わーいザ・パーフェクトだ!先輩コンビ役でネタ中が写ってるだけじゃなく、ゲスト主人公の芸人に話しかける場面もあってがっつり出演じゃないですか。良かったねー(ちなみに「笑けずり」弊レビューはこちら)
ってことは「でんすけ」の所属もサンミュージックねw 同じテレ朝系列だからM-1グランプリの名はそのまま使えるのね!
今回の事件は、倉庫で死体がみつかり、凶器のナイフに指紋を残して芸人「でんすけ」のすけの方コースケは失踪。
伝は相方を信じて待つ、というのは建前で、話題作りだとコースケを匿いつつ、実は裏で真犯人と取引。コースケの借金をちゃらにしてもらう代わりに、真犯人に都合のいい相手を罠にはめ&チャンスを掴んで売り出そうと目論んだのでした!
こういうドラマ中の芸人なんて寒いのがお約束なのに、達者なお二人で玄人はだしでしたよ。むしろ声がちゃんと張れて、そこらの新人芸人よりいけてるかもしれないぐらいw(しかし脚本の「I am a King of Comedy」は「and more.」で落としているものの、キンコメ事件の直後だけにびっくりしましたよねw)
そこに絡む被害者がラン栽培社の社長さんなだけに、画面も華やか。続いて被害者の内縁の妻も捕まると(伝の罠だったわけですが)、被害者の妻が全商品をお買い上げ。実は真犯人はこちらで、伝との受け渡し物がその大量の鉢のどこかへ……。
100鉢はありそうでしたよ、どんな嫌がらせw
しかもラストはその約束のブツ、ネイルチップのアップでしたけど、えええええ、ポンと葉っぱの上(^^;;;;;;)
そもそも、目撃者の後ろから血まみれの手で肩ポンがまず不自然なのに、そこに血まみれネイルチップ(小指)が絡まるって無理無理w もみ合った、刺さったならまだ、伝に会うまでくっついてたのもわかりますがあんな肩ポンで? しかも、それを証拠品として脅した挙句に渡そうっていうのに、あんな不安定な葉の上にむき出しでw さすがに見栄え優先過ぎますよー鉢の水草に埋めるとか底に貼り付けるとか、あるでしょう!
現場から持ち去ったコースケの携帯にホイホイ出て強請られるのもツッコミどころでした。
凶器にハサミを使わなかった理由の推理も、右京さん自ら口にしていたようにかなり精神論でなんだかなあ。
自分が諦めた夢を、相手が追うのが許せなかった、という動機は面白かったのですが。最初の殺害場所がラン温室で、女手で引きずっていったならかなり特殊な微物も付いているはず。鑑識は仕事させてもらってないし、冠城はコースケのバイト先をみつけた以外はいたんだかいなかったんだか……。
ネイルチップ情報は「花の里」ママきっかけで、チップを拾ったおかげで貸切客もついて万々歳ですけどね、せめてそれぐらい冠城が思いつくとかしないといる意味ないですよね。爪が長いと普通にハサミ持ちにくいという物理的な理由+元美容師でハサミが大事、ならまだわかるかな。
そしてえーっと、才能あるゆーすけをピンで世に出して、自分は身を引く決心の伝。
「古畑任三郎」SMAP回ではコンサートを始めることかなわず逮捕されていく5人でしたが、右京さんは単独ライブのアンコールにでんすけ2人を送り出します。殺人容疑と犯人隠避の罪状の違いでしょうか。だったら伝だって案外、復帰できるんじゃないかなあ。ダメですかねえ。
ツッコミどころ満載でしたけれど、最近続いたような小さくまとまってて面白くないのよりはいいかも。単に私のお笑い好きってツボにひっかかったのでしょうか