ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

2021年 春ドラマ

2021年春ドラマ総括

 ダメ男&いい女祭りでしたねえ。

ダメダメ弱木きゅんに、バリキャリ女史が惚れる
「高嶺のハナさん」
とわ子社長を取り巻く元夫たちは未練たっぷり
「大豆田とわ子と三人の元夫」
激売れ漫画家の言いなりなバイトの桃地
「あのときキスしておけば」 
決して意見を言わない保身第一男と、不正を告発する女
「今ここにある危機とぼくの好感度について」 
エリート高身長イケメンだけど、常にお人形と一緒w
「結婚できないにはワケがある」

ご存知「いいね!光源氏くん(2)」も平安貴族無職でOLに養われw 「警視庁ゼロ係(5)」も警視はずっと寅三先輩にお守りされていて。「コントが始まる」のカップルも決して、俺が守ってやる系の理想の彼氏ではなかったよねえ。 
「春の呪い」の冬吾も、春と結ばれていたらスパダリだったでしょうけれどねえ。 リタイアしちゃった「リコカツ」もそれ系だったかな。組み合わせ大事w
後は「泣くな研修医」と「ドラゴン桜」と。
「珈琲いかがでしょう」の青山さんが、襲われても守ってくれそうな唯一の男でしたw

 というわけで、春ドラマで完走した11本(「結婚できないにはワケがある」は録画溜めたまま、最終回を見てしまったのでもうそのままかもー)
恒例じゃすみん的ランキングは以下の通りです☆  途中が空くので、11本なのに17位まである〜

1位 「大豆田とわ子と三人の元夫」 永遠に見ていられる!
2位 「コントが始まる」 人生これからだ!
3位 「高嶺のハナさん」 自分の「好き」に素直にね
4位 「あのときキスしておけば」 生きろ…(涙)
5位 「 珈琲いかがでしょう」
6位 「今ここにある危機とぼくの好感度について」

9位 「ドラゴン桜(2)」
10位 「いいね光源氏くん(2)」
11位「泣くな研修医」

16位「春の呪い」
17位「警視庁ゼロ係(5)」 

それぞれ上位=是非見て、中位=お好きならどうぞ 下位= 無理しなくてもいいんだよ でしょうかw
個人の意見です!
16位は特に原作が好きすぎての文句が主なので、あれで楽しんだ人がいるかもとは思うんですけどねえ。同じ作者の「来世は他人がいい」を実写で見たいとかもう2度と思わないぞ!

主演女優賞 松たか子「大豆田とわ子と三人の元夫」とわ子 永遠に見ていられる
主演男優賞 小越勇輝「高嶺のハナさん」弱木強  弱木きゅんは君しかいない!

助演女優賞 高島礼子「春の呪い」柊母 君臨する悪女に説得力を与えました! 
助演男優賞 該当なし

新人賞   香音「高嶺のハナさん」天井苺  可愛い〜頑張って!

団体賞  (菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀)「コントが始まる」マクベス(春斗、瞬太、潤平)
  楽しいバカ騒ぎから号泣に自然につなげられる演技オバケ3人w  
         コントも売れない芸人にしちゃ上手すぎたよねw 

以上、こんなところでしょうか。
それでなくても春ドラマと夏ドラマの合間は短いのに。今年はオリンピックの中断を見越してか6月中にはじまったものまであって、気忙しいです。

「警視庁ゼロ係(5)」〜最終回 ☆☆

 無理ある展開に無理あるエンドでしたけど、そもそも最初からこのドラマに推理もリアルも求めてないもんなー。

 今回の目玉「脳のない死体」の真相は!
なんと『脳腫瘍の妻を手術する前の練習台』でした!! 初期被害者が40才代ばかりだったのは妻と同世代だったんですね(そんな必要かある?)  時がたち、娘も発症したので今度は20代の被害者が。ってさ。
なんで身内が、健康な人を殺してまで練習してオペを? 脳外科ドクターに任せましょうよ!娘さんとそのお世話係もさ。被害者を目につく場所に捨てて、ささやかに抵抗してる場合かな、通報よー!
「助かりたかった!」
なら尚のこと、普段しない脳外科手術に機材も麻酔医も無しでトライさせるより専門医だよー!
安定の困ったゼロ係事件簿!
いつも通り、寅三(松下由樹)先輩の説教が響き渡るとホッとしますね!
最終回では冬彦(小泉孝太郎)が「タメ口、良いでしょうか!」と上司に正論かますのもお約束なら、窓際の面々がこぞって実力発揮するのもお約束です。

 正直、強い強いと冬彦が寅三を持ち上げるのも年々無理が勝り、お約束の罵声もなんだかなーなのですが。シリーズ前半のように、言いかけて肩透かしが続くとやはり物足りないわけで。
 ドリフ集結も、もういいよと言いつつやっぱりちょっと嬉しいかな……。それをちゃんと関係者発見につなげた、教師イジメの回の脚本家さん、頑張りました(でも、仲本工事のタンクトップは流石にもうやめてさしあげて💦)

 今シーズン1番良かったのは、文平ちゃん(戸塚純貴)死す!の、回でしたね〜。うん、愛されてるよ文平ちゃん。
 ワーストは…漫画家殺人事件??
同人誌関連の調査不足にイラッ。「鬼滅の刃」もじり連呼にムカッ。 好きで詳しいからなのか、でもプロレス回はファンに好評みたいでしたよ??(レスラーが演技頑張ってるだけで応援できるのかも。あ、安藤美姫出演回は点が甘いようなものか!)

