ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

バカリズム

「イップス」〜7☆

 村上佳菜子演じるフィギュアスケートコーチがライバルを殺す⁉︎

 はい、倒叙ミステリのいいところはネタバレを気にせずに宣伝できること笑 
 期待の天才スケーター倉科吹雪(青山凌大)のコーチの座を色仕掛けで奥森美音(清水くるみ)に奪われた篁真白(たかむらましろ村上佳菜子)は、黒羽ミコ(篠原涼子)をアリバイ証人に仕立て美音を絞め殺すのでした…!

 選手指導の間抜け出し、全力疾走で行って殺して帰ってくるトリック笑 体力的問題は「アスリートだから!」で済まされてましたけど、滑るのに慣れすぎて案外走るのは苦手ってスケーターあるあるなのになあ。しかもミコを呼ばなくても出来るトリック(むしろ、中抜けに気づかれる可能性上がる)  いやそれより、掌中の珠吹雪を第一発見者にしちゃって今シーズンが台無しになってもいいの? 関係ないところで美音を始末してコーチ継続のつもりが吹雪が戻らず愕然とするか、いっそ吹雪を殺して美音の犯行にする方がまだわかる気がする。
てか、僕のコーチになってください!が10歳くらいだと育て上げた!って感じで(アイラブユー連呼でランビエールコーチに師事をせがんだ島田高志郎選手みたいで笑)いいのに〜

 と、スケオタなチャチャ入れは尽きませんが、ほぼ出ずっぱりで演技のゲスト村上佳菜子ちゃん、頑張ってました(イベントギャラももうタレント料金で、アスリート枠安藤美姫先輩よりお高くなってるらしいですよ! 業界勤務親戚談!) 
 逮捕の前に、と滑った一曲はセルフコレオ!ファン感涙の名場面だったのでは…

 そして背景の看板「アイシングワールド」!吹雪選手と並んで出演予定の荒河原静香に徳川家成〜笑 こういうお遊びは楽しいんですけどね
(あ、月代選手役の中島侑香さん、映画「祝日」の。インハイスケーターだったんだあ)

 画家の突き落としは、あんなぐーの手にするほどチョーク粉を気にしてるなら手ぶくろすればいいし笑
YouTuberネタでは「先立つ不孝を、の孝です」と何度も縁起でもない自己紹介してると思ったら案の定、遺書の誤字の為。親孝行の孝って言えそんなの!
…と、毎度何かが無理矢理でつらい今作。挙句、森野(バカリズム)を誘拐したのはずっと身近にいた彼でした〜ってさ。なんちゅーか。
お気軽なので見てはいますけども、人には勧めないぞ。

 

「イップス」1☆☆☆

 篠原涼子とバカリズム共演のコメディ。これは見るでしょう?

 で役どころは、書けない推理小説家黒羽ミコ(篠原涼子)と逮捕できない刑事森野徹(バカリズム)
どちらも得意なことを生業にしたはずなのに、現在それがままならない。そう、イップスを発症中。パターの決まらないゴルファーの様に…。

 どうやら毎回、捜査をサボる森野とネタ探しのミコが流行りのスポットで顔を合わせ、その度に死体発見なんですね笑 1話、元アイドル(トリンドル玲奈)がサウナの熱波師に生きがいを見出してるのもクセ強なら、水風呂に死体が浮いてる横で森野とミコが延々と気づかずにくつろいでいるのも愉快すぎました。サウナ用語についてロウリューだそうじゃないとネチネチ森野が絡むのもバカリズムの真骨頂。
それでいて彼女が、本名とかけ離れた『電撃ウィッチ真尋』を名乗るのはコスプレ感よりも実はストーカーから身を隠す為らしいあたりなどは本格派?

