ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

わたしたちの教科書

「2007春ドラマ総括」

新枠も増えて週20本!それをとりあえず一話は頑張って全部見て……。

完走したのが6本。
「わたしたちの教科書」「プロポーズ大作戦」「セクシーボイスアンドロボ」「時効警察」「バンビーノ」に、まさかの 「ホテリアー」(笑)
そこに「風林火山」と「仮面ライダー電王」と、これから最終回の「エリートヤンキー三郎」も加えると9本なので、結構頑張ってみちゃったかな?

 とりあえず恒例?じゃすみん的ランキング発表〜パフパフ
1位:「わたしたちの教科書」
2位:「エリートヤンキー三郎」
3位:「セクシーボイスアンドロボ」
4位:「時効警察」
5位:「バンビーノ」
 ↓ 「プロポーズ大作戦」
 ↓
10位:「ホテリアー」

 いやホント、非道かったわ「ホテリアー」!上戸彩は可愛かったけど!

 1位「わたしたちの教科書」は、音楽、興味の引き方、強烈なメッセージで圧勝!
 中学校:イジメの共通項で、当初「生徒諸君!」と似て見えたけど、結局こちらは教師でも熱血でもない積 木珠子弁護士の物語として、外から描写された学校が新鮮だったかも。
 ダブル主演で、嫌われがちな珠子から冒頭目をそらすやり方も上手かった(笑)

 3位「セクシーボイスアンドロボ」は、キャラ萌え最強♪
 冒険活劇かと思わせて実は「だから、死なないで」「自分を信じる」等々と「教科書」と重なるメッセージを発信。ドラマは見かけによらぬもの、です。
 あーもっと、ニコとロボを見ていたかったなぁ。回によってばらつきがあったのが残念でした(キャラ萌えしちゃってから見ると、ダメだった回も面白いんだけど・笑)

 そんなわけで、2位に「エリートヤンキー三郎」深夜バカドラマが!(笑)
 だってー、バカなりに丁寧で、毎回安定してバカでしたよー。誉めてます。
 主人公はジュノンボーイなのに変顔・毎回おもらしの三郎(石黒)くんが熱演。脇の河井(板倉)、石井(じゅん)、春菜(倉科かな)も当たり役でした!

 4位:「時効警察」は、霧山三日月の仲が進展、したようなしないような・笑
 どうせパート3もあるでしょう??

 5位:「バンビーノ」は、定番成長もの。
 毎回そつなくて、かえって小さくまとまっちゃった気もします。松潤も良かったけど、不機嫌な香取くんが珍しい役所でした。

  同:「プロポーズ大作戦」これも丁寧に作ってありましたね。
  主人公を全然応援できないというのに、失敗して欲しくて見守ってしまうという、妙なテンションで最後まで見続けました。
  あのラストがオッケーで山Pのファンだったら、もっと評価高くても不思議じゃないと思います。(私はダメでした^^;;;;) 郷愁もなかなか良かった。


 そういえば「特急田中3号」も一応最終回見たんだっけ。
この中に入れるなら7位ぐらい?
 「バンビーノ」同様、八方丸く収まって大団円でした。始まりをもっと上手く、主人公田中を嫌いで大丈夫なように見せてくれてたら良かったのに。

 あ、すっかり忘れてたけど「喰いタン2」も一応見てた・笑 8位?
今シーズンは説教の方向が時々間違ってたと思うのよね。
例えばタイムリップの回。イジメを見て見ぬ振りをしたハジメ君に、彼女が「いくじなし!」って、違うでしょ自分で言えよっって思ったし。

 1話2話で桜を楽しんでいたのに、最終回の頃には夏。
日本の四季はいいですよね。
ここまでもちょろちょろ書いてますが、9月から日本を離れるので最終回を見られない夏ドラマからレビューはお休み。新ドラマ始まる時期なのにちょっとさみしいですが、仕方ない。
TVのこととか、ちょろちょろ書いていくのでよろしくです。

「わたしたちの教科書」最終回 ☆☆☆☆☆

 素晴らしかった!!

