ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

2023年 春ドラマ

「2023年春ドラマの総括」

 わあもう夏ドラマが始まっている!!!
今季は結局また家族が大変、入院騒ぎもありバタバタでしたorz

 1話見たのに記事書けなかったものがたくさんあったんですよ〜
「かしましめし」「グランマの憂鬱」「王様に捧ぐ薬指」「あなたがしてくれなくても」

 もっと先、4話位まで見てたのに続けられなかったのが「勝利の法廷式」「ペンディングトレイン」「それってパクリじゃないですか」

「ケイジとケンジ、時々ハンジ」は前シリーズを「教場0」はsp時観てたんだし、「日曜の夜くらいは」だって評判良くて見たかったんだけどなあ。
 そんな中、見通したのが「だが、情熱はある」と「ラストマン 全盲の捜査官」の2本。そして「育休刑事」も、中抜けでラスト2話見ました〜。

 てなわけでほぼ意味ないけどランキング笑
1位「だが、情熱はある」新機軸!
2位「ラストマン」 キャストの魅力大

10位「育休刑事」笑


主演賞「ラストマン」皆実広美役 福山雅治

かなりな無茶も、福山雅治だから許した部分は大きいぞ笑 そして大泉洋とのバディな楽しさ。同じ脚本でも役者違ったら随分違ってしまったのではと思ったり

助演悪役賞「ラストマン」皆実父役 要潤
 
最高のクズでした!

新人賞
「だが、情熱はある」
 若林役 高橋海人
 山里役 森本慎太郎
お笑い再現が外せない実在芸人役を、よく頑張った! 抜擢した方も、よく任せた!

 どっちも女性の印象が薄いドラマでしたわ〜
さて新ドラマ見るか!



「だが、情熱はある」〜最終回☆☆☆☆

 面白かった〜!久しぶりにリアタイした最終回でしたよ! と、今頃w

 そこまで描く⁉︎ と、驚きのドラマ化発表!笑
「山里役の森本慎太郎君」と「若林役の高橋海人君」を演じる2人が、その山里(森本慎太郎)と若林(高橋海人)に挨拶に来ちゃうんだ〜笑  そして撮影現場に差し入れに行けば「春日役の戸塚君」が笑

 コロナで自粛だし。山里結婚報道もね、新聞写真のお相手が本物蒼井優でしたよね〜(家で実況しながら見てた山里本人もびっくり、だとか)

 そんなメタな楽しみや、初回からずーーーっと予告されていたオンラインライブでの漫才完全再現の似具合がやはり話題になるわけですが。なんちゅーかドラマの魅力はそこじゃない感。むしろ終盤は、それぞれの喋り癖の真似が上手くなりすぎていてむしろ気になる笑 役者さんは褒められて、一層熱心にコピーしたんだろうし慣れていったんだろうけど、似てるかは別に大事じゃなくて。
 「パスタ」と口にするのが恥ずかしくて「食べてない」と言ってしまう、若林の自意識過剰。
 ビッグなオンラインライブですら、若林の楽屋の方が大きいと気にする、山里の卑屈。
「何者かになりたい」
ともがいてた若者が、いつの間にか何者かになったってやっぱりパッと陽キャになるわけじゃなく笑  でもそのうち「パスタ」くらいは言えるようになり、同窓会で年収を言えばドン引きされ。山里の方は幸せになったら芸風がダメになると心配しつつも結婚はするんだしね!

 そして2人でする漫才での満足感!

 いつものナレーションで、友情でもサクセスでもなく、参考にもならない…と締められるけど、イヤイヤ何がしか人生の参考にはなると思いますよ。
夢を目指すのか、諦めるのか。若林の年収を「ずるい」と言った同級生だって、このドラマもし見てたら深く恥じ入ることでしょう。成功の影に君の知らない苦悩があったよ?

 そうだクリー・ピーナッツ(加賀や)もフルでびっくりラップ再現でしたよ! 

