天才じゃないかな。
題材になった2人自体は勿論ですが(「天才は諦めた」と山里は言うけれど!)、その2人を組み合わせまだ出会ってもいない子供時代学生時代から延々と対比していく構成が素晴らしいです。

 何をしても
「さすがねー」「すごいわ」
とアクロバティックに全肯定する母(ヒコロヒー)と父に応援されながらもモテずに屈折して育つ山里亮太(森本慎太郎)は、芸人を目指し養成所へ。相方を探すも長続きしない。
一方で真逆の全否定、乳児期の持病から「死ぬぞ」と脅されて育った若林正恭(高橋海人)は、親友春日(戸塚純貴)を巻き込んで同じく芸人を目指すもパッとしない。

 熱心すぎて、ダメ出し容赦なく初相方を潰してしまう山里。ある意味、愛されて全肯定で育ってきた分人間関係の切れ目をわきまえていなかったよね…そして同じくらい褒めてくれる人はなかなかいないわけで、肯定子育ても度を超すとダメなのかもしれない笑
その点、卑屈な若林には幸運にも常に春日が横にいますが。いるだけ笑 努力の仕方が分からずに、漫才でなくキャッチボールだけ上手くなっていくよ笑
この2組、いつ出会うんだよ!
そして出会ったら何が変わるのか??楽しみすぎて逆になかなか先が見られません(ダメじゃん)

 そもそも私がお笑いが好きで、若林にも山ちゃんにも(春日にもw)興味があり、ドラマも2人で実際に配信した2時間漫才、しかも終わった途端に片方救急車で運ばれるという強いヒキから始まるわけですが。
彼らが実在の芸人だと知らなくても、青春ドラマとしてめちゃくちゃ面白くない? 若林役は声が似てるし、山里役もあの髪型に赤メガネ、赤バンダナと構成要素が段々に増えていきますが笑 似てるかどうかなんてすぐどうでも良くなるぐらいドラマとして面白いですよね??←身近に見てる人がいなくて疑問形w

 山里の未来の相方しずちゃん(富田望生)とはまだすれ違っただけ。ご本人とは身長30cm差の配役ですが、じゃあ誰ができるんだよと言われるとうーん「作りたい女と食べたい女」の西野恵未さんでも10cm足りないし漫才は負担だろうし。しずちゃんの逸材っぷりが分かろうというものです。
 そして山ちゃんがダメ出ししまくった相方が九条さん!解散したとはいえ本業の人にダメ出しとか怖い笑
あー続きみよう!