「ヤメテ!私ノタメニ争ワナイデ!!」
と酔うヒロイン、ベラちゃんがますます困った女で大笑いでした。ヴァンパイアと結婚話の5分後には狼男に「キスして」って……(笑)冒頭で前作までのあらすじが紹介されていましたけど、それを知らない人も観に来るんでしょうか?
新旧ヴァンパイア対決でアクションは満載。でも、電球でも割れる的乾いた効果音で頭蓋がパキャパキャ割られるのは違和感でした。殺戮をリアルにしたくないのはわかりますが……ほぼ不死身のはずのヴァンパイアが、脆く見えてしまいませんか?おまけに燃えやすい(笑)これから自分もそうなるはずのベラの眼に、あの死に様はどう映ったのでしょう。また、カレンファミリーの過去話が興味深かったです。原作を最後まで読んで知ってはいたのですが、やっぱり映像で観たいものねー。騎兵姿かっこいいわー。そしてあご割れロザリーは古い衣装メイクの方がやっぱりキレイでした。
それを言ったらまず、エドワードが美形に見えないという一番の問題が1よりも2よりも重くのしかかるのですが(太った?)……アメリカ人にはあれが最高にセクシーでキャー☆ならしいのでもう仕方がないです。日本人の美的感覚にはTVで吹き替えだった成宮くんの方がキレイったらキレイ、せめて映画の中でいうならニューボーンの彼の方が美形に見えるのですが、あれじゃ「普通」なんでしょう、きっと。
アメリカ高校生のセックス問題に触れる部分も面白かったです。父と娘でそんな話はやっぱりギクシャクなのねwそしてベラにとっては『10代の結婚=妊娠』!なのに、エドワードのお育ちが古風で、婚前交渉なんてありえないとか、ウケル(笑)確かに昔の人ですからね(笑)
トワイライト
裸祭り(笑)
人狼たちが雨でも冬でも裸でウロウロしている向こうを張って、吸血鬼もきらきらした肌を見せつけて脱ぎますよー。邦画でも「ウォーターボーイス」「海猿」以降最近は「ダイブ!」と、いかに自然に男子を裸にするかで知恵を絞っているようですが、ハリウッドも事情は一緒なのかしら。
さえないヒロインが学園の王子様(吸血鬼)に熱愛されちゃう夢物語だった前作に続き、今度は幼馴染みが狼男だったよーんという、ダブルあり得ない、どんだけ人外ホイホイですか?なお話で楽しくみてきました。ふふふ。ジェイコブ可愛いわー(「マグマガール シャークボーイ」から素敵にマッチョに成長してくれました♪)
彼氏が永遠の17才で、自分の19才の誕生日が憂鬱なベラ。おばさんに喧嘩売ってますね、ええ。
実は前作も誘われて劇場で観て、予想外の面白さにはまっちゃったのでした。熱烈相思相愛なのにセックス抜きという究極の草食系(?)なおつきあいがたまらなくツボ。寝室に忍び込んで添い寝して、一晩中寝顔をみてるだけなんだよー!!あのアメリカでもこんなおつきあいにうっとりする奥手少女がたくさん居たのね! そんなお嬢さん達には申し訳ないけど、トワイライト仲間のおばちゃん3人集まると『寝ながらボリボリ尻かいたら』『ハナクソほじったら』とか現実を考えちゃうのよー。大人買いした原作を回し読み、ちょっとだけ10代気分を取り戻してキャーキャー言ってます。
なので、まさに原作をそのまま要約してきた様な今作には文句なし。失意のベラの落ち込みが、長すぎなくて見易かったです。(前作の青暗い画面と色調が変わって吸血鬼達が白すぎるのはちょっと残念だったかも。特にエドワードがホモオダホモオになっちゃってて……)
でも原作を知らなかったら、あれこれはしょりすぎじゃないのかなー。特にパート3に続ける気満々なラストのやりとりは。プロポーズして終わり。せめて返事がイエスかノーか、喜んだのか驚いたのかぐらい見せて終わらなくて暴動にならないのかしら(^^;;;)それとももう、読まない人はみなくていいよなハリポタ状態??
そしてどっちにしろ、ベラには腹が立つわー。女友達より恋人な女ってまったくタチ悪い(><)
次作も楽しみです。
