ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

2005秋ドラマ

「あいのうた」3 ☆☆☆☆

 不自然な笑顔、サイコー!!!

 それと、時折妙に腰を落として歩くあいちゃん。1話で何度もぺったんこ靴が映ってたっけ。踵の高い靴は慣れていない設定の様です。話にどう活きてくるのかな。

「記憶喪失っていうの、本当なの?」
ズバリ(一番に・笑)当てちゃう和久井ちゃん。
でも、だからどうこうとか理由を聞くとかじゃなくて、
「私ってスゴーイ♪」
だって(^^;;;) 挙げ句に、なんかいい感じだから黙っててくれるって。そうか、これをさせたかったから不思議ちゃんな設定なのか。ある意味自然な流れです。

で、本当に生まれ変わったら?と言われた洋子@あいちゃん、家に戻って練習してみる笑顔の不自然なことー!またそこに帰ってきた幸せオヤジの笑顔の、24時間体制で既に素顔と化していることー!対比がたまらんです。

そして、小学生組に一週間お弁当を持たせる役をあいちゃん自ら買って出る!!えー、この人の料理って激マズじゃなかったっけ??
でも、前の晩から大格闘して、結構立派なお弁当が出来上がるんですよー。もう見ていて嬉しいやらホッとするやら。

 ところが、残してくる子供達。えーっ。
美味しいからパパにもとか、犬にあげたいとか、理由を待ちかまえたのにスルー。残りはただゴミ箱へ(><) 毎日研究して悪戦苦闘して、でもやっぱり残されて、この際買ってきた弁当を詰め替えちゃおうかとまで思ったりするあいちゃん。
 そこまでに、恒例:洋子のありえない不幸な過去(弁当箱を開けるとパンが一個ポン!!)だの、女医さんのお弁当の思い出話だの、ウザイ八木沼君の告白と公開捜査の却下だの、細かなエピソードがぱらぱらと振り掛けられて、物語の方もおかずたっぷりに弁当箱に詰まっていきますよ。

 だから最後の日、持ち帰った弁当箱を手にあいちゃんが固まっただけでもう、キターッ!!
女医さんの思いでみたいに、振ると箸がカラカラ鳴る空っぽのお弁当箱!!これだけでウルウル泣けちゃって胸一杯ですよー。
 しかもさ、最初ッから美味しかったけどただ量が多かったんだって!だよねー。最初の弁当箱みたときにお父さんの分も作ってんのかと思ったもの。

 嬉し泣きで走り出た洋子を、おいかけてくれる玉置おじさん。
つかまえてくしゃっと頭を撫でてくれる手は、幼い頃に憧れたよそのお父さんの様。なんだか洋子、この家で子供に戻ってもう一度育ててもらってるみたい(^^) 。
 そして洋子は『あいちゃんのままでいいよ』と、まだしばらく家族の1人で居られる様子。

 と、思ったら身元判明だよ!!どうなるー!!
来週は「いっぱい愛されてる」本家あいちゃんと再会?も楽しみです。

 相変わらず玉置さんは女医さん相手に死ぬ死ぬ連発してまして、死期は動かせない様子。でも、お話し全体のトーンはコメディなんだよねぇ。本屋でしゃがみこんで料理本メモる菅野美穂、たまらなく可笑しいもん。お弁当を作る台所から響いてくる「おわぁ」ガラガラーって定番の大騒ぎもツボです。
 それでいて泣かされちゃうんだから、見ていて忙しくて1時間アッという間!

 それからね、今週の土曜家族に持たせる弁当に、気合いが入りそうですっ

「花より男子」1 ☆☆

 「忘れずに海老を入れなくちゃ」
って、お母さん!あの伊勢エビ忘れたら弁当箱スカスカでしょ(^^;;;) 
 その前の弁当の海老がふりかけサイズだっただけに、笑いましたー。でもそんな心づくしの豪華弁当、視聴者の不吉な予感的中で、食べられなくなっちゃうんだよね(涙)

 ヒロインはエリート金満学園に通う庶民、つくしちゃん。
学園を牛耳る4人組『F4』に眼をつけられてさあ大変。しかも、最後にはリーダーをぶっとばして宣戦布告しちゃいましたよ!
 殴られたまま起きあがらないリーダー郷ヒロミ・・・もとい松潤。つくしに惚れたね。

 とりあえず画面は、笑えない「富豪刑事」ってところでしょうか。
 来春開校の同志社大学付属小学校、給食は豪華ホテルのフレンチだとか。そんなワイドショーをみた「けっ」って気持ちを思い出すドラマでしたよ。

『エリート』の描き方がとてもちゃちで、基準がカネ。まぁまさか皇室の方出すわけにもいかないだろうけど、皆さんカネもってるだけでお育ちが悪くて、帝王教育や富めるモノの義務についてはご存知なさそう。これに牛耳られちゃ日本の将来真っ暗よね。
 でも、それに憤ってヒロインが立ち上がるんだから、分かり易くて良いんじゃない??

