野も教育系Vチューバーへという道もあったなあと思ったりしてw とりあえず生徒も戻ってよかったですけどね。書き込み削除されたからって、読んじゃった人の記憶や噂はリセットできないから戻るの早すぎではあります。

 岩井の娘さん(唐田えりか)がミスコンで優勝。アナウンサーにも内定とめでたい限りですが、ミスコンの優勝インタビューでポイント稼ぎに言ってみた『国境なき教師団に入るのが夢』が一人歩きして、嘘つき呼ばわりで炎上です……匿名の攻撃に怯える娘さんのメンタルが心配ですね。 

「モンテ・クリスト伯 華麗なる復讐」1 ☆

フラッシュモブでプロポーズ。もうどうしようかと思いましたよ(^^;;;)
KANの「愛は勝つ」も懐かしすぎて何事でしょう。でもちょっと古い世相を表すだけじゃなく、拷問に耐え故郷を思う主人公を支える曲になるのですね。

そんなわけで、原作は誰でも知ってる「巌窟王」
主人公の名は柴門暖(ディーン・フジオカ) 友人に裏切られ、結婚式の最中に逮捕されてしまいます。
ナポレオン絡みの部分をテロ疑惑に勘案。死亡した船長に託された手紙は、実はテロ組織のための援助金要請。届け先は渋谷の伊武雅刀だったのに、手紙を読んだ入間刑事(高橋克典)がもみ消し、宛名は暖だったことにされてしまうのです。いきなりのテロリスト扱い、そして人質交換で某国に送り込まれ延々と拷問を受けることに……orz 
いやはや航路は星で分かっても、英語が読めないばっかりにこんなことに(宛名のローマ字ぐらいは分かったでしょうに)


そのうち脱獄すると分かってたら、拷問も平静に見られますね。脱獄ついでに、どうやってか巨万の富を得た暖が、別人として帰国して復讐に勤しむ様子はきっとカッコイイでしょう。

暖の嫁すみれ(山本美月)に惚れてる幸男(大倉忠義)、後輩の暖に出世を抜かれた神楽(新井浩文)、あとチンピラw どんな復讐されるんでしょうねえ。あともちろん入間も憎いよね。

筋を知ってるなら、見なくていいような気もしつつ。

「アンナチュラル」8 ☆☆☆☆

 守りたい、大事な場所があなたにはありますか。

六郎の父(伊武雅刀)登場。
医者一族に育ちながら、医療への情熱を見出せず寄り道を繰り替えす六郎(窪田正孝) そんな息子が歯がゆく、死体相手のUDIラボも辞めさせたい父。でも、幼き日の六郎の疑問に向き合えず、目標にもなりえなかった父親なんだけどなあ。居場所のない彼を「うちの六郎」と呼び「優秀」だと公言してくれるミコト(石原さとみ)を六郎が好きなのは……可愛いからだけじゃなく、心の支えなんだろうなあ。惚れてまうやろ~!

 そして火事場から焼死体が10体!
うち1体にだけに、生前の傷と緊縛の跡が見つかり、すわ殺人!隠蔽のための放火かとザワザワ。また判明した身元が、前科はあるわ強面だわ、いかにもトラブルを招きそうなの、ずるいですよねえ~。駆けつけたご両親にまで、他人様に迷惑をかけ続けて死んだと嘆かれてしまうとは。
しかし我らがUDIラボのめげない面々は、現場の手すりに血痕をみつけだし頭部の傷は殴打でなくバックドラフトによる事故の可能性を。そして意識不明の生存者にもあった縄目との合致から、その前科者がしていたことを突き止めるのです。救命搬送、必死に皆を救おうとしていたのだと。
もうこれ書いていてまた泣きそう。
勘当された前科者が、常連になっていた雑居ビルの店々。彼にも家族のような仲間がいたこと、その家族を守ろうとしたことがきちんと判明し、ご両親に知ってもらえて本当に良かったです。しかも縄の使い方は、消防士だった父親が教えたのよー(TT)