 あと好きな場面は、ボクシング辞めさせろ、とマネージャにいう文句を『しずちゃんに聞こえるように靴でドアに隙間開ける』山里…しかもオリンピック出場があるかもとニュースで知るや手のひら返し笑
 でもね、真剣にボクシングをしたことで、確かにお笑いへの努力が足りていなかったこともわかったわけで南海キャンディーズは再生するし。
 春日は春日のままで(「たりないふたり」ライブを見もせず笑) 自分は若林の作品だ、と自称する関係。

 続編があるとは全く思えませんが、いつまでも心に残るドラマとなりました。1話からまた見たいかな! お笑いを全く知らずに見た人の、終わってからの南海キャンディーズとオードリーへの印象がどう変わったのか聞きたいですわ!

「ラストマン」〜最終回☆☆☆☆

 お父さん…!
我が子のために罪を被って黙って服役して。だったらそれを強いた男の方は、その辺をフォローしながら養育してあげなきゃでしょう〜。我が子同然に、じゃなくて!
心太朗的にも、警察関係ない家で
『きっと何か事情があったんだよ』
とふんわり慰められて育った方が遥かにマシだったのでは。もちろん真実と実兄にたどり着いたのは警察官になったからこそですけどね。

 というわけで、戸籍だけでもかなり明かされる真実。 皆実広見(福山雅治)の思い出の中の優しい母(相武紗季)と、心太朗(大泉洋)の亡母が同じ人なのでした!
 浮気じゃないのよ〜
無理に皆実誠(要潤)に嫁がされた母のお腹には、実は既に、恋人だった料理人鎌田(津田健次郎)の子が。しかも本妻が別に居て、鎌田の元に逃げて心太朗をもうけ、幸せに4人で暮らしていた時期もあったんだわ〜(皆実の食へのこだわりって、父が料理人な伏線だったのかな)

 そこから広見ごと連れ戻したくせに、実子でないと気づくや妻子殺害を企てる誠。クズすぎる。更に鎌田に罪を被せようとするのも非道なら、捜査の誤魔化しを警察関係者に持ちかけるのも極悪! こんなのの子じゃなくて良かったじゃないですか、皆実捜査官〜!
 しかし、出世のためなら汚い商売も見逃してきた護道清二(西将輝、後に寺尾聰)も流石に、殺人の隠蔽は出来ない…!と、灰皿を手にしてガツン!と。
殺すんかーい!
 確かに、ここで協力して一生脅されるよりは誠を始末して。まだ息のある息子と鎌田を助ける方がマシなのは分かりますけどねー。だったら、誠が鎌田のポケットにねじ込んだ宝飾品も出してあげてよ。 強盗殺人犯に仕立てたまま命だけ助けるって非道いわ〜 そして前述のように、心太朗も引き取っただけで配慮レス。ほんとこんなのの子じゃなくて、無実の鎌田の子でよかったじゃないですかシンディ〜(涙)

 再会した父は重病で、ほぼ意識のない状態ではありましたがそれでも。2人で会えてよかったです。

 ただ、何も知らなかったのにいきなり正義エリート道から蹴り出された護道家のご子息たちは可哀想ですが…うん、頑張って。

 ラストは感動の別れ……のはずが、今度は心太朗がアメリカに視察に行くからすぐ会える!
「聞いてないよ〜?」
と本人だけが知らないんだよね笑
FBI視察中の揉め事はもちろん、帰ってきてからの騒ぎもまた見たいぞー!

 終盤、ラストに意味なくいい声で語るお遊びも好きでした笑


「ラストマン」〜8 ☆☆☆☆

 グループ痴漢、親ガチャ、ギャラ飲み、インフルエンサー、アスリート盗撮、密造銃、送迎バス置き去り、ネットの犯罪者特定etc
 昨今の日本事情が出るわ出るわ…!

 そしてどれも被害者に寄り添いつつも犯罪者に厳しく!ストレスなく観ていられます。
 むしろ皆実(福山雅治)さん、久しぶりの日本で
「親ガチャ」
なんて特殊な言葉を聞き返しもせずに会話が続いちゃうとは詳しすぎる笑 ツイ廃だったりします⁉︎   途中で観なくなっちゃったうちの旦那はきっと、知らないですよ「親ガチャ」!