 まずはトモミ役の子の、長丁場大熱演。
辛い思い出を吐き出す過呼吸に、全ての責任を引き受けたうつろな瞳に、ひきこまれました。 ここが不味いと意味がないので、彼女にどーんとまかせたスタッフの度量にも驚くわ。

 そしてついに明かされる真実。
明日香は生きようとしていた!!(だとしたら、尚更その死が悔やまれて・涙)

 あれ、でもじゃあ裁判てもう意味がない?と思ったところで即「一年後」、結審前日。
珠子さんは闘っていた模様です。それを讃える元婚約者に、笑って、でもピシッと言い返すところがもうサスガ珠子さん。
 刺された加地も他の先生方も教師を続けている描写に、ありのままの現場に立ち向かっている様子に、明日香を語り継ごうという取り組みに、じんと来ました。
「世界を変えることが出来ますか?」
この問いかけに、生真面目に応える中学生たちがまた、可愛いんだー。
悪魔にも、天使にもなれるんだなぁと(懐かしいフレーズね)思ったりして。

 そして、転校後連絡を絶っていたトモミと珠子の再会。
2人で訪れた思い出の場所に、残る明日香のメッセージ。
「私がここで止まったら、明日の私が悲しむ。
 昨日の私が悲しむ。」
だから死んじゃダメだ!
ストレートな表現に胸を打たれました。この時の明日香にしか言えなかった言葉かも。そして、この想いを受け止めてトモミちゃんは立ち直って行かれるのでしょうか。
そこも、安易に笑顔や決意表明を言わせずに、肩を抱く珠子しか見せなかったところに好印象。
呆然とする頬を流れる涙は、きっと再生の涙なんだよね。
そして「あなたは私、私はあなた」。
明日香の分も生きていってもらいたい!!

 総集編エンディングも見応えがありました。
もう一度一話から見直してもいいかも……!!

 ちょこちょこ疑問も、兼良陸はその後どうしてる?とか。雨木息子はまた刑務所ですか?とか。今日じゃなきゃダメ!は何故だったのかとか。
(実は、証言後のトモミの虚ろな目。来る前に息子に刺されでもして、息絶えたのかと思ってしまいましたよ)
他にも、トモミが目撃した「知らない援交男」が陸の父親だと、明日香が知ったのはそれこそ何故なんだとか。あれ以来出てこない明日香父・祖父とか。
あるのですが、それは別にどうでもいいことなんだろうとも思えたし。安易に時間拡大せずに締めくくって正解でしょう。

 とにかく今回は、構成の旨さに唸りました。
他でも書いたのだけど、加地:積木珠子のダブル主演。それも、とっつき易い加地の目線で事件を始めたところ、とても考えられていると思います。そりゃあ事件は現場:学校で起こってるから、とも言えるけど。
あのアクの強い珠子さんだけをメインにして始めたら、主役が嫌いだから見ない、となる可能性も大でしょう???連ドラは続けて見て貰わないと意味がないもの。
 何故?どうして?次はどうなるの??というひっぱりが、テクニックだけにならずにきちんとメッセージを届ける為だったことに感激でした。

 だから、死なないで。   (これはセクロボだけど)

「わたしたちの教科書」副校長の真意☆☆☆☆

 いやぁ今週も前のめりで視聴。最後証言中にブツッっと画面が暗くなったときには一瞬放送事故かと思うほど(^^;;)

 結局、副校長は腹黒かったわけではなく、公表しても益のなかった2度の経験から表向きイジメはないとしたうえで、被害加害双方の生徒と接触をもっていたのだった!!
 でも、それで堂々と裁判では
「イジメはありません」
と言い切ってしまえるとは。

 生徒兼良君だってそうですよー。
今更いくらイジメを認めたところで、先週公の場で「なかった」と発言した記録はそのまんま。
もうあの裁判意味がないし、偽証罪って全く機能していないのかとガックリです。

 なんかねー。
兼良君が憑き物がおちたように反省して、珠子の味方で、ボク良い子ですになっちゃっているのがちょっと解せません。少なくともポーちゃんには、土下座して謝れ。一緒に虐めてた女の子達はどうなのよ。
 なので彼の記憶から、副校長から明日香あての手紙があったことが分かって林を掘り出した時は、もしかしてうそなんじゃないかと。無駄骨折らせているんじゃないかとハラハラしたのですが ……ありましたよ!