 花のF4も私の目には、松潤以外はうらなり瓢箪。揃って女にもてる理由が分からない。フルマラソンでもゴールしてから出直しておいでってところです。
 つまりは、『自分で働いてもいないくせに』と啖呵切るヒロインにメッチャ共感ですよ。

 この先、F4のあいだでつくし争奪戦にでもなるんでしょうか。そのためにエリートらしく化けてくれるとか?ただ金持ちで笑わせたいなら、一条ゆかりの「有閑倶楽部」でもしてくれたらいいのに。

 惜しむらくは、つくしの家族の描き方。
ビール一本を一週間に分けてのみ(気が抜けるよ!)、ごはん1杯目は肉の匂いだけで食べる生活してまで彼女をその学園に通わせたい。その理由が・・・・ご近所に自慢できるからぁ???はぁ???
 偏差値高いとも思えないしなぁ。
 その謎は原作読んだら分かるんでしょうか。

「今夜ひとりのベッドで」1 ☆☆

 いいなーあれ。抱きしめられながら眠るの。

 装丁デザイナーのもっくんと、旅行会社ツアコン?瀬戸朝香。結婚して7年の2人がいかにラブラブか、幸せかを丹念に描く導入部。そろそろ子供も欲しいんだって。
 夜は、2人でただダブルベッドに眠るだけじゃなく寄り添って抱かれて腕枕なんですよ。実際に毎晩あれじゃ寝苦しいかもしれないけどさ、慈しみあう優しさに惹かれるなぁ。

 ところが。

 参列したの結婚式で、花婿の異母弟(要潤)が遁走。
不仲とはいえ兄として弟のしでかした不始末の穴埋めにと、花嫁のやけ酒につきあううちに・・・・・。

 ここで、元花嫁からアプローチは分かる!
大好きだった男にちょっと似た、妻を大切にしている男。ちょっかい出したいよね。
 もっくんの方もさ。携帯を返しにいくぐらいのことをわざわざ妻に内緒にしたからには、ちょーっと期待もあったんでしょう。それでも、いきなりのキスを避けられなかった理由が、割れたグラスを両手に持っていたから・・・・なのも間抜けな絵面でちょっと笑ったわ。

 さーて不倫が始まったよー。
 前置きが長かったけど、やっと本筋が見えてきたホッとしたわ。
と、気を抜いたところで隠し球っ。元花嫁ともっくんがキスしてるその時。妻が会っていた相手は・・・・逃げた花婿だよ! 結婚式で初めて紹介されたハズの、義弟だよ!! 何?知り合い??

 なにげに、夫婦の親友@佐々木蔵之介が瀬戸朝香を見送る視線もあぶない。
ひとつ狂った歯車が、幸せな夫婦の生活のすべてを変えていくのでしょうか?

 私としては、大奥よりもこっちの続きが気になるのですが ツレにはこのドラマ不評。何がしたいのか分からないって。 いい男みながらキャーってしたいに決まってるじゃないの!

「あいのうた」2 ☆☆☆

 命名! ”あいちゃん”でーす。パチパチパチ。

 とりあえず仮の名前を、といいながら男性陣は好きなタイプの名前合戦になってるし(笑) 和久井ちゃんは野良犬の話にしたり古くさい名前にしたりとプチ意地悪(八木沼@成宮くん狙いなワケ? ^^;;;)

 そこで菅野ちゃんが思い出す本名の由来が、これまた悲惨ですよ。出生届受付に座ってた、役所の人の名前ー? お母さん、100歩譲って本当にそうでも、教えるときにはウソつこうよ(涙)
 でも、昨今の虐待報道を想うと。
それだけどうでもいい赤ん坊を捨てもせず餓死もさせずに育てたんだから、お母さん頑張ったんだけどね。それは子供にはわからないことだから。素直に傷ついたことでしょう。

