ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

救命病棟24時シリーズ

「救命病棟24時(5)」2 ☆☆

赤ちゃんはいいよねー。でもねー、な回。


冒頭のカンファレンスで

・医局長は手術よりトリアージして全体をみるべき。

・医局長はやる気のない医師が早退を申し出てもキレずに止めるべき。

と、はっきりと楓医局長に物申す蔵之介医師。居眠り始めるその早退医師w すかさず楓の肩を持つ時任医師。カレシの家から遅刻してくる女医。

そんな医局の人間関係を明らかにしつつ……

妊婦と自転車の事故で緊急オペが行われるのですが……。


一晩たってやっと現れた、仕事第一の旦那。妻(大谷みづほ)には嫌いだ触るなと言われ、赤ん坊にも会わず電話ばかり。

「僕は家族の為に働いてるんです」なるほど。

「6時半の飛行機にのらなきゃいけない」2億渡さなきゃとか言ってましたよね。

まあ、一理あります。顧客に妻の生死は関係ないんだから。だれかに引き継ぐか、仕事するかの二択でしょう。そして、まず父親になれと個室で叱る蔵之介医師(4児の父)にも理はある。


で、院長に早速抗議したんでしょう?この父親は。プライバシーに口だした、お前って言われた!って。なのに直後の妻急変で、ただ待たされてる間になんで改心?

医師団の頑張りなんて見えてませんよね。
 

いっそ、飛行機に乗るべく出て行こうとして叱られるとか。急変後目の前で心臓マッサージが始まるとか。妻より先に新生児を抱かせるんでもいいですよ。何か、仕事より妻だーとなるエピソードが欲しかったです。
それともせめて、待ちぼうけでチラチラ時計見ていた後に、電話して

「行かれません」

とはっきり連絡をする場面を入れるだけでも……。


ほんのちょっとしたことで、ぐんと見やすくなると思うのですが、どうもエピソード部品の揃え方や組み立てが雑で、あちこちひっかかります。


加害者と被害者が同じフロアに入院する、とか。

それを取材したいマスコミも入院してる、とか。

大事故後の大病院らしい要素もあるのに妊婦の夫婦喧嘩が優先でボケボケになってますよね


皮肉屋の蔵之介医師に子だくさん子煩悩な設定を見せて、好感度をあげるのはいいのですが…

入院してた犯罪者(時任医師を刺した男w)まで、赤ん坊が泣いていた、と嬉しそう。いやいや、若い男だよ、無差別に人を刺して逮捕された男だよ、うるさいって怒るところかと思いましたよ。


進藤先生がいれば、それでも名言が聞けたと思うのですが楓医局長は普通のことを普通に言うだけで物足りないです。
・医局長は寝た方がいい
そんな他人の言葉で、寝てないんだなーと思われるばかりの主人公って何なんでしょう。 

「救命病棟24時(5)」1 ☆☆

あら、地味。


1話とは思えない『つかみ』のなさw 前作が大地震を盛り込んで派手な始まりだったせいかな。大事件も大事故も、それがネットでどうこうも、病院に運び込まれた後は同じく治療するだけですからねえ。いつ盛り上がるんだろう、初回は2時間だったのかなと思ってる間に終了でした☆

シリーズ全ては見ていないので、小島楓(松嶋菜々子)以外の誰を知っているべきなのか、佐々木蔵之介が子持ちの内科医なのは別のドラマだったのか……といろいろ混乱。どうせスーパードクター江口洋介が登場しないなら、まったく別モノとして作ればいいのに。


臓器移植と救命救急の齟齬がテーマになるようですが……時任三郎に江口洋介の代わりは務まるのかなあ。
それとも、冒頭の電話で話していたように楓先生の結婚だ出産だが盛り込まれるならその恋のお相手なの??えええええええ。


個人的に風間俊介医師と、アンジャッシュ児嶋医師は面白いキャラで気になりましたが、さて。 

 


 