とにかく良くあるのが
・過去の被害者が無念の死亡(既視感)
・復讐を誓う関係者(既視感)
・加害者に近づき計画を遂行(既視感)
元から同僚だったり、大食いプリン回みたいにイベントゲストで呼ぶ等もありますけども。近づくために就職していることも多いでしょw  TV局、編集部、就活能力が凄いんだよね!ちゃんと狙った配属もされてて凄い!目的意識が高いからかな?
 そしてラスボスが警察関係者なのは、警察ドラマではむしろありがちw  

 中山美穂演じる管理官は、冬彦をむしろ守るために捜査から外していたと明かされましたが。そこはふーん。
 次シリーズはどうでしょう、もう無くてもいいかなあ。

 ノンスタ石田は、もっと見たかったようなこれ以上は胸焼けするような…。

「春の呪い」〜最終回 ☆

 う、うん。最後まで見ました。
 家に縛られやりたいことも希望もないエリート会社員冬吾(工藤阿須加)が、母の決めた婚約者春(桜田ひより)の死をきっかけに、密かに好意を抱いていたその姉夏美(高橋ひかる)と行動するようになり、家から離れ自由に生きる道を選ぶことになる…。
 と冬吾を中心に見ていれば満足な実写化でした。工藤阿須加では原作より年齢はかなり上がったものの、覇気のない持ち味が親の言いなりで生きてきた男にはぴったりかと。交通事故も、押されてもいないのに轢かれてたしw
 春ちゃんもいたいけ可愛かったですね!
でも実は、自分の死後を思い悩むドロドロした気持ちも抱いていて。特に大好きな冬吾が、家同士の取り決めで婚約しただけに、相手を姉に切り替えてしまうのではないか、それぐらいなら姉を道売れにとまでの苦悩をブログに綴っていたのでした。

 記名はないけれど、通院日や検査日の一致からもう絶対に春のブログ!
と、断言できるほど春の診察には何をおいても必ず付き添って記録して励ましていた姉の異常な愛情をもっときちんと描いておいてほしかったんですけどねえ。
『恋人も作らず、進学も就職も妹の為に選んだ』
とは、するっと冬吾の口から語られるだけ。せっかくの連ドラ、それを印象付けるような交際お断り場面を入れても良かったのになあ…。 繰り返される幼い日の約束
「ずっと一緒に住もうね!」 
これ自体は誰でも通る道だから。それを大人になっても本気で願っていて妹しか好きじゃなくてこれ性的にもやばいのではと本人も思っていて……なのに、妹の婚約者とお付き合いしているところでの罪悪感じゃないですかああああ! その前に、春のことを知りたすぎて、生前デートした場所に連れて行ってくれと頼むトンチキが挟まるわけですが。 ヒロイン夏美が普通に可愛らしく、原作の自転車ヒョイっと担ぐようなガサツ感もないので 益々単にデートでしたわ。 
 原作小西明日翔の真骨頂は、気迫、激情。
「辛い時ほどよく笑う」
ようなギリギリの心理状態の人を演じさせるには、若い女優さんの演技力というよりは撮り方や演出が淡々としすぎていたんじゃないかなあと。

 春がいないなら死にたい夏美、君が死んだら僕も死ぬ、と冬吾。それは春が悲しむから困る……という妙な三竦みでいるうちに夏美は、春を理由にせずとも冬吾の無事を祈るようになってしまうのですよね。
 ラストはそれぞれに家を出て、冬吾は家と母親(高島礼子)から、夏美は父親と春から、解き放たれて生きてみるのでした。

 しかし、夜の待ち合わせで当面の宿泊先を心配しながら終わる原作と、明るい光に包まれて終わるドラマ。それだけでも印象違いますが。ドラマでは手を繋いで歩く2人を、ニコニコと春も見守っていているんですよ。完全に許された感。そんなあ。
 春が生きていたら決して喜ばない選択をした自分たち。ふりかえっても呪う春がいないということは、春が死んでしまったと認めることでもあるジレンマ。そんな決して抜けない棘を抱えながらも、騒がしく逞しく生きていこうとする夏美が好きだったのですが…。 原作知らずに見た方が楽しめたかもしれませんが、その場合最後まで見るほど惹かれたかよくわかりません…。 

「いいね!光源氏くん(2)」〜最終回 ☆☆☆

 紫は紫でも、紫の上じゃなく……紫式部(壇蜜)だった!えええええ

 そう、作中の架空の人物が現れて闊歩する状態が謎だったわけですが、その前に原作者が転生してきたのなら、曲がりなりにも実体ある人間なわけで一同すぐ納得です←順応済みw 
2年前に現代にやってきた、と既に慣れきっていらっしゃる紫先生。来た早々に弁護士先生に保護されて、どうやら戸籍もゴニョゴニョ……らしいですわよ。何そのチート!  その上で手慰みに
『光源氏が現代に現れて、フツーのOLに拾われちゃった件☆』 
と、自己二次創作を書いてみたら、なんとリアルになっちゃったよ、と。頭の中将のこともチラッとメモ書きにはしたよ、と(また扱いの差w  そして外来語も使いこなしていらっしゃる) そういうことなら、この現象はもう紫式部ご本人の超能力じゃないですか。うわー研究者フィリップ(厚切りジェイソン)に教えてあげてっ! 