 そんなわけで国民的俳優(石黒賢)は不倫より殺人を選び、痴漢冤罪で婚約者を亡くした准教授(伊藤歩)が売るチカン撃退スタンプに針が仕込まれ(安全ピンで自衛宣言、バズったよね〜)、料理系インフルエンサー殺人では聞き込みついでに嬉々として食べて回る皆実の動画があちこちでアップされ、立てこもり犯(高嶋政宏)は脅されていて、後妻業疑惑の女(岡本多緒)に見惚れる皆実の離婚理由は、ワンナイトラブの即バレ? そしてバスジャック犯(京本大我)の犯行の動機は…?

 そんな数々の捜査で皆実を補佐し、スタイリッシュに指を鳴らされるたび周囲に
「ノッてるわけじゃ無いんですよ?」
と解説にもならないフォローをいれる心太朗(大泉洋)もといシンディ笑は、コミックリリーフに見えて犯罪者へのダメ出しは容赦なく、どんどん相棒らしく……なってきたたところで明かされる悲しい真実!

 ほ〜らそんな関係だったじゃん!
というか皆実はもちろん全て知った上で、両親を殺した男の息子である心太朗をバディとして指名していたわけで。
 恨んでいないどころか、同じ事件で人生が狂った同志。同じく警察に関わっていて嬉しそうだった、と元妻デボラさん(木村多江) に聞かされる心太朗の心中たるや! そして心太朗の将棋が弱いことすら「こんな真っ直ぐな将棋を教える人が?」と、父が犯人像とくい違うと分析されましては。

 さて父親は誰の何をかばっているのか。 真実が明かされたら困るのは……護道家ですよねえ?

「育休刑事」9、最終回☆☆

 久しぶりに見たら蓮くんママ沙樹(北乃きい)も刑事、というか捜査一課長! 個室の執務室まで持ってるお偉いさんでしたよ! 成程、ヒラなパパ春風(はると金子大地)のほうが育休とるわけですね!

 9話のメイン事件は、お隣さんの浮気⁉︎
幼児教室オーナーの旦那(渡辺大)が浮気してる!と騒ぐ奥さん(ソニン)を宥めつつ体験レッスンに潜入し、ハイハイ蓮くんに付着した『お名前シール』を決め手に会ってたママが判明〜(でも浮気じゃなかったよ!)って、どうでもいい笑
 でもその裏で沙樹ママが、昔逮捕した半グレ赤蛇(岡本圭人)に恨まれて、春風パパの知らぬ間に命の危機!だったりするのでした。

 10話ではショッピングモールを訪れる休日の秋月一家+春風姉(前田敦子)    狙われている沙樹を囮に、赤蛇の爆破計画を未然に防げるのか〜?
 不自然なベビーカーに、誘拐を疑い追う春風。それがきっと爆弾だよ!
「蓮くんのおかげ」
かどうかはさておき笑 わかりやすいヒールだけでなく、幼児連れにしては少ない荷物、よだれ汚れが目立つ黒ジャケットに違和感を覚える経験値は間違いなく育休で養ったものですよね〜。そういうところが見たかったので満足です。
半グレ達と大立ち回りも、普通に強い春風とひまり(武田玲奈)はさておき。うずくまったり、絡まった上着をなんとか逆に利用して闘うマイクロ豚マニア君(きづき)の殺陣が凝ってて面白かったですね〜。そしてずっと蓮くんは可愛い!