「救命病棟24時(3)」最終回  ☆☆

 あ、そういえば観たんだっけ。

 22時間ぶっ続け勤務がいつ終わるとも知れぬ東都中央病院。そ、そんな病院イヤだーっ。
しかも原因が食中毒によるスタッフ不足。更にイヤーん(^^;;;)
 で、政治家に頼んでも埒のあかない応援部隊。
 てっきり国際人道支援なんたら・・・・あの進藤先生によく電話かけてくる元の職場から団体で乗り込んでくるかと。それとも静岡に療養に行ってた院長&看護婦さんや、石黒賢が抜け出した病院だの救命旧シリーズの登場人物だのドクター孤島だの、いっそ「白い巨塔」の財前教授でも里見先生でも、どどーんと感動的に押し寄せてくれるんだろうとワクワク待っていましたよ(大好きな西村さんも、きっとそのメンバーで出演なんだろうと)
 ところがどっこい、誰が来るかはどうでも良かったんですね。
 嬉しそうに電話してくる寺泉が、どうやってメンバーを集めたのかも以前のヘリコプター調達同様不明な上に、倒れていたスタッフ快復して、もう応援あんまり要らないじゃないですか。
 そんなこんなで、終わってみたら印象のとっても薄い最終回でした。

 見事復興した神戸に励まされるスタッフ達。それ自体は感動的な場面だったんですけどねー。

 ラストは2年後、ボランティア弟が研修医になって戻ってきた!
うんうん、良かったよ。1話で落ちこぼれ医学生だった時点で、誰もが思い描いた成長じゃないですか!

 後はせっかくなら、1話と同様辺境にいる進藤先生とか、楓先生は亡くなったフィアンセと行くはずだったサンフランシスコ(だっけ?)で救命医してるとか、東京を離れずに元気になった省吾くんとかを観たかったです。
 どれもお約束な未来ですが、でもこのドラマずっとその「お約束」を描いてきたんじゃないですか。だったらとことん「お約束」を貫くのもサービスでしょう?!!

 ドラマにウソはあっていいと思うんです(だって、大震災という前提が既にウソ)
その代わり、勢いと必要のあるウソであってくれなくちゃ。ぐちぐち拘ってたICUの子供達も、『そりゃ、要るねぇ』という気にさせてくれないから言いたくなるんですよ。
 最後、”寺泉寄贈”と額装された絵で、ちょっとそんな気になりましたが・・・遅いのよー。

 そんなこんな、主人公の進藤&楓先生よりも日比谷先生が印象深かったりもして、とても中途半端な気持ちになった番組でした。でも意欲作だったことは間違いない。

シリーズ続きがあるのならみたいです。
 

「救命病棟24時(3)」10 ☆☆

 逆だと思う。
幾度も死線を越え、自らの死を常に意識して過ごしてきた省吾くんこそが『死んだらどうなるか』を千尋ちゃんに教えるのでしょう。年の差じゃないですよ、ここは。
(ちなみに、健康に暮らしている子供が『自分もいつか死ぬ』と悟って衝撃を受けるのって小1、小2ぐらい?)

 そういう意味では寺泉さん。
「これ以上人の死ぬのを見せたくない」なら、重病人の省吾君と一緒に娘を置いておくのは・・・っていうかもう本当に、連れて帰れぇぇぇぇぇぇ!!
 個室でも無いのに朗読しますか(イイ声ですがやはり迷惑 メイシーチャン ジャナイノカ ^^;;;)
 どうしてもICUにもう1人子供を置いておきたくて、寺泉出入りの理由も欲しいなら、いっそ何故千尋ちゃんに怪我をさせなかったのか。

 本筋の、死の受容、息子の独り立ち、父と子の熱い絆は良かったんですよー。
震災につけこむ悪徳商人と対抗する安売り王の大往生! わざわざトラックの商品を父に見せに来る息子、浪花節でエライじゃないですかー。
 その『仕入れ業者の横っ面をはたいた』札束は、父親の枕元に置き去りで手ぶらで帰ったよなーとか、あんなトラック入れるならコンビニもスーパーも復旧してるだろうとか、息子の眉のお手入れは気合い入ってるな、とか気にしつつ 臨終の場面では祖母を思いだしてもらい泣き。
 日比谷先生の他人に迎合しない台詞も、もう待ってました!