 さてその上で、光くん(千葉雄大)を元の世界に戻してあげて!と訴える沙織どの(伊藤沙莉) でしたが、どうやら原作と二次創作は並立共存、彼方には彼方の光源氏が失われずにいるものらしいです。おまけに光くん本人は帰りたくない。
『ばいとを頑張って屋敷を構えて……』と、共に生きる将来を語るのに、喜ぶ気配もなく立ち去る沙織どの。『独立』してこそ、通って口説けるという平安男のややこしい理論、ピンと来ませんものねw
それにこの先永遠にとなると、収入とか立場とか……実際のところ、心配ですよねー。ちょうど別口でもプロポーズされてるし?

 と、そこへ降って湧く、沙織どのの結婚式!
カイン(神尾楓珠)宅に駆け込んできた詩織(入山杏奈)が見せてくるのは、SNSにアップされた、ウエディングドレスを着て微笑む沙織の写真です。「沙織どのが幸せならば、それで…」と力弱く微笑んでいた光くんだったのですが、なんだかんだ焚き付けられて、俄然止める気に!いつものジャージ姿のまま教会に乱入し、新郎の手から沙織どのを奪い去るのですが……。
 いやいやw いくら急でも、妹の詩織が呼ばれない結婚式って何w  ちょうど会社では新しくウエディング企画を立ち上げ中。もう絶対これ、そのための撮影かなんかでしょ?ほら当たったーw    結婚を前提にしたお付き合いを断られた同僚一条(一ノ瀬颯)と詩織が、相談しての作戦だったのでした。諦めが早すぎるぞ一条くん!

「この世界で、主人公として生きる!」
と決めた中将(桐山漣)は芸能界デビューを決心☆  一方の光源氏は、ホストも向かずほんとお手伝い並みのばいと暮らしで、これからの生活も沙織どのの肩にのしかかったままw せめて平安衣装の着付けだの有職故実の相談役だの、何か職が見つかるといいのですが。紫先生の教室の講師とか頼めないのかな。
とりあえずはまず、早起きから?

 やっと可愛いチュ💕までたどり着いた2人が、幸せに暮らせますように。

「ドラゴン桜(2)」〜最終回 ☆☆

 大団円!

 最後は、学園の売却陰謀合戦はあるわ、隠し球にガッキーは登場するわ。製作者自らが、 受験の合否だけじゃ盛り上がらないと諦めていた感w
 仕方ないですよね、時の運である受験の結果がどうなるかは、ドラマでならどうにでも出来ちゃうんだから。

 そんなわけで楓(平手友梨奈)は合格。あの成績優秀羽生結弦ですらなしえなかった東大生オリンピアンになれるのかもw(世界的にはトップ選手のトップ校進学とか引退後医者にってある話なので、日本のシステムの問題だと思われますが)
虫小僧健太(細田佳央太)も順当に合格。一次メンバー最低点、足切りかと思われた瀬戸(高橋海人)も、コロコロと出願先を変えたことで結果オーライの合格!
 一方で、小細工は無しに行きたいコースを受験したい!と直談判してきた藤井(鈴鹿央士)には
「お前の人生だ」
と意思を尊重する桜木(阿部寛)たち。しかし、当日虫小僧のゆらゆら〜と独り言が目障りだと難癖つけてきたグループと揉めて利き手を怪我。 だから言わんこっちゃない、自分のことだけに専念しろって言われてたのにといいたくもなりますが、彼の人生には『友達を助けた』という経験がより大切だったことでしょう。実際、後悔より喜びでその後舞い上がって試験どころじゃなかったそうでしたw  まあ君は来年受けて受かればいいよね。

 そんなこんな、受験に小細工を持ち込んだこのコンテンツw  そうまでして…という思いも湧くし、これやってもダメなやつはダメだろとも思ったりで、ほとんどの視聴者には関係ないことなんですけどね。実際進学校で難関校目指している生徒にこそ役に立つのかも。原作は漫画好きとしては逆にあの絵が受け付けなかったのですが、息子に読ませといたら良かったかなあとは思いましたよ。
何しろ進学校では
『国公立最高峰以外は存在しない』
『滑り止め私立受験は敗北&時間の無駄』
と教育されしたからねー。それでも浪人は絶っっっっ対に無理!と主張していた次男は、2次で合格した大学に(むしろ合格者2名な結果、東大より難関倍率w)行きましたが。作中でもう1人不合格だった早瀬(南沙良)が利用した「共通テスト利用」のだったら、私立大向けに勉強し直す必要もない、どこそこに手続きして共通試験の点数を登録しておくだけ! これすれば良かったのにと見ながら思いましたよ。

 作中では、先生はそんな選択肢を教えなかったから彼女はそれを自分で調べて出願したんですよ…。まさに情報は力!その先就活にも転職にも、起業にだって役に立つかもしれない力は実は、物語の端っこのコレだったんじゃないかと思いましたですw (まあ息子もシステムは知っていたかもしれませんけども。受験料が一学部出願ごとに約5万円、合格したらもっと目玉が飛び出るほどかかるんですから、親がどうぞと言わなきゃ勝手に出来ませんよね)

 そろそろ、就活でドラゴン桜みたいな秘訣を教えるドラマ出てきそうw こんなガクチカ(=学生時代力を入れたこと)じゃだめだ!とかw  

 そうそう 、結局はガッキーだった最後の隠し球。旦那はずっと山田…もとい仲間由紀恵が来る来ると言い張ってましたがw  どう考えたってシーズン1出演者で今回出てなかった新垣結衣が順当でしょうが!

