ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

上白石萌音

「法廷のドラゴン」1、2☆☆☆

 棋士を諦めて弁護士に。
いや、だからってこうはならんだろう〜と、何でも全て将棋に置き換えて考えるヒロインに絶え間なくツッコミを入れながら楽しく観ています。

 父(藤井隆)から継いだ法律事務所もどんどん人が減り、難ある新米弁護士天童竜美(上白石萌音)をつい採用してしまった所長の歩田虎太郎(高杉真宙)は、一癖も二癖もある竜美に翻弄される。

 1話でアナグマ、2話でゴキゲン中飛車と、あらすじイコール将棋の定石!笑 
 どちらも少し嗜むor将棋漫画でも読めばすぐ出てくるもので、もちろん作中でもざっくりと、守りを固めて耐えるアナグマに対して先手で攻撃するのがゴキゲン中飛車と解説入り。裁判が勝ち負けを争うものならば、戦に模して駒を取り合う将棋で例えるのも有りな気がどんどんしてきます。
 さーて3話4話とこの先はどんな別の手で例えてくるのかな!

 そんな竜美の父(田辺誠一)は現役判事。
裁判で顔も合わせる虎太郎が、竜美に連れられ家に来るわ夕飯食べてるわをちゃんと問題視してるのに、お気楽な妻(和久井映見)に押し切られ&愛娘との関係を心配してハラハラ。
 ラブは進展するのかな?大ベテランが夫婦で、実家場面は安定の楽しさ(実際のところ、家族が判事と弁護士だったら、別居するべきなの?は気になりますが)

 事務所のパラリーガル小林聡美も盤石のコミックリリーフ。事件も窃盗や不倫(ちゅーか、その先の電源抜いて培養菌死滅の補償で、研究者の旦那がダメージ受けてましたが笑)、3話は早速殺人な予告とはいえ凄惨な連続殺人は出てきそうにないので気楽に観まーす

「オー!マイ・ボス 恋は別冊で」1 ☆☆☆

 録画していたら優先順位低い系のお話なのですが。ついていたTVでそのまま楽しく観てしまいました。その辺にいそうな上白石萌音とルックス人外の奈々緖がにらみ合うだけでも絵になります!

 幼馴染みと結婚して人並みに暮らす。それこそ人生の目的と教えられてきた田舎娘奈未(上白石萌音)が、ひょんなことからファッション誌の事務……もとい雑用係に採用されて。世界的にも有名だかなんだかの鬼上司宝来麗子(奈々緖)に初日から顎で使われ疲労困憊。でもいいんだ、幼馴染みの健ちゃん(犬飼貴丈)と結婚するまで、と思っていたのに『紹介したい』と呼ばれたパーティでは、彼の婚約者『に』紹介されて、ふられもせずに人生設計終了orz でも冒頭の『ひょんなこと』だったイケメン(玉森裕太)に再会し慰められ、同時に仕事にやり甲斐も発見して。もう少し東京で頑張りたくなってきたところです。
 え、イケメン潤之介の彼女のふり? 引き合わされた『姉さん』とは、なんと……!

 てなわけですよ。
 面接前に汚れただっさいリクルートスーツの代わりに、イケメンがみつくろってくれたセットアップは……まさかの28万エン!! ぎゃー!
でも他の安い服に替えたり、スカートだけとならずに上下で買って、それで面接受けて。希望の備品管理部には落ちたけど、ファッション誌立ち上げ要員に拾ってもらえたのは、そのスーツが目にとまったから。となると、ドラマ文法では、無理難題ふりかかる度に
『スーツのローンの為に辞められない……!』
と唱えるかと思いきや、それは無し。東京暮らしのアパートも広くて綺麗、実家の本屋も苦しい筈なのに余裕ね?(地方からの就活は、リモートじゃないと大阪から移動宿泊に最低30万円は必要と言われてました。熊本ならもっとでしょ、貯めてたのかなー)
 逆に採用側の立場から、あのスーツ着てた娘が今日はどうした?も無し(^^;;;) それが今時の演出なんでしょうか。
せめて初出勤は、一張羅の『東京で買った服』着ていかないのかと驚きましたけど。パーティには着ていたので(コートと靴で台無しw)、高価すぎて仕事着じゃない位置づけだった様ですねw