 脚本がバカリズムじゃなかったのはちょっとがっかりでしたが、毎回クセ強く楽しめそうです!イップスが治るまでに何人死ぬのー笑
2話予告で「2人付き合ってる?」とか言われてるのも笑うわ

「ブラッシュアップライフ」〜5☆☆☆☆

 ほんと面白い。

 何度生まれ変わっても30代20代で死に、次が人間でないのはイヤと延々と同じ自分をやり直すことになるヒロインあーちゃんこと近藤麻美(安藤サクラ)笑

 ここで本当に脚本バカリズム天才だなと思うのは、繰り返しの見せ方ですよねえ。

 2回目の人生では少しだけ成績が優秀で、仕事は市役所窓口から薬剤師に。 祖父の死期を早めた処方薬ミスをみつける薬剤師らしい活躍や、恩師を痴漢冤罪から救う偶然もありつつも一般市民笑
 そこからまたやり直し、3回目となると本人も飽きてる繰り返しを見てるこっちもまあ慣れて、だれてくるじゃないですか。その対策がなんと!
テレビ局勤務!!
 制作の裏話が楽しいだけじゃなく、あの「家売る女」「花咲舞が黙ってない!」と実在人気ドラマが次々登場したらワクワクするでしょ、いっそズルいわ!
「続編まで作られるのを私は知っている」
とほくそ笑むAD麻美を見てるこっちも『だよね〜』って嬉しくなるやつ!
その合間合間に、2回目で助けた人と同じように会うために、撮影を巻きで(=急いで)仕上げなくてはって、そりゃ盛り上がりますよ!

 そして地元暮らしでも東京勤務でもずっと、つるみ続ける3人娘。みーぽん(木南晴夏)なっち(夏帆)との変わらない友情に癒されるんですよねえ…。

 なのに!
4回目ではその2人と仲良くなりそびれるだと⁉︎
それは辛い、辛過ぎるよ!
クズな元カレ(松坂桃李)とは、2回目で知り合わず年収10億でも、3回目では2ヶ月付き合って年収9億でもネタで笑って済んだけど。人生を丸っと3回共にした幼馴染を失うのは家族を失うようなものでしょう〜!!!

 てなわけで続きを見るのが怖いですが、絶対面白いだろうから観るぞ。
繰り返し体験をドラマ企画にしたら、地味過ぎる、世界救わなきゃ!と口を出されて陳腐なスパイSFになったの笑えたけど(その放送日に死んじゃって見られないの泣けた)、他にも人生繰り返してる人が出てきてここからはSFになりますか?

 ちなみに周囲の不倫は絶許な麻美ですが、ミュージシャンを目指して駄目で離婚した福ちゃん(染谷将太)の挫折は放置。再婚後の赤ちゃん誕生を無かったことにしない選択をするのとても好きです。(岸辺露伴の藪箱法師のリセットでは胎児消えてましたよね〜)
 しかし10余年ぶりの同級生が親しげに連絡とってきて会うと盛り上がる様子に時々ちょっと引く私は、引っ越しもあって小中学校の知り合いとは全く連絡とってませんよ。人見知りそうなバカリズムですが幼馴染とは密なのかなー。

「ブラッシュアップライフ」1☆☆☆☆

 何これ、メチャ面白〜い

 まずはヒロイン麻美(安藤サクラ)の何でもない日常が延々。
重箱の隅をつつく脚本の面白さも相まって、ただの職場への送迎も、その職場での愚痴も、ぐだぐだなディナーもカラオケもいつまでもみていられ…ますけど、長い。流石に長い。
 でもその中に後々のヒントがちゃんと入っているのだよ!

 お役所での窓口業務。
市民の不満に、出来ることは少ない。難癖を回される上司は、胸ぐらを掴まれシャツが破れるので職場にはワイシャツの替えが積んである……。
そんなの、嘘かもしれないけどキョーレツで。死んだ麻美に生まれ変わり先を案内する、窓口係(バカリズム)の背後のワイシャツの山がチラッと映されたら、ああこの人(人?)もどんな文句言われても胸ぐら掴まれても、淡々と同じことを言うしかないんだろうなあと諦める麻美の胸中を、納得しちゃいますよね。

 そう!麻美死にます!
そして生まれ変わります!