「高嶺のハナさん」〜最終回 ☆☆☆

「私と付き合え! 横にいろ!」
そうだそうだ〜!

 いやあ楽しませてもらいました、おバカドラマ最高☆
1話からずっと実は相思相愛なのにすれ違い続ける高嶺華先輩(泉里香)と弱木きゅん(小越勇輝)でしたが……。やーーーーーっとお互い告白しあいましたよ!やったー!
でも何も進展しないぞw 

 途中、邪魔したいだけだったはずの苺ちゃん(香音)が弱木にうっかり本気になっちゃったり。同じくちょっかい出してただけのはずのチャラ田(猪塚健太)も華さんに本気になっちゃったり。2人とも恋愛巧者だけあってしっかり告白してくるのに、どちらもそこはあっさりお断り!ゆるぎません。
 なのに「華さんに相応しい男になる!」
それまではお付き合いできません! と弱木きゅんだけが空回り。こんな僕じゃダメだー、えーん、じゃないんだって。逞しくて頼り甲斐あって仕事ができる男が好きなら、そもそも弱木が好きじゃないでしょうw そこに気付けw 

 そんなわけで、結局は華からの力強いお言葉で収まるところに収まって、そっと華さんの肩にもたれる弱木きゅんw そうね、リードしてもらってたらいいじゃないですか☆  
ただ……企画だけは、もうちょっと食べ物としてまともにならないかな……ダメ出しする華さんは幸せそうですが、流石に辛すぎて気絶するとかウンコ味とかやめようね?ね? いつかまともな案は出るんでしょうか〜
失恋をバネに、「変わりたい!」と商品企画部に異動を願い出た苺ちゃんの方が、早速いい企画で採用もされる有能さでしたよ←そういうところもこのドラマ好き☆

 最後にキスぐらいは見たかったかも? 一緒に見てた旦那は笑いつつも「深夜でやらなくても…」とうるさかったです。それはまあ、確かにねw でもゴールデンでする内容でもないじゃない。いつ向きでしょう、土曜の朝?

「泣くな研修医」〜最終回 ☆☆

 そっか、最後の最後で語るんだ。兄の死を。

 アナフィラキシーによる窒息とか。あれでも、原作では店が忙しい両親が主人公の訴えを聞き流したせいで手遅れになったんじゃなかったっけ? そして本人はもっとちゃんと言えていれば、と後悔して? 誰のせいでもなかった感じにしたかったのか、私が間違って覚えているのか(^^;;;;)
それより、2話から延々入院していた小さな子がやっと回復。さあ家に帰るよ!なところを呼び止めて自分語りを始めるので「今?子供さん相手に?」となりましたw  聞いたお父さん(木村昴)が泣いてくれる演出で報われたかも。

 4人しかいない研修医の、1人キャンプで死にかけて。1人自分の病気を言い出せず倒れて入院して。医療ではお手伝いな分そんなところでドラマチックに?とは思いましたが、医者の不養生とは昔から言いますし。それぞれ医者としての未来図を描く材料にもなった様でよしとしますかね。 そして激務でも自分の身体を大切にね。 (同期女子→天野への恋?気の迷い?をキスで吹っ切るエピソードは、身勝手な彼女らしくはありますが顰蹙。同意なしには性暴力である視点は必要では)
 妻子持ち柄本時生は、なんと医者にならずに医療ジャーナリスト(youtuber?)に。そんな選択肢もあるんですね! でも脱サラして医学部入り直してのそれって収支は大丈夫なんでしょうか。
 その点主人公天野(白濱亜嵐)の外科志望は揺るがないのは見易かったです。患者の為を1番に思い続ける姿勢をかわれての主治医要請もあり、研修医から新米にレベルアップしての大団円でした〜!

 EXILE仲間のポスターが貼ってあったり、通行人がバク転してたりw   メインの会話に参加してない天野が画面隅で踊ってたりと妙なファンサービスは盛り込まれつつも地味に徹した研修医ドラマ、天才が目立つ医療ドラマに新ジャンルを加えてよかったんじゃないでしょうか。
 原作も続きがある事ですし、是非続編を…と書いてて気がつきましたが、天野が一人前に成長したら普通の医療ドラマになっちゃう??(シリーズも3冊目からは研修医でなく「外科医」タイトルにw)
    

「コントが始まる」〜最終回 ☆☆☆

 推しに!直に!思いの丈を語る!!!!!!!
そんな天国のようなことがあっていいのだろうか、幸せで死ねる。しかもそこでヒロイン里穂子(有村架純)は、挙動不審にも異常な早口にも卑屈にもならずにきちんと、出会えて幸せだったと伝えらるキモオタの鑑で。聞かされた芸人春斗(菅田将暉)の方もきちんと、性愛でない方向でディープに愛されたことを受け取めてくれる。
 ついでに言うと、元からメンバー潤平(仲野太賀)の恋人だった奈津美(芳根京子)は解散ライブになるまでファンの手前会場には足を運ばないし、マネージャに応募するのもマクベス命な里穂子でなく妹のつぐみ(古川琴音)w  ファンには手を出さないというマクベス内の掟もあるのに、最初はどーせ里穂子と春斗くっつくんでしょ?などと思っていてすみませんでした!  
 全方位で分を超えない気遣いの中、解散ライブとその後の彼らを見守る静かな最終回でした。