 普通で、人並みに、と繰り返すヒロイン。
いやいや上白石萌音だって芸能人で、佐藤健や玉森裕太と絡める天上人!でもそれを忘れさせてくれるんですよねえ……。そして右往左往、常に飛ぶ叱責。『もう辞めます!』は引き留められずw これ系にありがちな、張り切って派手なミス&暖かく励ます同僚、でないのも観やすいです。
そして初めて自分から頑張った仕事は、同僚のミスカバー。分かる、自分のことなら諦めて済んでも他人の為だから頑張れることってあるよね。 その後、知るわけです。編集長の私用デートと思い込んで文句つけたのが、著名デザイナーを口説き落とした会食。つまり重要なお仕事だったと。

 ……大量の薔薇が必要なら、街の花屋じゃなく高級シティホテルのショップにでも駆け込むべき。劇場の近くならなお良し。そもそも当初に求められただろう、スタジオを埋め尽くす量の薔薇だって店頭じゃなく卸花卉市場に問い合わせるでしょうし。バラ園もこの季節じゃ花盛りじゃなくてかなり無理が。 と、ツッコミどころはありますが。そこは逆にドラマ制作現場の裏で、脚本を成立させるために大変だったろうなあと思うのでしたw

 そんなことより、彼女のふりでイケメン潤之介に紹介された姉ちゃんとは……じゃーん! 編集長でした!

カメラマンなら現場で再会すると思いきや。こう来たか!とワクワクです。有名人ならしい父の七光りより実力で勝負したいともがく潤之介、ってことは編集長だってそんな背景があるわけで。
さあ、予測される揉め事アレコレと、ちょっとは仕事にやる気が出てきたヒロインの成長が楽しみですね。

 なだぎ武の副編集長がお楽しみ。潤之介のアシスタントにミキ亜生。間宮祥太郎がクールな役久しぶり、カッコいい〜 

「恋はつづくよどこまでも」2、3 ☆

 はい、姉でした。
ここまで驚けないのも珍しい…orz

 なんでも天堂家所有のマンションで、病院関係者には安く貸し出しているんだそう。 だったら1話の「なんでついてくる」なんて反応は変でしょうに。下手したら前住者だって看護師だよね、それも魔王のイビリで辞めた、なんて逸話ないのかい。上の階にも「シュークリーム作戦☆」の来生医師(毎熊克哉)が本宅は別にありつつ仮眠用にキープで居たりします(夜にベランダ越しに話さないで、近所迷惑な)
周囲だって、鹿児島から出てきた=あそこ住んでるのかな、じゃないのかい!

 2人の距離が縮まるのは、なるほど患者を通じてでした。

仲良くなった患者さんの死。距離を置け、という天堂(佐藤健)の忠告虚しく手術室の外で待つほど思い入れてしまった勇者ちゃん(ヒマなのか)、有能な同僚はその手術室の中に居たわけで、何もできなかった感も加わりショックで「もう看護師やめる」と泣くほどに。それこそ突き放されるかと思いきや、
「優しく、ぎゅーって」
してくれるんですよ! 実は研修医仲間だった恋人(蓮佛美沙子)を、闘病の末に亡くしている魔王天堂。え、元職場に入院?それ復帰を思って辛い上に、知り合いに身体見られるの若い女性として嫌じゃない?と色々ツッコミつつ、笑わなくなったのはそれからだそうで、見送る辛さには共感してくれる人だったのでした。その分、仕事上のミスにはキツイけど、と。なるほど。

 しかし、その「優しく、ぎゅー」を職場で言うか。
ミキ兄ちゃん看護師(昴生)に聴きつけられて、大騒ぎで言いふらされてorz 飲み会で天堂まで一緒にからかわれるんですよ。口が軽いどころじゃないでしょ。酔いつぶれたサクラ(上白石萌音)を背負って連れ帰る魔王。何それ。迷惑すぎる。
 いくらサクラが「天堂先生が好きです!」と公言してたって、意識ない時まで周囲のお膳立てで天堂の前にほったらかすの、どうかと思うのよ。少女漫画のドリームにツッコんでも虚しいですがw 熱発時には、夜通し看病。寝てる間鼻ほじったりするかもしれないのに、見守られているってうっとりシチュですか? 
そもそも憧れの人が同僚になって、一旦落ち着いてから惚れ直すプロセス無しにずーっと好きでいられて、いまひとつ共感できません。あの顔が好きなのね、ってなる。佐藤健なだけにw
 サクラはサクラで、すぐに天堂相手に妄想が滾っていてそれもキモい。

