ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

中村倫也

映画「ラストマイル」☆☆☆☆

 荷物を開けるのが……怖い‼️

 いつの間にやら日本でも毎年恒例になったブラックフライデーセールの初日。配達された荷物が爆発する事件が連続!同じ物流倉庫から出荷されているのに、赴任したてのセンター長舟渡エレナ(満島ひかり)は不可能を主張。
 下請け配送のせいにしてみたり、株価優先で通報を遅らせたり。挙句とある社員(中村倫也)のデータを消したと気がついた部下(岡田将生)は、エレナこそが犯人かと疑い始め……。

 事件が二転三転する間、ずっと並行して描かれている配送のおっちゃん親子(火野正平、宇野祥平)と母子家庭(安藤玉恵)も見事に巻き込むクライマックスでほんと涙でましたわ!そして命令するだけだった管理職が全員(社長も!)ドライバーとして駆り出される2024年問題解決策にちょい受け。

 そもそも他人様に物を預けて希望の場所まで、いついつまでに届くと手放しの信頼で成り立つシステムがどうかしてしたのだと思えてくる映画でありました
今日も動いている物流に感謝を。そしてもっと労働者が稼げる世界であって欲しいです。

 アンナチュラルとMIU606とのコラボは薄味、生存確認くらいで邪魔をせずちょうど良かったです!

「ハヤブサ消防団」〜最終回☆☆☆

 いやあ面白かったです。
相次ぐ放火。ソーラーパネル会社の土地狙いか?と時事問題な謎解き要素で引っ張りつつ、本筋は全然そんなところじゃないの、さすが池井戸潤。

 主人公太郎(中村倫也)に急接近した美女立木彩(川口春奈)は、カルト教団アビゲイル騎士団に所属していた過去が。
 てのを、本人が語りだすと全然違って聞こえるんですよ。可哀想な彼女に、手を差し伸べてくれたのがその人たちだけだった的な?
オリジナルのドラマ脚本を、先輩作家の名で発表されてしまい飼い殺し。そこに教団宣伝ビデオとはいえ作品発表の場と、補償交渉の後ろ盾になってくれたのが彼らで…信者ってほどじゃなく聞こえたんだけどなー。実際は、ハヤブサ村を教団の聖地にしようとしていたのだし。
 太郎と抱き合いながら怪しく微笑んだ彼女が見ていたものは……太郎父が昔撮った写真。早逝し、アビゲイル騎士団で聖母に祭り上げられた人が飾られていたらそりゃ、仲間?とか運命?とかなりますよね彩さんにとっては。

 なんだかんだ、消防団にも信者がいたり。思いがけないところに他所から来た、聖母さまの生い立ちを知る親類がいたりしつつ。
 最後にはちゃんと、太郎の作家らしい筋道立てた説得が届いて、彩は、新聖母にならずに教団の罪を告発するのでした。良かった。亡くなった人たちもこれで安らかに眠れることでしょう。
 笑ったのは、追い詰められた教団幹部が暴れた時に、集まってきた猟銃の数! 日頃から猟に出てる村人相手に、都会者がかなうわけないぞー。

 撃たれた太郎は、きっと渦中の人として話題にもなり。事件を扱った作品も耳目を集め売れたようですね。収監された彩の帰りを待ちつつ執筆と消防団の日々。
 騎士団の生き残りがひっそりと信者を増やしている描写もありつつ…。

 編集の人(山本耕史)に裏がなくて良かった…!あれだけ急にハヤブサ贔屓になり、彩の過去を教えてきたりして、何か企まれていたら太郎がきっと立ち直れない。ただの素直すぎる人でした笑

 
 

「ハヤブサ消防団」1☆☆

 「ばらかもん」に続き、これも田舎でクリエータ再生?と思いきや、不穏です。池井戸潤原作。

 新人賞以来、鳴かず飛ばずのミステリ作家三馬太郎(中村倫也)
相続を機に訪れた、父の実家を気に入った太郎は、ど田舎ハヤブサ地区に引っ越すのですが……。

 幼い頃にちょっと来ただけの太郎を、覚えている人たちが親しげで疎外感なし。かといってありがち自治消防団も無理強いされず。自らの希望で加入すれば大歓迎。豊かな自然に囲まれて釣りに畑に。新連載の原稿も好感触で、ああなんていい場所に越してきたのか……!
 でも不審な放火が続き、滝壺に死体も浮かびましたよ?
きっと放火魔、と疑われている強面(一ノ瀬ワタル)が野菜の育て方を教えてくれて。ニコッと笑った横顔が生前最後の接触って辛すぎ……。

 何があるのかハヤブサ地区に。
気さくな消防団に、満島真之介生瀬勝久橋本じゅん梶原善。実は裏がある役でも全然いける布陣です! ソーラー発電営業の古川雄大も怪しいし、なんなら担当編集山本耕史すら怪しい笑

 謎の美少女には川口春奈。
いや鄙には稀な……って彼女、五島列島出身でしたっけ。なぜ「ばらかもん」じゃなくこっちに笑

「岸辺露伴は動かない」1、2、3 ☆☆☆☆☆

 いやあもう、実写化大満足!

 そういえば感想忘れてましたが、リアルタイムで3日間見ましたよ。今度再放送があるんですねえ。
あの露伴さまを高橋一生が演じることに、なんの不安もありませんでしたが。蓋を開けたら予想を超えるクオリティ。語尾に欠かせない「ッ」が聞こえるw  原作で目に焼きついたあのポーズこのポーズも見事に具現化!それもそこだけの不自然な止めでなく、流れるように決めてくる、Eスコア高さw  衣装も白黒でスタイリッシュながらヘアバンドと筆先ピアスはそのままに! あと幼女のワンピのラインも見事に荒木飛呂彦! 各部署の本気が見えます。 (露伴邸も有名な名建築と建物マニアな友人談)

