不審者エピソードは「院長の息子です」の一言で済むでしょうに、引っ張り過ぎ。院内備品だけでなく、放映時間もカットで頼みます。初回1時間48分は長いってorz
冒頭のナレーションといい実録風と思ったら、なるほどスピードスケート小平奈緒が所属していた病院の奇跡の復活が下敷きなんですね。それは型破りなことにこれからなりそうです。
大学病院内科のエース、有原修平(小泉孝太郎)
父が倒れ、6年ぶりに顔を出した実家の総合病院は人手不足で酷い有様。父の死後は院長の叔父(光石研)が、小児科産科をなくす縮小経営で赤字を減らそうというコンサルと契約を進めていたが、身売りにつながると修平は反対。どうせ口だけという周囲の予想に反し、本当に大学病院をやめて病院の手伝いに乗り出してくる。
親戚文具店からの納品をやめ、薬品の価格も見直し、それぞれの医者がメーカー指定するゴム手袋などの「お気に入り」も院内で統一。と厳しいコストカットを打ち出す一方で、洗って使いまわしていたチューブは使い捨てにして、手間と時間を看護に回す英断も。
手腕を認めた叔父と和解したかに見えたのに。修平は理事会で、叔父の院長退任と、自らを院長に推薦する動議を提案する。
はー、長かった。
父の葬式で、『今日は病院の葬式だな…』とまで言われてしまう喪主の修平。
既に大赤字の上、カリスマだった父を失った病院が上手くいくわけない。売却の噂に不安顔のスタッフも、じゃあ経費削減に協力するかといえばそちらも不満(^^;;;;) 物腰も口調もソフトな御曹司修平を、なんでそこまで嫌うかという反発っぷりです。口コミサイトも悪評だらけにw でも、むやみに必要なものも削るんじゃない、「患者さんのため」が常に念頭にある修平のコストカットは上手くいきそうでしょ(というか、そこに手をつけずにきたことにびっくりw)
それでも、自らが院長に、までどうしても初回で見せなきゃダメですかね? 毎回このドラマBizの枠は、初回が長過ぎて挫けるんですよ。旦那にも楽しめそうな内容なのに…。
銀行側で登場する高嶋政伸、冒頭で修平と笑顔を交わし二人で走り出すイメージカットからすると、そのうち病院経営の相棒になりますね。そういうところは分かりやすいw
修平の妻(小西真奈美)が今時で、全く「嫁」じゃないw 6年帰省しない旦那と一緒に自分も寄り付かなかったらしく、庭の手入れは誰がしてたんだろうねーと他人事なのは爽快でしたが。イラストレータだか、ネット環境があれば引越しても無問題。買い物中に、取引カットした文房具屋に「人でなしー」と掴みかかられて罵倒されても
「全然大丈夫だよ☆」
と元気にお返事でおバカさんになっちゃってるのは、もう少し強がってる風にどうにかして欲しかったです(^^;;;;)
中村雅俊
朝ドラ、実はずっと見ています。でももう辛いのです。偶にツッコミ入るなら愛嬌ですが、素でイヤおかしいだろ……とドン引きすることが増えてしまいました。
だいたい週末に、週の6回を旦那と並んで続けて観ます(^^)
旦那は片耳失聴で私は漫画描いてた時期があって。お互いにうんたらいいつつ、星野源のオープニングもとばさずに6回見てw 永野芽衣ちゃんが可愛くてねえ。そうか漫画家になりたいのかと、応援していたものです。
それがプロポーズ断った(ことになった)あたりから、ストーカーなど鈴愛の奇行に戸惑うようになり。断筆しての第二の人生だって暖かく見守っていたのですが……。クズとの結婚はともかく。離婚も……『映画を作りたい』ではなく『別れて欲しい』から持ちかける旦那がやっぱり酷いとも思いつつ。
出戻ってからの鈴愛は、ずっと「変」じゃないですか?
いくら実家でも、自営業で必ず居ると分かっていても。ひと言の連絡もなく子連れで住みにやってきて、営業中の店内でいきなり喧嘩を始めるって。地上げ屋の嫌がらせより酷いわ。そして、大昔のプロポーズを蒸し返したり『律を支えたい』って、はあ?
どれもこれも、離婚話から即日泣いて帰って不安定というならまだしも、季節が変わるほど婚家に世話になってからなのに? そして実家でのんびりと家事もせず、むしろ娘の世話は家族に丸投げで楽チン楽チンと朝寝してるのに?
