ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

2021年 秋ドラマ

「准教授・高槻彰良の推察(2)」〜最終回 ☆☆☆

 やっぱり天狗、居たーーー⁉︎
深町くん(神宮寺勇太)の村祭りと違って「それ」は、先生(伊野尾慧)が静かに記憶を取り戻す形で描かれるので、赤い顔で長鼻の、所謂な姿の天狗ではないのかもですが。とにかく神域の湖で助けを求めた彰良少年を救いに「それ」は現れたらしいのですよ。
 そして寺内(小池徹平)の活動も、同様に苦しむ人を救うものでした。

 冒頭の不穏なミスリードでは寺内がさらって血でも吸ってそうでしたけどw  
消えた人々には、彰良少年が当時耐えかねた父の過剰な期待と叱責の様に、上司のパワハラ、部活でのいじめ、育児疲れに夫の不理解、虐待……と何かしら『いなくなりたい』事情があったことが分かり様相が変わっていきます。同級生の虐待死を止められなかった寺内少年は、自分がいなくなることよりも、助けられるチカラを求めて神域で祈ったのかも
 人が消えれば、捜索や聞き取りで問題が明らかになる。神隠しでの一時失踪は苦境から遠ざかれるだけでなく、上手くいけば解決もしたところへ『神隠しで記憶がない』と責任なく戻ってこられるという、ただ家出する以上のメリットがあるのでした。なるほどー。
 寺内の誘いで失踪した人たちは互いに助け合って警察の目を掻い潜り、戻ってからも物資や場所、人手を融通し合う。先生曰くの『講』を形成し、その中心になっている寺内は、高槻先生もそこに加わって世を正そうと誘うのですが。行くべきかもと気弱になる先生を
『天狗にはさせない』
と現生に引き戻すのは深町くんなのでしたよ。実家に向かって大音声でそんな、プロポーズかw
 
 だってねー。神隠しで父親のスパルタ教育からは逃れても、今度は母親の天狗さま扱いという別虐待にはまり込んだ先生のようなパターンもあるわけで神隠しだって万能じゃないですよね。
それに隠し方はさておき、助けて欲しい人をどこで見つけるのか? SNSも絡んでDM受付もありそうですが、それじゃ幼児の千里ちゃんは?その辺、怪異から寺内が授かった別の能力があったのでしょうか。
 警察が千里ちゃん両親の虐待を暴かないものだから、誘拐犯として出頭し事件の幕を自ら引いた寺内。でもそれ、大人の失踪や先生にもう関わらない保証ではないしw  この先またどうなるのやら。

 それでもラスト、先生が明るい未来へと共に歩き出す相棒はやっぱりそりゃ深町くんで。ああもう、お幸せにw  原作は続いているらしいのでシーズン3もあったらいいな。
 碧い湖が美しかったです。 

「剣樹抄」2、3 ☆☆

 だ、大胸筋!!
2話では風呂屋、3話ではもろ肌脱いで捨人衆と相撲と、いやあもう光圀公(山本耕史)の身体がお見事です!

 お江戸の風呂屋は人と噂が集まるところ。捨人衆を潜入させて、火付け一味の仲間を探す。相撲遊びでは光圀の気取らない人柄や、子供達との信頼の絆を表す。ただのサービスショットじゃないのですがね、それでも目が釘付けでしたわ。お付きの中山(西村まさ彦)だってそこそこ鍛えてるのに、霞むじゃないですか〜

 えーっと火付けの首謀者氷之介(加藤シゲアキ)が、捨人衆の鬼河童了助くんも世話になる仏師(石坂浩二)の息子で。元々は真っ当な侍だったものを、とんでもないお殿様に従ううちにそれぞれ狂ってしまった経緯が悲しかったです。殿を殺めた父と、そんな殿に従ってしまった息子と。 父は息子を討つのか?
しかし崖から川に転落する場面はあまりの高さで、生きのびたことが奇跡に思える……よりは、飛びっぷりの良さ(人形?)に笑ってしまいましたよ、すみません。

 光圀の兄頼重に八嶋智人。光圀にはとっては尊敬できる、家督を継ぐべきだった温かい兄ですが。その兄から見ても光圀こそが後継の器。
上に立つもの次第で下々の暮らしは左右されますよね…

「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」1〜☆☆☆

 よ、よくぞこれをドラマに。

 下町阿佐ヶ谷にぼんやりと暮らす、売れない女芸人コンビ「阿佐ヶ谷姉妹」
 ピンクの時代遅れコスチュームで歌ネタをハモるおかっぱ眼鏡のおばさん2人が、実在すると知らなくてもなんとなく見れて、大丈夫かこの2人、いやだめかもと応援したくなります。
 知っていれば知ってたで、こんなところから荒れたんだねえと感無量です。

 心配性の姉キャラエリコさんを木村多江、天然失礼妹キャラみほさんを安藤玉恵にした、キャスティングが見事。馴染んでる〜あの2人にしかみえない〜
 しかし、4人でしっかり並ぶ宣伝スチールでは木村多江はもちろんのこと、普段は美人女優扱いされない安藤玉恵だって小顔でめっちゃスタイル抜群なのでした。女優さんってスゴイ。

「剣樹抄 光圀公と俺」1 ☆☆

 冲方丁原作、ジュブナイル時代劇!