 それでも、持ち前のコミュ力を発揮して頑張る勇者サクラちゃん。
食欲不振の患者さんを食堂に連れ出し会話するうち「食べようかな」と思わせたり。健康食品オタクの患者さんには、それをよく聞いて看護記録に載せたことで、投薬が効かないのは青汁のせいと判明したり。ある意味有能なのですが、だからって血液検査データを取り間違えるミスは大問題だし、注射イップスを克服!と胸張られても。同じ新人の有能ナースちゃん(吉川愛)は当たり前に全部こなしてて、サクラ担当分の採血も全部回されて自分の仕事がままなりません、と訴えている横でそんな、ゆっくり話ができて偉かったねとドジな方が褒められているの酷いでしょ(^^;;;;;)

 再び天堂を笑わせるのはこんな娘かも、と周囲が変化を待ち望んでいたと言う来生の言い分は分かるんですけどねえ。言葉じゃなく演出でそれを見せてくれないかな。おまけに、そんなこと言うけどどうせサクラを好きなんでしょ?と思わせてた通り、そいつも恋敵に立候補ですよー。いや、だったらシュークリーム作戦とか最初から言うなよとw

 ここまで文句言ってるのになぜ見ているんでしょう私w きっと来週も見ますw なぜだー
3回、患者の妻で青木さやか。決め台詞なしの役者さんとしていい感じでしたよ。 

「恋はつづくよどこまでも」1☆☆☆

 あらやだ、可愛い~(^^)

 東京修学旅行中、路上で救命救急に遭遇してしまった七瀬(上白石萌音)は、勤務先と名前を告げた医師天堂(佐藤健)に一目惚れ! 
看護師になって、天堂先生のいる「日浦総合病院」に就職する!
と、思い詰めて5年。本当に来ちゃいましたよ日浦総合病院に。そしてちゃんと、太りも転職もせず、あの日のままイケメンの天堂先生がそこにいたのですが。
「ずーっと好きでした!」
と、再会するなり公衆の面前で告白をぶちかます七瀬に、あの日と同じように優しく頭を撫で…てくれるわけもなく、鷲掴みで罵詈雑言w   天堂の優しさは患者にしか向かず、同僚には「魔王」と呼ばれる態度の悪さで、それに告白した七瀬は「勇者」とあだ名をつけられるのでしたw

 正直、佐藤健と上白石萌音で恋愛ドラマって! どうかと! 年齢差もイメージギャップも。始まるまで全然うっとりしなかったのですが、あの出会いならなるほど惚れるわー。そしてドジっ子新米ナースな上白石萌音もバッチリです。鹿児島から出てきた感じあるある。そして再会後、あれだけ感じ悪くても勤務態度や女グセが悪い系じゃないわけで。好きなら仕方ないでしょう!
そして最後の大問題、一体何がどうなると、天堂が七瀬を好きになるのか? これ、何話ぐらいで分かりますかね?

 もっとも、ドジっ子新米の黄金の得意技はすでに発揮されています。小児科の子供と仲良くなる!
そして備品倉庫=泣いていい場所を教えてもらい、患児失踪をいち早く感知して飛び降り自殺を止め…たのにぶら下がるorz  崖やベランダから落ちた人を支えるのってドラマでよく見る場面で、でも絶対1分持たないだろと毎度思うんですけどねえ。さておき。高校生のあの日、路上で意識のないおばあさんのために叫んだのと同じように。
「助けて、誰か」
と叫んだら、同じように先生が助けに来てくれた。

 ああもう、惚れ直すやろー! 

 ここでもだから上白石萌音なのか、と思いましたよねw  声量ありそうw  TVだと、聞きやすい声で逆に叫び声の耳障りな感じがしないのですが、あれ撮影現場だと遠くまでビンビン響いているのではw
 そして流石に、あの時のJKかと思い出したらしい天堂先生。ついでに「ド新人」呼びから、佐倉、とちゃんと名字を知っていたことも判明w  やだただのツンデレじゃないですか!そしてマンションが隣と判明して(七瀬ちゃん、お隣に引っ越し挨拶しなかったの?)
 出てきた美女(香里奈)が抱きついて1話の終わり。恋人かと七瀬はショック受けてたけど、絶対姉だよねw

「怪談牡丹灯籠」3、4 ☆☆☆☆

 牡丹灯籠は3話で成仏ー!