 当時の級友、”皆に、家族に、いっぱい愛されるように”の「愛子ちゃん」を思い出して・・・・
『あ、今反応したー』
だから犬じゃないってのに(笑)

 和久井ちゃんだけじゃなく、きっと玉置パパも記憶喪失の演技に気付いてるんだと思うけど。
違う名前で呼ばれると、新しい人生を生きられる気がする。必死で記憶喪失のふりをしていると、本当にそうなる気がする・・・そんな宙ぶらりんな時間。

「ありがとう」って言われて、自分の好きな食べ物を分けて、”あいちゃん”は段々優しい顔になってきます。
 保育園のダンスからは逃げちゃうんだけどねー。末っ子くんの描いた「ぼくのかぞく」に、自分が入っていることに驚いて、涙が溢れてとまらない。

 いやもう、1時間があっという間でした。
玉置パパ「絶好調!もうすぐ死ぬとは思えない程!」だったらやっぱり、誤診だったことになりませんかね(^^;;;) 不治の病を抱えたまま、15年ほど生きてくれてもいいですけど・・・。

 末っ子の調味料ぶちまけが、楽しみになってきました(笑)
あと、夕飯時の
「きらいなの?」
「きらいじゃないけど あげる」
のやりとりに感激したところに続く
「ボクもこれ、あげる」
「お父さんそれ、嫌いじゃない!!」
にはまた笑いました。普通の毎日が素敵。

「1リットルの涙」2 ☆☆☆

 バランスのとれた質のいい食事に正しい生活習慣。きちんと気を配って育てた愛娘が難病で、カップ麺で生きているヤツらが健康。
納得いかないよ、そりゃあ!! ・・・でも病魔っていうぐらいだから。
我が家にもややこしい病人がいるんですよ。食事で、育て方で避けられたんだろうか、って母親は責任を感じるものだけど、これは最初から決まっていたことなんだと受け入れていくしか・・・。

 と、まだ冷静なところへ今回は赤ん坊のころの御本人の写真。こ、この頃から、この未来が(号泣)
物語として他人事で見ている自分がイヤになるので、ドキュメンタリーにしないなら頼むからお写真は止めて欲しいです。

 医学書&ネットの記事を読みあさり、専門医に押し掛け、別の診断、治療の可能性を探す薬師丸ママ。
その間陣内パパがつんぼ桟敷に置かれているのがどうにも納得いかなかったのですが、それは看護士資格を持つプロとしての意地かなぁ。それともそう産み育ててしまった母としての負い目なのかなぁ。
 結果、誤診であり得ず、治療法もなく、病状は進行するだろうという事実を受け入れざるを得ない夫婦。

「私、何の病気なの?」
 なんて訊かれても、答えられませんよ・・・・。今はまだ。

 拾った子犬を飼わせてやり、バスケの試合を家族で応援に行く。
不憫な娘だと思えばこそだけれど、事情を知らない妹はそりゃあ、納得いかないだろうなぁこのエコ贔屓。

 そんな苦悩する両親の傍らで、当の本人は合唱コンクールに向けて着実にステップを固めたり(当日参加出来るのかしら・・・)、憧れの先輩に近づいたり(「先輩がね」って子犬に話すんですよ〜)、キラキラ青春しています。
 一年生ながらスタメンに入るほど運動神経いいのに、やっぱり症状は進行している様子・・・。

 病棟で知り合った女の子が「お父さんと同じところに怪我している」って。
 主治医も同じ清水先生で、同じ脊髄小脳変成症かと思わせる演出です。
でも、現在のお父さんは寝たきりで、震える指で文字盤を指して意思表示をする状態。小学生低学年の子が覚えているほどの短期間で、そんなにも進行してしまうのでしょうか??

 学級委員の片割れ青年の事情も少しづつ描かれ、医者を目指していたお兄さんを亡くしている様子です。まさかそれも同じ病気ってことはないでしょうが・・・・。そのことが青年とヒロインを近づけて行くんでしょうか?