 まだ諸国漫遊前wの若き日の水戸光圀公(山本耕史)は、大火後のお江戸復興にご熱心。炊き出しなどにも支援しつつ、孤児から異能の者を集め、秘密裏に『捨人衆(じゅうにんしゅう)』と名付けて使役していたのでした!
 大人達相手の大立ち回りで保護された 了助(黒川想矢)も、捨人衆から衣食住&将来安泰だぞと仲間入りを誘われますが姿を消し……。

 なんだかんだ、了助が持っていた詳細な絵地図と捨人衆の情報収集で、付け火集団の存在と居場所が浮かび上がります。
 亡き養父の仇、とそいつらに立ち向かう了助ですが、力かなわず。駆けつけた光圀は、泣き崩れる了助を抱き止めるのでした!

 背を叩いて「大丈夫」と了助を宥める仕草、実は光圀自身が愛妻泰姫(松本穂香)にしてもらっていること……w
 声色の鳩、聞き耳の亀一、記憶し絵で再現の巳助、韋駄天…と揃った捨人衆。今は仲間もやり甲斐もあって元気な親無し子達より、光圀公が時折見せる孤独の方が深げとは如何に?? 孤児たちが立ち直る姿に、助けた光圀自身も癒やされていくというお話なのでしょうか。
とはいえ、刀を持たせれば向かう所敵なしで頼もしいのですよ?

 お目当て西村さんは、そんな光圀に付き添う水戸家の家臣。
「このお方をどなたと心得る!」
の台詞にはクスッとなっちゃいました(^^)
仇には氷ノ介(加藤シゲアキ)

「准教授・高槻彰良の推察(2)」〜5☆☆☆

 背中の羽根痕は天狗じゃなくて、天使! 言い得て妙です!
しかし先生の気遣いを強調するあまり、雨に濡れた女性のブラウスが透けていた透けていたと何回繰り返すのかとw   上着を譲り、女性ドライバーのタクシーを呼ぶ先生、間違いなく紳士ですが……だから天使は唐突では?  そしてオチが天使な話って、怪談??

 さてさて怪異の花! 百物語です!
大学構内の催しなのに、ちゃっかり参加の寺内(小池徹平)はとある誘拐事件を、被害者は背中に羽根痕の傷を得て天狗になったと語ります。そこで瑠衣子先輩(岡田結実)も、とある人の背中に羽根痕を見たエピソードを語り、あれは天使だと応戦w   身内と視聴者にだけ、どっちも高槻先生(伊野尾慧)だよねと分からせつつも、そのエピソード対決のせいで順番が動き、こっそり予定していた怪異のやらせを仕掛け損ない、SNSでバズり損なった主催者ざまあみろと、うまくできています。
 しかも。
百物語参加者の中から、失踪者まで出る騒ぎ。

 幼児を残して消えた小春さん(田辺桃子)が語ったのは、預かり物の箱を開け、中身を見てしまったために殺される男の話。彼女も箱を開けたのか? 各地で起きる失踪事件との関連は? 怪しい寺内の関与は。

 百物語編が終わってから書こうと思っていたら続くじゃないですか。だからwowow放映になったのかな?  選ばれし者として、決まり事を守らない輩には「罰を」与える活動をしているらしい寺内。なんと『天狗様』だった頃の彰良に会っていて
「どうやったらあなたのようになれますか?」
と尋ねるなど。心酔は既に当時からのようですが。ってことは、その後首尾よくさらってもらえたんですねえ。 天狗の誘拐の基準……美貌かな。

 顔を隠しつつ誘拐の予告動画をあげているらしい寺内。怪異もすっかりSNS絡みになったものですw 
しかし…動画の音声でも真偽判定が出来てしまうという遠山さん(今井朋彦)と深町くん(神宮寺勇太) え、それってドラマや映画、コント等々、 演技しているもの全て無理じゃないですか? だから生きづらいと言われたらごもっともですが…w

「日本沈没」〜4☆☆☆

 天変地異、ついに来たー!!