 またジョジョに欠かせない要素「スタンド」の説明をあえてせず「ヘブンズドアー」を露伴個人の超能力として描写したのもナイスでしたね。 人間が倒れ、ペラペラと顔がめくれて本になる場面のインパクトを、初見でもそのまま受け止めるために最適だったのでは。 
  狂言回し編集嬢のゴージャスふりふり鈍感力MAXも愉快。漫画家志士十五とのやりとりでは、禁止で逆に問題が拡散する矛盾や,禁止への不満を作品に昇華させたのか。実際にそんなリストがあったのか,ニヤリ案件ですね。

 違和感があったのは唯一、記憶をなくしたカメラマン平井太郎周りでしたが。3話の繋がりを持たせるためでまあいいかな。頭がふわっとしている恋人=事故前から恋人で世話し続けているに違いない、と思い込んでしまったのは私の偏見でw  実際は事故後に出会っていると3話で分かりましたよね。転生それでいいのか問題もまあいいやw 
 あとあの幼女は、日清の坦々麺CMで商品名言えてなかったあの子よね!可愛い。

<物語> 
 岸辺露伴(高橋一生)は、大人気漫画を連載し続ける売れっ子漫画家。脇役のたった一言にも下調べの手を抜かない露伴には、ある特殊能力があった。
「ヘブンズドアー」
そう唱えると、人間は一冊の本となり、本人すら忘れた記憶の全てを露伴の前に曝け出すのだ。

★今日も、空き巣を捉えその人生を生きた資料として読む露伴の前に、新人編集者泉(飯豊まりえ)が現れて……。山奥の不思議な物件、住む人は必ず成功するという豪邸を買う自分を、取材しないかと持ちかける!
 マナーに厳しい売主との面会は、一つ失敗を犯すたび『大切なものを一つ失う』恐ろしいチャレンジだった(「富豪村」)
★編集部がよこした使用禁止語リストに、わからない言葉がある。幻の言葉「くしゃがら」を求め、廃人と化していく同僚漫画家志士十五(森山未來) 言葉は文字通り彼に取り憑いたのだ(「くしゃがら」)
★ある日、出会った『逆さにしゃべる幼女』 しかし問題は子供でなく、その子を世間から執拗に隠そうとする母親(瀧内公美)の方にあるのでは。 皆が見守る前で姿を消した子供を追いかける一同。 居合わせた、泉の恋人(?)太郎(中村倫也)も母娘と一緒に「ヘブンズドアー」で本になるとそこには。信じられない調和が広がっていた(「D.N.A」)

 ああ、再放送また見ちゃうかも。続編に期待です。 

「コントが始まる」〜最終回 ☆☆☆

 推しに!直に!思いの丈を語る!!!!!!!
そんな天国のようなことがあっていいのだろうか、幸せで死ねる。しかもそこでヒロイン里穂子(有村架純)は、挙動不審にも異常な早口にも卑屈にもならずにきちんと、出会えて幸せだったと伝えらるキモオタの鑑で。聞かされた芸人春斗(菅田将暉)の方もきちんと、性愛でない方向でディープに愛されたことを受け取めてくれる。
 ついでに言うと、元からメンバー潤平(仲野太賀)の恋人だった奈津美(芳根京子)は解散ライブになるまでファンの手前会場には足を運ばないし、マネージャに応募するのもマクベス命な里穂子でなく妹のつぐみ(古川琴音)w  ファンには手を出さないというマクベス内の掟もあるのに、最初はどーせ里穂子と春斗くっつくんでしょ?などと思っていてすみませんでした!  
 全方位で分を超えない気遣いの中、解散ライブとその後の彼らを見守る静かな最終回でした。

 ずーっと一緒にリアタイしていた娘は先週から仕事の都合でお引っ越し。即日TVを設置して新居でリアタイ報告をくれましたがw 私は家で寂しくなっちゃって。なので最終回も2日ほど寝かせてしみじみ観ましたよ。『盛り上がらなかった』という娘の意見もわかる、そもそも神木隆之介ファンには、サプライズでキスしてた回が頂点だったかなw 

  1話から『伏線回収!』と騒がれていた今作、最終回のラストも『なるほどそうきたか!』とまるでコントをなぞるようなオチ。じゃんけんで勝ち取った冷蔵庫がいい仕事していた瞬間でもあり、毎回の冒頭コントがストーリーにリンクしたかと思えば、マネージャー(中村倫也)がそっと差し出すセットリスト案がまさに各回順であったり。そんな伏線……というか気配りの数々は、脚本が考え抜かれているということでもある反面、例えば瞬太が「あの」カルロスに出会った途端に
『あ、だから海外旅行か!』
と、それまで生き生きと息づいていた彼らが回収のために動く「キャラ」に堕する落とし穴だったりもするわけですよ。花の名前を聞いてきたご婦人方が、大将(伊武雅刀)の噂の双子姉妹ってw これも世間狭いと感激するより、またかと。伏線でなく「答え合わせ」になっちゃってさ。 私はカルロスに名乗らせず『もしかして』とファンが妄想できたり、双子姉妹と里穂子も互いに気づかずに、ただ店内の花の名前をまた気にしてるぐらいが好きです……。
 細かいこと言うと、船が、海が、国内w  瞬太は瀬戸内海でも巡っているのかなw  そしてもっっっっっっと細かいこと言うと、解散ライブ各コントのメイクが完璧すぎ! 独立した動画ならあれで良くても、ライブであの猫メイクをする前後はブリッジ映像やMCが何十分必要か。池の女神→ファミレスでも、瞬太は美女メイクほぼ同じでも潤平は時間かかるぞ!などなどw 
 他がちゃんとしているほど、どうでもいいことが気にかかるんだぞっと。

 それにしてもプロポーズにはやられましたね。
噴水横で待ち合わせ、指輪持って水の中から登場!という初期案の無謀さw  別れを予感させるゴタゴタ。そこで呼ばれたたこ焼きパーティだったかで、前回と同様に「足を洗いたい」と里穂子宅の風呂場に向かう潤平w  むしろもう、こういうところが嫌で別れるんだよと思わせての
「サプラ〜イズ!」
里穂子宅の風呂から、接点ないはずの奈津美がザバーッ! 

