整形手術に夢を見すぎw
さすがに途中で疑った「男なのでは?」はなかったですがw それでも手術で「別人』にはなれても、特定の『橘カラ』や『猪熊夕貴』に成り代わるのはほぼ無理でしょうに(マイケルジャクソンになりたい、マドンナになりたいって、大金かけてこの程度かって例がいくつもあるはずw)
ドラマ中でも元同級生が「顔はカラだけど…」と元々の十和田幸を思わせると言っていた様に、一瞬の顔芸でなく入れ替わるなら、肩幅や手足の長さの比率など全体のプロポーション、笑い方喋り方などの動きも重要ですよねえ。 それがさらに猪熊と入れ替わるって、無理無理と半笑いで見ていたらなんですか養女つながりって!双子って! 後ろから間違えて呼び止めるような体型が似てる伏線もゼロだったでしょー木村文乃と菜々緒じゃ! 元々は同じ顔同じ体型だった、と言われても。やっちゃった整形をなかったことにして戻せないから失敗した人が泣いてるんでしょうに(あ、でも2話あたりの感想で書いた『このドラマの鑑識は無能』は撤回できますね!現場のDNAは猪熊のものとして処理されてたってことで!……過去の事件の分はどうなってるんだかw)
あと、本家橘カラの遺体の埋め方浅すぎw 犬に掘り返されるw
と文句はいいつつ楽しめました。殺す気満々、松坂桃李の悪い顔なんて主人公ばかりしてたら滅多にお目にかかれませんよね。菜々緒や木村文乃のアクションもなかなか頑張ってたし。…と、3人がそれぞれ目立ってしまったせいで焦点がぼけたドラマではありましたが、何より実生活に何一つかすらないところが見やすかったんです。完全アウェイでお気楽な娯楽。
また最後にカラ、もとい幸を死なせなかったのもよかったですよね。海や火事で生死未確認で終わらせたり、洗脳や催眠の影響を示唆してダークに終わらせたりせず本人はきっちり逮捕されて監獄にいるって珍しいのでは。
そして、身内の犯罪に厳しいらしい警察組織。8人殺しの血縁者では、被害者とはいえ猪熊は一生飼い殺しなんでしょうねえ。里見もですよねえ。最初っから里見の推理と勘が正しくて、しっかり耳を傾けていたら死人が半分で済んだなんて表に出すより、チビデカ君のお手柄にしておいたほうがましってもんでしょう~、なんてね。
合間に挟まる、ドラマキャラが演じるCMウザかったです。特に馴れ初めを延々と語る版orz 交際をごまかしてる版は別に普通なのにね。←これが最終回だけ、ドラマ後の二人だったりしたら見たいかなあ。
サイレーン
この世界の警察に、鑑識はいないのか無能か。
髪の毛だの皮膚片だの、あれだけ格闘してたら残るでしょうにね。それがカラだとはわからないまでも、すべての事件に関係する『誰か』がいるとわからないのか、機捜ごときには情報こないのかw
それでもカラを怪しむ里見(松坂桃李)
カラつながりで整形外科医(要潤)を疑い、会員制売春クラブで勝手に潜入捜査w 金持ちっぽい身なりにしようと、チビデカ先輩からいい時計を借りるのですが、なんとそのお高い時計には盗聴器が!(って、ムーブメント台無しじゃないんですか?なんて捨て身な嫌がらせ)
ダブルでオーダーしちゃった里見くん……二人は無理でも、一人とは……したの?マジで?
と、売春組織の密偵で笑わせw 少女売春にまたもや殺人、ますます怪しくなって参りました。生き残った犠牲者が危ないぞ!
そもそもカラが男かと匂わせるセリフもありw
そっかー、だから出たDNAが男で、容疑者が女って線が出なかったんだねーってのはさておき。
若さも美しさも整形の賜物=本当は結構な年齢で、どんな顔だったやらってことですよねー! 演じる菜々緒のおばあさまがこれ見て泣いちゃったそうで、ご自慢の美貌の孫娘を不憫に想うお気持ちお察しします(^^;;;) でも役者としてはやり甲斐ありそうです。他にできそうな人いませんよね。
どの事件も視聴者には犯人が丸わかりでカラですから。見続ける興味はもうカラの正体しかないぐらい。松坂桃李よりすっかりカラ主役です。
ターゲットにされているとも知らず、カラとの親密さを増す猪熊。正義感溢れる猪熊を真似て、共犯だった整形外科医を罰してみるものの……面白くもなんともないとやはり正義には馴染めないカラ。でしょうねえ。
かかりつけ医を殺し、カルテを燃やしちゃって、この先のメンテナンスはどうするつもりなんでしょうw 遺体はどこに担いでいったのやら。一緒にいろんなことしていたようで、それは明るみに出るのか?
とりあえずは寄生先のおじさんが殺されそうです。さてまた、現場にはカラの香水の香りがするのでしょうかw
あんな目立つ女が出入りしてたら近所で噂になってそうですが、さて。
警察が無能すぎw
連続殺人犯……を、まんまと殺す真の殺人鬼。身の回りでどんどんと人が死んでいくのに疑われず、むしろその捜査を足がかりに女刑事と知り合い、取り入っていく謎の女。怖いよー。
そんなとんでもない整形悪女カラを菜々緒は好演していると思います。思いますが、いろいろ都合が良すぎますよねえ。
一番呆れるのが、憧れの捜査一課がダメダメなこと。
今は機動捜査隊にいる主人公カップル(松坂桃李、木村文乃)はどちらかが捜査一課に見事引き抜かれたら結婚しようねーとか言ってイチャついてますが、当の捜一ときたら型通りの決めつけ捜査で、連続殺人を見逃すわ、犯人の性別も間違えるわ。本のうけうりでペーペーが指摘できるようなことはちゃんと出来ててくれないと、犯人の価値も下がるじゃないですかw
挙句、カラが「犯人はきっと女」と口にした程度でありがたがられ、女刑事との心の距離が近づく始末。この作中に「相棒」杉下右京がいれば、口に靴下が片方詰まった遺体なんて格好のおもちゃだし、運転手が殺害されたタクシーのダッシュボードは当然開けて靴下をみつけただろうし(カラが持ち去ったとしても鑑識さんが繊維を見つけるはず)、後部座席に本=客が居た、と立ち去った客が殺害犯候補でしょうよ。そして、美熟女の殺害犯が女の可能性だって考慮してたでしょうよ。
そんなわけで、やっと見ました初回スペシャル。だから初回を2時間にするのやめてってばw
通報と同時に現場に駆けつけ、捜査方針に口はだせない機動捜査隊。連ドラで舞台になるのは珍しいですが、沢口靖子主演の2時間ドラマ「特別機動捜査隊」シリーズを西村雅彦目当てに見てましたから!知ってる知ってる、とちょっと嬉しいですねw
大杉漣と木村文乃の父娘コメディも、犯罪捜査の息抜きにはいいかなあ……。さて2話をどうしましょうか、悩ましいです。
(余談、「セイレーン」だと思ってましたよ、悪女だしw)