 って不謹慎で失礼w
しかし、来るか来ないか分からない関東沈没を論じ合う作中人物と違ってこちらは、沈没待ちw ビルが崩れていくと思ったら天海(小栗旬)の夢だったりと焦らされて、待ちかねていましたよ。

 半年以内に関東地方が沈む。それは明日かもしれない!
そんな最新予測に震える天海と椎名(杏)は、1日も早い公表の道を探り手を組む。

 いやもう上がおバカさんでさ……。せっかく情報統制をして、ある程度避難の仕組みが出来てからの発表を予定した未来推進会議をよそに、お友達企業に情報を流す副総理(石橋蓮司) その結果、大手が一斉に東京での開発出資を中断したら、そりゃ記者も株やってる層も気付きますよ。 でもまだ具体的対応策もなく、パニックも予想されるのに総理大臣(仲村トオル)に何を言えと??
 雑誌社は圧力で記事を採用せず、当然総理もだんまり。せめて母(宮崎美子)には引っ越しを勧めても勿論笑ってお断りされる椎名。ああ、すんなり離婚を了解した天海の方は、妻子が関東を離れるの決定な点においては心穏やかです。他の男と暮らすためとはいえ。 
 埒のあかない状態を打破したのは、大新聞のすっぱ抜きby天海&椎名リークw
それでやっと総理も、表現はソフトにしつつ沈没説を認め、避難の準備を公表するわけですよー。国民の安全よりも経済と政治判断なんだよねー、分かってるけど嫌になっちゃうな。

 その報道を見て、「ちゃんとデータ伝えたのに!違う!」と騒ぐ田所博士(香川照之)、正直すぎるw 本人は終始同じ態度なのに、今や博士をTVが囲み、口止めしとけと天海が怒られる。いや、あの人の行動をどうにかするの無理でしょう…? だからこそ信じられるのに、此の期に及んでまだ博士詐欺師説を唱える副総理! 自分が金で動くからって、誰でも同じ理屈で動くと思うなよ?

 そんなこんな揉めつつも、あっという間に避難を開始する市民たち。どんな割合で出る人と残る人を決めたのかは触れられませんが、最初の緊急事態宣言ですっからかんになった街や、瞬く間にワクチン打った割合を考えれば日本人ならするな、と妙に納得しましたよ。 上がどんなにグダグダしようとも、現場の誘導は大規模接種会場並みにスムーズだったに違いないです。
 しかしよりによって!
椎名の母と、天海の妻子(と、今の男w)が乗った避難バス群が出発した直後、関東を襲う地震!迫り来る地割れ!落ちる橋!

 やっと本題に入った感じですw
予告で映った体育館の避難所に苦笑い。見慣れた光景ですけどねえ、世界的にあの雑魚寝スタイルってとんでも低レベルらしいじゃないですかー。このドラマ世界に出したらびっくりされちゃうんだろうなあ。
さておき、続きに期待! 

「群青領域」1 ☆☆

 恋人の裏切りと芸能界に絶望し、海辺に逃げてきたヒロインの……再生?

 若者に大人気なバンドindigoAREAのキーボード担当キム・ジュニ(シム・ウンギョン)は、ボーカル陽樹(柿澤勇人)と公認カップル。
しかし最近の陽樹は冷淡で、他の女の影も。いつも通りを必死に続けるジュニだったが、『君が必要だ』のささやきも恋人扱いも広報のファンサービスだったと言われてしまう。それでも音楽でだけは繋がっていけると信じていたのに。 ライブ中に突然、脱退宣言をする陽樹。
 TVに雑誌にSNSにと破局報道が踊り、マスコミに追われる中、事務所の迎えを振り切って流しのタクシーに飛び乗ったジュニはただ海に向かい……
  どぼーん  次回に続く。

 別に身を投げたわけじゃなくw  地元の強面男(若葉竜也)に近寄られて足を滑らせた事故ではありましたがね。おかげで気のいい民宿?と縁ができ、しばらく滞在するのかな。

 日本語が少々たどたどしいジュニ。作詞の企画に、自分の詩を見もしないで何故、と人気優先のプロモーションに不満を漏らす場面はなるほどでしたが、それでもなぜこの配役なのかなと思ったり。この先国籍に触れる展開もあったりします? またショートカットでほぼすっぴん。 実力派アーチスト役とはいえもっと華やか美人にできたでしょうにとも思ったり。でも、見慣れたヒロインだったら驚きのない、飽きたかもしれない導入部を最後まで見たのはその地味なヒロインの魅力かなーと思ったり。
 2話を見ようかどうしようか。 