 「六人目のマクベス」発言もね。
手放す愛車を洗いつつ「四人目のマクベスだよ(涙)」 そこはマネージャじゃねーの?と言うツッコミ
には、え、そこまでジャーマネ関わってました?と思わせておいての次の回では、初期の入れ込みを描き、すれ違いはあったものの今にして思えばやっぱり仲間だったと総意があっての「五人目」w

 そしてそして、圧巻のじゃんけん!
あのくだらないノリの遊びなじゃんけんで、しかも勝ったのに! 最後になるいつもの台詞を言えなくての号泣……! 最後まで楽しかった三人暮らし、楽しかったマクベスがついに終わってしまったのは解散ライブの幕引きではなくこのじゃんけんででしたよね……。

 ずっと、きちんと観ている人へのご褒美に溢れた連ドラで、そして勿論「人生に失敗なんてない」という、若者へのメッセージも満載。傷心の里穂子がマクベスに救われたように、このドラマが癒した誰かの傷もきっとあったことだろうと思います。

 ピン芸人とか構成作家を勧められたり、他の誰かと組もうって話にはならないんだーとか。里穂子先輩が春斗の履歴書を添削しまくる就活指導展開はなかったんだ〜とか。そしてまだ言うけど、あんなに演技上手いコント芸人が(女装美人もいて!)出待ちもいずTV出演もほぼないって、信じられな〜い! 残念すぎる、途中でちょっと売れかけるのも無しって!

 10年間のチャレンジを終えて。
芸人は辞めたけど人生は続き、またコントは始まる。ファイト!
 

「珈琲いかがでしょう」〜最終回 ☆☆☆

 途中ずいぶん荒みましたが、ハートウォーミングに着地。ホッとしました。

 組織に追われる青山さん(中村倫也)
家出JK(山田杏奈)を助けたあたりから、暴力に慣れた人間だと分かって来ます。金髪ヤンキーでヤバい掃除屋だった回想場面。追う男(礒村勇斗)は当時の舎弟でした。
じゃあ珈琲屋は、逃げるためだけの仮の姿?それにしては本当に人が変わった様、と思ったら。ホームレスたこじいさん(光石研)との出会いで珈琲に目覚めるだけでなく、美味しい楽しい美しいと感じる心が育まれ変わっていったんですね。
ボコボコに〆られてでも
「上手い珈琲をみんなに飲ませたい』
と組を抜ける決意を変えない青山さん。
え、組の金を盗んで逃げたの?? 移動販売車はその金で??

 バーのママ(滝藤賢一)、妻の為に珈琲断ちをしている男(野間口徹)、バリスタチャンピオンのカフェ店主(光浦靖子)と、様々な人を珈琲で癒しながら追い詰められていく青山さん。

 終盤、青山に執着する3代目(宮世琉弥)が登場。
「ヤクザになんかならないッ」と毅然と虐められている(?)幼少期の回想では可愛かったのですが。「ずっと一緒にいる」約束を破った世話係青山への愛憎ねじれて暴力に訴える17才は情けないぞ。素人垣根さん(夏帆)まで巻き込むの、お世話係夕張(鶴見慎吾)は諌めましょうよ?
挙句、3代目と舎弟と、垣根さんの三つ巴で青山愛を競い出してもう訳が分からない(笑)

 結局、お仕置きは青山さんがする羽目に。
金はきちんと組長が与えたボーナスだったし。青山は「約束」通りの代償を置いていったのじゃないですか(グローブには気づいてましたが、まさか利き手の指2本詰めているとは。どの場面でも露骨には写さない演出が上品ですね)

 タコさんの遺骨も無事奧さん(市毛良枝)に渡せて(若き日のタコさん前田旺志郎!奥さんは森迫永依!)、めでたく初志貫徹。タコさんだけでなく奥さんの夢も乗せタコ珈琲は続くのでした。

 舎弟も営業に加わった、タコ珈琲。ちょっと柄の悪い店になってしまうのではw  でも常連な垣根さんも、夕張もいて(ケツモチはバッチリですね!) 青山さんの笑顔と共に差し出される珈琲は極上なのでした。
「珈琲いかがでしょう」
はい!ください!何杯でも!!

「珈琲いかがでしょう」1☆☆☆

 イケメンが目の前で淹れてくれる珈琲、pricelessでしょう〜!! え、店長青山さん(中村倫也)て逃げてるの?

 疲れ果てた人が出会ったのは移動珈琲スタンド「タコ珈琲」、タコをトレードマークに8種類の珈琲を出すその店は、一杯ずつ豆をひき丁寧に淹れた、特別な珈琲を出してくれるのでした。癒される〜
 30分ずつの2話で1時間。いい塩梅です。

☆1杯目
 いつも手書きのお礼状を入れ、丁寧に梱包する垣根さん。服も繕い手刺繍ダーニング、堅実な装いに人柄が感じられます。でも上司からは無駄無能扱いorz 
一方、雑で仕事の早い後輩馬場ちゃん(足立梨花)は、人気者でゆるふわでメイクも髪もバッチリなのに…
「いつも靴が汚い!」
案の定発送間違いをやらかしたのに、謝罪に行くのは垣根さんなの? もう手書きやめた!となってる垣根さん(服の刺繍も機械縫いに!)の元に、社長(大石吾朗)がやってきて、字と礼状を褒めまくります!取引先の社長もファンですって! ←いやいや、口だけで褒めてないで、査定上げて月給増やしてよね!
 自販機珈琲上等!適当万歳!だった馬場ちゃんも、ついに「特別」な味を認め、タコ珈琲の前で語らう2人なのでした。

☆2杯目
「死にたい…」
とつぶやいたベランダから、落としたガードルを下のイケメン青山に拾われたお姉さん(貫地谷しほり)orz
 珈琲スタンドだったので、悩んだ末にカフェ・オ・レを頼みつつ、自分の人生はいつもこう!無難!着る服も全部ベージュ!とグレると、なんと青山は手を差し伸べて、彼女を冒険の旅に誘うのでした!
…って、近所まで珈琲デリバリーでしたがw
 すぐ側にあるのに知らなかったカレー屋。激辛カレーに挑戦し、愚痴なら聞くと言ってくれる店主。カフェ・オ・レを違う味に変える魔法の粉、ガラムマサラ! (安全保証に、指を舐めてみせる青山!ひー!)