 そして、裁判の駆け引きぬきで雨木に迫る珠子。
証言はウソだったと認め、落書きされた教科書を返す雨木。
ここでも、録音してるんじゃないかとか。好意で返された教科書は、逆に証拠品として法廷に出したりしないんじゃないかとか、いろいろ考えたことは肩すかし。疑いすぎですね私(><)

 しかし雨木息子がやってくれましたっ。
2度の傷害事件は、母親の学校のイジメを止めるため??そして実際に効果が?
(少なくとも本人は、そう信じている模様)
兼良にナイフを突きつけて、職員室に籠城を始める模様です。ああ、せっかく決まった就職がパーじゃない。っていうか、加地が刺されたーっっ 画面の端に「さすまた」が映りましたよっ先生これを使うのよー!!

「今日じゃなきゃダメなんです!!」
と叫んで、自ら法廷で証人台に立つピアノ少女。どうして今日??雨木息子を止める為??
そして衝撃の事実が明らかに……。

 わーっ何なんだーっ
予告を観てもメッチャ不安になるだけで何も分かりませんね。思うつぼです。そして、彼女は珠子に何も核心を語っていなかったことは確かかと。ああ。
事実は来週暴かれるとしても、それで学校は大丈夫なのでしょうか。今週、止める雨木を無視して先生達は、
「自分が何をしたか、
何をしなかったのか」
などという紋切り型な問いかけを生徒にしていましたが、それって効果あるのでしょうか。私が生徒なら、あんな壇上からの通り一遍の説教、鼻で笑って終わりですヨ。

「わたしたちの教科書」ポー転校☆☆☆☆

「まだ教師やってたんだ」

 予告で流れた、ポーちゃんの言葉。
加地への冷たい決別に聞こえたのに、ふたをあけたら『何十年か後に再会して』設定の会話になっていて、ならば実にあたたかい励ましじゃないですか(涙)
 怖いとか辞めたいとか、弱音吐いてるんじゃないよ、加地!!

 出てこない親、近距離での引っ越し。
また行った先で虐められる可能性も無きにしもあらずだとは想うのですが……。とにかく、イジメを認めない学校で闘うよりは速効性のある次善の策かと。

 で、顔を出してきた親といえば、エリート兼良家ですよー。
「そこらの子と一緒にしないでください!」
って、公立中学に来ておいてそりゃないでしょ。
挙げ句に、子供を法廷に立たせましたよー。そしてスラスラと、明日香の方が変だったと証言し、裏では吐く兼良君(涙)これをされちゃったら、この子が被害者に見えて来るじゃないですか、ずるいよ。

 受けて立つ珠子が、反対尋問せず=それウソだろう?と責めず、徹底スルー。
だって告発したいのは子供じゃない、という姿勢が潔くてまた惚れました。
 父親の買春行為も(そうそう、あの日から加地と珠子決別してたから、伝わってないんだよね!)珠子は利用しなかったし。

 ただねー、ぼろぼろの兼良くんを見舞ってかける言葉は、
「想像してみて」
に続く長い長いポエムじゃなくて、
「死んじゃいけない!」
が先であるべきだと思いましたよー。だって親も隣にいて、いつ逆上されるか叩き出されるか分からない状況なのにー。(また、例によって今ひとつ伝わりづらいポエムなんだわ。)

 そして、相変わらず謎のままな雨木息子。
虐め首謀者を死傷?刺傷?
通報されそうな風体で中学校回りをうろうろ。また、彼を見かけるたび、ピアノ少女が妙におびえます。彼女も虐めている側だったのかなぁ。
手紙を書かされる時といい、生徒が本当に何を考えているのかはよくわからないんですよねぇ。
もっとも大人が作っているドラマな以上、『わかる』と描いてしまうことの方が不自然で、かつ具体例はかえって子供側からの感情移入を拒むのかもしれません。

 あと2回?どう締めくくられるのでしょう。
エンディングがとても好き。 

「わたしたちの教科書」ジョーカー☆☆☆☆

 ポーさま生きてた(><)
虐められてた!
公式に、イジメはあった!!

 そこに辿り着くまでに、どれだけハラハラさせられたことか。今回は本当に、1時間ずっと前のめりで視聴してしまいました。

 悲しませるから、と家族に実状を隠していたポーさまですが、知らずに死なれること、知らずにいることの方がもっともっと悲しいのよー。
救いの手がギリギリでも間に合って本当に良かった。今度こそ抱きしめることが出来た珠子が、ピアノの女の子の時とは全然違う顔に見えたのが印象的。
「もう学校には行かなくていいよ」
の言葉が、少しはポーさまの助けになるといいのですが。
(学校に脅迫状は送っても、行かない選択はないところが追いつめられていて更に可哀相)

 そしてジョーカー、事件当初にコースターで教科書の隠し場所を知らせてきた謎の人が判明。
そうか、この人か!!