 え、かの有名な、朝だと思ったら違ったよのくだりは?別の怪談と混ぜて覚えてた? でも結局は愛し合う2人が、幸せそうに死んでいったんだからいいや。
 ただし許せないのは、幽霊からの賄賂wを受け取り札を剥がし、金無垢の仏様まで盗んだお世話夫婦! 結局は新三郎(中村七之助)がお露(上白石萌音)の幽霊を受け入れたとはいえ、夫婦がしたことは完全に人殺しの手引きですからね! 流石に悪事の自覚あり、取り調べ前にそそくさと逃げ出す夫婦…(実際、その100両はどうしたとなったら「幽霊が」では通らずに、強盗の嫌疑かけられそうですよね)

 一方お国(尾野真千子)と源三郎(柄本佑)は、遺言状を偽造、平左衛門(高嶋政伸)を釣りに誘って海に捨てる算段まで。何も知らぬげな平左衛門、釣りの前夜から泊まっていけと呑気な提案をするものだから、弟子の孝助(若葉竜也)は気が気でなくて…間違えて平左衛門を斬ってしまいましたよorz  旦那さまはちゃんと分かってて、2人が離れでいちゃつく間に殺害計画の証拠を探していたのに。
孝助による深手を負ったまま、浮気現場に踏み込んだ旦那さまは公式には源三郎に斬られ絶命。そのまま出奔した2人を追って婚家を出た孝助は、仇討ちを誓うのでした…。

 いやあ、電話もないニュースもない、聞き込みに顔写真も見せられない時代に人探しなんて雲を摑むようorz  荒んでいく孝助が不憫で仕方がないわけですが、そこは因果応報。100両を元手に成金になった世話夫婦と、今や酌婦で源三郎を養うお国がバッチリ知り合って、旦那(段田安則)がお国に貢いだの浮気だのと責める妻(犬山イヌコ)を追い剥ぎを装って殺す騒動にまで…! 更に偶然現れた、お露を診ていたお医者さま(谷原章介)が、成金オヤジとお国の両方を脅して殺し殺されw  お国が逃げ出す前になんとか間に合った孝助も見事仇を討ち!
 この世に悪は栄えなかったのでした。めでたしめでたし!

 終わってみれば、一番有名な牡丹灯籠の下りこそ賑やかし。平左衛門が浪人を斬り殺した発端から、その息子孝助が父の死の真相を知ってなお平左衛門を慕い仇討ちをやり遂げる、血なまぐさい人間の物語でしたよね。お江戸で原作落語聞いた人たちも、伏線すごーいとか、偶然同じ町に集まりすぎ!とか、ガヤガヤ騒いだのでしょうか(^^)


「怪談牡丹燈籠」1、2 ☆☆☆☆

 ジャン!と琵琶の音。から~んころ~んと下駄を鳴らし、お供の侍女を引き連れてやってくるのは……
出たー!もう死んだはずのお嬢様でしたよ!

 1話も十分不穏でしたけど、怪談というには幽霊がまだ出ずw 元をうろ覚えの旦那は、幽霊はまだか、化けて出るのは尾野真千子か戸田菜穂かってw どっちも化けなくても既に怖いですけどね、牡丹灯籠は一見普通で取り殺されるから怖いんじゃないですか~。
 そして、お札を貼り回して篭っていた男が、明るくなった朝だーと、出てって喰われるクライマックスが楽しみなわけですが、そこ以外にも敵討ちから不義密通まで芸達者が揃って見応えたっぷりです。
エンディングのピアノ曲も、時代劇に何故ピアノと思いつつ情感たっぷりで似合っていますね。

 てな訳で舞台は旗本飯島家。
剣の達人飯島平左衛門(高嶋政伸)は、名剣の誘惑に負け、折良く絡んできた浪人黒川を一刀両断。人を斬ってみたい欲望を叶えてしまいます。後に、父の仇と知らずに奉公に来た息子、黒川孝助(若葉竜也)を黙って召抱え、稽古をつけて育てるその心境やいかに…。でもそれはまた別の話。
 病弱な平左衛門妻が亡くなり、元々妻の侍女だったお国(尾野真千子)は暇をもらうどころか、平左衛門のお手つきになって益々我が物顔に飯島家を取り仕切ります。年頃の愛娘お露(上白石萌音)が婿をもらったら隠居する、という平左衛門の予定に付き合うのはまっぴらごめんなお国は。隣宅の放蕩息子源次郎(柄本佑)と密通するようになり、平左衛門を亡き者にして縁戚の源次郎が後を継ぎ、自分を嫁に…と、お家乗っ取りの算段を始めます。それを聞いてしまった孝助は…。でもそれもまた置いといて。