 また、ラボに置き去りの骨壷にも様々な背景が。
2話の冷凍遺体、ダイイングメッセージを遺した彼女はいまだ身元不明。かと思うと、行き倒れて半年後の身元照会に、骨なんて女房じゃないと愛妻の死を認めない男(ミッキーカーチス)も。ゴミの分別で言い争った妻が、戻らなくなってから家はゴミ屋敷だなんてね。
「バチがあたった」
という男を強く否定する所長(松重豊) 良い人も、悪い人もただ死んで、生きている人はたまたま生きているのだと、日常的に死にたちあっている人に言われると腑に落ちます。震災の現場にもいたのね所長……。

検死への想いを新たにした六郎。寄稿していた雑誌社との縁を切り、父にも勘当されて戻ってきた彼にラボメンバーが当たり前のようにかける
「おかえり」
ああ、ここが六郎の家。六郎が帰ってくる場所なんだと、泣き笑いの六郎くんと共に胸が熱くなりましたよ。

……しかし、快く六郎を送り出した編集長(池田鉄洋)はUDIラボスキャンダルの告発を準備していたし。例の情報屋(北村有起哉)が『六郎に』と預けたまま彼の手に渡らなかった封筒には……『ピンクのカバ』の絵。それって、中堂の亡き恋人の次回作??そして現れる赤い金魚!
ああもう最終回になっちゃうんですか。見たいような見たくないようなですよ。

今回大量の焼死体発生に、ヘルプできた坂本検査技師(飯尾和樹)が仕返しのようにクソ連発で挨拶してくるの、笑えました。仕事でラボに現れてたミコト養母(薬師丸ひろ子)が、刑事さん葬儀屋さんと周辺の独身男性を大調査してミコトに怒られる場面も、緩急あって大好きなのよねえ。

「釣りバカ日誌(2)」~最終回 ☆☆

結婚おめでとう~。

魚を守れ~とダム建設反対運動に参加していたら、なんと鈴木建設が建てる側だったという実に似合いのエピソード。でも、その活動がバレてクビ騒動になるというよりは、フランスで料理店を出すというみちこさんについていこうと浜ちゃんが辞表を出す方が先でしたよ。えー、これ組み合わせるなんてもったいない。
勿論、例の近眼教授がプロポーズ絡みで誘ってるわけで突然も突然。
「つきあってもいないのにプロポーズなんて」
とさすがにみちこさんからもツッコミ入ってましたけど、だったら店の件も即断れって話ですよ。スポンサー陣も、たった一回の試食でみちこさんをシェフに決定って。あまりに棚ぼたすぎ性急すぎなので、もっとみちこさん自身が独立を望んでたとか、そもそも教授をもっと生かして恋敵に価する存在に持ち上げてくれてないと……。どーせ最後は浜ちゃんとくっつくとわかっているからこそ、もっとライバル登場にハラハラしたかったですよ(><)
女性ゲストは、前回の就活ガール真野恵里菜といい今回の壇蜜といい美女揃い。壇蜜は混浴風呂でガバのチューまでしてくれる大サービスだったんですよ!……ああ、視聴者におじさんしか想定されてないのかも。そりゃ男のライバルなんてどうでもいいのかー。正直、もう何シリーズか恋人同士で引っ張って、みちこさんを口説く男も何人も出てきて揉めて欲しかったんですけど!