 さて実際に爆発したら被害甚大ですが、そこは爆弾を作る『雑貨屋』(和泉元彌)も実は育児中!赤蛇の無差別殺人の片棒をかつぐのは嫌になった…と、  こっそり警察の味方をしてくれていたのでした〜って、いくら育休中でも囮に巻き込む春風にぐらいそれ、伝えておいて良かったのでは笑

 ご贔屓西村まさ彦氏は、組対こと組織対策課長です。ずっと追っていた赤蛇を、2年前微罪で逮捕してしまった沙樹課長を目の敵にして、チクチク嫌味ばかり。小物ですね〜。最後も、沙樹課長の働きで爆発を未然に防いで被害ゼロ、いい結果なのに渋い顔でした笑

 そして現場に復帰した春風パパは、時短勤務に。育休刑事→時短刑事に⁉︎  
保育園に通う蓮くんが立っちしてめでたく終わり、続編がありそうですね笑

「だが、情熱はある」〜9☆☆☆☆

 ……すれ違った! 
9話ラストにして、やっと同じ画面に若林(高橋海人)と山里(森本慎太郎)いやオードリーと南海キャンディーズが。
『未来』の売れっ子芸人場面を別とすると、主人公2人まだ面と向かって話すらしてませんよね笑

 いやぁついに来た、伝説のM-1敗者復活戦!
オードリーの漫才はなんと全力のフル再現!元々のネタへのリスペクトと努力は大したものです。そして確かに再現度は高いのですが、ドラマの真骨頂、そこじゃ無いからね⁉︎

 春日、覚醒。

 初回からずっと若林の横には春日(戸塚純貴)が居ましたけども、私たちが知るトゥースな春日とはどこか違ってしっくりこない、ただの若林の友達でした。
そんな彼が、若林の発明した『ズレてるツッコミにツッコミ返す』台本を、面白さ不理解ながらも全力で演じて。春日ならこんな時どうするのかな?と自ら『イマジナリー春日』になろうとし始めるんですよ!
 ただ誘われてなった芸人を、売れなくても楽しんでいるけれど若林が辞めるなら辞めてもいい春日。決して自分から「もう辞めよう」とは言ってくれない。認められたくて満たされない若林にとって支えでもあり、辞める言い訳にならない呪いでもあった幼馴染が、理想を共有し始めて。ついに真の相方になった瞬間でした。胸熱。

 一方の南海キャンデーズでは山里が、しずちゃん(富田望生)に「怪物であれ」と戦略を押し付け叱り続けてて嫌われる笑 なんてみごとな好対照でしょう。
しずちゃん普通の子なのに奇妙な発言横柄な振る舞いを強要されて、謝る役の山里は常識人いい人ポジション。でもその結果しずちゃんにキャラ人気が集まれば不愉快、しずちゃん単体の映画オファーは断れと嫉妬に狂う山里…ダメじゃん。後にその縁で結婚したわけで、映画潰さないでくれたマネージャー(坂井真紀)に感謝だぞ  (主演蒼井優、を遮られて最後まで言えない演出、奥ゆかしい笑) 

 一応山里にも恋人らしき人(渋谷凪咲)はいて、いつもスイーツに夢中で妖精のようなふわふわ癒し系、都合のいい女…かと思いきや。愚痴しか出ないだろう山里に
「なんて言って欲しいですか?」
と直球で聞いてくる厳しさもあり。全力ですがろうとしたタイミングで留学しまーすと笑顔で去っていく実は自立した女……ここでついザマーミロと思ってしまった笑
 若林にだって、面白いよと励ましてトークライブ(会場は春日の自宅!)に来てくれるくれるニット帽の彼女がいましたけど。むしろネタもないどん底の時よりも、自虐トークでラジオ番組も始まり漫才もこれでイケると上り調子……なのに思うように評価されない八つ当たりで壊れちゃうんだなあ。

 山里の手掴みケーキが嫉妬の味なら、若林が投げたおばあちゃんのエクレアは絶望の味?
(敗者復活戦、山里家はBSだかCS契約してリアタイ応援。若林家はそれ出来てないのもエグいです)

 そんな、似ているようで全く違う。でも同じ暗い目をしている2人を結びつけるのが笑顔の島プロデューサー(薬師丸ひろ子)
 そうだCreepy Nutsもといクリー・ピーナッツ笑もいてそことの関わりもまだこれからで楽しみ。しかし演じてるのが かが屋。見取り図で見たかったよー?

