まだまだ弁護士ドラマに新しい切り口ってあるんですね。

ヒロイン蓮見杏子(常盤貴子)は長らくの専業主婦から、弁護士業に復帰。といっても本採用でなく、若者と一つの椅子を競うことに。しかも、復帰の理由は検察庁で特捜部長だった旦那(唐沢寿明)の逮捕。収賄は否認、不倫は認めて謝罪というスキャンダルが連日ワイドショーを賑わせ、法廷に出てもそこをつつかれ……。引け目を感じる杏子に上司(賀来千香子)は、むしろ利用しろとアドバイスをするのでした。

今回の担当は、スーパーの駐車場で娘が車から消えた、という実際にあった事件を彷彿する内容。ただしドラマ内では、人気キャスター日下部(武田鉄矢)が『母親が殺して偽装』と断定、世間から責められた母親が自殺。遺された夫が日下部を訴え、すると日下部が訴訟返しと泥沼になるのですが……。

杏子の不名誉な知名度を、どう使うのかと思いきや情報戦でしたw 
日下部の情報源が、警察でなく市民からで事実確認もしていないのかも。その確認に病院の清掃係を何人も取材し、『あの男の妻』と打ち明けて個別のネタを混ぜます。そりゃ、ワイドショーが好きでネタ投稿する人物なら食いついちゃうでしょう。そして放送内容で情報提供者を特定w 弁護士なのに身を削ってますよ~(^^;;;;) そこを、採用の競争相手(北村匠海)はズルいと言いたげですが、それぞれの立場も能力のうち。プラスかマイナスかは採用側が決めることですもんね。

日下部を名誉毀損で訴えても勝てない、『表現の自由』であらそうべきという事務所判断を渋る夫にも、『確実に金をとって娘さん捜索費にあてましょう』と、実利でアドバイスできるのも同じ親としてならでは。最初はひ弱かった弁護の声も、どんどんハリが出て弁護士らしくなってきました!

そして、引き分けになった一審判決はともかく。娘さんが連れ去られて元気でいたと、駆け寄って父娘抱き合う場面では涙が出ましたわ。生きてて良かった……!でもきっとママを探すんだろうと思うと、もうorz キャスターはもうこれで失脚だわ、ざまあ見ろ~

これから様々な事件を横軸に、旦那の収賄問題がどうのこうのなるわけでしょう。旦那も喰えないやつの様で、いろいろ裏がありそうです。
フィギュアスケートの村上佳菜子も出演と聞いてますます楽しみ。