 ずーっと一緒にリアタイしていた娘は先週から仕事の都合でお引っ越し。即日TVを設置して新居でリアタイ報告をくれましたがw 私は家で寂しくなっちゃって。なので最終回も2日ほど寝かせてしみじみ観ましたよ。『盛り上がらなかった』という娘の意見もわかる、そもそも神木隆之介ファンには、サプライズでキスしてた回が頂点だったかなw 

  1話から『伏線回収!』と騒がれていた今作、最終回のラストも『なるほどそうきたか!』とまるでコントをなぞるようなオチ。じゃんけんで勝ち取った冷蔵庫がいい仕事していた瞬間でもあり、毎回の冒頭コントがストーリーにリンクしたかと思えば、マネージャー(中村倫也)がそっと差し出すセットリスト案がまさに各回順であったり。そんな伏線……というか気配りの数々は、脚本が考え抜かれているということでもある反面、例えば瞬太が「あの」カルロスに出会った途端に
『あ、だから海外旅行か!』
と、それまで生き生きと息づいていた彼らが回収のために動く「キャラ」に堕する落とし穴だったりもするわけですよ。花の名前を聞いてきたご婦人方が、大将(伊武雅刀)の噂の双子姉妹ってw これも世間狭いと感激するより、またかと。伏線でなく「答え合わせ」になっちゃってさ。 私はカルロスに名乗らせず『もしかして』とファンが妄想できたり、双子姉妹と里穂子も互いに気づかずに、ただ店内の花の名前をまた気にしてるぐらいが好きです……。
 細かいこと言うと、船が、海が、国内w  瞬太は瀬戸内海でも巡っているのかなw  そしてもっっっっっっと細かいこと言うと、解散ライブ各コントのメイクが完璧すぎ! 独立した動画ならあれで良くても、ライブであの猫メイクをする前後はブリッジ映像やMCが何十分必要か。池の女神→ファミレスでも、瞬太は美女メイクほぼ同じでも潤平は時間かかるぞ!などなどw 
 他がちゃんとしているほど、どうでもいいことが気にかかるんだぞっと。

 それにしてもプロポーズにはやられましたね。
噴水横で待ち合わせ、指輪持って水の中から登場!という初期案の無謀さw  別れを予感させるゴタゴタ。そこで呼ばれたたこ焼きパーティだったかで、前回と同様に「足を洗いたい」と里穂子宅の風呂場に向かう潤平w  むしろもう、こういうところが嫌で別れるんだよと思わせての
「サプラ〜イズ!」
里穂子宅の風呂から、接点ないはずの奈津美がザバーッ! 

 「六人目のマクベス」発言もね。
手放す愛車を洗いつつ「四人目のマクベスだよ(涙)」 そこはマネージャじゃねーの?と言うツッコミ
には、え、そこまでジャーマネ関わってました?と思わせておいての次の回では、初期の入れ込みを描き、すれ違いはあったものの今にして思えばやっぱり仲間だったと総意があっての「五人目」w

 そしてそして、圧巻のじゃんけん!
あのくだらないノリの遊びなじゃんけんで、しかも勝ったのに! 最後になるいつもの台詞を言えなくての号泣……! 最後まで楽しかった三人暮らし、楽しかったマクベスがついに終わってしまったのは解散ライブの幕引きではなくこのじゃんけんででしたよね……。

 ずっと、きちんと観ている人へのご褒美に溢れた連ドラで、そして勿論「人生に失敗なんてない」という、若者へのメッセージも満載。傷心の里穂子がマクベスに救われたように、このドラマが癒した誰かの傷もきっとあったことだろうと思います。

 ピン芸人とか構成作家を勧められたり、他の誰かと組もうって話にはならないんだーとか。里穂子先輩が春斗の履歴書を添削しまくる就活指導展開はなかったんだ〜とか。そしてまだ言うけど、あんなに演技上手いコント芸人が(女装美人もいて!)出待ちもいずTV出演もほぼないって、信じられな〜い! 残念すぎる、途中でちょっと売れかけるのも無しって!

 10年間のチャレンジを終えて。
芸人は辞めたけど人生は続き、またコントは始まる。ファイト!
 

「あのときキスしておけば」〜最終回 ☆☆☆

 ハッピーエンド……でしたか??

 終盤はもう泣きっぱなしでしたよ(TT)
特にあの幸せな結婚式!桃地(松坂桃李)を囲んでみんなでフラを踊り
『私は〜 貴方を〜 愛してます』
のハンドサイン! それをニコニコと撮影している巴さん(麻生久美子)

……の、ふりをしているマサオさん(井浦新)だよね、分かってたorz

 蟹釜ジョーの魂はマサオさんの中に。じゃあマサオさんの魂は?って、申し訳ないけれど『多分どこか、沖縄の海の中…』と、消えてしまったものと思われていたのに。まさかのいざキスのタイミングでマサオ復活しようとはw

 そこからしばらくはドタバタ、借金まみれで自殺しようとしていたマサオに、そのままの気持ちで死のうとされて引き止めに高見沢(三浦翔平)からエグゼクティブ真二(六角慎司)まで巻き込むんで大騒ぎでしたよ。でもそれでエグゼクティブとも仲良くなっちゃったのよねw 入れ替わりには心拍数上昇で風呂がいいんじゃね?と皆んなで銭湯行ってみたりと、楽しかったのになあ。
 段々と、マサオさんでいる時間が長くなる先生。
このまま先生を失ってしまうだなんて、耐えられない! でも今までマサオの家族がそれを受け入れて『巴さん』として扱ってきてくれたことを思えば、マサオ本人が戻ることを否定することもまた出来ず。
『半分ずつでいられたらいいのに……!』 本当にね! 