そのうち考えついた仕事は、雇われるのがイヤだからと2号店。元手は両親の世界旅行貯金 ← 鬼か。
そこからは、仙吉さんに五平餅特訓されて、速攻でマスター。拍子抜けしてたらなんのとこはない。開店したら習ってない弟子も焼いて客に出してるじゃん!特訓の意味ない~! そういう雑さが随所に見られてもうイライラしっぱなしなんですよ。 仙吉さん急死で、カフェの名前が決まらない騒動も長い。それより、やっと命名ができて喜ぶ仙吉さんが見たかったなぁと思ってたら、なんだ。カンちゃんから仙吉案を聞き出すために、人形に携帯仕掛けたかったんですねえ。その延長に、カフェのアイドル岐阜犬が喋るアイディアがあって、それが懐かしの糸電話を彷彿とさせ……って、待ってよー。
店名案は仙吉さんとカンちゃんと愛狐ココンタ3人の秘密だったのに、家中の大人が教えろ教えろと騒いで、知ってるはずのココンタまで『忘れた、教えろ』と言ってきて。気が付いたら店にはその名がついてるんですよ、非道くないですか。カンちゃん怒っちゃうのかな、と心配したのに、店名に反応する場面なし。そもそも「センキチカフェ」と聞き出してからほぼ登場しませんorz
律(目上を呼び捨て!)の家に上がり込み、病気のおばさんに歌をきかせ(迷惑…)、漫画借りてと、野放し状態を延々見せられた挙句に用済みですか。あ、ママお手製の岐阜犬と陽気におしゃべりしてました。喋るココンタの裏切が響いてないのかと。『世界はひとつ』『パパとは心が通じてる』などと壮大なことをよく語るカンちゃん、携帯電話のギミックなどお見通しのこまっしゃくれた子供だと思ってたのに、逆にあのお題目はお莫迦の証拠で、丸っと言われたまんまを信じちゃうってことだったんですか?
どんなに頼んでも、一度もお絵描きしてくれなかったママが描いた岐阜犬。カンちゃんのためじゃないんだよね……切ないなあ(その設定も、断るエピソードの積み重ねでなく『一回も描いてない』と言うだけ)
またその岐阜犬の中の人が、和子さんorz
開店時間内、ずっとスタンバイしてるの? 余命宣告された病人が? 殺す気か。仕事があると張り合いがあっていいわねーって、それは元気な人に言うことでしょ。
サンバのサトエリさんが来て、仙吉さんの五平餅の思い出を語ったというのに、センキチカフェで鈴愛のを食べさせるでなくお父さんが作っちゃってびっくりですよ。
てかね、五平餅ですよ。オープンに秋風羽織を呼ばないの?
てか、先生が癌だったことは忘れていいのかな?
忘れるといえば、ママが漫画家だったこともカンちゃんはもう忘れちゃったかな。
夫の映画が完成して、試写会もしたのに評価はなにか流れてこないのー??
律の嫁が敵みたいに描かれていますが、あんな変な幼馴染そりゃ警戒するでしょ。和子さんも、遺品を鈴愛から律に渡してとか、自分の死後の律が心配とか、嫁をないがしろ。ほんとこのドラマ、巣立って親と違うコミュニティを築いている子がいないんですよ……。
さて今週は旦那の出張もあって土曜を待たずに見ちゃったら、ほらやっぱり和子さん、岐阜犬中に具合悪くなっちゃってる(あのオープンスペースで浮気だ友達がいないだと、ぺらっぺら相談するのも不自然ですが)
その後イチゴを頼まれて買いに出た律くん、当然のように閉店後の「センキチカフェ」に入り込み(戸締りは??)売り切れ閉店を知らずに復活した岐阜犬に向かって、『あなたの子で良かった』を繰り出しますよ。う、うん。20代ならそれでいいけどさ。もうアラフォーで人の親だよね律くん。家に帰って直接言えよ、それ。その前に、閉店を知らせるシステムが無いとは、病人を待ちぼうけさせるのか最低だぞ鈴愛。
爽やかなオープニングの、無邪気で可愛い鈴愛ちゃんを見るたびに悲しくなるんです。平凡な日常に、明るい落書きで彩りを加えてくれたこの娘はどこに消えちゃったんでしょう……。
渋い時代劇。
ほぼ猟師な隠居侍(中村雅俊)とご家老(柴田恭兵)
ずーっと時代を遡れば、その2人に百姓を加えた3人の少年で仲良く笑いあった日々があって、友人の母上は綺麗で優しくて。
そこからどう道が分かれてしまったのやら、竹馬の友かと問われ今は疎遠と答えれば、それは丁度いい、ご家老を斬ってくれとの娘婿(池田鉄洋) からのとんでもな依頼。よしわかったとあっさり答える主人公。
百姓の友人の磔刑が、そのご家老との疎遠に関係ありそうな。
かつては親の敵討ちを助太刀するほどの親友だったのにねえ……。
母上の自害、叔父の切腹。
母が上司に抱かれたんだとあることないこと幼い息子に吹き込むトンデモ野郎が、父を闇討ちしたうえ辱めた奴で分かりやすい敵役でした。殺されてもちっともかわいそうじゃない。というか、あれを仲間にしている一団全体の見識を疑うレベルw
しかし実際に手篭めになったならまだしも、それを拒んだことを黙っての自害がかえって一族に有利になるとか、それを知る俺も死ななくてはとサクサク腹を切る叔父とか、あの時代の恩だ立場だという情報戦には理解を拒むものがあるのですがw だからこそ興味深いともいえましょう。
ちなみに銀漢とは天の大きな川、天の川のことです。
漢詩を暗唱し、天の川のように堂々と強くありたいと願う小弥太(のちのご家老)に、自分も銀漢にと仇討ちの助太刀を申し出る主人公。横で同じ夜空を見てるのに、百姓の友に頼むのは見とどけ役(百姓が侍を殺しちゃいけないそうですよ)
子供でもしっかりと友との身分を区別してくるところ、新鮮でした。
そんなわけで見応えはありますが、正直ちょっと疲れるかも…
池田鉄洋の滑稽さがいいアクセントでした。