「SUPER RICH」1、2 ☆☆☆

 妊婦を助けて面接に遅刻!
それで合格は昭和ドラマで、令和では機転が効かない、タクシー代が無いのも自分のせいとにべもないのでした。おお。
 女社長と平社員で逆玉なのかと思いきや、江口のりこの仁王立ちと関西弁が性別を忘れさせてくれていい感じです。それでいて、部下に惚れられていそうなのもわかる(あれ、両親も使用人も標準語なのに、どこでコテコテに育ったのw)  

 裕福な氷河家に生まれ育った衛(まもる 江口のりこ)は、幼くして両親を亡くす不幸には見舞われながらも、その後もずっとお金持ち。起業も順風満帆、1000万円は端金、ずっとその生活が続くと思っていたのに……35歳にして初めてした金の苦労の原因は、信じていた共同経営者一ノ瀬亮(戸次重幸)の裏切りだった!!

 共同経営者と言っても、衛に任せきりでほぼ無能💦 なのに衛に頼んだだけ金を動かせている現状に飽き足らず? 突然の行方不明、運転資金口座は空っぽ!直前に「ごめんな」と意味不明なハグまでされていて、即通報レベルでしょうに、なんと衛は信じて待つんですよ。亮を切れば融資するという先輩(松嶋菜々子)の申し出も拒否!!
こ、こんな熱い信頼を裏切るとは許せんぞ亮!

 で、金策に走りつつ亮を探す修羅場の間に周囲の人間関係が見えてきます。同級生だった今吉(中村ゆり)や古くからのスタッフ東海林(矢本悠馬)は忌憚なく忠告できる仲。脇に控えるイケメン宮村空(町田啓太)は、失業で自殺寸前を拾われて以来衛に忠節、そして多分惚れているw
 しかしみんなが衛の為にと奔走している中、何故か衛の心が動く大事な時に居合わせるのはインターンですらない春野優(赤楚衛ニ)なんですよ〜。まあ雇ってくれ等とつきまとっていたからですが。

 実は衛の講演に感激した優が今も切り抜きを持ち歩いているなどw  熱くつきまとう理由も見えてきたり、でも泊めても風呂貸しても、まるで姉弟なんですけどw  ここ途中からラブになります??

 結局、土地やマンション等衛の個人資産は全て処分して、会社はボロ家屋に移転。でも幹部は残り、さあまた働くぞー!で次回に続く。面白いじゃないですか!

 ただその仕事が電子書籍。
身寄りのないお嬢様が何故それを?と、そこだけが気になっていましたが、生い立ちに関係する説明で納得&目から水があ! むしろ
「それしかやりたくなかった!」
と言い切られて合点しました。頑張れよ社長!

 漫画部門の部長に古田新太、インターンに志田未来。 町田啓太と赤楚衛二が揃うと、かのチェリまほ「30歳まで童貞だと魔法使いになるらしい」を思い出してはしまいますが そっちの煩悩は一旦置いてw
さーあ続きみるぞ!

「和田家の男たち」1☆☆☆

 ヤングケアラー!

 デリバリー先で注文主が昏倒。救急搬送に同行し、同じ和田ですけど他人です〜と困惑する主人公和田優(相葉雅紀)、心優しい。
 しかし実はそのご老人寛(段田安則)、本当に親戚、というか祖父でした! 優の勤め先がコロナ倒産した、と知った父秀平(佐々木蔵之介)は、祖父と3人同居生活を提案するのでした。

 なるほど同居なら、独居祖父の体調管理も安心、優は家賃が浮き、父は家事負担がなくwinwin…という登場人物の事情もさることながら。ドラマ的にも、ずっと同居なら今更なことも寄せ集め家族にすれば驚かれ、浮き彫りになる世代間ギャップ!
祖父は何と元新聞社 社長 で現論説委員。父だって民放ニュース番組の総合プロデューサ。バリバリ報道畑なのにその孫・息子は何故こうもふわふわ……と思ったら、亡き母リエ(小池栄子)が秀平と再婚しての連れ子でした。おまけに多忙すぎる母を、再婚後は父をも支えて家事全般をしていたせいで勉強どころじゃなかった、って。小学生に主婦させていたんかー!!共働きなら家政婦ぐらい準備しましょうよ……。

 さて大人3人の同居は穏やかに始まる中、お気軽に収入に釣られネットニュースのライター業を始める優。
 ずっと他業種にいた彼的にはこれも報道、喜んでもらえると思っていそうですが違うんですよ。取材もしないこたつ記事、と秀平が吐き捨てるように、どうやら業界では底辺です。

