ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

ハンドメイズテイル

「ハンドメイズテイル」~最終回 ☆☆

 おっと、救出への希望の星モイラ捕まってたのかorz  逆に、殺されたと思っていた旦那は外国で無事にしていましたが、そこからすぐにアクションがあるわけでもなく。旦那のその後回はほぼ一回休み。

 ご褒美だとフレッドに連れられて、検問を抜けてまでたどり着いた場所は禁断の盛り場! こんな場所があったのね…。そりゃ奥さんの監視下での「儀式」とは違う発散したいか。ジューンも、久しぶりにメイド衣装でなく着飾って化粧もするのは慰めでしょうが、それで行く先が娼館ってorz   女が嬉しいわけあるかいな! でもそこでモイラと再会。心を決めたオブフレッドもといジューンは反乱組織と繋がろうとしますが、だったらもう一度盛り場へ行って荷物を受け取れと命じられ、
「あの時のスリルが忘れられないの☆」
などとフレッドを誘惑する羽目になるわ、せっかくまた会えたモイラは怒ってるわ、夫人にバレるわ。

 ああその前後に、子連れ心中の騒ぎもありましたっけ。
子供を産んだ片目のジャニーンが、そろそろ次をよろしくね!と別の管理官の家に移されての「儀式」に逆上。だって愛されてるって、子供の父親である管理官といつか3人で暮らせるって信じてたのに! 挙句、我が子を連れ出して橋の上から飛び降りてやる~な状況に、説得係としてジューンが呼ばれ。
『いつかこんなことは終わって、元の世界に戻れる』
と夢を語って笑い合う場面は悲しすぎました。 ほぼ頭おかしくなっていたジャニーンでしたが、この状況で正気を保っている方がおかしいのかも。そして、赤ん坊をジューンに渡して橋から飛ぶ決断もまた、そうせずにこの世界で暮らしていく方が頭おかしいのかも。

 さて最終回。
ついにジューン妊娠!
自分の子供になる胎児の安全のため、ウォーターフォード夫人がかけた保険はジューンの娘。
「私の子が無事な限り、あの子は安全」
それって例えば故意でなく流産しても、娘は無事なの?
ジャニーンの騒ぎで、メイドとの浮気がバレた管理官は審議にかけられて重罪に。腕を切り落とされていましたよ…。それって管理官フレッドの未来の姿なのかも…いや実際の父親運転手も危ないね

 一方、ジューンに励まされたモイラは自分を買いに来た男を殺し、男装で逃亡。国境を超えカナダにたどり着きましたよ!
役所で親切にされ、日に15人逃げてくることだってあるんだと服や医療費に交通費にと、「難民」の当座の生活の世話がシステムとして準備されていることにモイラも見ているこちらも呆然。それだけ事情がわかっていて、国際的には放置なの?
 ジューンの方は荷物を開封。それはおびただしい数のメイドからの告発メモ。子供を奪われ監禁され犯され続けている被害者からの、悲痛な叫び。これもまた、物語で見えている範囲の何十人以外にもどれだけの被害者がいるのやらという数なのに知らないふりをされている地獄。

 実は生きていたジャニーン、赤ん坊を危険に晒した罪でリディア小母から石打ちの刑を宣告されます。でもねえ。かつての仲間を。それも事情が飲み込めずに「痛くしないでね」なんて笑ってるかわいそうな人を殺せませんよねえ…。リディア小母が最初の一石を投じるでもなく、手は汚さずに罰を下そうという姿勢が更に嫌です。戸惑うメイドたち、最初に出来ないと声をあげた1人は撃たれて連行されていきましたが、ジューンは黙って石を捨てます。
 またも警告する兵士を、必死に止めるリディア小母。妊婦だもの!大事な身体だもの!自分なら危害を加えられないはず、とわかっててやったよねジューン!
それをきっかけに、次々と石を捨てて集会から去っていくメイドたち。ジューンを先頭に、赤い衣装にちらつく雪が映える行進のBGMは、体制への反抗をうたった名曲「Feeling good」
♪It’s a new dawn, it’s a new day, it’s like a new day for me♪
いやあ屈指の名場面でしたね!

 流石にお咎めなしとはいかず、当局に連行されていくジューン。パニックの夫人をよそに、明日がどうなろうと関係ないと不敵に微笑むジューンの行く末は……!
来週からもう続けてシーズン2ですよ。何しろシーズン3が既に放映され、ジューンの苦境はまだまだがっつり続くってわかってしまっているのですが! カナダで合流したモイラと旦那は、力を合わせて救出してくれるのか? 目が離せませんよ!

「ハンドメイズテイル 」6 ☆☆☆☆

 旦那が生きてるですとー???

 メキシコからの通商視察団。
なんと代表は女性です。この女性蔑視のギリアドは、その目にどう映るのでしょう。
揃ってパーティに出席させられるメイドたち、ただし隻眼隻腕等、罪を償った傷が残るメイドは客前に出さずに帰されます。だって、ねえ。

 ところで回想の中、この狂ったギリアド共和国はウォーターフォード夫人の論文に端を発して出来上がっていったことが分かって驚愕です。どこか世間と隔絶した隠れ里育ちの、倫理観おかしい奴らが政権握ってしまったのかと思いたかったのに。支配する彼らもまた、ついこの前まで、普通の洋服を着て近所のバーにいたなんてorz
 そのギリアド組織の中ですら、ウォーターフォード夫人は演説できずに男だけで事を運ばれるなど女性は軽んじられていたのに。その行き着く果てのような現状に不満はないんでしょうか。理想が成就した結果女は読書を禁じられ、彼女が書いた本はもう誰も読めないんですよ! パーティで見せびらかされる子供たちだって、夫人が切望するオブフレッド経由の赤ん坊だって、女児ならばそのうち子供を産むだけの存在に(産めれば、ね。1回目をどの機会で試すのか…)なってしまう。ゲーッ

 管理官夫婦の前で代表に生活を問われ、「幸せです」と答えたことを悔やむオブフレッド、もといジューン。次に訪れた好機には真実を、拷問とレイプと幽閉の事実を語るのですが、返ってきたのは役に立たない憐憫の情だけ。代表女史には何もできない。だって、今回結んだ契約で輸出されるのは…侍女だから。
 えええ、諸外国でも人権無視で侍女に産ませたいってこと? そりゃあ嘘でも「本人が望んでいる」ことにしたいよね。 パンダの繁殖貸出を思い出しましたorz

メキシコのある町ではもう6年間赤ん坊が1人も生まれていないとか。ギリアドの無農薬有機農法が母胎にいいの?いやそれより、出生率激減なのに一夫一妻制を守っていたらロスが大きいということでしょう。

 めまいがするほど救いがない中、最後の最後で旦那生存情報! メッセージを託せるそうです。でもなんて言えばいいの。

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