 そして、同じようにお馴染みになってきた日比谷先生の好き嫌い! いくらやツナマヨネーズおにぎりは駄目で、梅干しか焼肉なら食べられるそうですが・・・・・。

 そこでまさかの”賞味期限切れ”援助物資による食中毒ですよ。(日比谷先生が食べられなかった方の食材であたったんですね!!)
 ・・・急な人手不足によるチェック漏れということでしょうか。
 えーでも、ボランティアたくさん居たときならともかく、あの倒れてた人達の分の何百個のおにぎり、残った3人でラップ剥いて盛りつけて出したんですか?? そんな莫迦な。

 まるっきり呆けていた研修医:兄が、患者さんとの会話をきっかけに立ち直り(早!!) 食中毒で修羅場と化した病院に戻ってくるそうです。
 でももう最終回なのに??

『もう、俺がいなくても大丈夫だな』と、進藤先生が去っていって終わり、となるその前の一波乱ってなんでしょう。
ピンクの何かに包まれて横たわっていたのは誰なんでしょう??
来週どうやって終わるのかちょっと不安です。

「救命病棟24時(3)」9 消火活動の優先! ☆☆

 消防士もまた被災者だった。

 医療の場でトリアージのように、火災現場でも救命を捨てて消火を選ばなくてはいけない状況があったんですね。ここで入る回想が悲惨で・・・うなされるのも無理はないです。

 でも彼らはマニュアルに従っただけで、阪神淡路大震災での教訓を活かそうと作成されたマニュアルだった・・・というなら、現場の消防士達を非難するマスコミはまったくもって勉強不足としか言い様がないです。
 しかしまぁ、非難ゴウゴウを一喝してこそ 寺泉が『ウルトラマン』になれるわけですから。手堅い演出ですね? その演説をTVで聞いて涙を流す、入院中の消防士たち。BGMも相まってうるっと来ました。イイ場面でしたわ〜。

 もっとも、うなされだした途端「実は」とサクサク事情が説明されて進んじゃうところとか、対で描かれる熱血ドクターの燃え尽きが唐突なところとか、例によって何か足りない感じでした。

 これを、
「いつまで震災を言い訳にするんですか」
と言われた次の回に持ってきたのは何故でしょう。甘えや慣れとは別の部分で、過酷な体験に耐えきれずに壊れてしまうモノがある、ということなのでしょうか。
今回は大人しかったですよね、進藤先生。

 次回、癌宣告!?
ええ?、医局長が???とまずおもっちゃいました!!誰なんでしょう(^^;;;)

 そろそろ、寺泉の娘が
『お母さんに会いに行きます』
と書き置きを残して消えちゃうエピソードなんて・・・・ナイナイっ

 コマネチ!!

「救命病棟24時(3)」8 ☆☆

 寺泉議員は早く娘を引き取ってください。妻の実家とか無いの?
喘息の子は同じパジャマを着たっきりです!!
京野ことみはすっかり看護士してますが、小学校の校医としての仕事はないのでしょうか。

 ・・・震災直後ならともかくも、25日目、と言われれるといろいろ気になりますよね。

 そこで緩んだ気持ちを引き締めろ、と促す進藤先生なわけですが、どうにも・・・1人で何カリカリしてるんでしょう?