「ラストマン 全盲の捜査官」1、2☆☆☆

 なんちゅーミスリード!

 盲目のFBI捜査官皆実広見に福山雅治。
それだけでも既にお腹いっぱいですが、物語のキモはどちらかというとバディ護道心太朗(大泉洋)ですね。
 エリート護道一族なのに違法な暴力も囮捜査もどんとこいなノンキャリで、皆実のお供=謹慎中なはずだった刑事心太朗。そのうち実は養子だの、実の父(津田健次郎)は殺人犯だのと外聞の悪い身の上がリークされますが、そんなことよりも本人自らの回想が被害者殺してるんですけど⁇  その上で、今回も10年前のあの事件も犯人は心太朗ではと皆実から声高に疑われれば……まだ序盤すぎて絶対違うとは思ってもハラハラしますって〜。

 案の定、シンディもとい心太朗は囮。真犯人に誘拐されたところに皆実が登場し発砲です!見えてないのに⁉︎
 人一倍、正義の側でありたい心太朗。なのに、優しい父が殺人犯だったならまさかいつか自分も……と抱いてしまう不安が、妄想の殺人を見せてしまう様ですよ。不憫…。
 でもこれからは、日本の法律から自由な皆実を利用しガンガン捜査する宣言!ドラマ的には心太朗父は冤罪が判明するんじゃないのかな?  …その事件てのが皆実家に関わっていたりもしそうですよね。

 ところで皆実の外出や発砲は、リモートやAIで様々に支援されていて興味深いです。て、言ってたら旦那にドラマだよ?とバカにされましたが、どれもそんな無理な技術ではないよねえ。音の反響で物の位置を捉えるエコロケーションも訓練ドキュメンタリーを観たことがあります。その音源として皆実は指を鳴らしたり拍手したりと挙動がスタイリッシュ過ぎるだけ笑(実際は舌打ちでした。本来は両手塞がってても、長時間でも出来なきゃ困るものね)
 爆弾魔を追う時も、盲人なら警戒されないと抱きついて発信機を仕込んだり、実家に上がり込んだりとウィークポイント白杖をむしろ有効活用する皆実、いい根性でいいキャラです。
ちなみにラストマンとは、全てを終わらせる男ということなのだとか?

 心太朗の養父、元警視庁長官護道清二に寺尾聰。その実子、心太朗の養兄で警視庁次長京吾に上川隆也。京吾の子護道泉(永瀬廉)も捜査一課で、その上司佐久良(吉田羊)は心太朗の元カノですってよ! あと操作支援分析センターとやらから引き抜かれて皆実を技術的に支援する分析官に今田美桜。
 

「unknown」1☆

 薔薇に桜にと映像は綺麗。でも吸血鬼以前の問題が山積みで集中できません……。

 そう、ヒロインこころ(高畑充希)は吸血鬼!
でもまあサングラスと日傘程度の日除けで日中も歩け&ニンニク料理も本体を避ければ大丈夫。そして人は襲わず血だけ飲んで(水筒の中身が血液!)、夜の張り込みを得意とするスクープ記者をしているのですが。
 恋人朝田虎松(田中圭)とこころが知り合ったきっかけは、泥酔した虎松が彼女の家に自宅だと押し入ってきたから!怖!しかも免許証の住所は確かに同じで痴話喧嘩扱いに。いやいやいや、離婚して転居したらしいのに住所変更しないんかい!
 実はその人、おまわりさんでした〜。
と分かっても、呆れるだけで全く安心できなくない? いくら仕事熱心、街で慕われるお巡りさんでもさあ。その後交際に至ると、なんと制服のまま屋外でイチャイチャ!手錠を掛け合ってふざけ、キスまで〜? 通報案件ですよね、家 で し て!