 左の扉から出れば南米でオオアリクイにw 右の扉なら同じ自分でやり直し。
じゃあ自分の人生で2回目をしてみるわ!と決めた麻美、記憶を保持したままの乳児から幼児へ笑

 驚かれない様、喋るのも歩くのも解禁時期を調節してw  妙に大人っぽい字を書く保育園児になり、昔は分からなかったお友達のパパと保母さんの不倫を大人の目で察知!!
 この先の離婚騒動をまだ止められると、保母さんに渡された番号のメモを……そっけないお礼メモ(字も文章も大人〜笑)にすり替え、当の番号には必殺メッセージ「フリン シタラ バラス」を送信!
そこでずっ友(夏帆、木南晴夏)とのカラオケ時のポケベル懐古話や、妹(志田未来)とした公衆電話無くなったねー話が蘇るわけですよ〜。更には、電話代の小銭をどこで手に入れたらいいのか情報まで!まだ産まれてない妹に感謝!笑
 しかし、1人で夜歩きする幼児は警察に追われて逃げ惑う〜だよね〜💦 うちの幼児、早朝に抜け出して始発電車乗ろうとするやつだったから親目線で考えると肝が冷えるわ。こっちの幼児は中身大人だけども!

 そんな介入も、徳を積んでヒトに生まれ直すため! ミュージシャン目指して結局デキ婚フリーターになった同級生(染谷将太)の進路も変えちゃうか??

 これこそ、一週間に一話見るより配信でまとめ見に向くドラマなのかも。忘れちゃうからね。

 舞台が北熊谷の設定で、熊谷が母校の旦那ウキウキ笑 あと、麻美の職場北熊谷市役所の同僚(佐々木史帆)、「ワタシってサバサバしてるから」でもヒロイン同僚でしたよね。
さあ2話見るぞー♪

 

「殺意の道程」1 ☆☆☆

 井浦新主演。wowowドラマ。
冒頭しばらくはシリアスで、重苦しい場面が続くんですよ。でもダブル主演&脚本のバカリズム登場で台無し(褒めてますw)

 工場の資金繰りに行き詰まり、父貴樹は死を選んだ。心ない対応で父を追い詰めた、発注元の担当者室岡(鶴見辰吾)が憎い。
主人公一馬(井浦新)は、協力を申し出た従兄弟の満(バカリズム)と共に、室岡を殺す決心をする……!

 父の葬式後、満が現れた途端に緩みますねー。満にとっては叔父さんだった貴樹との運動会のエピソードなんて和むじゃないですか。 でもその満が復讐を先に口にするのですが、じゃあ細かい相談をいつ、どこでしようかと詰め始めると決まらないw どっちも散らかってるのなんのと、要は部屋に人を入れたくない似たもの同士! 結局ファミレス集合になりました(^^;;;;;;) で、席についたら延々とメニュー談義orz やっぱり肉頼めば良かった……じゃないでしょw
 その調子で延々と、どうでもいい話に時間を割くドラマなんですね。

 かと思うと、相談場所を貸してくれた親友重森(河相我聞)と連れのキャバ嬢このは(堀田真由)には、
「室岡を殺そうと思う」
とぺろっと計画を話してしまう一馬。ええええええ?
重森は分かってくれる、重森が選んだ女も大丈夫、と何故か信頼絶大な一馬なんですが、まともな人なら止めるか通報するよ?という満の心配もごもっともで、気にしない重森もアレなら、にこやかに助言しまくってくる毒や凶器に詳しすぎる このは嬢もナンだかなー。おかげで計画進みましたけどね。とりあえずは名称は「苺パフェ」に決定でーす。♪  うっかり見られても分からない、関係ない言葉に、と このは嬢の言うがままw

 次週は「買い出し」w ホームセンターで縄や包丁やらを物色するようですよ。もうコントでしょそれw 楽しみです!!