 低体温で心停止は、つい先日本当に霊安室で蘇生したケースが報道されたところでタイムリー。
 死に慣れるな、命を諦めるな、常に全力で・・・ってごもっとも、でもつい同じ職場にいる人達に同情してしまいます。(自分には出来ないからっ!)
 医局長が出来た人だからいいようなものの。
 進藤先生がアフリカに戻ったなら戻ったなりに、東都中央病院はまわっていくんじゃないでしょうか・・・・。代わりにアフリカで助けられる命もあるじゃない。

 その前向きな情熱が患者を助け、家出人だったおっちゃん達を故郷に戻らせ、さあみんなで生きていこうっというメッセージは分かります。そしてまんまと涙ぐんじゃったりしてるんですよ。でもっ
 前シリーズからの思い入れがない身には、完璧すぎてつきあいきれません、進藤先生。

 次回、研修医の失敗が描かれる様ですが 進藤先生の失敗の方がみたいかも。
(ゴッドハンドファンの方々、すみません・・・・)

 リンク:「トオボエ改めドラマ三昧」さま
 震災を描くのに、病棟が舞台なら予算が少なくていいから「救命」で?という着眼に膝をポン。
 そして、「あの親子、あの場所にいらねー」に激しく賛成ですっ
その後の、蘇生を反対した相手から花を贈られて戸惑うヒゲメガネ先生は面白かったのですが・・・。

「救命病棟24時(3)」7 ☆☆

 ヒゲのドクター、自宅全壊っ!

 しきりと毒舌吐く彼ですから、被災した患者さんの心のケアがどうこうな話に
「家が潰れた者の気持ちが、お前には分かるのか」
「放っておけばいいんだ」
と言い捨ててもいつもの通りです。
 それが画面が変わると電話中で、どうやらマンション全壊ですよ。

 発覚のタイミングがあざといよねー。前振りゼロだしねー。

 またそれを患者に告白なんて似合わないことしだすからびっくりしましたが・・・・途中でセルフツッコミいれて止めちゃうところでチョイ受け(^^;;;)
 その前の看護士と違って同僚も聞いててくれなかったし、肝心の患者さんにも
「不幸自慢しやがって」
と 感激してもらえてなくて可哀想なんだか自業自得なんだか。
 こういう人大好きです!!

 岡山の楓先生は、どこから持ってきたのかきっちり喪服着て(婚約者の遺体もちゃんとネクタイしてるよね)葬式で酌して倒れています。
 過労?PTSD?
でも、彼の産まれ育った土地の自然の中で癒され、彼が見た夢の中の自分も救命医だったから、と。ラストで早速戻ってきちゃいましたよー。早っ

 往復何時間かかるのか知りませんが、滞在日数入れても一週間かかってませんよね?
もうちょっと休んでていいよ。いえ、頼むから休んで。

 今回、揉め事秘め事のある入院中夫婦を、さっさと同室の並んだベッドに移しちゃった進藤先生。さすが、手術の腕は一流でも心の機微は今ひとつ読めないと評判の彼らしい荒療治。
・・・・結果オーライでホッとしました。

「救命病棟24時(3)」6 ☆☆

「霊安室がいっぱいなんです。」
これがひっかかって。

 まず、そんなにあの病院で死んだ人がいるとは思ってなかったです。
 そして婚約者石黒を別室に安置することで、そのたくさんの死と「楓先生の婚約者の死」が分かれてしまいましたよね。

 もちろん、楓先生には泣かされましたよ。
 人前では泣けずに気丈に仕事を続けていたのに、遺体を搬送する救急車の中で、恋人の頬に触れながら号泣するくだりではもう一緒に泣いちゃって。
 でもこれは、前後なくても泣ける場面だから。

 親しい人が死ぬ。哀しいです。そりゃ辛いです。
でも、そこを描けば描くほど、じゃあ親しくなかったらどうでもいいのかと。
例えば”死者2000人”と発表される無機質な数字にも、どれだけのドラマがつまっているか描くかと当初思っていたのに、これじゃ数字はただの数字じゃないですか。

 空になったベッド。
「あの時私が動いていれば・・」と後悔を口にする寺泉。
 そのどれもが、他の見知らぬ患者さんだったらどーでもよかったのか?という疑問を呼んでしまいました・・・・。
 ひねてますかね、私。

 楓先生の戦線離脱には賛成です。ゆっくり養生して戻ってきてください!!