 死にたい気分で干していた洗濯物を、生まれ変わった気分で取り込むお姉さん。別の色の服も、着てみようかなと呟きながら。
(365日全身ベージュって、逆に無難どころかあだ名つくレベルではw)

 物腰優しい青山の、笑顔がいいですね。人の心に寄り添ってくれる。でも根っからの珈琲屋な訳でなく、タコ珈琲は命を狙う輩から逃げる算段ならしいです。それにしちゃ、目立ちすぎですけど!
次回は立ち回りもある模様。楽しみです!


カフェオレとカフェラテの違いがわからない💦

「この恋、あたためますか?」1 ☆☆

 あれ井上真央じゃなかったw 不機嫌顔、似てません? そして役名の樹木は名前なのね(樹木希林の樹木かとw)

 いわゆる『出会いは最悪』系。
SNSでコンビニ全スイーツの食レポしている樹木(森七菜)は、ライブ配信を邪魔するスーツの男と口論に。バイト先のコンビニでもその男浅羽(中村倫也)に説教をされ不機嫌でいたら、なんと浅羽はコンビニ『ココエブリィ』の社長! そして何故か樹木にスイーツ開発を頼みたいというのだった……。

「君が必要だ」by中村倫也

 うわーそれは言われたいw
しかも、ヒロイン樹木は20才そこそこにして既に夢破れている設定。学生ならこれから世に出るところでしょうにねえ、地下アイドルで頑張っていたのに「卒業」名目のクビに。若い子をセンターにすげ替えたそのグループはメジャーデビューして大人気なんだから、やさぐれようってものです。そこへ降って湧いたスイーツ開発の依頼!コツコツ続けた配信『キキかじり』を評価されてなんですから、嬉しいやら怖いやら。でも頑張る!!! 面白いじゃないですか。

 でもタイトルですっごく損してますよね。
すっかりお仕事ドラマだった1話、『私なんか』と下を向く自分をリセット!新たな夢、スイーツ創作を追うヒロインを応援しようかと思ったら「恋」って。終着点がそこってがっかり。更に「あたためますか」じゃ弁当ですよね、スイーツ感はどこに??

 さて味覚は鋭敏な樹木ですが、アイディアを形にするのは「ドルチェキッチン」の新谷(仲野太賀)さん。一緒に山ほどの試食をこなし、浅羽のダメだしにも腐らない新谷に仕事に向かう姿勢を教えられる。距離が近い樹木に新谷さんもときめいてるし、早々に何か芽生えるかと思ったら、樹木には彼氏がいましたよ。でも彼氏、アイドルじゃない樹木には用がないそうで……。ますます、スイーツに賭ける想いを新たにする樹木だったのですが、世の中そんなに甘くない。
 新シュークリームのアイディアは買い取りで依頼終了! またコンビニ店員に戻るんですねー。

 まずは発売後の反応次第かな。それが売れないと、今までの開発課長(市川実日子)を解任してまで樹木に企画させた甲斐がないし、そもそもココエブリィ立て直しに呼ばれた浅羽が社長解任ですって。……売れるんでしょうねえw

 コンビニ店長の東京03飯塚悟志が良い味だしてます(^^)

「美食探偵 明智五郎」~最終回 ☆☆

 あの隠れ家で、マリアチームと和気藹々すごす風呂上がりの明智五郎。あれは明智の夢の形なのかな、それとも沈みゆくマリアの願い。

 廃屋での8話ラスト。好きだと叫ぶ苺(小柴風花)を桃子(富田望生)にまかせ、マリア(小池栄子)の手を取り落ちていく明智(中村倫也)……で、てっきり本当に終わりかとw これはこれで潔いバッドエンドねーと思っていたら続くし。落ちてどう助かったのか、何があったのかも語らないままの明智と、何も変わらない関係で付き合い続ける苺ちゃん。むしろそりゃ無いよorz


 そしていつもの絵はがきが届き、毒入りの和菓子で閣僚が死に、ってさ。
シリーズ終了後のスペシャルドラマでならともかく。マリアも取り巻きも生きてるし予告までしてきたのに、危機感なさ過ぎでしょう! 怪しい和菓子を、要人が食べ始めても『騒ぐと僕が疑われる』って、えええええ…… その後も、威信をかけた警察がいかにも明智を犯人に仕立て上げそうでしたが、本来届く筈だった和菓子は?届ける筈の本当の和菓子屋ご一行はどこ? 妨害されたその人達の証言はありましたっけ?
というか上遠野(北村有起哉)さん、「マリア」を初耳! 娘さんの事件もあったのに?

 れいぞう子さん生存は、ダスターの粉砕機をシェフが切っておいたからですってよ。無理~! 警察が彼女の分も肉片を調べますよね。 なかったら犯人逃亡、点検口からでも出たなら痕跡が残る。鑑識なめるなよ。ついでに、廃屋落下で無事だったのはこれのおかげ、とわざとらしくワイヤーが示されましたが。そんなもの無くたって崖から海に落ちて無事だったマリアさんですし。むしろ明智ごと、あの短時間で助けるのにどうワイヤーを使ったのか、その後何時間も消えたのは何だったのか、違うところが気になりすぎるだけ。
どっちも下手な説明などせずにおいてくれた方がましでした。

 そして、苺の最後の晩餐。
またも殺人集団に捕まって、死ぬ前に何が食べたい??まで言われてるのに、衣装の趣味に気が回る苺のメンタルも鋼鉄なら(誘拐監禁になれすぎw)、警察と相談するでもなく普通にディナーに呼ばれて見慣れない服を褒めてる明智も何なの~!? そして食べるw 最後の晩餐がこれじゃイヤ以前に、よく喉通るよねw
 絶望だ希望だと長台詞が続きますが異世界理論でもう、ねえ。仲間が欲しかったマリアに、評価されず居場所がなく寂しかった連中が巻き込まれたってことでいいのでしょうか。

そもそも殺していない林檎ちゃん(志田未来)は、しばらく彼らと離れれば我に帰れたのかも。シェフ(武田真治)を愛し始めていたれいぞう子さん(仲里依紗)ふたりの仲がもし深まれば、そこにマリアは必要なくなったのかも。そして御曹司故に自由に生きられず救いを求めていた明智五郎は……もうとっくに希望のちくわ磯辺揚げを。もとい、苺をみつけていたんじゃないですか。気づくのが遅~い!