「架空OL日記」1 ☆☆

何も起きないw

女子更衣室のハロゲンヒーターが壊れたことが最大の山場です。でもそこにバカリズムが一人混じって、当たり前の様にOL然と化粧水選んでメイクしてガールズトークしてるというスパイスだけでこんなにも普通にずっと見れちゃうとはw

元になってるブログはちょっと覗いて「ふーん」だったのになあ。

別に毎週みる必要もないですが、ついてたらいつまでも見ていられそうで個人的にちょっと事件です。


「かもしれない女たち2016」 ☆☆☆

あー楽しかった(^^)

でも『だから何なんだ』と意味を求める人には向かないドラマでしょうねえ。一緒に見始めた旦那は、10代で売れっ子にならなかった広末涼子が日々妄想を楽しんでいる冒頭でいなくなりましたw 前作でも5分もたなかったっけ。
なので、広末パートでは嫌味だったエキストラ仲間が、次のパートでは井川遥に入れ替わってしかも仲良くなってるとか。次の次のパートではバーの詩織ママが斉藤由貴に代わってて、その世界では詩織の方が芸能界で成功した人になってるとか。そんな入れ替わりの仕掛けも知らないままですよ。更に言うとそのエキストラ現場で撮影中なのは前作「かもしれない女たち」だという、これも仕掛け。
演技に感情移入するようなドラマじゃないんですって。
ただ、私たちが普段目にするのは成功してキラキラしている人ですけど、その影のスターになれなかった人、スターであり続けられなかった人がたくさんいて暮らしているのねと改めて思うシリーズですよねえ。

てなわけで、反町隆史や竹野内豊と共演せず、紅白出場もしなかった広末涼子は、いまや結婚式の司会や趣味の掃除好きを生かした清掃バイトで生計をたてつつ女優を続けていて。「あの人はいま」番組からの出演依頼は断っているだけのが矜持。
で、エキストラ現場で知り合った井川遥に、昔出版したお掃除本をあげたことから(正確には、井川遙の売れてるモデル友達がそれをSNSで紹介したことから)掃除のカリスマでブレイク!

一方の井川遥は写真集も出さず、モデルから女優の転身もままならず、彼氏藤木直人と結婚できたらなあ……と思いつつ、言い出せず。

いつまでも部屋を見せない彼に、二股か?と悩んでいたら実は、金持ちだと言えずにいたという都合のいい偶然!そう、実業家の彼の住まいはゴージャスタワーマンションの最上階なのです!

って、家に入れずに、ビルが見える歩道橋から「あそこが僕の家」と告げて抱き合うって不自然でねw これも詐欺かもと思ってたら鍵渡されるし、中で料理してるし。素直に内装を見せなかった理由は、そうですよ。
藤木の家から出てくる広末涼子を見てしまう井川遥!
ああ〜エア新婚生活してた清掃バイト先はここだったのね、と視聴者は思うわけですが、元々浮気を心配していた井川はそっちしか浮かばないw

そして二人を呼び出したのが、藤木と行きつけだった斉藤由貴のお店。
「私に言うことがあるでしょう??」
と浮気を問い詰めるはずが、広末はジャジャーン「LIFE誌に載る」とめでたい発表するし、藤木はプロポーズしだすし、ついでに私も……と斉藤由貴はノーベル賞の受賞内定連絡きたとか言い出してタイムリーw

さすがにノーベル賞はねえ~、社会人入学の4年生が書いた卒業論文ではとれませんよねえ~。まあ実験のいらない理論物理、まさかまさかの新発見大発見!なのだとしたら、既に国内で大騒ぎでしょう。出演作もとい出演しなかった作「スケバン刑事」にちなんでヨーヨーをプレゼント、理論を思いつくきっかけになった夏帆も一緒に、ワイドショーひっぱりだこになってなきゃだと思うんですけどねえ。まあいいやw
更に気になること言っておくと「黒い十人の女」でも同様ですが、怒り出したら必ず男言葉で口汚いのよね……。
それが女の本性だ、心底怒ったら皆そうだ、と思ってるのかもしれませんがメチャ違和感。自分のボキャブラリーひっくり返しても「このタコ!」は出ないし、大声や支離滅裂にはなっても男言葉にはならないと思うんだよね(息子相手に叱るなら出るけどw) まあそこまで怒っている表現だともいえるでしょうが、じゃあその本性見せて浮気を告白された後、縁切るつもり?録音してる?
あんな罵詈雑言、醜態をみちゃった藤木直人が、あっさりプロポーズし直しててすごいわ。私なら、あそこまで違う顔見せられたらその後の付き合いを考え直すかもしれませんよ。