そして大騒ぎの末に左遷、でも綺麗な海の側で地元に溶け込んで暮らす浜ちゃんは楽しそうでした。愛妻みちこさんが居てくれるなら尚更ですよね!
名物「合体」がやっと登場、倒れ込んでつま先で電気消す仕種がかなり際どくて、安心しきって見ていたお茶の間が気まずくなりましたけど(^^;;;) ピンポーンと乱入したのはスーさん!
邪魔にされながらも仲良く釣り三昧でした、さてまたシーズン3はあるのでしょうか。

このスタッフは夫婦を描くのはお手の物でしょうから、関東圏にまた転勤になった浜崎家に鯉太郎くん生まれるまで見せてほしいです。シーズン3終わりで妊娠か?となって4で妊婦をちやほやおもちゃどっさり、最終回で出産命名鯉太郎!シーズン5では子育てで大騒ぎ、でも釣りには行くよーんってことで、是非!


「釣りバカ日誌 新春ドラマsp」2017 ☆☆☆

きましたザ・昭和w 
<目入ったゴミを探す様子がキスに見えた>だなんて古典すぎて逆に新鮮かもw その他、同局の「妖怪ウオッチ」とコラボ(これは誰得?)や吉田沙保里選手とコーチも本人役でご出演。金目鯛=金メダルをご所望というお遊びも入ってますます新春でしたねー。吉田選手セリフも自然で女優いけてましたよ!

物語は、伊勢志摩の開発計画にフィッシングセンターを提案したハマちゃん(濱田岳)が、調査出張で大喜び。馴染みの釣り宿で昔好きだった宿の娘さん(比嘉愛未)に再会し、内緒でやってきたみちこ(広瀬アリス)さんと鉢合わせして修羅場ですw 
しかし子連れで東京に謝りに来た娘さんいわく
『大丈夫、私は面食いなんです』
ひどーいと笑ってたら、後に判明した夫は荒川良々!作中では流されてましたけど面食いの選ぶ人かとw せめて背の高い人がと言ってwそれだけでも人間関係狭いのに、更に母子とスーさんの会話を漏れ聞いた専務(伊武雅刀)が『愛人と隠し子』と断定w ちょっと落ち着けばわかることで揉めまくるのがお約束ですよw

ところでその良々夫、魚育成ゲームを売ると脱サラ。その上1千万円の借金も抱えていたことが判明します。余計に離婚の決心が固まりそうなものですが、なぜか愛が深まるのが昭和人情ものw 手に手をとって借金を返していきましょう、と泣かせたところで大手メーカーの営業さん(竹内力)が現れて、借金解決ですよ。グッズに文具に展開ですってよ!
じゃあ志摩フィッシングセンターでもグッズ売ったらいいねと思いきや、開発は中止。ハマちゃん夢の釣り出張も終わりとなりました、ちゃんちゃん。

という具合に、あらすじ書いたらしょーもないのですが好きなんだなあ。

前作の後、順調におつきあいしている様子のハマちゃんとみちこさん(^^) 冒頭の結婚式は海辺で、さあ誓いのキスをというところで釣りを優先され大激怒……が夢だったなんて、正夢としか思えませんw
その他も、ハマちゃんの浮気?相手が自分にそっくりとぶつぶつ言うところや、病院からおじさんに仕込みの指示を電話してどうせ客来ないを連発w最悪来ちゃったら、つまみはコンビニで買えというあたりの小ネタもナイス。広瀬アリスったらこの昭和コメディに案外はまっていますよね。 
大ボケ課長も絶好調。前シリーズで社長=スーさんと気づいた描写ありませんでしたっけ?でもなかったことになっているようで、社長室からの内線電話にまで暴言w 愛人の似顔絵を渡されれば、足で書いたような絵なのに 生真面目に持ち歩いていちいち確認(拡大コピーまでw)

スーさん西田敏行は当然盤石で。春からの新シリーズが楽しみですね!