 こころの両親(吉田鋼太郎&麻生久美子)も吸血鬼ながらラブラブで、こころにも早く「吸血鬼なんです!」と打ち明けて結婚しちゃえと適当アドバイス。 学校でハブられていた頃もこの両親には何も言えなかったのでは…。
「お茶ちょうだい!」
と血の水筒を開けられそうになり過剰に嫌がったのがキッカケ、と描かれますがいやいやいや、給食も遠足の弁当も帰りの買い食いも一緒に出来ずに通学なんて出来る? その辺を真面目に考えちゃいけないドラマなわけですよ。

 燃え盛る火の中崩れた材木をひょいとどけ、大柄な虎松を軽々と抱いて助け出すこころ。早々と1話でそんな風に怪力がバレて、でも別れずに結婚までしちゃうんでしょう〜?

 じゃあ気軽なラブコメか、というと虎松には血の流れる辛い過去がありどうやら大事件…。
どんな気分で見たらいいのかなー。

 こころの同僚に町田啓太。

 

 

「だか、情熱はある」1〜3☆☆☆☆

 天才じゃないかな。
題材になった2人自体は勿論ですが(「天才は諦めた」と山里は言うけれど!)、その2人を組み合わせまだ出会ってもいない子供時代学生時代から延々と対比していく構成が素晴らしいです。

 何をしても
「さすがねー」「すごいわ」
とアクロバティックに全肯定する母(ヒコロヒー)と父に応援されながらもモテずに屈折して育つ山里亮太(森本慎太郎)は、芸人を目指し養成所へ。相方を探すも長続きしない。
一方で真逆の全否定、乳児期の持病から「死ぬぞ」と脅されて育った若林正恭(高橋海人)は、親友春日(戸塚純貴)を巻き込んで同じく芸人を目指すもパッとしない。

 熱心すぎて、ダメ出し容赦なく初相方を潰してしまう山里。ある意味、愛されて全肯定で育ってきた分人間関係の切れ目をわきまえていなかったよね…そして同じくらい褒めてくれる人はなかなかいないわけで、肯定子育ても度を超すとダメなのかもしれない笑
その点、卑屈な若林には幸運にも常に春日が横にいますが。いるだけ笑 努力の仕方が分からずに、漫才でなくキャッチボールだけ上手くなっていくよ笑
この2組、いつ出会うんだよ!
そして出会ったら何が変わるのか??楽しみすぎて逆になかなか先が見られません(ダメじゃん)

 そもそも私がお笑いが好きで、若林にも山ちゃんにも(春日にもw)興味があり、ドラマも2人で実際に配信した2時間漫才、しかも終わった途端に片方救急車で運ばれるという強いヒキから始まるわけですが。
彼らが実在の芸人だと知らなくても、青春ドラマとしてめちゃくちゃ面白くない? 若林役は声が似てるし、山里役もあの髪型に赤メガネ、赤バンダナと構成要素が段々に増えていきますが笑 似てるかどうかなんてすぐどうでも良くなるぐらいドラマとして面白いですよね??←身近に見てる人がいなくて疑問形w

 山里の未来の相方しずちゃん(富田望生)とはまだすれ違っただけ。ご本人とは身長30cm差の配役ですが、じゃあ誰ができるんだよと言われるとうーん「作りたい女と食べたい女」の西野恵未さんでも10cm足りないし漫才は負担だろうし。しずちゃんの逸材っぷりが分かろうというものです。
 そして山ちゃんがダメ出ししまくった相方が九条さん!解散したとはいえ本業の人にダメ出しとか怖い笑
あー続きみよう!

「波よ聞いてくれ」1☆

 鬼才沙村広明の原作をドラマ化。「無限の住人」とか大好きですけども!氏の作品はどれもお茶の間には色々無理なので、これで良かった〜 ん?