と、あれこれツッコミいれつつもハッピーエンドで良かった良かった。
最後は女優の顔に戻って
「かもしれない」
とユニゾンし、テレビ局のエントランスを去っていくのです。うーんカッコイイ(^^)
毎度、嫌なことは大しておきずに最後スカッとできる良作ですよね。 そして延々と続編ができるでしょうw 2017版もお願いします!

そしてこれ書いてて気づきましたが、役名イコール役者名なのでレビュー書きやすいのも嬉しいですねw

「黒い十人の女」1 ☆☆☆

成海璃子ちゃんが、不倫をする年齢にねえ……。

口説かれて付き合ったオジさん、風(船越栄一郎)が、既婚者と知ってショックながらも別れられない久未(成海璃子)
妻らしき女(水野美紀)に呼び出され、半泣きで謝罪するも微妙な反応。なんと女は妻でなく<愛人>だった!カフェオレぶっかけあってるところに通りかかるもうひとりの女(佐藤仁美) なんとそいつも<愛人>で更にぶっかけ出すが、久未が<愛人>なことには平然。だって9人目だもん、今更ねえ。
そして仲良くなろう!と家に招いてくる最初の愛人に、呆然とする久未だったが……。

行くんだw
クロゼットから佐藤仁美と一緒にごそごそ出てきたところで声出して笑ったわ。しかも何時間も(^^;;;) 愛人同士交流してるのが既に変なのに、そこに風さんが来たからって隠れる意味がわかんないよねw
あとカフェオレぶっかけあってるテーブルに、普通にオーダーもってくる店員も笑いましたけど、それがグツグツのオニオングラタンで
「やばい!」
となる璃子ちゃんにも爆笑でした。あれこれコントです 。かけ方に遠慮がある璃子ちゃんと、躊躇なく顔にバシャ手馴れてる佐藤仁美と、キャリアの差も見応えありましたね。

そもそも10股モテ男、風が船越栄一郎ってところでもう半笑い。超金持ちでプレゼント攻撃でも、絶倫なわけでも、イケメンでもないおじさんで、当の愛人達まで別れない理由は不明
「いっそ死んでくれないかなあ」
って、これが連ドラの鍵になるのでしょうか。

ラインの使い方がナイスでしたね。
他にも途中、パペット使っての『不倫講座』も面白い絵面でした。
しかし不倫の発生が、女の性格とタイミングって説明は無しですよ。口説いてる男は、自分が既婚者って初めから知ってるじゃん! お前が口説かなきゃいいんだよ!
この男に都合よすぎる不倫理論と、妻じゃないと分かって揉める時の口汚さだけはバカリズムが浮いて見えてきて興ざめで、今後の課題じゃないかと思いますが……。
とりあえず続きがどうなって、冒頭の倉庫で女に囲まれて風死亡になるのやら。妻は誰なのやら。気軽に楽しみです。

「素敵な選TAXIスペシャル 湯けむり連続選択肢」☆☆☆

このタイトルだけで笑えるw
そして期待を裏切らないスペシャルでしたー。特別編でありがちな前日譚、どうして/どうやってこの不思議なタクシーの運転手になったのかはもう本編最終回でやっているわけで、今更望んだりがっかりしたりするものは何もない、ただ楽しみたいだけのこのシリーズ。この調子で時々やってくれたら大喜びですよね。