 隠れ家を包囲した警察に、とりあえず林檎とれいぞう子は逮捕されたでしょう、でもココちゃん(松井玲奈)は? ストーカー氏(森永悠希)の死に際にわざわざ立ち会ってしまったら、遅効性のレア毒を使った意味が……(^^;;;;)
それでも、マリアの後を継いだのがココちゃんだった適性には全面同意です。

 そうだ、マリアと明智の初対面。ステーキを焼く大学生五郎は可愛かったし、学園祭で6千円超え(格安w)のゴージャス牛はインパクト大で、そりゃ再会したら分かる! でもどこでループタイを覚えてファッションセンス壊れてしまったのか、そんな裏話はまたfulu配信なのでしょうかw

「美食探偵 明智五郎」2~6 ☆☆☆

 ソーシャルディスタンシング!

 たまたま観た6話終盤のあまりの衝撃に、2話以降ほったらかしだった録画を一気観しましたよw
元々、世界のどこかにいる殺人者マリア(小池栄子)が、ネット経由で毎話の「被害者」に殺人をそそのかすお話。時代を先取りしたリモートドラマだったのですが、マリアの人生の目的は勝手に愛する探偵明智五郎(中村倫也)と最後の晩餐を共にすること。いつまでも離れたままではいられずに、6話では小屋ごと燃やされそうな明智を助けんと平然と炎に分け入るマリア。それが出来なかった助手小林一号もとい苺(小柴風花)が呆然と見守る中での、濃厚接触な口づけ……。

 勿論、誰を殺しても自分が死んでも平気なマリアはネジが外れていますが。
 勿論、苺だって実は明智を好きなわけで。
とんだマウントで親密さををみせつけられた挙げ句
『彼女は特別』
と口走る明智を(しかも苺には、ずっと一緒に居てほしい、料理上手だからってorz)泣きながら苺が詰る場面は、いつもの探偵事務所でもない、不思議などこか。暗闇に机がふたつポツンと向き合って照明に浮かび上がります。向かいの机で泣く苺に、立ち上がって近寄るでもない不器用な探偵の当惑……。 ふたりの心の距離をこう演出したのね!とこれはこれで納得だったのですが

<新型コロナウイルスの感染拡大を受け、このような形で放映させていただきました>

のテロップで、苦肉の策だったことが分かってしまいましたよ~。でも瓢箪から駒の名場面でした。

 探偵明智五郎は、某大百貨店跡継ぎの御曹司。
金あり顔良しの上、一度見た顔は忘れず美食の知識を活かした推理も一流。金持ち人脈で警察にはない情報網もあるスーパー探偵なんです。ただし探偵故、真犯人をみつけたところで逮捕せず。本当にただ犯人をつきとめるだけなんですよー。その結果、3話で見逃した殺人シェフ(武田真治)が4話の遺体解体を手伝ってるしw 2話で元カレを呪った茜(志田未来)もシェフと一緒に5話の給食6話の料亭と厨房に出入りしちゃうじゃないですか。いくら生活のために探偵しておらず、そもそも依頼もされていないとはいえ、捜査一課だって主にコミックリリーフとはいえ毎回顔出してるのにここまで犯人が何人も野放しで活躍し続ける探偵ものも珍しいですw

 それでいて女性の心理は妙にリアルで、4話の料理好きな妻(仲里依紗)が夫を殺すに至る原因が、義母から大量に送られ続ける茶色い煮物で『私の白い冷蔵庫☆』が埋め尽くされることなの、極端ではあるけど分かり過ぎる(^^;;;;)  その夫が明智五郎の同級生。嫌がられる煮物が、五郎が初めて食べて涙した「家庭の味」だったところは辛いのですが……、この場合の争点は美味い不味いじゃないから。母の味信者の旦那にもの申すより、倍返しでグラタンとかニシンパイとかお義母さまにガンガン送り返せば良かったのかも。

 2話の茜は、元カレ酷いとネットで愚痴っただけで殺したのはマリアなんだけどな……。しかも本当に死ねばいいと思ってたのは、元カレに送った手作りジャムをインスタにのせてる現恋人だけで。いつもジャムを食べずに腐らせてた(え、砂糖少なすぎじゃないの)元カレは、マリアが計画をまさか実行したって毒入りジャムは食べない筈だったのにね。その辺の罪も丸っと引き受けて闇落ちしてしまって可哀想です。
 5話は、給食。教師のアレルギー無理解で、クラス中からイジメられてしまう小学生。そこにもマリアがつけ込んで、給食で大量殺人を目論みます。東京と地方に離れていつの間にか殺されていた2話とちがって、目の前で同級生が死ぬと予言されていて、平気なわけがないよねえ。「食べないで」と騒いで嘘つき扱いされたところに、父親の捜査一課上遠野(北村有起哉)が乱入。次いで探偵も一号苺、二号桃子(富田望生)もと味方が増えたのは良かったですが、その後のアレルギー解説が片手落ちで、食べるのみならず「触れるだけでも危険」説明がされません。背中にチーズ入れられて倒れた因果関係を教えなきゃなのにね。また、実際の毒物混入はマリア一味が実行犯で、上遠野娘は何もしていないことを、改めてきちんと宣言する過程なし。それで「ごめんなさい」だけ父に言わされて、毒入れたやつだと思われたのでは? まあ、いじめは止まるかもですが(^^;;;;;;)
 6話、探偵がお見合い。