 頭ごなしに辞めろと怒鳴ったりはしない。そこは見易いですね。でも「アルパカ可愛い☆」と取材(?)してきた後ろに、大スクープ賄賂問題の証拠になる2人が写り込んでいても、「写真くれ」と言うだけで一言も事情は漏らさない秀平。その程度にしか優の記事を『仕事だとは思っていない』 むしろヒドす。

 しかし皮肉にもスクープの影響で、アルパカ記事ビューはうなぎのぼり! ライターランク上がっちゃうのでは? 家族に認められないネット記事ライターを、さて続けていくのか優??
『すき焼きに牛乳を入れるとコクが出る』
祖父の蘊蓄がほっこり記事に化け、滲み出る優の人柄を癒し系な相葉雅紀が好演しています。脚本もさすがだなーと思うのは、他の記事のタイトルも、どうでも良いなりにどれもちょっと読みたくなるんですよねえ。
 祖父の失恋を受け止める優。まあ没交渉で育ったほぼ他人だしw 実子秀平のほうがそこは複雑でしょうし、優と秀平の関係のほうが難しいのかも。母の死にも謎が?
 どうなるのか三世代同居?どうなるのか仕事問題??
 

「つまり好きって言いたいんだけど」2〜4☆☆

 はい同居!笑

 旧アパートは建て替えで追い出され、お得物件に入居のはずが詐欺だった⁉︎……とヒロイン千歳(大原櫻子)の事情もとんでもですが。その合間にも再就職をあの手この手で邪魔し
「うちに住めばいいじゃん」
と荷物を入れさせる瀬那(櫻井海音)腹黒い。千歳にそばに居てほしいって、普通に言えば良いのにね、それは言えずに騙すから気持ちが通じないんだよ?

 せっかくの最終面接を、嘘の体調不良で呼び寄せておじゃんにしたのってもう、その場で殴って絶縁でも許されると思うんですが……。その現場というのが、本来は瀬那レベルには失礼な端役のオーディション。でも業界知らずの千歳が持ってきたそれを律儀に瀬那が受けに行き、なんと大役のオファーに繋がってマネージャ千歳の株まで急上昇という、絵に書いたようなめでたさで怒りにくーい。

 またね、このちょろいヒロインの問題点は、信じやすい騙されやすい延長線上の超納得力。
『演技が上手い=嘘が上手い』
だから瀬那はクソ嘘つきのままで良いんだ、と嘘を許しちゃうことでしょう……。認められたのか何なのか、言われてる瀬那も微妙な上に、数多の名優に失礼じゃないのかな、それw 

 さて瀬那が掴んだ大役は映画で、生き別れの母(黒木瞳)に殺人の罪をかばわれてしまう設定??どの場面でも新米瀬那を導き圧倒する一方で、千歳には「もう素人だなんて言わないで」とマネージャ魂を吹き込んでくれる大女優さま黒木瞳がかっこいいー!揺れるピアス素敵ー!

  と、仕事は順調で社長(西村まさ彦)はニコニコw
千歳自身も、マネージャの仕事に本腰を入れる決心をしたところで瀬那流のダメ押し、酔って起きたら同じベッドに……! 既成事実を社長に黙っていて欲しかったら、マネージャを続けること! ときたもんですが。

 朝マンションから同時に出るのだってビクビク、同居がバレたら首、それどころかタレント生命を終わらせかねない〜!!と真剣にスキャンダルを恐れてきた千歳にしたら、更に事務所の商品に手をつけただなんて大問題で、むしろ瀬那のこれからのためにと
「辞めさせてもらいます!」
ってなっちゃったじゃないですか!慌てて何もなかったとバラす瀬那ですが、呆れ怒る千歳、ですよねえ。

  でも、スタッフの顔が覚えられない瀬那にメモや似顔絵まで描いて
「息子さんが特撮ファン」
「こんな話題で盛り上がった人」
と教えてくれた千歳。それを元に名を呼んで声をかけると、皆めっちゃ笑顔になってくれる。スタッフ一人一人を大事にする大切さを、それが良い芝居にも繋がることを、ちーちゃんが教えてくれた、もっと成長したいと必死で語る瀬那。そう、最初から騙さずにそう言えば良かったのよ!!
 ちょろい千歳ちゃんは涙を拭い、マネージャとしてこの嘘つきと一緒に歩いていく決意を新たにしてくれましたけど。
 え、敏腕マネージャが入社!瀬那の担当はその人に?って千歳の住処はどこになる?