 初回から借金まみれで怪しそうだった体育教師が、いまや珠子さんと共同戦線を張っているように、最初から提示されていた家族との不和が伏線で、
「黒い物は黒、白い物は白」
と言わせる気持ちをジョーカーに持たせた展開が、素晴らしかったです。

 いじめられていることは恥ずかしい、と本人も事実を隠しますが、教員達は怖くてイジメを隠す、という切り口も興味深いかも。
責任問題がどう出世・世間体がどうというよりも、気づかなかった自分、見過ごしてきた自分を認めるのが怖い……という、その気持ちはなんだか分かるわ。

 で、体育教師と珠子さんのつながりが明るみに出てしまった訳ですが、明日から学校で大丈夫なのかしら彼は(^^;;;)

 いつもコーヒーを1人分淹れる珠子さん。
震えるポーさまにはココアすすめてくれるんだから、あれはお前なんか客じゃないっちゅーことかと想っていましたが、箸使いが悪いことも考えると、育ちが複雑だったりするのかも。そんな個人攻撃はこれからまだまだあるのかも。

 来週はついに主犯少年の証言!母が怖そう。

「わたしたちの教科書」2部裁判!☆☆☆

 あれから一年。なんで新米・加地先生、こんなに偉そうに??

 鉄仮面女史とは順調に愛を育んだらしく、披露宴は見合わせつつも幸せ新婚生活♪
……なのはいいけれど、藍沢明日香のことって夫婦2人で語り合ったりはしないんでしょうか。実際、元からいた先生達は立場上黙っているだけで、イジメは認識しているんじゃないの?
 なのに熱血加地先生だけが、イジメは全くなかったと頭から信じ込んでしまっていて異様です。
「僕が責任をとります」
って、正式採用1年目のぺーぺーが、否ベテランでも、命の責任なんてとれませんよ、全く。

 一方の信頼され守られている生徒達は、廊下で声高にイジメ自慢(><)

 あのポー様が、現在の標的でしたよー。またもや加地先生にSOSを出し、珠子さんと接触してから死を選ぶなんて、この2人の対応のせいにされそうですっ
ラスト同人誌の奥付telに、かけたコール音がむなしく響いて、ドスッと鈍い音が。ああ……。

 ものすごくイヤな気持ちで見終わりましたが、藍沢側が劣勢だった裁判の行方はこれで著しく有利になるでしょう。あああ嬉しくない……。

 現実の高校から離れて法廷だけ描いてどうするのかなと思っていたのですが、こうやって平行して描かれていくんですね。
そうそう、雨木副校長の息子は出所してますね。
(新婚加地家??と身を乗り出したら、副校長宅でイヤン。慌ててしまわれる包丁が不吉ですっ)

あともう一つ。副校長副校長って、校長先生はどこにいるの?

「わたしたちの教科書」一部完!☆☆☆☆

 ついに裁判だ!!

 元担任教師が、藍沢あすかを殺した……と、いうのは体育教師の勇み足でしたけど(笑)
ちゃんとイジメで、目撃もあって再三報告もされていたのに、狸な副校長が静観を指示していたのでした。
何故!!

 担当弁護士谷ショーが、狸同士の密談で
「勝てる!」
と確信したからには隠し球もあれこれありそうですが、とにかく証拠も証人も現れて訴状提出と相成りました!!

 いつもの店で次から次へと、珠子さんが連れてくる人は死んだの焼いたのと胡乱な話ばかりして(^^;;;)
さすがの愛想無しの店員でも、一体何が起こっているのか興味津々じゃないかと思って観てました(^^)

しかし元担任教師。
「私じゃないモン!」
って!割り切ってる以前の無責任キャラでびっくりでしたよ?。
元教え子が死んでも、ケーキの方が大事だなんて。そこで怒る体育教師の方が確かにまともです。
彼女も、今おなかに宿っている子を産んだら分かるのかしら。どの子も誰かの大切な子供だっていうことが。

 そしてその大切な子供は、どんなに育っても親には赤ん坊の頃の延長なわけで……
そういえば実家の親も、私たち姉弟が成人した頃から飾るのは
『このころが一番可愛かった』
という0才児の頃の写真になっちゃって……微妙な気分だったので、
「今の俺を観ろ」
と怒鳴る副校長の息子の気持ちも分からないではないですが、そういう彼も親になったら分かるじゃないのかな。3才のキミも60才のキミもきっと親には一緒なんだって。
(しかし、ホント事件と息子と一体どんな関係が?)