百貨店に勤めたのに、御曹司の幼稚園送迎も仕事、長じては見合い相手を探すのも仕事だったと腐る役員(小市慢太郎)でしたが、だからって命狙っちゃだめー! 五郎の口癖「悪くない」は、若き日の彼がそば屋に連れて行ってくれた幸せな思い出からだったのに、悲しい記憶になってしまったじゃありませんか……。で、実は今回マリアチームは、五郎暗殺でなくその阻止のため暗躍、冒頭での炎の救出劇につながるのでした。

 そのどの事件でも、明智に呼び出され振り回されていた弁当屋の苺ちゃん。つけ払いにされ、キッチンカーで送迎させられてと、文句たらたらながらも明智に惹かれていくのも分かるし、事件が陰惨でもドラマ全体が明るいのは、苺のおかげ。いつも桃子と食べまくるオープニング楽しいよ! 変装潜入にゴミあさり。4話では、誘拐され、遺体見ちゃって。自分もトラウマで肉食べられなくなりつつ、萎れる明智を強引に気遣う優しさ。明智に関わるなら殺す、とマリアに脅されての助手宣言、泣けるじゃないですか。6話では、見合いに来ない六郎(五郎弟w)の身代わりに男装、そしてボイパまでもう大活躍ですw
 なのにもう、ただの弁当屋と客の関係に戻ってしまうのかー?

 撮影休止で、しばらくはネット配信のサイドストーリー放映でつなぐ模様。7話以降を放映出来るのはいつでしょう?? 


「オリガミの魔女と博士の四角い時間」中村倫也、上野樹里☆☆☆

 う…、うさ耳!丸い尻尾! 「月のうさぎ」の中村倫也に悩殺されましたw

 お月見の晩、餅をつくウサギがいる月を見上げて
「お餅食べたいなあ」
と呟いたオリガミ博士(滝藤賢一)のもとに、どかーんとウサギさんが墜ちてきます。つきたての餅を持って。そして帰らないw  月は寂しくてゴツゴツしてて、1人で餅つきも疲れるし腰痛くなるし、とにかくもう、イヤ!なんですってw  駄駄を捏ねるうさちゃん(中村倫也)がとにかくキュートなんですよ。魔女へのオバさん呼ばわりも、可愛すぎるので許す(><)
台詞そのまま、かわいこちゃんに演じさせても問題ない内容を誰がどーしてイケメン中村倫也に当てたのか。それとも中村倫也に何をさせようか会議にうさ耳が出たのか、それが問題です!!!

 月にウサギがいなくなったら、みんな困っちゃうよ!と、何とかなだめたい博士。当のウサギさんには見ることができない、ウサギが餅をつく月がどう見えるのかを教えようと、得意の折り紙でウサギを折ることになりました。もちろん横でウサギさんも折りますが……真剣に教える博士の、耳をつまんで邪魔をする魔性のウサギさん。え、博士がうさ耳触った時には「痛っやめてっ」とクールに拒否しておいて自分はニコニコとそれするんだw   尻尾を立体に折る段では、灰色もこもこスーツの尻尾を見せてフリフリ踊ってくれますorz

 そして自分で折ったウサギと月を重ねて。やっと帰る気になったウサギさんに、折り紙を持たせる博士。 やっと一息、見上げる満月には餅つきをするウサギ…でなく、折り紙を折るウサギさんが映っておりました(耳もスーツも靴も灰色の中、靴下だけ差し色ピンク。それと同じ色の折り紙でしたよ~)


 さてその折り紙を、どこで仕入れるのかが上野樹里ゲストの回「千輪桜」
いやいやカラスも月のウサギも人の姿でやってきて、折り紙魔女も動き回る魔法の森。用紙だっていかにもな商人がお届けかと思いきや、なんと街ロケです! ええええ、あの森、現代日本のどこかだったんだw
 街道に面した老舗をのぞき込むオリガミ博士。
「休業」と張り紙した木枠のガラス戸をガラガラと開け、雑な応対をした留守番嬢(上野樹里)は、店主はいないと言うばかり。しかし博士の熱い折り紙愛と、そのために店主さんがどれだけ真摯に紙を選んで用立てしてくれたかを聞くと一転、プロなら折り紙を折ってくれと言い出します。それも桜の花を。実は入院中、もう来年の桜は見られないだろう店主=祖父に、満開の桜の花をせめて折り紙で見せてあげたいと、泣かせてくれるじゃないですか。
紙だらけの店内から、桜で染めたという和紙を選んだオリガミ博士。奥の和室で、小さく切り揃えた和紙で、一緒に桜を折り始めます。パーツ4つを糊付けして桜一輪を生み出す手法、糊付け部分がしべに見えて綺麗ですが、折っても折っても終わりが見えない…! いつしか机に伏せて眠り込んでしまった2人の頑張りに、魔女(付いてきてましたw)が使った魔法は。

 目を覚ました孫娘が、光る中庭に目をやると。折った桜が中庭の木にびっしりと見事に満開に咲いていたのでした…!
折しも再放送の今は桜の季節。公園を彩る満開の桜と、遜色ない美しい桜に見えましたよ。翌日、孫娘さんと博士で揃って行っただろうお見舞いの手土産の桜の枝。店主さんはさぞ喜んでくれたことでしょう(^^)


 あと最近では、オリガミ博士が親戚のおばさんに振り回される「エミおばさんのにんじん」も面白かったです。
いつもアポなしで「ゆきおちゃ~ん(博士のことw)」と、ご陽気に現れるエミおばさん(久本雅美) 勝手に料理や掃除を始めて、作品の折り紙は潰すわ結婚しろと言い出すわ。温厚な博士も流石にキレて怒ると、実は家族にも同じ調子でお節介を焼きすぎて疎遠にされて「誰にも必要とされていない」と泣き出してしまうのです。 他人事とは思えない魔女の口添えで、博士はエミおばさんを折り紙作りに誘います。
 緑とオレンジが表裏の折り紙で、人参の折り方を教える博士。エミおばさんたら案外折り方が綺麗。実は繊細なのかも、と言われて喜んだり。あっという間に形が進んで戸惑ったり、間違えて笑い転げたり…。最初は「折り紙なんか」と言っていたエミおばさんも、博士の
「折り紙で人が笑顔になる。折り紙で人の役に立ちたい」
という言葉がやっと心に届いた様です。博士の凄さ、折り紙の素晴らしさを認めて、益々自分には何もないとまた弱音を吐きますが、おばさんはそのままで、居てくれるだけでいいんだよと励まされて元気に帰っていくのでした(^^)
 そして半年後。なんとあれからオリガミにはまっちゃったというエミおばさん。創作折り紙を手に意気揚々と、またアポなしでやって来たのでした。おそるべしエミおばさん!
ぐいぐいと陽気で、ガサツに見えて案外と繊細、というこれまた久本雅美のイメージにぴったりな役でしたよ。当て書きなのかな。