 お国を嫌うお露は、侍女お米(戸田菜穂)を連れて別宅に移り住みます。そこに訪ねてくる、亡き母の主治医志丈(谷原章介)とその友人新三郎(中村七之助) なんとお露と新三郎は、一目で深く深く恋に落ちてしまうのでした。
まさか女嫌いだった新三郎まで本気だとは! 双方に、無理だ身分違いだ、と諦めろと言って聞かせる志丈先生、大変(^^;;;)  挙句、姿を見るだけならと、川縁の別宅前を新三郎が乗った釣り船が通る程度の、逢引ですらない引き合わせをしただけなのに、激情で事切れてしまうお露orz   焦がれ死にって、ビートルズが来た時の失神女子より更に激しすぎですよ、お露さん…。責任を感じたお米も首を吊って果てます。

 可哀想にと、2人が並んで葬られたことなど知らない新三郎。夜更けに連れ立って現れたお露とお米を招き入れ、まんまと一晩共にしちゃいますよ。いやいや…良家の箱入り娘が、こんな大胆でいいのかとちょっと戸惑いましょうよ(^^;;;;) そして明け方には戻っていく2人。

翌日も現れたところを出歯亀にきた下男の伴蔵(段田安則)、新三郎と睦みあい絡み合うソレがもうこの世のものではなくて仰天、陰陽師(笹野高史)を召喚~!屍人と交わった新三郎はもう、半分死んでしまっているのだとか!
「何度交わりましたかな」
との問いにギョッとしましたが、
「二晩を共にしました」
とソツなく答える新三郎、さすが品がありましたw

 家のすべての出入り口にお札をはり、夜通し金無垢仏を拝みながらありがたいお経を読むことになった新三郎。その夜もやってきたお露は、本性を露わに牙をむき出して唸ります…。
そこにお国と源次郎の悪巧みやら、孝助の縁談やら、金目の仏像を狙う伴蔵の妻(犬山イヌコ)やら、他もゴタゴタするぞー。続きが楽しみです!

「陸王」~4 ☆☆☆

attachment00茂木が痛めてる半腱様筋の場所を調べてしまいましたよw 
腿の裏側の、奥の筋肉なんですね(そんな靴から遠いところの故障にも影響するとは)
そして毎年恒例、上尾シティマラソンに参加してきた旦那は、写真の清酒「陸王」でご満悦。

……と夫婦で「陸王」楽しんでいますが、ほんと感想は書くことありません。

だって起きてほしいことしか起きませんよね。

銀行が反対しても、どうせシューズは作るし。
底の新素材「シルクレイ」だって、結局こはぜ屋にオッケー出すでしょ。で、硬さの調節がどうのこうの試行錯誤してましたが、
「これでダメなら、もう諦めるしか……」
なんて誰かが言おうものなら、むしろもうすぐ完成と予告しているようなものです。ほら出来たw
アトランティス社のシューフィッターの不遇。こりゃ、辞職してこはぜ屋に来るでしょw で、茂木が陸王はくことになるでしょw

とことん予定調和で、いっそ清々しいほどです。
奇をてらう必要なんかないんです。目指したら叶う、まっとうに生きていたら報われる、そんなことの繰り返しで実に幸せにいい気持ちで見ていられるドラマです。おかげで旦那が居眠りしたり、私もタオルたたんだりしながら、ハイハイ履く履くとツッコミ入れたりしてしまいますがw それもまた良きかな。


そうそうサッカー蘊蓄漫画「フットボールネイション」11巻で、適当な上履きを履いて過ごす日本の学生時代が足に与える悪影響に言及しております。靴にうるさい欧米ではありえないそうな。学校が生徒のために陸王大量注文してくれているの、きっと足にいいですよね(^^)

「陸王」1 ☆☆☆

老舗足袋屋の再生。
超安定の池井戸潤原作、起きて欲しいことが全部起き予想外のことは何一つありませんがそれがいい。ウェルメイドな一作になるでしょう。

<<老舗「こはぜ屋」4代目社長宮沢(役所広司)は、先細りの業界で資金繰りに悩んでいた。
そこで五本指スポーツシューズと出会い、またマラソン観戦で人気選手茂木(竹内涼真)の故障危険を目の当たりにし、足袋のノウハウを生かした日本製のスポーツシューズ作りを思い立つ。取引銀行の担当坂本(風間俊介)の強い後押しもあり、試作はすすみ、是非茂木に使って欲しいと所属するダイワ食品を訪れる宮沢たちなのだが……>>

