昭和の匂い。「赤い」シリーズを髣髴とさせる暗さ貧しさですわ。
ミュージカル女優に憧れ、湖のほとりで歌う少女ひかり。でもその同じ場所で憧れの麻美お姉さん(三倉茉奈)は殺され、逮捕された犯人はひかりの兄國彦(桐山漣)だった。しかし15年後、服役を終えた國彦は
「俺は殺していない」
と言い残して失踪。では真犯人は。そして「犯罪者の妹」と後ろ指を指されてすごした15年はなんだったのか。
幼なじみ和也(堀井新太)はひかり(渡辺麻友)を気遣うが、当時國彦が現場にいたと証言した和也を、ひかりは真犯人と同様に憎いと突き放す。
……と、この先の大揉めを暗示した挙句、今度はひかりが看板女優マイコ(紺野まひる)の遺体を発見して1話のエンドです。
これが國彦の復讐なら、麻美の代わりにジュリエットを演じて名を売ったマイコが、麻美を殺したのか。それとも主演をめぐる女優の内輪揉め?演出家の天竺(吹越満)だって十分怪しくて……といろいろ推理したくなる気持ちを何度も挫くのが。
劇団「ウミヘビ」orz
なんでウミヘビw 気になるわ……。練習場入り口にキラキラした文字で「ウミヘビ」ってw ご近所もきっとメッチャ気になってますよ。どうしてミュージカル劇団がウミヘビ……。なのにギリシャ神話でも前衛でもなく「ロミオとジュリエット」w
そしてヒロインまゆゆがめっちゃ歌うわけで、下手じゃありませんがなんか動揺します(^^;;;)
昭和な刑事に木村祐一。
斉藤由貴はひかりの母で、辛い境遇に心を病んで壊れかけています。最近そういう病んだ役多くないですかw そして和也の恋人(筧美和子)も、記念日の手作りディナーを和也が食べに来ないというだけで(ドタキャンは酷いけどさ)黒魔術でも始めそうな怒り方。いつか刺しに来そうです。
土ドラらしい不穏な種を撒き散らしての開幕。とりあえず様子を見守りますね。
三倉茉奈
30分が長い……5分の食育啓蒙ミニコントでもいいんじゃないの、これ。
一人暮らしのあなたの食事が、健康であるようにサポートしてくれるアンドロイド「孤食ロボット」
でもミニサイズなので料理してくれるわけでもなく、可愛いだけ。摂取状況を記録して、塩分過多だ飲み過ぎだ自炊しよう、と注意されるだけなんですよ。うざいわ……。勝手に食材の宅配も注文、支払いはもちろんご主人さまw しかも充電は指定の居酒屋でしかできませんって、そりゃ待つ間に呑むでしょ居酒屋なんだから。するとそれをロボに叱られる矛盾(^^;;;) そもそもポイントが溜まった方へのプレゼントですからね、毎日めっちゃ外食してる人のところへお届けになるわけですよw 上手くできてるw
と、設定そのものは興味深いのですが、物語はあるのかないのか。
ムジャキ、ヤンチャ、オットリと充電で3体集えば楽しいフリートーク。互いの主人が誰でどんな食生活か、把握して馬鹿にしたり、ってどんな高性能ロボですか!見た目も行動も、ロボというより妖精さんレベルです。これ演じてるHeySayJumpファンなら可愛くて楽しめるのかなー
とりあえず一話では、ムジャキの必死の説得でのんべ女史(三倉茉奈)が一人、初めての自炊。二日酔いに優しいたまご粥を作りましたよ。コイツの前でなら失敗しても平気、と呟くところをみると、以前やらかしてふられたりしたのかも。褒められて、食べるときにも一人じゃなくて、励みになるよね。
ぼんやり観て、ちょっと幸せになる感じかも。