ちょっと気になったのはスーさんと奥さんの映画デート談義。エクソシストを一緒に見たのが誰かは犬も食いませんけどw「一度も見たことない」と最後で言わせるなら、映画の場面に沿った白昼夢なんか見せたらダメなのに。 苦し紛れの嘘ならもっといい方ってものが…あ、スーさん嘘つきなんだっけw 

「火の粉」最終回 ☆☆

これじゃ人生変えられた一番の被害者は、梶間家じゃなくて琴音と息子なのでは。
武内のため、と池本を刺した琴音を
「やりすぎだ」
と諌める武内。いやどの口が言うのそれw

家族のため、世のため人のため。
ついに義父が武内を殺そうとします……!こいつを世に解き放ったせいで池本さんが殺された、その償いにと。でもそれやったの琴音さんじゃないですかあ。

雪見と琴音が一緒に帰宅、ギリギリ止められましたけど、でもやっぱり家の中に人殺しがひとーりふたーり(^^;;;) 話し合ううち、二人とも自首をすると言い出して、その前にみなさんとお食事をしたいという武内さん。そんな義理ねーよと突っぱねもせず、いそいそと準備に取り掛かる梶間家の面々、そこに届く毒の瓶……。
え、それよりちょっと待って、罪人ふたり野放しなのねw

おかげでじっくり話し合いの時間をもった武内と琴音は、琴音の念願だったバームクーヘン作りをさせたり、毒をみつけたと打ち明けたり。琴音の想いを拒み続ける武内に
「あなたがしてきたことはこれと同じ」
と噛んで含めるように教えてやる琴音は、まだ狂いきってないしまだ武内が好きなんでしょうねえ人殺しなのに……。暗く静かに語らいながら、どっちか殺されるんじゃないかという不気味なテンションは、ミスリードに決まってるとわかっていながらも見応えがありました。

琴音のバームクーヘン、焦げて失敗。
次に武内が一人で作り、床に叩きつけて破壊。
そしてもう一度、きちんと作り直した自信作を手土産に、梶間家での最後の晩餐にでかけましょう。毒入りなのは、料理、デザート、それとも手作りびわジュース(あの量作るのに何キロ実が必要でしょうw)のどれでしょうねえ……。
馴れ初めがどうしたと他愛もない話を続けながらも、互いに真意を測りかねる食卓の一同と戸惑うお茶の間。え、何この時間。
「武内さんは、人さえ殺さなければとてもいい人です」
こ、これは笑っていいのかな(^^;;;)
そりゃ食事しながら血なまぐさい話も嫌ですけど、自首すると言ってるからには梶間のおばあちゃん、おばさん、社長、弁護士、転居して逃げてたという元ご近所さん他がどうなったかの真相は気にならないの? スープが辛いのとかどうでもいいんだよぅ 何ほのぼの刺激物仕込んでるんですか、毒物と思い込んで激昂する恐れだってあるのに(><)

そして楽しい楽しい晩餐の後、家に戻った武内は持っていかなかった2番目のバームクーヘン毒入りを自ら口にして果てるのでした。いやいや、だから自首してー責任とってー失踪人はどこよー!

最後に賭けにでたんでしょうねえ。そして梶間家が、毒殺チャンスの誘惑に打ち勝って武内をきちんともてなしてくれて負けた。でも、もし裏切られていたら道連れに皆殺しできるような準備ってしてたのかな。それもなかったら、最後普通にいい人みたいじゃないですか。原作の犯行トリックが変更になった分、武内の狂気が薄まってしまいましたよね。

自分のために武内を信じた義母、 戦い続けた雪見、愛に生きようとした琴音。vs女性のエピソードばかり際立って、男どもがほんと役立たずばかりでした。どうしてこうなった。

最終回なのに何も解決せず何も畳まれず肩透かし 。

この際ベタに、武内邸火事で武内さん行方不明な『また現れるかも』エンドでも良かったのにそれすらなく。期待しすぎちゃったかなー。
(旦那曰く、池本の様にみんな自ら何処か行ってただけで裁判の事件以外は誰も殺されてなくても面白かったねと。確かに!)


「火の粉」〜8 ☆☆☆

なんと逆ギレ返しw まさかの琴音さん参戦でわからなくなってきました……!