もうね、銀行員の坂本がなんでそこまでってほど「こはぜ屋」派なんですよ。銀行の経営からいったら上司の方針だって情はないけど間違っちゃいません。ドラマだからそりゃ、成功するだろうシューズ開発にお金だしてって気持ちでみちゃいますけど実際はなんの保証もない、なのに坂本は「こはぜ屋」のために上司にたてついて左遷まで。
ダイワ食品の陸上部コーチも、大阪弁の小藪は見事に小憎らしく選手の健康よりスポンサーのご機嫌取り一択。宮沢が持って行ったシューズをバカにし、ゴミ箱に入れるのも予想通りですw でももう一人のコーチは押しが弱いながらも選手思いだし、じっとシューズ見ていたし、きっとあの人が拾って届けて……違った、お掃除のおばさんだったー!なるほど、年齢が高い女性ほど「こはぜ屋」に価値を見出し、こんないいものが捨てられるわけがないと勝ち虫蜻蛉マーク入りの袋を救い出して届けてくれるんですね(^^)

元国体陸上選手、今は市民マラソンやトレイルランを楽しむ旦那このドラマを楽しみにしていました。途中語られるミッドフット着地についてもうんちくをいろいろ。アフリカの長距離選手に多くて土の上を裸足で走ると誰でもそう走るんだそうですよ。 
さて裸足テイストな「こはぜ屋」シューズを手に入れた茂木選手、見事ミッドフット着地にフォームを変えて表舞台に返り咲き雪辱を果たしてくれるのでしょうか ←多分そう! 
家業をバカにして就活に励む宮沢家長男(山崎賢人)もそんな茂木選手をみて、5代目として覚醒してくれるのでしょうか ←それもきっとそう!
そしたら左遷されてた坂本くんも、栄転で戻ってきたり……それは自信ないなw

ただひとつ、試作シューズ開発で高齢パートさん達が残業に次ぐ残業。それだけでも酷いのに、残業代出てないですって?鬼か! なにその滅私奉公賛美は! そこは当然の権利である残業代支払いのお願い&お断りの了承じゃなくて、ボーナス出してくれたらもっと頑張れるなあ~にならなかったんでしょうかね(原作では残業代支払われてるらしいので改悪が残念です)

「ホクサイと飯さえあれば」1 ☆

うわぁ……
デカいぬいぐるみ:ホクサイを常時持ち歩き会話している女子大生ぶん(上白石萌音)引くわぁ。しかも寝坊でリミットまで20分て時に理想の朝食を優先!クリームシチューを小麦粉と牛乳から作って、トーストもトマトもしっかり食べるのに、身支度は忘れて、うっかり寝巻きで街を走っちゃうんですよ、ないわあ。ノーメイクどころか顔も洗っていなさそうorz
うっかりってどこのサザエさんか!とツッコミかけましたが、サザエさんはモードに敏感なオシャレさんだしコミュ力高しですからねえ。ヒロインも街の人と仲良しで、寝巻きだよ!とか土曜で学校ないよ!とか声かけてもらえたらいいのに。妄想力だけ高くて、人見知りなんですもの。
 
パン屋のショーケースにはりつくほど空腹でお金なくても、他の子が食パンの耳を無料でもらってるのを見守るだけ。分けてあげようか、と声をかけられてもお断り。
だってその子がオシャレだから苦手……って、逆差別!ダサいからいじめる奴と同じことしてるんだぞー
その後、河川敷で卵と塩と酢とサラダ油を入れたタッパーを振り回し、謎の踊りで即席マヨネーズを作った縁で彼女ジュン(池田エライザ)とは再度巡り会い、パン耳とツナマヨネーズを分け合う仲になるのでした。めでたしめでたし。

しかし、飛んで行ったタッパーをキャッチしてくれたのに礼もそこそこって。マヨネーズ漏れたそうなのに、謝ったり拭くもの渡したりせず、まずツナ缶パカって。自分の欲求だけ優先でちょっと感じ悪かったぞヒロイン。上白石萌音の素朴さを最大限活かした配役とは思いますが、これでいいのかなあ。
それと、店でもらったタッパーや棚に掛かってた菜箸、泡立て器を、洗わずに使うのは気になりましたよ。つまみ食いと一緒かな、自分がするのはいいけど、公共の電波で流されると注意したくなるという(^^;;;)
あ、でも歌は上手w

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