 ボランティアリーダーの弟と、メガネのお医者さん。
スーパードクター進藤先生の説教よりも、今はこの人の一言のほうが素直に聞けそうです(^^)

「救命病棟24時(3)」5 ☆☆

 今日は親子の絆の回。

 町医者のダメ次男(小栗旬)は1年、医療事故の京野ことみは2年、父親と口をきいてないんですってよ!父親というのは損な役回りですねぇ。育ててやって心配してるのに。

 でもまぁ、進路や生活習慣への口出しなら過干渉とも受け取る青年期ですが、こと命のかかった震災後ですから。
 いったんは冷たく別れたものの、171災害伝言ダイヤルに延々のこる両親の声に泣き崩れ、自分も伝言で「ごめんなさい」と返す京野ことみには泣かされました。ガラスの向こうに父(渡辺哲)は居るのに、直接言えないところも含め。
 娘の無事を祝われて泣き笑いするお父さんも!!
 医者の次男もね。
「父さんが死んだら泣くと思う」
本当に死なれる前に気がつけて良かったよね。

 しかし、プライベートな会話が階段や倉庫やらで交わされる分、病院ガラガラで暇そうにみえてしまいます・・・。食料がないだけって感じ。
 それもことみのお父さんの料理で解決だよ!・・・って、福岡からいったい水と野菜どれだけ持ってきたの、お父さん(^^;;;)

 そして帰るときには、転院の町医者さんと看護婦さんを乗せて静岡まで。
え、付き添って静岡へって、看護婦さん?先週マンション買ったばっかりだったんでしょう?(レイコさんの感想読んでいて思い出しました!)
 うちのボケてるツレなんてこっちが奥さんだと思いこんでる程院長とセットだった看護婦さんですが、そこまで尽くすかって感じです。一言、見に行ってきたら半壊だったとかなんとかいれませんか。

 ことみを探し回るお父さんの場面では、瓦礫の山なのに・・・どうにも病院だけ異世界です。

 そうそう、避難所にやっと食料を運んできた寺泉さん。カメラと一緒。
「とにかく区役所へ」というトラックと揉めているのに、TVが来た途端笑顔でとりつくろう姿が見事にギャグでした。
 でも、子供達は嬉しいと思うよ。上手く立ち回れないお父さんでも病院に居てくれる方が、大臣になって遠いサロンにいるよりも。
 あれれ・・・そうだ子供。マダム寺泉も静岡なら、娘は院長と一緒に静岡行ったら良かったんじゃないですか??

 そんなわけで端々とっちらかりつつも、今週はのんびりしてたなーと思ったら、最後の最後で楓のフィアンセ急変!!

 どうせ予告ではピンピン・・・してないし! 来週死なせるための、先週今週のあっさり回復だったんですか?? 解せないわ。
 ここで死なせるのなら、瓦礫の街で人知れず死んで何故いけなかったの?

「救命病棟24時(3)」4 ☆☆

 ああ、良かった。
だって冒頭で提示された問題の、ほとんど全てがきれいに丸く納まってませんか。

 例えば医局長。
手配に飛び回り電話で交渉し、重い責任を肩に、ずっと寝ていないのにオペまで!!
もう、誰か当て身で気絶させてでも眠らせてあげてっ と思うほどの状態でしたけど 最後では自ら仮眠を宣言。ああ、良かった。

 元看護士だったことみ先生。
投薬ミスで患者を死なせたそうです。それはいいとして。看護士経験も、昔の事故も、進藤を呼び止めて自分から言い出したクセに手伝いを頼まれたら
「出来ません」 即答!
その後はずーっとずーっと、治療室を覗き込んで悶々。
この人手不足にそこまでひっぱらなくても、とは思いつつ 最後には自ら手伝いを申し出ます。ああ、良かった。

 職場放棄で恨まれてるMEGUMI。
看護士仲間から無視されイヤミを言われ、自分も後ろめたいもんだから隅っこに引っ込んでる。それが、最後に自ら手伝いを申し出てまた仲間に受け入れられる。・・・それぐらいで治る機嫌なら最初からへそ曲げるなよ、いい大人が と思いつつもとにかく。 ああ、良かった。
 
 そして、楓の婚約者。
重症なのに、瓦礫の街を、楓の元へと歩いてるんですよ!!
外に出した病院も病院なら、歩く方も歩く方。 てっきり、行き倒れるんだと思いました。今まで病院関係者は皆無事ですから、そろそろか?なんて。
 それが貴方、ちゃんとたどり着いてから倒れますから!!