 と、物語として興味を持つほど、冒頭でも書いたけど最後の写真に申し訳なくてへこむことに。
こうやってドラマ化されて紹介される傍ら、いわば茶化されることにご遺族はどう思うんでしょう。もちろん、同意されたからこそのドラマ化でしょうけど。
実話って辛いなぁ。

「熟年離婚」1 ☆☆

 うー怖っ 主人公の夫婦2人並んだところが、実家のパパンとママンかと思うぐらい似ていて、じゃすみん個人的に怖すぎです。美男美女なところ(笑)だけじゃなく。

 旅行の予定を父が勝手に決めるのも、レストランのオーダーは俺が決めてやるってのも、我が家では当然のことで(^^;;;)、学校休まされたり食べたいもの頼めなかったりしたもんです。そこで声高に文句言えるのは3人兄弟でも私1人でね(さしずめ高嶋礼子)、姉弟と母はとりあえず我慢しちゃうんですよ。

 この物語の奥さま(松坂慶子)も、ずっとずっと耐えてきたけれどついに限界だそうで。よりによって円満退職のお祝いの日にいきなり、離婚を切り出すことに。
 何とか止めようとする子供達に、泣くでも喚くでもなく、天気の話みたいにふんわりと どこがイヤだったのか語る様子が 堅い決心を思わせてまた怖いんです。
 仕事も決まって、1人で住むマンションも探してる。こりゃ本格的ですよね。

 文句の1つ1つをとりあげちゃうと、一戸建てよりマンションが良かった。海外旅行は行きたくないetc。良いご身分だよってなっちゃうんですけど、問題は
「何一つ相談されなかった」
「価値観をおしつけて」
という部分なんでしょうね。
嫌がられているのが、主人公の愛情や思いやりだ、というところが切ないです。

 横でみているツレも、夫(渡哲也)が私の父に見えて仕方がないらしく、すると自分が結婚を反対される長男やら、長女(高嶋礼子)の夫(西村雅彦)やら、とにかく叱られる人のポジションに嵌ってしまうそうで・・・1時間終わったら疲労困憊です(^^;;;)

 もっと若い夫婦の離婚の危機なら、雨降って地固まったり、妊娠が発覚して収まっちゃったりってこともあるのでしょうが、この話はどうなんでしょう。ハッピーエンドはあるんでしょうか?

 自分の意見を主張しなかった奥さんにも原因はあると思うんだけどなー。
 勝手に計画もオーダーもしてくれる人と暮らすのは、実は結構楽ちんで快適ですもん。どうしても譲れないラインさえ修正できればいいんですが、我慢する人はそこも我慢しちゃうから辛いのかなぁ。

 そんなわけで、つまらないワケではないのですが、身にせまるものがありすぎて 楽しめなかったかも(^^;;;) 夫婦のこれからは興味あります。

 そうそう、途中で出てきたECCが、怖いところになっていて笑いました。一歩足を踏み入れると立ち食い中のガイジンに囲まれる!!ツボか教材買うまで帰してもらえなさそう(^^;;;)

 お目当ての西村さんは、なよっとした役作りで女房の尻に敷かれているのがいい感じでした♪対する高島礼子が、サバサバっと男らしいのもまた素敵で♪(恋人時代が想像できないなぁ)
 事業の金策に、義父さんの退職金をあてにしています。それで揉める話もありそうですねぇ。

「危険なアネキ」1 ☆☆

 なんでそんなにお姉ちゃんがキライなの??

 アネ視点のモノローグから一転、ラブコメな弟@未来くん。可愛かった♪
ここで美人のアネが乱入!となったら、マヌケでも明るい展開を想定しますよね(「鬼嫁日記」みたいな?)子供扱いしすぎ!とかさ。揉め事でも、意中の彼女から恋人と誤解される的な?
 なのに弟くん、強気で陰気に本気なんですもーん。さっきまでの好感度いきなり急降下じゃーん。

 下宿代に医大の学費、お父さんが出してくれたんでしょう?
お母さんはいない様子だし。実家時代の掃除洗濯食事の用意、お姉さんがしてくれたんじゃないの?それも弟担当だったなら、ちょっとは同情してあげるけど。
 ハッ そういえば姉さん、酒盛りはしてるけど手料理で出迎える場面がないっ 顔がいいだけで家事出来ないのか??