そんなわけで、温泉地。
アニメの聖地巡礼にこっそりやってきた枝分さん。いつものように出会った客を乗せつつ、今夜の宿探しです。
カップル客に妙にしつこかったり、フロントに温泉の写真で絡むところなどめんどくささ全開w 中身がバカリズムだとツラがイケメン竹内豊でもホラ台無しなんだよーと見せつけられるようで、やっぱり笑いどころです(^^;;;)

☆今季絶望の怪我をしたプロ野球選手(玉山鉄二) これは戻りたいw 何度でもw
☆婚約破棄を言い出された男(山崎樹範) 男は言われる前に戻り続け、女は言った後に戻って謝罪する
  深い! だいたい男は「何が悪かったのか」を本人に聞こうとしない上、戻れると知るとどんどんその場の対応もぞんざいになる始末w 枝分の適当な助言がなくとも修復できる気がしません。これ、本編でもしょっちゅうだったし、今回も金八先生がそう。でも彼女(瀧本美織)は、きちんと謝るために、婚約破棄をなかったことにせず普通の運転でホテルに戻って、相手を傷つけたことを謝り二人のこれからを築いていこうとするんです。そう、そうあるべきなんですよ。でも全員そのスタイルだと、選タクシーは商売上がったりですけどね!
☆生徒が行方不明の担任教師(清水富美加) だから話を聞けw
  愛の告白でなく、振られてもいなく、崖にいる警察は自殺の操作でなくドラマ撮影でした~w かなり何度も戻って効果なかったのに、お金はきちんと払ったんでしょうか。すごいわ公務員。 結局生徒の行き先は聖地巡礼(他の生徒には内緒にって…バレるよw) 写真を撮ってもらえたかわりに、夜の温泉には入り損ねた枝分さんなのでしたw

と、この3エピソードの間ちょろちょろ顔を出していた松重豊が、実は凶悪逃亡犯!
うっかり逃亡に手を貸した負い目で警察に協力する枝分ですが、刑事たちをいつに戻しても逮捕に間に合わない(走行中の車中に戻るところ、なかなかにスリリングw) じゃあ…と、婚約カップルと教師たちが足止めを買って出てくれるところ、いいですね。うんうん。小さなエピソードでつないでいる分、最後に全員で何かするんだろうとは思っていましたがこうなるとは。どっちも女子の方が強いところがアニメっぽいですw
そして最後はもちろんこうなるね!という大団円w

本当なら、刃物を持った犯人が倒れこんだところで大惨事の可能性もありましたが……終わりよければすべてよし、でしょう! とんでもないカウントダウンもありましたが、戻ったらいいんだから大丈夫ー!(選タクシーと専属契約したいプロスポーツ選手っていっぱいいると思うわw)

喫茶Choiceに戻ったら、皆はハワイに行っていた!ガーンというお約束w
でもいいじゃない、聖地巡礼には行けたんだから、ね?(自分も遊びがてらの観光地行きで、かなりな額稼いできてますよねえ。振り回されて温泉に入れないオチはつくものの、羨ましい稼業です)

「素敵な選TAXI」最終回 ☆☆☆☆

なんと、枝分さんは客だったー!!


あれしてこれして、

「じゃあ3ヶ月、運転手お願いします」

と引き受けた運転手業だったから、あんな慣れてない感を醸し出していたんですね…大納得w

しかも、そんな連ドラタイマー発動な場面を逆に最終回に持って来たのも上手い。毎回毎回、違う角度から選タクシーを楽しませてくれて、バカリズムったら見事な脚本でしたよ。脱帽。


おはぎの回なんて泣いたもん。

漫画家の回なんて手に汗握ったもん(うざい友人は知らないw)

宝くじの回なんて膝ポン、落とした人が一番可哀想だよねw

元族お嬢さんの縁談は、次々現れる◯代目に。強盗の回も、へ理屈のループに。笑いましたよねー


あんなにイケメンな竹野内豊がどんどんバカリズムのコピーみたいになっていってw パシリだしw


そして深まっていく、あんな不思議な仕事、どうやって就いたんだろう…と誰もが気にする疑問に見事に回答をくれた最終回でしたよ。

ただ、じゃあ標さんはどうやって…という新たな疑問がw


『彼女の3ヶ月を無駄にするわけにはいきません』

この枝分さんの台詞は素敵だったんだけどさ。

自分で運転する選タクシーですぐ戻れたんじゃ……いやいや、それが出来ない決まりがあるからこその3ヶ月待ちですよねえ?無償の約束とはいえ、いったい幾らになるハズだったんでしょうw