「凪のお暇」~最終回 ☆☆☆☆

 あのぼろアパート、取り壊し決まっていたんだ……。

 なんだかんだ、最後まで楽しく観ました。
 コインランドリーの共同経営には、そういう話になるのかーと驚き。雇われるばかりでなく、そういう視点があってもいいねと思ったのに、毒母の横やりで頓挫。がっかり。
でもその後も二人は『いつか次の機会のために…』と、凪は大手チェーンのコインランドリーに就職。坂本さんも契約しかけたランドリー店の伝手で営業やってみるとか。夢があっていいですよね!

 そして男問題は。凪ちゃん人生最大のモテ期にアパート取り壊しが絡んで『一緒に暮らそう』とあちこちから誘われることに! ゴンさんの回収してきた合鍵が本当に山を築いていて凄いw 空っぽの部屋に案内し、「凪ちゃんならどこに何を置く?」で始める、同居のお誘いも実にスマート。でもお断り。え、じゃあ慎二とまさかの復縁?とちょっと心配になりましたが……。そちらもきっちりお断り。
「好きになってくれて、ありがとう」
それは素敵な別れの言葉でした。そう、慎二の中でだけずっと途切れず盛り上がってたけど、凪的にはもうとっくの昔に分かれてたんでしたw

 OL時代は、たったひとつの希望、もとい解決策『結婚して!』を、言えずに心の中で叫んでいた凪が、自分の足で歩き出していろんな夢を手に入れた物語。ちゃんとお暇した甲斐があってホッとしました(別に、休んだ挙句に愛に気づいたっていいけどさ。本当に好きな人なんだったらさ) 
凪ばかりモテて、得をした様にも見えますが……。ゴンさんだって慎二だって、一生あの生活で良かったわけないし。二人ともベクトルは違っても相手を傷つけて平気だったことに気付けて、次に出会う恋ではもっと優しくなれるでしょうよ。 周囲の空気に『溺れた』凪を、弱いから悪いぐらいに思っていた慎二もまた溺れ、浮かない様に嫌われない様に「わかるー」と言い続けた凪を笑っていた同僚も、また陰口を叩かれて「わかるー」と言う方に回る。世の中巡るのよね。
でも、そんな慎二だってお暇をとればいい。同僚の彼女は、つるむ相手を変えればいいのよ。って、凪ボーイが働いてた店に行っちゃう?(パーティで、ノリノリの森蔵ママが手にする楽器がサックス……じゃなく隣のフルートw 思わず「そっちかい」とツッコむ慎二に同意でしたw)

 しかしラストはめでたくないのかもw
新居に移るまで、泊めてくれる筈だった坂本さんのまさかの拒否。え、彼氏って……我聞兄? その人選はヤバイのではw 兄本人もだけど母もやばいよ?
そして「お暇」開始の時の様に、風呂敷包を背に走り出す、凪の明日はどっちだ!今夜はどこで寝るのか?
がんばれ~!

「凪のお暇」5、6 ☆☆

 え、5話が突然キモチワルかったorz

 シングルマザー=虐待と、決めてかかって吉田羊を囲む奥様軍団。そんな奴おらへんヤロ~。いや、凪をこき使ってた同僚たちが育つとああなるの?どっちも見た事ないけど。
居合わせた凪が、みすず(吉田羊)にかつての自分を重ねて『助けなきゃ!』と焦るのはまあ分かります。でも、余計な御世話じゃない?しかもそこに、職場の若造登場。置かれたランチもまだ食べてないのに『さあ、行きましょう!』とぐいぐい連れてっちゃう。え、なんでそれ救世主の様に描く? どっちにしろ、みすずは嫌なら自分で断れる人でしょうけども、せめて若造の呼び出しは『12:45に来い』などと、みすずが仕込んでた方が素直に見ていられましたわあ。

 ゴンさんに狂う恋ゾンビから、徐々に復活。きちんとした日常に目覚めていく凪ちゃん(奥様ランチに出会ったのも、買い出しの帰りだしね) 道に迷いながらもあの日の海に到達。ゴンさんへの想いをふりきって、ついに別れを告げるのでした。
 えーっとここでも「ゴンさんは、ちぎりぱんの様な人」「え、わかんない」のやりとりは面白かったのですが。ゴンさんに『禁断』を説明するための代わりの比喩が、なんでむちむち女子中学生なの~! それが『美味しくて魅力的』だと定義しちゃってるじゃないですか、キモいキモい(><) 
 あと6話になりますが詐欺セミナーに就職した龍子(市川実日子)さんを、卒業ばりに連れ帰っちゃうのも。その後嫁にもらうんでもなかったら、彼女の生活どうなるんですか。その後円満退職できるのか、雇用票ちゃんと返してもらえるのか心配すぎて困ります。
 それはさておき、土鍋で作るパンレシピは面白そうで検索しました。凪のレシピまとめがあって、ドラマのあれもこれも皆さん楽しんで作ってていいですね~。

 縁があってスナックでバイトを始める凪ちゃん。まさかそこが、我聞の馴染み2号店だなんて知る由もなくw 失恋して毎日泣いてるという噂の男が、あの我聞慎二だなんてねー。
そのうち来店した慎二にまた上から、お前はこの仕事に向いてないと宣告される凪。常に受け身で適当に話を合わせるスタイルは確かに、水商売に向かないw ママ(武田真治)にも『人間に興味がないから』と話し下手を指摘されちゃう、人一倍空気を読んでたあの日々はなんだったんでしょうねえ。でもそれを自覚して、凪は変わろうとしていますよ。少なくともママ曰く一目でわかる気配り&料理上手。粗雑ではないんですから。
それよりまた、今の彼女をそう紹介できずに「同僚!」と言っちゃう慎二。お前はなんやねん。凪の時もそれ痛恨だったのに、学習しないとこ……。優秀な部下に手を出して、オフィスラブでラブラブハッピーだったくせに、凪にまだ未練がありすぎでしょ。

 『初恋』を体験中のゴンさんも楽しくウオッチしつつ、凪と母との対決が今から恐怖。

「凪のお暇」2~4 ☆☆☆

 ホット麦ミルクにロールレタス。ハイボールのチョコミントアイス乗せ。わー、絶妙に手の届くアレンジレシピでそそられますね!