 熱血加地先生は、相変わらず幸せそうに部活指導に励み、同僚の女史と愛を育み(^^)藍沢も珠子も過去のことみたい。
 でもイジメの首謀者は、剣道部員。例の援助交際パパの息子でしたよ??

 次回は一年後。
何がどう明らかになっていくのでしょうか。
元から珠子と加地の間に恋が芽生える気はしませんでしたけど、まさか裁判で立場を違えて争う仲になろうとは!

「わたしたちの教科書」6 ☆☆☆

 明暗を分けるとはこのことかと。

 副校長側について以来、学校生活が楽しそうになっている加地先生。
一方の珠子さんは婚約破棄だし退職させられるしで、まったく可哀相なことに。

「一度もあなたを好きだったことなんかない」
と誓わせる元婚約者。
言いかねていることで、本心はもう明らかなのに(涙)
辛そうな菅野美穂の名演と、ソフトにSという実にはまり役な谷ショーとで良い場面なのですが、さて何故あの科白を強調しているのかはちょっとピンと来ず。
裁判で相まみえるときに何かそれが大切?(自分だけで宣言するなら、やせ我慢かなとか男の優しさかなとか思いますがね。
(加地発言を録音したときの「言ったはずよ」といい、この脚本、そういうことが多いです)

 それでも負けない珠子さん。
だって、胸には死んだあの子の作文が。そうか、副校長と面談したときの不自然な胸元をつかむ仕草はこれだったんですね。

 徹底的な調査のおかげで、当中学校ではイジメは全くなかったという「事実」が判明。
生徒に頭まで下げる加地先生。
拍手で迎える生徒達。

 思わず納得されちゃいそうですけどね、そんなわけないじゃん!

 借金体育教師の転落と共に、無理な襤褸隠しがほころびてくる模様です!!
去年の担任教師が藍沢明日香を殺した??
他の生徒の前で笑いものにするようなことをしたのでしょうか??
ムショの謎は??
さてさて。

「わたしたちの教科書」3〜5☆☆☆☆

「この学校に イジメはありません。」オイオイ!

 のほほんとしてた事故直後から、あーなってこーなって一回転して、イジメ否定に戻っちゃった加地先生。悪代官副校長に、丸め込まれてしまいましたね。よ、弱い。
 職員室での無視イジメ&無駄なオーバーワークで弱っていたところに、生徒の一言がよほどダメージ大きかった訳でしょうか。
「生徒を裁判の証言になど立たせたくない」と、副校長。
そのために、証拠の落書きされた教科書ノートが必要じゃなかったのかい、加地先生!!

 それにしても、面白いです。

 正直、行楽疲れの身体で観るには重たくて録画をため込んでいたのですが、やっと見始めたら止められない。

 最低男だと思ってたお父さん、アルツハイマー故の失踪だったんですね(><)
 2話の回想で暮らしていたアパートが質素だったので、まさか雑誌に載るようなビジネスマンだとは。 そんなパリッとしてたパパが、今や会話もままならないのに明日香ちゃんの死を悼み、生まれたときを思い出す様子に、涙してしまいました…。

 イジメの証拠を探し、友人らしき子をみつけ、裁判の原告になる父を捜し……といった部分は、まるで推理サスペンス。 女史なんて、お友達に近づくためにピアニストだなんて嘘までつきましたよ(すぐバレたけど ^^;;)
 かと思うと、謎が謎をよんで明日香の死を忘れそうになるころに、ちゃんと誕生日のケーキなんてみせてくれたり。
 
 学校は敵だ、生徒の死を真剣に追う加地先生こそが正しいんだ、という視点でずっと見ていたもので、
「僕たちが殺したと思っているんだ!」
と生徒が傷ついて加地を嫌うとか、まーったく思い至りませんでしたよ。
 もちろん、本当にクラス全体が彼女を死に追いやり、男子生徒もそれを分かってて加地を牽制している可能性だってあるわけですが。とにかく、面と向かって罵倒された加地が、教師としてショックを受けてしまうのは分かります。
 生徒の名前だってちゃんと覚えてる、いい人なのにねー。
(名前と顔覚えるの、苦手なので…。キャバ嬢先生に同情。生徒も訂正しろっつーの)

 ホテル前の加地と女生徒を激写したのは、やっぱりあの男子生徒なんでしょうね。(写真がいきなり現れたりには、3TD「生徒諸君!」か??とか、思ってしまいましたよ・笑)

 証拠を隠したり、教師イジメを指示したり、かと思うと明日香の墓には参る副校長。
ラストで突然現れた、ムショ暮らしの息子は何事ですか??