武内の行動が異常かただの親切なのか。そこを巡っての嫁雪見の孤立や、そもそも武内との接点だった義父の現実逃避、家族内の対立をハラハラと見守っていましたので、マッサージチェアに順繰りに座らされての恫喝(サブタイトル「愛の説教部屋」w)以来、武内の振る舞いが堂々と変になってしまってがっかりしてました。
怒らせないよう、刺激しないようにと家長扱いで褒めちぎってる様子もまあ滑稽ではありますが、大人4人も揃ってるならどうにかしろよーと思ってしまって。実際は何もできないんでしょうけどねえ。息の根を止めるならともかく、小さな抵抗で怒らせると仕返しが怖いんですものねえ。

と、膠着状態にイラつく雪見をよそに
「毎日武内さんに会えていいなあ~」
どころか
「お前ら憎い」
と言い出す琴音さん(^^;;;)
挙句、武内家に無断侵入で朝ごはんの支度です!息子はどうした。しかも驚く武内の寝間着姿に
「わたしがあげたパジャマ、著てくれてないんですね」
こ、これは『好意に応えないなら殺しても可』が信条の武内氏には手痛いしっぺ返しですw 追い出したって良いはずなのに、きっちりもらったパジャマに着替えてストーカー手作り朝食を食べる武内、義理堅いw (そうか雪見も贈り物を拒むより、不味い煮物や趣味悪い置物子供の落書きと、迷惑な不用品を嬉々としてあげ続けたら距離をおけたのかもw)
恐怖で従う作り笑いの梶間家と違い、殺人者と知ってなお愛する自分の方が武内の理解者だ、という琴音の主張。なんと武内をかばって人を刺すまでイっちゃってるとは。

その刺された相手は……あれだけ殺された殺されたと妻が騒いでいたのに、しれっと再登場の遺族池本。どこに居たのよ。梶間家人質作戦も不発。生きててよかった〜とも思えない間に再度消えそうです(^^;;;) 完全琴音さんに喰われてますよ。


もう来週が最終回。

原作では、自作自演は不可能と思われた背中のキズのつけ方が判明して犯人だ~となった記憶があるのですが、ドラマだと刺し傷になっていて、はて、どうなるのでしょうね。


「火の粉」~6 ☆☆☆

うわー、武内に殺されたー(><)

って、どのいなくなった人ですかとなる、失踪人だらけの今作です。
まずは的場家。
「私が的場家を殺したことなんて些細」
と、語るに落ちる告白をした武内。やっぱり、となる元弁護士パパン。←疑う雪見を叱ってたくせに、自分も武内の弁護士と手を取り合って怯えていたんじゃありませんか!その間に、大叔母、社長、遺族の池本夫が消え、ついにはその弁護士も消えた今……真実を知ったパパンが殺される!かと思いきや「秘密」の共有だけで見逃され、おびえながら飼い殺されることに。
らしくない家族ドライブなど計画、逃亡するつもりだったようですが
『僕を避けて、引越しまでして逃げた老婆の葬式に行ってきた』
と武内に釘を刺されて、あえなく断念ですよ。パパンの『やたら重いスーツケース』って、もしや中には……いやいや、ちょっとそこまでドライブにしちゃ荷物が多すぎるってことですよね?

しかし雪見にだけ武内の真実を告げるって……どの面下げて。妻と息子には言うなって、今はその方が安全とはいえ腹の立つ処世術です。
何も知らない旦那は、自分の試験に興味がない雪見を怒ってていい気なものですが、これ、いつどうやって知らせるつもりなのか。