 貢いだ男に振られたと、飲んだ勢いで絡む女(小芝風花)   その勢いが面白い!と丸っとラジオで流されて、抗議に行ったはずが更に電波で喋るハメになり。ヤラセもありつつ気がつけばラジオパーソナリティになっていましたよ〜な1話。

 ド金髪に染めた小芝風花が頑張ってます。
立て板に水で不実な男を責めまくり、声も聞きやすいしうん、いいんじゃないかな。でも2話以降をまた見たいかはよく分からない話ですよね。
 あとラジオ聴取率高し。
バイト先の飲食店で決まったチャンネル流しっぱなしとか、推し芸人芸能人の番組聞くのは分かるけども、ポッと出新人の長話なんて話題になりますかねえ…radicoあるにしろ。
 ラジオ局のディレクターが北村一輝なのは妖しくてナイス。

「月読くんの禁断お夜食」1☆

 みんな疲れてるんだなあ……  前期はすき焼き作ってあげてたトリンドル玲奈が今度は作ってもらう側に笑
だとしても知らない男を家に入れたらダメ、絶対!

 仕事に疲れたジムトレーナーそよぎ(トリンドル玲奈)は、夜の道端で不思議なイケメン(萩原利久)に声をかけられるままつい、自分の家で彼が作る夜食を食べることに。

 それだけで礼も実費も受け取らず男は消えますが。男の兄(浅香航大)がそよぎを引き抜きたがっている繋がりでの2人の仕事上での再会が約束されるのみならず、実はその昔同じ場所で萎れていた彼をそよぎが励ましたことがあったと種明かしされて納得感はある第1話でした。だからって〜いくら無害に見えたって〜やっぱり家に入れちゃダメ(だからこそのファンタジーなのもわかるけども!)  

「Dr.チョコレート」1☆

 「年齢なんてただの数字」
じゃねーよ! せめて遠隔医療ならまだしも……。
小学生が堂々とメスを手に手術しちゃうとは「ドクターX」の斜め上をいく超設定ですねw

 ハロウィンの夜。仕組まれた爆発事故で両親(山本耕史、安達祐実)を亡くした寺島唯(白山乃愛)は、復讐を誓う。両親の弟子だった野田哲也(坂口健太郎)は、唯をもぐりの凄腕医師Dr.チョコレートとして世界中でプロデュースしながら裏社会の情報を集めていく。
 しかし、哲也が集めた手術スタッフの中に実は、事故の夜に書斎を探っていた男がいて……。

 という復讐譚を軸に、毎回無茶な闇手術をするんでしょう。子供が! 

 医師の両親が絵本代わりに医学書を与え、すくすく成長したのがこの天才医師でござい。事前に手術映像たくさん見ておいたから大丈夫!ってさー。医療をなんだと思ってるのかなー。
 血が流れ、匂いもして、手術が成功したってやっぱり死ぬこともある生身を扱う覚悟を持つのが医者です。手技の上手い下手じゃないんだよーやめてー。
初回では早速、依頼患者の政治家が事故を指示していたと知って手術中断。すかさず哲也が説得しましたけど。そうなる可能性くらいそれこそシュミレートしておいてくださいよ!

 子役の乃愛ちゃんは可愛いです。

「勝利の法廷式」1、2☆☆

 僕の考えた最強の女弁護士キャラで架空ブログを書いてたのに、実在の弁護士と同姓同名だった……と、もしなったら。検索もせずに紛らわしいことした作家が粗忽で、しかもその名が世間を騒がせた裁判に関わっていたなら完全に知っててやったとしか思えないでしょうに。なんでか弁護士先生神楽蘭(志田未来)が無名の作家黒澤(風間俊介)に謝罪する流れに笑 そしてブログに来た弁護依頼を責任?もって??引き受けることに?

 しかし自分の力量に自信のないは毎回、裁判はきっとこう進む!と黒澤が準備した『脚本』を丸覚えして法廷に臨むことになり。すると相手の証人や、依頼人を訴えた被害者までまんまと、『脚本』の通りに語りだすんですよね。証言を翻したり、隠されていた覚醒剤使用を認めたり…
 そりゃドラマだからですけど!黒澤の洞察力ハンパないでしょう?

 で、蘭が自信を失うきっかけになった敗訴。親友(北乃きい)が夫殺しと断定され、しかもその夫こそが連続殺人犯だった〜となったセンセーショナルな事件に何か裏があり、黒澤は真実を知りつつそれを隠して蘭と接している⁉︎
 真実は、そして黒澤の目的は?