「アナタみたいにならないように」努力を決意した、その幼少時のトラウマが知りたーい!
究極、倒産も父死亡も後半に分かればいいから、代わりに可愛いアネと比較されまくって損しまくって、アネのバカの後始末ばかりしている、弟君の悲惨な半生から話を始めて欲しかったです。

 でもまぁ、ファンタジーだからいいか。
高嶋先輩から教授から現場のオッチャン患者さん、お姉ちゃんと出会う人はみんなお姉ちゃんのファン。そんな人気者だからこそ嫌いダーってなることはあるかぁ。それが不愉快に思えちゃうってことは、私もお姉ちゃんファンになっちゃってるってことだもんなぁ。

 婚約者に会いたい一心でキャバクラに勤めるお姉ちゃん。
何だそれ、と非難する弟だけど、いざ姉が悪し様に罵られたらやっぱり立ち向かっちゃうんだよね。分かっててもここは嬉しかったです!!
 そして気がつく。看護師の釈由美子がホステスしてるよ??

 迷惑な姉とちょっと仲直りしたところで、人間関係&物語が動き出すのは来週からになりそうです。とにかくこれ以上誰か死んだりはしないだろうから、気楽に見ます。

 インテリアもなかなか楽しい。弟君の部屋が古い和室でスクリーンと工夫で演出しているっていうのに、友達のボンボンのマンションったら2階付き。リビングにグルグル回る階段ついてるの!

 そうそう、芸人カメオ出演です。
一昔前なら伊藤俊人だの相島一之だの、劇場出身の役者さんがしたような役を今時は芸人さんがするんだよねー。
焼き芋屋の堤下さん、いい味だしてました。飛行機でのどに玉子つめてた板倉さんは・・・(^^;;;)恥ずかしくて直視できませんでしたよー。てっきり、CAの1人がイタッチーなんだろうと思って探してたのにっ

「野ブタ。をプロデュース」1 ☆☆

 足が速い。そしてスタミナもばっちり!
集団イジメから逃げ切る黄金の脚を活かして、陸上部で国体とかインターハイ狙ってみたらどうなんでしょう。いやマジで。

 転校するなりイジメにあう信子(堀北真希)
それをついつい助ける主人公(亀梨和也)終いには『人気者にプロデュースしてやる』とか言い出しましたよ!しかもそれを、断りますよ信子!!

 今回たまたまいじめられたワケじゃなく、今までの人生ずっとそうだった経験から ある意味キモが座っています。そうだねぇ、ウソついてまで持ち上げられても居心地悪いよねぇ。
 それに、そうやって心配してくれて話せる相手が居て、そうそうもう1人、トイレのイジメで一緒にずぶ濡れになって笑っているバカ(山下智久)も居て、屋上で3人で話している様子はそれなりに楽しそう。目標が高くないなら、これで充分幸せかもしれない気がしますよ。
(あんなハッキリと目立ついじめなのに、管理側は放置なんだ??)

 それでも、エスカレートするイジメに耐えかねてついに相手の死を願ってしまう信子。
猿の手にとはいえ、それは恐ろしい。結局はキャンセルして
「あいつのいる世界で生きていきます」
と決意してくれてホッとしました。

『野ブタ』っててっきり、いじめ側がつけたニックネームかと思っていたのに 信子本人が選んだ名前だったことに驚きました。
きっかけは、彼女のネクタイをつくろった主人公が使ったブタのアップリケ。
そう、学校ではチャラ男を演じている主人公だけど、家では弟の服の穴にアップリケ縫ってやる家庭的な違う顔を持つらしいのですよー。とにかく、見ていてうっとおしいあの前髪を、家ではゴムでくくってちょんまげに。それだけで、実家での彼の方が好きになりました。

 そういえば、結構唐突だった『飛行機の事故で母親が死んだかも』エピソード。あれって何に必要だったんでしょう。何かの伏線になる?それとも、彼の優しい心が刺激されたってことなのでしょうか。

 モノローグが何か不吉なので、この先すんなり人気者になって終わるわけじゃなさそうです。
原作では野ブタは男だったそうなのに、女の子に変更したことで恋の恨みも混じると激しくなりそうでイヤな予感。でもそこにメッセージもありそうな予感。

 「カラス天狗」「猿の手」と、例の本屋。なんでもありっちゃありですね。

「大奥〜華の乱〜」1 ☆☆

 将軍さまが羽を伸ばすから女を用意しておけって、家臣の家をラブホかなんかだと思ってますか(^^;;;)
 しかもそれでお手つきになるのが母親みたいな年の女(萬田久子)って・・・・『もうひとり世継ぎ候補を』っていう当初の目論見からハズレまくり。