  悩む代わりに、前向きに「結婚式」の準備を始める桃地。仕切りはライバルだったはずの高見沢で、マサオ妻のフラをスーパー仲間みんなでレッスン! ウエルカムドールは巴母が作ってくれて。アンチ蟹釜だったパートさんだって指輪作ってきてくれて。
 なのに、連載を終えお母さんにもお別れを告げた先生だけがそのまま戻って来ず。 読まれないメールを蟹釜ジョー携帯に送り続ける桃地に、何かしてあげたくてマサオ自ら、先生になりきる練習をしてみたんですけどって、どれだけ桃地の周りは愛に溢れているんですか……。かえって悲しいことになり、結婚式も実質お葬式になってしまいましたけれど。

 前期「天国と地獄」での入れ替わりとまた違い、身体が変わったのが巴だけ。しかもそのおじさんになった巴を変わらず愛せ!という無茶ぶりされるわけですが、段々に受け入れられてしまったのは、巴の何がどうなっても私は私!という強烈なパワー故でしたねえ。
 振り回され、すっかり虜になった桃地くん。おかげでもう恋なんかしない、おじいちゃんになっても巴一筋と誓って生きることになっちゃったのに、うん、あんな人はそうそういないよねとちょっと納得してしまいます。また先生がね、霊界で福引当てたとか言って、戻ってきちゃうんだもの! でもまたタイムリミットあるんでしょう? うう、これは幸せな泥沼。 そして知らない間にまた体使われるマサオさんの気持ちは一体!

 ああでも、蟹釜ジョーの印税を半額受け取り続けているのなら、映画化もあってまだまだすんごい額の不労所得!たまに知らない仲でもない桃地とキスしてるかもしれないのぐらい我慢してくださいって話かもです(ちゃっかり息子くんの漫画家への道も開けていたw) 可哀想な桃地にも、思い出以外の実入りは期待しちゃいけないんでしょうか?
 再来したモンスタークレーマーをぶっとばす…のはやっぱり出来なくても、「SEIKAの空」繋がりでなだめて、多分次会う時には友達みたいになっちゃってるだろう桃地くん。蟹釜ジョー/巴と出会って花ひらいたこの才能を、生かせる転職でもしてくれていたらもうちょっとモヤモヤせずにいられるのになあ。

 幸せになって桃地!

「大豆田とわ子と三人の元夫」〜最終回 ☆☆☆☆

 すごい、何も変わらなかったw
いかにも最後の男に見えたオダジョーは四人めにならず、乗っ取られかけた会社は結局無事で。押しかけてくる元夫たち、生意気な娘、とわ子社長は今日も笑顔です。

 かごめ(市川実日子)の死から一年。
やっぱり漫画賞は受賞したんですねえ。ただそこにトロフィーがあるだけで何も語られはしないのですが。思い出を語りあいたい夫その1(松田龍平)と、避けるとわ子(松たか子)の仲はギクシャク。
 そこに現れた愚痴れる相手、朝の体操で出会って一日おしゃべりしちゃうようなゆるっとした男小鳥遊(オダギリジョー)が、まさか 会社を乗っ取りに現れるとは〜! 更には、そんなことがあった翌日でも公園で会えば変わらずに話しかけてくるとはw 仕事は仕事、っていうけど普通そこまで分けられませんよ!
 それでも訥々と語られる普通じゃない生い立ちと経歴では、このルックスにして女慣れしていなさも納得で。『社長の娘と結婚しなければならない』と口説き方を とわ子に学びながらも2人の距離が縮まっていく皮肉は浪漫ちっくで見応えがありましたわ。そして結局はとわ子にプロポーズ。
 でもシンガポールで暮らさないか、って。
小鳥遊が騙してはいなくとも、小鳥遊が騙されている可能性はありありで落ち着かずに見守っていたら、そうかーお別れかー。夫その3慎森(岡田将生)が泣いて諭さずとも、とわ子さんは、憧れの家を与えてもらって
『夢が叶った』
とは思わない人なんですよ。いいなあ。

 最終回もいつもの様にバタバタと事が起きたかと思えばしんみりと語り合い。とにかくお母さんは、悩んだこともあったけれどそこまで不幸でもなく、家族のことは愛していたよってことで大丈夫ですかね。確かに私も今、そんな感じだわw
『家族を捨ててでも一緒にいたい』
と、書いた手紙を亡母が投函せずにいた相手が、まさかの女性w
そこで「恋人だったの?」と聞ける唄ちゃん(豊嶋花)は今時の子w  相手も苦笑しつつ否定はしないのがまた今時で。 でもさ、主婦が現場から逃げ出して女友達と暮らしたいって、そこに性愛はなくても成立すると思うぞ。少なくとも、自立している女友達との同居は家事半分こじゃん。 夜のおしゃべりとか、スイーツ分けっことか、噂話とか、うわあもう楽しいことばっかり☆

 一方で、不利なジェンダーと戦うのが馬鹿らしいと女医志望を辞めちゃった唄ちゃん。医者の妻になれば早いと玉の輿に目をつけた相手が……とんでもない奴だったよなあ。なんだよ16歳の今から、人を顎で使っておいて『いい奥さんになる練習』って。それは奴隷になる練習だ。
「落ちてしまえ!」
と とわ子と一緒に捨て台詞w   受験に。気が早いけど、国試にもね。
結局は唄ちゃん、また思い直して医者を目ざすそうで(あいつとは別れたのね)良かった良かった。

