はあ~きゅんきゅんでした。こんなタイトルで恋を描きながら押さえた性表現、まさしく少女漫画ですよねえ。

 『魔法』を後ろめたく思う安達(赤楚衛二)
 黒沢(町田啓太)と付き合えて、順調なのも『魔法』のおかげ。コンペでも、2次プレゼンで落選したのに激励を受けたのは、開発部長の不満を『魔法』で知ったから……?
そんなに『魔法』で万事うまく行っているなら、むしろ失うことが怖くなりそうなものですが、そこは安達くん『魔法』=ずる なんですね(^^;;;) 黒沢がどんなに褒めても、手料理を並べてキャンドルまで灯してコンペを慰労してくれても、どよーん。自分はそれに値しない、と落ち込むマイナス思考ループですorz 別に『魔法』で惚れさせたわけでも、部長に合わせて企画をねじ曲げたわけでもないのになあ……。いまだ消えない『僕なんて』がそう思わせてしまうのか。
 その『魔法』、柘植先輩(浅香航大)は卒業済みなわけで。

 僕も童貞じゃなくなれば!

とばかりに誘惑に走る安達。

らしくない恋人にいぶかしみながらも、優しく応えようとする黒沢なのですが。それはそれで黒沢を利用する様でダメーーーーってorz キス間際で突き飛ばされた黒沢が不憫でならない上に、この挙動不審に続けて『魔法』を打ち明けられて受け止められるとは、黒沢の安達愛がスゴすぎです。 信じる。そう言いながらあえて安達の腕を掴む、その時の黒沢の心の声はなんて言っていたのでしょう(><) そして、
『俺たち、もうここで止めておこうか』
とまで言った黒沢の真意は?? しかも安達、何故それを受け入れて帰るの~! 

 そもそも、ひっそりと安達をみつめてきた黒沢。同性である自分の愛情は迷惑、と控え続けていたわけで。まさかの交際に有頂天になってはいても、嫌がられた時点で身を引く準備は出来ていそう。唐突な『魔法』云々は理解できなくとも、目の前で愛する人が苦しんで泣いていたらまず、自分が消えたらいいと思ってしまっているのでは……orz  それとも『止めておこうか』に、イヤだ!ってすがりついてきて欲しかった?? ←それは私も観たかった!
予告は、置き去りにされて膝をついたポツンと動かない黒沢の後ろ姿で……つ、辛すぎます。

 とはいえ、最終回は絶対結ばれて終わるはず!
前半の落ち込む安達や、微笑みかけない黒沢に胸を痛めつつ、大団円をいまかいまかと待ち構えましたよ。そうかー周囲のサポートで真っ正面からの謝罪を決意するのね。
予定の花火大会は中止。それでも、黒沢が心に決めていたパーフェクトプラン通りに某ビルの屋上に安達は駆けつけ。黒沢も黒沢で、居ないとは思いつつも現れて…… ちょっともやっとはしましたが(後述) 思いがけず花火プランも成就できたことは良かったです~。

 ナイスサポート藤崎さん!
今、会っているだろう2人から見えそうなところで打ち上げ花火ですよ。場所は、黒沢に相談されたレストランの近所なんでしょう。深くは語らず、ただやりたいと六角を誘い、誘われた六角もただ面白そうだから協力! 安達と黒沢の事情の勝手なアウティングも、藤崎さんと六角の間の変なフラグも無くてホッとしました(安達が花火行くはずだった友人もそのうち来るのかも)

 ただもやっとの正体は、7年越しの恋を実りかけで失って、さぞ辛いだろう黒沢さんの思いが何一つ描かれなかったことですよね……。準備したペア万年筆なんて、投げ捨てて泣きたいぐらいの想いをしたでしょうに。念のためそれも持って、安達のいない初デート予定地に来るの?? それとも、安達がいない屋上で燃やすつもりだった??
 あと、柘植に焚き付けられた安達が、電話をした相手が藤崎さんだったことも。いや、そこは黒沢じゃないの? 言葉に詰まってもいい、むしろ訳分からないことを言ったのにちゃんと通じて待ち合わせできたら最高w
(藤崎さんの花火はね、場所も違うかも、会ってもいないかも、全くの無駄かもしれないのにしてるのがいい、と思ってます~)
 とはいえ、いいや会えたから。そして想いは伝えられたから。 


 そして迎えた朝……きゃーっっっ(2人とも肌見せずw)

そうですか魔法は無くなりましたかw でもその代わり

「また可愛いとか思ってるんだろ!」

と、安達は黒沢の想い察知力が増した上に、愛され慣れて自己肯定も増した様ですよ~ 

最後のキスもやっぱり直前までしか見せてもらえませんでしたけれどもorz   い……いいんです、2人が幸せならば!

末永くお幸せに!!