 ご存知大奥。
 派手な着物、派手な音楽でぶわーっと盛り上げて迫ってきますので、概ね洗濯物畳んだりしながら気楽に見る感じですか。どうせ横から
「何だコレ」「この後どうなるんだ」
って、歴史音痴なツレが口挟んできてうるさいんですから。

 綱吉様は谷原ショーちゃん!
前作「幸せになりたい!」ではマヌケも出来ることを見せてくれた谷ショーでしたが、こういう偉そうキャラはやはりハマリますねー。にっこり笑って家臣に非道。

 今回はホントに導入で、例の「美味でございます〜」トリオが世襲制なんだかまたいる(笑)のと、内山理名が大奥入りするまででした。来週からの女性陣の活躍に期待ということで。

「着信アリ」1 ☆☆

深夜枠の菊川伶主演、そりゃ安っいドラマに違いあるまーい!
と、ある意味変な期待に胸ふくらませて見ましたら。アレ?アレレ?

 なんだか普通なんですよー。
バスガイドや守銭奴で騒いでた菊川伶じゃないぞ。全体でも変な演出もリアクションもなく、登場人物で一番変な人といえば神出鬼没の刑事さんですが、それも石黒賢が好演しちゃってて ぎりぎり普通。
 お色気も、冒頭の水着シャワーだけでした。
これだったら9時10時から放送してるドラマと変わりない。ていうか、遜色ない出来だったんだから拾い物したかな?

 カタブツの中村@菊川伶は、人間関係をしくじって(&刑事の差し金で?)科学雑誌からオカルト雑誌編集部に異動。その直前、女子高生の死亡事故を目撃してしまい、何故か命を狙われる。
 また、死んだ女子高生の周りには『死亡予告電話が、自分の携帯からかかる』という噂がささやかれる。本当に彼女は、その死の予告を受けたのか?

 制服の女子高生が突如発火、火だるまで転落死という絵面は派手でしたよー。
で、石黒と菊川の捜査(?)の挙げ句に真犯人と薬品のトリック、他愛ない動機があばかれる展開は「相棒」にだってありそうな感じ。
 ところが、犯行を認めて連行されようかという犯人の元に着信アリ!
着信時間はなんと5分未来。残された留守録から響いてくるのは持ち主の断末魔の悲鳴!きゃ〜!!

 トリックなのかオカルトなのか?この先が気になる展開でした。
 ただ、やっぱり深夜テイストなのは、その留守録を菊川と石黒が揃って聞いているところ。犯人が携帯放り出して走り去ってるのに??逃げちゃうよ??
 で、留守録終わったら今度は2人揃って犯人を追って爆走。他にも参考人いたのにほったらかしかいー!  まぁ、そんな細かいこと気にしたら見てられないよね、きっと。

 菊川の異動先は、「ショムニ」テイストな地下のボロ部屋。
新参者@菊川に 飲み屋の支払い?不倫相手の妻?通販ビデオ宅配?口説いた女?etcいちいち全員が、変な心当たりがあるのが可笑しかったです。いいキャラ紹介になってるし。
 編集長を無視のギャグも、来週からお約束にしてくれたら尚いいなぁ。そっか、こういうベタな部分がすべらずに笑えるから安くないのかー。

 エンディングが「QUIZ」を思わせる画面でした。唄もホラーっぽく気持ち悪くしてたら良かったのに?

「ブラザー☆ビート」1 ☆

 ああ、ホームドラマなんだ。タイトル通りに兄弟喧嘩かぁ。
ヒロインは国仲ちゃんじゃない、寡婦のお母さん@田中美佐子なんだね。

 夫亡き後15年。残された息子達を立派に育て上げ・・・・というか、立派に家事こなすように仕込んで、料理も洗濯もまかせて朝寝坊。ハル、春恵と名前で呼ばれて、もっとしっかりしてくれよ!と怒られちゃうダメ母さんなの。テヘッ♪
 パート先には自分を慕う店長@生瀬さんも居て、まだまだ私イケてるわっ

 うっわー、ドリーム!!

 また、カタブツの長男は一目惚れの彼女との良縁を、婿養子だからと破談。
「母さんのそばにいて みんなと一緒に暮らすんだ」って!
今時いないよ、こんな息子! しかもイケメンだよ!