そして、やはりプレゼントを断り罵倒した琴音(木南晴夏)も魔の手にかかり……と思ったのに、えええ逆になぜ無事?虐待されてたから?
簡単に「殺してやりたい」と口にする素直な琴音は、
「じゃあ殺してあげましょうか」
と武内が言えばまた素直に「ダメだよそんなこと言っちゃ!」と諌めるだけで彼を怖がらない、武内曰く「不思議な人」。一緒に武内母を訪ねて、結果的に墓参りまでしちゃって。恋人か妻同然な行動なのですが「友人」なのね。琴音の元夫を殺さずにやっつける遊びは、視聴者ミスリード&梶間パパや雪見へのひっかけでありつつも、武内にとっても新鮮だったのかも。
でも結局殺しましたけど!(つきとばしたの、ドライブレコーダーに映ってないかな)

それだけ琴美が大切なのかと思ったら、彼女からのプロポーズはあっさり拒否。
「家族といえば梶間家」
さすがの琴美も、これは変だと思うんじゃないのかな…変だと思い始めたら殺されそうですよ…。

「火の粉」3 ☆☆☆

暴かれる!雪見の秘密、の巻。

「メールくれただろ?」と昔の男が現れ、児童相談所への虐待通報には実家から盗まれた日記のコピーが添付。
極め付けにはお墓には水子地蔵が!えー、幾らかかるのこれw

こんな金のかかった嫌がらせ、視聴者はもちろん<武内だ>と確信してますが、通常バイアスにすがる梶間家ではなぜか、地蔵の件はスルーで雪見が嘘をついているという流れ、解せません(^^;;;) まどかちゃん虐待疑惑で平常心じゃない面もあるとはいえ、実家に入ったという『金目のものを取らなかった泥棒』、これも狂言扱い?
雪見が語れずにいた数々の秘密、実母からの虐待だの流産だのが書かれた日記のコピー。こんなのを自ら児相に送りつけても、雪見になんの得もないじゃないですかー!後に旦那に見られるにしろ、浮気の記録があるでなく、むしろ流産した子の父親が元旦那だという証拠がそこに。
バカ旦那は虐待の連鎖を簡単に口にしますが、むしろ自分が虐待されていたからこそまどかちゃんには手をあげない母親でいたいと語っていたのに。追い詰められていく雪見がかわいそうでハラハラ。挙句に、殺人容疑を受けた武内もこうだったのかも、なんて言い出して裁判官だった義父がひるむのには溜飲が下がりましたが……。
定年を待たずに退職している義父。それは有罪の武内を世に解き放った責任をとってなのかと食い下がる記者、もとい実は遺族の佐藤隆太。うわー、薄々分かってて受け入れろと家族を説得しているのなら、このオヤジ最低じゃないですか。

しかし肝心のまどかちゃんがねえ。
「ママとおじさん、どっちが好き?」
とか武内に聞かれ、母親に決まってるでしょ、でもそれ言っちゃったらまどかちゃんがあぶな~い!と心配したというのに。
「おいしいものくれるからおじさんが好き!」
ってorz 親の心子知らずです。家を出た雪見の復讐が始まるのか? 展開早いですね。 優香演じる雪見の芯の強さにハッとさせられます。

「火の粉」2 ☆☆☆

なんでもでもくれちゃう、なんでも捨てちゃう武内さんが怖いです。

義祖母の通夜に、君は来てくれるなと武内に言ってしまう義父。裁判官時代の関係者も集まるわけですから、そりゃ元被告が隣に住んでて毎日来て家事手伝ってくれてますなんて、ややこしくて困るのわかりますけども。
「本当に無罪だったんですか」
と問う雪見が怒られている間にも、冤罪の取材受けてる武内は異常なヒートアップで、『やりかねない』片鱗を 見せてくれていますよ!