 目が離せません。

「わたしたちの教科書」2 ☆☆☆☆

「ワタシ実ハ宇宙人ダッタンデス」
   って、どんなドラマですか?(笑)

 と、谷原さんの大人のウィットで笑ってごまかしておきたいぐらいに、まったく救いのない展開でした。 弁護士は明日香の実の母じゃなかったけど。もっと可哀相かも。

 22才の時に結婚した相手の連れ子。そして父すぐに失踪(なんだその男!)
2人きりの生活の中、ネグレクトされても明日香は慕っていたんだね。いたいけない子役の顔立ちと相まってもう、可哀相で泣けて泣けて。
 似てると言われた、なんて嘘も、生まれてすぐ実母を亡くした子が、どんなに母親に憧れていたのかと思うともう、泣けて泣けて(TT)

 最後、施設に預けられるまでの道のりも
「旅行みたい」
と喜んでいた明日香。鯛焼きは、その時の思い出だったんだね……。

 受け取ってあげるんだった、作文破ってごめん、といくら思ってももう相手が死んじゃっていたら何も出来ない。
 ただ見ていてすら、どつぼどん底なのですが、そこで泣かずに前に進む菅野美穂、中学校を訴訟!

 だよね、あの鞄まで『虚言癖があった』で闇に葬られるところだったもの!

 そして「いじめがあったかもしれない」という加地の言葉も証拠として録音済み(笑)やるな。
 ただ、彼女の決めぜりふ
「いい人にご褒美が、悪い人に罰がくだるわけじゃない」
は、2度も繰り返された割に、この状況にどうあてはまるのかぴんと来ませんでした。

 メガネ先生の指導記録盗難は……なにか、藍沢明日香の死につながる情報を改竄するため?と思っていたのですが、自分の白紙を埋めるためだけ??
 その辺もこれから、追求されていくのかしら。さて。

 「今あの学校は緊急事態なのよ!!」

「わたしたちの教科書」1 ☆☆☆

 衝撃!!

 冒頭の新米教師:加地先生(伊藤淳史)の熱血&勘違いにゲンナリしてたら、カメラはするっと別の場所:弁護士先生(菅野美穂)にも。
 え、学校の話だけじゃないんだ。
 そして、現場では見過ごされ心療内科で語られるイジメの兆候がことごとくクラスの少女:藍沢アスカ(志田未来)に符合していくのを、視聴者だけが確認していくスリルにぞわぞわ。

 でも一体、弁護士事務所と学校がどう接点持っていくわけ?ドラゴン桜??…と思う間に、藍沢の方から先生を訪問。そのうちに熱血先生も合流だっ。

 ここでズバッと語られる
「(世界平和なんて)現実逃避」 ←じゃあ何から逃避?
香水、手洗い&「私、臭いから」 ←これって!!

 この後、藍沢が加地先生(伊藤淳史)に渡した鍵を、即確かめていたら。
香水と手洗いの意味を悟った弁護士がその時、動いていたら。

 藍沢アスカは死なずにすんだのでしょうか。
……そう!てっきり暴かれたイジメを解決していく物語かと思っていたのに、1話からヒロインが死ぬなんて!!!
 また、藍沢アスカの「母親」だという弁護士先生。年齢差を考えるとまるで”14才の母・その後”??

 親は「居なくて普通」で育ち、「死ね」と書かれた教科書をロッカーに隠し、他人の前で食事をとれないのはただのワガママ、朝風呂はオシャレしたい年頃と言われて放置された彼女の苦しみを、これから加地先生と弁護士先生がトレースしていくのでしょうか。
 でもその前に、「事故」にしておきたい学校と揉めそう。

 この4月から私も中学校に通う日々でして、舞台が中学なのもより興味をそそります。
こういう暗いの見たくなかったのに。
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