 ラスト近く、長男@玉鉄は新しい恋に出会ってたし。軟派な次男@もこみちは騒ぎ起こしそうだし。そのうち3男@えーっとほらニコニコしてるあの子、がらみでもなにかあるんだろうし。
 写真の謎だの、それなりに仕掛けは用意されていそうですが・・・・・。

 結局何を描く話なんだろう。足元の幸せ?それともドタバタ?
もこみち玉鉄みてるだけで幸せっというほど若くなく、『あんな息子が欲しいわー』という域には達していない身には立ち位置の決まらないドラマでありました。

「あいのうた」1 ☆☆☆

 えーっ また誰か死ぬ話なの??

 愛のない人生に疲れ果て、自殺を試みるけど死にきれず、記憶喪失のふりをするヒロイン@菅野美穂。ピアノマンもこうだったのかもねぇ。
 でも菅野には、おせっかいな幸せおじさん@玉置や子供達が現れて 親もしてくれなかったことをしてくれるんですよ。 いなくなったら探してくれる。

 たったこれだけの愛情すら、かけてももらえずに育ったヒロインのひねくれ具合がそこまでに丁寧に描かれていたので、口では
「バカじゃないの」
と悪態をつきながらも 心動かされている様子が胸に迫りました。

 そして、家に戻る代わりに再度川に飛び込んで・・・・・。

 でも今度は死ぬためにじゃなく、『お母さんの形見の』大事なカバンを拾うために飛んだんだよね。
 リアルに考えると橋から飛ぶ必要はないし(^^;;;) 大体みつかるわけないんだけどさ、そこはそれ。そういうドラマの盛り上がる奇跡は好きだなぁ。
 誰かのために何かをしてあげたの、ひょっとして初めて??
 てっきり自殺と思って、諫めて抱きしめる玉置に逆らわず、カバンを後ろ手に黙って抱きしめられている川の中の菅野は何を考えていたのでしょう。

 ここでねー。3年前に母親を亡くしたこの一家が、また半年後には父親@玉置を失おうとしているという決定事項がつらいわあ。そんなこと抜きに、日常の幸せだけじゃ描けなかったんでしょうか。

 カバンを探したい、と菅野に相談する女の子。
声をひそめているのは『まだ気にしてると分かると、皆が心配する』からなんですよっ こんな小さな子が、自分を気遣う皆に心を配っている。でも、『本当は泣いてるの』
 ここでちょっと泣けた(><)

 また、居なくなった菅野を皆でさがすのに
「名前がないから 呼べない」 には頷いちゃったよ。

 そんな風に、なんでもない場面がキラキラしてるのに。お父さんは死ななくちゃ駄目なのかなぁ。そうじゃないと優しい一家は描けないのかなぁ。普通に幸せみつける話でいいのになぁ。

 成宮君、小日向さん、不思議ちゃん@和久井映見 岸田今日子と、脇も手堅く豪華でお茶目で、そうそう子供達と犬もGJ、安心してみていられます。
 重ね重ね、お父さんの余命だけが残念です。いろんな意味で。

「鬼嫁日記」×

 ヤマなしオチなし意味なし!!ストーリーってものは無いの??

 あのファンシーな町並み。「アットホーム・ダッド」と世界が重なっているらしく、同ドラマで恋人同士だった幼稚園の先生とスイミングコーチ@永井大がめでたく夫婦として主人公一家のお隣さんに。
 貯金ゼロだったくせに、よく一戸建て買えたなぁ・・・・はさておき。そんなお遊びにも腹が立つほどつまらなかったわ。

 ゴリは頑張ってるよ。小池くんも子役も可愛いよ。
共働きに亭主関白、いろんなタイプの夫婦を揃えてみたのも分かるよ。でもソレを使って何がしたいの??なんとなくTVつけて、コマギレに観るなら悪妻っぷりは笑えるかもしれないけど・・・1時間座ってじっくり観てた私はバカみたいじゃないの。
横で同居人は爆睡。
 ・・・ランチでドラマの話題になったらこれ、『面白かったねー♪』って流れになりそう。そこで黙って微笑んでいられるだろうか私!?ぴーんちっ

 ただ、観月ありさにだけは満足です!
恵まれた上背に、よく通る怒鳴り声w 鬼嫁いけるじゃないですか! 怒り方がキンキンしないのもいいですね。
「美少女」でデビューしたまま、コメディドラマででも美女扱いだったのはもう違うだろーって常々思っていたので。