 セオリーをちょっと外してくる新鮮さを、なんだかんだ言って楽しんでいますw  あれで案外怖い、と瀬那に言われる社長。そんな場面はありますかね。そしてとことん千歳はちょろいね!おばさん心配よw  
  瀬那があのミュージシャンの息子と知りましたが、それより波瑠の弟に見えます。 エンディングのダンス、キャラが違う気がしつつも楽しいですね。 

「顔だけ先生」1☆☆☆

 非常勤講師は、非常識講師⁉︎

 進学校の勤務初日、学校まで川下りボートでやってきました!と、七分丈ズボンに裸足サンダルで現れるイケメン講師遠藤一誠(神尾楓珠) 
 早速叱られますが、一応履き替えは持ってきたし。女教師のスカートよりは長いし。叱ってる先生方だってデザインは違ってもサンダルですよね?何がいけないか分かりません、と堂々としたもの。うん、強いて言えば準備もその議論もする時間がないギリギリに来た事が1番ダメかな?

 以降も、学校の慣習は全部スルーで爽快です!
ホームルームも職員会議も、その他めんどくさいあれこれ全部、非常勤なら関係ないって書いてありまーすと、川に帰っちゃうw  当惑する学年主任亀高先生(貫地谷しほり)
でもこれは責任感云々よりも、1コマ(1授業)3000円、月手取り10万円の非常勤なのに副担任という雇い方自体が間違っていますよね。

 女生徒水野(田幡妃菜)の突然のスキンヘッドにも、イジメか?非行か?ウイッグを!と隠すことしか頭にない職員室で1人「カッコいい〜 自分で剃ったの?大変だったでしょ」と別次元w   でもさ、確かに髪型なんて好きにすりゃ良くて、女子の丸刈りは校則違反ですらないんですよ。しかも彼女は海外の大学に進学志望、だったら丸刈りぐらいへでもないじゃんね?
 しかし、頑なに理由を言わない水野さん。イケメン先生のアプローチで心を開いて語るのかと思いきや、なんとこのイケメン、名言を語るのは嫌いだと夕飯のきのこ狩りに夢中!
「誰も君の髪なんて興味ないよ!」
と身も蓋もない〜。でも逆に聞けよ!となり、髪はアフリカで活躍する女性に憧れて、ですって。本当はアフリカに行きたい、という気持ちをやっとご両親にも打ち明けて、まず米大学で社会貢献の勉強をしてからアフリカには行くことになりましたとさ。妥当です。

 その間、娘の居場所を気にする親御さんをなだめすかすなど振り回される亀高先生だけは、顔で雇うから…と同僚(三浦涼介)にも揶揄されて心労MAXですが。この先感化されていくのかな?彼、決して間違ったことは言っていませんからね。しかし家もなくして学校に住み着くのはいかがなものか笑

 何でも言うだけ、無責任教頭に八嶋智人は安定のはまり役です。
 これは次も見ようっと。

「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」2、3☆☆☆

獅子王(鈴木伸之)いい奴じゃん!
途方に暮れるユキコ(杉咲花)を車に乗せて、黒川(杉野遥亮)の家まで無事にお届け。さらって襲ったり怖がらせたりなんて要素ゼロですもん優しい世界…(実際は、知らない人の車になんてダメ!絶対!ですけどねえ)

 映画デート?は楽しかったのに、途中で会った黒川の知り合い女子(生見愛瑠)に
「可哀想だから構ってるだけ」
と吹き込まれ、もう黒川には会わない、と言ってしまうユキコ。でも結局初めて1人でバスに乗る冒険までして(迷って獅子王に助けられてw)会いにいくんだけどね。たかがコーヒー缶を届けに!……あげるって約束した、そんなの言い訳でただ会いたかったんだよね。ああ可愛い。

 しかしヤンキーとの接触に激怒の姉(奈緒)
「もう会わないって嘘だったの??」
なんて問い詰めて、1人で料理は危ない、高い靴もダメ、あれもこれも危険危険って……。
「私を誰よりも腫れ物扱いしてるのは、お姉ちゃんだよ!」
そんなユキコの叫びも哀しいぞ。私も母親として冒険は止めがちなので反省💦
しかし合コンや呑み会も犠牲にしての世話係、母親なら子も当然と思ってしまいがちな滅私を同世代の姉がしているのでは、ユキコの跳ね除けにくさも桁違いかも。
 一方で「声が聞き取りにくい」背が違うから、と言われただけで即、ヒールの高い赤い靴を贈っちゃう黒川。翌日、あ、高い靴危ないじゃないか!と気づくの遅いしw  また、カードもなしに玄関口に放置で、姉に元彼からのプレゼントと勘違いされたのもダメダメでしたけど。その考えなしが、ユキコに新しい世界の扉を開くのは素敵よね。
この靴に合う服を買いに行く。今度はそんな冒険も追加だよ??
店選びを頼んで姉とも和解して、でも店の中には1人で入る!外で見守る姉の涙にもらい泣きよ〜。ユキコの成長は嬉しくて、でも切ないよね。また店員さんと相談して試着しているガラスの向こうのユキコが、可愛いー!!自慢の妹なんだよね、ううう。