ともあれ、続編も作れそうな終わり方でした。 期待w

「素敵な選TAXI」1 ☆☆☆☆

等身大パネルw


<あなたの選ぶ、過去の選択肢まで>

時間をさかのぼれる選TAXI、運転手は枝分(竹野内豊)。


売れない役者がプロポーズを目指してデートを繰り返し、彼女が浮気?と早とちりした場面をやり直し、大枚はたいてやっと幸せにたどりついたと思ったら

拳銃強盗キター!!


って、あらすじを書くのがこれほどしょーもないドラマもありませんね、だってやり直せるんだもんw

そして最後の選択は彼女に委ねられるのですが……。


失敗して、反省して、

勘違いして、反省して、

彼女の不満も自分の引け目も全部分かって、

それでも一緒に生きていこうね☆という2人なら応援できるのですが。

このエンドだと男は変わらず、待たせっぱなしで謝れない奴のまんまじゃないですかー大丈夫なのかなあ(^^;;;)

めちゃ楽しみましたが、深夜30分枠が似合いそうではあります。

それもスペシャルでいいだろってネタで連続ドラマ。てことは、この先飽きさせずに見せる仕組みも用意されてるってことですよね?楽しみにしちゃうぞー
 

そうそう、喫茶店でのミニコント部分も楽しいです(^^)

脚本バカリズム。多才ですねえ。

タクシーのエンブレムや、喫茶店窓の枝分れデザインが可愛いのもいいよね。


「おやじの背中」1 ☆

キモ(><)


田村正和と松たか子、どう見ても年の離れ過ぎた恋人同士です。

でもそれならご勝手にどうぞなのですが、あれで本当の父娘なんだとしたら果てしなく気持ちが悪いのは私が亡くなった妻/母の立場で見てしまうからでしょうか。それとも自分の父より夫の方がだんぜん好きで、父と毎日会ったり談笑したりしたくもないからでしょうかw すまん父。でもそれが自然でしょ?


娘の恋人、と勘違いしたバカリズムに会いにいき、娘の好物や趣味を得々と語る父。哀れです。

つきあい初めの恋人なら知らない事もたくさんあって、でもそれを一つずつ発見するのが嬉しかったり、初めての食べ物を勧められて好物になったり、そんな2人だけの歴史をこれから作るのがいいんですよー。s


脚本の流れやドラマとしてどうなのかなら、悪くはないでしょう、ベテラン揃いですし。

でも気持ち悪いんです。これを『そうだ、そうだ』とか『こんな風に娘と過ごしたいなあ』と思ってみるのはどんな人たちなんでしょう…。せめてもう10年若い女優さん俳優さんでしてくれたら、この奇妙な蜜月の期間がそれだけ短くて済んだということでまだキモさ半減なのですがねえ。


ラスト、娘が普通に恋をしてひと安心です(殴られ損のバカリズム可哀想w)

「ゴーイング・マイ・ホーム」最終回 ☆☆☆☆

スゴイ、何も解決しなかった!


母の弁当を売る理由を「なんとなく」と言っていた娘。その真意が分かったわけでも、猛省してもうやめるとなったわけでもなく(解決してたらすみません、途中で船こいだかもしれないw)

もちろんクーナはみつからず、妻も不倫せず。

でもとっても面白く満足して見終わることができました。ドラマに事件って起きなくていいのねー。


いや肉親が倒れて亡くなったんだから大事件と言えば大事件。

そして今まで知らなかった故郷での父を知り、「もっと話せば良かった」と見送ることができたことは主人公にとって大きな変化だった筈だけれどやっぱりいつもの生活がある。ふむふむ。