 それでも最後枕元で眠る楓先生にかぶる心電図の音・・・・が、途切れた??まさか眠ってて危篤を見過ごしちゃったり?? と心配する間もなく、予告では目覚めたらしい場面。
 生きてるみたいですよ。 ああ、良かった。

 そうそう、喘息の子の親御さんも居所判明。電話がかけられなかった理由も判明。
 不眠不休のスタッフがパリッとしている秘密も、看護士長のお達しと謎が解けましたし。 ああ、良かった。

 元々ストレスフルな内容のこのドラマ。
ヒトの生き死にで「さあ、どうなる??』と引っぱったりせず、せめてドラマ的ストレスぐらいは各回で解消、という狙いでしょうか。親切ですね(^^;;;)


 笑いどころは、ことみ先生の「私も」に、食べてたおせんべをわけようとする看護士さん(笑)「手伝わせてください」って続くのに(笑)

 それからトオル代議士!!
 こっそり持ち込んだ食料をみんなに配る娘(偉いぞ!)を、叱る訳にもいかず感謝されちゃって、選挙用スマイル(笑) 避難所行きも、票の山を狙ったのに人影まばらで愕然(笑)

 来週はこの、食料と水の問題が解決するのでしょうか。

「救命病棟24時(3)」3 ☆☆☆

 ヘリが、ヘリが来た〜!!!

 うっかり涙ぐんでしまいました。ああ、良かったヘリが来て。

 ・・・でも、音楽も感動的で子供も喜んでて騙されますが、実際はこの場面
”議員の家族だから助かった”
という場面ですよね。自衛隊は手一杯。 新聞社ヘリも・・・・・患者に密着取材するチャンスだってのに、断ってくるし。

 阪神大震災を描いているならともかく、その経験からクラッシュ症候群が広く知られるようになった今なら、大地震があったら即、他の地域からドクターヘリが勝手にやってくるぐらいじゃないとダメなんじゃないですか?? クワバラクワバラ
 
 救出後、時間をおいて発症するクラッシュ症候群。
元気に喋っていた患者さんが危篤になるのに、水がなければ透析が出来ない・・・パニック寸前で涙目のナナコ先生。ああ、頼りない。
 そこへ現れたのが、救世主・・・進藤先生ですよ!
 BGMも、ぐぐんとズームになるカメラも大仰で笑ってしまいました(^^;;;) でも、ナナコ先生の目には本当にああ見えたんでしょうねぇ。身ひとつの進藤先生が来たって事情は変わらないのに、いきなり落ち着いちゃいましたからねぇ。

 もっとも、非難されようが、恋愛相談されようが、まるで応対の変わらない進藤先生・・・・頼もしい反面どっかスイッチ切れてる感じなんですけど?(非情に徹しようと無理している医局長とも、ちょっとまた違う感じに)
 代議士が「あの進藤のせいで!」と奥さんの危篤を知らされて八つ当たりかましているのに、平然と
「その進藤です」(ウソです。”その”は言いませんでした ^^;;;) と電話を変わる神経は良く分かりません。内心溜飲下げたりしてないんでしょうか。

 とにもかくにも、震災後3日め。ついに進藤先生とナナコ先生が再会するまでを描いてくれました。

 笑ったのは戻ってきた看護士、MEGUMIのカッコ!!ピンヒールですよ!!
あれで瓦礫を超えて来てたらスゴイ!
それとも、患者をおいて家に戻ったのにあのヒールで歩けるほど被害が軽かった、という気まずさを表現しているのでしょうか?。
ほこりもかぶらず全身ピッカピカでしたからね。