 どこをとっても奇天烈なのに、納得しながら見てしまうのが不思議です笑 SNSを駆使して日程の齟齬を見つけたり、これが奥さんの裏アカウントね!となる小さな証拠はきちんと積み重ねているからかも。

 ところで蘭が黒澤の書いた長台詞をきちんと演技できる理由は、元天才子役だから! 志田未来になんて役を笑  あと、衣装協力に低身長女性に寄り添うブランドCOHINAが! いいね!
 あと蘭を慕う後輩弁護士流川に高橋優斗

「育休刑事」1× 、2☆☆

 赤ちゃん可愛い〜!

 育休中の刑事秋月春風(はると金子大地)が赤ちゃん連れで事件に巻き込まれ、育児からのヒントで事件を解決!
そんなコンセプトも興味深いけど、8割がたは可愛い赤ちゃんのために見てるので。

 赤ちゃんが死ぬ話とかやめてよ!

(孫の突然死に狂った祖父が、喫煙者の婿&婿友人のせいだし娘の扱いも許せないと2人を射殺。その拳銃どこで手に入れたのか?) ←主人公は、祖父(片岡鶴太郎)の仕組んだ狂言強盗に巻き込まれ子連れで人質に。

 それでも見た2話は、単位が欲しけりゃ30万円か身体よこせ!な教授が殺されててもう、どこの異世界なの。大学教員な旦那見たら憤死するわ!

(「金払え」を録音して揉み合い、突き飛ばした学生は逃走。意識不明の教授を見つけた、不倫相手の別教授がこれ幸いとトドメをさしました笑 内定決まってる生徒の卒業取り消しは就職率下がるので、不当な単位不認定なんて学生課が許さないし。人生かかってることを泣き寝入りは『優しい』でなく無気力すぎてヤバいよ)←容疑者学生(濱田龍臣)の部屋が主人公宅から見えるので、育児の合間に張り込んで、気が向いたら解決してね!

 どうも事件設定がおかしいんだよなあ。赤ちゃんは可愛いのに!

 出張の多い母親に北乃きい、監察医で事件にもすぐ首突っ込むウザい姉に前田敦子。警察上司に鶴見慎吾。同僚の武田玲奈がなんか老けてるのは真ん中分けのせい?(同シーズンの「あなたがしてくれなくても」ではいつも通りだもんね?)

「あなたがしてくれなくても」1☆☆

 セックスレスからの不倫もの。
うちの旦那は抱けない夫側の味方で、きっと事情があるんだよと庇ってましたが。夫婦の話し合いが深まる前に、どちらも不倫が始まる流れでなんだかなあ〜。

 夫陽一(瑛太)との関係に悩む妻みち(奈緒)
憧れの上司新名誠(岩田剛典)とのさし呑みでつい、セックスレスだと口走ってからも夫婦生活は一進一退。惨めな気持ちでいたみちを抱きしめた新名は
「ぼくも同じだ」
と打ち明けるのでした。

「日を決められたらプレッシャー」
と逃げる陽一。勇気を出して誘うみちに
「性欲強いんじゃない?」
も酷いぞ。そして強くて何が悪い。てか子供がほしい32才妻と2年セックスレスは!大きすぎるよ!育児中に間が空くのとは話が違うよ?

 カフェだかバーの雇われ店長な陽一、暇そうなのに。みちのノー残業デーに「しよう」と予告までしたくせに帰ってこない。「EDかも」と言い捨てたのを「嘘」と断じるみちですが…。本当だったら、どうするの?

一方の新名夫婦は、新名の妻(田中みな実)がバリキャリで多忙を極めてのレス。ゴージャスマンションで料理作って待ち、ため息つくのは夫の方なのね。そもそも子供は欲しくなさそう?

 それぞれ問題が違うので、ただ並行して描かれたって興味深いのになあ。互いの性生活などという究極プライベートを曝け出すの流石ドラマで、そんなこと分かち合ったらそりゃ不倫にもなるでしょうよ。
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