そして義母の次には無職旦那が取り込まれ、香典は受け取るスーツはもらっちゃう、分厚い封筒の金借りちゃうw もうこの旦那ダメダメだわーと呆れて見てたら、なんと以前の職場で社長を殴って辞めていることが今更発覚w 
100万円慰謝料で払った上で更に傷害で訴えられそうという崖っぷち。そこでお役立ち弁護士を紹介してくれるのが……そう、武内さんですよ。なんでもくれちゃう、なんでもしてくれちゃう武内さん。
介護ロスの義母には労いの言葉と、歌舞伎のチケットをプレゼント。無職旦那には、傷ついたプライドをくすぐる言葉と物と現金と。本当に上手にすり寄って信頼を勝ち得ていくのですが……。
一旦受け入れたその『好意』を拒否したら、殺されるしかない様ですよ。容疑がかかった殺人事件、プレゼントのネクタイを断られたから刺し殺した。そのネクタイで息子を絞め殺した……と語り出すところ肝が冷えました。
「お気に召しませんか」
が殺しのキーワード。すぐ笑って冗談にしていましたけど、いやいや真相に違いない……(><)
だって旦那は知らないけれど、一旦受け取って返した慰謝料(犬騒ぎの)は「燃やしちゃいました」って冗談じゃなく本当ですからね。
一緒にバームクーヘン作るはずの準備も、とりやめでも粉や砂糖は捨てることないのに!計量していた分全部ゴミ箱に投入ですよ。癇性で恐ろしいです。
更に怖いのは、社長と小姑の失踪。
無職旦那を脅した社長、消える前に会いに来ていた美術品の営業マン……武内です。雪見に「会いに行った」とバラしたのは口が滑った様でしたよ。殺しちゃったのか?遺産を使い込んで消えた小姑も、義母をいじめていたわけで、やっぱり殺されているのか?

梶間家を<自分の家族>だと思い始めている武内、どうやら一家惨殺の被害者ともそんな風に交流していたらしいし……。
『義祖母を殺したのは武内」とする記者の主張に思い当たり、揺れる雪見。何も受け取らない彼女は武内には敵ですよねえ。危ないよー

「火の粉」1 ☆☆

手作りバームクーヘン、確かに大変そう&じっくり手をかけた感が微妙w

今時珍しい4世代同居家族の隣に、殺人容疑から無罪になった武内(ユースケサンタマリア)が越してくる。初日からぐいぐい近づいてくると想ったら、家主の義父(伊武雅刀)こそがその無罪を宣告した裁判官だったというわけで……恩返し?お礼参り?本当に無罪?

義父と書いた視点は、子育て中のパート嫁雪見(優香)です。
最初に男と接触したのも子供と嫁だし、記者を名乗る怪しい男(佐藤隆太)から「気をつけろ」となんども迫られるのも子連れの嫁。実質上の主人公でありましょう。
求職中の旦那役大倉孝二、久しぶりに見るわ。

で、冒頭の手作りバームクーヘンを贈られて今ひとつ食べる気になれないって分かります。しかもこんなサスペンスでの怪しい隣人の手料理なんて怪しすぎる(^^;;;) でもそれを『無罪になったのに差別される』という物語で包まれると弱いのが常識人。更には、バランスをとるかの様に、自分の辛い打明け話もしちゃうんですよね……。

まずは義祖母介護に疲れた義母から陥落し、「お手伝い」と称して隣人が家の中にやってくる。そして
『死ねばいいのに』
と義母が願った、寝たきり老人の突然死。

さあこれは偶然か、隣人からのじっくり手をかけたプレゼントの続きなのか……。


だいたい義祖母の世話、実子の義父は何もせず、嫁である義母に丸投げって顰蹙。
せっかく武内が「せめて『ありがとう』って」と取り持った直後に相続を持ち出し、じゃあ義母には金額で感謝の気持ちを表すかと思ったら、皆に100万150万円で義母に3万円って! 立派なクソババアっぷりです。
また、たまに来て口だけ出す小姑が作って食べさせたおかゆが死因というのも、もしこれが故意ならば、義母に疑いがいかないナイス気遣い で……。


実は原作を以前読んでます。いい感じに細かい部分を忘れていることもあって、安心して楽しめそうです。

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