「1リットルの涙」1☆☆

 冒頭からいきなり、片づいた部屋に乱れた文字の日記。死んでるっ死んでるのねこの日記の主は(><)ああー

 でもそこから先は淡々と、いえむしろ賑やかに楽しげに豆腐屋の日常が綴られて明るいホームドラマ。
こういう明るくてウザイ父親を演らせたら陣内さんピカイチですから!そしてヒロインときたら、可愛い運動好きの優等生。ちょっと恋の予感もあって、あらいいじゃない♪面白く観られそう・・・と思うけど、待って、無いのよこの先の未来は!

「お姉ちゃんなんか、いなきゃいいのに」と生意気な妹。
「私たちには、時間がある」と、級友を諭すヒロイン。
後で、謝ったり 自分の言葉の皮肉に泣き笑ったりする展開が丸見えですよ。
同級生の医者の息子だって、斜に構えてたけど 本当に命短い人の前で
「長生きしたいだなんてニンゲンは欲張り」
とは、もう言えるもんですか。 ああもう、どうしよう。

 転ぶことが増えたり、箸使いがおかしかったり物を落としたり。運動機能を司る 小脳が萎縮していく病気だそうです。元看護士の眼で娘の異常に気づいた母親@薬師丸ひろこですが『治癒した例は一件もない』と主治医@藤木直人に告げられ・・・・・・

 どうなっちゃうのー

と不安に突き落とされたところで1話終了。
これからどう本人が知るのか、どうあの親バカパパに伝えるのか。病状はどこまで進行するのか。気になって観ちゃって、結局泣かされてしまうのかも知れません。

 ただね、そこでいきなり亡くなった御本人の写真が出てきたのはいかがなもんでしょう。実話が元なのは知ってましたけど、もうヒロインの顔は沢尻なんとかちゃんでイメージされちゃっているじゃないですか。そこに別の写真出されても・・・・・逆に物語に入ってた気持ちがすーっと冷めてしまった気がします。
 それとも、それも狙いのうちですか?

「母ですから」と毅然と立つ薬師丸ひろこが良かったです。

2005秋ドラマ予感

 え?月9に板倉さんが出る??(1話ゲストらしいです)
お笑い芸人のドラマ出演も ゴリ・宮迫なんて主演・メイン出演ですから珍しくないのですが、ご贔屓ともなるとウキウキ。そうそう、贔屓といえば西村さんが「熟年離婚」にご出演。山崎くんは出ないのかな?。
 というわけで、秋ドラマ予感は以下の模様でーす。

期待度をMAX☆5つでつけてみました。
苦手な題材な★と「相棒4」以外は横並びですね。でもとにかく1話はチェックするでしょう。木曜日は激戦だー。


(月)「危険なアネキ」☆☆

     森山未来くんを楽しみに。

(火)「1リットルの涙」★

     難病ものは苦手。パスしたい。
   「鬼嫁日記」☆
     ただ苛められてるだけならイヤだなぁ。それでも愛があるならいいなぁ。

(水)「相棒4」☆☆☆☆☆

     待ってました!
   「あいのうた」☆
     菅野も玉置も思い入れないなぁ。1話次第。

(木)「ブラザー☆ビート」☆

     予告は見たけど。1話次第。
   「熟年離婚」☆
     西村さん出演以外の要素は興味ない・・・。1話次第。
   「大奥・華の乱」☆☆
     小池栄子が楽しみ。谷ショーの殿もよさげよね♪
   「今夜ひとりのベッドで」☆☆
     もっくんと浮気はデジャヴ。

(金)「花より男子」☆☆

     気軽で楽しいかな?
   「着信アリ」☆☆
     この枠のチープさと菊川伶って相性いいと思う。

(土)「野ブタ。をプロデュース」☆☆

     男子の前髪を5センチ切って欲しい。木皿泉に期待。

(日)「恋の時間」★

     生き方の違う姉妹の話?? 主婦黒木瞳は苦手。1話次第。
最新コメント



   
   

ドラマのあらすじはこちらでね


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

インパルス関連本

「蟻地獄」文庫

ちなみにじゃすみん「蟻地獄」評はこちら

「月の炎」絶賛発売中!

ちなみにじゃすみん「月の炎」評はこちら

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