 (追記)よそ様でコメント書いていて思ったのですが、進藤や楓先生をめぐる混乱だけがクローズアップされていて、都内各地で同じコトが起こっているという視点がありませんよね?(東都中央だけじゃなく、各大病院にそれぞれヘリ搬送が必要な患者がいるハズといった)
これからでしょうか。

「救命病棟24時(3)」2 ☆☆☆☆

 トリアージ!
 麻酔消毒も人手も限られる緊急時、軽症者だけでなくあまりに重症な患者もやはり選別(トリアージ)され、斬り捨てなくてはならない・・・なんて残酷なんでしょう。でも必要な事なんですね・・・。

 目の前の家族がまだ息をしているのに
「『ほとんど助からない』から治療しない」
なんて言われたら、と思うと息が詰まります。一緒に見ていた家族を例えようもなく愛しく感じました。
 でも、選別が必要な理由も、選ぶ側の苦しみも、安全なTVのこっち側でなら理性で分かります。そうなると、逆上して権威を振りかざす国会議員様(仲村トオル)が憎たらしくてもう。
 あー、こういうのを「ハマってる」というのでしょうか。

 傷病者の家族と対峙する進藤先生。説教か?と思いきや、下手に出てお願いですよ。
「動けるのなら、他の人を助けに行ってくれ」
しかも涙目。凄いわこの人のカリスマ・・・・。

 一方の、非常用電源もある大病院のナナコ先生。
「**クンはイイコだから」って喘息の子を励ましていて驚愕。それって、もしも親御さんに何かあったら「ボクが悪い子だったから」になっちゃうじゃん!
 それでなくたって、自分の病気で迷惑をかけると気にしている子供なのに。

 さておき、スタッフも資材も混乱する中、備蓄倉庫の在処や、鍵を求めて走り回って、ボンベだ毛布だと便利屋にされてる若いドクターもとい、看護師クンに和みました。
 でもそれだけじゃなかったのね。
 彼がタンクを調べに屋上に上ると、夜の街が見える。真っ暗に電源の落ちた23区に、赤々とのぼる火の手!!
 笑わせ要員と思っていたから不意打ちで、鳥肌が立ちました。

 福岡から、東京の娘を心配する描写もなるほどです。そして「災害伝言ダイヤル」(171だっけ?)エンターテイメントでありながらタメになる!
 こういう番組をNHKでなく、民放の人気ドラマシリーズでしているって凄いことなのかもしれません。

「救命病棟24時(3)」1 ☆☆☆☆

 うっわー。怖かった!!

 あと**時間、と時折入る大地震発生予告のテロップ。だから起きるとわかっていた地震なのに、いざ画面が揺れだしたら身を固くして息詰めて見守ってしまいました。
 ぐちゃぐちゃの中、診療が再開されても『あっちの子はどうなってるんだろう』とか、瓦礫から助け出した子の治療とか、ハラハラ。 実際に被災経験のある人は、見ていられないのでは。

 人気シリーズの3回目、らしいのですが全くの初見なので知らない人がいっぱい。・・・なのは、別にいいのかな? セクハラ先生だの、鉄仮面婦長だの、居着いちゃったホームレスだの、クスッと笑えるところ入れつつもバリバリの緊迫感でした。

 求婚され、救命医療から離れようかどうしようかな松島ななこ先生。被災医療を乗り越えてますます雄々しく救命医になりそう。・・・っていうか、フィアンセ生きてるの??
 燃える研修医くんの弟は無気力医大生(小栗旬) でもありゃ最後には立派な医者になる宣言だよね。生きてたら。っていうか、弟が生きてるならお父さん(平田満)死んでるとか??
 ああもう怖すぎる!

 看護婦さん、財産はたいてマンション買って2日目(涙)そんな人、大勢いたんだろうなぁ。

 アフリカへ戻る直前に路上で被災した江口先生。
同僚の遺品の診療カバンで、運良く1人は救えたものの・・・瓦礫の中あがる火の手に呆然と立ちつくす。そうだよね。これからどれだけの救えない人がいるんだろう。

「まず、貴方が生きていてください」
講演の言葉が耳に響きながら、以下次週。
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