 1話だか2話だかの詐欺船長(斎藤工)が再登場でw 
また四人めか?と現れた同級生(竹財輝之助) もこの流れだとパイロット詐欺みたいでしたけど、今度は口説かれもせずw 

 そうだ、第一話から変わったことがありましたよ! 
慎森がお土産を買ってきた〜!!  夫三人お揃いのシャツw  なんだそのセンスw  
慎森は会社で雑談もできるようになったそうですよ! それこそ何があったんだ慎森!
夫その2(角田晃広)の器は小さいままだし、夫その1の色気はダダ漏れなままなのにw
あ、でも避けていたその1とは歩み寄り かごめの思い出話ができる様にまでなりましたっけ。そして夢想するのは、別れずに2人で唄を育てていた世界線。それだけは、他の2人とは考えないことだもの、元夫その1はやはり特別なのかな

 元夫三人で とわ子の家に上がり込んで酒飲んでw
「大豆田とわ子は最高!」って。

なんなんだこいつら、と思いながらもやっぱり私たちも思わずにはいられませんよね
「大豆田とわ子は最高!」 

「いいね!光源氏くん」(2)1、2☆☆☆

 まさかの、し〜ずん2ですw

  戻ってきたひかるくん(千葉雄大)と暮らし始める沙織どの(伊藤沙莉)しかし部屋は、光くんロスから立ち直ろうと決めた引っ越し先なのでまた1人暮らし向き、ベッドも1人用で当たり前のようにソファで寝る光くん。荷ほどきで手が触れてハッて……中学生か!

 もしや紫の上も現代に?
も大概ですが、なんと今度は頭の中将(桐山漣)のルームメイト、カイン(神尾楓珠)が消えて平安時代に。もとい
 源 氏 物 語 に !
タイムスリップ、いやワープ? とにかく行って帰ってw あろうことか紫の上(紺野彩夏)にラブ❤️

 それを聞いて「許さんぞ」と動揺する光くん、ムッとする沙織どのは
「どおーぞ奥様とお幸せにー」

 そりゃ確かに光源氏は既婚者で、しかも無職。無戸籍。運転免許も取れなければ、医療保険も持ってない。と、続編はずいぶんシビアな話になってきましたよ。そもそも「源氏物語」から抜け出てきた人も熱を出すんですね。どこにツッコめば。

 沙織どのに気持ちはあるのに未だ同衾は叶わない光くん。いつもの様に夜這いで口説けないから←そうか同居がいけないんだ! と、ヒモを脱却し別で暮らす心算はあったんですよ。でもそれと、追い出されるのとは訳が違う〜!
 更に職場では、外地帰りのイケメン同期一条(一ノ瀬颯)が猛アピール!普通に考えたら無職の既婚者よりこっち選ぶよね、と周囲。そりゃそうですけども。

 相も変わらず優雅に歌を読み、ピザ食べてコーラ飲みながら、ジャージ姿に烏帽子の光くん。沙織どのとの愛はどうなる? 

「理想のオトコ」〜6 ☆☆

「付き合ってください!  あ、今のはなかったことに…」

いや撤回はや!


 モテキのヒロイン燈子(蓮佛美沙子)ですが、候補2人が両極端w  古馴染みの志摩(味方良介)は、何年かぶりの再会で手も握ってないのに俺たち上手くいくと自信満々だし。 もう一方のミツヤス先生(安藤政信)は、さっきまで同じベッドにいたのに

「付き合ってはいません」

そのココロは、だってまだ告白してお返事もらう手順を踏んでいなかったから? 自宅に呼んで何度も抱いといて他人な方が失礼ではw   でも締め切り前の先生は、ショックで飛び出しだ燈子を追いかけて誤解を解く暇すらないのだわ。

やっとの再会は、間が悪く志摩も居合わせた三人で。そして冒頭の、ミツヤス先生渾身の交際申し込みに被せて

「僕もです! 結婚も考えています」

とか志摩が割り込んでくるから。自己評価が地にめりこんでいる先生は秒で身を引いて、でも肝心の漫画にも集中できず。原稿を描かずに燈子の肖像なんて描いていますよ…。しっかりしてよ…。

 でもなんだかんだ、幸せにする自信もないけど君がいないと漫画が描けないと泣くミツヤス先生を抱きしめて、愛する覚悟をする燈子。男の人には守ってもらうはずだったのに…?
 今期はダメ男が大流行りですね。 


 あれれ、これじゃ終っちゃう。ここからまた別れたりより戻したりして、最後はまた先生とってことになるのかな?お友達夫妻のダブル不倫もどこに落ち着くのでしょう、さて録画消化しなくては!