 実は2話で辛くなり、視聴をどうしようかと思っていました。だって誰も好きになれない。なのに旦那がなぜか興味深々、録画継続で……3話4話と観るうちに、それぞれのぶっ壊れ具合が面白くなってきました。

 相変わらず凪が好きで好きで、なのに伝わらず毎晩あちこちで泣き崩れている我聞さんw そうとも知らず、隣のゴンさんに溺れる凪ちゃん。それを我聞さんに隠そうともしません。だってきっぱり別れたつもりだもんね。そもそも、お互い好きでもなかった認識だもんね。ここで地獄なのは、ゴンさんが『誰にでも優しい』ことで、凪も何度も寝ながらも、恋人同士なの?と確認をとれずにいるのですが……。そんなゴンさんの不誠実さを、凪は許し、関係ない我聞さんだけが怒ってるって何(^^;;;;)
 我聞さんがどんなに泣くほど凪が好きで、何を食べても凪を思い出してたって、肝心の凪本人には悪口しか言えてなかったんですよね。だったら、洗面所に山盛りの歯ブラシの人数だけシェアする女がいたとしても、目の前にいる間は微笑み、ほめ讃えてくれるゴンさんといる方がそりゃ、居心地いいでしょうよ。セックスもめっちゃ上手いらしいし!
 そのゴンさんの魅力、女性向けオンリーかと思いきや我聞さん相手にも態度が同じなんですよ。顔は近いし、ほめ方も同じw 凪との事でイライラしつつも、ドキっとしている我聞さん……w もう我聞さんも、ゴンさんをシェアして癒される軍団に入っちゃえば泣かなくてすんで、八方丸く収まるのかもしれません……w

 実は夏の帰省で義母に蜷川マクベス「ヴェニスの商人」DVDを興奮気味に紹介されまして、おや綺麗な女優さんが、と思ったら中村倫也でしたのよ。ポーシャ綺麗でしたねえ。そして女装かつ男装という錯綜w イケメンに生まれついただけじゃない、演技派だったかと認識を改めたのも、視聴意欲に貢献か。そしてお義母さんもきっとこのドラマ観ている……!!


「凪のお暇」1 ☆☆☆☆

 会社をバッと辞めてくれてホッとしました。これが「獣になれない私たち」的に、耐えに耐える話だったら見ていられない。
「けもなれ」の晶さんは、仕事を押し付けられても怒鳴られても『有能』評価だけは揺ぎなかったけれど、このドラマのヒロイン大島凪(黒木華)は、同僚のミスを自ら『空気読んで』被ってその分怒られて、無能のレッテル貼られて尚感謝もされず。
『私たち専属の下請け?』
『大島さんみたいにだけはなりたくなーい』
と、ラインで悪口大会されちゃってるんですよ……。 しかも社内恋愛ないしょ☆の彼我聞氏(高橋一生) が

『アッチがいいから、つきあってるだけ』
と下ネタトークかましてる現場にまで居合わせて、ついに過呼吸に orz

 そこからスパーっと新天地に越して、狭くて暑いけど新しい部屋、新しいお隣さん、新しい友人! と、人生リセットしてスッキリしたのに、なんとまた現れるんだわ。我聞氏が……。
新生凪の新ヘアスタイル(地毛だけど)を笑い 、ブス呼ばわり。なのに新居に上がり込んで飯は喰い、抱く気満々な不思議。そもそも家にあげずに追い返していいと思って観てたので、押し倒されながらやっと
「済んだら帰って」
と言えた凪にホッとしましたよ。

 しかし、それで出て行った我聞の奴、まさかのマジ泣き。本気で好きなんですってよ! 凪が朝からこっそり1時間かけ、くせ毛を直してるのも知ってて健気さに胸打たれてたんですってよ!え、なのに「変な頭」「ブスになったな」「戻せよ」って言ってたの? うわ、ただのクズでも嫌なのに、更にその下を行く、好きな女をまともに愛せない男! こんなのに好かれるだけ損なので、ホント死んでくれないかな。
 新居隣の刺青くん(中村倫也)と、早速なにか始まりそうなのは早すぎる気もしつつ、我聞除けには良かったのかも。いや、そいつがまともだという保証はない orz

 だいたい『空気読む』って何なんでしょうね。

今まで出会った、自称空気読める人って思い込みが激しく押し付けがましい人ばかりで『◯◯してあげる!』と要らないことに手を出され、『私なんかこれでいいんです』とこっちの大好物をマズイマズイ言いながら食べられたりした思い出ばかりだ……orz 凪みたいな、損を承知で引き受ける都合のいいお人好しなんて見たことないぞ。ハッ気づかずお世話になってるのかも(^^;;;;;)

 ちなみに我が家も豆苗は二毛作&大きく育てて花を楽しみ、さやえんどうも収穫するので、100円で買った1パックと半年はおつきあいしますが何か。ゴーヤも育てて、黄色くなったら種周りが赤く甘くなるのは食べてたけど……庭で立ったまま食べてタネはそこらに吐き捨てる子供のおやつ感覚w あんなオシャレにお皿に盛って「ラッキーゴーヤ☆」と呼ぶ発想はなかったー!


 凪の幸せと、我聞の不幸を祈ります!同僚女どもも呪われるといいよ。

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