 一方で、靴で全財産使い果たした黒川w
ユキコに見合う男になるためにも、と就活!うまく行かずに腐りかけるけど、雇われるきっかけが「ユキコさんがこの店に来たら」と考えた不都合の指摘だったのがまた素敵。ユキコとの出会いが、ヤンキー無職の黒ヒョウに就職をもたらすなんてね!
 もっともその店、獅子王が店長でした笑 黒川が無理せず働ける環境No.1  そして、レンタルビデオ屋の客は老人が多いとの説明に大納得。若い人はサブスク配信だもんね。老人は、黒川の顔の傷なんて気にしない(獅子王祖母談)って人生経験もそうだけど、その前に目が悪いから言われなきゃ見えてないんだと思う……w

 可愛い服に、もらった赤い靴でそのビデオ屋にやってきた可愛いユキコちゃん! よろめいたところを抱きとめて、ずーっと抱きしめたままの黒川、長い長いw  送ってきたお姉ちゃんも苦笑だよ。でも獅子王の
「いい青年に出会いましたね」
には、姉同意でしたよ!おお。

 さてこの先は。ええ、ユキコもバイト??おおーがんばれ!

「アンラッキーガール!」1☆☆

 おや、思ってたよりちゃんと面白い笑

 福良幸(福原遥)という最高の名を持ちながら、波瀾万丈とんでもアンラッキーな毎日を送る幸。
 今日も朝から本棚は倒れ画鋲を踏み、転べばゴミに突っ込み、割引券の店は無期休業。その後も勤め先(宝くじ売り場!)が燃え、ひったくりにあい……と、延々とんでもないのに何故か穏やかに微笑んでいる彼女は。不幸が通常運転w  いや、自分の不安の代わりに誰かは幸せになっているかもと信じて生きています(また実際、派手にゴミに突っ込んだ彼女を見て足を止めた子供は車に轢かれなかったわけで)

 他にもいた不幸な人達、仕事が決まらない女(高梨臨)&彼氏の銀行強盗を止めたい女(若月佑美)とたまたま一緒になった喫茶店で、他人の不幸を面白がる弁護士(生瀬勝久)に趣味で占われ、勿論ど凄い不幸な結果を叩き出す幸w
 その後も、燃える宝くじ売り場で街角で、何かと出会ってしまう女たち。じゃあ夕飯を一緒にと集まれば、そこに潜んでいたのはナイフを持った銀行強盗…ってどんな確率や!!そして不幸が伝染ったかの如く、やられてしまう強盗氏……。
横のカバンには一億円!ねえこれ、もらっても良くない?ダメダメ! …ってその後どうしたんでしょう!はっきりとは描かれず、幸の元に警察が来て次週に続く!
(まあ、ネコババがバレない強運はないだろうし、通報したんでしょうけどー)

 淡々としたバカリズムのナレーションも良いです。オープニングにも居るので今後出演するのかな。得ることは何もなさそうですが、見てる間楽しいよ。それもまたドラマの良さですよねー。遥ちゃん可愛いぞ。
 砂糖と片栗粉を間違えてコーヒーが餡状にw 可愛いw
あ、でもヤカンのお湯をそのまま流しに注ぎ始めた時には驚きましたけど(排水溝が痛むので、熱湯は蛇口から水を出しながら流しましょう。てか、調味粉ぶちまけたらもうラーメンは食べないの?? 開けちゃったのに?)  そこで、玉子パックを熱で縮めて捨てるライフハックに気づいた幸。そう、小さな幸せを拾っていくの、いいね!


 

「らせんの迷宮 DNA科学捜査」1☆☆

 ん?それはDNAではなく染色体の説明では?などと呟きながらも、我が家の科学者も楽しく観ていますw

 遺族の気持ちと勘を大事にする、旧時代の刑事安堂源次(安田顕) ひょんなことから知り合った、DNA研究の世界的権威神保仁(田中圭)とペアを組むことに??
「DNAで全てがわかります」
が若き神保博士の口癖。犯人特定は勿論のこと、人DNAなら性格も、遺留品菌類DNAからは居住地まで分かっちゃう??
 あと安堂の娘がウサギを刺してないのもDNA量で分かりましたってさ。血膿が潰れただけ。お父さんも先生方も、騒いで怒る前にどうしたか聞いてあげてよ…。