「ドラゴン桜(2)」〜6☆☆

 いや発達障害に夢みすぎw

 例によって煽り、罵倒し、弱みを握って東大専科の生徒を増やしw  現代風にはSNSやらYouTubeで生徒に発信させスタディアプリを使いと、デジャビュな中にも斬新さと納得がないでもない展開が続いていきます。

 生徒家族の借金を過払いで終了させるのは弁護士桜木(阿部寛)水野(長澤まさみ)の本領発揮だとして。「女に学業は不要」と退学させにきた虐待父を、あっという間に改心させたのは…簡単すぎでしょうよ!!
でも、そもそも全てが壮大なファンタジーなので、つつきだしたらキリがありません💦

 東大専科の生徒で、そこそこ脈があるのは、バトミントンで全国レベル選手だった岩崎楓(平手友梨奈)かなあ。自己肯定が強く、結果を夢見て努力する習慣と体力があるわけで。

 しかし、学内トップ藤井(鈴鹿央士)と競う新兵器が、あの虫マニア健太君(細田圭央太)て!まあ登場の瞬間からそんな役割なのは見え見えでしたが、もう少し根拠があるかと思いましたよ。え、天気をピタリ当てただけ? もっと、英語の虫図鑑与えたら丸暗記したぐらいの予兆もなく?
 ゼロから一気に論文を与えたら読んだ!って、いくら事実の表明でも、悪文も多いのが論文……💦 単語も特殊すぎて一般の辞書では誤読したり。専門辞書もセットで渡しました? 数学まで数日で独学マスターって!オタクがエロ二次創作読みたくて頑張るのと根は一緒とはいえハードル高すぎなんだけどなあ。

 ただ得意分野が抜きん出ても、読解などダメなものはダメなままなところも嘘がなくて良いですね。
彼の潜在能力に気がつかなかった担任の努力も評価はしていて(虫の標本飾るのは、殺したくない彼には逆効果だったにしろw)ナイス。どんな学力でも受け入れた校長の教育方針と、否定せずのびのびさせた教室が、彼の能力を潰さず守ったのでした。

 そして藤井だって敵ではなく生徒なのだから。今まで1人でストレスフルに勉強し、性格の悪さに拍車がかかっていたけれど、集団の勉強の楽しさを知っていく展開もエモいです。さあ、後は素直に仲間になりたいと言えよー?

 ただし、国立受験には共通試験の一次と、各校別の二次があるじゃん。
「東大では」と繰り返し語られる英語の傾向だ作文の過去問だってのは、二次試験でしょう?
そもそもきちんとオールマイティにマークシート解けないと足切りされるんですけど。そこはどうするつもりなんでしょうね。
昔の生徒の復讐より、そっちが気になりますわ

「生きるとか死ぬとか父親とか」7、8☆

 独身版「大豆田とわ子」?

 エッセイストでラジオDJもするトッキーこと蒲原トキコ(吉田羊)は、リスナーからの相談ハガキにズバッと上手いこと返す日々。聞き手の女子アナ(田中みな実)の腕前にも感謝をしつつ番組人気は安泰です。え、このラジオ、放映もされてるんだ??

 その一方で、リアル友人には『そんな簡単にはいかない』と不満を爆発されてショック。3人組で会っていて、自分にだけ事情が内緒だった?
『だってトキコは解決しようとするから』
ただ聞いて欲しいだけの時もあるのね。

 8話では、元カレ(岩崎う大)と再会。介護で東京を離れる彼を見送り。トキコを支えて専業主夫だった彼は、そうか別れたらその期間、履歴書上で空白なのか…。

 そんなアレコレがまたラジオで語るネタとなるわけで、トキコの気持ちもよく分かる。毎回何かしら気づきがあるいいドラマなのでは。1話から見ていたらもっと、タイトルにある父(國村隼)との事情もわかって深く思うところ持てそうでした。
…でもそんなにはっきり、分からなくていい気もするけどね。そこはお好みで。


 評判よろしいのに1話見逃していたなと、今更つまみ食いした感想でした。
この年代をドラマにすると、すぐ不倫だ泥沼だ年下だと大騒ぎになりがちですが「大豆田とわ子と三人の元夫」といい、淡々と仕事してる日々が描かれ始めていて良いよね。

「泣くな研修医」〜6☆☆

 1話以降まだずっと、何も出来ていないw

 重症児の親にとっては同じ「先生」でも、ペーペー研修医はろくな説明も励ましも出来ず。入院老人からの聞き取りも不成立で看護師さんに助けられ。カンファレンスで意見採用なんてとんでもない。本当に使いっ走りばかりしている印象です。一応医者なのに💦 
娘の、リアル研修医な友人はこのドラマ見ないようにしてるそうですw スーパードクター登場なら笑えてもこれは辛いらしいのね。

 でもそれでいいんだ!となるこの6話。
バリバリ鈴木先生(木南晴夏)にも研修医の時代があって、当時は中学生だった遺族の娘さんと一緒に泣くことしか出来ていなかったとか。でも娘さんはそれを素敵な思い出にしているし、今や鈴木先生は立派に最前線で命を救っていますよ。だから今は何も出来ない彼らも、いつかは一人前になっていくのでしょう。

 それまでは、痴呆のご老人と川村(野村周平)や滝谷(柄本時生)で将棋対局したり。治療は既に望めない末期癌の青年(須賀健太)を見守り、話し相手をし、最後になるだろう外出には中園(恒松祐里)が付き添い(普通の医療ドラマでは看護師がいきがち)、雨野(白濱亜嵐)は手紙や箱を託されて。
残酷にも少ない残り時間は変えられないけれど、彼らが医者である限り、見送った人々は強く焼き付いて、激務を支える糧になるのでしょう。

 癌って、旅立つ準備ができるいい病気?確かに事故で突然死ぬよりはねえ…。そんな考え方もあるんですねえ。

 雨野の幼少期、家業の飲食店が忙しい時間に倒れた兄が手当てが遅れて死亡。ちらっと出たその過去はまた改めて詳しく語られるのかも。


 
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