一家団欒で食べるお餅ピザ、良かったです。

なにも雑誌で紹介するようなレシピじゃないんだけど家庭の味、大好物ってわけじゃないけど思い出の味、ありますよねー。それを共有している時間や空間をどう思うのかは、懐かしく羨ましく疎ましく……それそれの人生で違うのでしょうが、血のつながりよりもその思い出の共有を家族と呼ぶのかなと思ったりしました。

お姉さん役のYOUが、ズバズバと言いたいことしか言わない奴でまあ腹が立つやら憎めないやら。でも弟に対しての自分ってああかもしれない…w
今年の帰省では家族に優しく出来そう。

音楽もとっても素敵でした!



「ゴーイング・マイ・ホーム」2 ☆☆☆

とんがり帽子!!

赤い!!

仕込みじゃなかったら何なんですかあれは(><)本当に「いる」ドラマなの?


プロ母弁当のおかずを、同級生に売る萌ちゃん…。なんと一週間の謹慎です(小学校でそんなことってあるの?)その同じ週に母にロケ同行の仕事が入り、父に有給休暇消化の勧めが入る都合よさ。

「学級閉鎖でね」

なんて言って、おじいちゃんの入院先に、そしてクーナの森に父子で訪ねることになるのでした。


相変わらず淡々と、いい感じに眠くなる大人のドラマwなのですが。今週の出色はバカリズム演じるご近所さん。

平日に旅支度の父子に

「夜逃げですか?」w

「そういえばお母さんも大荷物で」

どんだけ他人の家庭の事情に首突っ込むねん、それも嬉しそうにw いい味出してるわーw


それでも毎週は見なくていいんじゃないか…とか思い始めた森散策の頃に、まさかの帽子発見ですよ!可愛い赤いとんがり帽子。どんぐり避け&裏返して座るとキノコに見えるように、だそうですがw

仕込みかなー。どうなのかなー。


「ゴーイング・マイ・ホーム」1☆☆☆

料理がどれもこれも美味しそう!


TVCMプロデューサー阿部寛とフードコーディネーター山口智子の夫婦。

それだけ聞いたらどの月9かと。

なのに何故かバブルな香りでなく、まったりした空気が漂うのは主人公の阿部ちゃんが全然もてていなくて、部下には「まーくん」とバカにされ(マヨネーズのマ?w)、妻には何でもマヨネーズを漬けて食べると怒られ(せめて一口目はお手製ソースで食べて、って分かる!分かるよ!)、実家の姉には「役立たず!」とないがしろにされ、とイケテナイせいですか??


故郷の父が倒れて意識不明。

でもまだ死んではいないわけで……。悲しむよりも、淡々と保険証を探したり、見舞いの女性は愛人か腹違いの妹かと騒ぐ家族コントと、東京での夫婦コントが交互に織り交ぜられて、ぼへーっと観ていると時々ハッとさせられます。

「僕、他人ですから」

と口を挟んでくる、姉の旦那さんとか。確かに配偶者の実家ってアウェイ。


娘の小学生萌江ちゃんの行動が謎なのですが……。

父の日常が息子に謎なのなら、娘が謎でも不思議じゃないし。かと思うと『小人を観た』という父と『見えないものでもいるんだよ』とフロドくんが居るという娘はなんか共通点があるし。
 

そしてあーんなに美味しそうなお料理も、完璧なお弁当も、娘はちっとも喜んでなさそうなことと、美人な嫁さんも「毎日観てるからどーでもいい」という阿部ちゃんもシンクロw


そして東京のご近所さんに『揉め事が大好物』バカリズムw
でも父入院先のタクシー運転手に『暮らします?家ならもらえますから』阿部サダヲ。 逆でもいけそうな2人のバランスをみるだに、そのうちに駒ヶ根に引っ越して田舎暮らしが始まりますか??


初回から2時間じゃなかったらもっと見やすかったのに。旦那は途中で2回寝ましたよ。声出して笑ってた場面もあったのにね。

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