 1話のターゲットは「X」印を被害者に刻んでいく連続殺人鬼X。実はXに妻を殺されている安堂刑事は、男手ひとつで娘を育て、10年ぶりに「X」が復活したと知らされれば捜査班からは外されながらも追うしかないのです!
 少しでも手がかりをと呼ばれた博士は、犯行現場のDNAの少なさや安堂妻の遺品から、意図的に次亜塩素酸ナトリウムで汚染されていたと気付きます(鑑識……)なのに、再検査で今更発見される全現場共通のDNA。
 犯人だ!となる安堂ですが、首を捻る博士は混入を疑い……。

 もうほんと、ドラマの突き飛ばしたら死んだ場面には「※救急車を呼びましょう」ってテロップ入れよう? 「X傷をつけたら殺人鬼のせいになる!」と真似している場合じゃないのよ。以後罪に怯え、警察関連の職で捜査進展を探る人生ってどうよ。
 そんな模倣犯をあばいたら、次は真犯人に拐われる先生。こんな二転三転が、しかも主人公刑事の過去にまつわる事件が最終章でなく初回でいいのかな?
 監禁されながらも、安堂刑事は絶対に来る!と自信たっぷりの神保先生。もう2人はバディならしいです。い、いつの間に!
安堂はカン以外の捜査法を、神保はDNAで解決できないものを、お互いから学びながらこの先も捜査は続いていく様です!

 神保を尊敬する鑑識乱原さんに倉科カナ。神保先生方二階に間借りするカフェバー「ゲ呑む」(ゲノム=全遺伝情報w)のママに松坂慶子。

「アバランチ」1☆☆☆

 もうテレビ放送をジャックする時代じゃないんだなあとしみじみ(でも、あんなに一斉に生配信は見ないでしょ!netflix見たりTver見たり、ウマ娘してたりするよね)

 左遷された警察官、西城(福士蒼汰)は妙な相談を立ち聞きしてしまい、謎の組織の活動に巻き込まれていく。都市開発計画者風間(安井順平)の半月前の失踪が、実は利権に絡んだ誘拐で首謀者は総理の友人六車泰次郎(板尾創路)⁉︎
 どうせ揉み消す、とハナから警察は頼らない一味のやり方を、西城は傍観するだけで止められない。
 まずは数々の悪事を揉み消されてきた六車息子(磯村勇斗)を拉致し脅迫!ゲロった監禁場所、ヤクザの事務所で大乱闘の末にまだ生きていた風間を奪還。
 その上で、息子を人質に六車に1億円を要求する一味。え、目的は金?ってそんなわけない。
 息子の解放より、TV収録の方が大事な父親を誘導し「あんな不出来な息子は要らない」と言わせる……  その他、犯罪の証拠なんて揉み消せるとギリギリ発言が続く六車氏、はい、全世界に生配信ですよ? 今時はスマホひとつでできちゃうのに、オヤジ世代はそっちの警戒心薄いもんねえ。それでも多分、自分が主犯だとはギリ言っていないはずですが…
 捨てられた息子が証言を約束。ですよねえ。それに、今後は世界が裁いてくれる。

 そうかーテレビや警察だけじゃなく、司法も頼らないんだアバランチ一味。逆に市民の善性は信じているのね。自分たちのリサーチ力と正義も。ちょっと危うい。

 そんなわけで、謎組織アバランチのリーダーは、内閣調査室から警視庁の閑職、特別犯罪対策企画室室長に左遷になった山守(木村佳乃) 
バイオレンスな実働隊が元刑事の羽生(綾野剛)と元レンジャーの明石リナ(高橋メアリージュン)、メカの打本(田中要次)とハッカーの牧原(千葉雄大)
 大立ち回り、雑魚をばったばったとなぎ倒すリナ羽生コンビも爽快ですが、刀を振り回すヤクザをボールペンで制す笑顔の羽生も圧巻(想像の域を出ない刀の痛みより、急所に刺さるボールペンは身近にあいたたたってなる〜w)

 冒頭、情報屋の裏切りで爆発に巻き込まれた、刑事だった頃の羽生。爆心に近かった、多分もう生きていない同僚(駿河太郎)と山守は恋仲だった様で……。内調を去った経緯も、副官房長官(渡部篤郎)の様子では裏がありそう。メンバーそれぞれに、傷や恨みをを背負っているのでしょう。
そして山守が左遷の西城を企画室に引き取ったのも、事件のもみ消しを断って上司を殴った、正義感の暴走具合をかったのでは。今はおろおろするだけの西城が、この先どう腹を括って関わっていくのか楽しみです。


 しかしマスクで顔を隠しただけで、生身はネットに晒している羽生他アバランチ。声もそのまま。早晩身元はバレますよねえ。
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